JP3171253U - 使い捨てカイロ - Google Patents

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【課題】発熱作用が低下することなく、蓬による効能を十分発揮することができる使い捨てカイロを提供する。【解決手段】発熱剤が充填された袋体2を備え、該袋体の一方の面に粘着剤層又は粘着剤層を有する粘着部材3を備えるとともに、前記袋体2の他方の面に、蓬の粉末が充填された第2の袋体4を貼着している。また、前記第2袋体4は、蓬の粉末を収容可能な複数の収容部5,6を備えたものから構成されていてもよい。【選択図】 図1

Description

本考案は、発熱剤が充填された袋体を備え、該袋体の一方の面に粘着剤層又は粘着剤層を有する粘着部材を備えた使い捨てカイロに関する。
上記使い捨てカイロは、密封袋を開封して中から袋体を取り出すことによって、袋体に充填されている発熱剤が空気に触れて発熱し、カイロとして簡便に使用できるものである。そして、袋体の一方の面に備えた粘着剤層を利用して使い捨てカイロを患部や衣服に容易に貼り付けることができるように構成したものが、既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。
登録実用新案第3001170号公報
特許文献1の使い捨てカイロは、発熱剤が空気に触れて発熱することによって、患部を直接又は衣服を通して間接的に温めるように構成されているものの、温める以外の効能がなく、近年において他の新たな効能を付加したものが要望されている。
例えば、発熱剤に微量の蓬(よもぎ)の粉末を混入した使い捨てカイロも考えられている。蓬は、本来、疲労回復、血行促進、筋肉のコリの緩和、神経痛、冷え性、抗菌作用などの様々な効能を発揮する。しかしながら、蓬が微量であるため、前記効能による効果が小さく実用性に乏しいものであった。因みに、蓬の粉末を多量に混入した使い捨てカイロを作製することも考えられるが、蓬を多量に入れると、その分だけ発熱剤の量が少なくなってしまい、発熱作用が非常に小さなものになってしまう。このため、使い捨てカイロ本来の温めるという機能が低下するだけでなく、少ない量の発熱剤の発熱作用では蓬に含まれている薬効成分を十分に蒸散させることができず、改善の余地があった。
そこで、本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので、発熱作用が低下することなく、蓬による効能を十分発揮することができる使い捨てカイロを提供することを課題とする。
本考案に係る使い捨てカイロは、発熱剤が充填された袋体を備え、該袋体の一方の面に粘着剤層又は粘着剤層を有する粘着部材を備えた使い捨てカイロであって、前記袋体の他方の面に、蓬の粉末が充填された第2の袋体を貼着していることを特徴とする。
本考案によれば、袋体に充填されている発熱剤が空気に触れることにより発熱を行う。この発熱によって別の第2の袋体内に充填された蓬が温められ蓬に含まれている薬効成分が蒸散する。そして、その蒸散した薬効成分が、患部に供給される。また、使い捨てカイロは、袋体の一方の面に粘着剤層又は粘着剤層を有する粘着部材を備えているので、粘着剤層又は粘着剤層を有する粘着部材を利用して使い捨てカイロを患部又は衣服に簡単に貼着固定することができる。
また、本考案に係る使い捨てカイロは、前記第2袋体が、蓬の粉末を収容可能な複数の収容部を備えたものから構成されていてもよい。
かかる構成によれば、第2袋体を、蓬の粉末を収容可能な複数の収容部から構成しておけば、1つの大きな収容部から構成している場合に比べて、個々の収容部に収容する内容物の量を少なくできる。そのため、収容部に収容される内容物の偏りを抑えることができ、第2袋体に入っている蓬の薬効成分を満遍なく蒸散させることができる。
また、本考案に係る使い捨てカイロは、前記第2袋体に、蓬の粉末の他に、霊芝の粉末を充填した構成であってもよい。
