JP3169762B2 - 光ファイバ接続用コネクタ - Google Patents

光ファイバ接続用コネクタ

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JP3169762B2
JP3169762B2 JP06167194A JP6167194A JP3169762B2 JP 3169762 B2 JP3169762 B2 JP 3169762B2 JP 06167194 A JP06167194 A JP 06167194A JP 6167194 A JP6167194 A JP 6167194A JP 3169762 B2 JP3169762 B2 JP 3169762B2
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洋 古川
義和 野村
真二 長沢
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Fujikura Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に多心テープ状の光
ファイバの接続に用いて最適な光ファイバ接続用コネク
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような多心テープ状の光ファ
イバを接続するには、一つには図7および図8に示すよ
うに接続すべきテープファイバ1,1の各接続端部にプ
ラスチック製のフェルール2,2を取り付け、これらの
フェルール2,2を連結して金属製のクリップ3によっ
て固定する手段が採られていた。ここで、フェルール2
の先端面2Aには多心のテープファイバ1を構成する光
ファイバと同数の孔4…が各ファイバのピッチと同じ間
隔で穿設されており、テープファイバ1の各光ファイバ
はこれらの孔4…に通されて接着され、さらにその先端
が上記先端面2Aに面一となるように研磨されて該先端
面2Aに露出されている。
【0003】また、この先端面2Aの孔4…の両側部に
は嵌合孔5,5が形成されており、両フェルール2,2
の各嵌合孔5…に嵌合ピン6,6を嵌挿することによ
り、フェルール2,2が連結されて各光ファイバが接続
されるようになされている。なお、連結されたフェルー
ル2,2を固定する上記クリップ3は、図7に示すよう
に両端部3A…が折り曲げられた平板状の部材であり、
専用の工具によってこれら両端部3A…を広げた状態で
フェルール2,2をこれらの端部3A…の間に挟み、次
いで上記工具を離すことにより、フェルール2,2が連
結された状態のままクリップ3に装されて保持、固定
されるようになっている。
【0004】一方、複数の多心テープ状光ファイバを同
時に接続する手段としては、例えば図9および図10に
示すように複数本のテープファイバ1を積層してその接
続端部を一つのフェルール7に接着、研磨し、テープフ
ァイバ1の各光ファイバをフェルール7の先端面7Aの
所定の位置に露出させて、このようなフェルール7,7
同士を嵌合ピン6を介して連結、固定するものも提案さ
れている。ただし、図9および図10に示すコネクタに
おいて図7および図8に示したコネクタと共通する部分
には同一の符号を配してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来のコネクタのうち、まず図7および図8に示したコ
ネクタでは一対のフェルール2,2によって接続可能な
光ファイバの数が限られてしまうため、近年の情報網の
高密度化に伴い多数の光ファイバが挿通されるケーブル
の接続においては、フェルール2,2同士を連結する作
業を数多く行なわなければならず、多大な労力と時間と
を費やす結果となる。また、連結されたフェルール2,
2を固定するのに図7および図8に示すようなクリップ
3を用いる場合には、端部3A…を広げてフェルール
2,2を狭装するのに専用の工具が必要とされるため、
作業が煩雑化することが避けられない。
【0006】一方、図9および図10に示したコネクタ
では、このように多数の光ファイバを接続する場合でも
フェルール7,7同士を連結する作業自体は少ない回数
