JP3169393U7 - - Google Patents
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Description
本考案は、ホッパに投入された搬送対象物を、例えば低所から高所へ搬送するスクリューコンベア装置に関するものである。
従来から、米、穀物、調味料などの食料品類あるいは医薬品類などの粉状物や粒状物などの搬送対象物を搬送するのにベルトコンベア装置やチェーンコンベア装置が広く用いられている。ところが、ベルトコンベア装置による粉状体や顆粒体の搬送には、コンベア終端部で落粉が多く発生し、付近の汚れと清掃が必要になる。また、搬送に際してベルトの張力調整などのメンテナンスに時間が掛かるという不都合があり、結果的に設備コスト、管理コストが大きくなるという不都合がある。また、チェーンコンベア装置では、チェーンの伸び縮みを吸収する装置が必要になり、伸長した場合にはチェーンの切り詰めを行う必要があった。
一方、低所から高所へ粉状物や粒状物などの搬送対象物を落粉なく低コストで搬送するスクリューコンベア装置が種々提供されている(例えば、特許文献1)。このスクリューコンベア装置は、長尺の筒体(ケーシング)内に、スクリュー羽根が螺旋状に設けられたスクリューを、筒軸を中心に回転可能に設けたものからなる。従って、このスクリューコンベア装置では、筒体の一端から投入した前記搬送対象物を、スクリューの回転によってその筒体の他端へ移送し、さらにその筒体の外部へ排出可能にしている。
ところで、かかるスクリューコンベア装置では、搬送対象物が粉状物や粒状物の食料品類や医療品類である場合には、その搬送対象物の変更の度に装置の洗浄を行う必要がある。通常、これらの筒体とスクリューの洗浄は、その洗浄が十分に行われるように互いに分離(分解)されて、それぞれ別々に行われる。
しかしながら、かかる従来のスクリューコンベア装置にあっては、装置の全長が、例えば2m〜6mと長く、しかも重量であるため、人力による筒体とスクリューの分離作業および洗浄作業に困難を伴う。
本考案はかかる従来の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、筒体をこれの重心近くで支承することで水平支持可能にし、筒体とスクリューとの分離および洗浄の作業をスムースに行えるようにするとともに、筒体が長くその一端側が重くなる場合などには、手動ウインチによる傾き調整によって前記筒体の水平支持を可能にし、もって筒体とスクリューとの分離作業および洗浄作業の容易化、迅速化と完全な洗浄を実現することができるスクリューコンベア装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本考案にかかるスクリューコンベア装置は、断面円形の筒体構成部材を複数個連結して長尺の筒体を形成し、該筒体の先端部に下方に向けて排出口部材を取り付けるとともに基端部に上方に向けて搬送対象物を供給するホッパを取り付けてなり、該筒体内には、筒軸を中心に回転しながら前記搬送対象物を搬送するスクリューが備えられ、
該筒体は、台座付きの支柱にその筒体の重心付近で水平バランスを保つように軸支されてなり、かつその筒体の傾きはウインチを用いて調整可能とされ、前記スクリューの回転によって前記ホッパから前記筒体内に装填された搬送対象物を搬送し、前記排出口部材から前記筒体外へ排出させると共に前記筒体を水平支持した状態にて該筒体の分離作業および洗浄作業を可能にしたことを特徴とする
該筒体は、台座付きの支柱にその筒体の重心付近で水平バランスを保つように軸支されてなり、かつその筒体の傾きはウインチを用いて調整可能とされ、前記スクリューの回転によって前記ホッパから前記筒体内に装填された搬送対象物を搬送し、前記排出口部材から前記筒体外へ排出させると共に前記筒体を水平支持した状態にて該筒体の分離作業および洗浄作業を可能にしたことを特徴とする
