JP3170039U - チャック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置全体の薄型化および小型化が可能なチャック装置を提供する。
【解決手段】ケース体2の貫通孔23から把持爪4a,4b,4cの先端側を内側に突出させる。把持爪4a,4b,4cのボス部44をチャック本体3の湾曲した円弧状の摺動溝33a,33b,33cに移動可能に嵌合させる。把持爪4a,4b,4cの本体部41を上蓋材21の嵌合溝に嵌合させ径方向に移動可能とする。チャック本体3の摺動溝33a,33b,33cの回転により、把持爪4a,4b,4cのボス部44の嵌合位置が変化する。各ボス部44が摺動溝33a,33b,33cに押され、把持爪4a,4b,4cの突出距離が変化する。
【選択図】図1

Description

本考案は、チャック本体の軸心周りに複数の把持爪が径方向に移動可能に取り付けられたチャック装置に関する。
従来、この種のチャック装置としては、例えば下記特許文献1に記載の構成のスクロールチャックが知られている。具体的に、このチャック装置は、チャック本体の底面部に渦巻き状のスクロール歯が形成されている。そして、このチャック本体を周方向に回転させることによって、このチャック本体のスクロール歯に嵌合された下爪のラック歯によって、このチャック本体に取り付けられた複数の各把持爪が径方向に連動して移動する構成とされている。
特開2006−159355号公報
しかしながら、上記特許文献1にかかる従来技術によれば、チャック本体の底面部のスクロール歯を介して各把持爪を移動させる構成とされている。このため、これら把持爪をチャック本体の上面から突出させる等して取り付けなければならない。したがって、これら把持爪を含んだチャック装置全体の高さ寸法をある程度確保しなければならず、装置全体としての薄型化が容易ではないという問題を有している。
そこで本考案は、従来技術における上記問題を解決し、装置全体の薄型化が可能なチャック装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するため、請求項1にかかる本考案は、ケース体と、このケース体に周方向に回転可能に取り付けられた略円環状のチャック本体と、このチャック本体の軸心周りに、このチャック本体の内周面より中心側に向けて少なくとも一部を突出させて径方向に移動可能に取り付けられた複数の把持爪と、を備え、前記チャック本体は、このチャック本体の外周側から内周側に向けて周方向に傾斜した摺動溝を有し、前記把持爪は、前記摺動溝に嵌合され、この摺動溝に沿って移動可能に取り付けられている、ことを特徴とする、チャック装置である。
請求項2は、請求項1のチャック装置において、チャック本体は、複数の摺動溝を有し、これら摺動溝は、前記チャック本体の周方向に離間されて設けられている、ことを特徴とする。
請求項3は、請求項1または2のチャック装置において、摺動溝は、チャック本体の外周側から内周側に進むに連れて、このチャック本体の周方向に湾曲した略円弧状に形成されている、ことを特徴とする。
請求項4は、請求項1ないし3のいずれかのチャック装置において、摺動溝は、チャック本体の外周側から内周側に向けて徐々に曲率が変化した略円弧状に形成されている、ことを特徴とする。
請求項5は、請求項1のチャック装置において、チャック本体の摺動溝は、このチャック本体と同心状の螺旋状に形成されている、ことを特徴とする。
請求項6は、請求項1ないし5のいずれかのチャック装置において、チャック本体の外周面には、ギア面が形成され、ケース体には、前記チャック本体を周方向に回転させる略円盤状の操作ギアが取り付けられ、この操作ギアは、前記チャック本体のギア面に係合可能なギア面が外周面に設けられ、このギア面を、前記チャック本体のギア面に係合させて回転可能に取り付けられている、ことを特徴とする。
請求項7は、請求項1ないし5のいずれかのチャック装置において、ケース体は、チャック本体の外周面の少なくとも一部を露出させる開口部を有し、前記チャック本体は、このチャック本体の外周面であって、前記ケース体の開口部にて露出された位置に、このチャック本体を周方向に回転操作させるための操作部が設けられている、ことを特徴とする。
請求項8は、請求項1ないし7のいずれかのチャック装置において、ケース体は、チャック本体の径方向に沿って前記ケース体の外側に貫通して設けられた複数の嵌合溝を有し、把持爪は、前記嵌合溝に嵌合され前記チャック本体の径方向に移動可能とされている、ことを特徴とする。
