JP3170318B2 - 炉内観察装置 - Google Patents

炉内観察装置

Info

Publication number
JP3170318B2
JP3170318B2 JP22315591A JP22315591A JP3170318B2 JP 3170318 B2 JP3170318 B2 JP 3170318B2 JP 22315591 A JP22315591 A JP 22315591A JP 22315591 A JP22315591 A JP 22315591A JP 3170318 B2 JP3170318 B2 JP 3170318B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
mirror
main body
observation
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22315591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0560473A (ja
Inventor
淳一 船渡
清貴 魚住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Krosaki Harima Corp
Original Assignee
Krosaki Harima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Krosaki Harima Corp filed Critical Krosaki Harima Corp
Priority to JP22315591A priority Critical patent/JP3170318B2/ja
Publication of JPH0560473A publication Critical patent/JPH0560473A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3170318B2 publication Critical patent/JP3170318B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
  • Blast Furnaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種炉内の壁面や炉内物
の変化を観測する炉内観察装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高炉等の鉄皮内側に施された耐火煉瓦等
の内張りは、操業に伴って徐々に消耗し、適当な時期に
補修をすることが必要である。この高炉の内張りの損耗
程度を判定し、補修の必要があるか否かの判断を行うた
めに、操業中の高炉内の状態を直接観察することができ
る炉内観測装置が使用されている。
【0003】従来、このような炉内観測装置として、の
ぞき窓に指向して鏡を設け、この鏡に映る映像を撮像す
るテレビカメラを内蔵したものが知られている。例え
ば、実公昭57−46360号公報には、下部に透明な
のぞき窓を備えた密閉容器の底部に遠隔自在な回転架台
を設け、この回転架台に水平回転及び傾動可能に転像鏡
を軸支し、この転像鏡の下方に壁面投光装置を備え、転
像鏡に映る壁面映像を撮像装置で撮像する構造のものが
記載されている。
【0004】この装置によると、炉壁全体の観測を簡単
な操作で且つ容易に行うことができるため、定期的な炉
壁の点検、あるいは炉壁補修に先立っての損耗位置、損
耗量等の調査を確実に行うことができ、補修時期、補修
内容を的確に把握することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この観測装
置では、転像鏡を所定角度に調節するために、電動シリ
ンダー等の機械的な俯仰装置が用いられており、このた
め、装置全体が大型化、複雑化し、特に高温状態での使
用とも相俟って故障多発の原因となっている。さらに、
この俯仰装置を遠隔制御するために多くの配線ケーブル
が必要であり、これが炉内観察装置による自由な観測の
支障になる。
【0006】本発明の目的は、このような従来の炉内観
察装置における装置全体の大型化・複雑化の問題点を解
消し、特別な設備を要せずして低廉で信頼性の高い炉内
観察装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ミラーとこの
ミラーに映る炉内像を撮像する観察手段とを内蔵すると
共に、前記ミラーに指向した観察窓を備えた密閉状の装
置本体と、この装置本体に冷却用の圧力気体を供給する
気体供給手段とを備えた炉内観察装置において側方に
開放部を形成した密閉状のシリンダー本体と、このシリ
ンダー本体内に摺動可能に支持され内部空間を密閉状態
に保つ密閉蓋と、この密閉蓋に連接されたロッドとから
構成され、前記冷却用の圧力気体によって作動する気体
バネを介してミラーを傾動可能に支持したことを特徴と
する。
【0008】
【作用】本発明の炉内観察装置によると、気体供給手段
から供給される気体の圧力を調整することによって、装
置本体に内蔵された気体バネが伸縮し、観察位置を映し
出すミラーの角度が変化する。
【0009】
【実施例】以下図面に示す実施例に基づいて本発明の特
徴を具体的に説明する。
【0010】図1は、炉内観察装置の装置本体及び支持
杆の外観を示す斜視図であり、同装置本体1は略密閉状
の容器として形成され、これに支持杆2が連設されてい
る。支持杆2は、カメラ等の制御用ケーブル配管2aと
冷却ガスの導入管2bを内蔵し、更に支持杆2の内周面
と導入管2bの外周面との間を冷却水の導入路2cとし