この構成により、筒体やスクリューの洗浄を行うに当たって、筒体を駆動装置で傾動させて横方向に支持することができ、この状態で筒体を構成する複数個の筒体構成部材どうしを繋ぐ連結および筒体構成部材とキャップを繋ぐ連結具をそれぞれ操作することによって、これらの筒体構成部材およびキャップをそれぞれ分離可能にするとともに、スクリューの取り外しも可能とし、さらにスクリューに対し各筒体構成部材を分離することで、分離された各筒体構成部材の内周と、外部に露出したスクリュー外周とを、容易かつ確実に洗浄することができる。また、このときスクリュー軸を回転自在に支持する軸受も同時に洗浄可能になる。
また、本考案にかかるスクリューコンベア装置は、前記筒体が、その重心位置付近で前記支柱に軸支されていることを特徴とする。この構成により、筒体の支柱に対する傾動操作および水平支持を手押し操作によって比較的軽快に実施可能にし、これにより筒体とスクリューとの分離(分解)作業の容易化と、洗浄の確実化を、作業員の作業負担を軽減しながら実現できる。
また、本考案にかかるスクリューコンベア装置は、前記筒体が、ウインチによって傾動可能に前記支柱に支持されていることを特徴とする。この構成により、前記筒体が人力では重すぎる場合でも、支柱に対する筒体の前記傾き調整と水平支持を、軽快かつ容易に実施できる。
また、本考案にかかるスクリューコンベア装置は、前記支柱が前記ウインチとともに前記台座上に設置されていることを特徴とする。この構成により、台座を指定の場所に移動させることで、その場所で食品や薬剤などの搬送対象物を、例えば低所から必要とする高所の容器等に連続的に搬入することができる。
本考案によれば、長尺の筒体やスクリューの洗浄作業を容易化および迅速化できるとともに、洗浄を確実なものとすることができる。
以上、本考案について簡潔に説明した。更に、以下に説明される考案を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。
以下、本考案の実施の形態にかかるスクリューコンベア装置を、図面を参照して説明する。
図1〜図4に示す本実施形態のスクリューコンベア装置は、連結および分離が可能な複数個の筒体構成部材からなり、支柱に対し垂直方向に傾動操作可能に支持された筒体と、モータ等により駆動され、前記筒体内に筒軸を中心に回転可能に収容されたスクリューと、前記筒体の基端部に取り付けられて、該筒体内に搬送対象物を供給するホッパと、前記筒体の先端部に設けられた前記搬送対象物の排出口部材とを備えたものである。前記スクリューの回転によって前記ホッパから前記筒体内で移送される搬送対象物を、前記排出口部材から筒体外へ排出させるように構成したものである。
これによって、洗浄作業時に、筒体を駆動装置の操作で横方向に稼働させた状態で、筒体を構成する複数個の筒体構成部材どうしや、筒体構成部材とキャップを繋ぐ連結具の解除操作を行うことによって、これらの筒体構成部材およびキャップをそれぞれ容易に分離可能にし、またスクリューをこれらの筒体構成部材に対し独立して分離することで、分離された各筒体構成部材内周と、外周が外部に露出したスクリューを個別にかつ確実に洗浄することができる。
そして、本実施形態のスクリューコンベア装置は、具体的には、移動台車1上に設立された支柱(台座付きの支柱)2上に筒体3を取り付けて構成されている。この移動台車1は、例えば鋼材を矩形枠状に組み付けたものからなり、その矩形枠4下面の4隅には、図2に示すように、ストッパ5a付きのキャスタ5が取り付けられている。これらのキャスタ5は移動台車1を床面や路面に対し円滑に走行可能にするものであり、ストッパ5aの回動操作によって移動台車1を所定の走行(移動)位置に停止可能にしている。なお、各キャスタ5は騒音対策上、必要に応じて周面にゴムリングが装着される。
また、前記矩形枠4を構成する鋼材として、周知の角パイプ、C字型鋼、L字型鋼、I字型鋼などが用いられ、筒体3、後述のスクリュー、ホッパ、モータなどの重量物を安全に支えることができる強度のものが選択して用いられる。前記矩形枠4を構成する左右一対の(図1〜図4では、前後一対)の矩形枠4、4間には補強枠6が連設され、この補強枠6の略中央部には、前記支柱2が垂直方向に向けて立設されている。この支柱2には不等辺形の角度計測板7が溶接やボルト止めなどによって垂直方向に連設されている。