かかる構成によれば、霊芝の粉末を充填しておけば、蓬の効能の他に、衰弱疲労、不眠症、神経衰弱、消化不良、気管支疾患などに効果的であると言われる薬効成分を患部に蒸散することができる。尚、霊芝(Ganoderma Lucidum)は、別名万年茸(マンネンタケ)とも言い、マンネンタケ属サルノコシカケ科に属するキノコである。
以上の如く、本考案に係る使い捨てカイロによれば、袋体の他方の面に、蓬の粉末が充填された別の第2の袋体を貼着することによって、発熱作用が低下することなく、蓬による効能を十分発揮することができる使い捨てカイロを提供することができる。
本考案の使い捨てカイロの斜視図を示す。 図1におけるA−A線断面図を示す。 他の使い捨てカイロの斜視図を示す。 他の使い捨てカイロの断面図を示す。
以下、本考案に係る使い捨てカイロについて、図1及び図2を参酌して説明する。この使い捨てカイロは、鉄粉の酸化作用を利用したカイロであり、発熱剤1が充填された長方形状の第1の袋体2と、第1袋体2の一方の面に備えた粘着部材3と、第1袋体2の他方の面に貼着された第2の袋体4とを備えている。
発熱剤1は、主成分である鉄粉、反応触媒作用のある水及び食塩、高分子吸水剤、活性炭、保水剤としてのバーミキュライトなどが混ぜられて構成されている。
第1袋体2は、二枚の通気性を有する合成樹脂製(布製又は紙製でもよい)のシート2A,2Bと、粘着部材3側のシート2Bの粘着部材3側面に備えさせた粘着層2C(図2のみ図示している)とを備え、発熱剤1を二枚のシート2A,2B間に収容した状態で二枚のシート2A,2Bの外周縁同士を接着剤2S(図1のみ図示している)を用いて連結することによって、発熱剤1を二枚のシート2A,2B間に収納することができる。ここでは、一方のシート2Bよりも他方のシート2Aを少し大きな寸法に構成し、発熱剤1の充填に伴って他方のシート2Aが一方のシート2Bから離間する側(図1,図2では上方)に移動することによって、収納部が形成されるようになっているが、両方のシート2A,2Bをほぼ同一の大きさに構成し、それらシート2A,2Bが互いに離間する側へ移動することによって、収納部が形成される構成であってもよい。尚、粘着部材3側のシート2Bを、非通気性を有する合成樹脂フィルムで構成してもよい。
粘着部材3は、第1袋体2のシート2Bが粘着層2Cにより粘着固定される長方形状でシート状の本体3Aと、本体3Aの第1袋体2とは反対側の面に設けられ使い捨てカイロを患部や衣服に粘着固定するための粘着層3Cと、粘着層3Cを覆うための剥離紙3Bとを備えている。
第2袋体4は、第1袋体2のほぼ半分の大きさに構成されたほぼ正方形状の2つの収容部を構成する独立した2つの袋体5,6からなり、それら2つの袋体5,6には、蓬の粉末及び霊芝の粉末が収納されている。また、2つの袋体5,6のそれぞれは、第1袋体2に粘着固定されている。
一方の袋体5は、二枚の通気性を有する合成樹脂製又は布製あるいは紙製のシート5A,5Bと、第1袋体2側のシート5Bの第1袋体2側面に備えさせた粘着層5C(図2のみ図示している)とを備え、蓬の粉末を1.5g(1g〜2gの間であってもよい)及び霊芝の粉末を0.5g(0.1g〜1.0g)を二枚のシート5A,5B間に収容した状態で二枚のシート5A,5Bの外周縁同士を接着剤5S(図1のみ図示している)を用いて連結することによって、蓬の粉末及び霊芝の粉末を二枚のシート5A,5B間に収納することができる。ここでは、一方のシート5Bよりも他方のシート5Aを少し大きな寸法に形成し、蓬の粉末及び霊芝の粉末の充填に伴って他方のシート5Aが一方のシート5Bから離間する側(図1,図2では上方)に移動することによって、収納部が形成されるようになっているが、両方のシート5A,5Bをほぼ同一の大きさに構成し、それらシート5A,5Bが互いに離間する側へ移動することによって、収納部が形成される構成であってもよい。
