JP3170518U - 温熱収容具およびこれを備える温熱具 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者の好みに応じて、発熱部からの熱量や収容本体部の重量、厚さ寸法を容易に調整することができ、さらに発熱部の着脱のし易さを維持したまま、発熱部を固定的に収容することができる温熱収容具およびこれを備える温熱具を提供すること。【解決手段】発熱部10を着脱可能に収容する袋状の収容本体部2aを備え、前記収容本体部2aは、前記収容本体部2a内の両内壁に設けられ、かつ前記袋状の開口側と異なる側に開口されて前記発熱部10をそれぞれ収容する仕切片21とを備えることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は、発熱部を収容する温熱収容具およびこれを備える温熱具に関する。
従来、肩こりや体の冷え、むくみなど、体のケアのために、種々の温熱具が利用されている。
これら温熱具の中には、熱を発する発熱部と、この発熱部を収容する収容本体部とを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。そして、開口部を介して発熱部を収容本体部に収容させ、この収容本体部を体の所望の箇所にあてがった状態で、発熱部からの熱を収容本体部を介して体に伝達するようになっている。
これら温熱具の中には、熱を発する発熱部と、この発熱部を収容する収容本体部とを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。そして、開口部を介して発熱部を収容本体部に収容させ、この収容本体部を体の所望の箇所にあてがった状態で、発熱部からの熱を収容本体部を介して体に伝達するようになっている。
しかしながら、このような収容本体部では、一つの収容部に収容する発熱部を増減させることができないため、発熱部からの熱量や全体の重量、収容本体部の厚さ寸法などの変更ができないという問題がある。
また、従来の収容本体部では、開口部を介して発熱部の着脱が容易となるものの、温める体の部位や姿勢などによっては、収容した発熱部が開口部を介して落下してしまうという問題がある。
また、従来の収容本体部では、開口部を介して発熱部の着脱が容易となるものの、温める体の部位や姿勢などによっては、収容した発熱部が開口部を介して落下してしまうという問題がある。
本考案は、このような問題を解決するためになされたもので、使用者の好みに応じて、発熱部からの熱量や全体の重量、収容本体部の厚さ寸法を容易に調整することができ、さらに発熱部の着脱のし易さを維持したまま、発熱部を固定的に収容することができる温熱収容具およびこれを備える温熱具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案は以下の手段を提供する。
本考案は、発熱部を着脱可能に収容する袋状の収容本体部を備え、前記収容本体部が、前記収容本体部内の両内壁に設けられ、かつ前記袋状の開口側と異なる側に開口されて前記発熱部をそれぞれ収容する仕切片とを備えることを特徴とする。
本考案は、発熱部を着脱可能に収容する袋状の収容本体部を備え、前記収容本体部が、前記収容本体部内の両内壁に設けられ、かつ前記袋状の開口側と異なる側に開口されて前記発熱部をそれぞれ収容する仕切片とを備えることを特徴とする。
この考案においては、仕切片によって、収容本体部内が厚さ方向に仕切られ、発熱部が厚さ方向に選択的に収容される。
そのため、発熱部からの熱量や全体の重量、収容本体部の厚さ寸法を容易に調整することができる。
また、仕切片が、収容本体部の開口側と異なる側に開口されていることから、収容本体部の開口側が下向きに配されても、発熱部が収容本体部の開口側から落下することを防止することができる。
そのため、発熱部からの熱量や全体の重量、収容本体部の厚さ寸法を容易に調整することができる。
また、仕切片が、収容本体部の開口側と異なる側に開口されていることから、収容本体部の開口側が下向きに配されても、発熱部が収容本体部の開口側から落下することを防止することができる。
また、本考案は、前記仕切片が、前記袋状の開口側と反対の底部側に開口されていることを特徴とする。
この考案によれば、収容本体部の開口側が下方に向けられたときの、発熱部の保持力を強化することができる。
また、本考案は、前記収容本体部が四角形状に形成されており、当該四角形状の4つの辺部のうち、一の辺部が前記開口されていることを特徴とする。
この考案によれば、開口を介して発熱部を着脱させることにより発熱部の着脱のし易さを維持したまま、他の辺部を複数開口させるよりも発熱部を固定的に収容することができる。
また、本考案は、前記収容本体部のうち、前記一の辺部の長手方向の両端部のうち、少なくともいずれか一方の端部に、互いに連結可能な本体連結部が設けられていることを特徴とする。
この考案によれば、収容本体部を長手方向において環状に配した状態で固定することができ、例えば、腕、腰、足、首などに巻き付けておくことができる。また、収容本体部を他の収容本体部に長手方向に連結させることができる。
また、本考案は、前記収容本体部のうち、前記一の辺部に直交する方向の両端部のうち、少なくともいずれか一方の端部に、前記本体連結部が設けられていることを特徴とする。
この考案によれば、一の辺部に直交する方向において収容本体部を環状に配した状態で固定することができ、例えば、腕、腰、足、首などに巻き付けておくことができる。また、一の辺部に直交する方向に、収容本体部を他の収容本体部に連結させることができる。
また、本考案は、前記本体連結部は、ボタンとボタンホールとを備えることを特徴とする。
この考案によれば、他の本体連結部のボタンホールにボタンを通すという簡易な動作だけで、本体連結部を確実に連結させることができる。
また、本考案は、前記ボタンと前記ボタンホールとが直線上に配置されていることを特徴とする。
この考案によれば、ボタンとボタンホールとが直線上に外れる方向に対する保持力を強化することができる。
また、本考案は、前記ボタンと前記ボタンホールとが一体に設けられていることを特徴とする。
この考案によれば、部品点数を減少させることができ、構成を簡易にすることができる。
また、本考案は、前記本体連結部が、長尺状の取付部を備え、前記取付部の一端部に前記ボタンが取り付けられ、前記取付部の他端部が前記収容本体部に取り付けられており、前記取付部のうち、前記一端部と前記他端部との中間部に、前記ボタンホールが設けられていることを特徴とする。
この考案によれば、ボタンとボタンホールとを、簡易な構成により容易に一体にすることができる。
また、本考案は、前記収容本体部に取り付けられる延長部材を備え、前記延長部材には、前記ボタンが連結される延長用ボタンホールが形成され、前記延長用ボタンホールは、前記延長部材の長手方向および短手方向に複数形成されており、前記延長部材の短手方向に形成された前記延長用ボタンホールが前記長手方向にずらされて配列されていることを特徴とする。
