JP3172159B2 - 電磁誘導式の流量検出器および該流量検出器を製造するための方法 - Google Patents

電磁誘導式の流量検出器および該流量検出器を製造するための方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁誘導式(ma
gnetisch−induktiv.)の流量検出器
を製造するための方法および相応して製造可能な流量検
出器に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、電磁誘導式の流量検出器
を用いて、この流量検出器の測定管を、方向付けられて
貫流する導電性の流体の容積流量を測定することができ
る。このためには、流量検出器に、電子励磁装置に結合
された磁気回路装置によって、できるだけ高い密度の磁
界が形成される。この磁界は所定の測定容積内部の流体
を所定の区分において、特に高い流速を有する範囲にお
いて、流体の流れ方向に対して直角に貫通する。この磁
界はほぼ流体の外部で閉じられる。したがって、測定管
は、測定時に磁界に不都合な影響が与えられないように
するために非強磁性材料から成っている。
【0003】磁界内での流体の自由電荷キャリヤの運動
に基づき、電磁流体力学的な原理により、測定容積内に
は規定の強さの電界が形成される。この電界は磁界に対
して直角でかつ流体の流れ方向に対して直角に延びる。
したがって、電界の方向で互いに間隔を置いて配置され
た2つの電極と、これらの電極に接続された電子評価装
置とを用いて、流体内に誘導された電圧が測定可能とな
る。この電圧は容積流量の尺度となる。誘導された電圧
を検出するためには、流体に接触する直流式(galv
anisch)の電極か、または流体に接触しない容量
式(kapazitiv)の電極が使用される。
【0004】流量検出器は、誘導された電界が流体の外
部で実質的に、両電極に接続された電子評価装置を介し
てしか閉じられないように形成されている。
【0005】測定容積内に磁界を案内しかつ有効に入力
結合させるためには、磁気回路装置が通常、2つのコイ
ルコアを有しており、両コイルコアは測定管の円周に沿
って、特に直径方向で互いに間隔を置いて配置されてい
て、それぞれ端部側の自由な端面で特に鏡像対称的に互
いに向かい合わされて配置されている。
【0006】コイルコアには、電子励磁装置に接続され
たコイル装置によって磁界が入力結合され、この場合、
磁界はコイルコアの両端面の間を貫流する流体を少なく
とも所定の区分で流れ方向に対して直角に貫通する。
【0007】このような測定管に対して要求される高い
機械的安定性に基づき、測定管は有利には、規定可能な
強度と内径とを有する外側の、特に金属製の支持管を有
しており、この支持管は内側で、規定可能な厚さの非導
電性の絶縁材料、つまりいわゆる「ライナ」で被覆され
ている。
【0008】そこで、米国特許第3213685号明細
書に記載の電磁誘導式の流量検出器の構成では:管路内
に圧力密に嵌め込み可能な、入口側の第1の端部と出口
側の第2の端部とを有する測定管が設けられており、該
測定管が、該測定管の外側の囲繞体として働く非強磁性
の支持管と、該支持管から絶縁された流動する流体を案
内するための、前記支持管の「ルーメン(Lume
n)」と呼ばれる管腔に収納された、絶縁材料から成る
管状のライナと、該ライナを安定化させるために前記ラ
イナ内に埋め込まれた支持体とを有しており、流動する
流体内に電界を誘導する磁界を発生させかつ案内するた
めの、前記測定管に配置された磁気回路装置が設けられ
ており、さらに、電界の電圧を検出するための第1の電
極と第2の電極とが設けられている。
【0009】ライナは流体から支持管を化学的に絶縁す
るために働く。高い導電率を有する支持管、特に金属製
の支持管では、ライナはさらに支持管と流体との間の電
気的な絶縁体としても働き、このような絶縁体は支持管
を経由した電界の短絡を阻止する。
【0010】したがって、支持管の適宜な設計により、
測定管の強度を、その都度の使用事例において生じる機
械的な負荷に適合させることが実現可能となり、そして
ライナによって、測定管を、その都度の使用事例に適用
される化学的な要求、特に衛生的な要求に適合させるこ
とが実現可能となる。
【0011】絶縁材料としてプラスチックから成るライ
ナは、通常、このライナ内に完全に埋め込まれた開放気
孔性の、特に金属製の支持体と共に製造される。この支
持体は、ライナを特に圧力変化および熱による体積変化
に対して機械的に安定化させるために働く。そこでたと
えば、実公昭53−51181号公報に開示されている
管状の支持体では、支持体の外周面に、ライナ材料を収
容するための複数の孔が設けられている。この支持体は
測定管内に、測定管と同軸的に導入されていて、絶縁材
料によって完全に取り囲まれている。
【0012】磁界の密度を最適化し、ひいては流量検出
器の感度を改善するためには、コイルコアの端面が、で
きるだけ大きな面積と、規定の湾曲とを有する磁極片
(Polschuhe)として形成されている。このよ
うな湾曲の適当な加工成形により、測定容積内の磁界の
密度を意図的に最適化することができる。これにより、
空間的な電界が最適化され、ひいては流体内で誘導され
た電圧と、流体の流速との関係も最適化される。
【0013】流体内での磁界の空間的な構成、ひいては
流量検出器の精度も、コイルコアの両端面の空間的な形
状の他に、特にコイルコア両端面の相互間の間隔によっ
ても規定される。両端面が互いに大きく遠ざけられて配
置されればされるほど、形成される電界はますます弱く
なると同時に、測定された電圧の、外乱、たとえば流れ
特性の変化または流体内での温度変動に対する感度もま
すます高くなる。
【0014】したがって、流量検出器の精度を高めるた
めには、コイルコアの両端面が一方では互いに最小の相
互間隔を置いて配置されなければならず、他方では両端
面の湾曲がその都度の最適な湾曲にできるだけ正確に適
合されなければならない。したがって、市販の流量検出
器では、磁極片の端面が直接にライナに載置され、かつ
ほぼライナの外側輪郭に対応して成形されるように磁極
片が形成されて、測定管に配置される(たとえば米国特
許第4825703号明細書参照)。
【0015】米国特許第5664315号明細書に記載
されている、電磁誘導式の流量検出器の測定管を製造す
るための方法では、ライナを支持管内に導入する前に、
ライナを機械的に安定化させるエキスパンデッドメタル
格子体が、前製作された支持体として取り付けられる。
ライナの導入は、液化された絶縁材料を測定管内に装入
しかつ凝固させることによって行われる。この絶縁材料
は凝固に支持体を取り囲み、こうしてライナを形成す
る。ライナを製作するためには、有利には射出成形法ま
たはトランスファ成形法が使用される。
【0016】しかし、完全に前製作されたライナを支持
管内に挿入することも汎用的に行われている。そこで特
開昭59−137822号公報に開示されている方法で
は、特殊鋼から成る管状の多孔質支持体を取り囲む、外
側および内側のプラスチックフィルムを軟化させること
によってライナが形成される。
【0017】前で説明したようなライナは、たしかに一
方では運転中に−40℃〜200℃の温度範囲において
も、相応する温度ジャンプの際に極めて高い機械的な長
時間安定性を有することが判っているが、しかし他方で
は別個に製作された支持体の、支持管への導入や、この
ような支持体の、支持管内での係止が、極めて高い製作
手間をもたらしてしまう。このような製作手間は、支持
管内における支持体の嵌合精度に課される要求が高くな
ればなるほど、ますます大きくなる。
【0018】さらに、特に支持管の内径対支持体の内径
もしくはライナの内径の比が大きく、かつ流体の流速が
小さい場合には、ライナにおけるコイルコアの載置によ
って、高められた測定誤差が生じ得ることも判ってい
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、埋め込まれた支持体を備えた電磁誘導式の流量
検出器のライナを製造するために、製造手間が減じられ
るような、電磁誘導式の流量検出器を製造するための方
法を提供することである。
【0020】さらに本発明の課題は、任意に成形された
コイルコア、特に湾曲させられた端面を備えたコイルコ
アが、規定可能な深さを有するライナの支持体内に端面
側でかつ形状接続的に嵌め込まれているような電磁誘導
式の流量検出器を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の方法では、非強磁性の支持管と、該支持管の
「ルーメン」と呼ばれる管腔もしくは中空室内に収納さ
れた、絶縁材料から成る管状のライナと、該ライナ内に
埋め込まれた開放気孔性の支持体とから成り、かつ入口
側の第1の開いた端部と、出口側の第2の開いた端部と
を有している測定管を備えた電磁誘導式の流量検出器を
製造するための方法において、該方法が以下に挙げるス
テップにより成るようにした。つまり:支持管を前製作
し、ライナの最小内径よりも大きく形成された最小直径
を有する第1の焼結心棒もしくは焼結マンドレルを支持
管のルーメンに挿入して、該ルーメン内に一時的に位置
固定し、かつ支持管を、粒状の第1の焼結原料のための
少なくとも1つの第1の装入開口を除いて焼結密に閉鎖
することにより、支持管のルーメン内に第1の焼結室を
形成し、該第1の焼結室内に第1の焼結原料を装入し
て、第1の焼結室内で第1の焼結原料を焼結し、かつ第
