JP3170056U - 薄型ヒートパイプ構造 - Google Patents

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【課題】ヒートパイプの軸方向及び径方向の双方に熱伝導機能を有する薄型ヒートパイプ構造を提供する。【解決手段】管体11及びメッシュ体12を備える薄型ヒートパイプ構造1であって、管体11は、チャンバ111及び該チャンバ111内に作動流体を有し、チャンバ111の内壁には、互いに交差する少なくとも1つの第1のチャネルと、少なくとも1つの第2のチャネルとが設けられており、メッシュ体12は、複数のメッシュ121を有し、該メッシュ121は、チャンバ111の内壁に貼付されている。【選択図】図1

Description

本考案は、冷却対象物を冷却する薄型ヒートパイプ構造に関する。
ヒートパイプは、表面の熱伝導率が、銅、アルミニウムなどの金属に比べ、約数倍〜数十倍と非常に高いため、様々な装置を冷却させるために用いられている。ヒートパイプは、その形状から円管状のヒートパイプと、平面状のヒートパイプとに分けられる。
ここで、CPUなどの電子機器の冷却対象物を冷却するためには、この冷却対象物に取り付け後の接触面積を広く確保するため、平面型のヒートパイプが使用されることが好ましい。
また、冷却対象となる装置の小型化、省スペース化にともない、冷却対象となる装置に用いられるヒートパイプも薄型化が求められている。
ヒートパイプは、通常、ヒートパイプ内の空間を作動流体の流路として用い、空間内に収容した作動流体を蒸発させたり凝縮させたりすることによって、相変化などにより熱伝導を行う構成を有している。
また、熱伝導を行うために、ヒートパイプを放熱フィンの中に貫設し、ヒートパイプ内に充填した低沸点の作動液体を、発熱電子部品(蒸発端)によって吸熱されることによって蒸発させるとともに放熱フィンに向かって移動させ、放熱フィンの所定箇所(凝縮端)において発熱電子部品から発生された熱を放熱フィンへ伝熱させることにより、放熱ファンにより電子部品の放熱を行う構成も周知である。
ここで、ヒートパイプを製造する際、中空管体の中に金属粉末を充填し、金属粉末を焼結して中空管体の内壁に毛細管構造層を形成してから、管体に対して真空排気を行い、その後、管体内に作動流体を充填して封止することにより、電子装置に対する薄型化の要求を満たすために、ヒートパイプを薄く製造できる製造方法が周知である。
プレート型ヒートパイプは、一般のヒートパイプの原理と同様に、作動流体の蒸発及び凝縮により熱伝導を行うが、一般のヒートパイプが軸方向で熱伝導を行うのと異なり、ヒートパイプの面と冷却対象物の面とを接触させることにより熱伝導を行う点が異なる。
上述したように、電子装置は、薄型化が求められているため、ヒートパイプをこれらの電子装置と組み合わせて使用するためには、ヒートパイプを薄型化する必要がある。
従来の技術では、ヒートパイプを押し潰して扁平平板状にすることにより、薄型化を実現していた。
具体的には、ヒートパイプを薄く製造するには、まず、ヒートパイプに粉末を充填して焼結した後、ヒートパイプを扁平状に押し潰し、その後、作動流体を充填してからヒートパイプを封止したり、ヒートパイプを扁平状に押し潰してから粉末を充填して焼結工程を行ったりすることにより、ヒートパイプを薄型化していた。このような薄型化されたヒートパイプは、例えば特許文献1に開示されている。
実用新案登録第3167655号公報
しかしながら、薄型化されたヒートパイプにおいては、管体内のチャンバが非常に狭いことから、粉末を充填させる工程が難しく、ヒートパイプ内の毛細管構造の機能が低下してしまうといった問題があった。
また、ヒートパイプ内の蒸気チャネルは、狭すぎてしまうと、気液の循環に悪影響を与えるため、従来の薄型構造は好ましくない。
即ち、従来の薄型ヒートパイプの問題点は、ヒートパイプを薄型化すると、受熱面積及び放熱面積を大きくすることができるが、ヒートパイプが軸方向の熱伝導効果しか無く、径方向の熱伝導効果が低くなってしまうことにある。
より具体的には、ヒートパイプを加工して薄型化することが難しく、ヒートパイプ内の毛細管構造が破壊され易いばかりか、製造コストも高く、ヒートパイプの径方向で熱伝導を行うことができないといった問題があった。
本考案の目的は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ヒートパイプの軸方向及び径方向の双方に熱伝導機能を有する薄型ヒートパイプ構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の一態様における薄型ヒートパイプ構造は、管体及びメッシュ体を備える薄型ヒートパイプ構造であって、前記管体は、チャンバ及び該チャンバ内に作動流体を有し、前記チャンバの内壁には、互いに交差する少なくとも1つの第1のチャネルと、少なくとも1つの第2のチャネルとが設けられており、前記メッシュ体は、複数のメッシュを有し、該メッシュは、前記チャンバの前記内壁に貼付されている。
本考案の薄型ヒートパイプ構造によれば、ヒートパイプの軸方向及び径方向の双方に熱伝導機能を有する薄型ヒートパイプ構造を提供することができることから、熱伝導率を大幅に向上させることができる。
第1実施の形態における薄型ヒートパイプ構造を示す分解斜視図 図1のチャンバの内壁を拡大して示す図 図1のチャンバの内壁に貼着されたメッシュ体の拡大斜視図 図1の薄型ヒートパイプを組み立てた状態を示す斜視図 第2実施の形態の薄型ヒートパイプ構造を部分的に示す斜視図 第3実施の形態の薄型ヒートパイプ構造の断面図 第4実施の形態の薄型ヒートパイプ構造の断面図 第5実施の形態の薄型ヒートパイプ構造の断面図 薄型ヒートパイプ構造を、熱源及び放熱部材とともに示す斜視図 図9中のA-A線に沿う断面図 薄型ヒートパイプ構造を、図9とは異なる熱源及び放熱部材とともに示す斜視図 図11中のB-B線に沿う断面図
