JP3171111U - 蓄電式電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の種類の電源から入力されている電源を簡単な方法で判別し蓄電を可能とすることで、電源の種類を気にすることなく入力してスイッチ切り換え操作が不要な使い勝手の向上と、スイッチや入力する電源に応じたソケットを不要としてコストを抑え小型化を図った蓄電式電源装置を提供する。【解決手段】複数の電源から入力可能な電源入力部を有し、複数の電源から蓄電可能な蓄電部と蓄電部からの電源の使用が可能な蓄電式電源装置であって、電源入力部が電源の入力を検出すると、所定時間に任意の回数、電源入力部の遮断と接続を繰り返し行い、接続時の電圧を測定し、電圧測定結果によって複数の種類の電源の内、入力されている電源の種類を判別し、電源の種類に応じた内部回路に切り換えて蓄電部に蓄電を行うことを可能とした蓄電式電源装置。【選択図】 図1

Description

本考案は、蓄電式電源装置に関し、前記蓄電式電源装置に蓄電する為に複数の種類の電源からの入力を可能とし、前記複数の電源の内、どの種類の電源から入力されているかを前記蓄電式電源装置が判別して蓄電式電源装置の内部回路を切り換えることで、前記電源の入力に応じて効率良く蓄電することを可能とし、小型化を実現した蓄電式電源装置に関する。
近年、AC電源や自動車のシガーソケット等の通常の電源が無い場所でも電子機器が使用出来るようにバッテリ等の蓄電部を備えた蓄電式電源装置が利用されている。この蓄電式電源装置は、AC電源やACアダプタ、シガーソケット、太陽光発電等、複数の種類の電源の内、いずれかを蓄電式電源装置に入力して前記蓄電部に蓄電させ、通常の電源が無い場所でテレビ視聴や携帯電話の充電等、各電子機器を使用する場合に利用されている。
中でも太陽光発電は今後のエネルギーとして注目されているが、太陽光発電は天気によって出力電圧に変動があり、曇りや雨等になり出力電圧が低下すると蓄電されない場合がある。このような晴れや曇り、雨等による出力電圧の変化を判別して太陽光発電を蓄電式電源装置の電源として効率よく利用できることが望ましい。
蓄電式電源装置の蓄電部に蓄電を行う場合、ユーザは前記のAC電源やACアダプタ、シガーソケット、太陽光発電等の電源を特に意識することなく蓄電式電源装置に入力して蓄電する。この時、入力する電源の電圧値は各電源によって様々でありそのまま電源を入力した場合、蓄電式電源装置の内部回路の破壊の恐れや、前記内部回路を通った電圧が蓄電可能電圧より低い場合には効率よく蓄電が出来ない。
そこで蓄電式電源装置に入力する電源毎に内部回路を切り換えるスイッチを設けた蓄電式電源装置や、電源毎にソケットやジャック等の入力部を備え、入力する電源に応じて入力する蓄電式電源装置があるが、スイッチ切り換え操作や各々の入力部を目視で確認して電源を入力することは煩わしく、この場合でも入力する電源に対応した蓄電式電源装置のスイッチ切り換えや入力を間違えてしまうことで内部回路破壊の恐れもある。また、スイッチや電源毎に対応した入力部を設けることはコストもかかり、蓄電式電源装置の小型化の妨げになる。
入力される電源を蓄電式電源装置が判別して適切に内部回路の切り換えを可能にすれば、ユーザは切り換え操作や、目視で確認後に入力する煩わしさも無く、回路破壊の恐れも無くなり使い勝手は向上する。またコストも抑えて小型化が可能な蓄電式電源装置が実現できる。
特許文献1の電源装置では、複数の電源ラインにおいて残電荷を検出して接続されている電源ラインを判別し、使用可能な電源ラインとして選択させることで、使用可能な電源ラインを素早く正確に判別させて利便性を向上させたことを特徴としている。
