JP3169533B2 - 放電衝撃破壊装置 - Google Patents

放電衝撃破壊装置

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浩成 荒井
博之 大工
英彦 前畑
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば宅地造成な
どの岩盤破壊作業、岩石の小割作業、コンクリート構造
物の解体作業、トンネル内の仕上げ破壊作業、または水
中における解体・破壊作業などに使用される放電衝撃破
壊装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被破壊物例えば岩盤を破壊する装置とし
て、図7に示すような放電衝撃破壊装置がある。この放
電衝撃破壊装置101 は、一対の電極102 の先端に、銅、
アルミニウムなどからなる金属細線103 を接続するとと
もに、これら電極102 に放電用電気配線104 を介してコ
ンデンサ105 を接続しておき、このコンデンサ105 に充
電用電気配線106 を介して高電圧の直流電源(電源部)
107 から充電された電気を、金属細線103 に瞬間的に流
すようにしたものである。
【0003】勿論、放電用電気配線104 の途中にはサイ
リスタなどの放電スイッチ108 が介装され、また充電用
電気配線106 の途中には充電を行うための充電スイッチ
などを有する充電制御回路109 が介装されている。
【0004】そして、放電破壊を行う場合、被破壊物例
えば岩盤111 の所定位置に電極設置用穴112 を形成する
とともに、この電極設置用穴112 内に破壊用物質として
例えば水を充填しておき、そして放電スイッチ108 によ
り、コンデンサ105 に充電された電気エネルギーを一気
に金属細線103 に流し、すなわち放電させて、この金属
細線103 を溶融気化させる。すると、水も瞬間的に蒸発
気化し、その体積膨張による衝撃力により、岩盤111 が
破壊される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
放電衝撃破壊装置における金属細線103 は、図7に示す
ように、一方の電極102Aの端部と、他方の電極102Bの端
部との間に、鉛直方向ですなわち直線状に配置されてお
り、したがって放電による衝撃力が作用する作用領域が
広くなり、このため、破壊力を集中させにくかった。
【0006】そこで、本発明は、破壊圧力を増大し得る
放電衝撃破壊装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の放電衝撃破壊装置は、被破壊物に形成され
かつ破壊用物質が充填された穴内に挿入されるとともに
先端部間に金属細線が取り付けられた一対の電極と、こ
れら両電極に接続されたコンデンサと、このコンデンサ
に電気を供給する電源部と、この電源部とコンデンサと
の間の充電用電気配線途中に介装された充電制御回路
と、上記一対の電極とコンデンサとの間の放電用電気配
線途中に介装された放電スイッチとからなる放電衝撃破
壊装置において、上記一対の電極の下端部をほぼ同一水
平位置となるようにするとともに、これら両電極の下端
部同士間に亘って取り付けられる金属細線をU字形状ま
たはW字形状に形成し、かつ上記金属細線の形状を、当
該金属細線を含む平面の高さ方向の距離をX,幅方向の
距離をYとし、0.25≦X/Yの関係を満足するようにし
ものである。
【0008】上記の構成によると、両電極間に取り付け
られる金属細線をU字形状またはW字形状にかつそのそ
の幅方向の距離Yに対する高さ方向の距離Xの比率を0.
25≦X/Yとするとしたので、例えば金属細線が直線状
のものに比べて、放電時に発生する破壊力の作用領域を
狭くして、破壊圧力を増大させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図5に基づき説明する。本発明の要旨は電極部にある
ため、本説明においては、この部分に着目して説明し、
電極間に電気エネルギーを供給する電気回路部は、従来
例で説明したものと同一であるので、その説明を省略す
る。
【0010】すなわち、図1に示すように、被破壊物
(例えば、岩盤、コンクリートなど)1に形成されかつ
破壊用物質(例えば、水、油またはゲル状物質)2が充
填された穴3内に、一対の電極11が挿入される。
【0011】そして、これら両電極11の各下端部の位
置は、ほぼ同一水平位置となるようにされるとともに、
両電極11の下端部間に亘って、金属細線12がU字形
状に取り付けられている。
【0012】さらに、図2に示すように、金属細線12
が含まれる鉛直面内での最小面積(矩形面積)(厳密に
いえば空間容積)を考えた場合、その最小面積の高さ
(金属細線の投影高さ)をX、その幅(投影幅)をYと
すると、これらXおよびYの値が、下記の式を満足す
るような範囲内で選択される。
【0013】0.25≦X/Y≦4・・・・ 上記式のような範囲としたのは、X/Yの値と、破壊
圧力P(kg/cm2 )との関係を調べると、図3に示すよ
うな曲線Aとなり、この曲線A上の内、破壊圧力が高い
範囲(例えば、P=0.9 以上の範囲)に相当するX/Y
の範囲を選んだものである。なお、図3に示す曲線A
は、X/Y=1のときの破壊圧力を1として換算したも
のである。