この角度計測板7の上部には、筒体支持部材8を回動可能に支持する支持軸9がボルト、ナット(図示しない)により取り付けられている。ここで、筒体支持部材8は全体として、例えばΩ宇状に湾曲する帯状金属板などからなり、このΩ字状部を形成する円弧部8a内に筒体3を包むように支持し、その円弧部8aの両端に延びる幅狭の平坦部8bが互いに開閉可能に接合されている。これらの平坦部8bに形成された取付孔(図示しない)に前記支持軸9が通されることで、筒体3を支持するこの筒体支持部材8が支持軸9を中心に回動可能になる。
前記角度計測板7には、図2に示すように、支持軸9を中心とする所定半径位置に円弧溝孔10か所定長に亘って形成されており、この円弧溝孔10より径大となる方向の半径位置に、その円弧溝孔10に倣うように目盛11が印刷などにより表示されている。さらに、角度計測板7の前記支持軸9と円弧溝10との間に、図1に示すようなピン孔12が設けられている。また、前記筒体支持部材8の平板部8bにもピン孔13が形成されており、これらのピン孔12、13に対し固定ピン14が着脱可能に挿入されて、図3および図4に示すように、筒体3を支柱2に対し水平状態に安定支持可能にしている。
固定ピン14は前記各ピン孔12、13に対し同時に挿入可能な外径および長さを持ち、図3および図4に示すように、チェーン15の一端に取り付けられている。このチェーン15の他端は支柱2の一部に止着されて、固定ピン14の粉失防止がなされている。
さらに、前記筒体支持部材8における角度計測板7の円弧溝孔10に対応する
部位には軸通し孔(図示しない)が設けられ、この軸通し孔および前記円弧溝孔10を通して角度計測板7の裏側から、図2に示すようなボルトの軸部17が挿入され、前記軸通し孔から筒体支持部材8の表側に貫通して突出する前記ボルトの軸部(ネジ部)17に、棒状のハンドル16端に一体のナット部18が螺合されている。円弧溝孔10、図示しない前記軸通し孔、ハンドル16、ボルトの軸部17およびナット部18は筒体3の角度調整機構Aを構成している。
部位には軸通し孔(図示しない)が設けられ、この軸通し孔および前記円弧溝孔10を通して角度計測板7の裏側から、図2に示すようなボルトの軸部17が挿入され、前記軸通し孔から筒体支持部材8の表側に貫通して突出する前記ボルトの軸部(ネジ部)17に、棒状のハンドル16端に一体のナット部18が螺合されている。円弧溝孔10、図示しない前記軸通し孔、ハンドル16、ボルトの軸部17およびナット部18は筒体3の角度調整機構Aを構成している。
従って、筒体3の所定の回動操作位置でハンドル16を操作し、ナット部18をボルトの軸部17に強くねじ込むことにより、ボルトの軸部17とナット部18との間に介在された角度計測板7および筒体維持部材8との接触圧(摩擦圧)を高めて、筒体支持部材8の回動角度を保持できる。そして、この回動角度は、筒体支持部材8先端に臨む角度計測板7上の目盛11を読むことにより確認できる。
前記筒体3は、図4に示すように、複数個の筒体構成部材、ここでは同一径の3個の筒体構成部材3a、3b、3cとキャップ19とを3個の連結具20によって分離可能に連結したものからなる。また、筒体構成部材は、高さにも寄るが2〜4個連結するのが好適である。更に、筒体構成部材3a,3b,3cの長さは必ずしも同一である必要はない。各連結具20は摘み20aによる巻締め型のバンド20bからなり、各バンド20bに隣接する筒体構成部材3a、3b、3cおよびキャップ19の各端部(接続部)を包み込ませ、摘み20aを回動操作することで、これらを相互に連結して一本の筒体3とすることができる。なお、キャップ19には、後述のスクリュー軸の一端(上端)を回転自在に支持する軸受(図示しない)が設けられ、このキャップ19が取り付けられる筒体構成部材3aの端部に、所定長の搬送対象物の排出パイプ(排出口部材)21が所定の向きに連設されている。
前記筒体3内には、スクリューコンベア装置の主要な構成部材であるスクリュー22が筒軸を中心に回転自在に収納されている。このスクリュー22は、図4に示すような螺旋状のスクリュー羽根22aをスクリュー軸22bの周囲に捲着されている。このスクリュー22のうち、スクリュー軸22bは前述のようにキャップ19の軸受19の軸受に回転自在に支承され、他方のスクリュー軸22bは筒体3の他端(下端)を塞ぐ図2に示すようなキャップ23の軸受(図示しない)に回転自在に支承されている。
