JP2002113716A - 廃プラスチック類の分離、回収方法及び分離、回収装置 - Google Patents
廃プラスチック類の分離、回収方法及び分離、回収装置Info
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- JP2002113716A JP2002113716A JP2000310692A JP2000310692A JP2002113716A JP 2002113716 A JP2002113716 A JP 2002113716A JP 2000310692 A JP2000310692 A JP 2000310692A JP 2000310692 A JP2000310692 A JP 2000310692A JP 2002113716 A JP2002113716 A JP 2002113716A
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/52—Mechanical processing of waste for the recovery of materials, e.g. crushing, shredding, separation or disassembly
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
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- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
- Cyclones (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】破砕廃プラスチック類とラベル片などとを効率
よく経済的に分離する。 【解決手段】ラベル片などが混在する破砕廃プラスチッ
ク類を第１サイクロン１に風送して搬送気体を分離す
る。第１サイクロンから導出した破砕廃プラスチック類
及びラベル片などを、Ｕ字形に湾曲して底部に廃プラス
チック類取出口３を設け、かつ出口に吸引ブロワー５を
接続したダクト３に導入する。ダクト３下部に気体取入
口３を設けてＵ字形ダクトに気体を取り入れ、ダクト内
の気流により破砕廃プラスチック類とラベル片などとを
風簸、分離して、破砕廃プラスチックを取り出す。ラベ
ル片などは、吸引ブロワーにより吸引して第２サイクロ
ン７に送る。分離効率を向上するためＵ字形ダクトを多
段に構成することができる。
よく経済的に分離する。 【解決手段】ラベル片などが混在する破砕廃プラスチッ
ク類を第１サイクロン１に風送して搬送気体を分離す
る。第１サイクロンから導出した破砕廃プラスチック類
及びラベル片などを、Ｕ字形に湾曲して底部に廃プラス
チック類取出口３を設け、かつ出口に吸引ブロワー５を
接続したダクト３に導入する。ダクト３下部に気体取入
口３を設けてＵ字形ダクトに気体を取り入れ、ダクト内
の気流により破砕廃プラスチック類とラベル片などとを
風簸、分離して、破砕廃プラスチックを取り出す。ラベ
ル片などは、吸引ブロワーにより吸引して第２サイクロ
ン７に送る。分離効率を向上するためＵ字形ダクトを多
段に構成することができる。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、廃プラスチック類
のリサイクルにおいて、破砕された廃プラスチック類と
ラベル片、軽比重物、粉体類（以下、まとめてラベル片
などという）とを分離し回収するための、廃プラスチッ
ク類の分離・回収装置に関する。とくに、使用済のペッ
トボトル（ポリエチレンテレフタレート製容器）を破砕
し、洗浄した後の破砕片からラベル片などを分離、除去
してポリエチレンテレフタレート片として回収するのに
好適である。
のリサイクルにおいて、破砕された廃プラスチック類と
ラベル片、軽比重物、粉体類（以下、まとめてラベル片
などという）とを分離し回収するための、廃プラスチッ
ク類の分離・回収装置に関する。とくに、使用済のペッ
トボトル（ポリエチレンテレフタレート製容器）を破砕
し、洗浄した後の破砕片からラベル片などを分離、除去