本考案によれば、チャック本体の外周側から内周側に向けて周方向に傾斜した摺動溝に把持爪を嵌合させつつ、これら把持爪の少なくとも一部をチャック本体の内周面より中心側に突出させて径方向に移動可能とした。この結果、チャック本体の回転動作により、チャック本体の各摺動溝によって各把持爪が径方向に押されて、これら把持爪が径方向に移動し、チャック本体の内周面からの各把持爪の突出距離が変化する。特に、これら把持爪の少なくとも一部をチャック本体の内周面より中心側に突出させて、径方向に移動可能にチャック本体の軸心周りに各把持爪が取り付けられている。このため、チャック本体の上下方向に突出させることなく、各把持爪をチャック本体に取り付けることができるから、装置全体の薄型化が可能となる。
さらに、チャック本体の周方向に離間させた複数の摺動溝をチャック本体に設けたことにより、個々の摺動溝で把持爪を移動させることができるから、これら把持爪の移動をより確実かつ正確にできる。
また、チャック本体の外周側から内周側に進むに連れて、このチャック本体の周方向に湾曲した略円弧状に摺動溝を形成したことにより、チャック本体の回転動作によって、各把持爪をより円滑かつ精度良く径方向に移動させることができる。
さらに、チャック本体の外周側から内周側に向けて徐々に曲率が変化した略円弧状に摺動溝を形成することにより、チャック本体を回転動作させた際に、このチャック本体の回転距離に比例または反比例させて、各把持爪を径方向に移動させることができる。よって、これら各把持爪のより精度良い調整が可能となる。
そして、チャック本体の摺動溝を、このチャック本体と同心状の螺旋状に形成することにより、この摺動溝をより長くすることが容易にできる。よって、各把持爪の移動距離をより大きく確保することができるから、チャック装置の用途をより多様化できる。
また、操作ギアを回転操作することによって、この操作ギアのギア面と係合したギア面を有するチャック本体が周方向に回転する。このため、チャック本体の回転操作をより容易に行うことができる。同時に、操作ギアをチャック本体に沿わせて取り付けることによって、操作ギアをケース体の上下方向に突出させずに取り付けることができる。よって、装置全体の薄型化が可能となる。
さらにまた、チャック本体の外周面に設けられた操作部がケース体の開口部にて露出されている。このため、この開口部を介して操作部を操作でき、このチャック本体を周方向に回転操作できるから、チャック本体をより簡単な構成で正確に回転操作することができる。
そして、チャック本体の径方向に沿ってケース体の外側に貫通した複数の嵌合溝をケース体に設け、これら嵌合溝に把持爪を嵌合させてチャック本体の径方向に移動可能とさせた。この結果、これら把持爪がケース体の外側から突出する位置までに亘って、これら把持爪を移動させることが可能となる。よって、これら把持爪の移動距離をより大きく確保できるから、チャック装置の用途をより多様化できる。
本考案の第1の実施の形態のチャック装置を示す説明平面図である。 上記チャック装置のケース体を示す説明平面図である。 上記チャック装置のチャック本体および操作ギアを示す説明平面図である。 本考案の第2の実施の形態のチャック装置を示す説明平面図である。 上記チャック装置のケース体を示す説明平面図である。 上記チャック装置のチャック本体を示す説明平面図である。 本考案の第3の実施の形態のチャック装置を示す説明平面図である。 上記チャック装置のケース体を示す説明平面図である。 上記チャック装置のチャック本体および操作ギアを示す説明平面図である。
本考案の第1の実施の形態のチャック装置について図1ないし図3を参照して説明する。
<全体構成>
このチャック装置1は、図1に示すように、把持対象物(図示せず)の円形状または角柱状の外周面や内周面をクランプして芯出しするための保持具である。具体的に、このチャック装置1は、平面視略正方形状のケース体2と、このケース体2に回転可能に取り付けられる略円環状のチャック本体3と、このチャック本体3の軸心周りに取り付けられる複数、例えば3つの把持爪4a,4b,4cとを備えている。すなわち、このチャック装置1は、ケース体2に対してチャック本体3を周方向に移動させることにより、このチャック本体3の移動距離に応じ、各把持爪4a,4b,4cが連動してチャック本体3の径方向に移動するように構成されている。
また、このチャック装置1は、例えばステンレスや、SUS440C等の金属にて構成されている。さらに、このチャック装置1は、耐久性および精度向上の観点から、所定の熱処理が施され、例えばロックウェル硬度:58[HRC]程度の強度に調整されて強化されている。なお、このチャック装置1は、必要に応じ、表面をメッキ加工等することも可能である。