で済むが、複数のテープファイバ1…を一つのフェルー
ル7に接着して研磨しなければならないため、各テープ
ファイバ1…の接続端部にフェルール7を装着する作業
に労力と時間を要することになる。さらに、このように
複数のテープファイバ1…をまとめてその接続端部に一
つのフェルール7を装着する場合、各テープファイバ1
…のすべての光ファイバに亙ってその先端を正確に上記
先端面7Aに面一となるように研磨するのはきわめて困
難であり、このためファイバごとに接続特性にばらつき
が生じるおそれがある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされたもので、接続端部に嵌合ピ
ンを介して連結される構成のフェルールが装着された
対の光ファイバを離接可能に接続する光ファイバ接続
用コネクタであって、先端面に上記光ファイバを露出さ
せて上記フェルールを積層して複数保持する一対のコネ
クタ本体と、これらのコネクタ本体を上記先端面同士が
対向するように嵌装するハウジングとを備え、上記コネ
クタ本体は、積層されたフェルールを摺動自在に収納す
る収納孔を備えるコネクタケースと、各フェルールの後
端に装着されるコネクタ押えと、コネクタ押えの後端側
に取り付けられて上記コネクタケースと一体化されるエ
ンドプレートと、一体化されたコネクタケースおよびエ
ンドプレートに対して前後に摺動可能とされ、かつ、エ
ンドプレートとの間に介装されたコイルスプリングによ
ってフェルールと同じくその先端側に付勢されたスライ
ダとを備え、上記ハウジングには上記一対のコネクタ本
体のそれぞれに係脱自在とされて該コネクタ本体同士の
離間を拘束する係合部設けられており、各フェルール
は、上記コネクタ押えのピンに取り付けられたコイルス
プリングによりコネクタ本体の先端側に付勢されてお
り、コネクタ本体を上記ハウジングの嵌挿孔に嵌挿する
と、上記係合部である係止部材が撓んでコネクタケース
先端部に形成された堤状部に乗り上がり、さらに上記ス
ライダをコイルスプリングの付勢力に抗して後端側に押
し戻して堤状部を乗り越えることで、コネクタ本体を係
止するとともに、上記スライダが、上記コネクタケース
先端部の堤状部との間で係止部材を挟み込んで係止部材
が堤状部から外れるのを防ぐようになっていることを特
徴とする。
【0008】
【作用】このような構成のコネクタにおいては、上記図
7および図8に示したような各テープファイバの接続端
部のそれぞれにフェルールが装着された光ファイバを用
いて、この光ファイバがコネクタ本体の先端面に露出す
るようにコネクタ本体にフェルールを保持し、さらにこ
の先端面が対向するようにフェルールを保持した一対の
コネクタ本体をハウジングに嵌装して連結することによ
り、両コネクタ本体の上記先端面に露出した光ファイバ
同士が接続される。ここで、各コネクタ本体はハウジン
グに設けられた係合部に係合して離間が拘束され、連結
状態が保持されるため、従来のクリップを用いる場合に
比べて連結が容易であり、また専用の工具を必要とする
こともない。
【0009】また、複数のテープファイバを連結する場
合でも、それぞれの接続端部にフェルールが設けられた
テープファイバを用い、これらのフェルールを積層して
各光ファイバがコネクタ本体の先端面に露出するように
保持し、このようなコネクタ本体をハウジングに嵌装し
て連結することにより、上記図9および図10に示した
ようなフェルールを用いずとも多数の光ファイバの接続
を容易に行なうことができる。このため、フェルールを
装着する作業に多大な労力や時間を費やすことが避けら
れ、また各フェルールはそれぞれ一つのテープファイバ
に装着されているだけであるから、研磨を正確に行なう
ことができて接続特性にばらつきが生じるのを防ぐこと
ができる。
【0010】
【実施例】図1ないし図6は本発明の一実施例を示すも
のであり、図1ないし図4は一対のコネクタ本体11,
11がハウジング12に嵌装されて連結された状態を示
し、また図5は連結される前のコネクタ本体11,11
およびハウジング12を示し、さらに図6はコネクタ本
体11の分解図を示すものでる。この図6に示されるよ
うに、コネクタ本体11はプラスチック等から成るコネ