してポリエチレンテレフタレート片として回収するのに
好適である。
【０００２】
【従来の技術】資源保護のため廃棄物から再利用可能な
資源を回収し、然るべき処理を施して再び役立てるこ
と、すなわちリサイクルは現代社会におけるきわめて重
要な課題である。なかでもプラスチック類は、有限の資
源である石油を主原料とするうえ、廃棄物として処理す
るにも多くの環境問題を発生しやすくリサイクルの重要
性が大きい。ところで、選別回収の進んでいるペットボ
トルを含め、廃プラスチック類は、食品、化粧品、洗剤
等の容器類として使用されたものの占める割合が大き
い。これらのペットボトル等の廃プラスチック類は、多
くの場合、適当な大きさに破砕し洗浄して、残存する内
容物や付着する異物を除去し、乾燥してから混在するラ
ベル片などを分離し、回収している。
資源を回収し、然るべき処理を施して再び役立てるこ
と、すなわちリサイクルは現代社会におけるきわめて重
要な課題である。なかでもプラスチック類は、有限の資
源である石油を主原料とするうえ、廃棄物として処理す
るにも多くの環境問題を発生しやすくリサイクルの重要
性が大きい。ところで、選別回収の進んでいるペットボ
トルを含め、廃プラスチック類は、食品、化粧品、洗剤
等の容器類として使用されたものの占める割合が大き
い。これらのペットボトル等の廃プラスチック類は、多
くの場合、適当な大きさに破砕し洗浄して、残存する内
容物や付着する異物を除去し、乾燥してから混在するラ
ベル片などを分離し、回収している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】一般に、廃棄物から有
用資源をリサイクルし、再利用する場合の問題はコスト
高である。廃プラスチック類のリサイクルとて例外では
ない。本発明は、廃プラスチック類のリサイクルにおい
て、主として破砕された廃プラスチック類とラベル片な
どとを分離するために、分離効率が高く設備費及び運転
経費のかからない廃プラスチック類の分離、回収方法お
よび装置を課題に研究の結果、完成されたものである。
用資源をリサイクルし、再利用する場合の問題はコスト
高である。廃プラスチック類のリサイクルとて例外では
ない。本発明は、廃プラスチック類のリサイクルにおい
て、主として破砕された廃プラスチック類とラベル片な
どとを分離するために、分離効率が高く設備費及び運転
経費のかからない廃プラスチック類の分離、回収方法お
よび装置を課題に研究の結果、完成されたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明について、その理
解を助けるために実施形態を例示する図面を参照しつ
つ、説明する。前記の課題を解決するため本発明におい
ては、まず、ラベル片、軽比重物、粉体などが混在する
破砕廃プラスチック類を、連続的に第１サイクロン１に
風送して搬送気体を分離し、第１サイクロン下部の固体
導出口２から導出する。そして、導出した破砕廃プラス
チック類を、一端を固体導出口２に他端を吸引ブロワー
５に接続し、下部に気体取入口６が、底部に廃プラスチ
ック類取出口４が設けられ、かつ吸引ブロワー５によっ
て気体を流入させているＵ字形ダクト３内に導入し、Ｕ
字形ダクト３内の気流により破砕廃プラスチック類とラ
ベル片、軽比重物、粉体などとを風簸、分離する。本発
明は、このようにして、破砕廃プラスチック類は、廃プ
ラスチック類取出口４から取り出し、ラベル片、軽比重
物、粉体などは、吸引ブロワー５によってブロワー吐出
側に取り付けた第２サイクロン７に送り、吸引気体と分
離して第２サイクロン下部の固体導出口８から排出させ
ることを特徴とする、廃プラスチック類の分離、回収方
法を提供する。
解を助けるために実施形態を例示する図面を参照しつ
つ、説明する。前記の課題を解決するため本発明におい
ては、まず、ラベル片、軽比重物、粉体などが混在する
破砕廃プラスチック類を、連続的に第１サイクロン１に
風送して搬送気体を分離し、第１サイクロン下部の固体
導出口２から導出する。そして、導出した破砕廃プラス
チック類を、一端を固体導出口２に他端を吸引ブロワー
５に接続し、下部に気体取入口６が、底部に廃プラスチ
ック類取出口４が設けられ、かつ吸引ブロワー５によっ