1の焼結マンドレルを除去することにより、支持体を直
接に支持管のルーメン内にぴたりと合うように(pas
sfoermig)形成し、最大でもライナの最小直径
に等しく形成された最小直径を有する流し込み心棒もし
くは流し込みマンドレルを、支持管のルーメン内に一時
的に位置固定し、かつ支持管を、液化された絶縁材料の
ための少なくとも1つの流し込み開口を除いて流し込み
密に閉鎖することにより、支持管のルーメン内に流し込
み室を形成し、該流し込み室内に液化された絶縁材料を
装入し、かつ該絶縁材料を支持体に侵入させて、支持管
のルーメン内で凝固させることにより、ライナを直接に
支持管のルーメン内に形成する。
【0022】さらに上記課題を解決するために本発明の
電磁誘導式の流量検出器の構成では、電磁誘導式の流量
検出器において、管路内に圧力密に嵌め込み可能な、入
口側の第1の端部と出口側の第2の端部とを有する測定
管が設けられており、該測定管が、該測定管の外側の囲
繞体として形成された非強磁性の支持管と、該支持管の
「ルーメン」と呼ばれる管腔もしくは中空室内に収納さ
れた、該支持管から絶縁された流動する流体を案内する
ための、絶縁材料から成る管状のライナと、該ライナを
安定化させるために該ライナ内に埋め込まれた開放気孔
性の支持体とを有しており、流動する流体内に電界を誘
導する磁界を発生させかつ案内するための、前記測定管
に配置された磁気回路装置が設けられており、該磁気回
路装置が、第1のコイルと、第2のコイルと、両コイル
に磁気的に結合された、少なくとも所定の区分で湾曲さ
せられた端部側の第1の端面を有する強磁性の第1のコ
イルコアと、両コイルに磁気的に結合された、少なくと
も所定の区分で湾曲させられた端部側の第2の端面を有
する強磁性の第2のコイルコアとを有しており、さら
に、電界の電圧を検出するための第1の電極と第2の電
極とが設けられており、第1のコイルコアが、該第1の
コイルコアの第1の端面を起点として延びる端部側の第
1のコイルコア区分で、支持管に設けられた第1の周壁
開口を通じて支持体に設けられた第1のコイルコア座部
もしくは第1のコイルコアシートに挿入されていて、前
記第1の端面が、第1のコイルコアシートの第1の面に
形状接続的に、つまり第1の面に嵌合するように接触し
ており、第2のコイルコアが、該第2のコイルコアの第
2の端面を起点として延びる端部側の第2のコイルコア
区分で、支持管に設けられた第2の周壁開口を通じて支
持体に設けられた第2のコイルコア座部もしくは第1の
コイルコアシートに挿入されていて、前記第2の端面
が、第2のコイルコアシートの第2の面に形状接続的
に、つまり第2の面に嵌合するように接触しているよう
にした。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、製造にかかる手間が大
きく減じられる。
【0024】本発明による方法の第1の実施態様では、
支持体の焼結後にかつ第1の流し込みマンドレルの挿入
前に、ライナの最小内径よりも大きく形成された最小直
径を有する第2の焼結マンドレルを支持管のルーメンに
挿入して、該ルーメン内に第2の焼結室が形成されるよ
うに一時的に位置固定し、支持管を、粒状の第2の焼結
原料のための少なくとも1つの装入開口を除いて焼結密
に閉鎖し、第2の焼結室内に、第2の焼結原料を装入
し、第2の焼結原料を焼結し、これによって支持体を支
持管のルーメン内で少なくとも所定の区分で増大させ、
第2の焼結マンドレルを流し込みマンドレルによって代
える、ようにした。
【0025】本発明による方法の第2の実施態様では、
第1の焼結マンドレルの挿入前に、支持管の入口側の第
1の端部に端面側で第1の拡開部を設け、かつ支持管の
出口側の第2の端部に端面側で第2の拡開部を設け、第
1の焼結原料の装入前に支持管を、支持体の焼結後に第
1の拡開部と第2の拡開部とが少なくとも部分的に満た
されるように閉鎖する、ようにした。
【0026】本発明による方法の第3の実施態様では、
第1の拡開部と第2の拡開部とを、内方に向かってホッ
パ状に先細りするように形成するようにした。
【0027】本発明による方法の第4の実施態様では第
1の焼結マンドレルの挿入前に支持管に、端部側の第1
の端面を有する強磁性の第1のコイルコアを挿入するた
めの第1の周壁開口と、端部側の第2の端面を有する強
磁性の第2のコイルコアを挿入するための第2の周壁開
口とを設け、第1の焼結原料を第1の焼結室内に装入す
る前に、前記第1の周壁開口を一時的に第1の焼結クロ
ージャによって、前記第2の周壁開口を一時的に第2の
焼結クロージャによって、それぞれ焼結密に閉鎖する、
ようにした。
【0028】本発明による方法の第5の実施態様では、
第1の周壁開口と第2の周壁開口とを焼結密に閉鎖する
ために、支持体が焼結後に両周壁開口を少なくとも部分
的に満たすように成形されている焼結クロージャを使用
するようにした。
【0029】本発明による方法の第6の実施態様では、
第1の周壁開口と第2の周壁開口とを焼結密に閉鎖する
ために、それぞれ焼結後に、第1のコイルコアの第1の
端面から出発した端部側の第1のコイルコア区分を挿入
するための、前記第1の周壁開口から出発した第1のコ
イルコアシートと、第2のコイルコアの第2の端面から
出発した端部側の第2のコイルコア区分を挿入するため
の、前記第2の周壁開口から出発した第2のコイルコア
シートとが支持体に加工成形されるように成形されてい
る焼結クロージャを使用する、ようにした。
【0030】本発明による方法の第7の実施態様では、
第1の周壁開口と第2の周壁開口とを焼結密に閉鎖する
ために、それぞれ1つのコイルコアが一時的に挿入され
ている焼結クロージャを使用し、ただしこの場合、焼結
後に第1のコイルコアが第1のコイルコアシートに嵌合
し、かつ該第1のコイルコアシートが第1のコイルコア
区分を形状接続的に、つまり嵌合に基づく係合により、
少なくとも部分的に取り囲むように、第1のコイルコア
を加工成形して、第1の焼結クロージャ内に挿入し、か
つ焼結後に第2のコイルコアが第2のコイルコアシート
に嵌合し、かつ該第2のコイルコアシートが第2のコイ
ルコア区分を形状接続的に、つまり嵌合に基づく係合に
より、少なくとも部分的に取り囲むように、第2のコイ
ルコアを加工成形して、第2の焼結クロージャ内に挿入
する、ようにした。
【0031】本発明による方法の第8の実施態様では、
少なくとも所定の区分において湾曲させられた端面を備
えたコイルコアを使用するようにした。
【0032】本発明による方法の第9の実施態様では、
第1の磁極片もしくは第2の磁極片として形成されてい
る端部側のコイルコア区分を備えたコイルコアを使用す
るようにした。
【0033】本発明による方法の第10の実施態様で
は、焼結された端部側のコイルコア区分を備えたコイル
コアを使用するようにした。
【0034】本発明による方法の第11の実施態様で
は、液化された絶縁材料を流し込み室に装入する前に、
前記第1の周壁開口を一時的に第1の流し込みクロージ
ャによって、前記第2の周壁開口を一時的に第2の流し
込みクロージャによって、それぞれ流し込み密に、しか
も絶縁材料が両周壁開口を少なくとも部分的に満たすよ
うに閉鎖するようにした。
【0035】本発明による方法の第12の実施態様で
は、第1の周壁開口と第2の周壁開口とを流し込み密に
閉鎖するために、それぞれ絶縁材料を凝固させた後に、
ライナ内にコイルコアを挿入するための第1のコイルコ
アシートと第2のコイルコアシートとが加工成形される
ように成形されている流し込みクロージャを使用するよ
うにした。
【0036】本発明による方法の第13の実施態様では
第1の周壁開口と第2の周壁開口とを流し込み密に閉鎖
するために、それぞれ一方のコイルコアが一時的に挿入
されている流し込みクロージャを使用し、ただしこの場
合、絶縁材料の凝固後に第1のコイルコアが第1のコイ
ルコアシートに嵌合して、絶縁材料が第1のコイルコア
区分を形状接続的に少なくとも部分的に取り囲むよう
に、第1のコイルコアを加工成形して、第1の流し込み
クロージャ内に挿入し、かつ絶縁材料の凝固後に第2の
コイルコアが第2のコイルコアシートに嵌合して、絶縁
材料が第2のコイルコア区分を形状接続的に少なくとも
部分的に取り囲むように、第2のコイルコアを加工成形
して、第2の流し込みクロージャ内に挿入する、ように
した。
【0037】本発明による方法の第14の実施態様で
は、液化された絶縁材料の装入前に、円筒状の第1のコ
イルを第1のコイルコアに配置し、円筒状の第2のコイ
ルを第2のコイルコアに配置し、第1の周壁開口と第2
の周壁開口とを流し込み密に閉鎖するために、それぞれ
1つのコイルを備えたそれぞれ1つのコイルコアが一時
的に挿入されている流し込みクロージャを使用し、この
場合、絶縁材料の凝固後に第1のコイルが絶縁材料内に
埋め込まれるように、第1のコイルを備えた第1のコイ
ルコアを成形して、第1の流し込みクロージャに挿入
し、かつ絶縁材料の凝固後に第2のコイルが絶縁材料内
に埋め込まれるように、第2のコイルを備えた第2のコ
イルコアを成形して、第2の流し込みクロージャに挿入
する、ようにした。
【0038】本発明による方法の第15の実施態様で
は、第1の焼結マンドレルの挿入前に支持管に、第1の
電極を挿入するための第3の周壁開口と、第2の電極を
挿入するための第4の周壁開口とを設け、第1の焼結マ
ンドレルの挿入後に、第3の周壁開口を第3の焼結クロ
ージャによって、第4の周壁開口を第4の焼結クロージ
ャによって、それぞれ焼結密に一時的に閉鎖する、よう
にした。
