JP3170803B2 - カセット収納棚 - Google Patents

カセット収納棚

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JP3170803B2
JP3170803B2 JP40254490A JP40254490A JP3170803B2 JP 3170803 B2 JP3170803 B2 JP 3170803B2 JP 40254490 A JP40254490 A JP 40254490A JP 40254490 A JP40254490 A JP 40254490A JP 3170803 B2 JP3170803 B2 JP 3170803B2
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small cassette
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビ放送局において、
長時間に亘る連続ビデオ再生や記録を行なうカセットオ
ートチェンジャー等に使用するカセット収納棚に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】カセットオートチェンジャーは一般に図
15〜図16に示したように多段複数列に配置された多
数のカセット収納棚201…201と、これらカセット
収納棚201…201からカセットを取出すカセット移
送機202と、該カセット移送機202から取出してき
たカセットを装着する複数の記録再生装置203…20
3とを備えている。
【0003】そして、上記カセット収納棚201…20
1内に、それぞれカセット収納口204側からカセット
を収納しておき、上記カセット収納口204と反対側の
カセット受渡口206の前方にカセット移送機202が
移動してきて停止すると、該カセット移送機202に設
けた操作部材207でカセット収納棚201のカセット
押出機構208を押圧操作し、カセット205をカセッ
ト収納棚201から押し出して、カセット移送機202
内に移したのち、該カセット移送機202を記録再生装
置203の前まで移動させて、該記録再生装置203に
カセットを装着させて、記録再生を行なうようになって
いる。
【0004】そして、記録再生終了後は記録再生装置2
03からアンローディングされてきたカセットをカセッ
ト移送機202に取り込んだのち、該カセット移送機2
02を上記カセット収納棚201の位置まで移動させ、
カセットをカセット受渡口206からカセット収納棚2
01に戻すようになっている。
【0005】ところで、上記カセット収納棚201…2
01として、大小大きさの異なるカセット205,21
9を収納することができるようにしたものが知られてい
る。
【0006】この種のカセット収納棚201は一般に図
17に示したように、棚基板211上に突出する左右一
対の小カセットガイド212,212と、これら小カセ
ットガイド212,212間に配置された小カセットス
トッパ213及び大カセットストッパ214と、上記棚
基板211の左右両側部に配置されていて、大カセット
205を挿入したときに上記小カセットガイド212と
小カセットストッパ213を降下させる昇降機構215
と、上記小カセットストッパ213又は大カセットスト
ッパ214との間で大カセット205又は小カセット2
19を挾着保持するシャッタ216と、該シャッタ21
6上に重ね合わせ可能に設けられていて、上記大,小カ
セット205,219を棚基板211上からカセット移
送機202側に向けて押し出すカセット押出部材217
と、該カセット押出部材217をスライドさせる押出部
材駆動機構218とを備えている。
【0007】そして、カセット収納口204側から小カ
セット219を挿入すると、棚基板211上に突出して
いる左右一対の小カセットガイド212,212の内面
で小カセット219はガイドされながら挿入されてい
き、該小カセット219の先端部に回動可能に取付けら
れているリッド220の端面221が小カセットストッ
パ213に当接して、小カセット219と共に、小カセ
ットストッパ213も棚基板211上をスライドし、所
定の位置まで挿入されたときに、小カセットストッパ2
13がロックされて小カセット219のリッド220の
端面221側が位置決めされるのと略同時に、シャッタ
216が上昇し、該シャッタ216により小カセット2
19の後端面222を係止して、小カセット219を棚
基板211上に支持するようになっている。
【0008】また大カセット205を挿入すると、該大
カセット205の下面に設けたガイド溝223,223
に上記小カセットガイド212,212が嵌合し、これ
ら小カセットガイド212,212に沿って大カセット
205が所定量挿入されると、大カセット205の左右
両側面で、上記棚基板211の左右両側部に配置されて
いる昇降機構215のローラ224を外側に押して小カ
セットガイド212及び小カセットストッパ213を挿
入の障害とならないように下降させながら更に挿入され
ていき、大カセット205の先端部に回動可能に取付け
られているリッド220の端面221が大カセットスト
ッパ214に当接して、大カセット205と共に、大カ
セットストッパ214も棚基板211上をスライドし、
所定の位置まで挿入されたときに、大カセットストッパ
214がロックされて、大カセット205のリッド22
0の端面221側が位置決めされるのと略同時にシャッ
タ216が上昇し、該シャッタ216により大カセット
205の後端面225を係止して、大カセット205を
棚基板211上の略中央部に収納保持するようになって
