JP3172259B2 - 光記録媒体 - Google Patents
光記録媒体Info
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- JP3172259B2 JP3172259B2 JP13790692A JP13790692A JP3172259B2 JP 3172259 B2 JP3172259 B2 JP 3172259B2 JP 13790692 A JP13790692 A JP 13790692A JP 13790692 A JP13790692 A JP 13790692A JP 3172259 B2 JP3172259 B2 JP 3172259B2
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- JP
- Japan
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- recording medium
- recording
- optical recording
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- laser
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光により情報を
記録する光情報記録媒体に関し、コンパクトディスクの
規格に準拠した再生が可能な記録媒体に係わる。
記録する光情報記録媒体に関し、コンパクトディスクの
規格に準拠した再生が可能な記録媒体に係わる。
【0002】
【従来の技術】記録可能な光情報記録媒体は、極めて広
く普及しているコンパクトディスク(以下CDと呼ぶ)
に準拠して、再生できることが望まれる。そのため多く
の検討がなされているが、その一つとして、特開平2ー
87339号に開示されている技術がある。これらは有
機色素系の記録膜と反射膜を用いて、レーザ光の入射側
に反射する光量が、CDの規格を満足する高い反射率を
得、且つ、データの再生に際しては、CDフォーマット
に準拠する出力信号が得られる記録可能な光情報記録媒
体である。
く普及しているコンパクトディスク(以下CDと呼ぶ)
に準拠して、再生できることが望まれる。そのため多く
の検討がなされているが、その一つとして、特開平2ー
87339号に開示されている技術がある。これらは有
機色素系の記録膜と反射膜を用いて、レーザ光の入射側
に反射する光量が、CDの規格を満足する高い反射率を
得、且つ、データの再生に際しては、CDフォーマット
に準拠する出力信号が得られる記録可能な光情報記録媒
体である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、より記録密度の
高い光ディスクの開発が進められており、この記録密度
を高めるため、光ビームのスポット径をより微少なもの
にしなければならない問題点があった。そのため、従来
780nmを中心とした半導体レーザから、SHG素子
等を利用して、光の波長を短くしたグリーンレーザやブ
ルーレーザを用い、これらのレーザを回折限界まで絞り
込んで、ビームスポット径を小さくして記録密度を高め
る方法が進められている。
高い光ディスクの開発が進められており、この記録密度
を高めるため、光ビームのスポット径をより微少なもの
にしなければならない問題点があった。そのため、従来
780nmを中心とした半導体レーザから、SHG素子
等を利用して、光の波長を短くしたグリーンレーザやブ
ルーレーザを用い、これらのレーザを回折限界まで絞り
込んで、ビームスポット径を小さくして記録密度を高め
る方法が進められている。
【0004】当然のことながら、記録媒体もこれらの光
の波長のビームスポットで記録できるものでなくてはな
らない。本発明は、より小さな記録スポットを用いるこ
とにより高密度化をはかる短波長のレーザで記録できる
光記録媒体を提供することにある。
の波長のビームスポットで記録できるものでなくてはな
らない。本発明は、より小さな記録スポットを用いるこ
とにより高密度化をはかる短波長のレーザで記録できる
光記録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1記載の発
明は、透光性を有する基板上に記録層が形成され、該記
録層の上に反射層が形成された光記録媒体において、前
記記録層として(2−(1´,3´−ジエチル−2´−
チオキソ−4´−オキソイミダゾリジン−5´−イリデ
ン)−3−エチルベンゾチアゾリン)を用いたことを特
徴とする。
明は、透光性を有する基板上に記録層が形成され、該記
録層の上に反射層が形成された光記録媒体において、前
記記録層として(2−(1´,3´−ジエチル−2´−
チオキソ−4´−オキソイミダゾリジン−5´−イリデ
ン)−3−エチルベンゾチアゾリン)を用いたことを特
徴とする。
【0006】
【実施例】本発明による一実施例を図1の断面構成図に
よって説明する。図において、ポリカーボネートによる
基板1の表面上に、シアニン系色素NKー2093(2
−(1′,3′−ジエチル−2′−チオキソ−4′−オ
キソイミダゾリジン−5′−イリデン)−3−エチルベ
ンゾチアゾリン)〔日本感光色素研究所製〕0.1gr
を、ジアセトンアルコール,トリフルオロエタノール叉
はその混合液3mlに溶解した色素溶液をスピンコート
法を用いて2500rpmでコートし、記録層2を形成
する。
よって説明する。図において、ポリカーボネートによる
基板1の表面上に、シアニン系色素NKー2093(2
−(1′,3′−ジエチル−2′−チオキソ−4′−オ