<ケース体>
ケース体2は、一対の上蓋材21と下蓋材22とで構成されている。これら上蓋材21および下蓋材22それぞれの中心部には、これら上蓋材21および下蓋材22の厚さ方向に貫通した貫通孔23が設けられている。この貫通孔23は、上蓋材21および下蓋材22を嵌合させた状態で、同心状に連通するように設けられている。そして、上蓋材21の内側には、図2に示すように、各把持爪4a,4b,4cを貫通孔23の径方向に移動可能にさせるための複数、例えば3本の嵌合溝25a,25b,25cが形成されている。これら嵌合溝25a,25b,25cは、各把持爪4a,4b,4cの幅寸法より若干大きな幅寸法に形成されており、貫通孔23に連通する側である内側としての先端側が開口されて設けられている。さらに、これら嵌合溝25a,25b,25cは、基端側が閉塞されており、把持爪4a,4b,4cの基端側への移動を規制する。
また、上蓋材21の内周面には、各嵌合溝25a,25b,25cの間を覆うように、平面視凹弧状の内周片部26a,26b,26cが一体的に設けられている。これら内周片部26a,26b,26cは、上蓋材21に下蓋材22を嵌合させた際に、これら上蓋材21と下蓋材22との間の隙間を閉塞するものであって、これら上蓋材21と下蓋材22との間において貫通孔23の内周に沿って設けられている。
一方、下蓋材22の上蓋材21に嵌合される側の内側面には、チャック本体3を周方向に回転可能に嵌合させるための平面視略円形状の嵌合凹部27が設けられている。この嵌合凹部27は、下蓋材22の貫通孔23の同心状に設けられており、チャック本体3の外径寸法より若干大きな内径寸法に形成されている。また、この嵌合凹部27に隣接する下蓋材22の内側面には、平面視略円形状の取付凹部28が設けられている。この取付凹部28には、外周面にギア面51が形成された略円盤状の歯車である操作ギア5が周方向に回転可能に嵌合される。この操作ギア5は、取付凹部28に収容された状態で回転操作することにより、嵌合凹部27に収容されたチャック本体3を周方向に回転させる。ここで、操作ギア5の中心部には、平面視六角形状の操作部52が形成されている。そして、この操作部52には、いわゆる六角レンチ等の操作具(図示せず)が嵌合され、この操作具にて回転操作させる。
さらに、上蓋材21には、操作ギア5の操作部52を露出させる開口部としての操作孔29が設けられている。この操作孔29は、下蓋材22に上蓋材21を嵌合させて取り付けた状態で、この下蓋材22の取付凹部28に取り付けられた操作ギア5の操作部52の軸方向の一端側を露出させる位置に設けられている。
<チャック本体>
チャック本体3は、貫通孔23の内径寸法に等しい内径寸法を有する略円環状に形成された把持爪操作用回転体であって、ケース体2の上蓋材21と下蓋材22との間に周方向に回転可能に取り付けられている。そして、このチャック本体3の中心位置には、貫通孔23の内径寸法より小さく、内周片部26a,26b,26cの外径寸法より若干大きな内径寸法の開口部31が設けられている。また、チャック本体3の外周面には、ギア面32が形成されて歯車とされている。このギア面32は、操作ギア5のギア面51に噛み合わされて係合されて取り付けられており、この操作ギア5の周方向への回転によって、チャック本体3が逆方向に回転するように設けられている。
さらに、チャック本体3には、このチャック本体3の外周側から内周側に進むに連れて、このチャック本体3の周方向に湾曲して傾斜した略円弧状の長孔である摺動溝33a,33b,33cが形成されている。これら摺動溝33a,33b,33cは、チャック本体3の外周側から内周側に向けて徐々に曲率が変化、すなわち大きくなる略円弧状に形成されている。また、これら摺動溝33a,33b,33cは、把持爪4a,4b,4cの個数に対応させて計3つほど設けられており、これら各摺動溝33a,33b,33cのそれぞれが同一形状に形成されている。また、各摺動溝33a,33b,33cは、チャック本体3の周方向に向けて等間隔に離間された位置に設けられている。さらに、これら摺動溝33a,33b,33cは、チャック本体3の中心を基準とした約45°の角度に亘って設けられている。