て気体を流入させているＵ字形ダクト３内に導入し、Ｕ
字形ダクト３内の気流により破砕廃プラスチック類とラ
ベル片、軽比重物、粉体などとを風簸、分離する。本発
明は、このようにして、破砕廃プラスチック類は、廃プ
ラスチック類取出口４から取り出し、ラベル片、軽比重
物、粉体などは、吸引ブロワー５によってブロワー吐出
側に取り付けた第２サイクロン７に送り、吸引気体と分
離して第２サイクロン下部の固体導出口８から排出させ
ることを特徴とする、廃プラスチック類の分離、回収方
法を提供する。
【０００５】さらに本発明は、破砕廃プラスチック類と
ラベル片などとの分離効率を向上するために、前記Ｕ字
形ダクトの廃プラスチック類取出口４と吸引ブロワー５
吸込側との間に第２段のＵ字形ダクト９を接続し、底部
に第２段廃プラスチック類取出口１０を、下部に第２気
体取入口１５を設け、廃プラスチック類取出口４からの
廃プラスチック類を第２段Ｕ字形ダクト９に導入し、Ｕ
字形ダクト３と第２段Ｕ字形ダクト９に流れる気体流量
を調整して第２段Ｕ字形ダクトに導入された破砕廃プラ
スチック類中に残存するラベル片、軽比重物、粉体など
を分離し、分離された破砕廃プラスチック類を第２段廃
プラスチック類取出口１０から取り出すことを特徴とす
る、請求項１記載の廃プラスチック類の分離、回収方法
を提供する。
ラベル片などとの分離効率を向上するために、前記Ｕ字
形ダクトの廃プラスチック類取出口４と吸引ブロワー５
吸込側との間に第２段のＵ字形ダクト９を接続し、底部
に第２段廃プラスチック類取出口１０を、下部に第２気
体取入口１５を設け、廃プラスチック類取出口４からの
廃プラスチック類を第２段Ｕ字形ダクト９に導入し、Ｕ
字形ダクト３と第２段Ｕ字形ダクト９に流れる気体流量
を調整して第２段Ｕ字形ダクトに導入された破砕廃プラ
スチック類中に残存するラベル片、軽比重物、粉体など
を分離し、分離された破砕廃プラスチック類を第２段廃
プラスチック類取出口１０から取り出すことを特徴とす
る、請求項１記載の廃プラスチック類の分離、回収方法
を提供する。
【０００６】また本発明は、破砕された廃プラスチック
類から所要のプラスチックを連続的に分離、回収する装
置であって、風送されたラベル片、軽比重物、粉体など
が混在する破砕廃プラスチック類から搬送気体を分離す
る第１サイクロン１と、第１サイクロン下部の固体導出
口２に接続され内部の気流により廃プラスチック類をラ
ベル片などから分離させるためのＵ字形に湾曲するダク
ト３と、Ｕ字形ダクト３の底部に設けられた廃プラスチ
ック類取出口４及び下部に設けられた気体取入口６と、
Ｕ字形ダクトの他端に接続して前記の気流をもたらす吸
引ブロワー５と、吸引ブロワー５吐出側に接続する第２
サイクロン７とからなることを特徴とする廃プラスチッ
ク類の分離、回収装置を提供する。
類から所要のプラスチックを連続的に分離、回収する装
置であって、風送されたラベル片、軽比重物、粉体など
が混在する破砕廃プラスチック類から搬送気体を分離す
る第１サイクロン１と、第１サイクロン下部の固体導出
口２に接続され内部の気流により廃プラスチック類をラ
ベル片などから分離させるためのＵ字形に湾曲するダク
ト３と、Ｕ字形ダクト３の底部に設けられた廃プラスチ
ック類取出口４及び下部に設けられた気体取入口６と、
Ｕ字形ダクトの他端に接続して前記の気流をもたらす吸
引ブロワー５と、吸引ブロワー５吐出側に接続する第２
サイクロン７とからなることを特徴とする廃プラスチッ
ク類の分離、回収装置を提供する。
【０００７】前記廃プラスチック類の分離・回収装置に
おいては、さらに、第２段のＵ字形ダクト９を廃プラス
チック類取出口４と吸引ブロワー５吸込側との間に接続
して、底部に第２段廃プラスチック類取出口１０及び下
部に第２気体取入口１５を設けることにより、さらに高
い分離効率を期待できる。また、第２吸引ブロワー（不
図示）を設け、吸引ブロワー５に替えて第２段のＵ字形
ダクト９を接続し、第１段と第２段の吸引ブロワーを分
けてもよい。
おいては、さらに、第２段のＵ字形ダクト９を廃プラス
チック類取出口４と吸引ブロワー５吸込側との間に接続
して、底部に第２段廃プラスチック類取出口１０及び下
