JP3169245U - 継手装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】十分な継手強度を確保し、上・下部杭部材への係合が容易にでき、杭を回転貫入させるときの貫入抵抗を増加させず、杭を引き抜く際の逆回転トルクも伝達でき、杭に作用するせん断力にも十分抵抗でき、曲げ強度を向上させた改良継手装置を提供する。【解決手段】上部杭部材に接合される継手装置上部10と、下部杭部材に接合される継手装置下部20と、楔30とによって構成する。継手装置上部は環状基部から下方に向かう一対以上の幅広の弧状係合片12を有し、継手装置下部は環状基部から上方に向かう一対以上の幅広の弧状係合片22を有し、これら係合片の一端は互いに非同一鉛直面で係合され、他端が楔を挿入可能な空間を形成する。さらに、空間に楔を挿入することによって、上部杭部材と下部杭部材とが環状に接合され、継手装置上下部の弧状係合片と楔とが接合された環状の接合部と、継手装置上下部の環状基部との各々を貫いて配される内挿部材35を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、杭部材の継手装置であり、詳しくは、地中に設置されて、構造物等に作用する荷重を支持する既製杭の継手装置に関するものである。
既製杭は、運搬する上での制約条件等によって、地表面下十数メートル以上の深さに設置する場合には、定尺ものの複数の杭部材を作業現場において接続する必要がある。特に最近では、鋼管杭の先端部に螺旋状の回転翼を接合して地中に回転貫入させ、構造物等に作用する荷重を支持する工法が用いられている。
この工法は、鋼管杭の頭部に回転力を与えて所定の地層に貫入させるもので、地表面に掘削残土が排出されず、しかも、セメントミルク等の注入固化材を用いないため、環境にやさしく、経済性・施工性に優れている。さらに、杭を撤去する場合においても、貫入時と反対方向に回転トルクを与えることにより、容易に杭を引き抜くことができる、という利点も有する。
このような鋼管杭の回転貫入工法においては、地盤のN値が大きいと貫入抵抗が高くなるため、杭材のねじり強さより小さな回転トルクで貫入させるような施工管理を必要とする。したがって、杭の継手部の強度は、少なくとも杭材のねじり強さより大きくしなければならない。また、杭に作用するせん断力や曲げモーメントにも十分抵抗できる継手強度が必要となる。
既製杭の継手については、現場溶接による杭の継手方法については、溶接作業の手間等により、コストアップにつながるため、機械式継手を用いる方法が主流となっている。十分な継手強度を確保し、かつ、上部杭部材の下部杭部材への係合が容易にできるとともに、杭を回転貫入させるときの貫入抵抗を増加させず、さらに、杭を引き抜く際の逆回転トルクも伝達できるとともに、杭に作用するせん断力や曲げモーメントにも十分抵抗できる継手装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4115463号公報
この特許文献1に開示の継手装置では、工事状況や杭の強度の設計に応じて、継手装置の装着部において、曲げ強度を向上させる状況が生じる場合があった。
本考案は、曲げ強度を向上させた改良継手装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載された考案に係る継手装置は、上部杭部材の下端に接合される継手装置上部と、下部杭部材の上端に接合される継手装置下部と、挿入方向に断面が縮小するテーパーを有する楔とによって構成される継手装置であって、
継手装置上部と継手装置下部の環状基部が、所定の厚さを有する板状部材として構成され、
前記継手装置上部は、その環状基部から下方に向かう一対以上の幅広の弧状係合片を有し、
前記継手装置下部は、その環状基部から上方に向かう一対以上の幅広の弧状係合片を有し、
