JP4479008B2 - 電池パック及び充電器 - Google Patents

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Description

本発明は、電池パック及び充電器、特に、過充電を防止する電池パック及び充電器に関する。
コードレス電動工具などの携帯用機器の発達に伴い、携帯用機器の電源に、ニッケル水素電池やニッケル・カドミウム電池(以下、ニカド電池という)などの高容量化された2次電池が使用されている。また、高容量化された2次電池の他の例として、ニッケル水素電池やニカド電池に比較して電気量を多く取り出せるリチウムイオン電池が携帯用機器へ使用されつつある。
リチウムイオン電池の公称電圧は、ニッケル水素電池やニカド電池と比較すると約2〜3倍と高く、そのエネルギー密度はニカド電池の約3倍という性質を持ち、かつ小型軽量であるという特徴を有する。しかし、一方で、所定電圧を超えて充電されると過充電となり、寿命低下、最悪の場合には発火等を生じる場合がある。また、所定値以上の電池温度で充電を行った場合には、寿命低下等を生じる場合がある。
上記寿命低下、発火等を防止するために、充電電圧が所定値以上となったときに充電停止信号を充電器に送信する過充電検出手段と、電池温度が所定値以上となったときに充電停止信号を充電器に送信する高温検出手段とを備えた充電パックが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−151683号公報
しかしながら、上記電池パックと充電器との間には、過充電検出手段による充電停止信号を送信するための端子と高温検出手段による充電停止信号を送信するための端子の両方が必要である。そのため、端子を複数備えることによりコストが上昇すると共に、回路や本体自身のサイズも大きくなってしまう。
そこで、本発明は、過充電検出手段からの充電停止信号と高温検出手段からの充電停止信号を一本の端子で送信することができる電池パック、及び、その充電停止信号を受信することができる充電器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の充電器は、電池への過充電を検出し第1検出信号を出力する過充電検出手段と、電池の温度を検出し第2検出信号を出力する電池温度検出手段と、第1検出信号と第2検出信号とに基づき第3検出信号を生成して出力する出力手段とを備えた電池パックと接続される充電器であって、電池へ電力を供給する充電手段と、第3検出信号の値が第1の所定範囲内に含まれる場合に電池が高温であると判断し、充電を停止させるための第1停止信号を充電手段へ出力する第1出力手段と、第3検出信号の値が第2の所定範囲内に含まれる場合に電池への充電が過充電であると判断し、充電を停止させるための第2停止信号を充電手段へ出力する第2出力手段とを備えていることを特徴としている。
また、本発明の請求項2に記載の充電器では、第3検出信号の値が第2の所定範囲内に含まれる場合には、第1出力手段も、電池への充電が過充電であると判断し、第1停止信号を充電手段へ出力することを特徴としている。
また、本発明の請求項に記載の充電器では、充電手段が第1停止信号と第2停止信号のどちらに基づいて充電が停止したかをユーザに報知する報知手段を備えたことを特徴としている。
また、本発明の請求項に記載の電池パックでは、電池に電力を供給する充電手段と、第3検出信号の値が第1の所定範囲内に含まれる場合に電池が高温であると判断し、充電を停止させるための第1停止信号を充電手段へ出力する第1出力手段と、第3検出信号の値が第2の所定範囲内に含まれる場合に電池への充電が過充電であると判断し、充電を停止させるための第2停止信号を充電手段へ出力する第2出力手段とを備えた充電器と接続される電池パックであって、電池への過充電を検出し第1検出信号を出力する過充電検出手段と、電池の温度を検出し第2検出信号を出力する電池温度検出手段と、第1検出信号と第2検出信号とに基づき第3検出信号を生成して出力する出力手段とを備えたことを特徴としている。
また、本発明の請求項に記載の電池パックでは、出力手段は、電池への充電が過充電である場合には所定値以上の第3検出信号を出力し、電池への充電が過充電でない場合には電池の温度に対応した第3検出信号を出力することを特徴としている。
このような構成によれば、電池パックが、過充電についての第1検出信号と電池温度についての第2検出信号とに基づき第3検出信号を生成して充電器に送信する機能を有していれば、充電器は、第3検出信号から過充電に関する情報と電池温度に関する情報とを識別することができる。従って、過充電についての情報と電池温度についての情報を伝達するための端子が、充電器と電池パックとの間に一つで済む。端子の数を減らすことができることにより、コストを削減することができ、また、充電器のサイズを小さくすることもできる。