【0014】ここで、本発明に係る金属細線を使用した
ものと、従来例における金属細線のように縦に長く設置
したものについて、その破壊範囲を比較すると、図4に
示すような範囲となる。
【0015】すなわち、図4(a)に示す本発明に係る
金属細線12を使用したものにおける作用領域S1 が、
(b)に示す従来例の作用領域S2 に比べて、非常に狭
くなっているのが分かる。
【0016】例えば、本発明に係る場合の破壊力をF1
および作用領域の面積をS1 ,従来例に係る場合の破壊
力をF2 および作用領域の面積をS2 とすると、それぞ
れの破壊圧力P1 およびP2 は、下記および式にて
表される。
【0017】 P1 =F1 /S1 ・・・・ P2 =F2 /S2 ・・・・ ここで、F1 =F2 であるため、下記の式が成立す
る。
【0018】P1 =P2 (S2 /S1 )・・・・ 上記式において、S2 >S1 であるため、作用領域の
面積比だけ、発生する破壊圧力が強くなる。
【0019】例えば、U字形状の場合には、作用領域が
半分になるため、破壊圧力が2倍となる。次に、上記の
ような形状をした金属細線12を使用した放電衝撃破壊
装置を使用して、鉄筋コンクリートを破壊した場合の破
壊状態を図5に示す。図5の(a)は本発明の場合を示
し、(b)は従来例の場合を示している。
【0020】図5(a)から分かるように、破壊の作用
領域が狭くかつ破壊圧力が高い場合には、鉄筋コンクリ
ート21の鉄筋22を避けて、その間のコンクリート2
3を確実に破壊させることができ、したがって鉄筋22
を露出させることができる。
【0021】一方、図5(b)に示すように、従来例の
ように破壊の作用領域が広い場合には、破壊圧力が弱く
なるとともに、その破壊力が鉄筋22にも作用してコン
クリート23に十分に作用しないため、コンクリート2
3を確実に破壊することができない。
【0022】なお、上記説明においては、金属細線12
を取り付ける両電極11の下端部がほぼ同一水平位置と
なるように設けられると説明したが、勿論、両電極12
の下端部の位置は、破壊作用に支障のない程度にずれて
も良い。
【0023】ところで、上記説明においては、金属細線
12の形状を、U字形状として説明したが、このものに
限定されるものではなく、例えば図6に示すように、W
字形状の金属細線12を使用しても良い。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、
電極間に取り付けられる金属細線をU字形状またはW字
形状にかつそのその幅方向の距離Yに対する高さ方向の
距離Xの比率を0.25≦X/Yとするとしたので、例えば
金属細線が直線状のものに比べて、放電時に発生する破
壊力の作用領域が狭くなり、すなわち破壊圧力を増大さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における放電衝撃破壊装置
の要部断面図を示す。
【図2】同放電衝撃破壊装置の要部側面図を示す。
【図3】同放電衝撃破壊装置における金属細線の取付形
状寸法と破壊圧力との関係を示すグラフである。
【図4】本発明と従来例とにおける放電衝撃破壊装置の
破壊時の作用領域を示す側面図である。
【図5】本発明と従来例とにおける放電衝撃破壊装置に
より鉄筋コンクリートの破壊状態を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例における金属細線の変形例を示
す要部側面図である。
【図7】従来例の放電衝撃破壊装置の概略全体を示す構
成図である。
【符号の説明】
1 被破壊物 2 破壊用物質 3 穴 11 電極 12 金属細線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−145698(JP,A) 特開 昭55−78765(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21C 37/18 F42D 1/045 - 1/06 F42D 3/04 E04G 23/00 - 23/08 B26F 3/00 B28D 1/00 - 7/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被破壊物に形成されかつ破壊用物質が充填
    された穴内に挿入されるとともに先端部間に金属細線が
    取り付けられた一対の電極と、これら両電極に接続され
    たコンデンサと、このコンデンサに電気を供給する電源
    部と、この電源部とコンデンサとの間の充電用電気配線
    途中に介装された充電制御回路と、上記一対の電極とコ
    ンデンサとの間の放電用電気配線途中に介装された放電
    スイッチとからなる放電衝撃破壊装置において、上記一
    対の電極の下端部をほぼ同一水平位置となるようにする
    とともに、これら両電極の下端部同士間に亘って取り付
    けられる金属細線をU字形状またはW字形状に形成し、 かつ上記金属細線の形状を、当該金属細線を含む平面の
    高さ方向の距離をX,幅方向の距離をYとし、0.25≦X
    /Yの関係を満足するようにした ことを特徴とする放電
    衝撃破壊装置。
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