JP3170385U - 体内挿入具のセット構造 - Google Patents

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【課題】体内挿入具が挿入されている保護チューブ内へ滅菌水を供給できる状態を確実に確保できると共に、保護チューブ内への滅菌水の供給より簡単に行えるようにする体内挿入具のセット構造を提供する。【解決手段】収納容器1内に、体内挿入具としてのガイドワイヤ2と,保護チューブ3と,接続具8を有する滅菌水貯溜容器4とが収納される。ガイドワイヤ2の表面に親水性コートが施されている。ガイドワイヤ2は、保護チューブ3内に挿入されている。接続具8を保護チューブ3のコネクタ5に接続して、滅菌水貯溜容器4から保護チューブ3内に滅菌水が供給される。【選択図】図1

Description

本考案は、体内挿入具のセット構造に関するものである。
医療分野において、長尺の体内挿入具(例えば特許文献1に示すようなガイドワイヤ)が広く使用されている。ガイドワイヤ等の長尺の体内挿入具にあっては、表面に親水性コートが施されて、長尺の保護チューブ内に挿入された状態で、滅菌された収納容器内に収納されて手術者に提供される。手術者は、体内挿入具の使用に際しては、収納容器から取り出した保護チューブ内に滅菌水を供給して、滅菌水と親水性コートを反応させることにより、体内挿入具の表面が十分に吸水反応を起こし、非常に滑りやすい状態(いわゆるぬるぬるの状態)とした後、体内挿入具を保護チューブから引き抜き、この後体内挿入具を患者の体内へ挿入することになる。
保護チューブ内への滅菌水の供給に際しては、従来、別途用意された滅菌水をシリンジ内に吸い上げ、このシリンジを保護チューブの基端部側に接続して、シリンジ内の滅菌水を保護チューブ内に供給することにより行うのが一般的である。なお、保護チューブからの体内挿入具の引き抜きを、滅菌水を供給しない状態で行うと、体内挿入具の表面が保護チューブ内面と強く擦れ合って損傷を生じやすく、体内挿入具としてもはや使用できないものになってしまう可能性が高くなる。また、体内挿入具の表面を非常に滑りやすくしておくことは、体内挿入具の体内への挿入をスムーズに行う上でも重要となる。よって、体内挿入具の保護チューブからの引き抜きに先だって保護チューブ内へ滅菌水を供給することは、必要不可欠な作業となる。
特開2006−149442号公報
保護チューブ内に挿入された体内挿入具の使用に際しては、前述のように、滅菌水の供給ということが必要不可欠となる。しかしながら、保護チューブ内への滅菌水の供給をいちいちシリンジを用いて行うのがかなりの手間を要することになる。また、緊急時(救急時)には、滅菌水あるいはシリンジの少なくとも一方が用意できないという事態を生じ易く、この場合は、体内挿入具が用意されていても使用できないことになってしまう。
本考案は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、体内挿入具が挿入されている保護チューブ内へ滅菌水を供給できる状態を確実に確保できると共に、保護チューブ内への滅菌水の供給より簡単に行えるようにした体内挿入具のセット構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、本考案にあっては次のような第1の解決手法を採択してある。すなわち、実用新案登録請求の範囲における請求項1に記載のように、
表面に親水性コートが施され、体内に挿入される長尺の体内挿入具と、
前記体内挿入具が挿入された長尺の保護チューブと、
前記保護チューブ内に注入される滅菌水を貯溜した滅菌水貯溜容器と、
前記保護チューブの基端部と前記滅菌水貯溜容器とを接続する接続具と、
を備え、
前記体内挿入具が挿入された状態の前記保護チューブと前記滅菌水貯溜容器と前記接続具とのセット体が、滅菌された状態で収納容器内に収納されている、