他方の袋体6は、二枚の通気性を有する合成樹脂製(布製又は紙製でもよい)のシート6A,6Bと、第1袋体2側のシート6Bの第1袋体2側面に備えさせた粘着層6C(図2のみ図示している)とを備え、蓬の粉末を1.5g(1g〜2gの間であってもよい)及び霊芝の粉末を0.5g(0.1g〜1.0g)を二枚のシート6A,6B間に収容した状態で二枚のシート6A,6Bの外周縁同士を接着剤6S(図1のみ図示している)を用いて連結することによって、蓬の粉末及び霊芝の粉末を二枚のシート6A,6B間に収納することができる。ここでは、一方のシート6Bよりも他方のシート6Aを少し大きな寸法に形成し、蓬の粉末及び霊芝の粉末の充填に伴って他方のシート6Aが一方のシート6Bから離間する側に移動することによって、収納部が形成されるようになっているが、両方のシート6A,6Bをほぼ同一の大きさに構成し、それらシート6A,6Bが互いに離間する側へ移動することによって、収納部が形成される構成であってもよい。
前記のように構成された使い捨てカイロは、空気が入り込むことがない密閉袋内に収容されて流通されることになる。そして、密閉袋を破って中から使い捨てカイロを取り出し、剥離紙3Bを取り外してから、粘着層3Cを所望の患部又は衣服に当て付けることによって、使い捨てカイロを患部又は衣服に粘着固定することができる。この使い捨てカイロは、第1袋体2の内部に空気が入り込むことによって、発熱剤1が発熱し、患部を温めるだけでなく、蓬及び霊芝が温められることで、それらの有効成分が蒸散して患部に供給される。
第2袋体4が、蓬の粉末及び霊芝の粉末を収容可能な複数(ここでは2つ)の袋体5,6から構成することによって、個々の袋体5,6に収容する内容物の量を少なくできる。そのため、袋体5,6に収容される内容物の偏りを抑えることができ、袋体5,6に入っている蓬及び霊芝の薬効成分を満遍なく蒸散させることができる。
尚、本考案に係る使い捨てカイロは、上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、図3に示すように、使い捨てカイロが、粘着部材3を第1袋体2と同じ大きさに構成したものであってもよい。図3では、図1で示した使い捨てカイロと、粘着部材3の長さが異なる(図1に比べて短い、つまり第1袋体2と同一の大きさにしている)だけで他の部分は、同一であるため、同一の符号を付すとともに説明は省略する。また、使い捨てカイロの第1袋体2の発熱剤の発熱温度を感知して色変化する温度シールを貼り付けることによって、発熱剤の発熱が終了したことを容易に把握することができるようにしてもよい。
前記実施形態では、第2袋体4に、蓬の粉末の他に、霊芝の粉末を充填したが、蓬の粉末のみを充填してもよい。
また、前記実施形態では、粘着部材3を備えた使い捨てカイロを示したが、粘着部材3を省略し、粘着層を備えた使い捨てカイロであってもよい。これを図4に示している。図4では、粘着層が第1袋体2のシート2Bが粘着層2Cになっている。実際には、粘着層2Cを覆う剥離紙(図示せず)を備えさせることになる。
また、前記実施形態では、使い捨てカイロを長方形のものを示したが、正方形の他、多角形、円形又は楕円形に構成して実施してもよい。
また、前記実施形態では、2つの収容部を独立した2つの袋体5,6から構成したが、一つの袋体に複数の収容部が区画形成されたものや、複数の袋体が連結されたものから構成してもよい。また、収容部を2つ設ける他、1つあるいは3つ以上設けて実施してもよい。
1…発熱剤、2…第1袋体、2A,2B…シート、2C…粘着層、2S,5S,6S接着剤、3…粘着部材、3A…本体、3B…剥離紙、3C…粘着層、4…第2袋体、5,6…袋体(収納部)、5A,5B,6A,6B…シート、5C,6C…粘着層

Claims (3)

  1. 発熱剤が充填された袋体を備え、該袋体の一方の面に粘着剤層又は粘着剤層を有する粘着部材を備えた使い捨てカイロであって、
    前記袋体の他方の面に、蓬の粉末が充填された第2の袋体を貼着していることを特徴とする使い捨てカイロ。
  2. 前記第2袋体が、蓬の粉末を収容可能な複数の収容部を備えたものから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の使い捨てカイロ。
  3. 前記第2袋体に、蓬の粉末の他に、霊芝の粉末を充填していることを特徴とする請求項1又は2に記載の使い捨てカイロ。
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