【0039】本発明による方法の第16の実施態様で
は、第3の周壁開口と第4の周壁開口とを焼結密に閉鎖
するために、第3の焼結クロージャと第4の焼結クロー
ジャとが焼結時に支持管のルーメン内に突入するように
成形されかつ寸法設定されている第3の焼結クロージャ
と第4の焼結クロージャとを使用するようにした。
【0040】本発明による方法の第17の実施態様で
は、第3の周壁開口と第4の周壁開口とを焼結密に閉鎖
するために、第3の焼結クロージャと第4の焼結クロー
ジャとが焼結時にそれぞれ第1の焼結マンドレルにまで
到達するように成形されかつ寸法設定されている第3の
焼結クロージャと第4の焼結クロージャとを使用するよ
うにした。
【0041】本発明による方法の第18の実施態様で
は、液化された絶縁材料の装入前に、第3の周壁開口を
第3の流し込みクロージャによって、第4の周壁開口を
第4の流し込みクロージャによって、それぞれ流し込み
密に、しかも絶縁材料が第3の周壁開口と第4の周壁開
口とを凝固に少なくとも部分的に満たすように一時的に
閉鎖するようにした。
【0042】本発明による方法の第19の実施態様で
は、第3の周壁開口と第4の周壁開口とを流し込み密に
閉鎖するために、それぞれ1つの電極が一時的に挿入さ
れている第3の流し込みクロージャと第4の流し込みク
ロージャとを使用し、ただしこの場合、絶縁材料を凝固
させた後に第1の電極がライナ内に嵌め込まれかつ絶縁
材料が第1の電極を所定の区分で形状接続的に取り囲む
ように第1の電極を加工成形して、第3の流し込みクロ
ージャ内に挿入し、かつ絶縁材料を凝固させた後に第2
の電極がライナ内に嵌め込まれかつ絶縁材料が第2の電
極を所定の区分で形状接続的に取り囲むように第2の電
極を加工成形して、第4の流し込みクロージャ内に挿入
する、ようにした。
【0043】本発明による方法の第20の実施態様で
は、特殊鋼から成る支持管を使用するようにした。
【0044】本発明による方法の第21の実施態様で
は、第1の焼結原料として、焼結青銅を使用するように
した。
【0045】本発明による方法の第22の実施態様で
は、絶縁材料としてポリフルオロカーボンを使用するよ
うにした。
【0046】本発明による方法の第23の実施態様で
は、絶縁材料の装入および凝固を、トランスファ成形
法、圧縮成形法または射出成形法により行うようにし
た。
【0047】次に、本発明による流量検出器の第1の実
施態様では、第1のコイルコアシートが第1のコイルコ
ア区分を、もしくは第2のコイルコアシートが第2のコ
イルコア区分を、それぞれ少なくとも所定の区分で形状
接続的に取り囲んでいるようにした。
【0048】本発明による流量検出器の第2の実施態様
では、第1のコイルコア区分もしくは第2のコイルコア
区分が、磁極片状に形成されているようにした。
【0049】本発明による流量検出器の第3の実施態様
では、支持体が、焼結された成形部材であるようにし
た。
【0050】本発明による流量検出器の第4の実施態様
では、ライナが、第1のコイルコアと第2のコイルコア
とを少なくとも所定の区分で形状接続的に取り囲む流し
込み成形部材または射出成形部材であるようにした。
【0051】本発明による流量検出器の第5の実施態様
では、第1のコイルが第1のコイルコアに、もしくは第
2のコイルが第2のコイルコアにそれぞれ配置されてい
て、少なくとも部分的にライナの絶縁材料内に埋め込ま
れているようにした。
【0052】本発明の基本思想は、支持体とライナと
を、前製作されたコンポーネントとして支持管内に挿入
するのではなく、直接に支持管内に、つまり現場で(i
n situ)製造することにある。
【0053】本発明の別の基本思想は、一方ではコイル
コアの端面を広い範囲内で任意に、特に磁極片として形
成し、ひいては流体内の磁界を最適化すると同時に、他
方では支持体に、それぞれコイルコアの端面の形状と一
致する形状を有する、コイルコアを挿入するためのコイ
ルコア座部もしくはコイルコアシートを設けることにあ
る。
【0054】本発明による方法の利点は、支持体を実際
に、支持管のそれぞれ任意に成形された「ルーメン」と
呼ばれる管腔もしくは中空室内にぴたりと固着するよう
に簡単に導入することができることである。支持管に端
面側の拡開部を付加的に導入しかつこれらの拡開部を支
持体のための材料で満たすことにより、支持体を、ひい
てはライナをも、支持管内で簡単にセンタリングしかつ
係止することができる。
【0055】本発明による方法の別の利点は、ライナ
が、埋め込まれた支持体と共に既に最終的な形状および
位置で製作され、したがって両構成部分には実際に、そ
れぞれ必要とされる、特に別の構成部分をも取り囲む空
間形状が与えられ得ることにある。したがって、既に支
持体の焼結時およびライナの絶縁材料の装入・凝固時
に、コイルコアのための正確に嵌合するコイルコアシー
トもしくは電極のための貫通案内部をライナに加工成形
することができる。この場合、貫通案内部は必要に応じ
て、内側でライナの絶縁材料によってカバーされてい
る。コイルコアもしくは装着されたコイルを備えたコイ
ルコアが既に絶縁材料の装入前に支持管に配置される
と、これらのコイルコアはやはりライナの製作中に絶縁
材料内に完全にまたは部分的に埋め込み可能となる。
【0056】強磁性の焼結材料を支持体内へ、しかも流
量検出器の運転中に測定管の内部への磁界の入力結合を
行いたい範囲において適宜に埋め込むことによって、磁
極片は直接にライナに組込み可能となる。互いに異なる
透磁性を有する複数の強磁性の焼結材料が使用される
と、流量検出器の運転中に形成される磁界の空間的もし
くは三次元的な形成に影響を与えることが可能となり、
ひいては磁界の空間的もしくは三次元的な形成が最適化
可能となる。
【0057】さらに、本発明による方法の利点は、ライ
ナが支持体と共に任意の公称内径のために実質的に技術
的な過剰手間なしに、任意の厚さおよび長さで、つまり
それぞれ必要とされる機械的な強度および形状安定性を
有して形成可能となることにもある。すなわち、一回の
焼結では機械的な強度を得るために不十分である場合に
は、支持体を複数回焼結させることができるわけであ
る。しかし、順次に「現場で(in−situ)」製造
された複数の焼結層から支持体を形成することもでき
る。
【0058】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面につき詳しく説明する。
【0059】図1には、電磁誘導式の流量検出器を長手
方向で断面した斜視図が示されており、図2には、この
流量検出器の主要部分の横断面図が示されている。この
流量検出器は、流動する流体を案内するための、予め規
定可能な形状および寸法を有する真っ直ぐな測定管1
と、この測定管1に配置された、磁界を流体に通して案
内するための磁気回路装置2と、同じく測定管1に配置
された、流体に誘導された電圧を測定するための電極装
置3とを有している。
【0060】この流量検出器を、流体により貫流可能な
管路内に圧力密に嵌め込むためには、測定管1が入口側
の第1の端部と、出口側の第2の端部とを有している。
【0061】測定管1は、予め規定可能なルーメン(L
umen)を有する支持管11と、予め規定可能な内径
を有する絶縁材料から成る管状のライナ12と、このラ
イナ12内に埋め込まれた、予め規定可能な細孔サイズ
および厚さを有する開放気孔性(offenpori
g)の支持体13とを有している。やはり管状に形成さ
れたこの支持体13は、特に流動する流体の−40℃〜
200℃の温度で0〜40バール(bar)の圧力範囲
で、ライナ12を機械的に安定化するために働く。
【0062】支持管11はライナ12と、このライナ1
2に埋め込まれた支持体13とを同軸的に取り囲んでお
り、これによって支持管11は測定管1の、形状を付与
しかつ形状を安定化する外側の囲繞体として働く。
【0063】図1および図2に示したように、測定管1
は、支持管11もしくは支持体13が内側で完全にライ
ナ12によって覆われ、ひいてはライナ12だけが、測
定管1を貫流する流体によって湿潤されるように形成さ
れている(米国特許第3213685号明細書参照)。
【0064】図3〜図8には、製造時の種々の方法ステ
ップにおける流量検出器のその都度の時点の状態が縦断
面図で示されている。
【0065】図3には、支持管11が本発明による方法
の開始時の状態で図示されている。支持管11は鋳造部
品として廉価に製造されると有利である。この鋳造部品
はあとから、たとえばフライス加工、旋削加工および/
または穿孔加工のような切削加工法によって仕上げ加工
される。しかし当然ながら、支持管11を専ら切削加工
法によるか、または当業者に知られた別の管製造方法に
よって製作することもできる。支持管11のための材料
としては、流量検出器において汎用されている全ての特
殊鋼、特に合金の特殊鋼および高合金の特殊鋼が使用さ
れる。しかし、別の非強磁性合金、たとえば銅合金、チ
タン合金またはニッケル合金、あるいはまた適当なプラ
スチック、たとえばガラス繊維強化プラスチックを使用
することもできる。
【0066】図1に示したように、支持体13は管状体
である。この管状体は、予め規定可能な粒度を有する粒
状の焼結原料の現場焼結(In−situ−Sinte
rn)によって、つまり最終的な組込み形状および組込
み位置における焼結によって、支持管11内にぴたりと
固着するように製造される。
【0067】図4に示したように、支持体13を焼結さ
せるためには、支持管11のルーメンに第1の焼結マン