ようにしてある。上記解決手法によれば、収納容器から取り出した滅菌水貯溜容器を、接続具を利用して保護チューブの基端部に接続して、滅菌水貯溜容器内の滅菌水を保護チューブ内に供給すればよい。保護チューブ内に挿入されている体内挿入具に対して、滅菌水貯溜容器とその接続具とがセットとして用意されているので、滅菌水が用意できない状態や滅菌水を吸い上げるシリンジが用意できない状態という事態を生じることがなく、体内挿入具を使用できる環境が常時確保されることになる。また、滅菌水の保護チューブ内への供給は、接続具を通して滅菌水貯溜容器から直接的に行うことができるので、シリンジを利用して滅菌水を供給する場合に比して、滅菌水の供給作業もより容易に行うことができる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、実用新案登録請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記接続具が、前記滅菌水貯溜容器に一体的に設けられている、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、接続具と滅菌水貯溜容器とを別途接続する手間が省けて、滅菌水の保護チューブ内への供給作業がより容易となる。
保護チューブと前記滅菌水貯溜容器とは別体に前記接続具が設けられ、
前記接続具が、延長チューブと、該延長チューブの一端部に設けられて前記保護チューブの基端部に接続されるチューブ用コネクタと、前記滅菌水貯溜容器に接続される容器用コネクタとを備えている、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、チューブ用コネクタと容器用コネクタとを備えた接続具を利用して、滅菌水貯溜容器として広く市販されているものを有効に利用する等の上で好ましいものとなる。また、接続具が延長チューブを有しているので、保護チューブと滅菌水貯溜容器との位置(姿勢)関係を滅菌水の供給に好適なものとする上でも好ましいものとなる。
前記容器用コネクタが、前記滅菌水貯溜容器に接続されたときに、該滅菌水貯溜容器内の滅菌水を前記接続具側に向けて流れるようにするための破断部を有している、ようにしてある(請求項4対応)。この場合、接続具を滅菌水貯溜容器に接続することによって、滅菌水貯溜容器内から滅菌水を取り出す状態を容易に得ることができる。
前記体内挿入具が挿入された前記保護チューブが、同一平面内において渦巻き状とされた状態で前記収納容器内に収納され、
前記滅菌水貯溜容器が密閉式の扁平なバッグ状とされ、
前記滅菌水貯溜容器は、前記接続具が接続される出口部と該出口部を内側から閉塞する破断式の栓体部とを有して、該栓体部を外力を加えることにより破断することによって該出口部が開口される、
ようにしてある(請求項5対応)。この場合、収納容器を極力薄くしてかさばらないようにする上で好ましいものとなる。
前記体内挿入具が、先端部が湾曲されたガイドワイヤとされ、
前記ガイドワイヤは、その先端部のみが前記保護チューブの外側に露出された状態で該保護チューブ内に挿入されており、
前記保護チューブの先端部側には、前記ガイドワイヤの先端部を覆うと共に滅菌水の流出口を有する透明な保護袋が取付けられている、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、体内挿入具の具体的なものが提供される。そして、保護袋により、保護チューブの外部に露出されたガイドワイヤの湾曲した先端部の保護がなされると共に、滅菌水を保護チューブ内に供給したときに、保護袋内で滅菌水が滞留されて、ガイドワイヤの湾曲した先端部への滅菌水供給を十分に行う上で好ましいものとなる。
前記体内挿入具が、ガイドワイヤ又はマイクロカテーテルとされている、ようにしてある(請求項7対応)。この場合、体内挿入具として具体的なものが提供される。
本考案によれば、滅菌水を供給できる状態を確実に確保することができ、また滅菌水の保護チューブ内への供給作業も軽減することができる。
本考案の一実施例を示すもので、収納容器内にセット体が収納された状態を示す平面図。 図1の収納容器部分のみを断面して示す一部断面側面図。 保護チューブとガイドワイヤとを示す分解図。 本考案の第2の実施形態を示すもので、滅菌水貯溜容器と破断部を有する接続具とを示す図。 本考案の第3の実施形態を示すもので、滅菌水貯溜容器と接続具とを示す図。 本考案の第4の実施形態を示すもので、ガイドワイヤの先端部を覆う保護袋の一例を示す要部断面図。
図1において、1は収納容器である。収納容器1は、図2に示すように、表側シート1Aと裏側シート1B(滅菌ガスが通過する機能を有する)との全外周縁部同士を溶着あるいは接着することにより、薄い袋状とされている。表側シート1Aは透明とされて、外部から内部を観察できるようになっている。また、各シート