キソイミダゾリジン−5′−イリデン)−3−エチルベ
ンゾチアゾリン)〔日本感光色素研究所製〕0.1gr
を、ジアセトンアルコール,トリフルオロエタノール叉
はその混合液3mlに溶解した色素溶液をスピンコート
法を用いて2500rpmでコートし、記録層2を形成
する。
【0007】続いて、この記録層2の表面に、スパッタ
リング法でアルミによる反射層3を500A°成膜す
る。さらにスピンコート法によってUV樹脂をコート
し、紫外線を照射して硬化させ、保護層4を形成する。
以上の構成による光記録媒体にビームスポットを照射す
ると、図2で示すように、照射された部分は加熱溶解さ
れ、一部分解した色素とこれに接して加熱軟化した基板
材料であるポリカーボネートが相互に作用して、色素層
と基板との界面に変形部が形成され、これが記録ピット
となる。
リング法でアルミによる反射層3を500A°成膜す
る。さらにスピンコート法によってUV樹脂をコート
し、紫外線を照射して硬化させ、保護層4を形成する。
以上の構成による光記録媒体にビームスポットを照射す
ると、図2で示すように、照射された部分は加熱溶解さ
れ、一部分解した色素とこれに接して加熱軟化した基板
材料であるポリカーボネートが相互に作用して、色素層
と基板との界面に変形部が形成され、これが記録ピット
となる。
【0008】この記録媒体の色素記録層の基板側入射反
射率を図3に示す。本実施例では、最大吸収波長が短波
長レーザで記録可能な400nm台前半となり、記録レ
ーザーに488nmのアルゴンレーザーを用いた場合、
基板入射反射率はCD−WO規格の基板側入射鏡面部分
反射率Ro70%を十分に満足した値を示した。
射率を図3に示す。本実施例では、最大吸収波長が短波
長レーザで記録可能な400nm台前半となり、記録レ
ーザーに488nmのアルゴンレーザーを用いた場合、
基板入射反射率はCD−WO規格の基板側入射鏡面部分
反射率Ro70%を十分に満足した値を示した。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、短波長のレーザーを用
いた、より高密度の情報を記録できる光記録媒体を提供
することができる。
いた、より高密度の情報を記録できる光記録媒体を提供
することができる。
【図1】本発明の実施例を示す断面構成図。
【図2】本発明による実施例の記録メカニズムを示す説
明図。
明図。
【図3】本発明による実施例の特性を示す特性図。
1 基板 2 記録層 3 反射層 4 保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−173690(JP,A) 特開 昭61−109048(JP,A) 特開 昭57−73737(JP,A) 特開 平2−48653(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/26 CAPLUS(STN) REGISTRY(STN) MARPAT(STN)
Claims (1)
- 【請求項1】透光性を有する基板上に記録層が形成さ
れ、該記録層の上に反射層が形成された光記録媒体にお
いて、前記記録層として(2−(1´,3´−ジエチル
−2´−チオキソ−4´−オキソイミダゾリジン−5´
−イリデン)−3−エチルベンゾチアゾリン)を用いた
ことを特徴とする光記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13790692A JP3172259B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13790692A JP3172259B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 光記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05305772A JPH05305772A (ja) | 1993-11-19 |
JP3172259B2 true JP3172259B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=15209446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13790692A Expired - Fee Related JP3172259B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 光記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3172259B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3902523B2 (ja) * | 2002-08-05 | 2007-04-11 | 富士フイルム株式会社 | 光情報記録媒体および情報記録方法 |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP13790692A patent/JP3172259B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05305772A (ja) | 1993-11-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010313 |
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