この考案によれば、延長部材により、収容本体部だけでは固定できないような部位であっても容易に固定することができ、利便性を向上させることができる。また、延長用ボタンホールが形成されていることから、収容本体部と容易に連結させることができる。さらに、延長部材の短手方向に形成された延長用ボタンホールが長手方向にずらされて配列されていることから、ボタンを通す位置を細かく選択することができる。
また、本考案は、前記発熱部を着脱可能に収容する袋状の収容別体部を備え、前記収容別体部には、前記本体連結部に連結可能な別体連結部が設けられ、前記収容別体部が、前記収容本体部よりも小さく形成されていることを特徴とする。
この考案によれば、収容本体部と収容別体部とを連結させた状態で、温熱収容具全体の大きさや形のバリエーションを増やすことができ、利便性を向上させることができる。
また、本考案は、前記収容別体部が四角形状に形成されており、前記収容別体部の長手方向の両端部のうち、少なくともいずれか一方の端部と、前記収容別体部の短手方向の両端部のうち、少なくともいずれか一方の端部とに、互いに連結可能な別体連結部が設けられていることを特徴とする。
この考案によれば、収容本体部と収容別体部とを縦横方向に連結させることができ、温熱収容具全体の大きさや形のバリエーションを増やすことができ、利便性を向上させることができる。
また、本考案は、前記発熱部と、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の温熱収容具とを備えることを特徴とする。
この考案によれば、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の温熱収容具と同様の効果を奏することができるだけでなく、ユーザの患部を確実に温めることができる。
また、本考案は、前記発熱部と請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の温熱収容具とが、それぞれ天然素材からなることを特徴とする。
この考案によれば、地球環境の保護に寄与することができる。
本考案によれば、使用者の好みに応じて、発熱部からの熱量や全体の重量、収容本体部の厚さ寸法を容易に調整することができ、さらに発熱部の着脱のし易さを維持したまま、発熱部を固定的に収容することができる。
(実施形態)
以下、本考案の実施形態における温熱収容具およびこれを備える温熱具について、図面を参照して説明する。
図1および図2は、温熱収容具およびこれを備える温熱具を示す平面図である。
温熱具1は、熱を発する発熱部10と、この発熱部10を収容する温熱収容具2とを備えている。
発熱部10は、不図示の発熱材と、この発熱材を収容する発熱収容体10aとを備えている。
以下、本考案の実施形態における温熱収容具およびこれを備える温熱具について、図面を参照して説明する。
図1および図2は、温熱収容具およびこれを備える温熱具を示す平面図である。
温熱具1は、熱を発する発熱部10と、この発熱部10を収容する温熱収容具2とを備えている。
発熱部10は、不図示の発熱材と、この発熱材を収容する発熱収容体10aとを備えている。
発熱収容体10aは、例えば、綿、麻、シルクなどの天然素材(自然素材)からなっている。なお、天然素材(自然素材)とは、例えば石油系などのような化学合成物が含まれていない素材をいう。また、発熱収容体10aは、中空状かつ長方形状に形成されている。そして、発熱収容体10aは、平面方向に互いに連結された複数の小袋(不図示)を収容している。それら複数の小袋には、それぞれ発熱材が収容されている。
発熱材は、天然素材(自然素材)からなっている。発熱材の天然素材としては、例えば、パワーフード(黒米、緑豆、小豆、黒豆、粟、自然塩、岩塩、とうがらし)、やハーブとドライフラワーとアロマ(ジンジャー、ヨモギ、マジョラム、ローズマリー、レモンピール、ラベンダー、ローズ、菊)などが利用される。天然素材には、植物の花、実、茎、葉、根などが含まれ、薬草、漢方薬、抽出液、精油成分(アロマ)、フローラルウォーターのほか、動物性素材、鉱石なども含むものとする。天然素材を利用する目的は、天然素材を加熱することで発生するアロマ蒸気温熱(芳香湿熱)を提供することにより健康増進に寄与するためである。また天然繊維が目的部位に接するので、例えばアトピーなどのアレルギー疾患のある人、幼児や高齢者などのケアを必要とする人、健康弱者、ペットなどに対して安全で安心して使えることであり、幅広いユーザーの健康増進に寄与するためである。
発熱材は、天然素材(自然素材)からなっている。発熱材の天然素材としては、例えば、パワーフード(黒米、緑豆、小豆、黒豆、粟、自然塩、岩塩、とうがらし)、やハーブとドライフラワーとアロマ(ジンジャー、ヨモギ、マジョラム、ローズマリー、レモンピール、ラベンダー、ローズ、菊)などが利用される。天然素材には、植物の花、実、茎、葉、根などが含まれ、薬草、漢方薬、抽出液、精油成分(アロマ)、フローラルウォーターのほか、動物性素材、鉱石なども含むものとする。天然素材を利用する目的は、天然素材を加熱することで発生するアロマ蒸気温熱(芳香湿熱)を提供することにより健康増進に寄与するためである。また天然繊維が目的部位に接するので、例えばアトピーなどのアレルギー疾患のある人、幼児や高齢者などのケアを必要とする人、健康弱者、ペットなどに対して安全で安心して使えることであり、幅広いユーザーの健康増進に寄与するためである。
温熱収容具2は、メイン収容具24と、後述する収容別体部50(図4に示す)と、後述する延長ベルト70(図5に示す)とを備えている。
メイン収容具24は、長方形状に形成された収容本体部2aを備えている。収容本体部2aは、例えば、綿、麻、シルクなどの天然素材(自然素材)からなっている。
この収容本体部2aは、長方形状の第1の袋体22と第2の袋体23とが長手方向Wに連結されて構成されている。これら第1の袋体22と第2の袋体23の4辺のうち、長辺部2a1のみが開口され、他の3辺は閉じられている。すなわち、収容本体部2aの4辺のうち、長手方向Wの両端の短辺部2bと、短手方向Hの他端の長辺部2a2とは閉じられ、短手方向Hの一端の長辺部2a1のみがその全長にわたって開口されている。そして、第1の袋体22と第2の袋体23とのそれぞれに、長辺部2a1の開口を通して、発熱部10が着脱可能に収容されるようになっている。
なお、短手方向Hのうち一端側(長辺部2a1側)を開口側といい、他端側(長辺部2a2)を底部側という。
メイン収容具24は、長方形状に形成された収容本体部2aを備えている。収容本体部2aは、例えば、綿、麻、シルクなどの天然素材(自然素材)からなっている。