部に第２気体取入口１５を設けることにより、さらに高
い分離効率を期待できる。また、第２吸引ブロワー（不
図示）を設け、吸引ブロワー５に替えて第２段のＵ字形
ダクト９を接続し、第１段と第２段の吸引ブロワーを分
けてもよい。
【０００８】前記の本発明廃プラスチック類の分離・回
収装置により分離されるラベル片等は非常にかさばるの
で、減容して扱いやすくするために第２サイクロンの下
部取出口にラベル片等を搬送するスクリューコンベヤー
１１を接続して圧縮、搬送することが好ましい。
収装置により分離されるラベル片等は非常にかさばるの
で、減容して扱いやすくするために第２サイクロンの下
部取出口にラベル片等を搬送するスクリューコンベヤー
１１を接続して圧縮、搬送することが好ましい。
【０００９】
【発明の実施の形態】さらに、本発明を、その実施形態
を例示する図面を参照して具体的に説明する。図１は、
本発明廃プラスチック類の分離、回収装置に係る基本的
な構成を説明するための概略構成図、図２は、本発明に
おいてさらに分離精度を向上させた２段分離システムの
構成図である。
を例示する図面を参照して具体的に説明する。図１は、
本発明廃プラスチック類の分離、回収装置に係る基本的
な構成を説明するための概略構成図、図２は、本発明に
おいてさらに分離精度を向上させた２段分離システムの
構成図である。
【００１０】通常、収集、分別されたペットボトルなど
の廃プラスチック類は、そのまま、あるいは必要により
圧縮減容した後、ロータリーカッター等を用いて適当な
寸法に破砕し、洗浄して付着する砂、ジュース、油など
の異物を取り除き、乾燥されて、ラベル片などが混在す
る破砕廃プラスチック類として回収される。本発明は、
主として前記回収破砕プラスチック類に混在するラベル
片などを分離、除去するものであるが、これに類する工
程にも利用することができる。
の廃プラスチック類は、そのまま、あるいは必要により
圧縮減容した後、ロータリーカッター等を用いて適当な
寸法に破砕し、洗浄して付着する砂、ジュース、油など
の異物を取り除き、乾燥されて、ラベル片などが混在す
る破砕廃プラスチック類として回収される。本発明は、
主として前記回収破砕プラスチック類に混在するラベル
片などを分離、除去するものであるが、これに類する工
程にも利用することができる。
【００１１】まず、本発明の基本的な構成について説明
する。前記のラベル片などが混在する破砕廃プラスチッ
ク類は、連続的に第１サイクロン１に風送して搬送気体
を分離し、第１サイクロン下部の固体導出口２から破砕
廃プラスチック類およびラベル片などの固体混合物を導
出する。固体導出口２には、湾曲させてＵ字形にしたダ
クト３の一端を接続し、Ｕ字形ダクト３の底部分に廃プ
ラスチック類取出口４を下部に気体取入口６を設け、さ
らに他端を吸引ブロワー５の吸引側に接続する。そし
て、吸引ブロワー５により気体取入口６からＵ字形ダク
ト３内に適量の気体を流入させる。通常、気体取入口６
は廃プラスチック類取出口４よりも上流側に設ける。
する。前記のラベル片などが混在する破砕廃プラスチッ
ク類は、連続的に第１サイクロン１に風送して搬送気体
を分離し、第１サイクロン下部の固体導出口２から破砕
廃プラスチック類およびラベル片などの固体混合物を導
出する。固体導出口２には、湾曲させてＵ字形にしたダ
クト３の一端を接続し、Ｕ字形ダクト３の底部分に廃プ
ラスチック類取出口４を下部に気体取入口６を設け、さ
らに他端を吸引ブロワー５の吸引側に接続する。そし
て、吸引ブロワー５により気体取入口６からＵ字形ダク
ト３内に適量の気体を流入させる。通常、気体取入口６
は廃プラスチック類取出口４よりも上流側に設ける。
【００１２】かくして、第１サイクロン固体導出口２か
ら破砕廃プラスチック類およびラベル片などをＵ字形ダ
クト３に導入し、ダクト内の気流によって破砕廃プラス
チック類とラベル片などとを風簸して分離する。Ｕ字形
ダクト内において、ラベル片などは上昇気体によりＵ字
形直線部に舞い上がり、これより重いプラスチック類は
沈降して両者は容易に風簸される。分離された破砕廃プ
ラスチック類は廃プラスチック類取出口４から取り出
し、ラベル片などは吸引ブロワー５によってその吐出側
に取り付けた第２サイクロン７に送られ、吸引気体と分