収納容器1内には、体内挿入具としてのガイドワイヤ2と保護チューブ3と滅菌水貯溜容器4とが収納されている。ガイドワイヤ2は、図3にも示すように、その先端部が湾曲されている。このガイドワイヤ2は、例えば心臓検査用とされて、数mの長さを有する長尺とされている。
保護チューブ3は、その基端部にルアーコネクタの雌部5が取付けられ、その先端部にストレートナー雄部6が着脱自在に取付けられている。図3に示すように、保護チューブ3の全長はガイドワイヤ2の全長とほぼ同じか長くされている。そして、保護チューブ3内に、ガイドワイヤ2のほぼ全長が挿入されている。ただし、ガイドワイヤ2の湾曲された先端部は、保護チューブ3(ストレートナー雄部6)の先端部から外部へ露出されている。
滅菌水貯溜容器4は、可撓性のシート材によって薄い袋状(扁平状)に形成されて、内部に、保護チューブ3内に供給される滅菌水(例えばヘパリン加生理食塩液や単なる生理食塩液)が密封されている。滅菌水貯溜容器4の容量(貯溜されている滅菌水の容量)は、ガイドワイヤ2の表面を親水化するのに十分な容量とされて、例えば15cc〜30cc程度とされている。滅菌水貯溜容器4は、本製造工程に入る前に、水を入れ、容器ごとガンマー線滅菌等を既に行われているものを使用する。
滅菌水貯溜容器4は、内部に向けて伸びる取出しパイプ7を有する。この取出しパイプ7の外部側端には、接続具としてのルアーコネクタ雄部8が接続、一体化されている。このルアーコネクタ雄部8は、保護チューブ3の基端部に設けられたルアーコネクタ雌部5に接続されて、滅菌水貯溜容器4と保護チューブ3とを接続するための接続具として機能される。つまり、実施形態では、滅菌水貯溜容器4に、保護チューブ3と接続するための接続具(ルアーコネクタ雄部8)が一体化されたものとなっている。
前記取出しパイプ7は、使用前は、滅菌水貯溜容器4内(の滅菌水)とは非連通状態とされている。この取り出しパイプ7の中間部には、部分的に細径とされた弱化部7aが形成されている。弱化部7a部分を手指によって外部から外力を加えて破断する(折る)ことにより、滅菌水貯溜容器5内の滅菌水が取出しパイプ7内と連通されて、ルアーコネクタ雄部8を通して滅菌水が取り出されることになる。つまり、弱化部7aを破断する前の取出しパイプ7は、その出口を内側から閉塞する栓体として機能するようになっている。
図1において、ガイドワイヤ2が挿入された保護チューブ3は、同一平面内において渦巻き状に巻回された状態で、収納容器1内に収納されている。そして、渦巻き状とされた保護チューブ3は、周方向複数カ所(実施形態では4箇所)において、束ね具9によって渦巻き状態が保持されている。なお、各束ね具9は、既知のように、保護チューブ3が嵌合される嵌合凹部を複数(実施形態では3個)有して、例えば合成樹脂によって形成されている。また、滅菌水貯溜容器4は、渦巻き状とされた保護チューブ3と重ならないようにその内側に位置されている。勿論、ガイドワイヤ2,保護チューブ3、滅菌水貯溜容器4を収納した収納容器1内は滅菌処理されている(例えばEOG滅菌)。なお、収納容器1内への収納状態においては、保護チューブ3の各端部にあるルアーコネクタ雌部5と雄部6とが互いに嵌合されて、ガイドワイヤ2の湾曲した先端部がルアーコネクタ雌部5によって保護されるようにしておくのが好ましい。
以上のような構成において、手術に際しては、まず、収納容器1内から、ガイドワイヤ2が挿入された保護チューブ3と滅菌水貯溜容器4とが取り出される。この後、滅菌水貯溜容器4に一体化されたルアーコネクタ雄部8を保護チューブ3の基端部に設けられたルアーコネクタ雌部5に接続する。なお、上記の滅菌水貯溜容器4と保護チューブ3のルアーコネクター雌部5があらかじめ接続されている状態としておいてもよい。次いで、図1一点鎖線で示すように、保護チューブ3のうちルアーコネクタ雌部5がストレートナー雄部6よりも高い位置となるようにする。