この収容本体部2aは、長方形状の第1の袋体22と第2の袋体23とが長手方向Wに連結されて構成されている。これら第1の袋体22と第2の袋体23の4辺のうち、長辺部2a1のみが開口され、他の3辺は閉じられている。すなわち、収容本体部2aの4辺のうち、長手方向Wの両端の短辺部2bと、短手方向Hの他端の長辺部2a2とは閉じられ、短手方向Hの一端の長辺部2a1のみがその全長にわたって開口されている。そして、第1の袋体22と第2の袋体23とのそれぞれに、長辺部2a1の開口を通して、発熱部10が着脱可能に収容されるようになっている。
なお、短手方向Hのうち一端側(長辺部2a1側)を開口側といい、他端側(長辺部2a2)を底部側という。
また、収容本体部2aの長手方向Wの両端部および短手方向Hの両端部には、連結部3が設けられている。
連結部3は、長手方向Wの両端部においてそれぞれ短手方向Hに2つずつ設けられており、短手方向Hの両端部においてそれぞれ長手方向Wに4つずつ設けられている。また、長手方向Wの両端部に設けられたそれぞれの連結部3は、長手方向Wに対向する位置に配置されており、短手方向Hの両端部に設けられたそれぞれの連結部3は、短手方向Hに対向する位置に配置されている。すなわち、メイン収容具24を縦横に配列した状態で、近接するそれぞれの連結部3を互いに連結することにより、メイン収容具24が他の温熱収容具と縦横に連結するようになっている。これらすべての連結部3は、収容本体部2aの一方の主面側に設けられている。
連結部3は、長手方向Wの両端部においてそれぞれ短手方向Hに2つずつ設けられており、短手方向Hの両端部においてそれぞれ長手方向Wに4つずつ設けられている。また、長手方向Wの両端部に設けられたそれぞれの連結部3は、長手方向Wに対向する位置に配置されており、短手方向Hの両端部に設けられたそれぞれの連結部3は、短手方向Hに対向する位置に配置されている。すなわち、メイン収容具24を縦横に配列した状態で、近接するそれぞれの連結部3を互いに連結することにより、メイン収容具24が他の温熱収容具と縦横に連結するようになっている。これらすべての連結部3は、収容本体部2aの一方の主面側に設けられている。
なお、連結部3はすべて同一構成であるため、ここでは一つの連結部3についてのみ説明する。連結部3は、長尺状に延びる取付部32と、この取付部32の一端部(先端部)に設けられたボタン31と、取付部32に形成されたボタンホール33とを備えている。これら取付部32とボタン31とボタンホール33は、例えば、綿、麻、シルクなどの天然素材(自然素材)からなっており、それぞれ一体に設けられている。
取付部32は、帯状の紐がU字状に折り返されて構成されており、その両開放端部が綿糸によって収容本体部2aに縫い付けられている。なお、取付部32の長手方向の両端部のうち、折り返し部を一端部(先端部)とし、両開放端部を他端部(基端部)とする。また、取付部32の折り返し部が結ばれることによってボタン31が形成されている。ボタン31の根本の部分は綿糸によって縫い付けられている。取付部32のうち、収容本体部2aへの縫い付け部分とボタン31の根本部分との感はフリーとされており、これにより2本の帯状の紐によってボタンホール33が形成されている。すなわち、ボタン31とボタンホール33とは、取付部32の長手方向に延びる直線上に配置されている。
取付部32は、帯状の紐がU字状に折り返されて構成されており、その両開放端部が綿糸によって収容本体部2aに縫い付けられている。なお、取付部32の長手方向の両端部のうち、折り返し部を一端部(先端部)とし、両開放端部を他端部(基端部)とする。また、取付部32の折り返し部が結ばれることによってボタン31が形成されている。ボタン31の根本の部分は綿糸によって縫い付けられている。取付部32のうち、収容本体部2aへの縫い付け部分とボタン31の根本部分との感はフリーとされており、これにより2本の帯状の紐によってボタンホール33が形成されている。すなわち、ボタン31とボタンホール33とは、取付部32の長手方向に延びる直線上に配置されている。
また、収容本体部2aの両内壁には、長辺部2a1から内方の底部側(長辺部2a2側)に折り返された仕切片21がそれぞれ設けられている。仕切片21の先端は、長辺部2a1から収容本体部2aの短手方向Hの中心線Eを超えた位置であって、中心線Eと長辺部2a2との間まで延ばされている。また、仕切片21の先端は、フリー状態に解放されている。すなわち、仕切片21は、底部側(長辺部2a2側)に開口されている。さらに、仕切片21は、収容本体部2aの長手方向Wの全長にわたって延ばされており、それぞれの仕切片21の長手方向Wの両端は綿糸によって連結されている。
そのため、図3に示すように、収容本体部2aの内方には、収容本体部2aの内壁部2c1と一方の仕切片21との間に形成される第1の収容部25と、内壁部2c2と他方の仕切片21との間に形成される第2の収容部27と、一方の仕切片21と他方の仕切片21との間に形成される第3の収容部26とが設けられる。そして、第1から第3の収容部25,26,27のそれぞれに発熱部10が選択的かつ着脱可能に収容されるようになっている。
そのため、図3に示すように、収容本体部2aの内方には、収容本体部2aの内壁部2c1と一方の仕切片21との間に形成される第1の収容部25と、内壁部2c2と他方の仕切片21との間に形成される第2の収容部27と、一方の仕切片21と他方の仕切片21との間に形成される第3の収容部26とが設けられる。そして、第1から第3の収容部25,26,27のそれぞれに発熱部10が選択的かつ着脱可能に収容されるようになっている。
また、温熱収容具2は、図4に示すように、発熱部10を収容する収容別体部50を備えている。
収容別体部50は、四角形状に形成された袋状の別体本体部51を備えている。別体本体部51は、例えば、綿、麻、シルクなどの天然素材(自然素材)からなっている。また、別体本体部51の4辺部のうち、一方の長辺部51a1のみが開口されており、他の長辺部51a2と収容別体部50の長手方向W1の両端の短辺部は閉じられている。また、長辺部51a1,51a2の長手方向W1の中央には、短手方向H1の内方にそれぞれ没した凹部51cが形成されている。また、別体本体部51の短手方向H1の長さ寸法は、収容本体部2aの短手方向Hの長さ寸法と同一に設定されている。一方、別体本体部51の長手方向W1の長さ寸法は、収容本体部2aの長手方向Wの長さ寸法の半分に設定されている。すなわち、別体本体部51は、収容本体部2aよりも面積が小さくなっている。
さらに、別体本体部51の両内壁には、仕切片21と同様の仕切片52が設けられている。また、別体本体部51の一方の主面には連結部3が設けられている。なお、連結部3は、本体連結部と別体連結部とが兼用されたものである。連結部3は、別体本体部51の長手方向W1の両端部に2つずつ、短手方向H1の両端部に2つずつ設けられている。これら連結部3の取付位置は、図1に示す第1の袋体22と第2の袋体23ごとに設けられた連結部3の取付位置と一致するようになっている。