これら係合片の一端は互いに非同一鉛直面で係合されるとともに、他端が前記楔を挿入可能な空間を形成し、該空間に前記楔を挿入することによって、前記上部杭部材と前記下部杭部材とが環状に接合されている継手装置において、
前記継手装置上部の弧状係合片と、継手装置下部の弧状係合片と、楔とが接合された環状の接合部と、継手装置上部及び継手装置下部の環状基部との各々を貫いて配される内挿部材を更に備えたことを特徴とするものである。
請求項2に記載された考案に係る継手装置は、上部杭部材の下端に接合される継手装置上部と、下部杭部材の上端に接合される継手装置下部と、挿入方向に断面が縮小するテーパーを有する楔とによって構成される継手装置であって、
継手装置上部と継手装置下部の環状基部が、所定の厚さを有する板状部材として構成され、
前記継手装置上部は、その環状基部から下方に向かう一対以上の幅広の弧状係合片を有し、
前記継手装置下部は、その環状基部から上方に向かう一対以上の幅広の弧状係合片を有し、
これら係合片の一端は互いに非同一鉛直面で係合されるとともに、他端が前記楔を挿入可能な空間を形成し、該空間に前記楔を挿入することによって、前記上部杭部材と前記下部杭部材とが環状に接合されている継手装置において、
前記継手装置上部の弧状係合片と、継手装置下部の弧状係合片と、楔とが接合された環状の接合部と、継手装置上部及び継手装置下部の環状基部との各々を貫いて内接される内挿部材を更に備えたことを特徴とするものである。
本考案は、曲げ強度を向上させた改良継手装置を得ることができるという効果がある。
本考案の一実施例の継手装置の正面図である。 図1の継手装置のA−A係合断面を示す図である。 図1の継手装置の各構成要素を分解した分解斜視図である。
本考案においては、上部杭部材の下端に接合される継手装置上部と、下部杭部材の上端に接合される継手装置下部と、挿入方向に断面が縮小するテーパーを有する楔とによって構成される継手装置であって、
継手装置上部と継手装置下部の環状基部が、所定の厚さを有する板状部材として構成され、
前記継手装置上部は、その環状基部から下方に向かう一対以上の幅広の弧状係合片を有し、
前記継手装置下部は、その環状基部から上方に向かう一対以上の幅広の弧状係合片を有し、
これら係合片の一端は互いに非同一鉛直面で係合されるとともに、他端が前記楔を挿入可能な空間を形成し、該空間に前記楔を挿入することによって、前記上部杭部材と前記下部杭部材とが環状に接合されている継手装置において、
前記継手装置上部の弧状係合片と、継手装置下部の弧状係合片と、楔とが接合された環状の接合部と、継手装置上部及び継手装置下部の環状基部との各々を貫いて配される内挿部材を更に備える。これにより、工事状況や杭の強度の設計に応じて、継手装置の装着部において、曲げ強度を向上させる状況が生じた場合であっても、曲げ強度を向上させることができる。
好ましい態様としては、内挿部材は、継手装置上部の弧状係合片と、継手装置下部の弧状係合片と、楔とが接合された環状の接合部と、継手装置上部及び継手装置下部の環状基部との各々に内接されるものである。これにより、曲げ強度をより向上させることができる。
図1は本考案の一実施例の継手装置の正面図である。図2は図1の継手装置のA−A係合断面を示す図である。図3は図1の継手装置の各構成要素を分解した分解斜視図である。
本発明の継手装置Aは、図1に示すように、継手装置下部20をその上端部に接合した下部杭部材20aを所定深さの地盤に設置し、上部杭部材10aの下端部に接合した継手装置上部10をこの継手装置下部20に係合して、長尺の基礎杭Bを形成するために用いられる。継手装置Aは、継手装置Aの本体部を形成する継手装置上部10及び継手装置下部20と、2組の楔部31及び楔部32から形成される楔30と、ボルト40及びナット41との構成要素からなる。
継手装置A全体の形状は、中空断面でその外観がほぼ円筒形状に形成されている。継手装置Aは、ボルト40とナット41との螺合を、ボルト40の頭部の六角ボルトの逆回転(左方向への回転)により解除して、ボルト40を引き抜き、さらに、楔部31及び楔部32を引き抜くことで、図3のように分解することができるようになっている。
図1及び図2に示す通り、継手装置上部10は、破線で示された管状の上部杭部材10aに工場溶接により接合されている。継手装置下部20は、同じく破線で示された管状の下部杭部材20aに工場溶接により接合されている。
具体的には、継手装置上部10は、上部杭部材10aの下端部が溶接される基部11と、その基部11から下方へ対向して突出した2対の弧状係合片12と、基部11の上面外周の全周に亘って設けられたテーパー部15と、このテーパー部15の上方に上方内接部13とが一体的に形成されている。上方内接部13は、上部杭部材10aの下端部内に内挿・内接され、テーパー部15で上部杭部材10aと溶接接合される。
同様に、継手装置下部20は、下部杭部材20aの上端部が溶接される基部21と、その基部21から上方へ対向して突出した2対の弧状係合片22と、基部21の下面外周の全周に亘って設けられたテーパー部25、このテーパー部25の下方に下方内接部23とがとが一体的に形成されている。下方内接部23は、下部杭部材20aの上端部内に内挿・内接され、テーパー部25で下部杭部材20aと溶接接合される。
継手装置上部10の上端面は、円環状で比較的簡易な形状となっているが、下端面及び内周面は、かなり複雑な形状となっている。すなわち、図1に示すとおり、逆Z字状の楔30との係合面14を有する段違い状の弧状係合片12が基部11から突出して形成されている。この弧状係合片12を側面視でみると、図2の側面図に示すとおり、Z字状に噛合う継手装置下部20との係合面14を有する段違い状の弧状係合片12が基部11から突出して形成されている。
同様に、前記継手装置下部20の下端面は、円環状で比較的簡易な形状となっているが、上端面及び内周面は、かなり複雑な形状となっている。即ち、図1に示すとおり、正面視、背面視ともに逆Z字状の楔30との係合面24を有する段違い状の弧状係合片22が基部21から突出して形成されている。この弧状係合片22を側面視でみると、Z字状に噛合う継手装置上部10との係合面24を有する段違い状の弧状係合片22が基部21から突出して形成されている。
継手装置上部10及び継手装置下部20の各々の弧状係合片12,22の側部には、互いに噛合する係合面14,24が各々形成されている。図に示す通り、継手装置上部10の弧状係合片12は、下方に向かって幅広の外形を備え、継手装置下部20の弧状係合片22は上方に向かって幅広の外形を備える。
詳しくは、継手装置上部10の弧状係合片12は、係合片12の中間高さ位置から下方がハンマーヘッド状に幅広の弧状を形成しており、継手装置下部20の弧状係合片22は、係合片22の中間高さ位置から上方がハンマーヘッド状に幅広の弧状を形成している。各々の弧状係合片12、22は2対の楔30を装着することにより、1つの円周を構成するように噛合される。
継手装置上部10の弧状係合片12のハンマーヘッド状に突設した係合面14は、同じく継手装置下部20の弧状係合片22の互いにハンマーヘッド状に突設した係合面24と係合され、継手装置上部10の弧状係合片12の他端はZ字状の楔30が挿入可能な空間が形成されるため、その空間に楔30を挿入することによって、上部杭部材10aと下部杭部材20aとが強固に接合されることとなる。
継手装置上部10の基部11の外径は、本発明の継手装置Aによって接合される上部杭部材10aの外径にほぼ等しくなっており、テーパー部15の外径は、上部杭部材10aの内径より若干小さめに形成されており、上方内接部13の外径は上部杭部材10aの内径より若干小さめに形成され、テーパー部15における段差(テーパー量)は、上部杭部材10aの板厚にほぼ等しくなっている。
継手装置上部10の基部11の内径には、内挿部材35が簡易溶接部38によって装着されている。内挿部材35は対応する位置に4つの挿通孔36が穿設された中空管である。この内挿部材35に挿入により、継手装置上部10及び継手装置下部20の弧状係合片12,22の接合部分を内側から支えるため、杭Bの横方向から力に対する強度を大幅に向上させることができる。
この内挿部材35は、継手装置上部10及び継手装置下部20の各々の基部11,21の内径に内接させている。例えば、内挿部材35の外径が、基部11,21の内径にほぼ合致するか若干小さくしたり、上方内接部13の全周に亘って上部杭部材10aの内径にほぼ合致する厚さとなるような突起部を均等に配すること等により、杭Bの横方向から力に対する強度を大幅に向上させることができる。
尚、内挿部材35の簡易溶接部38は、継手装置上部10と継手装置下部20とが結合して、内挿部材35の挿通孔36に楔30に取付けられるボルト40のボルト軸部42が挿通して対向の楔30のナット41がボルトネジ部43に螺合されるまで継手装置上部10に係止されるものであれば良い。尚、簡易溶接部38で固定するのではなく、楔30等を装着する際に継手装置上部10から落下しないような他の係止手段を備えても良い。例えば、内挿部材35の頭頂部を拡径としたすることも含まれる。
また、内挿部材35は4つの挿通孔36が穿設された中実管であってもよく、向上する強度と軽量化とを考慮して選択されればよい。
前述の通り、段違い状に上方に突出した継手装置下部20の弧状係合片22は、図2の係合断面を示す図において、X方向及びY方向の中心軸の交点を原点とする座標でみると、第1象限及び第3象限に該当する部分に各一個ずつ形成されている。そして、その一端は、継手装置上部10との係合面21を形成し、他端は、図1に示すように、楔30との係合面24を形成している。なお、弧状係合片22は、基部21と一体化した部分の幅aに比べて、先端部の幅bが大きくなるように、その先端方向に徐々に幅広となるよう形成されている。したがって、係合面21及び24は同一鉛直面で当接せず、鉛直面とある角度を有する平面で当接することになる。これによって、杭Bを引き抜くときの引き抜き抵抗を十分に期待することができる。
また、継手装置上部10の内周面は、図3に示すように、半径rの均一な円形に形成したり、図1に示すように、前記弧状係合片12の下端から外周面のテーパー部15付近までの範囲に対して、継手装置上部10の部材厚を他の部分より均一に大きくするような形状としたり、図2に示すように、外力の作用によって最も大きな応力度が発生する部位の部材厚を任意の形状で他の部分より大きくするように設定することもできる。
即ち、弧状係合片12を含む厚肉部は、杭を回転貫入させるときや引き抜くときの回転トルク、杭に作用するせん断力・曲げモーメントを伝達するために十分な強度を有するよう、設計されている。なお、厚肉部は、平面視で円形となるような構成とすることも、矩形状を含めた多角形状やその他の形状に形成することも可能である。
また、継手装置下部20の内周面も同様に、図3に示すように、半径rの均一な円形に形成したり、図1に示すように、前記弧状係合片22の上端から外周面のテーパー部25付近までの範囲に対して、継手装置下部20の部材厚を他の部分より均一に大きくするような形状としたり、図2に示すように、外力の作用によって最も大きな応力度が発生する部位の部材厚を任意の形状で他の部分より大きくするように設定することもできる。
即ち、弧状係合片22を含む厚肉部は、杭を回転貫入させるときや引き抜くときの回転トルク、杭に作用するせん断力・曲げモーメントを伝達するために十分な強度を有するよう、設計されている。なお、厚肉部は、平面視で円形となるような構成とすることも、図2に示すように、矩形状を含めた多角形状やその他の形状に形成することも可能である。