いる。
【0009】そして、上記カセット収納棚201…20
1から大カセット205又は小カセット219を取出す
べく、所望のカセットが収納されているカセット収納棚
201の前までカセット移送機が移動してきて停止し、
該カセット移送機に設けられた操作部材でカセット押出
機構を押圧操作すると、先ず、上記小カセットストッパ
213、大カセットストッパ214が降下し、次にカセ
ット押出部材217がカセット受渡口206側に移動
し、該カセット受渡口206からカセットをカセット移
送機側に押し出すようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のカセット収
納棚にあっては、小カセットガイドの背の高さ及び幅
を、大カセットのガイド溝の高さ(深さ)及び幅に揃え
て、これと略同一に(ガイド溝の高さや幅よりも僅かに
小さく)形成していたために次に述べるような問題点が
あった。
【0011】(1)小カセット挿入時に小カセットが小
カセットガイドの上に乗り上げて誤挿入されてしまうこ
とがある。小カセットの乗り上げを防ぐためには、小カ
セットガイドの背を高くすればよいのであるが小カセッ
トガイドの高さは大カセットのガイド溝の深さに規制さ
れるため、むやみに小カセットガイドを背を高くするこ
とができない。
【0012】(2)小カセットガイドの側面がガイド溝
の内側面に接触しているため、その摩擦抵抗で円滑に小
カセットガイドが降下しない。
【0013】本発明は上記従来の問題点を解決し、小カ
セットが小カセットガイドに乗り上げるのを防止し、か
つ、小カセットガイドを円滑に降下させることのできる
カセット収納棚を提供することを目的として為されたも
のである。
【0014】
【課題を解決するための手段】挿入した小カセット又は
大カセットを支持する棚基板と、該棚基板上に突出して
いて、小カセットを挿入したときに、その挿入をガイド
する対状の小カセットガイドと、大カセットを挿入する
ときに、上記小カセットガイドを大カセットの挿入に支
障のないように下降させる昇降機構を備えていて、大カ
セット挿入時には、該大カセットの下面に設けたガイド
溝に上記小カセットガイドが嵌合し、大カセットが所定
量挿入されると、上記昇降機構が作動して、小カセット
ガイドが下降するようになっているカセット収納棚にお
いて、上記小カセットガイドの高さを、大カセットが上
記昇降機構を作動させる位置に挿入されるまでの長さ部
分は上記大カセットのガイド溝の高さと略同一に形成
し、その挿入方向の後部部分は上記ガイド溝の高さより
も高く形成した。
【0015】また、小カセットガイドを、大カセットが
上記昇降機構を作動させる位置に挿入されるまでの長さ
部分のガイド幅を、その挿入方向の後部部分のガイド幅
よりも小さくした。
【0016】
【作用】小カセットガイドはその長さ方向の途中までは
大カセットのガイド溝の高さを略同じ高さに、また途中
からはガイド溝よりも高くなっているので、この高くな
っている部分で小カセットガイドに小カセットが乗り上
げるのを防止する。
【0017】また、小カセットガイドはその長さ方向の
途中までのガイド幅を、それ以後のガイド幅よりも狭く
したので大カセットのガイド溝に小カセットガイドを挿
入したときに、上記小カセットガイドのガイド幅を狭く
した部分の側面とガイド溝の内側面との間には隙間が発
生し、両者間に摩擦抵抗の発生を防止するので小カセッ
トガイドを円滑に降下させることができる。
【0018】
【実施例】次に本発明を図1〜図14を参照して説明す
る。
【0019】図1において、1は本発明のカセット収納
棚であり、該カセット収納棚1は、挿入した小カセット
2又は大カセット3を支持する棚基板4と、該棚基板4
上に突出していて、小カセット2を挿入したときに、そ
の挿入をガイドする左右一対の小カセットガイド5,5
と、これら一対の小カセットガイド5,5間に配置され
ていて、小カセット2を挿入したときに、その先端部に
開閉可能に取付けられているリッド6の端面7が当接
し、小カセット2と共にスライドして、所定の位置まで
挿入されたときに停止する小カセットストッパ8と、大
カセット3を挿入するときに、上記小カセットガイド
5,5及び小カセットストッパ8を大カセット3の挿入
に支障のないように下降させる昇降機構9と、上記小カ
セットストッパ8よりも上記カセット挿入方向の後方に
配置されていて、大カセット3を挿入したときに、その
先端部に開閉可能に取付けられているリッド6の端面7
が当接して大カセット3と共にスライドして、所定の位
置まで挿入されたときに停止する大カセットストッパ1
0と、上記小カセットストッパ8又は大カセットストッ
パ10との間で小カセット2又は大カセット3を挾着保
持するシャッタ11と、該シャッタ11上に重ね合わせ
可能で設けられていて、小カセット2又は大カセット3
を棚基板4上からカセット移送機側に向けて押し出すカ
セット押出部材13と、該カセット押出部材13をスラ
イドさせる押出部材駆動機構14とを備えている。
【0020】15は棚基板4の下面側に取付けられてい
て、上記昇降機構9や押出部材駆動機構14等を収容し
ているシャーシフレーム、16,16は棚基板4の左右
両側部を上方に向けて略直角に折曲げることにより形成
された左右一対の大カセットガイドであり、これら大カ
セットガイド16,16の上方に、スペーサ等を介して
他のカセット収納棚1のシャーシフレーム15が順次重
ね合わされて、多段のカセット収納棚が形成されてい
る。
【0021】そして、図2〜図3に示したように、上記
カセット収納棚1の一側のカセット収納口21側から小
カセット2を挿入すると、上述した従来例の場合と同様