この軸受に支承されたスクリュー軸22bはさらに減速機24の出力軸に連結され、この減速機24の入力軸にはモータ25の出力軸が連結されている。従って、モータ25の駆動によって減速機24を介してスクリュー22が筒体3内で回転し、スクリュー羽根22aによって搬送対象物を筒体3の基端部(下端)側から先端部(上端)側へ搬送するように機能する。
また、図3に示すように、筒体構成部材3cの端部(図中、右端部)外周には、搬送対象物を搬入するためのホッパ26が取り付けられ、このホッパ26の下端部が筒体構成部材3cの内外を貫通する通孔(図示しない)を通してスクリュー22の一端に臨んでいる。従って、モータ25が駆動され、ホッパ26内に搬送対象物が搬入されると、この搬送対象物はその通孔を経て筒体構成部材3c内に送り出され、スクリュー22のスクリュー羽根22aによって、図中上方(左方)へ移送され、前記筒体構成部材3a先端の排出口部材21から外へ吐出(排出)されることとなる。
一方、移動台車1の矩形枠4上にはウインチ取付柱27が設立され、これが水平の補強杆28を介して前記支柱2に連結されている。このウインチ取付柱27には手動式のウインチ29がボルト、ナットなどを用いて取り付けられている。また、このウインチ29およびモータ25の作動を制御する制御回路を備えた制御盤34が、このウインチ付近に設置されている。このウインチ29は、図2に示すように、ハンドル30とこのハンドル30の操作によってドラム(図示しない)に巻かれたワイヤロープ31を巻き取り、巻戻しするように機能する。これらのうちワイヤロープ31は前記補強枠6の下面に取り付けた滑車32を介して筒体3の下部(モータ取り付け側の端部)に止着されている。従って、このウインチ29はハンドル30の回動操作によってワイヤロープ31のドラムに対する巻き取り量を調整できる。これにより前記キャップ19の取り付け側がモータ設置側よりも重い筒体3の傾きを容易に調整し、その位置を保持可能になる。
かかる構成になるスクリューコンベア装置は、搬送対象物を基端部例えば地上の低所から所定の高所に搬送(移送)する場合に、移動台車1をその搬送現場へ移動させる。この移動台車1の移動は、その移動台車1に設けられたキャスタ5が床面や路面を走行することにより行われる。この移動台車1の走行は人力により、または図示しないモータやエンジンなどを用いて行うこともできる。スクリユーコンベア装置が台車の移動によって搬送現場に到着した場合には、ストッパ5aを操作してキャスタ5の回転をロックし、移動台車1の移動を停止させる。
また、かかるスクリューコンベア装置の移動に前後して、前記ウインチ29のドラムをハンドル30の操作によって回転させ、そのドラムにワイヤロープ31を所定量巻き取りまたは巻き戻しさせる。これによりワイヤロープ31の巻き取りまたは巻戻しに応じた角度分、筒体3が傾動し、所定の傾きや水平状態に維持可能になる。従って、筒体3をモータ25側が下位に、前記キャップ19側が上位になるように、例えば図1に示すように傾斜させることができる。
通常、コンベア装置は搬送対象物を離れた位置に移送するため長尺となり、本実施形態ではモータ25の設置側に比べて筒体3の基端側、つまりキャップ19の設置側が重量となる。従って、そのキャップ19側を人力で持ち上げるための作業負担が大きくなり、特に筒体3の径が大きい場合にはその持ち上げに困難を伴う。しかし、前記ウインチ29は重量物である筒体3やスクリュー22を、ワイヤロープ31を介して支えながら、その筒体3の傾きを任意の角度に簡単に調整でき、かつその調整角度に安定保持可能にする。
また、筒体3の傾動は、角度計測板7上の支持軸9を中心とする筒体支持部材8の回動によってなされ、その回動角度は、その筒体支持部材8の先端部またはこの先端部に設けられた指針(図示しない)が指す前記目盛11を読むことで容易に確認できる。さらに、前記回動角度が一旦セットされた場合には、前記ハンドル16の回動支持によって角度計測板7に対し筒体支持部材8を強く押し当てることで、そのセットされた角度に筒体3を保持させることができる。
この場合において、筒体3全体の重心近くに支点を設けると、つまり筒体3の重心近くを前記支持軸9で支えることによって、筒体3の支持軸9を中心とする水平バランスが得られる。このため、ウインチ29の動作に頼らずに、人力による筒体3の傾動操作を実施できる。なお、筒体の径が小さくて短い場合には、支点が重心の近くになるため、人力による傾動操作は容易である。