特許文献2の太陽光発電の充電制御装置は、電力供給線を接続状態または遮断状態に切換えるスイッチング部と、接続状態のスイッチング部を定期的に遮断状態に切換える制御を行なう定期的遮断制御手段と、定期的遮断制御手段によりスイッチング部が定期的に遮断状態に切換えられたときに充電用電力の電圧を測定する定期的電圧測定手段と、定期的電圧測定手段による測定電圧が、蓄電部に充電するために必要な電圧となっているか否か判定するための電圧判定手段と、電圧判定手段により充電するために必要な電圧となっている旨の判定が行なわれたことを条件として、スイッチング部を接続状態に復帰させる接続状態復帰手段とを備え、復帰時に充電を行うことで電力ロスの低減を実現させたことを特徴としている。
特許文献3の負荷駆動回路においては、各電源部からの電力を負荷に供給するとともに、負荷に印加される電圧値が目標電圧波形と一致するように、電圧値の負帰還制御を行う複数の負帰還制御部と、負荷に印加されている電圧値または目標電圧波形の電圧値に基づいて、複数の電源部の中から一の電源部を選択し、選択した電源部を負荷に接続するとともに残余の電源部については負荷から切断する電源接続部とを備える負荷駆動回路として、回路構成の簡略化を可能としたことを特徴としている。
特許文献4のスイッチング電源ユニットは、基準電圧出力と電源電圧検出出力と動作制御信号検出出力の中から最低電圧レベルの信号を選択しスイッチ素子のオン/オフ制御を行うスイッチング電源ユニットであって、同一回路構成で小容量から大容量の電源までカバー可能としてコストの低減を実現させたことを特徴としている。
特許第4149418号公報 特許第4275107号公報 特開2009−301573号公報 特開平06−339269号公報
特許文献1の電源装置は、残電荷を検出する為に各電源ラインに放電回路が必要であり、その放電回路の結果によって判別回路が判別している為、判別回路の構成が複雑である。
特許文献2の太陽光発電の充電制御装置は、電源の遮断時に蓄電部の充電が必要かを判断し、必要と判断した場合接続を復帰させることで電源ロスを抑える方法であり、電源の入力を遮断と接続を繰り返して接続時の電源の電圧を測定して曇りや晴れの天気状態を考慮した正確な電源の判別方法とは異なる。
特許文献3の負荷駆動回路は、目標電圧の波形と一致するよう負帰還制御と波形一致の確認等が必要であり、また比較し波形一致にはある程度の精度が必要であり、回路構成は複雑化が予想され、またスイッチ等を減らして操作の簡略化を図った方法とは異なる。
特許文献4のスイッチング電源ユニットは、スイッチ素子をオン/オフ制御させる為に複数の電圧出力から最低電圧レベルを選択するものであり、電源の入力の遮断と接続を繰り返して接続時の電源を測定し電源判別して蓄電する方法とは異なる。
本考案の目的は、蓄電式電源装置に蓄電する場合、複数の種類の電源から入力を可能とし、どの種類の電源が入力されるかを前記蓄電式電源装置が判別して内部回路を切り換え効率良く蓄電を行うことで、電源の種類を気にすることなく入力が可能として小型化を図り、特に太陽光発電からの電源の判別を行い、蓄電を可能とすることを目的とする。
複数の種類の電源から入力されている電源を判別する方法として、本考案は、入力された電源を所定時間、任意の回数、電源の遮断、接続を繰り返し行い、接続時の電源の電圧を測定し、設定されている閾値と比較する。この遮断と接続を繰り返すだけの簡単な方法によってどの種類の電源が入力されているかを判別し、入力する電源の種類を気にすることなく電源の入力が可能な為、入力される電源に応じたスイッチ切り換え操作を不要とした使い勝手の向上と、スイッチや電源に応じたソケットやジャックを不要としてコストを抑え、小型化が図れる。