クタケース13、スライダ14、エンドプレート15、
およびコネクタ押え16…から構成されており、本実施
例では5本のテープファイバ17…の各接続端部に装着
された合計5つのフェルール18…を積層して保持可能
とされている。なお、フェルール18自体の構成は、本
実施例では図7および図8に示した従来のフェルール2
と略同様であり、その先端面にはテープファイバ17の
各光ファイバが露出する孔18A…が形成されており、
これらの孔18A…の両側部に形成された嵌合孔には嵌
合ピン19が嵌挿されていて、接続すべきテープファイ
バ17,17同士の先端に装着されたフェルール18,
18は、直接的にはこの嵌合ピン19を介して連結され
ることとなる。
【0011】コネクタ押え16は各フェルール18の後
端に装着される部材であって、フェルール18の後端面
に形成された孔18B,18Bに挿入されるピン20,
20が備えられており、これらのピン20,20の後端
にはコイルスプリング21,21がそれぞれ取り付けら
れている。また、このコネクタ押え16には、フェルー
ル18から後方に延びるテープファイバ17を嵌め入れ
るための溝部16Aが形成されている。
【0012】エンドプレート15は、上記コネクタ押え
16…の後端側に取り付けられる部材であって、フェル
ール18が積層される方向に沿って縦に分割される2つ
のプレート部材15A,15Bから形成されており、そ
の先端側には後述するコネクタケース13の収納孔13
aに嵌挿される断面略方形の嵌挿部15aが設けられ、
また中央部はスライダ14の嵌挿孔14bに嵌挿される
嵌挿部15bとされ、さらに後端部には上記フェルール
18の積層方向(図6において上下方向)に膨らむ縁部
15c,15cが設けられていて、先端側から後端側に
向かって段階的にその断面が大きくなるように形成され
ている。また、このエンドプレート15には、両プレー
ト部材15A,15Bの分割面Pにまたがって、該エン
ドプレート15を貫通する5つの溝孔22…が上記積層
方向に並ぶように形成されており、これらの溝孔22…
に各テープファイバ17…をそれぞれ挟み込むようにし
てプレート部材15A,15Bを一体化することによ
り、エンドプレート15にテープファイバ17…が挿通
されるようになされている。なお、各溝孔22の両側方
には、上記コネクタ押え16のピン20,20の後端が
挿入される孔23,23が形成されている。さらに、こ
のエンドプレート15の側縁部には、該エンドプレート
15をコネクタケース13に取り付けるための取付ネジ
24が挿通される貫通孔25…が形成されている。
【0013】一方、コネクタケース13は略方形筒状に
形成された部材であって、その内周部は、エンドプレー
ト15の上記嵌挿部15aが嵌挿されるとともに、積層
された上記5つのフェルール18…を摺動自在に収納す
る収納孔13aとされている。また、このコネクタケー
ス13先端の上下の側縁部には、それぞれ上下方向、す
なわち上記積層方向に膨らむようにして堤状部26,2
6が形成されており、これらの堤状部が本実施例におい
てコネクタ本体11に形成される突部とされている。さ
らに、コネクタケース13後端の上記収納孔13aの開
口部の側縁には、上記エンドプレート15の貫通孔25
…に挿通された取付ネジ24…が螺着されるネジ穴27
…が形成されている。
【0014】さらにまた、スライダ14はコネクタケー
ス13より一回り大きな方形筒状に形成されており、そ
の内周部の先端側は上記コネクタケース13が嵌挿され
る嵌挿孔14aとされるとともに、該内周部の後端側は
上記エンドプレート15の嵌挿部15bが嵌装可能な嵌
挿孔14bとされている。また、エンドプレート15を
嵌挿した状態でエンドプレート15とスライダ14との
間には4本のコイルスプリング28…が介装され、これ
によりスライダ14は先端側に付勢された状態とされ
る。なお、このスライダ14の先端縁には一対の凸部2
9,29が形成されている。ここで、これらの凸部2
9,29の内面同士の間隔は、上記コネクタケース13
の堤状部26,26の外面同士の間隔より僅かに大きく
設定されている。従って、上記嵌挿孔14aの先端側開
口部から凸部29,29の内面にかけての部分は、上記