に棚基板4上に突出している左右一対の小カセットガイ
ド5,5により小カセット2はガイドされながら挿入さ
れていき、該小カセット2の先端部に回動可能に取付け
られているリッド6の端面7が小カセットストッパ8に
当接して、小カセット2と共に、小カセットストッパ8
も棚基板4上をスライドし、図4〜図5に示したように
所定の位置まで挿入されたときに、小カセットストッパ
8がロックされて、小カセット2のリッド6の端面7側
が位置決めされるのと略同時に、シャッタ11が上昇
し、該シャッタ11により小カセット2の後端面22を
係止して、小カセット2を棚基板4上に保持するように
なっている。
【0022】また図6に示したように大カセット3を挿
入すると、該大カセット3の下面に設けたガイド溝に上
記小カセットガイド5,5が嵌合し、これら小カセット
ガイド5,5に沿って大カセット3が所定量挿入される
と、大カセット3の左右両側面で、上記棚基板4の左右
両側部に配置されている昇降機構9のローラ17を外側
に押して小カセットガイド5,5及び小カセットストッ
パ8を下降させながら更に挿入されていき、大カセット
3の先端部に回動可能に取付けられているリッド6の端
面7が大カセットストッパ10に当接して、大カセット
3と共に、大カセットストッパ10も棚基板4上をスラ
イドし、所定の位置まで挿入されたときに、大カセット
ストッパ8がロックされて、図7に示したように大カセ
ット3のリッド6の端面7側が位置決めされるのと略同
時にシャッタ11が上昇し、該シャッタ11により大カ
セット3の後端面22を係止して、大カセット3を棚基
板4上の略中央部に収納保持するようになっている。
【0023】そして、上記カセット収納棚1…1から小
カセット2又は大カセット3を取出すべく、所望のカセ
ットが収納されているカセット収納棚1の前までカセッ
ト移送機が移動してきて、操作部材でカセット押出機構
14を押圧操作すると、図8に示したように先ず上記小
カセットストッパ8、大カセットストッパ9が降下し、
次にカセット押出部材13がカセット受渡口21側に移
動し、図9に示すように該カセット受渡口21からカセ
ットをカセット移送機側に押し出すようになっている。
【0024】上記棚基板4は金属板で矩形状に形成され
ていて、図1に示したように上記小カセットガイド5,
5を出没させるための切欠部23…23と、小カセット
ストッパ8を出没させ、かつスライドさせるための切欠
部24…24と、大カセットストッパ10を出没させ、
かつスライドさせるための切欠部25…25と、シャッ
タ11及びカセット押出部材13を出没させるための切
欠部26と、カセット押出部材13をスライドさせるた
めの切欠部27が形成されている。
【0025】また棚基板4の上面の、上記一対の小カセ
ットガイド5,5の間(内側)には左右一対の小カセッ
ト用の支持基準面31…31が設けられていると共に、
上記一対の小カセットガイド5,5の外側には左右一対
の大カセット用の支持基準面32,32が突出形成され
ている。
【0026】上記小カセット用の支持基準面31,31
の前端は図2〜図3に示したように小カセットガイド
5,5の前端よりもカセット収納口21側からのカセッ
ト挿入方向の後方に位置していて、小カセット2を挿入
した場合に、挿入当初においては小カセット2は小カセ
ット用の支持基準面31,31には当接せずに、所定量
挿入した段階で小カセット2が小カセット用の支持基準
面31,31上に乗り上げて、小カセットを基準位置に
支持するようになっている。
【0027】このような構成にしたのは、小カセット用
の支持基準面31,31をカセット挿入方向の後方に下
げることにより、これら小カセット用の支持基準面3
1,31が形成されていないカセット収納口21側の入
口部分の棚基板4の上面からの小カセットガイド5,5
の突出高さを相対的に高くして、小カセット2が小カセ
ットガイド5,5上に乗り上げるのを防止するためであ
る。
【0028】また、大カセット用の支持基準面32,3
2を小カセット用の支持基準面31,31よりも手前に
配置したのは大カセット3を挿入する際に、大カセット
3のガイド溝の深さと小カセットガイド5の高さの差を
小さくすることにより大カセット3を挿入しやすくする
ためである。
【0029】また上記小カセットガイド5,5は図2〜
図3に示したように、大カセット3が上記昇降機構9を
作動させる位置に挿入されるまでの長さ部分つまりガイ
ド溝の長さに相当する長さ部分(以下前方部分という)
33の高さを上記大カセット3のガイド溝の高さと略同
一に形成し、残りの部分(以下後方部分という)34の
高さを大カセット3のガイド溝の高さよりも高く形成
し、前方部分33と後方部分34との間に高さ方向の段
差δ1をもたせていると共に、上記後方部分の幅はガイ
ド溝の幅よりもやや小さ目に形成し、前方部分33の内
面側を切欠35することにより、上記後方部分34の幅
よりも前方部分33の幅を更に小さく形成し、前方部分
33と後方部分34との間に幅方向の段差δ2をもた
せ、大カセット3のガイド溝に小カセットガイド5,5
を嵌合した場合に、これら小カセットガイド5,5の内
面側はガイド溝の内面側に接触しないようにしている。
【0030】小カセットガイド5,5は上記のような構
成であるから、小カセットガイド5,5に沿ってガイド
溝の長さの範囲まで大カセット3が挿入されると、該大
カセット3の左右両側面で昇降機構9の検出ローラ17
を外側に押して小カセットガイド5,5を下降させるの
であるが、このとき上述したように小カセットガイド
5,5の内面側は大カセット3のガイド溝の内面側と非
接触状態になっているので、摩擦抵抗を受けることなく