さらに、滅菌水貯溜容器4内の取出しパイプ7をその弱化部7aでもって破断する。これにより、滅菌水貯溜容器4内の滅菌水が、取出しパイプ7から接続具としてのルアーコネクタ雄部8、保護チューブ3のルアーコネクタ雌部5を通して、保護チューブ3内に供給される。必要に応じて、滅菌水貯溜容器4を押圧してもよい(滅菌水への供給圧力の印加)。保護チューブ3内に供給された滅菌水は、保護チューブ3内を流れて、その先端部側から流出される。保護チューブ3内を流れる滅菌水がガイドワイヤ2の親水性コートと十分反応する時間(例えば30秒)を経過した後に、ガイドワイヤ2をその先端部から保護チューブ3より引き抜けばよい。この後は、既知のようにして、ガイドワイヤ2が体内(具体的には血管)に挿入される。なお、ガイドワイヤ2の保護チューブ3からの引き抜きの際、ストレートナー雄部6と共に保護チューブ3から引き抜くようにしてもよい。この場合、保護チューブ3から取外されたストレートナー雄部6を、あらかじめ体内に挿入されたカテーテル等に接続することにより、ガイドワイヤ2の先端部に触れることなく、ガイドワイヤ2を体内に挿入することができる。
収納容器1内には、ガイドワイヤ2を保護チューブ3から引き抜くために必要な滅菌水や滅菌水供給用の接続具がセットとして装備されているので、滅菌水が用意できなかったり、シリンジが用意できない等の理由で、ガイドワイヤ2を使用できないという事態が確実に防止される。また、保護チューブ3内への滅菌水の供給は、シリンジを利用した従来の供給手法に比して簡単に行うことができる。
図4は、本考案の第2の実施形態を示すものであり、前記実施形態と同一構成要素には同一符合を付してその重複した説明は省略する(このことは、以下の第3の実施形態以下においても同じ)。本実施形態では、接続具11を保護チューブ3と滅菌水貯溜容器4とは別体に設けてある。すなわち、滅菌水貯溜容器4にあっては、合成樹脂からなる接続部12が構成される。この接続部12は、出口部を構成する嵌合凹部12Aと、嵌合凹部12Aの奥部に構成された薄い弱化部としての底壁部12Bとを有する。
一方、接続具11は、短尺の延長チューブ11Aと、延長チューブ11Aの一端部に設けられたルアーコネクタ雄部11Bとを有する。このルアーコネクタ雄部11Bは、チューブ用コネクタとなるもので、保護チューブ3のルアーコネクタ雌部5に接続されるものである。また、延長チューブ11Aの他端部には、鍔部11Cと、鍔部11Cよりも先端側に位置された嵌合部11Dと、嵌合部11Cよりも先端側に位置された中空針状の破断部11Eとを有する。破断部11Eは、延長チューブ11A内と連通されている。上記嵌合部11Dは、容器用コネクタとなるもので、滅菌水貯溜容器4の嵌合凹部12Aに液密に嵌合される、鍔部11Cは、嵌合凹部12Aの開口縁部に当接して、嵌合部11Dが所定以上深く嵌合凹部12Aに嵌合されることを規制する。
接続具11の使用に際しては、そのルアーコネクタ雄部11Bが、保護チューブ3のルアーコネクタ雌部5に接続される。この後、鍔部11Cが嵌合凹部12Aの開口縁部に当接するまで嵌合部11Dを嵌合凹部12Aに嵌合させて、針状の破断部11Eによって接続部12の底壁部12Bを貫通させる。これにより、滅菌水貯溜容器4内の滅菌水が、破断部11Eから延長チューブ11Bを介して、保護チューブ3内に供給可能となる。なお、収納容器1内への収納状態において、接続具11のルアーコネクタ雄部11Bを保護チューブ3のルアーコネクタ5に接続しておいてもよい。
図5は、本考案の第3の実施形態を示すものである。本実施形態では、接続具21が、延長チューブ21Aと、延長チューブ21Aの一端部に設けられて、保護チューブ3のルアーコネクタ雌部5の外周に嵌合、接続されるチューブ用コネクタ21Bを有する。また、滅菌水貯溜容器4においては、図1に示すのと同様の取出しパイプ7を有して、その一端が外方側に向けて開口されている。使用に際しては、チューブ用コネクタ21Bを保護チューブ3のルアーコネクタ雌部5に接続し、延長チューブ21Aを取出しパイプ7に嵌合させる。なお、製品形態として、これらの接続が既に行われていたものとすることもできる。この後、取出しパイプ7の弱化部7aを破断することにより、滅菌水貯溜容器4内の滅菌水が、延長チューブ21を介して保護チューブ3内に供給可能となる。
図6は、本考案の第4の実施形態を示すものである。本実施形態では、保護チューブ3の外部に露出するガイドワイヤ2の湾曲された先端部の周囲を、薄い透明シートからなる保護袋31によって覆うようにしてある。この保護袋31には、滅菌水の流出口31aが形成されている。流出口31aは、ガイドワイヤ2の先端部を下方に向けた状態で、ガイドワイヤ2の湾曲した先端部よりも高い位置に形成されている。図6の状態で、保護チューブ3内に供給された滅菌水は、保護袋31内に導入された後、流出口31aから流出されるが、保護袋31内に滞留される滅菌水によって、ガイドワイヤ2の湾曲した先端部にも十分に滅菌水が触れることになる。