電源の遮断、接続を任意の回数繰り返し行う理由として、太陽光発電からの電源入力の場合には天気によって太陽光発電装置の出力電圧が変動し1回の電圧測定による判別の後に、その電圧測定の時点で天気が曇っていた場合、晴れの場合に比べ測定された電圧が低くなってしまう。測定したタイミングが曇りであった為、太陽光発電からの電源入力であるのに、例えばシガーソケットからの電源入力と誤判別してアップコンバータ回路で高い電圧に変換を行ってしまい、曇りの後晴れた場合に入力される高い電圧をさらに高い電圧に変換することで電流が降下して、結果蓄電に十分な電流が得られず効率よく蓄電出来ない。この誤判別を防止して正確に入力される電源を判別する為に所定時間内に任意の回数、電源の遮断と接続を行い、接続時の電圧を測定させている。尚、夜の場合は太陽光発電が発電出来ない為、蓄電式電源装置に太陽光発電から電源の入力が出来ず、判別が不可能であり蓄電出来ない。
請求項1に係る蓄電式電源装置は、複数の種類の電源を入力可能な電源入力部を有し、前記複数の電源から蓄電可能な蓄電部と前記蓄電部を電源として使用可能な蓄電式電源装置であって、前記電源入力部の遮断、接続を行う電源制御部と、電圧を測定する電圧測定部と、時間およびまたは回数を計時する計時部と、前記複数の種類の電源の内、いずれの電源が入力されているかを判別する使用電源判別部と、電圧閾値を記憶した記憶部と、前記蓄電部に蓄電するための内部回路を切り換える回路切り換え部とを備え、前記電源入力部が電源の入力を検出すると、前記電源制御部が前記計時部で計時する所定時間の任意の回数、前記電源入力部の遮断、接続を行い、前記電圧測定部は遮断から接続時の電源の電圧を測定し、前記電圧測定結果と前記記憶部の前記電圧閾値の比較によって前記使用電源判別部は前記複数の種類の電源の内、入力されている電源を判別し、前記電源判別結果によって前記回路切り換え部が前記内部回路を切り換えて前記蓄電部に蓄電を行うことを特徴とする。
請求項2に係る蓄電式電源装置は、請求項1に記載の蓄電式電源装置であって、AC電源の入力が途切れた場合、前記蓄電部からの電源の出力に切り換える無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply:以下UPS)を備えたことを特徴とする。
請求項3に係る蓄電式電源装置は、請求項1に記載の蓄電式電源装置であって、前記内部回路はアップコンバータ回路とDC/DCコンバータ回路で構成され、前記使用電源判別部の電源判別結果によって、前記回路切り換え部は前記内部回路の前記アップコンバータ回路を介するか否かを切り換えて前記蓄電部に蓄電可能とすることを特徴とする。
請求項4に係る蓄電式電源装置は、請求項1に記載の蓄電式電源装置であって、前記蓄電部から電源を出力している状態であっても、前記複数の種類の電源からの入力を可能とし蓄電を行うことを特徴とする。
請求項1の考案によれば、蓄電式電源装置が電源の入力を検出した場合、入力された電源を所定時間、任意の回数、遮断と接続を行い、接続時の電圧を測定して記憶部の閾値と比較することで、入力された電源の種類を判別し、判別結果に応じて蓄電部への内部回路を切り換えることが可能であり、簡単な回路構成で電源の種類を判別して効率よく蓄電が行える為、入力される電源に応じたスイッチ切り換え操作を不要として使い勝手を向上し、スイッチや電源に応じたソケット等の入力部が不要で、コストを低減して小型化を図った蓄電式電源装置が実現できる。
請求項2の考案によれば、AC電源の入力が途切れた場合、蓄電部からの電源出力に切り換えるUPSを備えることで、AC電源を蓄電式電源装置の入力電源として使用している時に、停電や電子機器を使用する場所を移動した為に、蓄電式電源装置へのAC電源が遮断された場合でも蓄電部からの電源出力に切り換えることが可能であり、使い勝手の向上が図れる。
請求項3の考案によれば、蓄電式電源装置は使用電源判別部の電源判別結果に応じて、シガーソケット等のように蓄電部の公称電圧より低い電圧の電源であってもアップコンバータ回路を介して蓄電可能な電圧入力を蓄電部に行い、ACアダプタや太陽光発電等の蓄電部の公称電圧より高い電圧ではアップコンバータ回路を介さず蓄電部に電圧入力が行えるため、ユーザは電源をシガーソケットから入力、ACアダプタから入力、太陽光発電から入力等、気にしなくても良く使い勝手の向上が図れる。
