JP3171292U - 自在アンカーセット - Google Patents
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Abstract
【課題】“埋め込みアンカーボルト”を、高い技術や経費をかけずに、簡単にすばやく設置出来る自在アンカーセットを提供する。【解決手段】アンカーガイドフレーム3は、スライドさせながら長さを調整し、交差する部分でガイド支持ボルト8を使ってアンカーガイドフレーム3の垂れによる誤差が極力起きないように固定する。この時、反力プレート6より60mm以上のかぶり厚を保持できるようにアンカー固定用アジャスター2・4で調整を行う。その後、アンカーボルト1を寸法通りに固定していくが、設置する場所は砕石などが敷かれて不陸な場合が多いので、アンカーボルト1が垂直になるように現場に合わせて、ナット2・4・5・7で調整を行う。アンカーガイドフレーム3が水平であれば、アンカーボルト1は垂直になっているので、アンカーガイドフレーム3に水平器を乗せ調整を行う。【選択図】図4
Description
この考案は、構造物や建築物の基礎工事において、アンカーボルト間の位置を正確に固定できる保持具である。
建物の基礎を作るときにはアンカーボルトを正確な位置に設置してコンクリートで固定していますが、コンクリート打設時にアンカーボルトの設置角度(通常は垂直)や設置位置がずれ易く、正確に設置するにはアングル等で固定するなど、大掛かりな施工方法をとらざるを得ず、建物周辺に設置される設備機器の基礎には、埋め込みアンカーで施工がされていないのが現実です。
ほとんどのケースが、設置予定箇所にコンクリートの基礎を作り、コンクリートの強度が高まるのを待って、“あと施工アンカー”をアンカーボルトとして施工をしています。
この工法は、確かに正確な位置にアンカーボルトを設置できるという利点は有りますが、
有資格者による施工が義務付けられています。しかし、残念なことに、現場ではその事すら知らずに、施工がまかり通っています。
この工法は、確かに正確な位置にアンカーボルトを設置できるという利点は有りますが、
有資格者による施工が義務付けられています。しかし、残念なことに、現場ではその事すら知らずに、施工がまかり通っています。
“あと施工アンカー”は、適正な施工の下で効果を発揮しますが、無資格者による施工が行われた場合は、その効果に雲泥の差が出てしまう。一つ間違えると危険な施工方法でした。
これには次のような欠点があった。
“埋め込みアンカーボルト”が“あと施工アンカーボルト”よりも強度が維持しやすくコンクリートの中性化などにも安心できる事は、周知の事実で有ったが、正確にアンカーボルトを固定して施工する事は、高い技術と時間と費用を要したので、簡易に工事が行える“あと施工アンカーボルト”で工事を行っていた結果、東日本大震災において多くの設備機器等が、“あと施工アンカーボルト”が基礎から抜けて倒壊してしまいました。
“埋め込みアンカーボルト”が“あと施工アンカーボルト”よりも強度が維持しやすくコンクリートの中性化などにも安心できる事は、周知の事実で有ったが、正確にアンカーボルトを固定して施工する事は、高い技術と時間と費用を要したので、簡易に工事が行える“あと施工アンカーボルト”で工事を行っていた結果、東日本大震災において多くの設備機器等が、“あと施工アンカーボルト”が基礎から抜けて倒壊してしまいました。
本考案は、“埋め込みアンカーボルト”を、高い技術や経費をかけずに、簡単にすばやく設置出来る事を課題とする。
上記の課題を解決するために、技術を要せず素早く、アンカーボルトを定位置に固定できるこの考案を使えば、上記の欠点は解消できる。
アンカーボルトの移動を拘束した状態でコンクリートを打つので、コンクリート打設時にアンカーボルトにずれや倒れ等が生じることが無いので、健全な基礎を造ることができます。
以下、本考案を実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図4から図6は、それぞれアンカーが3本、4本、5本の場合を示しており、基本となる図4を中心に説明いたします。先ず、アンカーボルトの設置位置に合わせて、アンカーガイドフレーム3を組み立てます。
アンカーガイドフレーム3は、スライドさせながら長さを調整し、交差する部分でガイド支持ボルト8を使ってアンカーガイドフレーム3の垂れによる誤差が極力起きないように固定します。この時、反力プレート6より60mm以上のかぶり厚を保持できるようにアンカー固定用アジャスター2・4で調整を行います。
その後、アンカーボルト1を寸法通りに固定していきますが、設置する場所は砕石などが敷かれて不陸な場合が多いので、アンカーボルト1が垂直になるように現場に合わせて、ナット2・4・5・7で調整を行います。
アンカーガイドフレーム3が水平であれば、アンカーボルト1は垂直になっていますから、アンカーガイドフレーム3に水平器を乗せ調整を行います。
反力プレート6は、自在アンカーセットを安定させるだけでなく、引抜に対してせん断抵抗力を見込むものです。アンカーとコンクリートの付着のみの強度を向上させる働きがあり、これにより、強固なアンカーボルト設置が可能になります。
以上のように、本実施形態によれば、アンカーボルトにコンクリートを付着させるのみならず、せん断抵抗も見込まれる強固な基礎を簡単に製作することが出来、建築業界全体の品質向上につながるものです。
1 アンカーボルト
2 アンカー固定用アジャスター(上)
3 アンカーガイドフレーム
4 アンカー固定用アジャスター(下)
5 反力プレート固定用ナット(上)
6 反力プレート
7 反力プレート固定用ナット(上)
8 ガイド支持ボルト
9 コンクリート
2 アンカー固定用アジャスター(上)
3 アンカーガイドフレーム
4 アンカー固定用アジャスター(下)
5 反力プレート固定用ナット(上)
6 反力プレート
7 反力プレート固定用ナット(上)
8 ガイド支持ボルト
9 コンクリート
Claims (1)
- アンカーボルトをナット等のアジャスターで、定めた角度を保持しつつ適当な位置に固定できるようにし、設置時の安定性と引き抜き強度を向上させることを特徴とする自在アンカーセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011002342U JP3171292U (ja) | 2011-04-26 | 2011-04-26 | 自在アンカーセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011002342U JP3171292U (ja) | 2011-04-26 | 2011-04-26 | 自在アンカーセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3171292U true JP3171292U (ja) | 2011-10-27 |
Family
ID=54881649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011002342U Expired - Fee Related JP3171292U (ja) | 2011-04-26 | 2011-04-26 | 自在アンカーセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3171292U (ja) |
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2011
- 2011-04-26 JP JP2011002342U patent/JP3171292U/ja not_active Expired - Fee Related
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