ドレル411が導入され、そして支持管11のルーメン
に一時的に位置固定される。この場合、支持管11に対
して同軸的に延びる、規定可能な第1の焼結容積を有す
る第1の焼結室41が形成される。第1の焼結マンドレ
ル411は2つの部分マンドレルから成っており、両部
分マンドレルは、支持管11への導入後に両部分マンド
レルが各端面同士で突き合わされるように形成されてい
る。しかし当然ながら、第1の焼結マンドレル411が
適当な手段で1つの部分から一体に形成されていてもよ
い。
【0068】第1の焼結マンドレル411は有利には長
手方向軸線に対して回転対称的に形成されていて、ライ
ナ12の規定可能な内径よりも大きな最小直径と、支持
管11の最大内径よりも小さな最大直径とを有してい
る。しかし当然ながら、第1の焼結マンドレル411は
必要に応じて非回転対称的に、たとえば楕円形または角
柱形に形成されていてもよい。
【0069】たとえば10〜20mmの小さな公称径に
おいて通常行われているように、支持体13が、それぞ
れ入口側の端部と出口側の端部とから測定管の内部に向
かって円錐状またはホッパ状に先細りになって形成され
ている場合には、第1の焼結マンドレル411は、対応
して円錐状またはホッパ状に形成された2つの部分マン
ドレルから成っている。その場合、両部分マンドレルは
支持管11への導入後に、それぞれその小さい方の端面
で互いに突き合わされる。
【0070】第1の焼結マンドレル411の導入後に、
支持管11は、焼結原料のための装入開口だけが残るよ
うに閉鎖される。この装入開口はこの場合、支持管11
の唯一つの開かれたままの端部によって形成されると有
利である。第1の焼結マンドレル411の位置固定およ
び第1の焼結室41の閉鎖は通常、端部側の第1のフラ
ンジ412によって行われる。図4に示したように、第
1の焼結マンドレル411が第2の端部でも、端部側の
第2のフランジ413によって位置固定される場合に
は、両フランジ412,413のうちのいずれか一方の
フランジが、相応する装入開口414を有していると有
利である。粒度、焼結容積および装入開口を、焼結原料
が第1の焼結室41内に装入可能となるように設定する
ことは当然である。
【0071】第1の焼結室41の閉鎖後に、この第1の
焼結室41は図4に概略的に図示されているように、焼
結原料で充填される。その後に、第1の焼結室41内の
焼結原料が焼結され、これにより、支持体13が支持管
11のルーメンにぴたりと合うように形成される(図5
参照)。場合によっては、支持管11は焼結前に完全に
密に閉鎖される。
【0072】焼結原料としては、特に焼結青銅(Sin
terbronze)から成る金属粒子が使用される。
しかし、別の材料、たとえば焼結ガラス粒子、焼結セラ
ミック粒子または焼結可能な特に表面金属構造化(表面
金属被覆)されたプラスチック粒子を使用することもで
きる。
【0073】流量検出器の運転時に、たとえば支持体1
3と支持管11との熱膨張差に基づき、特に支持体13
の内部で最大許容可能な量を超過する機械的な応力が予
想され得る場合には、このような機械的な応力を減少さ
せるための手段が必要となる。
【0074】このために本発明の1つの構成では、支持
体13が、互いに異なる熱膨張率を有する少なくとも2
つの管状の部分支持体から成っており、これらの部分支
持体は互いに同軸的に配置されていて、摩擦接続的に互
いに結合されている。
【0075】このような少なくとも2つの部分支持体か
ら成る支持体13を製作するために、本発明による方法
の1つの実施態様では、図6に示したように、焼結のた
めに使用された第1の焼結マンドレル411の代わり
に、第2の焼結マンドレル421が使用される。この第
2の焼結マンドレル421は一時的に支持管11のルー
メンに位置固定され、この場合、第2の焼結マンドレル
421と、既に焼結された支持体13との間に、支持管
11のルーメンの長手方向軸線と同軸的に整合した、予
め規定可能な第2の焼結容積を有する第2の焼結室42
が形成される。第2の焼結マンドレル421はこの場
合、必要に応じて第1の焼結マンドレル411と同様に
2つの部分から形成されていてよい。
【0076】第2の焼結マンドレル421は、ライナ1
2の最小内径よりも大きな最小直径と、第1の焼結マン
ドレル411の最大直径よりも小さな最大直径とを有し
ている。
【0077】第2の焼結マンドレル421の導入後に、
支持管11は先に行われた焼結の場合と同様に、たとえ
ばフランジ412,413によって焼結密に閉鎖され
る。その後に、第2の焼結室42が第2の焼結原料で特
に完全に充填され、支持管11はその後に場合によって
は完全に密に閉鎖される。引き続き、第2の焼結室42
内の第2の焼結原料が焼結され、これによって実際には
互いに同軸的な2つの部分支持体から成る、補強された
支持体13が製作される。
【0078】2つまたはそれ以上の部分支持体から成る
支持体13のこのような構成は、たとえば測定管1内の
温度分布を最適化するために、または支持体13の電磁
特性を最適化するためにも役立つことができる。
【0079】図1および図2に示したように、測定管1
は内部でライナ12でライニングされており、この場
合、支持体13と支持管11とは流量検出器の運転中
に、測定管1を貫流する流体から完全に絶縁されてい
る。
【0080】ライナ12は図7に示したように、支持体
13の製作後に、やはり直接に支持管11内で、液化さ
れた絶縁材料を装入しかつ凝固させることにより製造さ
れる。このことは、有利には汎用のトランスファ成形
法、圧縮成形法または射出成形法で行われる。
【0081】このために絶縁材料としては、支持管11
内への導入のために少なくとも1回だけ液化することの
できる、電磁誘導式の流量検出器においてライナ12の
ために汎用的に使用される全てのプラスチック、たとえ
ば熱可塑性樹脂、特にフッ素含有の熱可塑性樹脂または
ポリオレフィン、または熱硬化性樹脂、特に注型用樹脂
またはポリウレタンを使用することができる。
【0082】ライナ12を製造するためには、焼結時に
使用された第1の焼結マンドレル411もしくは第2の
焼結マンドレル421が流し込みマンドレル511によ
って代えられる。この流し込みマンドレル511は一時
的に支持管11のルーメン内に位置固定され、この場
合、流し込みマンドレル511と支持体13との間に、
支持管11のルーメンの長手方向軸線と同軸的に整合す
る、予め規定可能な流し込み容積を有する流し込み室5
1が形成される。流し込みマンドレル511は、凝固後
の流し込み容積の収縮を考慮して、最大でもライナ12
の規定された内径に等しく設定された直径を有する円筒
体として形成されていると有利である。
【0083】第1の流し込みマンドレル511の導入後
に、支持管11は流し込み密に閉鎖され、この場合、液
化された絶縁材料のための流し込み開口しか残らない。
流し込みマンドレル511の位置固定および支持管11
の閉鎖は、汎用の形式で端部側の第3のフランジ512
もしくは第4のフランジ513を用いて行われる。この
場合、両フランジのうちのたとえば一方のフランジが、
相応する流し込み開口514を有している。
【0084】支持管11の閉鎖後に、流し込み室51内
には、液化された絶縁材料が装入される。装入された絶
縁材料は支持体13に形成された気孔に侵入して、支持
体13を満たす。
【0085】絶縁材料の装入は、流し込み室51と支持
体13とが完全に絶縁材料で満たされるまで行われると
有利であるが、しかし少なくとも流し込み室51が完全
に絶縁材料で満たされ、かつ支持体13が少なくとも部
分的に絶縁材料で満たされるまで行なわれればよい。こ
れにより、絶縁材料は凝固後に支持体13の少なくと
も、流量検出器の運転時に流体に向けられる内側の面を
完全にカバーする。
【0086】絶縁材料は装入後に凝固させられ、これに
よってライナ12は埋め込まれた支持体13と共に支持
管11のルーメン内に、このライナ12が支持体13と
支持管11とを流体から絶縁するようにぴたりと密着し
て形成される。
【0087】支持管11は、入口側の第1の端部に導入
された端面側の第1の拡開部111と、出口側の第2の
端部に導入された第2の拡開部112とを有していると
有利である。両拡開部111,112は図1もしくは図
3に示したように、区分毎に内方に向かって円錐状に先
細りになるように形成されている。しかし、両拡開部は
真っ直ぐな円筒状の形状を有していてもよい。
【0088】両拡開部111,112は焼結時に焼結原
料によって少なくとも部分的に満たされており、しかも
この場合、焼結された支持体13が支持管11と緊定さ
れ、ひいては付加的に位置固定されている(図5参
照)。
【0089】両拡開部111,112は、ライナ12が
支持体13を両拡開部111,112の範囲で部分的に
取り囲み、ひいては支持体13を端部側で実質的に完全
にカバーするように支持体13によって満たされている
と有利である(図7および図8)。
【0090】気孔サイズをライナ12の絶縁材料に最適
に適合させ、かつ第1の焼結容積もしくは第2の焼結容
積に対する、焼結された支持体13の容積収縮を減少さ
せるために、本発明による方法の別の実施態様では、種
々の焼結原料および/または互いに異なる粒度から成
る、焼結可能な適当な混合物も使用可能である。
【0091】流体を所定の区分で貫通する磁界を発生さ
せかつ案内するために、図1および図2に示した流量検
出器は磁気回路装置2を有している。この磁気回路装置
2は円筒状の第1のコイル21と、円筒状の第2のコイ