請求項4の考案によれば、蓄電式電源装置に電源を入力した時、蓄電部の残量が少ない状態であれば、蓄電部の電源を使用しているか否かにかかわらず蓄電部への蓄電が可能であり、ユーザは蓄電式電源装置の使用状態を気にすることなく蓄電式電源装置に電源を入力して蓄電が可能となり、使い勝手の向上が図れる。
以上のように蓄電式電源装置に電源を入力した時、入力された電源を所定時間、任意の回数、遮断と接続を行い、接続時の電源の電圧を測定しその測定結果によって電源の種類を判別し蓄電部へ蓄電を行うことで、簡単な回路構成で入力された電源の種類を判別する為、入力する電源の種類を気にすることなく、また入力される電源に応じたスイッチ切り換え操作を不要として使い勝手を向上し、スイッチや電源に応じたソケットやジャックも不要としてコストの低減と小型化を図った蓄電式電源装置が実現出来る。
本考案の実施例におけるブロック図である。 本考案の実施例におけるフローチャート図である。
図1から図2を参照して本考案の実施形態を説明する。なお、本考案はその主旨に反しない範囲で、実施例において説明した構成以外に対しても適用可能である。
図1は、本考案の蓄電式電源装置23の実施例におけるブロック図であり、同図で示すように、シガーソケット1、太陽光発電2、ACアダプタ3は外部から入力可能な電源である。蓄電式電源装置23はこれらの電源を入力する電源入力部4を備え、AC入力部5、内部回路6、アップコンバータ回路7、DC/DCコンバータ回路8、電源制御部9、電圧測定部10、計時部11、使用電源判別部12、回路切り換え部13、記憶部14、比較部15、制御部16、蓄電部17、UPS18、シガーソケット出力19、USB出力20、AC出力21、DC/ACインバータ回路22で構成されている。
シガーソケット1、太陽光発電2、ACアダプタ3は、蓄電式電源装置23に接続して電源を入力可能とし、シガーソケット1は自動車に備えられたシガーライター用のソケットであり、太陽光発電2は自然エネルギーの太陽光より発電する装置であり、他の自然エネルギーとしては例えば水力、風力を利用した発電装置でも良い。ACアダプタ3はAC電源をDC電源に変換して出力する装置である。
電源入力部4は、前記のシガーソケット1、太陽光発電2、ACアダプタ3等が接続可能なDCジャックで構成される電源の入力部である。また、図示しないが電源入力部4には、電源制御部9の制御によってDCジャックから蓄電式電源装置23内の内部回路6へ入力する電源の遮断と接続の切り換えを行うスイッチ回路も構成されている。
電源入力部4での電源の遮断と接続の切り換え制御を電源制御部9が行う場合に、電源制御部9はユーザ入力や、デフォルト値によって設定される所定時間、任意の回数にて電源の遮断と接続を行う。具体的には、電源入力部4を構成するDCジャックとDCジャックから蓄電式電源装置23の内部回路6への接続線にスイッチ回路を介しており、このスイッチをオフ/オンする制御によって接続線に流れる電源の電圧をオフ時は遮断し、オン時は接続する。
AC入力部5は、AC電源の入力部であり、AC電源からの電源をAC出力21から出力する。また、AC入力部5はUPS18と接続されており、AC入力部5からAC電源の入力が無い場合、UPS18が蓄電式電源装置23の蓄電部17からAC出力21に電源の出力が可能なように切り換え制御を行う。
内部回路6は、アップコンバータ回路7とDC/DCコンバータ回路8で構成され、使用電源判別部12での電源判別結果によって、DC12Vのように電圧が低いシガーソケット1の電源が入力されたと判別した場合は、アップコンバータ回路7を介してDC/DCコンバータ回路8へ電源が入力され、蓄電部17に蓄電される。また、DC17Vのように電圧が高い太陽光発電2やACアダプタ3の電源が入力されたと判別した場合は、アップコンバータ回路7を介さずDC/DCコンバータ回路8へ直接電源が入力されて蓄電部17に蓄電される。この電圧の判別については後述する閾値の設定で説明する。