具体的に、各摺動溝33a,33b,33cは、チャック本体3の外周縁より若干内側の位置から、このチャック本体3の内周縁より若干内側の位置までに亘って設けられている。また、摺動溝33a,33b,33cは、チャック本体3の外周側から内周側に進むに連れて、このチャック本体3の周方向、例えば、図1における反時計回り、すなわち正面視左周り方向へ傾斜されて設けられている。さらに、摺動溝33a,33b,33cは、チャック本体3の外周側に位置する基端側から先端側に亘って等しい幅寸法に形成されている。
<把持爪>
把持爪4a,4b,4cは、図1に示すように、互いに等しい同一形状に形成されたチャック爪である。これら各把持爪4a,4b,4cは、ケース体2の嵌合溝25a,25b,25cの幅寸法より若干小さな幅寸法を有する略矩形平板状の本体部41を有している。これら本体部41の先端側には、先端側に進むに連れて幅狭となる平面視二等辺三角形状のチャック部42が一体的に設けられている。このチャック部42は、本体部41の厚さ寸法とチャック本体3の厚さ寸法と加えた厚さ寸法に形成されている。
ここで、このチャック部42は、このチャック部42の表面が本体部41と面一に形成されており、これらチャック部42の裏面側が本体部41の裏面より突出した形状に形成されている。また、このチャック部42は、ケース体2の上蓋材21と下蓋材22との間に挟持されて取り付けられた状態で、これら上蓋材21および下蓋材22の貫通孔23の内周面より内側に突出させて取り付けられる。さらに、このチャック部42の先端部には、平面視凹弧状の把持面43が形成されており、これら把持面43にて、把持対象物の外周面または内周面を把持(クランプ)して芯出しさせる。
さらに、各把持爪4a,4b,4cの本体部41の裏面には、円柱状のボス部44が一体的に設けられている。これらボス部44は、本体部41の裏面から垂直に突設されており、チャック本体3の摺動溝33a,33b,33cの幅寸法より若干小さな外径寸法に形成されている。すなわち、これらボス部44は、各把持爪を4a,4b,4cケース体2の嵌合溝25a,25b,25cに嵌合させ、このケース体2に挟持させた状態で、チャック本体3の摺動溝33a,33b,33cに嵌合され、この摺動溝33a,33b,33cに沿って移動可能に取り付けられる。また、これらボス部44は、本体部41の裏面の幅方向の中央位置であるとともに、この本体部41の裏面の長手方向の基端側寄りの中間位置に設けられている。
そして、これら把持爪4a,4b,4cのそれぞれは、チャック本体3の開口部31より中心側に向けて、これら把持爪4a,4b,4cのチャック部42の少なくとも一部を突出させた状態で、このチャック本体3の径方向に沿って移動可能とされて、ケース体2の上蓋材21と下蓋材22との間に挟持されて取り付けられている。
次に、上記第1の実施の形態のチャック装置1の作用について説明する。
<組み立て動作>
まず、チャック本体3を下蓋材22の嵌合凹部27に回転可能に嵌合させるとともに、このチャック本体3のギア面32に操作ギア5のギア面51を噛み合わせつつ、この操作ギア5を下蓋材22の取付凹部28に回転可能に嵌合させる。
次いで、各把持爪4a,4b,4cのチャック部42のそれぞれの先端側をチャック本体3の中心側に向ける。この状態で、これら把持爪4a,4b,4cのチャック部42の先端側を下蓋材22の貫通孔23より内側に突出させた状態とし、これら各把持爪4a,4b,4cそれぞれのボス部44をチャック本体3の各摺動溝33a,33b,33cに嵌合させる。
この後、各把持爪4a,4b,4cの本体部41を上蓋材21の嵌合溝25a,25b,25cに摺動可能に嵌合させつつ、これら上蓋材21および下蓋材22の貫通孔23を連通させた状態とする。そして、これら上蓋材21および下蓋材22を互いにねじ止め等して固定させてケース体2としチャック装置1が形成される。
<使用動作>
例えば、把持対象物の一端部をチャック装置1の貫通孔23のほぼ中心に位置させた状態とする。この状態で、ケース体2の上蓋材21の操作孔29にて露出された操作ギア5の操作部52に六角レンチの一端を嵌合させ、この六角レンチを操作して操作ギア5を、図1の正面視右回りに回転させる。
すると、この操作ギア5の回転に伴い、この操作ギア5のギア面51に噛み合っているギア面32を介してチャック本体3が、図1の正面視左回りに回転する。このとき、このチャック本体3の回転に応じて各摺動溝33a,33b,33cが周方向に回転することにより、この摺動溝33a,33b,33cでの各把持爪4a,4b,4cのボス部44の嵌合位置が中心軸方向に変化していく。