堤状部26の高さに合わせて一段広がるように、段状に
形成されることとなる。さらに、スライダ14の上面に
は前後方向に延びるように突条30が形成されている。
【0015】これらの部材からコネクタ本体11を組み
立てるには、まず各フェルール18…の後端にコネクタ
押え16…を取り付けて5つのフェルール18…を積層
するとともに、各フェルール18…から延びるテープフ
ァイバ17…を溝孔22…に嵌め込むようにしてプレー
ト部材15A,15Bを組み合せ、こうして形成される
エンドプレート15の孔23…に各コネクタ押え16…
のピン20…の後端を挿入する。次いで、スライダ14
の嵌挿孔14aに先端側からコネクタケース13を嵌挿
し、このコネクタケース13の収納孔13aに、積層さ
れたフェルール18…とエンドプレート15の嵌挿部1
5aとを嵌挿するとともに、スライダ14の嵌挿孔14
bにエンドプレート15の嵌挿部15bを嵌挿する。し
かる後、エンドプレート15の貫通孔25…に後端側か
ら取付ネジ24…を挿通してコネクタケース13のネジ
穴27に螺着することにより、スライダ14の嵌挿孔1
4a,14b内に嵌挿された状態でコネクタケース13
とエンドプレート15とが一体化され、フェルール18
…を保持したコネクタ本体11が形成される。
【0016】なお、この状態で各フェルール18…は、
コネクタ押え16…のピン20…に取り付けられてエン
ドプレート15との間に介装されたコイルスプリング2
1…により、その先端側に付勢されている。また、スラ
イダ14は、一体化されたコネクタケース13およびエ
ンドプレート15に対して前後に摺動可能とされ、かつ
該エンドプレート15との間に介装されたコイルスプリ
ング28によってフェルール18と同じくその先端側に
付勢されているが、コネクタケース26の先端部に形成
された堤状部26,26がストッパーとなるため、この
コイルスプリング28…によるスライダ14の先端側へ
の摺動は、段状に広がる先端側開口部が堤状部26,2
6に当接したところで拘束されることとなる。
【0017】一方、こうして形成されたコネクタ本体1
1,11同士を連結するハウジング12は、上記スライ
ダ14よりもさらに一回り大きな方形筒状に形成されて
おり、その内周部はコネクタ本体11が嵌装される嵌挿
孔31とされている。また、この嵌挿孔31の内周上面
には、スライダ14の上面に形成された上記突条30を
案内する溝32が形成されている。さらに、この嵌挿孔
12の内周上下面の各中央部には金属製の板バネより成
る係止部材33,33が取り付けられていて、本実施例
におけるコネクタ本体11,11同士の離間を拘束する
係合部とされている。これらの係止部材33,33は、
コネクタ本体11,11を嵌挿孔31に嵌挿した状態
で、上記コネクタケース13の堤状部26,26の位置
に対応した位置に取り付けられており、かつその両端は
該堤状部26の形状に合わせて折り曲げられている。
【0018】このような構成のコネクタでは、上述のよ
うにコネクタ本体11を組み立ててフェルール18…を
保持し、接続すべきコネクタ本体11,11同士をハウ
ジング12の嵌挿孔31の両端から嵌挿することによ
り、両コネクタ本体11,11は互いの先端面が対向す
るように接近して連結される。そして、この先端面に露
出するフェルール18…の一方の嵌合孔に挿入された嵌
合ピン19が、対応する他方のフェルール18の嵌合孔
に挿入されて孔18A…同士が合致し、各テープファイ
バ17…の光ファイバが接続される。
【0019】ここで、コネクタ本体11を嵌挿孔31に
嵌挿すると、係止部材33,33が撓んでコネクタケー
ス13の堤状部26,26に乗り上がり、さらにスライ
ダ14をコイルスプリング28…の付勢力に抗して後端
側に押し戻して堤状部26,26を乗り越え、図1に示
すように両コネクタ本体11,11を係止してその離間
を拘束する。なお、押し戻されたスライダ14は、係止
部材33が堤状部26を乗り越えたところでコイルスプ
リング28…の付勢力により再び先端側に押し返され、
その凸部29が堤状部26との間で係止部材33を挟み
込んで係止部材33が堤状部26から外れるのを防ぐ。
このため、連結状態で単にコネクタ本体11を引っ張っ
ただけでは、コネクタ本体11がハウジング12から外
れることはない。コネクタ本体11をハウジング12か
ら取り外すには、スライダ14を後端側に引き込んでそ
の凸部29が係止部材33に干渉しないようにし、その
ままコネクタ本体11を嵌挿孔31から引き抜けばよ
い。
【0020】このように上記構成のコネクタによれば、
フェルール18…を保持したコネクタ本体11,11を
ハウジング12に嵌挿して連結するだけで、各テープフ
ァイバ17…の光ファイバを接続することができ、従来
のクリップを用いる場合等に比べて専用の工具を用いる
必要がなく、きわめて容易に光ファイバの接続を行なう
ことが可能となる。これにより、光ファイバの付設現場
における作業の簡略化を図り、作業に要する労力および
時間を大幅に削減することができる。しかも、連結状態
においては係合部としての係止部材33によってコネク
タ本体11がハウジング12に係止されるため、不用意
にコネクタ本体11が外れるような事態が防がれ、光フ
ァイバの接続性を確実に維持することができる。また、
その一方でコネクタ本体11を取り外す際には、上述の
ようにスライダ14を引き込むことにより、簡単にハウ
ジング12から抜き取ることができるから、着脱の容易
さが損なわれるようなことはない。
【0021】さらに、上記構成のコネクタでは、複数対
のテープファイバ17…を接続するに際して、個々のテ
ープファイバ17の接続端部にそれぞれフェルール18
が装着されており、これらのフェルール18…を積層し
てコネクタ本体11に保持することにより、上記複数対
のテープファイバ17…を一括して簡単に接続すること
ができる。このため、従来の図9および図10に示した
ように複数のテープファイバを一つのフェルールにまと
めて装着するような場合に比べ、フェルールの装着に要
する時間や労力の低減が図られるとともに、一つのフェ
ルールについては研磨する光ファイバの数が少なくて済
むから研磨を正確に行なうことができ、このようなフェ
ルール18…を積層して接続することで、接続すべき光
ファイバの全体に亙って均一かつ良好な接続特性を得る
ことが可能となる。
【0022】さらにまた、本実施例ではコネクタ本体1
1に保持されるフェルール18…は、それぞれコネクタ
押え16に取り付けられたコイルスプリング21によっ
て、コネクタ本体11の先端側、すなわち該フェルール
18が連結される他方のフェルール18の側に向かって
付勢されており、これによって光ファイバ同士の接続を
一層確実にできるという利点も得られている。なお、本
実施例では各コネクタ本体11に5つのフェルール18
…を積層して保持し、最大5対のテープファイバ17…
の接続を可能としているが、コネクタ本体11に保持さ
れるフェルール18の数は、接続すべきテープファイバ
17の数に応じて適宜に設定すればよい。ただし、少数
のテープファイバ17を接続する場合などには、わざわ
ざこれに合わせたコネクタ本体を用意せずとも、使わな
いフェルール18の代わりにこれと同形状同大のダミー
を積層するようにすれば、1種類のコネクタ本体でその
最大接続可能なテープファイバ数以下の接続に対応する
ことが可能となり、汎用性を高めることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ェルールを保持したコネクタ本体をハウジングに嵌挿し
て連結することにより、ハウジングに設けられた係合部
がコネクタ本体に係合してその離間を拘束し、連結状態
が維持されるから、簡単かつ確実に光ファイバの接続を
行なうことができ、また特に専用の工具等を必要とする
煩わしさも避けることができる。さらに、複数のフェル
ールを積層してコネクタ本体に保持することにより、多
数の光ファイバの接続を一括して容易に行なうことがで
き、しかも全ての光ファイバに亙って均一な研磨を施す
ことができて良好な接続特性を得ることが可能となる。
さらにまた、コネクタ本体に保持されるフェルールは、
それぞれコネクタ押えに取り付けられたコイルスプリン
グによって、コネクタ本体の先端側、すなわち該フェル
ールが連結される他方のフェルールの側に向かって付勢
されており、これによって光ファイバ同士の接続を一層