収容別体部50は、四角形状に形成された袋状の別体本体部51を備えている。別体本体部51は、例えば、綿、麻、シルクなどの天然素材(自然素材)からなっている。また、別体本体部51の4辺部のうち、一方の長辺部51a1のみが開口されており、他の長辺部51a2と収容別体部50の長手方向W1の両端の短辺部は閉じられている。また、長辺部51a1,51a2の長手方向W1の中央には、短手方向H1の内方にそれぞれ没した凹部51cが形成されている。また、別体本体部51の短手方向H1の長さ寸法は、収容本体部2aの短手方向Hの長さ寸法と同一に設定されている。一方、別体本体部51の長手方向W1の長さ寸法は、収容本体部2aの長手方向Wの長さ寸法の半分に設定されている。すなわち、別体本体部51は、収容本体部2aよりも面積が小さくなっている。
さらに、別体本体部51の両内壁には、仕切片21と同様の仕切片52が設けられている。また、別体本体部51の一方の主面には連結部3が設けられている。なお、連結部3は、本体連結部と別体連結部とが兼用されたものである。連結部3は、別体本体部51の長手方向W1の両端部に2つずつ、短手方向H1の両端部に2つずつ設けられている。これら連結部3の取付位置は、図1に示す第1の袋体22と第2の袋体23ごとに設けられた連結部3の取付位置と一致するようになっている。
また、温熱収容具2は、図5に示すように、延長ベルト(延長部材)70を備えている。
延長ベルト70は、帯状に延びるベルト本体部71を備えている。ベルト本体部71は、例えば、綿、麻、シルクなどの天然素材(自然素材)からなっている。また、ベルト本体部71には、複数のボタンホール(延長用ボタンホール)72が形成されている。ボタンホール72は、長手方向W2に直線上に複数配列されており、さらに、短手方向H2にも複数配列されている。これらボタンホール72は、長手方向W2および短手方向H2に均等間隔を空けて配列されている。なお、長手方向W2に直線上に配列されたボタンホール72のうち、短手方向H2の一端側に配列されたボタンホール72a1,72a2,72a3・・・を第1列72aとする。そして、この第1列72aよりも短手方向H2の他端側に配列されたボタンホール72b1,72b2,72b3・・・を第2列72bとし、この第2列72bよりも短手方向H2の他端側に配列されたボタンホール72c1,72c2,72c3・・・を第3列72cとする。すなわち、ボタンホール72は、第1列72aから第3列72cまで、短手方向H2に3列に配列されている。そして、第2列72bは、短手方向H2の中心に配置されている。
延長ベルト70は、帯状に延びるベルト本体部71を備えている。ベルト本体部71は、例えば、綿、麻、シルクなどの天然素材(自然素材)からなっている。また、ベルト本体部71には、複数のボタンホール(延長用ボタンホール)72が形成されている。ボタンホール72は、長手方向W2に直線上に複数配列されており、さらに、短手方向H2にも複数配列されている。これらボタンホール72は、長手方向W2および短手方向H2に均等間隔を空けて配列されている。なお、長手方向W2に直線上に配列されたボタンホール72のうち、短手方向H2の一端側に配列されたボタンホール72a1,72a2,72a3・・・を第1列72aとする。そして、この第1列72aよりも短手方向H2の他端側に配列されたボタンホール72b1,72b2,72b3・・・を第2列72bとし、この第2列72bよりも短手方向H2の他端側に配列されたボタンホール72c1,72c2,72c3・・・を第3列72cとする。すなわち、ボタンホール72は、第1列72aから第3列72cまで、短手方向H2に3列に配列されている。そして、第2列72bは、短手方向H2の中心に配置されている。
さらに、第2列72bは、第1列72aよりも長手方向W2にずらされており、第3列72cは、第2列72bよりも長手方向W2にずらされている。より詳細には、第2列72bの左端のボタンホール72b1は、第1列72aの左端のボタンホール72a1の左端部72Lと、2番目のボタンホール72a2の右端部72Rとの間に配置される。他のボタンホール72b2,72b3・・・およびボタンホール72c1,72c2,72c3・・・も同様にしてずらされている。
次に、このように構成された本実施形態における温熱収容具2およびこれを備える温熱具1の使い方について説明する。
最初に、収容別体部50および延長ベルト70を使用せず、メイン収容具24のみを使用する場合について説明する。
まず、ユーザが、図3に示す第1から第3の収容部25,26,27のうち、ユーザの好みに応じて選択的に発熱部10を収容させる。具体的には、収容本体部2aの開口側から発熱部10を入れ、さらにその発熱部10を、仕切片21の開口から、第1または第2の収容部25,27に移動させ収容させる。または、収容本体部2aの開口側から発熱部10を入れ、第3の収容部26に収容させる。すなわち、発熱部10を収容する場所は、第1から第3の収容部25,26,27のいずれか1つでも良いし、いずれか2つでも良いし、3つ全てであってもよい。これにより、ユーザが、好みに応じて発熱量と収容本体部2aの奥行寸法(厚さ寸法)と重量とを調整することができる。なお、発熱部10を収容する数を増やせば増やすほど、発熱量と収容本体部2aの奥行寸法と重量とが増大し、一方、発熱部10を収容する数を減らせば減らすほど、発熱量と収容本体部2aの奥行寸法と重量とが減少することは言うまでもない。
最初に、収容別体部50および延長ベルト70を使用せず、メイン収容具24のみを使用する場合について説明する。
まず、ユーザが、図3に示す第1から第3の収容部25,26,27のうち、ユーザの好みに応じて選択的に発熱部10を収容させる。具体的には、収容本体部2aの開口側から発熱部10を入れ、さらにその発熱部10を、仕切片21の開口から、第1または第2の収容部25,27に移動させ収容させる。または、収容本体部2aの開口側から発熱部10を入れ、第3の収容部26に収容させる。すなわち、発熱部10を収容する場所は、第1から第3の収容部25,26,27のいずれか1つでも良いし、いずれか2つでも良いし、3つ全てであってもよい。これにより、ユーザが、好みに応じて発熱量と収容本体部2aの奥行寸法(厚さ寸法)と重量とを調整することができる。なお、発熱部10を収容する数を増やせば増やすほど、発熱量と収容本体部2aの奥行寸法と重量とが増大し、一方、発熱部10を収容する数を減らせば減らすほど、発熱量と収容本体部2aの奥行寸法と重量とが減少することは言うまでもない。
それから、温熱具1を電子レンジなどで温めることにより、発熱部10を発熱させる。これにより、発熱部10からアロマ蒸気温熱(芳香湿熱)が発生する。この状態で、収容本体部2aを患部にあてがうことにより、患部が温められる。
なお、首から肩にかけて温めたい場合には、収容本体部2aを首の後ろから両肩に延ばすようにして配置する。