ている。3は炉内を観察するための透明な観察窓であ
り、石英ガラス等の複数の耐熱ガラスを組にして構成
し、冷却ガスの導入管2bから送られた冷却ガスを噴射
して、高熱からくる失透や破損を防止している。
【0011】図2は、装置本体1内部の概略を示す断面
図であり、装置本体1の底部には、観察窓3を指向した
ミラー4(なお、本発明でミラーとは、通常の板状の鏡
のみならず像の角度を変えることのできるプリズム等も
総称するものとする。)の一端が回動軸5によって傾動
可能に軸支され、他端には同ミラー4の角度を調節する
ことができる気体バネ6が取付けられている。本実施例
では、回動軸5によって軸支されているが、軸を用いな
いで傾動可能に支持することもできる。
【0012】気体バネ6は、図3の断面図に示すよう
に、装置本体1に取付けられ側方に開放部6bを形成し
た密閉状のシリンダー本体6aと、このシリンダー本体
6a内に摺動可能に支持され、内部空間6eを密閉状態
に保つ密閉蓋6cと、この密閉蓋6cに連設されたロッ
ド6dから構成され、このロッド6dの他端はミラー4
の裏面に取付けられている。シリンダー本体6aの内部
空間6eには、予め一定圧力P1 の気体が封入されてお
り、外気圧P0 との圧力差によって内部空間の体積が変
化し、これにともなって密閉蓋6cがシリンダー本体6
a内を前後に摺動するように構成されている。P0 がP
1 よりも大きい時は、図2の破線αで示す観察範囲とな
り、逆にP1 がP0 よりも大きい時は、ロッド6dが伸
長してミラー4が回動軸5を中心として回転し、実線β
で示す観察範囲となる。このように、外気圧P0 を、後
述する冷却機構8によって適当に調節し、観察可能範囲
を無段階に変化させることが可能である。
【0013】図2に示す7は、ミラー4に映った炉内像
を撮像する観察装置としてのテレビカメラであり、図1
に示すケーブル配管2a内の配線ケーブルによって、図
5に示す炉外のモニタ9に接続されている。テレビカメ
ラ7には、ズーム装置が内蔵されており、観察箇所から
離れた位置からでも鮮明に観察することができる。
【0014】また、装置本体1は金属製容器の内側に断
熱材11が内張りされ、その内側に冷却水が循環するウ
ォータジャケット12が設けられている。
【0015】装置本体1内には、導入管2bより冷却用
及びミラー4の角度調整用としての圧力気体が導入され
る。図4は、この冷却用の圧力気体を導入する気体供給
手段としての冷却機構8の一例である。主としてエアー
レギュレータ(減圧弁)8a及び圧力計8bで構成さ
れ、冷却ガス導入管2bに連結され、装置本体1内に供
給する冷気の量・圧力等を自由にコントロールすること
ができる。なお、8cはオートドレン、8dはストップ
バルブである。圧力冷却気体は装置本体1内を冷却し、
観察窓3の外に設けた冷却気体噴出孔13より噴出し、
観察窓3のパージを行う。
【0016】図5は、以上に構成された炉内観察装置の
使用例であり、炉壁Wの観察孔10から炉内観察装置の
装置本体1を挿入して、観察窓3を所定方向に向けて炉
内状況をモニタ9で観察する。その際、冷却機構8から
装置本体1内に圧力気体を導入し、ミラー4の角度を変
えて目的とする観察位置が観察できるように調整する。
【0017】このように、本実施例の炉内観察装置は、
内部機器を炉内高温から保護するため装置として当然に
必要な冷却機構の圧力気体を利用して、ミラーの角度を
調整するようにしている。このため、電動シリンダーや
アクチュエータを使用した従来の装置のように、複雑な
構造が不要となり、故障の発生も激減した。さらに特別
な設備を必要としないため、製造コストの削減も可能と
なった。
【0018】なお、本発明の炉内観察装置は上記実施例
に限定されるものではなく、例えば、昇降装置を設け、
炉内観察装置を炉上部から吊り下げて使用しても良く、
また炉内の観察位置を照らす投光装置を装置本体1内に
内蔵しても良い。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の炉内観
察装置は、観察位置を映すミラーを気体バネによって傾
動調節自在に構成している。このため、従来の装置に用
いられている電動シリンダーやアクチュエータ等と異な
り複雑な機械的構成が不要となり故障の発生を激減させ
ることができる。
【0020】また、装置全体の小型化が可能となり、ま
た、これに伴って受熱面積が小さくなるため、冷却機構
を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】炉内観察装置の装置本体及び支持杆の外観を示
す斜視図である。
【図2】装置本体内部の概略を示す断面図である。
【図3】気体バネの断面図である。
【図4】冷却機構の説明図である。
【図5】炉内観察装置の使用例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 支持杆 2a ケーブル配管 2b 冷却ガスの導入管 2c 冷却水の導入路 3 観察窓 4 ミラー 5 回動軸 6 気体バネ 6a シリンダー本体 6b 開放部 6c 密閉蓋 6d ロッド 6e 内部空間 7 テレビカメラ(観察装置) 8 冷却機構 (気体供給手段) 10 観察孔 11 断熱材 12 ウォータージャケット 13 噴出孔 W 炉壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−263390(JP,A) 特開 平3−119716(JP,A) 特開 平2−292737(JP,A) 実開 昭63−89666(JP,U) 実公 昭57−46360(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F27D 21/02 C21B 7/24 306