離して第２サイクロン７下部の固体取出口８から排出さ
れる。
ら破砕廃プラスチック類およびラベル片などをＵ字形ダ
クト３に導入し、ダクト内の気流によって破砕廃プラス
チック類とラベル片などとを風簸して分離する。Ｕ字形
ダクト内において、ラベル片などは上昇気体によりＵ字
形直線部に舞い上がり、これより重いプラスチック類は
沈降して両者は容易に風簸される。分離された破砕廃プ
ラスチック類は廃プラスチック類取出口４から取り出
し、ラベル片などは吸引ブロワー５によってその吐出側
に取り付けた第２サイクロン７に送られ、吸引気体と分
離して第２サイクロン７下部の固体取出口８から排出さ
れる。
【００１３】これらの分離操作は、たとえば、風簸の状
態を取り出された破砕プラスチックおよびラベル片の分
離状態により、あるいはＵ字形ダクト３に覗き窓１２を
設けて内部の状況を観察し、その状況により、例えば気
体取入口６もしくは吸引ブロワー５吸入側に設けた調整
ダンパー（１３，１４）を最適条件に調整しながら実施
する。操作条件は、分離対象物の比重、あつさ、大き
さ、Ｕ字形ダクト３の長さや断面形状等によって変わり
一概にはいえないが、ごく一般的な場合、Ｕ字形ダクト
内の気体流速を３〜１５ｍ／ｓｅｃ程度にするとよい。
態を取り出された破砕プラスチックおよびラベル片の分
離状態により、あるいはＵ字形ダクト３に覗き窓１２を
設けて内部の状況を観察し、その状況により、例えば気
体取入口６もしくは吸引ブロワー５吸入側に設けた調整
ダンパー（１３，１４）を最適条件に調整しながら実施
する。操作条件は、分離対象物の比重、あつさ、大き
さ、Ｕ字形ダクト３の長さや断面形状等によって変わり
一概にはいえないが、ごく一般的な場合、Ｕ字形ダクト
内の気体流速を３〜１５ｍ／ｓｅｃ程度にするとよい。
【００１４】本発明においては、前記の基本的な構成に
加え、必要があれば、Ｕ字形ダクトを２段に設けて破砕
廃プラスチック類とラベル片などとの分離効率を向上す
ることができる。具体的には、前記基本形態におけるＵ
字形ダクト３の廃プラスチック類取出口４と吸引ブロワ
ー５吸込側との間に第２段目のＵ字形ダクト９を接続
し、その底部に第２段廃プラスチック類取出口１０を設
ける。望ましくは、Ｕ字形ダクト９の下部に第２段気体
取入口１５を設け、第２段Ｕ字形ダクト９内に適量の気
体を調整して供給する。
加え、必要があれば、Ｕ字形ダクトを２段に設けて破砕
廃プラスチック類とラベル片などとの分離効率を向上す
ることができる。具体的には、前記基本形態におけるＵ
字形ダクト３の廃プラスチック類取出口４と吸引ブロワ
ー５吸込側との間に第２段目のＵ字形ダクト９を接続
し、その底部に第２段廃プラスチック類取出口１０を設
ける。望ましくは、Ｕ字形ダクト９の下部に第２段気体
取入口１５を設け、第２段Ｕ字形ダクト９内に適量の気
体を調整して供給する。
【００１５】そして、廃プラスチック類取出口６からの
廃プラスチック類を第２段Ｕ字形ダクト９に導入し、吸
引ブロワー５によってＵ字形ダクト４及び第２段Ｕ字形
ダクト９に流れる気体流量を調整し、第２段Ｕ字形ダク
ト９に導入された破砕廃プラスチック類中に残存するラ
ベル片などを風簸、分離し、分離された破砕廃プラスチ
ック類を第２段廃プラスチック類取出口１０から取り出
す。
廃プラスチック類を第２段Ｕ字形ダクト９に導入し、吸
引ブロワー５によってＵ字形ダクト４及び第２段Ｕ字形
ダクト９に流れる気体流量を調整し、第２段Ｕ字形ダク
ト９に導入された破砕廃プラスチック類中に残存するラ
ベル片などを風簸、分離し、分離された破砕廃プラスチ
ック類を第２段廃プラスチック類取出口１０から取り出
す。
【００１６】上記の装置では、１台の吸引ブロワー５の
吸気によって、Ｕ字形ダクト４と第２段Ｕ字形ダクト９
に気体を供給、風簸するが、操作条件の調整を容易にす
るためＵ字形ダクト４と第２段Ｕ字形ダクト９とにそれ
ぞれ別個の吸引ブロワーを接続し調整して操業における
相互干渉を低減することができる。吸引ブロワーの分割
にともなって第２サイクロンを分割してもよい。分離効
率を向上させたい場合には、Ｕ字形ダクトをさらに多段
に構成することができる。
吸気によって、Ｕ字形ダクト４と第２段Ｕ字形ダクト９