一方、腕、腰、足、首などに巻き付けて使用する場合には、図6に示すように、長手方向Wの両端部の連結部3を互いに連結させる。すなわち、収容本体部2aを環状に配して長手方向Wの両端部を対向配置すると、互いの連結部3が対向配置される。そこで、一方のボタン31を他方のボタンホール33に通し、他方のボタン31を一方のボタンホール33に通す。すなわち、互いのボタン31を互いのボタンホール33に通す。これにより、互いの連結部3が連結され、メイン収容具24が、腕、腰、足、首などの所望の部位に巻き付けられた状態で固定される。
なお、首から肩にかけて温めたい場合には、収容本体部2aを首の後ろから両肩に延ばすようにして配置する。
一方、腕、腰、足、首などに巻き付けて使用する場合には、図6に示すように、長手方向Wの両端部の連結部3を互いに連結させる。すなわち、収容本体部2aを環状に配して長手方向Wの両端部を対向配置すると、互いの連結部3が対向配置される。そこで、一方のボタン31を他方のボタンホール33に通し、他方のボタン31を一方のボタンホール33に通す。すなわち、互いのボタン31を互いのボタンホール33に通す。これにより、互いの連結部3が連結され、メイン収容具24が、腕、腰、足、首などの所望の部位に巻き付けられた状態で固定される。
また、背中や肩などの広い範囲を温めたい場合には、複数の収容本体部2aを利用する。すなわち、長辺部2a1,2a2同士を短手方向Hに配置し、対向する連結部3を上記と同様に連結すればよい。
一方、収容本体部2aの面積よりも狭い範囲を温めたい場合には、収容本体部2aを中心線Bから半分に折り返して利用すればよい。また、収容別体部50のみを利用してもよい。すなわち、上記と同様に、ユーザの好みに応じて、発熱量と収容別体部50の奥行寸法と重量とを調整して利用することができる。
例えば、アイマスクとして両目を温めたい場合には、図7に示すように、発熱部10の量を調整した上で、収容別体部50を両目にわたって載置する。
一方、収容本体部2aの面積よりも狭い範囲を温めたい場合には、収容本体部2aを中心線Bから半分に折り返して利用すればよい。また、収容別体部50のみを利用してもよい。すなわち、上記と同様に、ユーザの好みに応じて、発熱量と収容別体部50の奥行寸法と重量とを調整して利用することができる。
例えば、アイマスクとして両目を温めたい場合には、図7に示すように、発熱部10の量を調整した上で、収容別体部50を両目にわたって載置する。
また、顔全体を温めたい場合には、図8に示すように、メイン収容具24と収容別体部50とを連結させて利用すればよい。すなわち、メイン収容具24を中心線Bから半分に折り返した状態で、連結部3により、メイン収容具24と収容別体部50とを短手方向H,H1に連結させる。このとき、収容別体部50に凹部51cが設けられていることから、凹部51cによって鼻を避けた状態で、メイン収容具24と収容別体部50とを顔面上に載置することができる。
また、このとき、2つのメイン収容具24を利用することもできる。すなわち、2つのメイン収容具24を中心線Bから半分に折り返し、それぞれ短手方向Hに連結させた状態で利用すればよい。また、2つの収容別体部50同士を短手方向H1に連結させてもよい。これにより、凹部51c同士が対向されて鼻を避けやすくすることができる。また、凹部51cが2つの長辺部51a1,51a2に形成されていることから、収容別体部50の向きを意識することなく、確実に鼻を避けやすくすることができる。
また、このとき、2つのメイン収容具24を利用することもできる。すなわち、2つのメイン収容具24を中心線Bから半分に折り返し、それぞれ短手方向Hに連結させた状態で利用すればよい。また、2つの収容別体部50同士を短手方向H1に連結させてもよい。これにより、凹部51c同士が対向されて鼻を避けやすくすることができる。また、凹部51cが2つの長辺部51a1,51a2に形成されていることから、収容別体部50の向きを意識することなく、確実に鼻を避けやすくすることができる。
さらに、メイン収容具24の長手方向Wの長さ寸法では足りない場合、図9に示すように、延長ベルト70を連結することができる。例えば、腰に巻き付ける場合、収容本体部2aの連結部3のうち、長手方向Wの両端部の連結部3をボタンホール72に通すことにより、メイン収容具24と延長ベルト70とが連結される。このとき、取付部位に応じて、ボタン31を通すボタンホール72を適切に選択することにより、所望の位置に取り付ける力を調整することができる。
以上より、本実施形態における温熱収容具2およびこれを備える温熱具1によれば、仕切片21,52により、収容本体部2aおよび別体本体部51の内部を奥行方向Dに仕切ることができ、発熱部10を奥行方向Dに選択的に収容させることができる。そのため、発熱部10からの熱量や全体の重量、収容本体部2aの奥行寸法を容易に調整することができ。また、仕切片21,52が、収容本体部2aの開口側と異なる側に開口されていることから、収容本体部2aの開口側が下向きに配されても、発熱部10が収容本体部2aの開口側から落下することを防止することができる。したがって、収容本体部2aを開口させて発熱部10の着脱のし易さを維持したまま、発熱部10を固定的に収容することができる。
なお、発熱部10を1個または2個収容させる場合、第1または第2の収容部25,27に優先的に収容させることが好ましい。なぜなら、仕切片21,52によって、発熱部10の落下を防止することができるからである。また、発熱部10を3個入れる場合、第1または第2の収容部25,27の他に、第3の収容部26に収容しても、その発熱部10の落下を防止することができる。なぜなら、第1および第2の収容部25,27に収容された発熱部10によって、仕切片21,52が奥行方向Dの内方にそれぞれ押圧されるため、第3の収容部26に収容された発熱部10が仕切片21,52との摩擦力によって保持されやすくなるからである。
なお、発熱部10を1個または2個収容させる場合、第1または第2の収容部25,27に優先的に収容させることが好ましい。なぜなら、仕切片21,52によって、発熱部10の落下を防止することができるからである。また、発熱部10を3個入れる場合、第1または第2の収容部25,27の他に、第3の収容部26に収容しても、その発熱部10の落下を防止することができる。なぜなら、第1および第2の収容部25,27に収容された発熱部10によって、仕切片21,52が奥行方向Dの内方にそれぞれ押圧されるため、第3の収容部26に収容された発熱部10が仕切片21,52との摩擦力によって保持されやすくなるからである。
また、仕切片21,52が、収容本体部2aの開口側と反対の底部側に開口されていることから、収容本体部2aの開口側が下方に向けられたときの、発熱部10の保持力を強化することができる。
また、収容本体部2aの長辺部2a1のみが開口されていることから、この開口を介して発熱部10を着脱させることにより発熱部10の着脱のし易さを維持したまま、他の辺部を複数開口させるよりも発熱部10を固定的に収容することができる。
