JP3172113B2 - 高密度極細メタルファイバー・ワープの筬通し用ワープ仕掛装置 - Google Patents

高密度極細メタルファイバー・ワープの筬通し用ワープ仕掛装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタルファイバー
・ワープの仕掛装置の改良、更に詳しくは、極細のメタ
ルファイバーを用いて高密度のメッシュ織物を製織する
際の準備工程に使用する高密度極細メタルファイバー・
ワープを仕掛準備して高密度リードに自動筬通しするた
めのワープ仕掛装置であって、ワープビームから引き出
される多数本の高密度極細メタルファイバー・ワープを
梳き揃えて整然かつ均一なテンションにセットすること
ができる高密度極細メタルファイバー・ワープに好適の
ワープ仕掛装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、自動車部品、エレクトロニクス部
品、航空機部品などの分野においては極細のメタルファ
イバーで製織した高密度メッシュ織物に対する需要が高
まっている。特に、自動車の燃料噴射装置に使用する高
密度メッシュ織物は、燃焼効率を向上させるのに極めて
重要な部品であって、更なる燃焼効率向上の要請から、
メタルファイバー製のメッシュ織物のより一層の高密度
化が求められている。
【0003】ところで、極細で高密度のメッシュ織物を
製造する場合には、径が数十ミクロン単位の極細のメタ
ルファイバーを方眼目盛状に経・緯に正確に直交させて
製織する必要がある。そして、かゝる極細メタルファイ
バーの高密度メッシュ織物を製織では様々の準備作業で
あり、ワープビーム(Warp Beam) から非常に多数本の極
細メタルファイバー・ワープを密集状態のシート状に引
き出して、これら各々の極細メタルファイバー・ワープ
を高密度リード (Reed) の筬目に一本ずつ引き通すとい
う筬通し作業が必須である。
【0004】従来、このような引き出し・筬通し作業
は、一般的には熟練者が手作業でしている。その作業を
説明すると、次のとおりである。まず、ヘルド(Heald)
と高密度リードとを並設した作業スタンドを挟み、ヘル
ド側とリード側に作業者が2人1組となって向かい合
う。そして、ヘルド側の作業者がワープビームに連なる
メタルファイバー・ワープのシートの中から一本を選ん
でヘルドの孔に通し、そのワープを更に引き出してリー
ド側の作業者に手渡す。次に、リード側の作業者は高密
度リードの筬目を拡大鏡で覗きながら、目標とする筬目
の両側の筬羽を針で拡げ、その拡げた筬目に前記ワープ
を引き通すという作業を行う。そして、このようなヘル
ド通しと筬通しとの連繋作業を根気強く続けて、ワープ
ビームに巻かれた非常に多数の高密度極細メタルファイ
バー・ワープの筬通し作業が行われているのである。
【0005】このため、上記の如きメタルファイバー・
ワープの一連の通し作業には熟練工が少なくとも2人以
上必要であって、その作業は、これら熟練工にとって非
常に骨の折れる緻密で丹念な作業である。かゝる作業の
負担を少しでも軽減すべく、本件発明者は嘗て高精度の
自動筬通し機を提案したのであり、この自動筬通し機を
利用することによって、高密度極細メタルファイバー・
ワープの筬通し作業を自動化を実現して作業能率の大幅
に向上に貢献した。
【0006】しかしながら、径が数十ミクロンの極細メ
タルファイバー・ワープは、著しくスナール(Snarl)が
発生し易いのに加えて、そのようなメタルファイバーは
無理なテンションが加わると、塑性変形により伸びて元
の長さに戻らず、最悪のときにはメタルファイバー自体
が切れてしまうという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の極細
メタルファイバー・ワープを高密度に自動筬通ししよう
とすると上記の如き問題があったのに鑑みて為されたも
のであり、ワープビームから引き出される多数本の高密
度極細メタルファイバー・ワープを梳き揃えて整然かつ
均一なテンションにセットできる高密度極細メタルファ
イバー・ワープに好適の高密度極細メタルファイバー・
ワープの筬通し用ワープ仕掛装置を提供することを目的
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者が上記技術的課
題を解決するために採用した手段を、添附図面を参照し
て説明すれば、次のとおりである。
【0009】即ち、本発明は、高密度リードRに極細メ