確実にできるという利点も得られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部破断側面図であ
る。
【図2】図1に示す実施例のXX断面図である。
【図3】図1に示す実施例のY方向視の図である。
【図4】図1に示す実施例のZ方向視の平面図である。
【図5】図1に示す実施例の連結前のコネクタ本体1
1,11およびハウジング12を示す斜視図である。
【図6】図1に示す実施例のコネクタ本体11の分解図
である。
【図7】従来の光ファイバの接続の一例を示す斜視図で
ある。
【図8】図7における接続状態を示す斜視図である。
【図9】従来の光ファイバの接続の他の例を示す斜視図
である。
【図10】図9における接続状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 コネクタ本体 12 ハウジング 13 コネクタケース13a 収納孔 14 スライダ 15 エンドプレート 16 コネクタ押え 17 テープファイバ 18 フェルール19 嵌合ピン 21,28 コイルスプリング 26 堤状部(突部) 29 突部 33 係止部材(係合部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 義和 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フ ジクラ 佐倉工場内 (72)発明者 長沢 真二 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−92352(JP,A) 特開 平5−249347(JP,A) 特開 昭63−301008(JP,A) 特開 昭62−78507(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/36 - 6/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続端部に嵌合ピンを介して連結される
    構成のフェルールが装着された複数対の光ファイバを離
    接可能に接続する光ファイバ接続用コネクタであって、
    先端面に上記光ファイバを露出させて上記フェルールを
    積層して複数保持する一対のコネクタ本体と、これらの
    コネクタ本体を上記先端面同士が対向するように嵌装す
    るハウジングとを備え、上記コネクタ本体は、積層されたフェルールを摺動自在
    に収納する収納孔を備えるコネクタケースと、各フェル
    ールの後端に装着されるコネクタ押えと、コネクタ押え
    の後端側に取り付けられて上記コネクタケースと一体化
    されるエンドプレートと、一体化されたコネクタケース
    およびエンドプレートに対して前後に摺動可能とされ、
    かつ、エンドプレートとの間に介装されたコイルスプリ
    ングによってフェルールと同じくその先端側に付勢され
    たスライダと を備え、上記 ハウジングには上記一対のコネクタ本体のそれぞれ
    に係脱自在とされて該コネクタ本体同士の離間を拘束す
    る係合部が設けられており、 各フェルールは、上記コネクタ押えのピンに取り付けら
    れたコイルスプリングによりコネクタ本体の先端側に付
    勢されており、 コネクタ本体を上記ハウジングの嵌挿孔に嵌挿すると、
    上記係合部である係止部材が撓んでコネクタケース先端
    部に形成された堤状部に乗り上がり、さらに上記スライ
    ダをコイルスプリングの付勢力に抗して後端側に押し戻
    して堤状部を乗り越えることで、コネクタ本体を係止す
    るとともに、 上記スライダが、上記コネクタケース先端部の堤状部と
    の間で係止部材を挟み込んで係止部材が堤状部から外れ
    るのを防ぐようになって いることを特徴とする光ファイ
    バ接続用コネクタ。
JP06167194A 1994-03-30 1994-03-30 光ファイバ接続用コネクタ Expired - Fee Related JP3169762B2 (ja)

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