また、収容本体部2aおよび別体本体部51の長手方向W,W1の両端部に連結部3が設けられていることから、収容本体部2aおよび別体本体部51を環状に配した状態で固定することができ、例えば、腕、腰、足、首などに巻き付けておくことができる。さらに、収容本体部2aおよび別体本体部51を他の収容本体部2aおよび他の別体本体部51に長手方向W,W1に連結することができる。
また、収容本体部2aの長辺部2a1のみが開口されていることから、この開口を介して発熱部10を着脱させることにより発熱部10の着脱のし易さを維持したまま、他の辺部を複数開口させるよりも発熱部10を固定的に収容することができる。
また、収容本体部2aおよび別体本体部51の長手方向W,W1の両端部に連結部3が設けられていることから、収容本体部2aおよび別体本体部51を環状に配した状態で固定することができ、例えば、腕、腰、足、首などに巻き付けておくことができる。さらに、収容本体部2aおよび別体本体部51を他の収容本体部2aおよび他の別体本体部51に長手方向W,W1に連結することができる。
また、収容本体部2aおよび別体本体部51の短手方向H,H1の両端部に連結部3が設けられていることから、収容本体部2aおよび別体本体部51を他の収容本体部2aおよび他の別体本体部51に短手方向H,H1に連結することができ、面積を広くすることができる。
また、連結部3が、ボタン31とボタンホール33とを備えていることから、他の連結部3のボタンホール33にボタン31を通すという簡易な動作だけで、連結部3を確実に連結させることができる。
また、ボタン31とボタンホール33とが直線上に配置されていることから、ボタン31とボタンホール33とが直線上に外れる方向に対する保持力を強化することができる。
また、ボタン31とボタンホール33とが一体に設けられていることから、部品点数を減少させることができ、構成を簡易にすることができる。
また、連結部3が、ボタン31とボタンホール33とを備えていることから、他の連結部3のボタンホール33にボタン31を通すという簡易な動作だけで、連結部3を確実に連結させることができる。
また、ボタン31とボタンホール33とが直線上に配置されていることから、ボタン31とボタンホール33とが直線上に外れる方向に対する保持力を強化することができる。
また、ボタン31とボタンホール33とが一体に設けられていることから、部品点数を減少させることができ、構成を簡易にすることができる。
また、取付部32の先端部にボタン31が設けられ、取付部32の基端部が収容本体部2aに取り付けられ、さらに取付部32の長手方向の中間部にボタンホール33が設けられていることから、ボタン31とボタンホール33とを、簡易な構成により容易に一体にすることができる。
また、延長ベルト70が設けられていることから、メイン収容具24だけでは固定できないような部位であっても容易に固定することができ、利便性を向上させることができる。
また、延長ベルト70には、ボタン31と連結する複数のボタンホール72が形成されていることから、メイン収容具24と容易に連結させることができる。
また、第2列72bおよび第3列72cがそれぞれ長手方向W2にずらされていることから、ボタン31を通す位置を細かく選択することができる。そのため、収容本体部2aと延長ベルト70との周方向全周の長さ寸法を細かく変更させることにより、温熱収容具2の固定力を微調整することができる。すなわち、ボタンホール72は、長手方向W2における長さ寸法が必要となることから、ボタンホール72を長手方向W2に配列させると、長手方向W2に小さな間隔でボタンホール72を設けることができない。本実施形態におけるボタンホール72では、第1から第3列72a,72b,72cが3列設けられており、かつ第2列72bおよび第3列72cがそれぞれ長手方向W2にずらされていることから、長手方向W2におけるボタンホール72の長さ寸法よりも小さい間隔でボタンホール72を設けることができる。そのため、上記のような微調整を容易にすることができる。
また、延長ベルト70が設けられていることから、メイン収容具24だけでは固定できないような部位であっても容易に固定することができ、利便性を向上させることができる。
また、延長ベルト70には、ボタン31と連結する複数のボタンホール72が形成されていることから、メイン収容具24と容易に連結させることができる。
また、第2列72bおよび第3列72cがそれぞれ長手方向W2にずらされていることから、ボタン31を通す位置を細かく選択することができる。そのため、収容本体部2aと延長ベルト70との周方向全周の長さ寸法を細かく変更させることにより、温熱収容具2の固定力を微調整することができる。すなわち、ボタンホール72は、長手方向W2における長さ寸法が必要となることから、ボタンホール72を長手方向W2に配列させると、長手方向W2に小さな間隔でボタンホール72を設けることができない。本実施形態におけるボタンホール72では、第1から第3列72a,72b,72cが3列設けられており、かつ第2列72bおよび第3列72cがそれぞれ長手方向W2にずらされていることから、長手方向W2におけるボタンホール72の長さ寸法よりも小さい間隔でボタンホール72を設けることができる。そのため、上記のような微調整を容易にすることができる。
また、メイン収容具24よりも面積の小さな収容別体部50が連結部3を介してメイン収容具24に連結されるようになっていることから、温熱収容具2の大きさや形のバリエーションを増やすことができ、利便性を向上させることができる。
また、別体本体部51に連結部3が設けられていることから、しっかりと連結させた状態で、温熱収容具2の大きさや形のバリエーションを増やすことができ、利便性を向上させることができる。
また、発熱部10と温熱収容具2とがそれぞれ天然素材からなっていることから、地球環境の保護に寄与することができる。
また、発熱部10と温熱収容具2が着脱可能な構成となっている(一体構成でない)ので、使用回数や経年劣化によって芳香性が低下した場合や、ユーザーが加熱しすぎたために発熱部10と温熱収容具2が焦げ臭くなった場合に、その発熱部10または温熱収容具2のみを交換することで解決するので、ユーザーの利便性、経済性、地球環境の保護に寄与することができる。また、発熱部10と温熱収容具2が着脱可能な構成となっているので、生産の効率性を図ることができるだけでなく、発熱部10の機能を長期間維持することができ、製品寿命を向上させることができる。
また、別体本体部51に連結部3が設けられていることから、しっかりと連結させた状態で、温熱収容具2の大きさや形のバリエーションを増やすことができ、利便性を向上させることができる。
また、発熱部10と温熱収容具2とがそれぞれ天然素材からなっていることから、地球環境の保護に寄与することができる。