タルファイバー・ワープW・W・・・・を自動筬通しする際
に用いる自動筬通し機Dの附帯機器であって、ワープビ
ームBから密集状態で引き出される多数本の高密度極細
メタルファイバー・ワープW・W・・・・を、一旦水平な状
態に梳き揃えて均一なテンションのシート状に保持する
高密度ワープ保持機構1、および同ワープ保持機構1に
梳き揃え状態に保持された前記高密度極細メタルファイ
バー・ワープW・W・・・・のシート列を、高密度リードR
と平行になる如く並立状態で自動筬通し機Dにセットす
るセッティング機構2とを包含して成り、かつ、前記ワ
ープ保持機構1を、ワープビームBに臨向するごとく配
設されたローラー11と;このローラー11の近傍に配設さ
れ、ワープビームBから密集状態で引き出されてくる多
数本の高密度極細メタルファイバー・ワープW・W ・・・・
を水平な状態に梳き揃える梳し部材12と;この梳し部材
12によって梳き揃えられた高密度極細メタルファイバー
・ワープW・W ・・・・ のシート列全体を挟着するバークリ
ップ13と;このバークリップ13が突端に装着されてお
り、前記高密度極細メタルファイバー・ワープW・W ・・
・・ が引き出される方向に対して起伏自在に配設された進
退ロッド14と;この進退ロッド14を、正逆回転すること
によって水平方向に進退移動せしめるサーボモータ16と
を用いて構成するという手段を採用することによって、
上記課題を解決した点に特徴がある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添附図面に示す実
施形態に基いて更に詳しく説明する。なお、図1は本発
明の実施形態であるワープ仕掛装置にメタルファイバー
・ワープを仕掛けて水平方向に保持した状態を示した側
面説明図、図2は図1の本実施形態ワープ仕掛装置の平
面図、図3は図1の本実施形態ワープ仕掛装置の背面
図、図4は図1の本実施形態ワープ仕掛装置の水平保持
状態からメタルファイバー・ワープを垂直方向に立ち上
がらせた状態を示した側面説明図、図5は図4の本実施
形態ワープ仕掛装置を自動筬通し機に連結した状態を示
した側面説明図である。
【0011】まず、本発明の実施形態のワープ仕掛装置
を図1〜図3に基いて説明する。図中、符号Wで指示す
るものは、高密度メッシュ織物の経方向に平行に配列さ
れるべきメタルファイバー・ワープであり、高密度メッ
シュ織物における経組織を構成する。このメタルファイ
バー・ワープWは、径が約20ミクロンの極細のステンレ
スファイバーから成り、このステンレスファイバーの極
細ワープWが何万本という単位でワープビームBに巻い
てあり、このワープビームBがビームシャフトBsの回り
に回動自在にビームキャリアCに載置されている。そし
て、このように非常に多数本の極細メタルファイバー・
ワープW・W・・・・が、平行に配列された状態で前記ワー
プビームBからシート状に引き出されてシート列とな
る。
【0012】符号1で指示するものは、前記メタルファ
イバー・ワープW・W・・・・をワープビームBから所要長
さだけ引き出して、一旦水平な状態に梳き揃えてシート
状に保持するワープ保持機構である。このワープ保持機
構1は、本実施形態ワープ仕掛装置を構成する装置フレ
ームFの前部にワープビームBに臨向可能なるごとく配
設された丸棒状のローラー11と;このローラー11の近傍
に配設され、ワープビームBから密集状態で引き出され
てくる多数本の高密度極細メタルファイバー・ワープW
・W・・・・を水平な状態に梳き揃える梳し部材12と;この
梳し部材12にて梳き揃えられた高密度極細メタルファイ
バー・ワープW・W・・・・のシート列全体を挟着するバー
クリップ13と;このバークリップ13が突端に装着されて
おり、前記高密度極細メタルファイバー・ワープW・W
・・・・が引き出される方向と当該装置フレームFの支柱と
の間で起伏自在に配設されている進退ロッド14と;この
進退ロッド14の所定位置に設けられたウォームギヤ(図
示せず)、および同ギヤに噛合するウォームホイル(図示
せず)を内蔵したギヤボックス15と;このギヤボックス
15に内蔵された前記ウォームホイルを正逆回転させて前
記進退ロッド14を、水平方向に進退移動せしめる正逆回
転可能なサーボモータ16とをとから構成されている。な
お、前記バークリップ13は進退ロッド14の先端から脱着
自在である。
【0013】このように構成されたワープ保持機構1に
より、多数本のメタルファイバー・ワープW・W・・・・の