円滑に下降するのである。
【0031】そして、小カセットガイド5,5が下降し
たのち、大カセット3は更にカセット収納棚1内に挿入
されていくのである。
【0032】上述のように小カセットガイド5,5の後
方部分34の高くしたのは、小カセット2を挿入すると
きに該小カセット2が小カセットガイド5,5に乗り上
げるのを防止するためである。
【0033】つまり、大,小カセット用の支持基準面3
1,32からの小カセットガイド5,5の突出高さは大
カセット3に設けたガイド溝の高さ(深さ)により決定
され、むやみに高くすることができない。
【0034】しかし、小カセットガイド5,5の後方部
分34は大カセット3がガイド溝の長さに相当する部分
が挿入されたときに棚基板4の下方に下降するので、ガ
イド溝よりも高くすることができる。
【0035】そして、小カセットガイド5,5の後方部
分34を高くし、大,小カセット2,3の支持基準面3
1,32との段差を大きくすることにより、小カセット
3が小カセットガイド5,5に乗り上げるのを防止する
のである。
【0036】また、小カセットストッパ8は、左右一対
の小カセットガイド5,5の近傍に、左右対をなすよう
に配置されていて、小カセット2を挿入したときに、該
小カセット2のリッド6の端面7の左右両側部に、上記
一対の小カセットストッパ8,8が当接するようになっ
ている。
【0037】大カセットストッパ10も上記小カセット
ストッパ8と同様に、小カセットガイド5,5の近傍に
左右対をなすように形成されていて、大カセット3を挿
入したときに、該大カセット3のリッド6の端面7の左
右両側部に、上記一対の大カセットストッパ10,10
が当接するようになっている。
【0038】上述のように小,大カセットストッパ8,
10を大,小カセット2,3のリッド6の端面7の左右
両側部に当接させる構成としたのはリッド6の端面7の
左右両側部は中央部に較べて撓みにくく、また上記左右
両側部の背後にはカセットが位置しているため、カセッ
トストッパがリッドの端面を乗り越えて、リッドとカセ
ットの間に侵入するのを防止することができるからであ
る。
【0039】上記昇降機構9は、図10に示したよう
に、大カセット3をカセット収納口21側から挿入した
ときに、大カセット3の側面で押圧される第1の検出ロ
ーラ17と、該第1の検出ローラ17を取付けている第
1の回転アーム36と、大カセット3を上記カセット収
納口21と反対側のカセット受渡口37側から挿入した
ときに大カセット3の側面で押圧される第2の検出ロー
ラ38と、該第2の検出ローラ38を取付けている第2
の回転アーム39と、上記第1の回転アーム36と第2
の回転アーム39を連結する小カセットガイド昇降用の
タイプレート40と、該タイプレート40を牽引して、
これを一方向にスライドさせることにより、上記第1,
第2の回転アーム36,39を一方向に回転させて、上
記第1,第2の検出ローラ17,38の一部を大カセッ
トガイド16の内側に突出させているコイルスプリング
41と、上記タイプレート40と略直交する方向にスラ
イド可能に取付けられていて、上記タイプレート40を
コイルスプリング41のばね力に抗してスライドさせた
ときに、タイプレート40の一側部に設けた傾斜面42
にピン43が係合して、上記タイプレート40と略直交
する方向にスライドするジョイントプレート44と、該
ジョイントプレート44に付随してタイプレート40と
直交する方向にスライドする小カセットストッパ昇降用
のプレート45とからなっている。
【0040】上記第1の検出ローラ17は第1の軸46
により第1の回転アーム36の一端部に回転自在に取付
けられて、大カセット3をカセット収納口21側から挿
入したときに、その側面に摺接して回転するようになっ
ている。
【0041】上記第1の回転アーム36は大カセット挿
入時に上記第1の検出ローラ17を大カセット3の外側
に逃がすように、中央部を第2の軸47でシャーシフレ
ーム15に回動可能に枢支されていて、他端部に上記タ
イプレート40を連結するための長溝48が形成されて
いる。
【0042】第2の検出ローラ38も上記第1の検出ロ
ーラ17と同様に第3の回転軸49により第2の回転ア
ーム39の一端部に回転自在に取付けられていて、カセ
ット移送機から大カセット3をカセット受渡口37を通
して、カセット収納棚1内に戻すときに、大カセット3
の側面に摺接して回転するようになっている。
【0043】第2の回転アーム39も上記第1の回転ア
ーム36と同様に大カセット3をカセット受渡口37か
ら挿入したときに、上記第2の検出ローラ38を大カセ
ット3の外側に逃がすように、中央部を第4の回転軸5
0でシャーシフレーム15に回動可能に枢支されてい
て、他端部に上記タイプレート40を連結するための長
溝51が形成されている。
【0044】タイプレート40には上記第1,第2の回
転アーム36,39にそれぞれ設けた長溝48,51に
嵌合する第1,第2の連結ピン54,55と、シャーシ
フレーム15上に立設した第1,第2のスライドガイド
ピン56,57を挿入する第1,第2のスライドガイド
孔58,59と、上記小カセットガイド5を昇降させる
一対のガイド押上突起60,61とが設けられている。
【0045】そして、大カセット挿入時に大カセット3
の側面で第1,第2の検出ローラ17,38のいずれか
一方を逃げ方向に回動させるとタイプレート40がこれ
に復帰力を付与しているコイルスプリング41のばね力
に抗してスライドして、他方の検出ローラを一方の検出
ローラと同方向に逃げ回動させると共に、上記一対のガ
イド押上突起60,61の位置を、これらガイド押上突