また、発熱部10と温熱収容具2が着脱可能な構成となっている(一体構成でない)ので、使用回数や経年劣化によって芳香性が低下した場合や、ユーザーが加熱しすぎたために発熱部10と温熱収容具2が焦げ臭くなった場合に、その発熱部10または温熱収容具2のみを交換することで解決するので、ユーザーの利便性、経済性、地球環境の保護に寄与することができる。また、発熱部10と温熱収容具2が着脱可能な構成となっているので、生産の効率性を図ることができるだけでなく、発熱部10の機能を長期間維持することができ、製品寿命を向上させることができる。
なお、本考案の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、形状や寸法など種々の変更を加えることが可能である。
例えば、発熱収容体10aが四角形状であるものとしたが、これに限ることはなく、その形状は適宜変更可能である。例えば、三角形、円形などのほか、任意の形状にすることができる。
また、仕切片21,52が、収容本体部2aまたは別体本体部51の開口側と反対の底部側に開口されているとしたが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。例えば、長手方向W,W1に開口していてもよい。
また、仕切片21,52の長手方向W,W1の両端が連結されているとしたが、これに限ることはなく、長手方向W,W1の両端を解放してもよい。ただし、長手方向W,W1の両端を連結した方が発熱部10の保持力が強化される点で好ましい。
例えば、発熱収容体10aが四角形状であるものとしたが、これに限ることはなく、その形状は適宜変更可能である。例えば、三角形、円形などのほか、任意の形状にすることができる。
また、仕切片21,52が、収容本体部2aまたは別体本体部51の開口側と反対の底部側に開口されているとしたが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。例えば、長手方向W,W1に開口していてもよい。
また、仕切片21,52の長手方向W,W1の両端が連結されているとしたが、これに限ることはなく、長手方向W,W1の両端を解放してもよい。ただし、長手方向W,W1の両端を連結した方が発熱部10の保持力が強化される点で好ましい。
また、長辺部2a1,51a1のみが開口しているとしたが、これに限ることはなく、他の辺部が開口していてもよいし、複数の辺部が開口していてもよい。
また、連結部3が設けられているとしたが、これに限ることはなく、収容本体部2aおよび別体本体部51において、連結部3を設けなくてもよい。さらに、収容本体部2aおよび別体本体部51における連結部3の取付位置、取付数は適宜変更可能である。
また、連結部3としては、ボタン31とボタンホール33からなっていなくてもよい。例えば、紐で結んだり、面ファスナーで取り付けたりしてもよい。
また、ボタン31とボタンホール33とが直線上に配置されているとしたが、これに限ることはなく、その配置は適宜変更可能である。例えば、ボタン31とボタンホール33とを短手方向H,H1に隣り合わせて配置してもよい。
また、ボタン31とボタンホール33とが一体に設けられているとしたが、これに限ることはなく、別部材であってもよい。
また、取付部32にボタン31とボタンホール33とが設けられるとしたが、これに限ることはなく、その構造は適宜変更可能である。
また、連結部3が設けられているとしたが、これに限ることはなく、収容本体部2aおよび別体本体部51において、連結部3を設けなくてもよい。さらに、収容本体部2aおよび別体本体部51における連結部3の取付位置、取付数は適宜変更可能である。
また、連結部3としては、ボタン31とボタンホール33からなっていなくてもよい。例えば、紐で結んだり、面ファスナーで取り付けたりしてもよい。
また、ボタン31とボタンホール33とが直線上に配置されているとしたが、これに限ることはなく、その配置は適宜変更可能である。例えば、ボタン31とボタンホール33とを短手方向H,H1に隣り合わせて配置してもよい。
また、ボタン31とボタンホール33とが一体に設けられているとしたが、これに限ることはなく、別部材であってもよい。
また、取付部32にボタン31とボタンホール33とが設けられるとしたが、これに限ることはなく、その構造は適宜変更可能である。
また、延長ベルト70が設けられるとしたが、これに限ることはなく、延長ベルト70を設けなくてもよい。
また、延長ベルト70のボタンホール72の形成位置、形成数は適宜変更可能である。
また、収容別体部50が設けられるとしたが、これに限ることはなく、収容別体部50を設けなくてもよい。さらに、別体本体部51が四角形状であるものとしたが、これに限ることはなく、その形状は適宜変更可能である。例えば、三角形、円形などのほか、任意の形状にすることができる。
また、発熱部10と温熱収容具2とがそれぞれ天然素材からなっているとしたが、これに限ることはなく、その材質は適宜変更可能である。
なお、連結部3に他の温熱具の連結部3を連結させるとしたが、これに限ることはなく、
適宜変更可能である。例えば、コサージュなどのアクセサリーに連結部3を設け、温熱具1の連結部3とアクセサリーの連結部3とを着脱可能に連結するようにしてもよい。これにより、ファッション性を向上させることできる。
また、連結部3を露出させた状態にしているが、これに限ることはなく、連結部3を収納する収納カバーを設けてもよい。これにより、使用しない連結部3を収納しておくことができる。
また、ヘアクリップ、ヘアピンなどを用いてメイン収容具24(連結部3の収納カバーまたは収容本体部2aの開口部)を衣服(例えばエプロンなど)に固定して使用することができる。
なお、本考案は、発熱部10を収容する温熱収容具2およびこれを備える温熱具1であり、温熱することを基本とするが、体のケアのために発熱させない用途で使用できるものとし、常温での使用または冷却して使用できるものとする。
また、これら各変形例を自由に組み合わせることができることは言うまでもない。
また、延長ベルト70のボタンホール72の形成位置、形成数は適宜変更可能である。
また、収容別体部50が設けられるとしたが、これに限ることはなく、収容別体部50を設けなくてもよい。さらに、別体本体部51が四角形状であるものとしたが、これに限ることはなく、その形状は適宜変更可能である。例えば、三角形、円形などのほか、任意の形状にすることができる。
また、発熱部10と温熱収容具2とがそれぞれ天然素材からなっているとしたが、これに限ることはなく、その材質は適宜変更可能である。
なお、連結部3に他の温熱具の連結部3を連結させるとしたが、これに限ることはなく、
適宜変更可能である。例えば、コサージュなどのアクセサリーに連結部3を設け、温熱具1の連結部3とアクセサリーの連結部3とを着脱可能に連結するようにしてもよい。これにより、ファッション性を向上させることできる。