以下、本考案の実施形態について図に基づいて説明する。なお、これによって本考案が限定されるものではない。
(第1実施の形態)
図1は、第1実施の形態における薄型ヒートパイプ構造を示す分解斜視図、図2は、図1のチャンバの内壁を拡大して示す図、図3は、図1のチャンバの内壁に貼着されたメッシュ体の拡大斜視図、図4は、図1の薄型ヒートパイプを組み立てた状態を示す斜視図である。
図1、図4に示すように、本実施の形態における薄型ヒートパイプ構造1は、少なくとも管体11及びメッシュ体12を具備している。
管体11は、チャンバ111を有するとともに、チャンバ111に、後述する作動流体13を有する(図10参照)。
図2に示すように、チャンバ111の内壁1111は、少なくとも1つの第1のチャネル1111a及び少なくとも1つの第2のチャネル1111bを有している。第1のチャネル1111aと第2のチャネル1111bとは、それぞれ交差している。
図3に示すように、メッシュ体12は、チャンバ111の内壁1111に貼付された複数のメッシュ121を有する。
図1に示すように、管体11は、チャンバ111にそれぞれ連通した第1の封止端112及び第2の封止端113を有する。
(第2実施の形態)
図5は、第2実施の形態の薄型ヒートパイプ構造を部分的に示す斜視図である。
本実施の形態における薄型ヒートパイプ構造は、第1のチャネル1111a及び第2のチャネル1111bの表面に、銅粉末である焼結粉末5が設けられている点が第1実施形態と異なる。
尚、その他の構成については第1実施形態と同じであるため、その説明は省略する。しかしながら、第2実施形態は、これだけに限定されるのではなく、焼結粉末5には、銅粉末以外に、アルミニウム粉末を用いてもよい。
(第3実施の形態)
図6は、第3実施の形態の薄型ヒートパイプ構造の断面図である。
図6に示すように、本実施形態における薄型ヒートパイプ構造は、第1のチャネル1111a及び第2のチャネル1111bがそれぞれ部分円弧状を有して、第1のチャネル1111aと第2のチャネル1111bとが交差され、第1のチャネル1111aと第2のチャネル1111bとが交差した箇所に、交差部1111cが形成される点が第1実施形態と異なる。
尚、その他の構成は、第1実施形態と同じであるため、その説明は省略する。
(第4実施の形態)
図7は、第4実施の形態の薄型ヒートパイプ構造の断面図である。
図7に示すように、本実施形態における薄型ヒートパイプ構造は、第1のチャネル1111a及び第2のチャネル1111bがそれぞれ螺旋状を有して第1のチャネル1111aと第2のチャネル1111bとが交差され、第1のチャネル1111aと第2のチャネル1111bとが交差した箇所に、交差部1111cが形成される点が第1実施形態と異なる。
尚、その他の構成は、第1実施形態と同じであるため、その説明は省略する。
(第5実施の形態)
図8は、第5実施の形態の薄型ヒートパイプ構造の断面図である。
図8に示すように、本実施形態における薄型ヒートパイプ構造は、管体11の第1の封止端112及び第2の封止端113に隣接した箇所だけに、第1のチャネル1111a及び第2のチャネル1111bが設けられている点が第1実施形態と異なる。
尚、その他の構成は、第1実施形態と同じであるため、その説明は省略する。
図9は、薄型ヒートパイプ構造を、熱源及び放熱部材とともに示す斜視図、図10は、図9中のA-A線に沿う断面図である。
図9、図10に示すように、管体11は、受熱端11a及び放熱端11bを有する。受熱端11aは、少なくとも1つの熱源3と接触される。放熱端11bは、少なくとも1つの放熱部材4と接触される。
放熱部材4としては、放熱装置が挙げられるが、熱源3から発生された熱は、受熱端11aにより吸収され、液体状動作流体13aが蒸発して気体状動作流体13bに変化し、気体状動作流体13bが、メッシュ体12間の隙間を介して放熱端11bに向かって熱を伝導し、放熱端11bで冷却され、冷却された気体状動作流体13bが液体状動作流体13aによって凝縮され、第1のチャネル1111a及び第2のチャネル1111bを介して管体11のチャンバ111の内壁1111から拡散して還流する。
このため、液体状動作流体13aは、管体11の第1のチャネル1111a及び第2のチャネル1111bの軸方向及び径方向で、受熱端11aに還流する。
図11は、薄型ヒートパイプ構造を、図9とは異なる熱源及び放熱部材とともに示す斜視図、図12は、図11中のB-B線に沿う断面図である。
図11、図12に示すように、薄型ヒートパイプ構造の受熱端11aには、熱源3が接触された一方の側部に吸熱側11cが設けられ、他方の側部に放熱側11dが設けられる。
この放熱側11dには、放熱部材4が設けられる。吸熱側11cは、熱源3の熱を吸収し、液体状動作流体13aが蒸発して気体状動作流体13bに変化し、放熱側11dに熱伝導されて冷却され、冷却されて凝縮した液体状動作流体13aが第1のチャネル1111a及び第2のチャネル1111bを介して吸熱側11cに還流し、気液が循環し続ける構成を有している。
以上、上述したことからも分かるように、本考案の薄型ヒートパイプ構造は、軸方向で熱伝導を行うだけでなく、径方向でも熱伝導を行うことができる上、メッシュ体12により支持することができる。
また、本考案の薄型ヒートパイプ構造は、軸方向又は径方向で熱伝導を行うことができるため、軸方向の熱伝導または径方向の接触面積に大きい熱伝導でも熱伝導効果が優れている。
尚、当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
1…薄型ヒートパイプ構造
3…熱源
4…放熱部材
5…焼結粉末
11…管体
11a…受熱端
11b…放熱端
11c…吸熱側
11d…放熱側
12…メッシュ体
13…作動流体
13a…液体状動作流体
13b…気体状動作流体
111…チャンバ
112…第1の封止端
113…第2の封止端
121…メッシュ
1111…内壁
1111a…第1のチャネル
1111b…第2のチャネル
1111c…交錯部

Claims (7)

  1. 管体及びメッシュ体を備える薄型ヒートパイプ構造であって、
    前記管体は、チャンバ及び該チャンバ内に作動流体を有し、前記チャンバの内壁には、互いに交差する少なくとも1つの第1のチャネルと、少なくとも1つの第2のチャネルとが設けられており、
    前記メッシュ体は、複数のメッシュを有し、該メッシュは、前記チャンバの前記内壁に貼付されていることを特徴とする薄型ヒートパイプ構造。
  2. 前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルの表面は、焼結粉末を有することを特徴とする請求項1に記載の薄型ヒートパイプ構造。
  3. 前記焼結粉末は、銅粉末又はアルミニウム粉末であることを特徴とする請求項2に記載の薄型ヒートパイプ構造。
  4. 前記管体は、前記チャンバにそれぞれ連通する第1の封止端及び第2の封止端を有することを特徴とする請求項1に記載の薄型ヒートパイプ構造。
  5. 前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルは、それぞれ部分円弧状に形成されており、
    前記第1のチャネルと前記第2のチャネルとが交差された箇所に、交差部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の薄型ヒートパイプ構造。
  6. 前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルは、それぞれ螺旋状に形成されており、
    前記第1のチャネルと前記第2のチャネルとが交差された箇所に、交差部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の薄型ヒートパイプ構造。
  7. 前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルは、前記管体の前記第1の封止端及び前記第2の封止端に隣接した箇所のみに設けられていることを特徴とする請求項4に記載の薄型ヒートパイプ構造。
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