起60,61の上に乗っている小カセットガイド5の両
端部の脚片62,63の位置からずらし、小カセットガ
イド5の押上げを解除するので、該小カセットガイド5
は一側部のガイド支持プレート64に設けた枢支軸6
5,66を中心にして下方に回動し、棚基板4の下方に
降下した状態になるのである。
【0046】また上記ジョイントプレート44には、上
記タイプレート40の第1,第2のスライドガイド孔5
8,59と平行する方向に上記カセットストッパ昇降用
のプレート45との連結用の長溝67が設けられている
と共に、該長溝67と直交する方向に第3,第4のスラ
イドガイド孔68,69が設けられていて、これら一対
のスライドガイド孔68,69にはシャーシフレーム1
5に立設した第2のスライドガイドピン57と第3のス
ライドガイド軸70が嵌挿されている。
【0047】そして、上記タイプレート40をコイルス
プリング41のばね力に抗してスライドさせると上記第
3,第4のスライドガイド孔68,69の間に設けられ
たピン43がタイプレート40の側部に設けた傾斜面4
2で押され、ジョイントプレート44は第1,第2の検
出ローラ17,18と同方向に移動するようになってい
る。
【0048】また上記カセットストッパ昇降用のプレー
ト45は基部71と、該基部71と略直交するストッパ
操作部72とにより略十字状に形成されている。
【0049】上記基部71の一端側には上記ジョイント
プレート44との連結ピン73が設けられ、他端側には
第5のスライドガイド孔74が設けられていると共に、
上記ストッパ操作部72の一端側には小カセットストッ
パ押上突起75が設けられ、他端側には大カセットスト
ッパ押上突起76が設けられている。
【0050】そして、上記カセットストッパ昇降用のプ
レート45は、上記連結ピン73をジョイントプレート
44の長溝67に嵌挿し、かつ第5のスライドガイド孔
74内に、上記大小のカセットストッパを取付けている
スライドベース77上に立設されたスライドガイドピン
78,79を嵌挿することにより、ジョイントプレート
44と同方向にスライドするようになっていて、大カセ
ット3を挿入したときに上記ジョイントプレート44と
一緒に所定量スライドして、小カセットストッパ押上突
起75の位置を、該小カセットストッパ押上突起75上
に乗っている小カセットストッパ8の下面の位置からず
らし、小カセットストッパ8の係合を解除するので、該
小カセットストッパ8は一端側の枢支軸80を中心にし
て下方に回動し、棚基板4の下方に下降した状態になる
のである。81はカセットストッパ昇降用のプレート4
5に復帰力を付与しているコイルスプリングである。
【0051】なお大カセット挿入時におけるカセットス
トッパ昇降用のプレート45のスライド量では大カセッ
トストッパ押上突起76の位置は大カセットストッパ1
0の下面から完全に外れた状態にならず(大カセットス
トッパ押上突起76の大きさを、そのように設定してあ
る)、大カセットストッパ押上突起76は大カセットス
トッパ10の下面を支持して、該大カセットストッパ1
0を棚基板4上に突出させた状態に維持している。
【0052】そして、次に述べるカセット押出機構14
の被操作部材82がカセット移動機の操作部材で押され
てスライドしたときに、該被操作部材82の両側部材に
設けた傾斜面83により、上記基部71の一端部に取付
けた傾斜面接触ローラ84が押されて、カセットストッ
パ昇降用のプレート45がスライドしたときに大カセッ
トストッパ押上突起76の位置は、その上に乗っている
大カセットストッパ10の下面から完全にずれて、大カ
セットストッパ10の係合を解除するので、該大カセッ
トストッパ10は一端側の枢支軸85を中心にして下方
に回動し、棚基板4の下方に降下した状態になるのであ
る(この場合に小カセットストッパ10も当然に降下し
た状態になっている)。86は上記ローラ84を支持し
ているアームである。
【0053】実施例の昇降機構9は以上のような構成で
あるからカセット収納口21側から大カセット3を、そ
の下面に設けたガイド溝の位置まで挿入すれば第1の検
出ローラ17が大カセット3の外側に逃げ回動し、タイ
プレート40がコイルスプリング41のばね力に抗して
大カセット挿入方向にスライドして、小カセットガイド
5を下降させると共に、タイプレート40のスライドに
よってジョイントプレート44とカセットストッパ昇降
用のプレート45がスライドして小カセットストッパ8
を降下させ、大カセット3の更なる挿入を可能にするの
である。
【0054】上記シャッタ11は図7(A)に示したよ
うに、シャッタ支持板91の両端部に設けた枢支軸9
2,93により、シャーシフレーム15に回動自在に枢
支されていて、通常は自重により、上記シャッタ支持板
91の下面に設けた左右一対の脚片94,95がシャー
シフレーム15に接触するまで降下して、カセット収納
口21からカセットを挿入するのに障害とならないよう
になっている。
【0055】そして、この状態で小カセット2又は大カ
セット3を挿入すると、これらカセットの先端のリッド
6の端面7が小カセットストッパ8,8又は大カセット
ストッパ10,10に当接し、これらストッパをスライ
ドベース77と共にスライドさせて、該スライドベース
77が所定の位置までスライドしてきたときに、図7に
示したように、ロックプレート96でスライドベース7
7をロックすると共に、シャッタ押上プレート97でシ
ャッタ11を押上げるようになっている。
【0056】上記ロックプレート46は中央部を軸98
でシャッタフレーム15に回動可能に枢支されていると
共に、一端部には上記スライドベース77に設けたロー
