JP3169551B2 - 繊維補強ベルト廃材処理方法及びその装置 - Google Patents

繊維補強ベルト廃材処理方法及びその装置

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信 中村
輝夫 中本
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佳門 文野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維補強されたベ
ルトの製造工程過程で発生する切屑または使用後の廃材
等の廃材を再使用するための処理方法及びその装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記廃材は、処理困難な産業廃棄物の1
つで、埋め立てまたは一部では破砕して土木等に使用す
ることが試みられているも、通常焼却する等の手段が採
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし近年はその回収
処理が要求され、その再使用が問題となっている。本発
明はかゝる点に鑑み、廃材の繊維とゴムとを効率良く分
離し、再使用を可能とする新規な処理方法及びその装置
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明は、その方法に係わり、処理すべき繊維補
強ベルト廃材(以下単に廃材という)を粗砕し、これを
ブロック状に押し固め開繊機により微細状に破砕し、つ
いでこれを粉砕機により粉砕と共に衝撃を付与して繊維
とゴム粒子とに分離し、しかる後篩機により繊維屑とゴ
ム粒子とに分離し取り出すことを特徴とする。
【0005】上記方法からなる本発明の繊維補強ベルト
廃材処理方法は、廃材を開繊機により微細状に破砕する
ことにより、繊維とゴムとは分離が容易となる。ついで
これを粉砕機により粉砕と共に衝撃を付与することによ
り繊維とゴム粒子とは分離される。これを篩い分けする
ことにより両者はそれぞれ分離して回収することが出来
る。
【0006】第2の発明は、上記方法を実施する装置に
係わり、開繊機と、この開繊機に対し粗砕された廃材を
ブロック状に押し固めつゝ供給する供給機構と、開繊機
により微細状に破砕された破砕物を空気流により移送
し、移送された破砕物を搬送気流と分離する分離器と、
分離された破砕物を受入れこれを粉砕する粉砕機と、粉
砕された粉砕物を篩い分けする篩機とより構成され、廃
材を破砕し、これを粉砕と共に衝撃を与えて繊維屑とゴ
ム屑とに分離し、これを篩い分けすることを特徴とす
る。
【0007】上記の構造からなる本発明は、ブロック状
に押し固められた廃材は開繊機により微小に破砕され、
空気流により搬送され、分離器により搬送気流と分離さ
れて粉砕機に供給される。こゝで粉砕と共に衝撃を付与
されることにより繊維とゴム粒子とは分離され篩機によ
り篩い分けされる。
【0008】また第3の発明は、上記分離器は、移送さ
れる破砕物中の微粉物を排気と共に排出する破砕物除去
選択手段を備え、微粉物を搬送気流と共に次工程に移送
し、蒐集された破砕物を粉砕機に供給することを特徴と
する。
【0009】上記の構成からなる本発明は、微粉物はゴ
ムと繊維とに分離されており、従ってこれを粉砕機に供
給する必要はなく、破砕物除去選択手段はこれら微粉末
を搬送気流と共に次工程に移送し、蒐集された破砕物の
みを粉砕機に供給し打撃により開繊し、繊維とゴム粒と
の分離を行う。
【0010】また第4の発明は、上記粉砕機はチョッパ
を使用し、該チョッパは微粉物を分離排出する濾過手段
を備え、濾過物及び残余の残留物をそれぞれ篩機に移送
することを特徴とする。
【0011】上記の構成からなる本発明は、チョッパに
微粉末を分離排出する手段を付与することにより、該微
粉末はゴムと繊維とに分離しており、その篩い分けは容
易であり、かつ収納物に対する打撃の付与を効果的に行
うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図は本発明の実施例を示す。図に
おいて繊維補強ベルト廃材処理装置1は、開繊機2と、
この開繊機2に対し粗砕された廃材をブロック状に押し
固めつゝ供給する供給機構3と、開繊機2により微細状
に破砕された破砕物を空気流により移送し、移送された
破砕物を搬送気流と分離するサイクロン方式の分離器4
と、分離された破砕物を受入れこれを粉砕する粉砕機5