に気体を供給、風簸するが、操作条件の調整を容易にす
るためＵ字形ダクト４と第２段Ｕ字形ダクト９とにそれ
ぞれ別個の吸引ブロワーを接続し調整して操業における
相互干渉を低減することができる。吸引ブロワーの分割
にともなって第２サイクロンを分割してもよい。分離効
率を向上させたい場合には、Ｕ字形ダクトをさらに多段
に構成することができる。
【００１７】また、第２サイクロン下部の固体取出口８
から排出させたラベル片などはきわめてかさ高であって
そのままホッパー等に投入するには不向きな扱いにくい
代物である。対策として、下部取出口にラベル片等を搬
送するスクリューコンベヤー１１を接続し、適度に圧縮
して搬送、処理することが望ましい。
から排出させたラベル片などはきわめてかさ高であって
そのままホッパー等に投入するには不向きな扱いにくい
代物である。対策として、下部取出口にラベル片等を搬
送するスクリューコンベヤー１１を接続し、適度に圧縮
して搬送、処理することが望ましい。
【００１８】
【発明の効果】本発明の利用によって廃プラスチック
類、とくにペットボトルのリサイクル工程において、ラ
ベル片などが混在する破砕廃プラスチック類から破砕廃
プラスチック類を効率よく、経済的に回収することがで
きる。
類、とくにペットボトルのリサイクル工程において、ラ
ベル片などが混在する破砕廃プラスチック類から破砕廃
プラスチック類を効率よく、経済的に回収することがで
きる。
【図１】 本発明廃プラスチック類の分離・回収装置に
係る基本的な構成を説明するための概略構成図
係る基本的な構成を説明するための概略構成図
【図２】 本発明においてさらに分離精度を向上させた
２段分離システムの構成図
２段分離システムの構成図
１：第１サイクロン ２：第１サイクロン
下部固体導出口 ３：Ｕ字形ダクト ４：（第１段）廃プ
ラスチック類取出口 ５：吸引ブロワー ６：気体取入口 ７：第２サイクロン ８：第２サイクロン
下部固体導出口 ９：第２段Ｕ字形ダクト １０：第２段廃プラス
チック類取出口 １１：スクリューコンベヤー １２：覗き窓 １３：気体取入量調整ダンパー １４：吸引ブロワー
吸入側調整ダンパー １５：第２気体取入口
下部固体導出口 ３：Ｕ字形ダクト ４：（第１段）廃プ
ラスチック類取出口 ５：吸引ブロワー ６：気体取入口 ７：第２サイクロン ８：第２サイクロン
下部固体導出口 ９：第２段Ｕ字形ダクト １０：第２段廃プラス
チック類取出口 １１：スクリューコンベヤー １２：覗き窓 １３：気体取入量調整ダンパー １４：吸引ブロワー
吸入側調整ダンパー １５：第２気体取入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） // Ｂ２９Ｋ 67:00 Ｂ２９Ｋ 67:00
Claims (6)
- 【請求項１】ラベル片、軽比重物、粉体などが混在する
破砕廃プラスチック類を、連続的に第１サイクロン
（１）に風送して搬送気体を分離し、第１サイクロン下
部の固体導出口（２）から導出し、 導出した破砕廃プラスチック類を、一端が固体導出口
（２）に他端が吸引ブロワー（５）に接続され、下部に
気体取入口（６）を、底部に廃プラスチック類取出口
（４）を設け、かつ吸引ブロワー（５）によって気体取
入口（６）から気体を流入させているＵ字形ダクト
（３）内に導入し、 Ｕ字形ダクト（３）内の気流により破砕廃プラスチック
類とラベル片、軽比重物、粉体などとを風簸、分離し
て、 破砕廃プラスチック類は、廃プラスチック類取出口
（４）から取り出し、 ラベル片、軽比重物、粉体などは、吸引ブロワー（５）
によってブロワー吐出側に取り付けた第２サイクロン
（７）に送り、吸引気体と分離して第２サイクロン下部
の固体導出口（８）から排出させることを特徴とする、
廃プラスチック類の分離、回収方法。 - 【請求項２】さらに、廃プラスチック類取出口（４）と
吸引ブロワー（５）吸込側との間に第２段のＵ字形ダク
ト（９）を接続し、第２段Ｕ字形ダクト（９）の底部に
第２段廃プラスチック類取出口（１０）を、下部に第２
気体取入口（１５）を設けて、廃プラスチック類取出口
（４）からの廃プラスチック類を第２段Ｕ字形ダクト
（９）に導入し、Ｕ字形ダクト（３）と第２段Ｕ字形ダ