アップコンバータ回路7は、入力された電源の電圧をより高い電圧に変換する。例えば、12Vの電圧を17Vへと変換している。DC/DCコンバータ回路8は、入力された電源電圧を必要な各電圧に変換して出力する。アップコンバータ回路7を構成し12Vの電圧を17Vへと変換する理由として、バッテリ等の蓄電部に蓄電する場合、電圧降下を利用して蓄電を行う方法が利用されており、例えば蓄電部17に公称電圧が12Vのバッテリを使用する場合、12Vの電圧を入力しても入力する電源の電圧と蓄電部17の公称電圧の12Vが同じ電圧である為、電圧降下が生じず正常に蓄電できない。従って蓄電部17の公称電圧より高い電圧を印加することで蓄電が正常に行えることになる。
電源制御部9は、電源入力部4が電源の入力を検出するとその検出情報が制御部16に伝達され、その伝達に応じて制御部16は設定された所定時間と任意回数を計時部11でカウントし、電源制御部9に対して電源入力部4に構成されたスイッチ回路を切り換えて電源の遮断と接続の制御を行う。
電圧測定部10は、電源入力部4に入力された電源を監視し電圧を測定する。そして電源制御部9で電源の遮断、接続が行われる時には、接続時の電源の電圧を測定し、測定された電圧の平均値を算出する。
計時部11は、ユーザ設定や予め設定されたデフォルト値の所定時間や任意の回数をカウントする。また蓄電式電源装置23に他のタイマー機能や時計機能等を備えた場合のカウントや、制御部16が各処理で行うカウント動作のすべてのカウントを行う。
比較部15は、電圧測定部10で測定され算出された電圧の平均値と記憶部14に記憶された閾値テーブルを入手し、電圧の平均値と閾値の比較を行う。電圧の平均値が閾値を越えているか否かを判断し、判断結果を使用電源判別部12に伝達する。平均値を算出しない場合は、電圧を測定する毎に閾値と比較し、比較した結果、閾値との差が極端に多い電圧に対しては無効とする方法でも良い。
使用電源判別部12は比較部15の比較結果に基づいて、入力された電源の種類を判別し、シガーソケット1からの電源か、太陽光発電2からの電源か、ACアダプタ3からの電源かを判別する。その判別結果によって制御部16が入力された電源を内部回路6のアップコンバータ回路7を介して電圧変換するか、アップコンバータ回路7を介さずにDC/DCコンバータ回路8へ接続するかを回路切り換え部13に指示する。シガーソケット1からの電源と判別した場合、アップコンバータ回路7を介し、太陽光発電2もしくはACアダプタ3と判別した場合、アップコンバータ回路7を介さないように内部回路6を切り換える。
回路切り換え部13は、使用電源判別部12の入力された電源の種類の判別結果に応じた制御部16の指示によって、内部回路6のアップコンバータ回路7を介するか否かの回路切り換えを行う。シガーソケット1からの電源と判別した場合はアップコンバータ回路7を介し、太陽光発電2もしくはACアダプタ3と判別した場合はアップコンバータ回路7を介さないよう制御部16の指示により回路切り換え部13が内部回路6を切り換え、蓄電部17に蓄電可能な電圧の入力を可能とする。
記憶部14は、蓄電式電源装置23の制御に必要な各データを記憶する。電圧比較用閾値や、所定時間、任意の回数、またはデフォルト値、各ユーザ設定値等を記憶する。
制御部16は、例えばマイコンであり、蓄電式電源装置23の各部の動作や制御を行い、蓄電部17の蓄電状況等も監視可能で監視結果に応じて蓄電の制御を行う。また蓄電式電源装置23の状態を報知するためのLEDや、非常灯、ブレーカー等の機能や構成を備える場合は、制御部16がLED、非常灯の点灯、消灯、ブレーカーオン/オフ等の各制御も行う。蓄電式電源装置23の使用中にはLEDを点灯させ、蓄電中は点滅させる等、各動作によって複数の異なる色のLEDを使用し蓄電式電源装置23の状態を報知する。また、本考案の実施例において、電源制御部9、電圧測定部10、計時部11、使用電源判別部12、回路切り換え部13、記憶部14、比較部15、制御部16の各部を独立して記載しているが一つのマイコン内部の構成としても良い。