また、スクリューコンベア装置による食品類や薬剤類などの搬送対象物を変更する場合には、前記筒体3およびスクリュー22を洗浄する必要がある。このため,前述のように筒体3を稼働させて支柱2上に水平に支持させた状態で、筒体構成部材3a,3b,3cおよびキャップ19を連結している連結具20を外し、その筒体構成部材3a,3b,3cおよびキャップ19を、このキャップ側から、スクリュー22から抜き去るように、順次取り外す。この取り外し作業では、キャップ19と二つの筒体構成部材3a,3bを分離した後、支柱2上の筒体構成部材3c内に端部が支持されているスクリュー22から順次引き抜く。この後、スクリュー22を筒体構成部材3c内から抜き取る。これにより、筒体構成部材3a,3b,キャップ19およびスクリュー22はそれぞれ単独で洗浄可能になる。
一方、筒体構成部材3cは支柱2に支持させた状態で所定角度に傾け、その一端またはホッパ26から洗浄液を注ぐなどして内部の洗浄を行う。この洗浄により筒体構成部材3cの端部に残留する洗浄液は、この端部に設けられドレン通路33から外に排出する。このように筒体3とスクリュー22の洗浄は、筒体構成部材3a,3b,3cおよびキャップ19の分離によって迅速かつ容易に実施可能となる。なお、洗浄後は、各筒体構成部材3a,3b,3cおよびキャップ19を、これらにスクリュー22を挿通した後に、前記連結具20を用いて相互に連結すれば、図1に示すようなスクリューコンベア装置が、簡単に組み付けられる。
以上のように、本実施形態によれば、複数個の筒体構成部材3a,3b,3cに分離可能に連結された筒体3を、支柱2に対し垂直方向に回動操作可能に支持し、モータ25等により筒軸を中心に筒体3内で回転するスクリュー22を有し、前記筒体3の下部に取り付けられたホッパ36内に投入された搬送対象物を搬送して、前記筒体3の上端部に設けられた排出口部材21から筒体外へ排出させるような構成としている。
これにより、洗浄作業時に筒体3を構成する複数個の筒体構成部材3a、3b、3cどうしや、筒体構成部材3a,3b,3cとキャップ19とを繋ぐ連結具20を操作することによって、これらの筒体構成部材3a,3b,3cおよびキャップ19をそれぞれ分離可能にするとともに、スクリュー22をこれらの筒体構成部材3a,3b,3cに対し独立して分離することで、分離された各筒体構成部材3a,3b,3c内周と、外周が外部に露出したスクリュー22を個別にかつ確実に洗浄することができることとなる。
1…移動台車(台座)、2…支柱、3…筒体、3a〜3c…筒体構成部材、4…矩形枠、5…キャスタ、6…補強枠、7…角度計測板、8…筒体支持部材、9…支持軸、10…円弧溝孔、11…目盛板、12,13…ピン孔、14…固定ピン、15…チェーン、16…ハンドル、17…軸部、18…ナット部、19…キャップ、20…連結具、20a…摘み、20b…バンド、21…排出口部材、22…スクリュー、22a…スクリュー羽根、22b…スクリュー軸、23…キャップ、24…減速機、25…モータ、26…ホッパ、27…ウインチ取り付け柱、28…補強杆、29…ウインチ、30…ハンドル、31…ワイヤロープ、32…滑車、33…ドレン通路、34…制御盤
Claims (1)
- 断面円形の筒体構成部材を複数個連結して長尺の筒体を形成し、該筒体の先端部に下方に向けて排出口部材を取り付けるとともに基端部に上方に向けて搬送対象物を供給するホッパを取り付けてなり、該筒体内には、筒軸を中心に回転しながら前記搬送対象物を搬送するスクリューが備えられ、
該筒体は、台座付きの支柱にその筒体の重心付近で水平バランスを保つように軸支されてなり、かつその筒体の傾きはウインチを用いて調整可能とされ、
前記スクリューの回転によって前記ホッパから前記筒体内に装填された搬送対象物を搬送し、前記排出口部材から前記筒体外へ排出させると共に前記筒体を水平支持した状態にて該筒体の分離作業および洗浄作業を可能にしたことを特徴とするスクリューコンベア装置。
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