全幅を同時に均一なテンションでワープビームBから徐
々に引き出しながら、当該ワープW・W・・・・を水平な状
態に梳き揃えてシート状に保持することができる。な
お、本実施形態の梳し部材12としては、前リードを使用
しており、この前リードの両端が装置フレームF上にフ
リーな状態でセットしてあって、その両端が前記ワープ
W・W・・・・の引き出し方向に所定範囲だけスライド移動
可能になっている。このスライド移動可能な前リードに
より、前記ワープW・W・・・・同士の縺れを効果的に梳き
解すことができる。梳し部材12として、上端が開放され
たコーム(Comb)を採用してもよい。また、前記進退ロ
ッド14の前後端近傍の装置フレームFにはリミットスイ
ッチ(図示せず)が各々設置してあり、メタルファイバ
ー・ワープW・W・・・・の水平方向の限界引き出し量を確
実に制御可能となっている。
【0014】符号2で指示するものは、前記メタルファ
イバー・ワープW・W・・・・がシート状に水平保持された
シート列を垂直方向に立ち上がらせてセットするセッテ
ィング機構である。このセッティング機構2は、装置フ
レームFの後部に配設された円柱状のローラー21と、前
記バークリップ13を掴持する部材であって、装置フレー
ムFの上方後部に配設されたクリップ保持部22と、この
クリップ保持部22の中央および両端近傍に連結固定され
た3個のジャッキ23・23・23とから構成されている。こ
れらの各ジャッキ23を駆動させることにより、バークリ
ップ13を介してクリップ保持部22に挟着されているシー
ト列のテンションを、その全幅に亙って垂直方向に微調
整することができる。
【0015】符号3で指示するものは、前記装置フレー
ムFの底部に配設されたベースである。このベース3の
下面にはキャスター31・31・・・・が付設してあり、装置フ
レームF自体が移動可能となっている。符号4で指示す
るものは、前記ベース3の前部に連結固定されたビーム
用ベースである。このビーム用ベース4には、ワープビ
ームBが回動自在に載置してあるビームキャリアC全体
をそのまま搭載可能である。前記ビーム用ベース4にも
ベース3と同様、キャスター41・41・・・・が付設してあ
り、これらのキャスター31・31・・・・41・41・・・・によっ
て、ワープビームBが搭載された状態の装置フレームF
を工場内の作業し易い広い場所へ自在に移動することが
できる。
【0016】符号5で指示するものは、前記装置フレー
ムFを自動筬通し機Dに連結するための連結フックであ
る。この連結フック5は、装置フレームFの後部に揺動
可能に配設してあり、自動筬通し機Dの棒状連結部Jに
引っ掛けて連結することができる。筬通し作業の前の準
備工程であるメタルファイバー・ワープW・W・・・・の仕
掛作業時には、連結フック5を外してワープ仕掛装置本
体を作業し易い場所に移動し、筬通し作業時には、連結
フック5を連結部Jに引っ掛けてワープ仕掛装置本体を
自動筬通し機Dにドッキングする。
【0017】符号6で指示するものは、綾組を行うため
のヘルドである。このヘルド6は従来公知のものを使用
しており、下部に設けたジャッキ機構(図示せず)にて
ヘルド6を上下動させることにより、綾組を行うことが
できる。
【0018】つぎに、図1に示す本実施形態ワープ仕掛
装置の水平保持状態からシート列を垂直方向に立ち上が
らせて自動筬通し機Dにセットする操作について図4お
よび図5に基いて説明する。なお、本実施形態の自動筬
通し機Dにおいては、高密度メッシュ織物の製織に対応
可能な1インチ当り300 羽以上の高密度リードRを使用
しており、この高密度リードRを垂直方向に立てた状態
で自動筬通し機Dに設置してある。
【0019】図4においては、多数本のメタルファイバ
ー・ワープW・W・・・・が成すシート列を図1の水平状態
から垂直方向に立ち上がらせた状態が示してある。この
立ち上げ状態にするには、現場作業者が図1に示すバー
クリップ13を進退ロッド14の先端から外して手で持ち、
そのバークリップ13に挟着されたシート列がローラー21
を支点としてL字状に立ち上がるようにバークリップ13
を矢印方向に持ち上げてから、そのバークリップ13をク
リップ保持部22に保持して固定し、その後、進退ロッド
14をワープビームB側へ退出させるという操作を行う。
ちなみに、このようなシート列の垂直立ち上げ状態は、
自動筬通し機Dに設置された高密度リードRと平行な状
態となっており、シート列と高密度リードRとを互いに
平行に配置したことによって自動筬通し機Dによる筬通
し作業に適した配置状態になるのである。
【0020】そして、L字状に立ち上げられたシート列
のテンションの不揃いや弛みを無くすために、クリップ
保持部22の中央および両端近傍に配設された3個のジャ
ッキ23・23・23のハンドル部を手でそれぞれ正逆回転さ
せてクリップ保持部22を上下動させることにより、シー
ト列の全幅のテンションを均一に微調整することができ
る。このテンション調整によって、多数本のメタルファ
イバー・ワープW・W・・・・が成すシート列のテンション
の不揃いや弛みが解消されて自動筬通し機Dの的確な動
作が可能になるのである。
【0021】上記の如きシート列の垂直立ち上げ操作お
よびテンション調整操作が完了した後、ワープビームB
が搭載された状態の装置フレームFを自動筬通し機Dの
設置位置まで移動し、装置フレームFの連結フック5を
自動筬通し機Dの連結部Jに引っ掛けて装置フレームF
を自動筬通し機Dにドッキングすると、図5に示すよう
なセット状態になる。その後、自動筬通し機Dによる筬
通し作業が的確かつスムーズに行われることになる。
【0022】このように多数本のメタルファイバー・ワ
ープW・W・・・・を一旦水平な状態に梳き揃えてシート状
に保持し、そのシートを高密度リードRと平行な状態に
立ち上がらせて自動筬通し機Dにセットするという機構
を採用したことにより、極細のメタルファイバー・ワー
プW・W・・・・同士が絡み合った際生じる局部的な摩擦抵
抗を無くすることができ、スナールを効果的に抑えて、
前記ワープW・W・・・・が成すシート列に乱れを与えるこ
となく整然とした状態に能率的にセットすることができ
る。また、シート列の全幅を同時に均一なテンションで
ワープビームBから徐々に引き出すことができるので、
メタルファイバー・ワープWの延びや切断を効果的に防
止することができ、高品質の高密度メッシュ織物を製造
することが可能となる。
【0023】本発明の実施形態は概ね上記のとおりであ
るが、本発明は前述の実施形態に限定されるものでは決
してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の
変更が可能であって、例えば、本実施形態においては、
メタルファイバー・ワープW・W・・・・が成すシート列の
テンションを微調整するためのジャッキ23・23・23を3
個配設してあるけれども、そのシート列の幅に応じてジ
ャッキ23の個数を増減してシート列の全幅のテンション
を最適な状態に調整することも可能であり、また、この
テンション調整をジャッキ23のハンドル部の手回しでな
くコントローラーによる自動制御で行うことも可能であ
り、これら何れの変更態様も本発明の技術的範囲に属す
ることは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上実施形態を挙げて説明したとおり、
本発明にあっては、極細のメタルファイバーを用いて高
密度のメッシュ織物を製織するに先立ち、非常に多数本
の極細メタルファイバー・ワープを高密度リードに自動
筬通しする際に、ワープビームから引き出される多数本
の極細メタルファイバー・ワープを一旦水平な状態に梳
き揃えてシート状に保持し、そのシートを高密度リード
と平行な状態に立ち上がらせて自動筬通し機にセットす
るという機構を採用したので、極細のメタルファイバー
・ワープ同士が絡み合った際生じる局部的な摩擦抵抗を
無くしてスナールを効果的に抑えることができ、前記ワ
ープが成すシート状のワープ列に乱れを与えることなく
整然とした状態に能率的にセットすることが可能とな
る。
【0025】また、本発明にあっては、ワープ列の全幅
を同時に均一なテンションでワープビームから徐々に引
き出すことができるので、メタルファイバー・ワープの
伸びや切断を効果的に防止することができ、高品質の高
密度メッシュ織物を製造することが可能となる。さら
に、本発明のワープ仕掛装置を自動筬通し機と分離して
移動可能に構成してあるので、その仕掛装置を工場内の
作業し易い広い場所へ自在に移動して筬通し前の仕掛準
備作業を能率的に行うことができる。それゆえ、上記の
如く多数の効果を奏し、高密度メッシュ織物の製造分野
における産業上の実用価値は頗る大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるワープ仕掛装置にメタ
ルファイバー・ワープを仕掛けて水平方向に保持した状