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラーとこのミラーに映る炉内像を撮像
    する観察手段とを内蔵すると共に、前記ミラーに指向し
    た観察窓を備えた密閉状の装置本体と、この装置本体に
    冷却用の圧力気体を供給する気体供給手段とを備えた
    内観察装置において側方に開放部を形成した密閉状のシリンダー本体と、こ
    のシリンダー本体内に摺動可能に支持され内部空間を密
    閉状態に保つ密閉蓋と、この密閉蓋に連接されたロッド
    とから構成され、前記冷却用の圧力気体によって作動す
    る気体バネを介してミラーを傾動可能に支持した ことを
    特徴とする炉内観察装置。
JP22315591A 1991-09-03 1991-09-03 炉内観察装置 Expired - Fee Related JP3170318B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22315591A JP3170318B2 (ja) 1991-09-03 1991-09-03 炉内観察装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22315591A JP3170318B2 (ja) 1991-09-03 1991-09-03 炉内観察装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0560473A JPH0560473A (ja) 1993-03-09
JP3170318B2 true JP3170318B2 (ja) 2001-05-28

Family

ID=16793657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22315591A Expired - Fee Related JP3170318B2 (ja) 1991-09-03 1991-09-03 炉内観察装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3170318B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002312887A (ja) * 2001-04-17 2002-10-25 Kansai Electric Power Co Inc:The 情報提供装置
JP4900776B2 (ja) * 2005-02-17 2012-03-21 日本電気硝子株式会社 ガラス溶融炉内部観察装置およびガラス溶融炉内部観察方法
KR100840268B1 (ko) * 2006-12-28 2008-06-20 주식회사 포스코 고로의 노저 철피 감시장치
JP5452189B2 (ja) * 2009-11-27 2014-03-26 株式会社Ihi検査計測 炉内観察装置と方法
JP6681768B2 (ja) * 2016-03-31 2020-04-15 三菱重工業株式会社 炉内観察装置及びこれを備えるガス化炉設備
KR20230047441A (ko) * 2020-09-08 2023-04-07 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 구조체의 관찰 장치 및 관찰 방법
CN115494685A (zh) * 2022-10-08 2022-12-20 南京河瀚星广能源技术有限公司 一种化工反应视觉监测装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0560473A (ja) 1993-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101389917B (zh) 炉内观察装置及具有该炉内观察装置的推焦杆
TWI391494B (zh) 用於在一殼罩中分配材料之裝置
JP3170318B2 (ja) 炉内観察装置
US5162906A (en) Apparatus for observing the interior of a hot furnace
CN1527932A (zh) 熔融金属的测温装置和测温方法
KR20010074715A (ko) 노 내로 삽입되는 카메라
US6111599A (en) Apparatus for observing a hostile environment
CN1384662A (zh) 一种插入式炉窑摄象仪及图象处理方法
US6325621B1 (en) Furnace observation apparatus
KR960008026B1 (ko) 열간로내 관찰장치
BR112019013510B1 (pt) Aparelho de suporte de diagnóstico, método de su-porte de diagnóstico, método de diagnóstico e método de reparo de tanque de desgaseificação a vácuo
JP2834918B2 (ja) 高温炉内の観察装置
JPH05141878A (ja) フイルタ付炉内観察装置
CN109370619A (zh) 3d立体照相机在干熄焦炉内衬检测中的应用
JP4750961B2 (ja) コークス炉内部観察装置
JP2561913Y2 (ja) 高温炉内観察装置
TWI643956B (zh) Fuel supply system
JPH05163514A (ja) 炉内観察装置
JP3590509B2 (ja) コークス炉炭化室の内壁観察方法及び装置
CN212894802U (zh) 欧冶炉喷煤枪同轴喷吹可旋转窥视装置
JPH0643680Y2 (ja) 熱間観察装置
JPH0419432B2 (ja)
RU2477756C2 (ru) Печь и устройство для ее очистки
SU987346A1 (ru) Устройство дл дистационного контрол внутренней поверхности печи
JPH0419433B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees