JP3169815U - 防護柵 - Google Patents
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Abstract
Description
本願考案によると、木製支柱は支持金具に取り付けているため、木製支柱は支持金具に対する固定を解除することで、簡単に除去・交換できる。従って、木製支柱が腐食したり破損したりした場合、木製支柱のみを低コストで交換できる。また、防護柵の除去や基礎パイプの位置変更のために基礎パイプを抜去する場合は、基礎パイプが地面から露出していなくても、支持金具を掴む等して引き上げることで基礎パイプを引き抜きできるため、基礎パイプの抜去作業もごく簡単に行える。
請求項2のように支持金具を板状の形態にすると、支持金具は鋼板を材料として簡単に製造(加工)できるため、コスト面で有利である。また、支柱は丸太の単一材であるため、施工も簡単である。
さて、木材にスリットを加工する場合、例えば2〜3mm程度の溝幅であると丸鋸で簡単で加工できるが、例えば10mm以上の厚さであると丸鋸のみでの加工はできず、例えば、スリットの奥部箇所に相当する部位にドリルで横穴を空け、次いで、丸鋸に2回通してスリットの一方の内側面と他方の内側面とに相当する部分を加工する、という工程を経ねばならず、このためスリットの加工が面倒である。
木製支柱を板状の支持金具に支柱用ボルト及びナットで締結する場合、木製支柱と支持金具とには支柱用ボルトが嵌まるボルト挿通穴を空けねばならないが、加工誤差を吸収したりボルト挿入作業を容易ならしめたりするため、ボルト挿通穴は支柱用ボルトの外径よりもある程度大径に設定されている。すなわち、ボルト挿通穴の内周と支柱用ボルトとの間に僅かながら遊びがある。このため、支柱に大きな外力がかかると、ボルト挿通穴の内周と支柱用ボルトとの間の遊びの分だけ支柱が倒れるおそれがある。さりとて、ボルト挿通穴を支柱用ボルトの外径とおりに設定すると、加工誤差があると、支柱用ボルトを挿通できなくなるおそれがある。
木製支柱と木製ビームとの連結(固定)には各種の手段を採用できるが、請求項5のようにL型で爪を有する固定金具を使用すると、簡単な作業で木製ビームを木製支柱にしっかりと連結できる利点がある。
請求項6の構成を採用すると、ビーム用ボルトは一対の半割品の間に位置しているため、支柱にはビーム用ボルトが挿通する穴を加工する必要がなく、それだけ加工コストを抑制できる。また、ビーム用ボルトは任意の高さに位置させることができるため、木製ビームの高さ位置を変更したり木製ビームの段数を変えたりすることも簡単に行える。そして、固定金具の垂直部に設けた爪が2本の半割品のそれぞれに食い込んでいるため、固定金具がずり下がるようなことはなく、高い固定強度を保持できる。
木製ビームの連結手段として請求項7のような板状の固定金具を使用すると、固定金具は支柱に対して任意の姿勢に保持できるため、傾斜地への対応性に優れている。また、支柱にスリットを加工する必要はないためコスト面で有利であると共に、2本の半割品と固定金具とを金具用ボルト及びナットで締結することにより、2本の半割品の一体性が高まるため、強度面においても優れている。
防護柵は、地面GLより上に鉛直姿勢に配置した木製支柱1、木製ビーム2から横向きに延びる木製ビーム2、土中Gに埋設した基礎パイプ3、基礎パイプ3に充填したモルタル4に略下半部を埋め込んだ支持金具5、木製ビーム2を木製支柱1に連結するための固定金具6を有している。木製支柱1及び木製ビーム2は杉や檜のような針葉樹の間伐材が使用されており、丸太の単一材の状態で使用されている(防腐処理は行っている。)。木製支柱1の上端には、樹脂製や金属製のキャップ7を装着している。
支持金具5は基礎パイプ3の上にはみ出た上向き突出部5aを有している一方、木製支柱1の下部には上向き突出部5aが嵌まるスリット12が形成されており、上向き突出部3aと木製支柱1とは上下2本の支柱用ボルト13とこれに螺合するナット14とで締結されている。従って、支持金具5と木製支柱1とにはそれらを貫通するボルト挿通穴15,16が空いている。また、支柱用ボルト13の両端部には座金17が嵌まっている。
図3(A)(B)に示すように、木製ビーム2を木製支柱1に連結するための固定金具6は、木製ビーム2に重なる水平部6aと木製支柱1に重なる垂直部6bとを有するL形の形態を成している。水平部6a及び垂直部6bとも木製ビーム2及び木製支柱1にぴったり重なるように軸方向から見て円弧状に湾曲しており、両者にはボルトが嵌まる取り付け穴20,21が空いている。水平部6aの取り付け穴20は木製ビーム2の軸方向に長い長穴になっており、垂直部6bの取り付け穴21は上下方向と前後方向とに広がった十字形になっている。もとより十字形である必然性はなく、単なる丸穴に形成したり、上下方向のみに長い長穴に形成したり、前後方向(水平方向)のみに長い長穴に形成したりしてもよい。