本発明の請求項2に記載の充電器によれば、第2出力手段のみならず第1出力手段も第3検出信号から過充電に関する情報を検出するため、過充電が起きた場合により確実に充電を停止させることができる。
本発明の請求項に記載の充電器によれば、充電手段が第1停止信号と第2停止信号のどちらに基づいて充電が停止したかをユーザに報知する報知手段を備えているため、ユーザが、その報知内容によってその後の対処法を考えることができる。例えば、第1停止信号、すなわち、過充電に基づいて充電が停止した場合には、その電池の寿命が短くなってしまったことを予測することができる。また、第2停止信号、すなわち、電池温度が所定値以上であることに基づいて充電が停止した場合には、しばらく時間を置いて電池温度を下げれば、充電を再開することができると予測することができる。
本発明の請求項に記載の電池パックによれば、過充電についての第1検出信号と電池温度についての第2検出信号とに基づき第3検出信号を生成して充電器に送信する。充電器が、第3検出信号から、過充電についての情報と電池温度についての情報とを識別する機能を有していれば、過充電についての情報と電池温度についての情報を伝達するための端子は、充電器と電池パックとの間に一つで済む。端子の数を減らすことができることにより、コストを削減することができ、また、電池パックのサイズを小さくすることもできる。
本発明の請求項に記載の電池パックによれば、出力手段は、電池への充電が過充電である場合には所定値以上の第3検出信号を出力し、電池への充電が過充電でない場合には電池の温度に対応した第3検出信号を出力するので、過充電が生じた場合の第3検出信号を電池の温度に対応した第3検出信号と大きく異なる値としておけば、充電器が過充電についての情報と電池温度についての情報とを間違えて識別することを防止することができる。
本発明の第1の実施の形態による充電器および電池パックについて図1および図2を参照しながら説明する。図1に示すように、第1の実施の形態による充電器20は、電池パック10を充電するための充電装置である。電池パック10は、電池1を内蔵しており、電動ドライバ、丸のこ等の電動工具の電源として用いられる。充電器20は、接続端子A、B、Cを介して電池パック10を接続し、電池1に充電電流を供給することによって、所定の電池電圧まで充電する。このとき、充電器20は、電池1の電圧が所定値以上であること(以下、「過充電」と称す)を検出または電池1の温度が所定値以上であること(以下、単に「高温」と称す)を検出すると充電電流を遮断するように構成されている。
電池パック10は、電池1と、保護集積回路2(以下、保護IC2という)と、充電状態検出回路30とで構成されている。電池1は、接続端子Aと接続端子Cとの間に接続され、保護IC2は、電池1と充電状態検出回路30との間に接続され、充電状態検出回路30は、保護IC2と、接続端子Bおよび接続端子Cに接続されている。
電池1は、第1の実施の形態においては、4つの素電池1a、1b、1c、1dを直列接続して構成されており、接続端子A、接続端子C間に接続され、充電器20から充電電流を供給されて所定電圧まで充電される。第1の実施の形態において、素電池1a、1b、1c、1dは、リチウムイオン電池である。本実施の形態では、リチウムイオン電池の定格は、素電池1個当たり3.6Vで最大充電電圧が4.2Vであり、4.35V以上となったときに過充電であると判断される。
保護IC2は、各素電池1a、1b、1c、1dの電圧を個別に検出し、検出した電圧に応じて所定の信号を出力端子21から出力する回路である。保護IC2は、通常はオープン状態となっており、いずれかの素電池1a、1b、1c、1dが所定電圧以上になったことを検出した場合には、過充電と判断して出力端子21から0ボルト(グランドレベル)を出力する。
充電状態検出回路30は、保護IC2の出力端子21からの信号および電池1の温度を検出することによって電池1の充電状態を示す所定の信号を出力する回路である。充電状態検出回路30は、電圧Vccと、接続端子Bおよび接続端子Cに接続されているグランドラインとの間に設けられ、トランジスタQ1、抵抗R1、サーミスタ3およびトランジスタQ2で構成されている。トランジスタQ1およびトランジスタQ2のベースは、抵抗R1を介して電圧Vccと接続されており、また、出力端子21からの信号が入力されている。トランジスタQ1のエミッタは、電圧Vccに接続されている。抵抗R1は、トランジスタQ1のベース、エミッタ間に接続されている。サーミスタ3は、電池1の温度を検出するために、特定の素電池に接触又は近接して配置されており、トランジスタQ1のコレクタとトランジスタQ2のコレクタとの間に接続されている。また、トランジスタQ1のコレクタは、接続端子Bに接続され、トランジスタQ2のエミッタは接続端子Cに接続されている。