蓄電部17は、入力された電源から蓄電を行い、AC電源を入力せずに蓄電式電源装置23を使用する場合には蓄電部17に蓄電された電源を出力する。蓄電部は鉛、ニッケル水素、リチウム等蓄電可能な媒体であれば何でも良い。蓄電部17は蓄電の状態を制御部16によって監視され、蓄電の残量が無い場合に、電源入力部4から電源の入力を検出すると蓄電が行われる。
USP18は、無停電電源装置であり、AC入力部5からのAC電源の入力が有ると判断した場合にはAC電源からの入力をそのままAC出力21から出力するよう切り換え、AC入力部5からのAC電源の入力が無いと判断した場合にはAC出力21から蓄電部17の電源を出力するよう切り換え制御を行っている。
DC/ACインバータ回路22は、蓄電部17のDC電源をAC電源に変換し、AC出力21からAC電源の出力を可能としている。
シガーソケット出力19、USB出力20、AC出力21は、蓄電式電源装置23の電源出力であり、シガーソケット出力19は自動車のシガーソケットに挿入可能な電子機器に対して使用可能とし、USB出力20は例えば携帯電話を充電する充電器に使用可能とし、AC出力21はコンセントにプラグを接続してAC電源で動作するテレビ等の電子機器に使用可能である。
ここで閾値の設定について説明する。閾値は蓄電部17に使用するバッテリの公称電圧を基準とし、公称電圧に対してアップコンバータ回路7に電源を入力することが必要か否かで閾値を設定すれば良い。例えば蓄電部17に公称電圧が12Vのバッテリを使用し、シガーソケット1から電源を入力する場合、シガーソケット1の電圧は自動車のバッテリから供給される為出力電圧は12Vである。このままでは段落[0036]で説明したように電圧降下が生じず正常に蓄電が出来ない。そこで閾値を蓄電部17の公称電圧より高い設定とすれば良い。閾値を13V以上と設定すれば蓄電部17の公称電圧より高い電圧の入力が出来、電圧降下が生じて蓄電が可能となる。従って閾値を13V以上と設定した場合、測定した電圧が13V未満であればシガーソケット1から入力された電源と判別出来、13V以上であれば太陽光発電2やACアダプタ3から入力された電源と判別出来る。
さらに、入力される電源の遮断、接続を繰り返し行うことについて説明する。自然エネルギーを利用した太陽光発電では、天気が晴れと曇りでは出力電圧の変動が大きい。その為、所定時間を設定し、その所定時間内で任意の回数、電源を遮断して接続することを繰り返し行い、遮断から接続時の電圧を測定しその平均値を算出することで、曇りの時に測定した電圧が存在しても平均化によって出力電圧の変動が抑えられる為、1回の電圧測定による入力された電源の種類の判別より、精度の高い判別が可能になる。
図2は、本考案の実施例におけるフローチャート図である。同図に示すように、ユーザが本考案の蓄電式電源装置23にシガーソケット1もしくは太陽光発電2もしくはACアダプタ3をDCジャック等の電源入力部4に入力し電源入力(s−1)が行われると、制御部16は所定時間t(s−2)と任意の回数m(s−3)を設定する。所定時間tの例としては5秒、1分等の短時間か若しくは、太陽光発電を入力した場合天気が晴れでも曇る期間があることを考慮し30分、1時間と長くしても良い。任意の回数mも3回から10回等所定時間tに合わせて設定すれば良い。この設定後、蓄電式電源装置23の電源入力部4を遮断(s−4)と接続(s−5)を行い、接続時の電圧vを測定(s−6)する。測定は設定した所定時間内に任意の回数の電圧を測定(s−8)し、その測定された電圧の平均値を算出し記憶部14に記憶する(s−7)。