ル22とを有しており、両コイルはそれぞれ強磁性の第
1のコイルコア23もしくは強磁性の第2のコイルコア
24を取り囲んでいる。第1のコイルコア23もしくは
第2のコイルコア24は、それぞれ予め規定可能な形状
を有する端部側の自由な第1の端面232もしくは第2
の端面242を備えている。
【0092】渦電流を抑圧するためには、コイルコア
が、唯一つの薄板成形部材または電気的に互いに絶縁さ
れた複数の積層された薄板成形部材のパッケージとして
形成されていると有利である(実公平2−28406号
公報または米国特許第4641537号明細書参照)。
【0093】測定管1の外側で、両コイルコア23,2
4は各端面232;242とは反対の側の端部で、予め
規定可能な長さおよび形状を有する同じく強磁性の帰路
形成体(図示しない)に結合されている。通常、帰路形
成体は両側で外部から測定管1に巻き付けられている
(米国特許第4641537号明細書参照)。
【0094】本発明のさらに別の実施態様では、両コイ
ルコア23,24が、薄板成形部材の代わりに、少なく
とも片側で、焼結された強磁性材料、特に表面金属構造
化もしくは表面金属被覆されたプラスチック粒子から成
っている。
【0095】両コイル21,22はそれぞれ、各コイル
コア23,24を同軸的に取り囲む管状の第1のコイル
枠体25もしくは第2のコイル枠体26に巻き付けられ
ていると有利である。しかし、両コイル21,22は自
己支持力を有するように形成されているか、またはコイ
ル枠体25,26内に少なくとも部分的に埋め込まれて
いてもよい。2つのコイルを備えた磁気回路装置の他
に、3つ以上のコイルを備えた磁気回路装置も汎用され
ている(JP−A3−218414もしくは特開平3−
218414号公報参照)。
【0096】測定運転時では、両コイル21,22が、
予め規定可能な電流強さを有する電流を発生させるため
の電子励磁装置に接続されていて、この電流によって通
電されている。これにより、2つの部分磁界が発生し、
両部分磁界は所属のコイルコア23,24の各端面23
2,242にほぼ面垂直に交差して、このときに1つの
合成磁界を発生させるように方向付けられて互いに重畳
し合う。この合成磁界は、測定容積内を流れる流体を所
定の区分で流体の流れ方向に対して直角に貫通する。電
子励磁装置としては、公知先行技術に記載されている回
路装置を使用することができる。
【0097】コイルコア23,24を収容するために
は、測定管1が、第1のコア23を端面側で挿入するた
めの第1のコイルコアシート14と、第2のコイルコア
24を端面側で挿入するための第2のコイルコアシート
15とを有していると有利である。
【0098】両コイルコアシート14,15は、コイル
コア23,24の各端面231;241に形状接続的に
接触する、つまり各端面231;241に嵌合する第1
の面もしくは第2の面を有していると有利である。この
第1の面もしくは第2の面には、それぞれ所属するコイ
ルコア23,24が面接触する。
【0099】両コイルコア23,24をコイルコアシー
ト14,15に挿入するためには、支持管11が側方の
第1の周壁開口113と、側方の第2の周壁開口114
とを備えている。両周壁開口113,114は有利には
互いに同じ形状を有していて、支持管11における1つ
の円周線に沿って互いに間隔を置いて配置されているの
で、特に両周壁開口113,114は直径方向で互いに
向かい合って位置している。
【0100】両コイルコア23,24は各周壁開口11
3;114を通じて測定管1内に挿入されて、互いに位
置調整されており、この場合、コイルコア23,24の
両端面231,241は同一の円周線に沿って互いに間
隔を置いて配置されて、特に互いに直径方向で間隔を置
いてかつ鏡像対称的に向かい合って位置する。しかし、
周壁開口113,114もしくは両端面231,241
は、測定管1の円周線の1つの弦に沿って互いに間隔を
置いてかつ/または非鏡像対称的に測定管1に配置され
ていてもよい(特開平3−218414号公報参照)。
【0101】コイルコア23,24を挿入するために
は、当然ながら、コイルコア23,24が容易に貫通す
るように周壁開口113,114が寸法設定されていな
ければならない。
【0102】周壁開口113,114は第1の焼結マン
ドレル411の挿入前に支持管11に設けられて、支持
体13のための焼結原料の装入・焼結時では、第1の焼
結クロージャ415もしくは第2の焼結クロージャ41
6によって焼結密に閉鎖される(図4参照)。
【0103】両焼結クロージャ415,416は、図5
に示したように支持体13が両周壁開口113,114
を少なくとも部分的に満たすように形成されていると有
利である。周壁開口113,114の充填は、たとえば
支持体13が側方で周壁開口113,114に接触し
て、付加的に係止されるように行われる。
【0104】必要に応じて、両周壁開口113,114
はライナ12のための液化された絶縁材料の装入・凝固
時では、図7に示したように第1の流し込みクロージャ
515もしくは第2の流し込みクロージャ516によっ
て流し込み密に閉鎖され得る。
【0105】測定容積における磁界の空間的な形成、ひ
いては当該流量検出器の精度も、コイルコアの端面の相
互間隔によって一緒に決定される。相互間隔を置いて配
置されるコイルコアの端面が互いに接近すればするほ
ど、測定容積はますます小さくなり、かつ励磁が同じで
あるとすると、電界は特に高い流速を有する流体の範囲
でますます強く形成されるようになる。相応して、たと
えば流れ特性の変化または温度変動に起因した、流体内
の妨害因子が、流量検出器を用いて得られる測定信号に
与える影響は減少する。それと同時に、測定したい容積
流量の変化に対する流量検出器の感度は増大する。両端
面ができるだけ互いに接近して向かい合って位置してい
ると、感度は最適となる。
【0106】流量検出器の感度を増大させるためには、
図1および図2に示したように、第1のコイルコアシー
ト14と第2のコイルコアシート15とが支持体13
に、予め規定可能な深さで加工成形されており、この場
合、両コイルコアシート14,15の面は予め規定可能
な間隔を置いて互いに背中合わせで位置するようにな
る。これにより、コイルコア23,24はその端面23
1,241に隣接した端部側の第1のコイルコア区分2
32もしくは第2のコイルコア区分242で、対応する
コイルコアシート14;15内に挿入可能となり、ひい
てはコイルコア23,24の端面231,241は、支
持体13の選択された肉厚さとは事実上無関係となる予
め規定可能な相互間隔を置いて測定管1に位置決め可能
となる。
【0107】流体中での磁界の空間的な形成、ひいては
当該流量検出器の感度はさらに、端面の適当な成形、特
に湾曲させられた成形によって最適化可能となる。測定
のためにできるだけコンパクトな測定容積が有利とされ
る場合には、コイルコアの端面231,241が測定管
1の内室もしくはルーメンに対してそれぞれ凸面状に湾
曲させられていてよく、しかもこの場合、ライナ12の
内径の半分の値よりも小さな曲率半径で湾曲させられて
いてよい。その他の場合には、曲率半径を相応して大き
く設定することができる。
【0108】したがって、流量検出器の感度をさらに増
大させるためには、両端面231,241と、これらの
端面231,241にそれぞれ隣接した端部側のコイル
コア区分232,242とが、図2に示したように予め
規定可能な形状および単位面積を有する磁極片の形に形
成されている。その場合、両端面231,241は有利
には湾曲させられた形状を有していて、測定管1の内室
もしくはルーメンに対して凸面状に延びる均一な曲率を
有している。
【0109】形状接続的な(つまりコイルコアに嵌合す
る)コイルコアシート14,15が支持体13に嵌め込
まれている場合には、両焼結クロージャ415,416
は、焼結原料に接触しかつ挿入されるべきコイルコア区
分232,242の形状に対応して形成されている面を
有している。このことは同じく、流し込みクロージャ5
15,516およびこれらの流し込みクロージャの、液
化された絶縁材料に接触する面についても云える。
【0110】両焼結クロージャ415,416および/
または両流し込みクロージャ515,516が、挿入さ
れるべきコイルコア区分232,242の形状に対応し
て加工成形されていることに基づき、ぴたりと嵌合する
コイルコアシート14;15が支持体13に簡単に加工
成形可能となる。
【0111】焼結クロージャ415,416および流し
込みクロージャ515,516のこのような加工成形は
特に有利には、コイルコア23;24を焼結前に焼結ク
ロージャ415;416に一時的に挿入し(図4参
照)、かつ液化された絶縁材料の装入前に流し込みクロ
ージャ515;516に一時的に挿入する(図7参照)
ことによって実現可能である。これにより、コイルコア
23,24は測定管1の完成後に支持体13とライナ1
2とに段部側で、特に形状接続的に、つまり嵌合に基づ
く係合により、かつ摩擦接続的に嵌め込まれている。
【0112】したがって、任意に成形されたコイルコ
ア、特に湾曲させられた端部側の自由端面を有するコイ
ルコアも、容易にかつ事実上任意の深さにまで支持体1
3内に挿入可能となる。コイルコア23,24は既に焼
結のために支持管11内に位置決めされるので、これら
のコイルコア23,24を支持管11のルーメンからも
支持管11に挿入することができる。
【0113】コイルコア23;24が、対応する流し込
みクロージャ515;516内に一時的に挿入される場