保護IC2の出力端子21がオープン状態の場合には、トランジスタQ1はオフ、トランジスタQ2はオンになり、接続端子Bは、サーミスタ3の抵抗値に応じた電圧レベルとなる。なお、本実施の形態で用いているサーミスタ3は、その抵抗値が温度の上昇に伴い低下する、いわゆる負性抵抗を示すものである。保護IC2がいずれかの素電池の過充電状態を検出して、出力端子21から0ボルトを出力すると、トランジスタQ1はオン、トランジスタQ2はオフとなり、接続端子Bは、サーミスタ3が検出する電池温度に関係なく常に電圧Vcc、図2におけるV2となる。
充電器20は、電池パック10に充電電流を供給する充電回路7と、電池パック10の異常を検出して充電電流の供給を停止させるための信号を出力する停止信号出力回路40とで構成されている。充電回路7は接続端子Aと接続され、停止信号出力回路40は、充電回路7に接続されると共に、接続端子Bおよび接続端子Cに接続されている。
充電回路7は、整流回路および各種制御回路等を備え、例えば100ボルトの商用交流電力から、定電流制御若しくは定電圧制御の下で充電電流を出力する公知の充電回路である。充電回路7は、遮断スイッチ71を有し、停止信号出力回路40からLo論理の停止信号が入力されると、充電電流の出力を停止するように構成されている。
停止信号出力回路40は、マイコン4と、コンパレータ5と、AND回路6とから主に構成されている。マイコン4は、電池パック10の充電状態検出回路30の出力である接続端子Bにおける電圧Vbを入力される。コンパレータ5は、電圧Vbおよび所定電圧V1が入力され、その両者を比較した結果に応じた信号を出力する。AND回路6は、マイコン4の出力とコンパレータ5の出力とが入力される。
マイコン4は、内蔵のアナログデジタル(以下、AD)変換器41への入力端子P2が接続端子Bと接続されており、充電状態検出回路30から入力される電圧VbをAD変換し、変換した値と予め定められた閾値とを比較し、比較結果を「H」又は「L」の2値信号で出力端子P1から出力する回路である。本実施の形態では、マイコン4は、電圧VbをAD変換した値が第1の閾値よりも小さい場合及び第2の閾値よりも大きい場合には、「L」を出力し、第1の閾値以上第2の閾値以下の場合には「H」を出力する。なお、後述するが、本実施の形態では、第1の閾値は、図2における電圧V3に、第2の閾値は、図2における電圧V1に設定されている。
コンパレータ5は、入力端子51に入力される電圧と、入力端子52に入力される電圧との大小に応じて「H」又は「L」の2値信号を出力する。入力端子51は、電圧Vccと接続端子Cとの間に直列接続された抵抗R4と抵抗R5との接点Fに接続され、電圧Vccを抵抗R4と抵抗R5とで分圧した一定値の電圧V1が入力されている。入力端子52には、充電状態検出回路30からの電圧Vbが入力されている。コンパレータ5は、電圧Vbが電圧V1より大きい場合には「L」を出力し、電圧V1以下の場合には「H」を出力する。
さらに停止信号出力回路40において、電圧Vccと接続端子Cとの間に抵抗R2および抵抗R3が接点D1を介して直列に接続され、接点D1は接続端子Bと接続されている。従って、保護IC2の出力端子21がオープン状態の場合には、電圧レベルVbは、サーミスタ3および抵抗R3の合成抵抗によって定められる。
AND回路6の入力端子61には、マイコン4からの出力が入力し、入力端子62には、コンパレータ5からの出力が入力し、AND回路6は、演算結果に応じた出力を出力端子63から出力する。AND回路6からの出力は、充電回路7の遮断スイッチ71に入力され、入力信号に応じて遮断スイッチ71が作動して充電回路7の出力を遮断する。
次に、第1の実施の形態による電池パック10および充電器20の動作を説明する。まず、電池パック10が過充電状態でも高温状態でもない場合(以下、通常状態と称す)について説明する。通常状態では、保護IC2の出力端子21は、オープン状態となっているため、充電状態検出回路30の電圧Vccは、トランジスタQ1およびトランジスタQ2のベースに入力され、トランジスタQ1はオフ、トランジスタQ2はオンとなる。よって、このとき、接続端子Bにおける電圧Vbは、サーミスタ3の抵抗変化、抵抗R2および抵抗R3の抵抗値に応じた電圧Vthとなる。なお、図2において、電圧Vthは、通常状態及び高温状態の場合の電池温度に応じた電圧Vbであり、過充電状態の場合には、電池温度に関係なく、電圧VbはV2となる。
図2に示すように、縦軸を接続端子Bの電圧Vb、横軸を温度としたとき、サーミスタ3が充電状態検出回路30内に接続されていない場合、すなわち接続端子Bが開放状態の場合の電圧Vbを電圧V0とすると、温度上昇に伴って電圧Vthは減少する。温度がT1を超えたときに電池パック10が高温であると判断するとすれば、高温でない場合には、電圧Vthは電圧V3以上ということになる。よってマイコン4は、通常状態では、出力端子P1から「H」を出力する。
一方、コンパレータ5は、図2に示すように電圧Vthが常に電圧V1よりも低く設定されているので、「H」を出力する。AND回路6の入力は入力端子61、62共に「H」であり、出力も「H」となる。従って、遮断スイッチ71には「H」が入力され、充電回路7は出力を継続する。
次に、電池温度が上昇し、高温となった場合の動作について説明する。過充電は検出されていないので、保護IC2は、オープン状態である。従って、トランジスタQ1およびトランジスタQ2のベースには、電圧Vccが入力され、トランジスタQ1はオフ、トランジスタQ2はオンとなる。このとき、通常状態の場合と同様、接続端子Bにおける電圧Vbは、サーミスタ3の抵抗変化、抵抗R2および抵抗R3の抵抗値に応じた電圧Vthとなる。
図2に示すように、高温であると判断するのは温度がT1を超えたときなので、電圧Vthは電圧V3以下ということになる。このとき、マイコン4は出力端子P1から「L」を出力する。一方、コンパレータ5は、図2に示すように、電圧Vthが常に電圧V1よりも低く設定されているので、「H」を出力する。AND回路6への入力は、入力端子61に「L」、入力端子62に「H」となり、出力は「L」となる。充電回路7の遮断スイッチ71には「L]が入力されることで、充電電流の出力を遮断する。
続いて、過充電を検出する場合の動作について説明する。保護IC2が、素電池1a〜1dのいずれか少なくとも1つの電池電圧が所定電圧を超えたことを検出した場合、保護IC2は、過充電を検出したとして出力端子21から出力電圧Viとして0ボルトを出力する。出力電圧Viは、トランジスタQ1およびトランジスタQ2のベースに入力され、トランジスタQ1はオン、トランジスタQ2はオフとなる。よって、このとき、接続端子Bにおける電圧Vbは、電圧Vccとなる。
図2において、過充電を検出した際の電圧Vbは、電圧V2と表わしている。過充電の場合には、入力端子51に入力されている電圧V1よりも入力端子52に入力される電圧V2=Vccの方が高いので、コンパレータ5は、出力端子53から「L」を出力する。
一方、マイコン4にも、サーミスタ3からの信号に関係なく電圧Vccが入力されることになる。図2に示すように、本実施の形態においては、電圧VccはV2であるため、マイコン4は「L」を出力する。AND回路6の入力は入力端子61が「L」、入力端子62が「L」であり、出力端子63からの出力は「L」となるため、遮断スイッチ71には「L」が入力され、充電回路7は出力を遮断する。なお、このときには、サーミスタ3の検出温度にかかわらず、充電回路7の出力は遮断されることになる。
以上説明したように、第1の実施の形態による電池パック10および充電器20によれば、充電器20は、電池パック10からの信号、すなわち、電圧Vbから、過充電に関する情報と電池温度に関する情報とを識別することができる。従って、過充電についての情報と電池温度についての情報を伝達するための端子が、充電器20と電池パック10との間に接続端子Bのみで済む。端子の数を減らすことができることにより、コストを削減することができ、また、充電器20のサイズを小さくすることもできる。
また、マイコン4とコンパレータ5の両方で過充電に関する情報を検出するため、過充電が起きた場合には、より確実に充電を停止させることができる。
また、電池1への充電が過充電である場合には、VbはV2となり、過充電でない場合には電池1の温度に対応したVthとなるので、V2とVthとが大きく異なるように、すなわち接続端子Bが開放時の電圧V0より大きく設定しておけば、充電器20が過充電についての情報と電池温度についての情報とを間違えて識別することを防止することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態による充電器および電池パックについて図3を参照しながら説明する。第1の実施の形態と実質的に同様の構成については同一の番号を付し、説明を省略する。図3に示すように、第2の実施の形態による充電器20は、電池パック100を充電するための充電装置となっている。充電器20の構成および動作は、第1の実施の形態による充電器20と同様である。充電器20は、接続端子A、B、Cを介して電池パック100を接続し、内蔵の電池1に充電電流を供給することによって、所定の電池電圧まで充電する。
電池パック100は、電池1と、保護IC2と、充電状態検出回路130とで構成されている。充電状態検出回路130は、保護IC2と、接続端子Bおよび接続端子Cとの間に設けられている。
充電状態検出回路130は、保護IC2の出力端子21からの信号によって電池1の充電状態を示す所定の信号を出力する回路である。第1の実施の形態による充電状態検出回路30は、電圧Vccと、接続端子Bおよび接続端子Cとの間に設けられていたが、第2の実施の形態による充電状態検出回路130は接続端子Aと、接続端子Bおよび接続端子Cとの間に設けられている。
充電状態検出回路130は、第1の実施の形態における充電状態検出回路30と並列にツェナーダイオードZDが接続された構成となっており、並列接続された回路にさらに直列に抵抗Rdが接続されて抵抗Rdの一端が接続端子Aと接続されている。このような構成によって、第1の実施の形態における充電状態検出回路30と同一部分の両端電圧を、ツェナーダイオードZDの両端電圧である約4.7ボルトに固定している。よって、充電状態検出回路130は、電圧Vccの5ボルトを印加されていた第1の実施の形態による充電状態検出回路30と実質的に同様の動作を行うことができる。
次に、本発明の第3の実施の形態による充電器および電池パックについて図4を参照しながら説明する。第1の実施の形態または第2の実施の形態と実質的に同様の構成については同一の番号を付し、説明を省略する。図4に示すように、第3の実施の形態による充電器200は、電池パック10を充電するための充電装置となっている。このとき、充電器200は、電池パック10の充電を行う際に過充電および高温を検出すると充電電流を遮断するとともに、過充電または高温が生じた際にそれぞれの異常が生じたことを発光ダイオードの点灯により表示するように構成されている。
充電器200は、電池パック10に充電電流を供給する充電回路7と、電池パック10の異常を検出して充電電流の供給を停止させるための信号を出力する停止信号出力回路240とで構成されている。充電回路7は接続端子Aと接続され、停止信号出力回路240は、充電回路7に接続されると共に、接続端子Bおよび接続端子Cに接続されている。
停止信号出力回路240は、第1の実施の形態による停止信号出力回路40におけるAND回路6に替えて3入力AND回路9を備え、加えて、電圧Vccとコンパレータ5の出力端子53との間に抵抗R8を介して接続されたLED1、コンパレータ8、および電圧Vccとコンパレータ8の出力端子83との間に抵抗R9を介して接続されたLED2、コンパレータ8の入力端子82に接続され、電圧Vccを分圧している抵抗R6および抵抗R7を備えている。なお、AND回路9の入力端子91には、マイコン4の出力が入力し、入力端子92にはコンパレータ5の出力が入力し、入力端子93にはコンパレータ8の出力が入力する。
コンパレータ8は、入力端子81に入力する電圧と、入力端子82に入力する電圧との大小に応じた2値信号を出力する比較器である。入力端子81は接続端子Bに接続され、充電状態検出回路30からの電圧Vbが入力されている。入力端子82は、電圧Vccとグランドラインとの間に直列接続された抵抗R6と抵抗R7との接点Gに接続され、電圧Vccを抵抗R6と抵抗R7とで分圧した一定値の電圧V3が入力されている。コンパレータ8は、電圧Vbが電圧V3以上の場合には「H」を出力し、電圧V3未満の場合には「L」を出力する。
コンパレータ5の出力が「H」の場合には、第1の実施の形態において説明したように、保護IC2は過充電を検出していない場合であり、このときLED1には電流が流れないので、点灯しない。コンパレータ5の出力が「L」の場合は、保護IC2が過充電を検出した場合であり、このときLED1に電流が流れるため点灯する。
コンパレータ8の出力が「H」の場合は、上述したように電圧Vbが電圧V3以上の場合であり、第1の実施の形態において説明したように、電池温度はT1以下で、充電状態検出回路30は高温を検出していない。このときLED2には電流が流れないので、点灯しない。コンパレータ8の出力が「L」の場合は、電圧Vbが電圧V3未満の場合であり、第1の実施の形態において説明したように、電池温度はT1より高く、充電状態検出回路30が高温を検出している状態である。このときLED2には電流が流れるため点灯する。
また、充電器200においては、マイコン4、コンパレータ5、コンパレータ8のすべての出力が「H」のときにのみ充電が継続され、いずれか1つでも「L」になると、遮断スイッチ71の動作により充電回路7は出力を遮断する。
以上説明したように、第3の実施の形態による充電器200によれば、マイコン4とコンパレータ8の両方で高温に関する情報を検出するため、電池1の温度が所定値以上となった場合により確実に充電を停止させることができる。
また、過充電または高温が生じたことを表示してユーザに知らせるLED1およびLED2を備えているため、ユーザが、そのLED1及びLED2の発光によってその後の対処法を考えることができる。例えば、過充電に基づいて充電が停止した場合、すなわち、LED1のみが点灯した場合には、その電池の寿命が短くなってしまったことを予測することができる。また、電池1の高温に基づいて充電が停止した場合、すなわち、LED2のみが点灯した場合には、しばらく時間を置いて電池温度を下げれば、充電を再開することができると予測することができる。
なお、上記各実施の形態による保護IC2は、本発明の過充電検出手段であり、サーミスタ3は、本発明の電池温度検出手段であり、充電状態検出回路30は、本発明の出力手段として機能する。また、充電回路7は、本発明の充電手段であり、マイコン4は、本発明の第1出力手段であり、コンパレータ5は、本発明の第2出力手段である。また、第3の実施の形態によるLED1およびLED2は、本発明の報知手段である。
第1の実施の形態による電池パック10および充電器20の構成を示す回路図。 第1の実施の形態による接続端子Bにおける電圧Vbの温度依存性を示す図。 第2の実施の形態による電池パック100および充電器20の構成を示す回路図。 第3の実施の形態による電池パック10および充電器200の構成を示す回路図。
符号の説明
1:電池 2:保護IC 3:サーミスタ 4:マイコン 5:コンパレータ 6:AND回路 7:充電回路 Q1、Q2:トランジスタ R1、R2、R3、R4、R5:抵抗 A、B、C:接続端子

Claims (5)

  1. 電池への過充電を検出し第1検出信号を出力する過充電検出手段と、前記電池の温度を検出し第2検出信号を出力する電池温度検出手段と、前記第1検出信号と前記第2検出信号とに基づき第3検出信号を生成して出力する出力手段とを備えた電池パックと接続される充電器であって、
    前記電池へ電力を供給する充電手段と、
    前記第3検出信号の値が第1の所定範囲内に含まれる場合に前記電池が高温であると判断し、充電を停止させるための第1停止信号を前記充電手段へ出力する第1出力手段と、
    前記第3検出信号の値が第2の所定範囲内に含まれる場合に前記電池への充電が過充電であると判断し、充電を停止させるための第2停止信号を前記充電手段へ出力する第2出力手段とを備えたことを特徴とする充電器。
  2. 前記第3検出信号の値が前記第2の所定範囲内に含まれる場合には、前記第1出力手段も、前記電池への充電が過充電であると判断し、前記第1停止信号を前記充電手段へ出力することを特徴とする請求項1に記載の充電器。
  3. 前記充電手段が前記第1停止信号と前記第2停止信号のどちらに基づいて充電が停止したかをユーザに報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の充電器。
  4. 電池に電力を供給する充電手段と、第3検出信号の値が第1の所定範囲内に含まれる場合に前記電池が高温であると判断し、充電を停止させるための第1停止信号を前記充電手段へ出力する第1出力手段と、前記第3検出信号の値が第2の所定範囲内に含まれる場合に前記電池への充電が過充電であると判断し、充電を停止させるための第2停止信号を前記充電手段へ出力する第2出力手段とを備えた充電器と接続される電池パックであって、
    前記電池への過充電を検出し第1検出信号を出力する過充電検出手段と、
    前記電池の温度を検出し第2検出信号を出力する電池温度検出手段と、
    前記第1検出信号と前記第2検出信号とに基づき前記第3検出信号を生成して出力する出力手段とを備えたことを特徴とする電池パック。
  5. 前記出力手段は、前記電池への充電が過充電である場合には、所定値以上の第3検出信号を出力し、前記電池への充電が過充電でない場合には、前記電池の温度に対応した第3検出信号を出力することを特徴とする請求項4に記載の電池パック。
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