態を示した側面説明図である。
【図2】図1の本実施形態ワープ仕掛装置の平面図であ
る。
【図3】図1の本実施形態ワープ仕掛装置の背面図であ
る。
【図4】図1の本実施形態ワープ仕掛装置の水平保持状
態からメタルファイバー・ワープを垂直方向に立ち上が
らせた状態を示した側面説明図である。
【図5】図4の本実施形態ワープ仕掛装置を自動筬通し
機に連結した状態を示した側面説明図である。
【符号の説明】
W メタルファイバー・ワープ B ワープビーム Bs ビームシャフト C ビームキャリア F 装置フレーム D 自動筬通し機 R 高密度リード J 連結部 1 ワープ保持機構 11 ローラー 12 梳し部材 13 バークリップ 14 進退ロッド 15 ギヤボックス 16 サーボモータ 2 セッティング機構 21 ローラー 22 クリップ保持部 23 ジャッキ 3 ベース 31 キャスター 4 ビーム用ベース 41 キャスター 5 連結フック 6 ヘルド

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 高密度リードRに極細メタルファイバー
    ・ワープW・W・・・・を自動筬通しする際に用いる自動筬
    通し機Dの附帯機器であって、 ワープビームBから密集状態で引き出される多数本の高
    密度極細メタルファイバー・ワープW・W・・・・を、一旦
    水平な状態に梳き揃えて均一なテンションのシート状に
    保持する高密度ワープ保持機構1、および同ワープ保持
    機構1に梳き揃え状態に保持された前記高密度極細メタ
    ルファイバー・ワープW・W・・・・のシート列を、高密度
    リードRと平行になる如く並立状態で自動筬通し機Dに
    セットするセッティング機構2とを包含して成り、
    つ、 前記ワープ保持機構1は、ワープビームBに臨向するご
    とく配設されたローラー11と;このローラー11の近傍に
    配設され、ワープビームBから密集状態で引き出されて
    くる多数本の高密度極細メタルファイバー・ワープW・
    ・・・・ を水平な状態に梳き揃える梳し部材12と;この梳
    し部材12によって梳き揃えられた高密度極細メタルファ
    イバー・ワープW・W ・・・・ のシート列全体を挟着するバ
    ークリップ13と;このバークリップ13が突端に装着され
    ており、前記高密度極細メタルファイバー・ワープW・
    ・・・・ が引き出される方向に対して起伏自在に配設され
    た進退ロッド14と;この進退ロッド14を、正逆回転する
    ことによって水平方向に進退移動せしめるサーボモータ
    16とを含んで構成されている ことを特徴とする高密度極
    細メタルファイバー・ワープの筬通し用ワープ仕掛装
    置。 【請求項】 セッティング機構2が、ワープ保持機構
    1に水平状態に保持される高密度極細メタルファイバー
    ・ワープW・W・・・・の上方に直交状態に対向配置された
    ローラー21と;梳き揃え状態に高密度極細メタルファイ
    バー・ワープW・W・・・・を挟着しているワープ保持機構
    1のバークリップ13を掴持して高位置に支持するクリッ
    プ保持部22と;前記バークリップ13に挟着された高密度
    極細メタルファイバー・ワープW・W・・・・のテンション
    を微調整する部材であって、前記クリップ保持部22に連
    繋された少なくとも2個のジャッキ23・23・・・・とを包ん
    で構成されていることを特徴とする請求項1記載の、高
    密度極細メタルファイバー・ワープの筬通し用ワープ仕
    掛装置。 【請求項3】 高密度ワープ保持機構1が、密集する多
    数本の高密度極細メタルファイバー・ワープW・W・・・・
    のシート全幅を均一なテンションに保ちつゝワープビー
    ムBから引き出し可能に構成されている請求項1又は2
    記載の、高密度極細メタルファイバー・ワープの筬通し
    用ワープ仕掛装置。 【請求項4】 シート列を構成する多数本の高密度極細
    メタルファイバー・ワープW・W・・・・のテンションを、
    セッティング機構2によって微調整可能に構成してある
    請求項1〜3の何れか一つに記載の、高密度極細メタル
    ファイバー・ワープの筬通し用ワープ仕掛装置。
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