合には、コイル21;22が絶縁材料の装入前にコイル
コア23;24に配置されると有利である。流し込みク
ロージャ515,516は、図7に示したようにポット
状に加工成形されており、この場合、絶縁材料は支持体
13と周壁開口113,114とを通って支持管11か
ら流出し、絶縁材料の凝固後にコイル21;22が少な
くとも部分的に絶縁材料内に埋め込まれて、これによっ
て実際にコイル枠体25;26が形成される(図8参
照)。支持体13の気孔が周壁開口113,114の十
分に迅速な充填を可能にしない場合には、有利には焼結
時に、適当な通過通路を支持体13に設けることができ
る。
【0114】コイルコア23,24があとから挿入され
る場合には、コイルコアシート14,15の形状および
大きさは、対応するコイルコア23;24が容易に嵌め
込まれ得るように形成されていなければならない。
【0115】ライナ12をさらいに安定化させるために
は、両周壁開口113,114の製作時に、周壁開口1
13,114に付加的なウェブおよび段部を加工成形す
ることができる。その場合、これらのウェブおよび段部
に支持体13もしくはライナ12が支持される。
【0116】流体中で誘導された電圧を検出するために
は、図1および図2に示したように流量検出器が、測定
管1に取り付けられたセンサ装置もしくは電極装置3を
有している。この電極装置3は第1の電極31と第2の
電極32とを有している。これらの電極は有利にはロッ
ド状に形成されていて、冒頭で説明した誘導された電圧
を検出するための第1の電極ヘッド311および第2の
電極ヘッド321と、センサ装置もしくは電極装置3を
電子評価装置に接続するために働く第1の電極軸部31
2および第2の電極軸部322とを備えている。
【0117】両電極31,32は図2に示したように直
流式(galvanisch)の電極または容量式(k
apazitiv)の電極であってもよい。
【0118】したがって、支持管11はさらに、電極3
1;32を挿入するための側方の第3の周壁開口115
もしくは第4の周壁開口116を備えている。
【0119】第3の周壁開口115および第4の周壁開
口116は、各電極軸部312;322の最大直径より
も大きな内径を有している。第3の周壁開口115およ
び第4の周壁開口116は有利には同じ形状を有してい
て、かつ有利には直径方向で互いに向かい合って位置し
ており、この場合、支持管11の、第3の周壁開口11
5と第4の周壁開口116とを結ぶ直径は、支持管11
の、第1の周壁開口113と第2の周壁開口114とを
結ぶ直径に対して直角に延びている。
【0120】当然ながら、電極31,32は必要に応じ
て、特に2つよりも多い電極が設けられている場合に
は、これらの電極が直径方向で互いに向かい合って位置
しないような相互間隔を置いて測定管1に配置され得
る。このことは、たとえば基準電位のための付加的な電
極が設けられている場合に云えるか、または測定管1の
水平な組込み位置において測定管1内の流体の最低充填
レベルを監視するための電極が設けられている場合に云
える。
【0121】ロッド状の電極31,32をあとから測定
管1に挿入するためには、第3の周壁開口115と第4
の周壁開口116とが、第1の焼結マンドレル411の
挿入後に第3の焼結マンドレル(図示しない)もしくは
第4の焼結マンドレル(図示しない)によって焼結密に
閉鎖される。第3の周壁開口115および第4の周壁開
口116の閉鎖は、第3の焼結マンドレルと第4の焼結
マンドレルとが第1の焼結マンドレル411にまで到達
し、これによって支持体13の焼結後に第3の周壁開口
115と第4の周壁開口116とが支持体13内に一貫
して続いているように行われると有利である(図2参
照)。このとき、第3の焼結マンドレルおよび第4の焼
結マンドレルは、それぞれ第1の電極軸部もしくは第2
の電極軸部の最大直径よりも少なくとも少しだけ大きく
形成された最小直径を有している。
【0122】図2に示したように直流式の電極が使用さ
れる場合に、第3の周壁開口115および第4の周壁開
口116と、これらの周壁開口の、支持体内に続いた部
分とは、絶縁材料の装入のために第3の流し込みクロー
ジャもしくは第4の流し込みクロージャによって流し込
み密に閉鎖され、この場合、有利には、絶縁材料の凝固
後に測定管1が、第3の周壁開口115もしくは第4の
周壁開口116から出発して、第1の電極貫通案内部も
しくは第2の電極貫通案内部を有している。
【0123】第3の周壁開口115および第4の周壁開
口116の流し込み密な閉鎖は、前記電極貫通案内部が
その内側で、予め規定可能な最小厚さで絶縁材料によっ
て完全に覆われて、ひいては既にライナ12の製作時
に、あとから挿入したい電極のための電気的に絶縁され
た電極貫通案内部が形成されるように行われると有利で
ある。第3の流し込みクロージャもしくは第4の流し込
みクロージャはこの場合、流し込み容積の収縮を考慮し
て適宜に形成されていなければならず、この場合、絶縁
材料を凝固させた後に、既に電極軸部312,322に
ぴたりと対応する電極貫通案内部が測定管1に加工成形
されていなければならない。
【0124】容量式の電極が使用される場合には、流し
込みクロージャは特に有利には、電極31,32が絶縁
材料の装入・凝固の後に、既にその最終的な組込み位置
で測定管1に配置されて、このときライナ12の絶縁材
料によって支持体13と支持管11とに対して、さらに
運転時では流体に対しても、完全に電気的に絶縁される
ように流し込みクロージャに電極31,32が挿入され
ることによって形成可能である。
【0125】電極軸部312,322は電極貫通案内部
の内部に有利には少なくとも所定の区分で角柱体形に、
特に直方体形に形成されており、これにより電極31,
32は対応工具なしに測定管1のルーメンに容易に組付
け可能となる。
【0126】2つよりも多い電極が使用される場合に
は、対応する電極開口の焼結密な閉鎖もしくは流し込み
密な閉鎖が、支持体の焼結前もしくは絶縁材料の装入前
に同じく、対応する流し込みクロージャもしくは焼結ク
ロージャを用いて行われる。
【0127】現場焼結も、支持管11もしくはライナ1
2内への絶縁材料の導入も、測定管1の上記コンポーネ
ント、つまり支持管11、支持体13およびライナ12
のうちの常に1つのコンポーネントだけの組織において
再結晶プロセスを得るための熱的な方法であるので、加
工順序に基づき、支持管11の軟化温度(Entfes
tigungstemperatur)は支持体13の
軟化温度よりも高く設定されていなければならず、支持
体13の軟化温度はライナ12の溶融温度よりも高く設
定されていなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁誘導式の流量検出器を長手方向で断面した
斜視図である。
【図2】電磁誘導式の流量検出器の主要部分の横断面図
である。
【図3】コイルコアおよび電極を挿入するための周壁開
口を備えた支持管の縦断面図である。
【図4】図3に示した支持管を、支持管内への焼結材料
の装入過程で示す縦断面図である。
【図5】図3に示した支持管を、支持体と、この支持体
内に焼結固定されたコイルコアとを備えた状態で示す縦
断面図である。
【図6】図5に示した支持管を、支持管内への別の焼結
材料の装入過程で示す縦断面図である。
【図7】図5に示した支持管を、支持管内への絶縁材料
の装入過程で示す縦断面図である。
【図8】電磁誘導式の流量検出器の縦断面図である。
【符号の説明】
1 測定管、 2 磁気回路装置、 3 電極装置、
11 支持管、 12ライナ、 13 支持体、 1
4,15 コイルコアシート、 21,22コイル、
23,24 コイルコア、 25,26 コイル枠体、
31,32電極、 41 第1の焼結室、 42 第
2の焼結室、 51 流し込み室、111,112 拡
開部、 113,114 周壁開口、 115,116
周壁開口、 231,241 端面、 232,242
コイルコア区分、 311,321 電極ヘッド、
312,322 電極軸部、 411 焼結マンドレ
ル、 412,413 フランジ、 414 装入開
口、 415,416焼結クロージャ、 421 焼結
マンドレル、 511 流し込みマンドレル、 51
2,513 フランジ、 514 流し込み開口、 5
15,516流し込みクロージャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アントニオ マグリオッカ スイス国 バーゼル ガースシュトラー セ 66 (56)参考文献 特開 平5−99715(JP,A) 特開 平9−126846(JP,A) 特開 昭59−137822(JP,A) 特開 昭61−170617(JP,A) 実開 平1−134221(JP,U) 実公 昭53−51181(JP,Y2) 米国特許4825703(US,A) 米国特許3213685(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/58

Claims (30)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非強磁性の支持管(11)と、該支持管
    (11)の「ルーメン」と呼ばれる管腔もしくは中空室
    内に収納された、絶縁材料から成る管状のライナ(1
    2)と、該ライナ(12)内に埋め込まれた開放気孔性
    の支持体(13)とから成り、かつ入口側の第1の開い
    た端部と、出口側の第2の開いた端部とを有している測