測定し記憶後は所定時間tと所定回数mをクリアしておく(s−8)。次に記憶部14に記憶された電圧の閾値を読み込み(s−10)、前記算出し記憶した電圧vと比較部15が比較を行う(s−11)。比較結果、電圧vが閾値より小さければ(s−12:No)、シガーソケット1等の低い電源の入力と判断しアップコンバータ回路7を介して(s−13)DC/DCコンバータ回路8に電源を入力する(s−14)。電圧vが閾値より大きければ(s−12:Yes)アップコンバータ回路7を介さず、直接DC/DCコンバータ回路8に電源を入力する(s−14)。そして蓄電部17の蓄電状態を示す電圧を確認し(s−15)、蓄電完了状態か否かを判断する(s−16)。蓄電完了状態であれば(s−16:Yes)蓄電せずに蓄電状態の監視を継続する(s−18)。蓄電完了状態でない場合(s−16:No)、蓄電を行う(s−17)。このように、電源入力時に電源入力部4において電源の遮断と接続を所定時間、任意の回数繰り返し行い、接続時の電圧を測定し、測定した電圧の平均値と閾値とを比較して入力された電源の種類を判別し判別結果に応じて蓄電式電源装置23内の内部回路6を切り換えて効率的な蓄電が行える蓄電式電源装置23が実現できる。
なお、本考案の蓄電式電源装置において、閾値の設定や所定時間、任意の回数等適宜変更可能であり、本実施例に限定するものではなく、本考案の主旨に反しない範囲において適宜選定すればよい。
1 シガーソケット
2 太陽光発電
3 ACアダプタ
4 電源入力部
5 AC入力部
6 内部回路
7 アップコンバータ回路
8 DC/DCコンバータ回路
9 電源制御部
10 電圧測定部
11 計時部
12 使用電源判別部
13 回路切り換え部
14 記憶部
15 比較部
16 制御部
17 蓄電部
18 UPS(無停電電源装置)
19 シガーソケット出力
20 USB出力
21 AC出力
22 DC/ACインバータ回路
23 蓄電式電源装置

Claims (4)

  1. 複数の種類の電源を入力可能な電源入力部を有し、複数の種類の電源を入力可能な電源入力部を有し、前記複数の電源から蓄電可能な蓄電部と前記蓄電部を電源として使用可能な蓄電式電源装置であって、前記電源入力部の遮断、接続を行う電源制御部と、電圧を測定する電圧測定部と、時間およびまたは回数を計時する計時部と、前記複数の種類の電源の内、いずれの電源が入力されているかを判別する使用電源判別部と、電圧閾値を記憶した記憶部と、前記蓄電部に蓄電するための内部回路を切り換える回路切り換え部とを備え、前記電源入力部が電源の入力を検出すると、前記電源制御部が前記計時部で計時する所定時間の任意の回数、前記電源入力部の遮断、接続を行い、前記電圧測定部は遮断から接続時の電源の電圧を測定し、前記電圧測定結果と前記記憶部の前記電圧閾値の比較によって前記使用電源判別部は前記複数の種類の電源の内、入力されている電源を判別し、前記電源判別結果によって前記回路切り換え部が前記内部回路を切り換えて前記蓄電部に蓄電を行うことを特徴とする蓄電式電源装置。
  2. AC電源の入力が無い場合、前記蓄電部からの電源の出力に切り換える無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の蓄電式電源装置。
  3. 前記内部回路はアップコンバータ回路とDC/DCコンバータ回路で構成され、前記使用電源判別部の電源判別結果によって、前記回路切り換え部は前記内部回路の前記アップコンバータ回路を介するか否かを切り換えて前記蓄電部に蓄電可能とすることを特徴とする請求項1に記載の蓄電式電源装置。
  4. 前記蓄電部から電源を出力している状態であっても、前記複数の電源からの入力を可能とし蓄電を行うことを特徴とする請求項1に記載の蓄電式電源装置。
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