以上実施形態について説明したが、本考案は実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような場合をも含むものである。本考案が適用される体内挿入具としては、ガイドワイヤに限らず、マイクロカテーテル等、親水性コートが施されると共に保護チューブ内に挿入されるものであれば、適宜のものを含むものである。また、各種コネクタは、ルアーコネクタに限らないものである。収納容器1は、ハードケースタイプのものであってもよい。
本考案は、例えばガイドワイヤとその保護チューブを含むセット体として利用できる。
1:収納容器
1A:表側シート
1B:裏側シート
2:ガイドワイヤ(体内挿入具)
3:保護チューブ
4:滅菌水貯溜容器
5:ルアーコネクタ(雌部)
6:ストレートナー雄部
7:取出しパイプ
7a:弱化部
8:ルアーコネクタ雄部(滅菌水貯溜容器と一体の接続具)
11:接続具(図4)
11A:延長チューブ
11B:ルアーコネクタ雄部
11C:鍔部
11D:嵌合部
11E:破断部
12:接続部
12A:嵌合凹部
12B:底壁部(弱化部)
21:接続具(図5)
21A:延長チューブ
21B:チューブ用コネクタ
31:保護袋(図6)
31a:流出口

Claims (7)

  1. 表面に親水性コートが施され、体内に挿入される長尺の体内挿入具と、
    前記体内挿入具が挿入された長尺の保護チューブと、
    前記保護チューブ内に注入される滅菌水を貯溜した滅菌水貯溜容器と、
    前記保護チューブの基端部と前記滅菌水貯溜容器とを接続する接続具と、
    を備え、
    前記体内挿入具が挿入された状態の前記保護チューブと前記滅菌水貯溜容器と前記接続具とのセット体が、滅菌された状態で収納容器内に収納されている、
    ことを特徴とする体内挿入具のセット構造。
  2. 請求項1において、
    前記接続具が、前記滅菌水貯溜容器に一体的に設けられている、ことを特徴とする体内挿入具のセット構造。
  3. 請求項1において、
    保護チューブと前記滅菌水貯溜容器とは別体に前記接続具が設けられ、
    前記接続具が、延長チューブと、該延長チューブの一端部に設けられて前記保護チューブの基端部に接続されるチューブ用コネクタと、前記滅菌水貯溜容器に接続される容器用コネクタとを備えている、
    ことを特徴とする体内挿入具のセット構造。
  4. 請求項3において、
    前記容器用コネクタが、前記滅菌水貯溜容器に接続されたときに、該滅菌水貯溜容器内の滅菌水を前記接続具側に向けて流れるようにするための破断部を有している、
    ことを特徴とする体内挿入具のセット構造。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記体内挿入具が挿入された前記保護チューブが、同一平面内において渦巻き状とされた状態で前記収納容器内に収納され、
    前記滅菌水貯溜容器が密閉式の扁平なバッグ状とされ、
    前記滅菌水貯溜容器は、前記接続具が接続される出口部と該出口部を内側から閉塞する破断式の栓体部とを有して、該栓体部を外力を加えることにより破断することによって該出口部が開口される、
    ことを特徴とする体内挿入具のセット構造。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
    前記体内挿入具が、先端部が湾曲されたガイドワイヤとされ、
    前記ガイドワイヤは、その先端部のみが前記保護チューブの外側に露出された状態で該保護チューブ内に挿入されており、
    前記保護チューブの先端部側には、前記ガイドワイヤの先端部を覆うと共に滅菌水の流出口を有する透明な保護袋が取付けられている、
    ことを特徴とする体内挿入具のセット構造。
  7. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
    前記体内挿入具が、ガイドワイヤ又はマイクロカテーテルとされている、ことを特徴とする体内挿入具のセット構造。
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