    定管(1)を備えた電磁誘導式の流量検出器を製造する
    ための方法において、該方法が以下に挙げるステップ、
    つまり:支持管(11)を前製作し、 ライナ(12)の最小内径よりも大きく形成された最小
    直径を有する第1の焼結マンドレル(411)を支持管
    (11)のルーメンに挿入して、該ルーメン内に一時的
    に位置固定し、かつ支持管(11)を、粒状の第1の焼
    結原料のための少なくとも1つの第1の装入開口(41
    4)を除いて焼結密に閉鎖することにより、支持管(1
    1)のルーメン内に第1の焼結室(41)を形成し、 該第1の焼結室(41)内に第1の焼結原料を装入し
    て、第1の焼結室(41)内で第1の焼結原料を焼結
    し、かつ第1の焼結マンドレル(411)を除去するこ
    とにより、支持体(13)を直接に支持管(11)のル
    ーメン内にぴたりと合うように形成し、 最大でもライナ(12)の最小直径に等しく形成された
    最小直径を有する流し込みマンドレル(511)を、支
    持管(11)のルーメン内に一時的に位置固定し、かつ
    支持管(11)を、液化された絶縁材料のための少なく
    とも1つの流し込み開口(514)を除いて流し込み密
    に閉鎖することにより、支持管(11)のルーメン内に
    流し込み室(51)を形成し、 該流し込み室(51)内に液化された絶縁材料を装入
    し、かつ該絶縁材料を支持体(13)に侵入させて、支
    持管(11)のルーメン内で凝固させることにより、ラ
    イナ(12)を直接に支持管(11)のルーメン内に形
    成するより成ることを特徴とする、電磁誘導式の流量検
    出器を製造するための方法。
  2. 【請求項2】 支持体(13)の焼結後にかつ第1の流
    し込みマンドレル(511)の挿入前に、ライナ(1
    2)の最小内径よりも大きく形成された最小直径を有す
    る第2の焼結マンドレル(421)を支持管(11)の
    ルーメンに挿入して、該ルーメン内に第2の焼結室(4
    2)が形成されるように一時的に位置固定し、 支持管(11)を、粒状の第2の焼結原料のための少な
    くとも1つの装入開口を除いて焼結密に閉鎖し、 第2の焼結室(42)内に、第2の焼結原料を装入し、 第2の焼結原料を焼結し、これによって支持体(13)
    を支持管(11)のルーメン内で少なくとも所定の区分
    で増大させ、 第2の焼結マンドレル(421)を流し込みマンドレル
    (511)によって代える、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 第1の焼結マンドレル(411)の挿入
    前に、支持管(11)の入口側の第1の端部に端面側で
    第1の拡開部(111)を設け、かつ支持管(11)の
    出口側の第2の端部に端面側で第2の拡開部(112)
    を設け、 第1の焼結原料の装入前に支持管(11)を、支持体
    (13)の焼結後に第1の拡開部(111)と第2の拡
    開部(112)とが少なくとも部分的に満たされるよう
    に閉鎖する、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 第1の拡開部(111)と第2の拡開部
    (112)とを、内方に向かってホッパ状に先細りする
    ように形成する、請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 第1の焼結マンドレル(411)の挿入
    前に支持管(11)に、端部側の第1の端面(231)
    を有する強磁性の第1のコイルコア(23)を挿入する
    ための第1の周壁開口(113)と、端部側の第2の端
    面(241)を有する強磁性の第2のコイルコア(2
    4)を挿入するための第2の周壁開口(114)とを設
    け、 第1の焼結原料を第1の焼結室(41)内に装入する前
    に、前記第1の周壁開口(113)を一時的に第1の焼
    結クロージャ(415)によって、前記第2の周壁開口
    (114)を一時的に第2の焼結クロージャ(416)
    によって、それぞれ焼結密に閉鎖する、請求項1から3
    までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 第1の周壁開口(113)と第2の周壁
    開口(114)とを焼結密に閉鎖するために、支持体
    (13)が焼結後に両周壁開口(113,114)を少
    なくとも部分的に満たすように成形されている焼結クロ
    ージャ(415,416)を使用する、請求項5記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 第1の周壁開口(113)と第2の周壁
    開口(114)とを焼結密に閉鎖するために、それぞれ
    焼結後に、 第1のコイルコア(23)の第1の端面(231)から
    出発した端部側の第1のコイルコア区分(232)を挿
    入するための、前記第1の周壁開口(113)から出発
    した第1のコイルコアシート(14)と、 第2のコイルコア(24)の第2の端面(241)から
    出発した端部側の第2のコイルコア区分(242)を挿
    入するための、前記第2の周壁開口(114)から出発
    した第2のコイルコアシート(15)とが支持体(1
    3)に加工成形されるように成形されている焼結クロー
    ジャ(415,416)を使用する、請求項5または6
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 第1の周壁開口(113)と第2の周壁
    開口(114)とを焼結密に閉鎖するために、それぞれ
    1つのコイルコア(23;24)が一時的に挿入されて
    いる焼結クロージャ(415,416)を使用し、ただ
    しこの場合、焼結後に第1のコイルコア(23)が第1
    のコイルコアシート(14)に嵌合し、かつ該第1のコ
    イルコアシート(14)が第1のコイルコア区分(23
    2)を形状接続的に少なくとも部分的に取り囲むよう
    に、第1のコイルコア(23)を加工成形して、第1の
    焼結クロージャ(415)内に挿入し、かつ焼結後に第
    2のコイルコア(24)が第2のコイルコアシート(1
    5)に嵌合し、かつ該第2のコイルコアシート(15)
    が第2のコイルコア区分(242)を形状接続的に少な
    くとも部分的に取り囲むように、第2のコイルコア(2
    4)を加工成形して、第2の焼結クロージャ(416)
    内に挿入する、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも所定の区分において湾曲させ
    られた端面(231,241)を備えたコイルコア(2
    3,24)を使用する、請求項7または8記載の方法。
  10. 【請求項10】 第1の磁極片もしくは第2の磁極片と
    して形成されている端部側のコイルコア区分(232,
    242)を備えたコイルコア(23,24)を使用す
    る、請求項7から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 焼結された端部側のコイルコア区分
    (232,242)を備えたコイルコア(23,24)
    を使用する、請求項7から10までのいずれか1項記載
    の方法。
  12. 【請求項12】 液化された絶縁材料を流し込み室(5
    1)に装入する前に、前記第1の周壁開口(113)を
    一時的に第1の流し込みクロージャ(515)によっ
    て、前記第2の周壁開口(114)を一時的に第2の流
    し込みクロージャ(516)によって、それぞれ流し込
    み密に、しかも絶縁材料が両周壁開口(113,11
    4)を少なくとも部分的に満たすように閉鎖する、請求
    項5から11までのいずれか1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 第1の周壁開口(113)と第2の周
    壁開口(114)とを流し込み密に閉鎖するために、そ
    れぞれ絶縁材料を凝固させた後に、ライナ(12)内に
    コイルコア(23,24)を挿入するための第1のコイ
    ルコアシート(14)と第2のコイルコアシート(1
    5)とが加工成形されるように成形されている流し込み
    クロージャ(515,516)を使用する、請求項12
    記載の方法。
  14. 【請求項14】 第1の周壁開口(113)と第2の周
    壁開口(114)とを流し込み密に閉鎖するために、そ
    れぞれ一方のコイルコア(23;24)が一時的に挿入
    されている流し込みクロージャ(515,516)を使
    用し、ただしこの場合、 絶縁材料の凝固後に第1のコイルコア(23)が第1の
    コイルコアシート(14)に嵌合して、絶縁材料が第1
    のコイルコア区分(232)を形状接続的に少なくとも
    部分的に取り囲むように、第1のコイルコア(23)を
    加工成形して、第1の流し込みクロージャ(515)内
    に挿入し、かつ絶縁材料の凝固後に第2のコイルコア
    (24)が第2のコイルコアシート(15)に嵌合し