次に、図4に示す第2実施形態を説明する。この実施形態では、木製支柱1は丸太を半割りした半割品1′が使用されており、2本の半割品1′で1本の木製支柱1を構成している。半割品1′は外面の全体に防腐処理している。2本の半割品1′は、その広幅面を前後に対抗させた状態で配置されており、2本の半割品1′の下部で木製支柱1を前後から挟み、その状態で三者を支柱用ボルト13及びナット11で固定している。従って、この第2実施形態では、支持金具5は平面視で左右方向に長い姿勢でモルタル4に埋設されている。第1実施形態で使用した座金17は使用してもよいし、使用しなくてもよい。
図5に示す第3実施形態では、木製支柱1を前後一対の半割品1′で構成した場合において、木製支柱1と木製ビーム2との連結手段として、特許文献1に開示された板状の固定金具30を使用している。固定金具30は木製支柱1に1本の金具用ボルト31とこれに螺合するナット32で締結されており、このため、固定金具30は金具用ボルト31の軸心回りにシーソー状に回動しうる。2本の半割品1′の間の間隔は12〜20mm程度の間隔が好ましい一方、固定金具30の厚さは数mmで足りる。そこで、金具用ボルト31にスペーサ(カラー)30′を嵌め込んでいる。スペーサ30′に座金を利用してもよい。図5(A)ではビーム用ボルト34は1本ずつしか表示していないが、実際には、図5(B)のように固定金具30のはみ出し部30aに1本の木製ビーム2が2本のビーム用ボルト34で固定されている。
図6に示す第4実施形態では、支持金具5を上向き開口コ字状に形成している。他方、木製支柱1の下部には2本のスリット12が形成されている。支柱用ボルト13及びナット14による締結は第1実施形態と同じである。木製支柱1のスリット12は、丸鋸36に通すことで形成される(丸鋸36に2回通す。)。従って、スリット12の溝幅は丸鋸36の厚さと同じ寸法になる。そこで、支持金具5は、丸鋸36の厚さと同じ程度の厚さの鋼板を材料に使用している。なお、丸鋸36が固定式の場合は、木製支柱1は白抜き矢印と反対方向に移動させる。
本願考案は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば木製支柱及び木製ビームは断面角形や小判型等の各種の形態と成すことができる。また、支持金具は板状に限らず、例えばパイプ状とすることも可能である。更に、固定金具も種々の形態を採用できる。基礎パイプは円形には限らず、角形であってもよい。1本の木製支柱を挟んで両側に位置した2本の木製ビームを平面視で非直線姿勢に配置したり、1本の木製支柱から3本以上の木製ビームが平面視で放射方向に向かうように構成することも可能である。
2 木製ビーム
3 基礎パイプ
4 モルタル
5 支持金具
6 固定金具
13 支柱用ボルト
14 ナット
15,16 ボルト挿通穴
17 座金
18 座金の爪
22 固定金具の爪
23 スタッドボルト(ねじファスナ)
24 ナット(ねじファスナ)
25 ビーム用ボルト
26 ナット
30 固定金具
31 ビーム用ボルト
32 ナット
33 木製ビームのスリット
34 金具用ボルト
35 ナット
Claims (7)
- 地面より上に配置した木製支柱と、前記木製支柱に取り付けた横長の木製ビームと、前記木製支柱の下方位置において地面に打ち込まれた基礎パイプとを有しており、
前記基礎パイプの内部には、当該基礎パイプの上方にはみ出た上向き突出部を有する支持金具が挿入されており、前記支持金具のうち基礎パイプに挿入された部分は、前記基礎パイプを土中に打ち込んでから充填されたモルタル又は接着剤によって基礎パイプに固定されており、前記支持金具の上向き突出部に前記木製支柱を固定している、
防護柵。 - 前記基礎パイプは鋼管製で、前記支持金具は平板状で上下に長い形状であり、前記支持金具はモルタルを介して前記基礎パイプに固定されている一方、
前記木製支柱は1本の丸太からなっており、この木製支柱の下部に、前記支持金具が嵌まるスリットが切り開き形成されており、前記木製支柱と支持金具とは、それらに貫通する支柱用ボルトとこれにねじ込まれるナットとで締結されている、
請求項1に記載した防護柵。 - 前記基礎パイプは鋼管製で、前記支持金具は平板状で上下に長い形状であり、前記支持金具はモルタルを介して前記基礎パイプに固定されている一方、