と、該粉砕機5により粉砕された粉砕物を篩い分けする
篩機6とより構成される。
【0013】開繊機2は図2に示す如く、シリンダ10
の外周にガーネットワイヤ11を巻付け、これに供給機
構3を対設し、ガーネットワイヤ11により掻取られた
微小破砕物を吸引する吸引部材12とを備える。供給機
構3は、適宜手段例えば切断機等によりVベルトの制作
時に発生する裁断片または使用済みのVベルト等を適宜
の大きさに破断し、この廃材を受け入れるホッパ13と
これを繰り出す対をなす繰出しローラ14、15と繰り
出された廃材を支持するディッシュプレート16と、廃
材をこのプレート16との間で圧縮してブロック状に押
し固めつゝ送り出すベルトコンベア17とを備える。1
8は該ベルトコンベア加圧用バネを示す。但し、ディッ
シュプレートに代えて上下対をなすベルトコンベアを用
いてもよい。また上記吸引部材12は、シリンダ10に
対し供給機構3とは反対側の下部に対し開口する吸引口
19と掻き取りプレート20と、吸引フアン21及びこ
の開口部と吸引フアンとを連結する吸引ダクト22とを
備える。
【0014】分離器4はサイクロン方式とし、前記吸引
フアン21からの排出ダクト23を分離器4の外筒24
に接線方向に接続する。なおこの分離器4は分離すべき
粒子の大きさを選択可能としたもので、中筒25の下方
に位置して空気取入れ管26を対設し、外気を導入す
る。この際、導入空気量を調節することにより、サイク
ロンにより分離される粒子の大きさを調節する。更にこ
の時圧力空気を導入することにより所要大きさの径の微
粒子を排出することができる。排出された排気は集塵装
置例えばバッグフイルタ27に導く。
【0015】上記粉砕機5は、例えばチョッパを使用す
る。該チョッパ5は回転する複数の回転刃30を備え、
分離物に対し粉砕と共に打撃を付与し、これにより繊維
とゴムとの結合を解離する。なお、このチョッパ5は作
動中に発生する微粉末を分離する網目(またはパンチン
グメタル)等のろ過手段31を備え、該微粉末は分離さ
れて分離室32に収納される。この微粉末は振動篩機3
3に供給され、分離選別される。
【0016】なお上記チョッパ5に残留する比較的大形
の残留物は振動篩機6に供給され、分離した繊維屑とゴ
ム粒子とに分離選別される。なお分離されない大形の残
留物は、開繊機2の供給機構3に供給され、再度上記工
程が繰り返される。
【0017】前記集塵装置27は多数のバッグフイルタ
40を濾過室41内に垂下して取付け、浄化室42内に
はバッグフイルタ40に対向して逆洗用圧力空気噴出ノ
ズル43を備えたもので、前記中筒25を介して排出さ
れる微粒子は排出ダクト44を介して濾過室41に導か
れ、バッグフイルタ40により濾過され、定期的に圧力
空気噴出ノスル43からの圧力空気の噴出により剥離さ
れ落下する。これを篩機45に導き篩い分けする。
【0018】上記構成において、予め適宜の切断手段に
より粗砕された廃材は供給機構3のホッパ13に供給さ
れ、対をなす繰出しローラ14、15によりこれを繰り
出すと共に、ディッシュプレート16上に圧送する。更
にベルトコンベア17により圧縮してブロック状として
シリンダ10側に繰り出す。ディッシュプレート16の
先端はシリンダ10のガーネットワイヤ11とは可及的
に微小間隙とし、これにより廃材を開繊しつゝ微小粒子
に掻き取り、該ガーネットワイヤに付着するものは掻き
取りプレート20により掻き落とし、吸引部材12によ
り吸引し分離器4に移送する。
【0019】分離器4は遠心力により搬送される微小片
を搬送気流と分離する。この際搬送気流中には微小粉末
が含まれる。この粉末からは通常ゴム粒は分離されてお
り、その殆どは繊維屑である。従ってこの粉末はチョッ
パ5に移送する必要がなく、分離器4から集塵装置27
側に排出する。この際、空気取入れ管26より外気を導
入することにより集塵装置27側に排出する微小粉末の
大きさを調整することが可能となる。集塵装置27に移
送された微小粉末は、篩機45により僅かに含まれるゴ
ム粒と繊維屑とを分離し、それぞれを適宜手段で取出
す。
【0020】前記分離器4により微小粉末と分離された
搬送物はチョッパ5に供給され、粉砕と共に打撃が付与
され、比較的硬いゴムは繊維屑と分離して粒状に破砕さ
れる。この微粉末は網目等のろ過手段31を通過して分
離室32に収納される。この微粉末には繊維屑の微小粉
末も含まれている。その状態の拡大図を図3に示す。但
し図中aは繊維屑、bはゴム粒子を示す。これらは振動
篩機33に供給してこれを分離する。なお、繊維屑は極
めて軽量であり、この篩機に代えて空気流を利用した分
別機を用いてもよい。
【0021】上記チョッパ5において微小粉末に破砕さ
れない残留物は開繊された繊維とゴム粒子及びその両者
の結合物である。その拡大図を図4に示す。但し図中
a、bは図3と同様にそれぞれ繊維屑、ゴム粒子であ
る。これらは篩機6に供給され、篩い分けして繊維屑、
ゴム粒子及び比較的大形の両者の結合物とに区分され、
結合物は前記ホッパ13に供給され再度、同様の工程を
経て繊維屑とゴム粒子に分離される。
【0022】
【発明の効果】以上の如く本発明によるときは、繊維で
補強されたベルト廃材を微小片に破砕し、これを開繊機
により微小片とすることにより繊維屑とゴム粒子とに分
別し、さらに粉砕機により粉砕と共に打撃を与えること
により両者の結合物を解離するようにしたから、従来の
処理困難な廃材を繊維屑とゴム粒子とを分別して、それ
ぞれ再度の使用(リサイクル)を可能とすることが出来
る。さらにこの際、開繊機にて破砕された破砕物中に
は、微小のゴム粒子と繊維屑とが分離されており、これ
らを分離器により選択して排出することにより、粉砕機
への負担の軽減とその能率の向上を計ることができる。
また粉砕機としてチョッパを使用し、該チョッパは微粉
物を分離する濾過手段を備えることにより、さらにその
能率の向上を計ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体説明図である。
【図2】本発明に使用する開繊機の縦断面図である。
【図3】粉砕機における分別濾過された排出物の拡大図
である。
【図4】粉砕機における残留物の拡大図である。
【符号の説明】
1 繊維補強ベルト廃材処理装置 2 開繊機 3 供給機構 4 分離器 5 粉砕機 6 篩機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−152558(JP,A) 特開 平5−245408(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 13/00 - 13/31 B02C 19/00 - 25/00 B09B 1/00 - 5/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理すべき繊維補強ベルト廃材(以下単
    に廃材という)を粗砕し、これをブロック状に押し固め
    開繊機により微細状に破砕し、ついでこれを粉砕機によ
    り粉砕と共に衝撃を付与して繊維とゴム粒子とに分離
    し、しかる後篩機により繊維屑とゴム粒子とに分離し取
    り出すことを特徴とする繊維補強ベルト廃材処理方法。
  2. 【請求項2】 開繊機と、この開繊機に対し粗砕された
    廃材をブロック状に押し固めつゝ供給する供給機構と、
    開繊機により微細状に破砕された破砕物を空気流により
    移送し、移送された破砕物を搬送気流と分離する分離器
    と、分離された破砕物を受入れこれを粉砕する粉砕機
    と、粉砕された粉砕物を篩い分けする篩機とより構成さ
    れ、廃材を破砕し、これを粉砕と共に衝撃を与えて繊維
    屑とゴム屑とに分離し、これを篩い分けすることを特徴
    とする繊維補強ベルト廃材処理装置。
  3. 【請求項3】 移送された破砕物を搬送気流と分離する
    分離器は、移送される破砕物中の微粉物を排気と共に排
    出する破砕物除去選択手段を備え、微粉物を搬送気流と
    共に次工程に移送し、蒐集された破砕物を粉砕機に供給
    することを特徴とする請求項2記載の繊維補強ベルト廃
    材処理装置。
  4. 【請求項4】 粉砕機はチョッパを使用し、該チョッパ
    は微粉物を分離排出する濾過手段を備え、濾過物及び残
    余の残留物をそれぞれ篩機に移送することを特徴とする
    請求項2または3記載の繊維補強ベルト廃材処理装置。
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CN107855159B (zh) * 2017-11-29 2019-04-09 重庆成维轻质墙板有限公司 生产轻质墙板用陶粒运送装置

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