ラ摺接面99及び、該ローラ摺接面99に連続するロッ
ク面100に摺接、係合するロックローラ101が設け
られ、他端部は連結軸102により上記シャッタ押上プ
レート97に枢支されている。
【0057】上記シャッタ押上プレート97はシャッタ
11の下方に大カセットガイド16に沿ってスライドす
るように取付けられていると共に、上記シャッタ11の
左右一対の脚片94,95を押上げる左右一対のシャッ
タ押上突起103,104が設けられている。
【0058】上記一対のシャッタ押上突起103,10
4は上記ロックローラ101がローラ摺接面99に接触
している状態においては、上記シャッタ11の左右一対
の脚片94,95の側方に位置していて、これら脚片9
4,95と非接触状態になっていると共に、上記ロック
プレート96が回動して、ロックローラ101がロック
面100に係合した状態においては、上記一対のシャッ
タ押上突起103,104は上記一対の脚片94,95
の位置に移動し、これら脚片94,95をシャッタ押上
突起103,104で持ち上げてシャッタ11を棚基板
4上に突出させるのである。
【0059】なおシャッタ押上プレート97には、シャ
ッタ押上突起103,104を脚片94,95側に牽引
すると共に、ロックローラ101をローラ摺接面99に
接触させているコイルスプリング105が係止されてい
て、上述したように、カセットを挿入し、スライドベー
ス77が所定の位置までスライドしてきて、ロックロー
ラ101がローラ摺接面99から外れたときに、上記コ
イルスプリング105のばね力でロックプレート96を
回動させ、ロックローラ101をロック面100に係合
させると共に、シャッタ押上プレート97をスライドさ
せ、シャッタ押上突起103,104で脚片94,95
を持ち上げ、かつ上記シャッタ押上プレート97の一端
を手動操作部106をシャーシフレーム15外に突出さ
せるようになっている。
【0060】従って、上記手動操作部106をコイルス
プリング105のばね力に抗して押圧するとシャッタ押
上プレート97がスライドし、シャッタ押上突起10
3,104の位置が脚片94,95の位置と変位して、
シャッタ11は下方に回動し、下げられた状態になると
共に、ロックプレート96がロック面100から外れ
て、スライドベース77はロックを解除された状態にな
るので、該スライドベース77は戻しコイルスプリング
107のばね力でガイドレール108に沿って自動的に
基準位置に復帰するのである。
【0061】次に、カセットをカセット受渡口37側に
向けて押出すカセット押出部材13と押出部材駆動機構
14について説明する。
【0062】上記カセット押出部材13は、図12に示
したように、水平軸部109と垂直軸部110とによっ
てT字状に形成されていて、上記垂直軸部110を上記
ガイドレール108の上面に設けた押出部材ガイド溝1
11に嵌合することにより、該ガイド溝111に沿って
スライドするスライダ112と、該スライダ112に固
定的に取付けられた固定部材113と、上記水平軸部1
09に一端側が回動可能に枢支されていて、上記固定部
材113の下方に位置する回動フック部材114とから
なっている。
【0063】上記回動フック部材114はシャッタ11
の中央部に設けた回動フック部材嵌合部115に嵌合可
能になっていると共に、自由端側の下面に抜止ピン11
6が設けられていて、該抜止ピン116の両端部がシャ
ッタ支持板91の下面に当接して、回動フック部材11
4はシャッタ11から浮き上がらないようになってい
る。
【0064】また上記回動フック部材114の下面中央
部には回転ローラ117が取付けられている。
【0065】上記回転ローラ117は回動フック部材1
14が上記シャッタ11の回動フック部材嵌合部115
に嵌合されている状態においては、上記ガイドレール1
08の端部から外れた位置にあり、所謂下がった状態に
なっていて、カセット押出部材13をカセット押出方向
にスライドさせると上記回転ローラ117は上記ガイド
レール108の上面に乗り上げ、回動フック部材114
を略水平状態に保ちながらスライドさせるようになって
いる。
【0066】次に押出部材駆動機構14について説明す
る。押出部材駆動機構14は図9に示したように上記被
操作部材82と、該被操作部材82をスライドさせるこ
とにより、これに追従してスライドするラック118
と、該ラック118と噛合しているピニオン119と、
該ピニオン119の回転により一端側の軸120を中心
にして回動する回動アーム121とを備えていて、該回
動アーム121の回動により、上記カセット押出部材1
3をスライドさせるようになっている。
【0067】上記被操作部材82は図13〜図14に示
したようにシャーシフレーム15上に立設されたガイド
ピン122をスライドガイド孔123に嵌挿することに
より、スライドガイド孔123の長さ方向にスライドす
るようになっていると共に、コイルスプリング124の
ばね力でカセット受渡口37側に牽引されていて、一側
部の被押圧面125がシャーシフレーム15の一側面に
設けた切欠窓126から外部に臨むようになっている。
【0068】そして、上記被押圧面125をカセット移
送機の操作部材で押圧操作すると被操作部材82はコイ
ルスプリング124のばね力に抗してスライドし、上述
したように先ず、被操作部材82の両側部に設けた傾斜
面83,83でカセットストッパ昇降用のプレート45
を操作して小カセットストッパ8,8及び大カセットス
トッパ10,10を降下させるようになっている。
【0069】ラック118は被操作部材82の下方に配
置されていて、上述したように小カセットストッパ8,
8及び大カセットストッパ10,10を下降させたの
ち、更に被操作部材82をスライドさせると、該被操作
部材82に設けた係合部131がラック118に設けた
被係合部132に係合して、被操作部材82と一緒にラ
ック118もスライドし、該ラック118に噛合してい
るピニオン119を回転させるようになっている。
【0070】上記ピニオン119の上面には、これと一
体に減速用の小歯車133が取付けられていて、該小歯
車133はアーム駆動用の歯車134に噛合している。
【0071】上記アーム駆動用の歯車134は回動アー
ム121に取付けられていて、ラック118がスライド
したときに上記ピニオン119,小歯車133,アーム
駆動用の歯車134を介して回動アーム121を軸12
0を中心にして回動させるようになっている。
【0072】また、上記回動アーム121は金属板で作
られていて、自由端側には長孔135が設けられてい
て、該長孔135に上記カセット押出部材13の垂直軸
部110を嵌合している。
【0073】そして、上記ラック118がカセット受渡
口37側に最大限移動し、被操作部材82が被操作部材
牽引用のコイルスプリング124のばね力で牽引され
て、カセット受渡口37側の基準位置にある状態におい
ては、回動アーム121はカセット押出部材13をシャ
ッタ11に重ね合わせた状態に位置させ、被操作部材8
2をスライドさせると、回動アーム121は回動しなが
ら、カセット押出部材13をガイドレール108のガイ
ド溝111に沿ってカセット受渡口37に向けてスライ
ドさせて、該カセット受渡口37からカセットを送り出
すようになっている。
【0074】なお図14において、141はラック11
8と一体的に形成されていて、被操作部材82の傾斜面
83の下方に位置しているカセットストッパ昇降用プレ
ートの戻り防止部材であり、該戻り防止部材141は、
被操作部材82をスライドさせ、傾斜面83で傾斜面接
触ローラ84を押して、カセットストッパ昇降用のプレ
ート45でカセットストッパを倒したのち、ラック11
8がスライドしはじめると、これと共に移動して、前記
傾斜面接触ローラ84に接触して、被操作部材82が復
帰用のコイルスプリング124のばね力で復帰した場合
でも、カセットスライド昇降用のプレート45が復帰用
のコイルスプリング81のばね力で復帰するのを防止し
ている。
【0075】なお図1において、142は大カセットス
トッパ10,10の中間部に配置されていて、小カセッ
トストッパ8,8と共に上,下動するカセットストッパ
であり、該カセットストッパ142は小カセット2が所
謂縦方向に挿入したときに、該小カセット2に当接する
ようになっている。
【0076】実施例のカセット収納棚1は以上説明した
ような構成であって、カセット収納口21側から小カセ
ット2を挿入すれば、該小カセット2のリッド6の端面
7の左右両側部に左右一対の小カセットストッパ8,8
が当接し、これら小カセットストッパ8,8及びこれら
小カセットストッパ8,8を設けたスライドベース77
はカセット受渡口37側にスライドして、所定の位置ま
できたときにロックプレート96が回動し、該ロックプ
レート96でスライドベース77がロックされると共
に、ロックプレート96の回動によりシャッタ押上プレ
ート97がスライドして、該シャッタ押上プレート97
に設けたシャッタ押上突起103,104でシャッタ1
1及びカセット押出部材13を押し上げて、上記小カセ
ットストッパ8,8とシャッタ11で小カセット2の
前,後端を挾むようにして小カセット2を棚基板4上に
支持する。
【0077】また大カセット3を挿入すれば、該大カセ
ット3の側面で押されて第1の検出ローラ17が大カセ
ット3の外方に逃げ回動し、小カセットガイド5,5及
び小カセットストッパ8,8が降下し、大カセット3は
大カセットストッパ10,10の位置まで挿入され、リ
ッド6の端面7の左右両側部が左右一対の大カセットス
トッパ10,10に当接し、上記小カセット2を挿入し
た場合と同様にスライドベース77がスライドして、所
定の位置まできたときにスライドベース77はロックさ
れ、かつシャッタ11が押し上げられて、大カセットス
トッパ10,10とシャッタ11で大カセット3を挾む
ようにして棚基板4上に支持する。
【0078】上記のようにして、小カセット2又は大カ
セット3を棚基板4上に支持しているカセット収納棚1
からカセットを取出す場合には、カセット受渡口37の
前方にカセット移送機が移動してきて停止し、該カセッ
ト移送機に設けた操作部材で上記押出部材駆動機構4の
被操作部材82を押圧して、これをスライドさせると、
先ずカセットストッパ昇降用のプレート45が操作され
て、全てのカセットストッパが倒れる。
【0079】更に被操作部材82をスライドさせるとラ
ック118がスライドし、ピニオン119が回転して回
動アーム121を回動させ、カセット押出部材13をス
ライドさせ、カセットをカセット受渡口37からカセッ
ト移送機に受け渡す。
【0080】カセットを受け取ったカセット移送機は記
録再生装置の前まで移動し、該記録再生装置にカセット
を送り込むのである。
【0081】そして、記録再生終了、カセットを受け取
ったカセット移送機はカセット収納棚1のカセット受渡
口37の前方まで移動してきて停止し、カセットをカセ
ット受渡口37からカセット収納棚1内に送り込む。
【0082】カセット収納棚1内に送り込まれたカセッ
トはカセット押出部材13に当接し、該カセット押出部
材13をシャッタ11側にスライドさせる。
【0083】カセット押出部材13がシャッタ11側に
スライドすると回動アーム121はカセット押出時とは
逆方向に回動するのでラック118はカセット押出時と