前記木製支柱として丸太を縦にカットした平面視半円状の半割品が使用されており、全体又は略全体に防腐処理された2本の半割品を、その長手平坦面が向かい合うように配置して1本の支柱と成しており、前記2本の半割品の下部で前記支持金具を挟み付け、三者を支柱用ボルトとこれにねじ込まれるナットとで共締めしている、
請求項1に記載した防護柵。 - 前記木製支柱と支持金具とは上下複数の箇所において前記支柱用ボルト及びナットで締結されていると共に、前記支柱用ボルト及びナットによる締結には座金が使用されており、前記座金は、前記木製支柱の外面に向かって凹となるように湾曲した浅い椀状形態であると共に、その外周縁には前記木製支柱に食い込む複数の爪が形成されている、
請求項2又は3に記載した防護柵。 - 前記木製ビームの取り付けには水平部と垂直部とを有するL形の固定金具が使用されており、前記固定金具の水平部はねじファスナで前記木製ビームに固定され、前記固定金具の垂直部は前記木製支柱にねじファスナで固定されており、
かつ、前記固定金具における垂直部のうち上下方向に延びる両側縁と、前記固定金具における水平部のうち木製ビームの長手方向に延びる両側縁とに、それぞれ前記木製支柱及び木製ビームに食い込む爪が形成されている、
請求項2又は4に記載した防護柵。 - 前記木製ビームの取り付けには水平部と垂直部とを有するL形の固定金具が使用されており、前記固定金具の水平部はねじファスナで前記木製ビームに固定されている一方、前記固定金具の垂直部には、前記木製支柱を構成する2本の半割品の間に挿入された横長のビーム用ボルトが挿通しており、前記ビーム用ボルトとこれにねじ込んだナットとで前記垂直部を2本の半割品に押さえ固定しており、かつ、前記固定金具における水平部のうち木製ビームの長手方向に延びる両側縁には前記木製ビームに食い込む爪が形成されており、前記固定金具における垂直部のうち上下方向に延びる両側縁には、前記木製支柱を構成する半割品に食い込む爪が形成されている、
請求項3又は4に記載した防護柵。 - 前記木製支柱を構成する2本の半割品の間に、当該木製支柱を挟んだ両側に突出するはみ出し部を有する板状の固定金具が挟まれており、前記固定金具は、当該固定金具及び2本の半割品を貫通する金具用ボルトとこれにねじ込まれるナットとにより、前記木製支柱に取り付けられている一方、前記木製ビームには、前記固定金具のはみ出し部が嵌まり込むスリットを形成しており、前記木製ビームは、当該木製ビームに進入して前記固定金具のはみ出し部に貫通するビーム用ボルトにより、前記固定金具のはみ出し部に取り付けられている、
請求項3又は4に記載した防護柵。
Priority Applications (1)
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JP2011003176U JP3169815U (ja) | 2011-06-07 | 2011-06-07 | 防護柵 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011003176U JP3169815U (ja) | 2011-06-07 | 2011-06-07 | 防護柵 |
Publications (1)
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JP3169815U true JP3169815U (ja) | 2011-08-18 |
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ID=54880620
Family Applications (1)
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JP2011003176U Expired - Lifetime JP3169815U (ja) | 2011-06-07 | 2011-06-07 | 防護柵 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3169815U (ja) |
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2011
- 2011-06-07 JP JP2011003176U patent/JP3169815U/ja not_active Expired - Lifetime
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