この結果、各把持爪4a,4b,4cは、チャック本体3の各摺動溝33a,33b,33cの回転によって、上蓋材21の嵌合溝25a,25b,25cにて案内されながらチャック本体3の中心軸方向に連動して移動していく。よって、これら各把持爪4a,4b,4cのチャック部42のケース体2の貫通孔23から内側への突出量が徐々に大きくなり、この貫通孔23のほぼ中心に位置させた把持対象物の一端部が各把持爪4a,4b,4cのチャック部42の把持面43にてクランプされて芯出しされる。
この状態で、この把持対象物を加工等することによって、この把持対象物を芯出しした状態での加工が可能となる。
<着想>
例えば、上記特許文献1等に記載の従来のチャック装置(スクロールチャック)は、チャック本体の底面部に形成した渦巻き状のスクロール歯を用い、このスクロール歯に下爪のラック歯を嵌合させた構成となっている。このため、このラック歯にてスクロール歯を介してチャック本体を周方向に回転させることによって、このチャック本体の上側に取り付けられている複数の各把持爪を径方向に連動して移動させる。
すなわち、上記従来のチャック装置では、チャック本体の底面部の全周に亘って渦巻き状のスクロール歯を形成しなければならず、各把持爪をチャック本体の上側から突出させた構成としなければならない。このため、これら把持爪を上方に突出させる構成から、これら把持爪を含んだチャック装置全体の高さ寸法が大きくなってしまう。よって、機械的強度を確保した状態での薄型化や小型化が容易ではない。
<作用効果>
そこで、上記第1の実施の形態のチャック装置1のように、ケース体2の中央部に貫通孔23を形成し、この貫通孔23から各把持爪4a,4b,4cのチャック部42を内側に突出させた。さらに、これら各把持爪4a,4b,4cの基端側のボス部44をチャック本体3の湾曲した円弧状の摺動溝33a,33b,33cに移動可能に嵌合させ、これら把持爪4a,4b,4cの本体部41を上蓋材21の嵌合溝25a,25b,25cに嵌合させて径方向にのみ移動可能の構成とした。
この結果、これら各把持爪4a,4b,4cの移動方向がチャック本体3の径方向に規制される。このため、このチャック本体3を周方向に回転させることによって、このチャック本体3の各摺動溝33a,33b,33cが回転し、これら各摺動溝33a,33b,33cに対する各把持爪4a,4b,4cのボス部44の嵌合位置が変化する。よって、これら各摺動溝33a,33b,33cにて各把持爪4a,4b,4cのボス部44が押されて径方向に連動して移動し、チャック本体3の内周面からの各把持爪4a,4b,4cのチャック部42の突出距離が変化する。
したがって、上記従来のチャック装置に比べ、各把持爪4a,4b,4cをチャック本体3の上下方向に突出させることなく、これら把持爪4a,4b,4cのチャック部42を貫通孔23内に突出させた状態にできる。またこの状態で、これら各把持爪4a,4b,4cをチャック本体3に取り付けることができる。このため、これら把持爪4a,4b,4cを含んだチャック装置1全体の機械的強度を確保した状態での薄型化が可能となる。
ここで、チャック装置1のチャック本体3に設けた各摺動溝33a,33b,33cを、チャック本体3の外周側から内周側に進むに連れて徐々に曲率が大きくなり、かつチャック本体3の周方向に湾曲した略円弧状とした。この結果、このチャック本体3を回転動作させた際に、各把持爪4a,4b,4cをより円滑かつ精度良く径方向に移動させることができる。また同時に、チャック本体3の回転距離(回転角度)に比例させて、これら各把持爪4a,4b,4cを径方向に移動でき、これら各把持爪4a,4b,4cの貫通孔23からの突出距離を変化させることができる。よって、これら各把持爪4a,4b,4cのより精度良い調整作業が可能となる。
さらに、チャック本体3のギア面32にギア面51を噛み合わせて操作ギア5を取り付けたことにより、この操作ギア5を回転操作することによって、この操作ギア5の回転に連動してチャック本体3が回転する。このため、チャック本体3の回転操作をより容易に行うことができる。また同時に、操作ギア5をチャック本体3の同一面上に沿わせて並べて取り付けたことにより、ケース体2の上下方向に突出させることなく、操作ギア5をケース体2に取り付けることができる。よって、操作ギア5がチャック装置1全体の薄型化の支障とならず、このチャック装置1全体の小型化が可能となる。
また同時に、操作ギア5を回転駆動させるための、例えばモータ等の駆動機構(図示せず)の出力等を調整することによって、各把持爪4a,4b,4cにてチャックして芯出しした把持対象物に対する押圧力を調整することができる。よって、より繊細な把持対象物であっても、把持対象物を損傷等させることなく、各把持爪4a,4b,4cにて精度良く芯出しすることができるとともに、これら把持爪4a,4b,4cにて芯出しした状態での把持対象物の加工等の次工程が可能となる。