また、連結部3を露出させた状態にしているが、これに限ることはなく、連結部3を収納する収納カバーを設けてもよい。これにより、使用しない連結部3を収納しておくことができる。
また、ヘアクリップ、ヘアピンなどを用いてメイン収容具24(連結部3の収納カバーまたは収容本体部2aの開口部)を衣服(例えばエプロンなど)に固定して使用することができる。
なお、本考案は、発熱部10を収容する温熱収容具2およびこれを備える温熱具1であり、温熱することを基本とするが、体のケアのために発熱させない用途で使用できるものとし、常温での使用または冷却して使用できるものとする。
また、これら各変形例を自由に組み合わせることができることは言うまでもない。
1 温熱具
2 温熱収容具
2a 収容本体部
3 連結部(本体連結部,別体連結部)
10 発熱部
21 仕切片
31 ボタン
32 取付部
33 ボタンホール
50 収容別体部
70 延長ベルト(延長部材)
72 ボタンホール(延長用ボタンホール)
2 温熱収容具
2a 収容本体部
3 連結部(本体連結部,別体連結部)
10 発熱部
21 仕切片
31 ボタン
32 取付部
33 ボタンホール
50 収容別体部
70 延長ベルト(延長部材)
72 ボタンホール(延長用ボタンホール)
Claims (14)
- 発熱部を着脱可能に収容する袋状の収容本体部を備え、
前記収容本体部は、
前記収容本体部内の両内壁に設けられ、かつ前記袋状の開口側と異なる側に開口されて前記発熱部をそれぞれ収容する仕切片と
を備えることを特徴とする温熱収容具。 - 前記仕切片は、
前記袋状の開口側と反対の底部側に開口されていることを特徴とする請求項1に記載の温熱収容具。 - 前記収容本体部が四角形状に形成されており、当該四角形状の4つの辺部のうち、一の辺部が前記開口されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の温熱収容具。
- 前記収容本体部のうち、前記一の辺部の長手方向の両端部のうち、少なくともいずれか一方の端部に、互いに連結可能な本体連結部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の温熱収容具。
- 前記収容本体部のうち、前記一の辺部に直交する方向の両端部のうち、少なくともいずれか一方の端部に、前記本体連結部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の温熱収容具。
- 前記本体連結部は、ボタンとボタンホールとを備えることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の温熱収容具。
- 前記ボタンと前記ボタンホールとが直線上に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の温熱収容具。
- 前記ボタンと前記ボタンホールとが一体に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の温熱収容具。
- 前記本体連結部は、長尺状の取付部を備え、
前記取付部の一端部に前記ボタンが取り付けられ、前記取付部の他端部が前記収容本体部に取り付けられており、
前記取付部のうち、前記一端部と前記他端部との中間部に、前記ボタンホールが設けられていることを特徴とする請求項8に記載の温熱収容具。 - 前記収容本体部に取り付けられる延長部材を備え、
前記延長部材には、前記ボタンが連結される延長用ボタンホールが形成され、
前記延長用ボタンホールは、前記延長部材の長手方向および短手方向に複数形成されており、
前記延長部材の短手方向に形成された前記延長用ボタンホールが前記長手方向にずらされて配列されていることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか一項に記載の温熱収容具。 - 前記発熱部を着脱可能に収容する袋状の収容別体部を備え、
前記収容別体部には、前記本体連結部に連結可能な別体連結部が設けられ、
前記収容別体部は、前記収容本体部よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項4から請求項10のいずれか一項に記載の温熱収容具。 - 前記収容別体部が四角形状に形成されており、
前記収容別体部の長手方向の両端部のうち、少なくともいずれか一方の端部と、
前記収容別体部の短手方向の両端部のうち、少なくともいずれか一方の端部とに、
前記別体連結部が設けられていることを特徴とする請求項11に記載の温熱収容具。 - 前記発熱部と、
請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の温熱収容具と
を備えることを特徴とする温熱具 - 前記発熱部と請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の温熱収容具とが、それぞれ天然素材からなることを特徴とする温熱具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011003260U JP3170518U (ja) | 2011-06-10 | 2011-06-10 | 温熱収容具およびこれを備える温熱具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011003260U JP3170518U (ja) | 2011-06-10 | 2011-06-10 | 温熱収容具およびこれを備える温熱具 |
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JP3170518U true JP3170518U (ja) | 2011-09-22 |
Family
ID=54880968
Family Applications (1)
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JP2011003260U Expired - Fee Related JP3170518U (ja) | 2011-06-10 | 2011-06-10 | 温熱収容具およびこれを備える温熱具 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3170518U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7469580B2 (ja) | 2021-01-08 | 2024-04-17 | 麗美 小林 | 温熱アイマスク |
-
2011
- 2011-06-10 JP JP2011003260U patent/JP3170518U/ja not_active Expired - Fee Related
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