は逆方向にスライドし、該ラック118と一体に形成さ
れているカセットストッパ昇降用のプレート45の戻り
防止部材141が上記傾斜面接触ローラ84の位置から
ズレて両者の係合が外れ、カセットストッパ昇降用のプ
レート45はプレート復帰用のコイルスプリング81の
ばね力で復帰し、カセットストッパを起立させるので、
カセットは再びシャッタとカセットストッパの間で挾ま
れた状態で支持されることになるのである。
【0084】なお、カセット収納棚1内に収納されてい
るカセット収納口21側からカセットを取出す場合には
シャッタ押上プレート97を一端部に設けた手動操作部
106を押圧すればシャッタ11が下がると同時にロッ
クプレート96によるスライドベース77のロックが解
除されるので、スライドベース77はスライドベース復
帰用のコイルスプリング107のばね力でカセット収納
口21側にスライドし、カセットをカセット収納口21
から外部へ送出すのである。
【0085】
【発明の効果】本発明のカセット収納棚は以上、説明し
たような構成であるから次に述べるような効果がある。
【0086】(1)小カセットガイドの背を高くした部
分により、小カセットが小カセットガイド上に乗り上げ
るのを防止することができる。
【0087】(2)小カセットガイドの下降時における
小カセットガイドの側面と大カセットのガイド溝の内側
面との接触を防止し、両者間の摩擦抵抗を少なくして、
円滑に小カセットガイドを下降させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカセット収納棚の一実施例の分解斜視
図、
【図2】(A)は小カセットの先端を挿入した状態の平
面図、(B)は小カセットの先端を挿入した状態の正面
図、
【図3】小カセットの先端を収納した状態の側面図、
【図4】(A)は小カセットを収納した状態の平面図、
(B)は小カセットを収納した状態の正面図、
【図5】小カセットを収納した状態の側面図、
【図6】大カセットを挿入した状態の斜視図、
【図7】(A)は大カセットを収納した状態の斜視図、
(B)はロックプレート部分の平面図、
【図8】被操作部材が押圧されてカセットストッパが倒
れた状態を示す斜視図、
【図9】カセット押出部材でカセットを押出した状態の
斜視図、
【図10】昇降機構の平面図、
【図11】タイプレートで小カセットガイドが持ち上げ
られている状態を示す側面図、
【図12】(A)はカセット押出部材の回動フック部材
がガイドレールの上面に乗り上げる前の状態の側面図、
(B)はフック部材がガイドレールに乗り上げた状態の
側面図、
【図13】押出部材駆動機構を操作する前の平面図、
【図14】押出部材駆動機構を操作してカセット押出部
材をスライドさせた状態の平面図、
【図15】カセットオートチェンジャーの側面図、
【図16】カセットオートチェンジャーの平面図、
【図17】従来のカセット収納棚の分解斜視図、
【図18】大カセットを底面側から見た斜視図、
【符号の説明】
1…カセット収納棚、2…小カセット、3…大カセッ
ト、4…棚基板、5…小カセットガイド、9…昇降機
構。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入した小カセット又は大カセットを支
    持する棚基板と、該棚基板上に突出して、小カセットを
    挿入したときに、その挿入をガイドする対状の小カセッ
    トガイドと、大カセットを挿入するときに、上記小カセ
    ットガイドを大カセットの挿入に支障のないように下降
    させる昇降機構を備えていて、大カセット挿入時には、
    該大カセットの下面に設けたガイド溝に上記小カセット
    ガイドが嵌合し、大カセットが所定量挿入されると、上
    記昇降機構が作動して、小カセットガイドが下降するよ
    うになっているカセット収納棚において、上記小カセッ
    トガイドの高さを、大カセットが上記昇降機構を作動さ
    せる位置に挿入されるまでの長さ部分は上記大カセット
    のガイド溝の高さと略同一に形成し、その挿入方向の後
    方部分は上記ガイド溝の高さよりも高く形成したことを
    特徴とするカセット収納棚。
  2. 【請求項2】 挿入した小カセット又は大カセットを支
    持する棚基板と、該棚基板上に突出していて、小カセッ
    トを挿入したときに、その挿入をガイドする対状の小カ
    セットガイドと、大カセットを挿入するときに、上記小
    カセットガイドを大カセットの挿入に支障のないように
    下降させる昇降機構を備えていて、大カセット挿入時に
    は、該大カセットの下面に設けたガイド溝に上記小カセ
    ットガイドが嵌合し、大カセットが所定量挿入される
    と、該大カセットが上記昇降機構を作動して、小カセッ
    トガイドが下降するようになっているカセット収納棚に
    おいて、上記小カセットガイドを、大カセットが上記昇
    降機構を操作する位置に挿入されるまでの長さ部分のガ
    イド幅を、その挿入方向の後部部分のガイド幅よりも小
    さくしたことを特徴とするカセット収納棚。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9725924B2 (en) 2012-07-18 2017-08-08 Accuride Internatioanl Inc. Drawer slide and electronically actuated locking mechanism

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