さらに、チャック本体3の各摺動溝33a,33b,33cの曲率や傾斜角度を調整することによって、操作ギア5を1回転させた場合に、各把持爪4a,4b,4cの移動距離を、例えば1mm移動したり、2mm移動したりするように調整することができる。したがって、チャック本体3の摺動溝33a,33b,33cの形状を変化させる等によって、各把持爪4a,4b,4cの移動距離(ストローク)を自由に変化させることができるから、自由度の高いチャック装置1にできる。
<変形例1>
次に、本考案の第2の実施の形態のチャック装置1について、図4ないし図6を参照して説明する。
具体的に、このチャック装置1は、図4に示すように、ケース体2の外周部に開口部としての操作開口6が設けられている。そして、この操作開口6によって、チャック本体3の外周面の少なくとも一部が露出されており、この操作開口6を介してチャック本体3が回転操作に構成されている。この操作開口6は、ケース体2の上蓋材21および下蓋材22の外周部の約30°に亘って設けられており、下蓋材22の嵌合凹部27を径方向に開口させた形状とされている。さらに、操作開口6は、例えば、図4の正面視右上の位置に設けられており、この操作開口6の嵌合凹部27の周方向に沿って対向する縁部61a,61bは、平面視円弧状に形成されている。
また、この操作開口6にて露出されたチャック本体3の外周面には、断面凹状の操作凹部34が設けられている。この操作凹部34は、操作開口6を介してチャック本体3を周方向に回転操作するための操作部であって、細長略円柱状の操作治具7の先端側の嵌合凸部71が嵌合可能な形状に形成されている。この操作治具7は、所定の長さを有する把持部となる円柱状の本体部72の軸方向の一端側をテーパ状に同心状に縮径させて縮径部73が形成されている。さらに、この縮径部73の先端部をさらに縮径させて円柱状の嵌合部74が形成されており、この嵌合部74をさらに同心状に縮径させて嵌合凸部71が形成されている。
ここで、この操作治具7の嵌合部74は、チャック装置1のケース体2の操作開口6の幅寸法より若干小さな外径寸法に形成されているとともに、この操作開口6の径寸法(深さ寸法)より大きな長さ寸法に形成されている。また、この操作治具7の嵌合凸部71は、チャック本体3の操作凹部34の内径寸法にほぼ等しい外径寸法であるとともに、この操作凹部34の軸方向の深さ寸法より若干小さな長さ寸法に形成されている。
一方、各把持爪4a,4b,4cのチャック部42は、これら各把持爪4a,4b,4cの本体部41に対して取り外し可能に構成されている。よって、これら各把持爪4a,4b,4cは、チャック装置1にてチャックして芯出しする把持対象物に対応させて交換可能とされている。さらに、この把持対象物の形状、例えば断面六角形状や断面楕円形状等の場合には、この把持対象物にコレット(図示せず)を嵌合させた状態で、このコレットを各把持爪4a,4b,4cのチャック部42にてチャックして芯出しする構成とすることもできる。ここで、このコレットは、略円筒状に形成されており、外周面の一部に切り欠きが形成された略円筒状に形成された中間的な保持具である。よって、このコレットは、このコレットに把持対象物を嵌合させた状態で、このコレットをチャック装置1にてチャックして把持対象物の芯出しを可能とさせるものである。
<作用効果>
この結果、上記第2の実施の形態のチャック装置1によれば、チャック本体3の外周面の一部が露出するようにケース体2の外周部を開口させて操作開口6が形成されている。このため、この操作開口6を介してチャック本体3を回転操作することができる。特に、チャック本体3の外周面に操作凹部34が設けられ、この操作凹部34に嵌合可能な嵌合凸部71を有する操作治具7が設けられている。この結果、この操作治具7の嵌合凸部71をチャック本体3の操作凹部34に嵌合させ、この操作治具7にてチャック本体3を回転操作することができる。よって、チャック本体3を直接回転操作する場合に比べ、より正確にチャック本体3を回転操作することが可能となる。また、チャック本体3の外周面にギア面32を設けたり、別個の歯車等のギアを用いたりする必要がないため、チャック本体3をより簡単な構成で正確に回転操作することができる。
<変形例2>
次に、本考案の第3の実施の形態のチャック装置1について、図7ないし図9を参照して説明する。