クト（９）に流れる気体流量を調整して第２段Ｕ字形ダ
クトに導入された破砕廃プラスチック類中に残存するラ
ベル片、軽比重物、粉体などを風簸、分離し、破砕廃プ
ラスチック類を第２段廃プラスチック類取出口（１０）
から取り出すことを特徴とする、請求項１記載の廃プラ
スチック類の分離、回収方法。 - 【請求項３】破砕された廃プラスチック類から所要のプ
ラスチックを連続的に分離、回収する装置であって、風
送されたラベル片、軽比重物、粉体などが混在する破砕
廃プラスチック類から搬送気体を分離する第１サイクロ
ン（１）と、第１サイクロン下部の固体導出口（２）に
接続して内部の気流により廃プラスチック類をラベル片
などから分離させるためのＵ字形に湾曲するダクト
（３）と、Ｕ字形ダクトの底部に設けられた廃プラスチ
ック類取出口（４）及び下部に設けられた気体取入口
（６）と、Ｕ字形ダクトの他端に接続して前記の気流を
もたらす吸引ブロワー（５）と、吸引ブロワー吐出側に
接続する第２サイクロン（７）とからなることを特徴と
する廃プラスチック類の分離、回収装置。 - 【請求項４】さらに、Ｕ字形ダクトの廃プラスチック類
取出口（４）と吸引ブロワー（５）吸込側との間に第２
段のＵ字形ダクト（９）を接続して、底部に第２段廃プ
ラスチック類取出口（１０）及び下部に第２気体取入口
（１５）を設けたことを特徴とする請求項３記載の廃プ
ラスチック類の分離、回収装置。 - 【請求項５】第２吸引ブロワー（不図示）を設け、吸引
ブロワー（５）に替えて第２段Ｕ字形ダクト（９）が接
続されていることを特徴とする請求項４記載の廃プラス
チック類の分離、回収装置。 - 【請求項６】第２サイクロンの下部導出口（８）にラベ
ル片、軽比重物、粉体などを圧縮、搬送するスクリュー
コンベヤー（１１）が接続されていることを特徴とする
請求項３、４、または５記載の廃プラスチック類の分離
・回収装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000310692A JP2002113716A (ja) | 2000-10-11 | 2000-10-11 | 廃プラスチック類の分離、回収方法及び分離、回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2000310692A JP2002113716A (ja) | 2000-10-11 | 2000-10-11 | 廃プラスチック類の分離、回収方法及び分離、回収装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002113716A true JP2002113716A (ja) | 2002-04-16 |
Family
ID=18790605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000310692A Pending JP2002113716A (ja) | 2000-10-11 | 2000-10-11 | 廃プラスチック類の分離、回収方法及び分離、回収装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002113716A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100814713B1 (ko) | 2006-10-31 | 2008-03-18 | 박동준 | 폐비닐 재활용 시스템 |
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-
2000
- 2000-10-11 JP JP2000310692A patent/JP2002113716A/ja active Pending
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| KR102508360B1 (ko) * | 2021-09-15 | 2023-03-10 | 이재영 | 싸이클론 낙하물 처리장치 |
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