    て、絶縁材料が第2のコイルコア区分(242)を形状
    接続的に少なくとも部分的に取り囲むように、第2のコ
    イルコア(24)を加工成形して、第2の流し込みクロ
    ージャ(516)内に挿入する、請求項12または13
    記載の方法。
  15. 【請求項15】 液化された絶縁材料の装入前に、円筒
    状の第1のコイル(21)を第1のコイルコア(23)
    に配置し、円筒状の第2のコイル(22)を第2のコイ
    ルコア(24)に配置し、 第1の周壁開口(113)と第2の周壁開口(114)
    とを流し込み密に閉鎖するために、それぞれ1つのコイ
    ル(21;22)を備えたそれぞれ1つのコイルコア
    (23;24)が一時的に挿入されている流し込みクロ
    ージャ(515,516)を使用し、 この場合、絶縁材料の凝固後に第1のコイル(21)が
    絶縁材料内に埋め込まれるように、第1のコイル(2
    1)を備えた第1のコイルコア(23)を成形して、第
    1の流し込みクロージャ(515)に挿入し、かつ絶縁
    材料の凝固後に第2のコイル(22)が絶縁材料内に埋
    め込まれるように、第2のコイル(22)を備えた第2
    のコイルコア(24)を成形して、第2の流し込みクロ
    ージャ(516)に挿入する、請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 第1の焼結マンドレル(411)の挿
    入前に支持管(11)に、第1の電極(31)を挿入す
    るための第3の周壁開口(115)と、第2の電極(3
    2)を挿入するための第4の周壁開口(116)とを設
    け、 第1の焼結マンドレル(411)の挿入後に、第3の周
    壁開口(115)を第3の焼結クロージャ(417)に
    よって、第4の周壁開口(116)を第4の焼結クロー
    ジャ(418)によって、それぞれ焼結密に一時的に閉
    鎖する、請求項1から15までのいずれか1項記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 第3の周壁開口(115)と第4の周
    壁開口(116)とを焼結密に閉鎖するために、第3の
    焼結クロージャ(417)と第4の焼結クロージャ(4
    18)とが焼結時に支持管(11)のルーメン内に突入
    するように成形されかつ寸法設定されている第3の焼結
    クロージャ(417)と第4の焼結クロージャ(41
    8)とを使用する、請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 第3の周壁開口(115)と第4の周
    壁開口(116)とを焼結密に閉鎖するために、第3の
    焼結クロージャ(417)と第4の焼結クロージャ(4
    18)とが焼結時にそれぞれ第1の焼結マンドレル(4
    11)にまで到達するように成形されかつ寸法設定され
    ている第3の焼結クロージャ(417)と第4の焼結ク
    ロージャ(418)とを使用する、請求項17記載の方
    法。
  19. 【請求項19】 液化された絶縁材料の装入前に、第3
    の周壁開口(115)を第3の流し込みクロージャ(5
    17)によって、第4の周壁開口(116)を第4の流
    し込みクロージャ(518)によって、それぞれ流し込
    み密に、しかも絶縁材料が第3の周壁開口(115)と
    第4の周壁開口(116)とを凝固に少なくとも部分的
    に満たすように一時的に閉鎖する、請求項17または1
    8記載の方法。
  20. 【請求項20】 第3の周壁開口(115)と第4の周
    壁開口(116)とを流し込み密に閉鎖するために、そ
    れぞれ1つの電極(31,32)が一時的に挿入されて
    いる第3の流し込みクロージャ(517)と第4の流し
    込みクロージャ(518)とを使用し、ただしこの場
    合、 絶縁材料を凝固させた後に第1の電極(31)がライナ
    (12)内に嵌め込まれかつ絶縁材料が第1の電極(3
    1)を所定の区分で形状接続的に取り囲むように第1の
    電極(31)を加工成形して、第3の流し込みクロージ
    ャ(517)内に挿入し、かつ絶縁材料を凝固させた後
    に第2の電極(32)がライナ(12)内に嵌め込まれ
    かつ絶縁材料が第2の電極(32)を所定の区分で形状
    接続的に取り囲むように第2の電極(32)を加工成形
    して、第4の流し込みクロージャ(518)内に挿入す
    る、請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 特殊鋼から成る支持管(11)を使用
    する、請求項1から20までのいずれか1項記載の方
    法。
  22. 【請求項22】 第1の焼結原料として、焼結青銅を使
    用する、請求項1から21までのいずれか1項記載の方
    法。
  23. 【請求項23】 絶縁材料としてポリフルオロカーボン
    を使用する、請求項1から22までのいずれか1項記載
    の方法。
  24. 【請求項24】 絶縁材料の装入および凝固を、トラン
    スファ成形法、圧縮成形法または射出成形法により行
    う、請求項1から23までのいずれか1項記載の方法。
  25. 【請求項25】 電磁誘導式の流量検出器において、 管路内に圧力密に嵌め込み可能な、入口側の第1の端部
    と出口側の第2の端部とを有する測定管(1)が設けら
    れており、 該測定管(1)が、該測定管(1)の外側の囲繞体とし
    て形成された非強磁性の支持管(11)と、該支持管
    (11)の「ルーメン」と呼ばれる管腔もしくは中空室
    内に収納された、該支持管(11)から絶縁された流動
    する流体を案内するための、絶縁材料から成る管状のラ
    イナ(12)と、該ライナ(12)を安定化させるため
    に該ライナ(12)内に埋め込まれた開放気孔性の支持
    体(13)とを有しており、 流動する流体内に電界を誘導する磁界を発生させかつ案
    内するための、前記測定管(1)に配置された磁気回路
    装置(2)が設けられており、 該磁気回路装置(2)が、第1のコイル(21)と、第
    2のコイル(22)と、両コイル(21,22)に磁気
    的に結合された、少なくとも所定の区分で湾曲させられ
    た端部側の第1の端面(231)を有する強磁性の第1
    のコイルコア(23)と、両コイル(21,22)に磁
    気的に結合された、少なくとも所定の区分で湾曲させら
    れた端部側の第2の端面(241)を有する強磁性の第
    2のコイルコア(24)とを有しており、 さらに、電界の電圧を検出するための第1の電極(3
    1)と第2の電極(32)とが設けられており、 第1のコイルコア(23)が、該第1のコイルコア(2
    3)の第1の端面(231)を起点として延びる端部側
    の第1のコイルコア区分(232)で、支持管(11)
    に設けられた第1の周壁開口(113)を通じて支持体
    (13)に設けられた第1のコイルコアシート(14)
    に挿入されていて、前記第1の端面(231)が、第1
    のコイルコアシート(14)の第1の面に形状接続的に
    接触しており、 第2のコイルコア(24)が、該第2のコイルコア(2
    4)の第2の端面(241)を起点として延びる端部側
    の第2のコイルコア区分(242)で、支持管(11)
    に設けられた第2の周壁開口(114)を通じて支持体
    (13)に設けられた第2のコイルコアシート(15)
    に挿入されていて、前記第2の端面(241)が、第2
    のコイルコアシート(15)の第2の面に形状接続的に
    接触していることを特徴とする、電磁誘導式の流量検出
    器。
  26. 【請求項26】 第1のコイルコアシート(14)が第
    1のコイルコア区分(232)を、もしくは第2のコイ
    ルコアシート(15)が第2のコイルコア区分(24
    2)を、それぞれ少なくとも所定の区分で形状接続的に
    取り囲んでいる、請求項25記載の流量検出器。
  27. 【請求項27】 第1のコイルコア区分(232)もし
    くは第2のコイルコア区分(242)が、磁極片状に形
    成されている、請求項25または26記載の流量検出
    器。
  28. 【請求項28】 支持体(13)が、焼結された成形部
    材である、請求項25から27までのいずれか1項記載
    の流量検出器。
  29. 【請求項29】 ライナ(12)が、第1のコイルコア
    (23)と第2のコイルコア(24)とを少なくとも所
    定の区分で形状接続的に取り囲む流し込み成形部材また
    は射出成形部材である、請求項25から28までのいず
    れか1項記載の流量検出器。
  30. 【請求項30】 第1のコイル(21)が第1のコイル
    コア(23)に、もしくは第2のコイル(22)が第2
    のコイルコア(24)にそれぞれ配置されていて、少な
    くとも部分的にライナ(12)の絶縁材料内に埋め込ま
    れている、請求項29記載の流量検出器。
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