具体的に、このチャック装置1は、図7および図8に示すように、ケース体2の各嵌合溝25a,25b,25cが、このケース体2の外側に向けて貫通させて設けられている。これら嵌合溝25a,25b,25cは、図8に示すように、貫通孔23の径方向に沿って設けられており、この貫通孔23の中心位置を中心とした放射状に形成されている。また、ケース体3の長手方向に沿って嵌合凹部27に隣接させて取付凹部28が設けられている。この取付凹部28は、ケース体2の幅方向の中心位置に設けられている。さらに、ケース体2の上蓋材21および下蓋材22のそれぞれに嵌合凹部27が設けられ、これら上蓋材21および下蓋材22の各嵌合凹部27にチャック本体3が嵌合されて周方向に回転可能に収容されている。
一方、このチャック本体3の摺動溝33dは、図7および図9に示すように、このチャック本体3の外周側から内周側に向けて周方向に傾斜した螺旋状に形成されている。そして、この摺動溝33dは、チャック本体3の同心状に形成されており、等しいピッチでチャック本体3の周方向に向けて連続したスクロール状に形成されたスクロール歯である。
さらに、各把持爪4a,4b,4cのチャック部42は、先端部が60°の傾斜角に形成されている。すなわち、これら把持爪4a,4b,4cのチャック部42は、各把持爪4a,4b,4cのチャック部42がケース体2の貫通孔23の中心位置で互いに当接した際に、これらチャック部42の各面が面接触するように設けられている。
また、これら把持爪4a,4b,4cの本体部41の裏面には、円弧状の複数の係合片45が設けられている。これら係合片45は、本体部41の長手方向に向けて等間隔に並べられている。さらに、これら各係合片45は、チャック本体3の摺動溝33dに沿った等しい曲率の円弧状に形成されており、この摺動溝33dのピッチに等しい間隔を空けて設けられている。よって、これら係合片45は、把持爪4a,4b,4cの本体部41の裏面側がチャック本体3の摺動溝33dに嵌合された状態で、この摺動溝33dに沿って摺動可能となるように設けられている。
<使用動作>
チャック装置1の操作ギア5の操作部52に六角レンチの一端を嵌合させ、この六角レンチにて操作ギア5を、図7の正面視右回りに回転させる。すると、この操作ギア5の回転に伴ってチャック本体3が、図7の正面視左回りに回転し、このチャック本体3の螺旋状の摺動溝33dが周方向に回転していき、この摺動溝33dに対する各把持爪4a,4b,4cの係合片45の係合位置が徐々に変化していき、これら把持爪4a,4b,4cがケース体2の嵌合溝25a,25b,25cにて案内されて貫通孔23の径方向に徐々に移動していく。
さらに、操作ギア5を操作してチャック本体3をさらに回転させると、このチャック本体3の摺動溝33dに対する各把持爪4a,4b,4cの係合片45の係合位置がさらに径方向に移動していき、これら把持爪4a,4b,4cの本体部41がケース体2の嵌合溝25a,25b,25cよりも外側に突出した状態となる。
<作用効果>
この結果、上記第3の実施の形態のチャック装置1によれば、ケース体2の各嵌合溝25a,25b,25cが、このケース体2の外側に向けて貫通して設けられている。このため、各把持爪4a,4b,4cがケース体2の外側に突出する位置まで、これら把持爪4a,4b,4cを移動させることができる。したがって、チャック本体3を回転し続けることによって、各把持爪4a,4b,4cの本体部41の基端側がケース体2の嵌合溝25a,25b,25cより外側に突出する位置まで、これら把持爪4a,4b,4cを径方向に移動させることができる。よって、これら把持爪4a,4b,4cの移動距離をより大きくでき、より多種多様な形状の把持対象物であっても各把持爪4a,4b,4cのチャック部42にてチャックして芯出しすることができるため、チャック装置1の用途をより多様化できる。
さらに、チャック本体3の摺動溝33dを螺旋状としたことにより、この摺動溝33dをより長くすることが容易にできる。よって、この摺動溝33dとの係合位置の変化で摺動させる各把持爪4a,4b,4cの移動調整をより正確かつ確実にできるとともに、これら各把持爪4a,4b,4cの移動距離をより大きく確保することが容易にできるから、チャック装置1の用途をより多様化することができる。
<その他>