これら継手装置上部10及び継手装置下部20は、各々の弧状係合片12,22とを、各々の係合面14,24と楔30とを介して噛合することにより、上部杭部材10aが下部杭部材20aに接合され、所要の杭長となるまでこの手順を繰り返すことによって、杭Bが形成される。前述の通り、上部杭部材10aと下部杭部材20aとが強固に接合されるため、杭Bを地中に回転貫入させるときの押し込み力はもとより、杭Bを逆回転させて引き抜く際にも、十分な引き抜き抵抗力を確保することができる。
なお、本実施例においては、主に鋼管杭を対象として説明したが、鋼管杭に限らず、既製コンクリート杭に対しても適用可能である。この場合、既製コンクリート杭の上下両端面に固着された鋼製継手部材に、継手装置上部10または継手装置下部20を工場溶接で接合すればよい。
本発明に係る継手装置を用いて接合した構造部材、例えば、鋼管杭は、本体を構成する鋼管の母材強度(圧縮強さ、引張強さ、せん断強さ、曲げ強さ、ねじり強さなど)を上回る継手強度が確保でき、杭基礎に作用する鉛直力(押し込み力および引き抜き力)や水平力によって生じる曲げモーメント・せん断力にも十分抵抗し得るものであり、気候条件に左右されずに施工できるだけでなく、工事状況や杭の強度の設計に応じて、継手装置の装着部において、曲げ強度を向上させる状況が生じた場合であっても、曲げ強度を向上させる継手装置を実現する。
10…継手装置上部、
10a…上部杭部材、
11…基部、
12…弧状係合片、
13…上方内接部、
14…係合面、
15…テーパー部、
20…継手装置下部、
20a…下部杭部材、
21…基部、
22…弧状係合片、
23…上方内接部、
24…係合面、
25…テーパー部、
30…楔、
31…楔部、
32…楔部、
35…内挿部材、
36…挿通孔、
38…簡易溶接部、
40…ボルト、
41…ナット、
42…ボルト軸部、
43…ボルトネジ部、

Claims (2)

  1. 上部杭部材の下端に接合される継手装置上部と、下部杭部材の上端に接合される継手装置下部と、挿入方向に断面が縮小するテーパーを有する楔とによって構成される継手装置であって、
    継手装置上部と継手装置下部の環状基部が、所定の厚さを有する板状部材として構成され、
    前記継手装置上部は、その環状基部から下方に向かう一対以上の幅広の弧状係合片を有し、
    前記継手装置下部は、その環状基部から上方に向かう一対以上の幅広の弧状係合片を有し、

    これら係合片の一端は互いに非同一鉛直面で係合されるとともに、他端が前記楔を挿入可能な空間を形成し、該空間に前記楔を挿入することによって、前記上部杭部材と前記下部杭部材とが環状に接合されている継手装置において、
    前記継手装置上部の弧状係合片と、継手装置下部の弧状係合片と、楔とが接合された環状の接合部と、継手装置上部及び継手装置下部の環状基部との各々を貫いて配される内挿部材を更に備えたことを特徴とする継手装置。
  2. 上部杭部材の下端に接合される継手装置上部と、下部杭部材の上端に接合される継手装置下部と、挿入方向に断面が縮小するテーパーを有する楔とによって構成される継手装置であって、
    継手装置上部と継手装置下部の環状基部が、所定の厚さを有する板状部材として構成され、
    前記継手装置上部は、その環状基部から下方に向かう一対以上の幅広の弧状係合片を有し、
    前記継手装置下部は、その環状基部から上方に向かう一対以上の幅広の弧状係合片を有し、
    これら係合片の一端は互いに非同一鉛直面で係合されるとともに、他端が前記楔を挿入可能な空間を形成し、該空間に前記楔を挿入することによって、前記上部杭部材と前記下部杭部材とが環状に接合されている継手装置において、
    前記継手装置上部の弧状係合片と、継手装置下部の弧状係合片と、楔とが接合された環状の接合部と、継手装置上部及び継手装置下部の環状基部との各々を貫いて内接される内挿部材を更に備えたことを特徴とする継手装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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