なお、上記第1の実施の形態では、チャック本体3の各摺動溝33a,33b,33cを、チャック本体3の外周側から内周側に向けて徐々に曲率が大きくなる略円弧状に形成した。ところが、これら摺動溝33a,33b,33cの形状については、チャック本体3の外周側から内周側に向けて周方向に傾斜した形状であれば良い。よって、これら摺動溝33a,33b,33cの形状を、例えば、チャック本体3の外周側から内周側に向けて徐々に曲率が小さくしたり、曲率が変化しない一定の曲率の円弧状としたりすることもできる。このとき、これら各摺動溝33a,33b,33cの曲率を、チャック本体3の外周側から内周側に向けて徐々に小さくした場合は、このチャック本体3の回転距離(回転角度)に反比例させて各把持爪4a,4b,4cを径方向に移動させることができる。
また、上記第2の実施の形態では、ケース体2の外周面の一部に操作開口6を形成し、この操作開口6にてチャック本体3の約30°に亘る外周面の一部を露出させる構成とした。ところが、この操作開口6にてチャック本体3の外周面の少なくとも一部を露出させ、この操作開口6を介してチャック本体3を回転操作して各把持爪4a,4b,4cを径方向に移動させて把持対象物をチャックして芯出しできる構成であれば良い。すなわち、この操作開口6にて露出されるチャック本体3の外周面の大きさは、いずれの大きさであっても良い。
1 チャック装置
2 ケース体
3 チャック本体
4a,4b,4c 把持爪
5 操作ギア
6 操作開口(開口部)
7 操作治具
21 上蓋材
22 下蓋材
23 貫通孔
25a,25b,25c 嵌合溝
26a,26b,26c 内周片部
27 嵌合凹部
28 取付凹部
29 操作孔
31 開口部
32 ギア面
33a,33b,33c,33d 摺動溝
34 操作凹部(操作部)
41 本体部
42 チャック部
43 把持面
44 ボス部
45 係合片
51 ギア面
52 操作部
61a,61b 縁部
71 嵌合凸部
72 本体部
73 縮径部
74 嵌合部

Claims (8)

  1. ケース体と、
    このケース体に周方向に回転可能に取り付けられた略円環状のチャック本体と、
    このチャック本体の軸心周りに、このチャック本体の内周面より中心側に向けて少なくとも一部を突出させて径方向に移動可能に取り付けられた複数の把持爪と、を備え、
    前記チャック本体は、このチャック本体の外周側から内周側に向けて周方向に傾斜した摺動溝を有し、
    前記把持爪は、前記摺動溝に嵌合され、この摺動溝に沿って移動可能に取り付けられている
    ことを特徴としたチャック装置。
  2. チャック本体は、複数の摺動溝を有し、
    これら摺動溝は、前記チャック本体の周方向に離間されて設けられている
    ことを特徴とした請求項1記載のチャック装置。
  3. 摺動溝は、チャック本体の外周側から内周側に進むに連れて、このチャック本体の周方向に湾曲した略円弧状に形成されている
    ことを特徴とした請求項1または2記載のチャック装置。
  4. 摺動溝は、チャック本体の外周側から内周側に向けて徐々に曲率が変化した略円弧状に形成されている
    ことを特徴とした請求項1ないし3のいずれかに記載のチャック装置。
  5. チャック本体の摺動溝は、このチャック本体と同心状の螺旋状に形成されている
    ことを特徴とした請求項1記載のチャック装置。
  6. チャック本体の外周面には、ギア面が形成され、
    ケース体には、前記チャック本体を周方向に回転させる略円盤状の操作ギアが取り付けられ、
    この操作ギアは、前記チャック本体のギア面に係合可能なギア面が外周面に設けられ、このギア面を、前記チャック本体のギア面に係合させて回転可能に取り付けられている
    ことを特徴とした請求項1ないし5のいずれかに記載のチャック装置。
  7. ケース体は、チャック本体の外周面の少なくとも一部を露出させる開口部を有し、
    前記チャック本体は、このチャック本体の外周面であって、前記ケース体の開口部にて露出された位置に、このチャック本体を周方向に回転操作させるための操作部が設けられている
    ことを特徴とした請求項1ないし5のいずれかに記載のチャック装置。
  8. ケース体は、チャック本体の径方向に沿って前記ケース体の外側に貫通して設けられた複数の嵌合溝を有し、
    把持爪は、前記嵌合溝に嵌合され前記チャック本体の径方向に移動可能とされている
    ことを特徴とした請求項1ないし7のいずれかに記載のチャック装置。
JP2011003407U 2011-06-17 チャック装置 Expired - Lifetime JP3170039U (ja)

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