JP3168776B2 - 高周波型荷電粒子加速装置 - Google Patents

高周波型荷電粒子加速装置

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JP3168776B2 JP19840193A JP19840193A JP3168776B2 JP 3168776 B2 JP3168776 B2 JP 3168776B2 JP 19840193 A JP19840193 A JP 19840193A JP 19840193 A JP19840193 A JP 19840193A JP 3168776 B2 JP3168776 B2 JP 3168776B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高エネルギーのイオン
等の荷電粒子を照射対象物に照射してイオン注入や表面
改質等を行う装置に供される高周波型加速装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】イオン注入装置は、拡散したい不純物を
イオン化し、この不純物イオンを磁界を用いた質量分析
法により選択的に取り出し、電界により加速してイオン
照射対象物に照射することで、イオン照射対象物内に不
純物を注入するものである。そして、このイオン注入装
置は、半導体プロセスにおいてデバイスの特性を決定す
る不純物を任意の量および深さに制御性良く注入できる
ことから、現在の集積回路の製造に重要な装置になって
いる。
【0003】近年、半導体デバイスメーカでは、MeV
級の高エネルギーイオン注入装置の必要性が高まってい
る。これは、C−MOSデバイス製造プロセスにおける
レトログレイドウエルの形成、ROM後書込み等を、高
エネルギーイオン注入で行う利点が明らかになってきた
ためである。
【0004】上記高エネルギーイオン注入装置の一つ
に、図2に示すように、イオン加速手段として高周波4
重極型線形加速器(以下、RFQ加速器と称する)56
を用いたものがある。上記高エネルギーイオン注入装置
は、イオン源物質をイオン化してビームとして引き出す
イオン源52、質量分析により所望のイオンのみを選択
的に取り出す分析マグネット53、イオンビームをシャ
ープに整形する静電レンズ54、および上記各部位52
〜54に電力を供給する高電圧電源部55を有するイオ
ンビーム発生部51を備えている。そして、このイオン
ビーム発生部51の後段に上記RFQ加速器56が設け
られ、イオンビーム発生部51から出射されたイオンが
RFQ加速器56により所定のエネルギーまで加速され
るようになっている。
【0005】上記RFQ加速器56は、真空チャンバ5
6a内にモジュレーション(波)を有する4重極電極5
6bを備えている。また、上記RFQ加速器56のビー
ム入射部には、ビームを加速し易いように集群(バン
チ)するバンチ部が形成されている。上記RFQ加速器
56に、図示しない高周波電源より所定周波数の高周波
電力を供給して共振させることにより、イオンの進行方
向と直角な方向に4重極電界が形成され、ビーム入射部
でバンチされたビームが集束されながら加速される。
【0006】尚、上記RFQ加速器56では、その共振
周波数が、その構造によって一定のものに固定されてい
るため、同一イオン種の加速エネルギーを可変できない
という欠点がある。また、あるエネルギー以上になると
加速効率が悪化する。この解決法として、RFQ加速器
56の後段に高周波加速器(以下、後段RF加速器)5
7が付加されている。即ち、上記RFQ加速器56から
出射された所定エネルギーのビームを、後段RF加速器
57でさらに加速、あるいは減速して、所望のエネルギ
ーに調整するのである。上記後段RF加速器57として
は、例えば、真空容器57a内にドリフトチューブ57
bを備えた2ギャップのλ/4共振器を用いることがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来では、上記RFQ
加速器56の後段に後段RF加速器57を設ける場合、
ベローズ58およびゲートバルブ59を介して、RFQ
加速器56の真空チャンバ56aと、後段RF加速器5
7の真空チャンバ57aとを連通している。
【0008】このため、RFQ加速器56のビーム出口
と後段RF加速器57のビーム入射口との間のギャップ
長が、ベローズ58、ゲートバルブ59およびフランジ
等によって長くなり、RFQ加速器56と後段RF加速
器57との間に比較的長いドリフト空間が形成されてし
まう。したがって、RFQ加速器56と後段RF加速器
57とのビームマッチングが不適当になり、ビームの輸
送効率の悪化を招来するという問題が生じる。
【0009】即ち、上記RFQ加速器56から出射され
たビームは、イオンが所定の位相範囲内(例えば−30
°<φ<30°、φ:位相〔°〕)に存在するバンチ構
造であるが、位相の進んでいるイオンは速度が遅く、位
相の遅れているイオンは速度が速いので、ドリフト空間
を通過するに連れてビームバンチは平滑にされて位相範
囲が広がってしまう。上記後段RF加速器57は、所定
の位相範囲内のイオンしか加速しないので、上記ドリフ
ト空間が長くビームバンチの位相範囲が広くなる程、後
段RF加速器57で加速されないイオンの割合が多くな
り、ビームの輸送効率の悪化を招くのである。
【0010】また、ベローズ58やゲートバルブ59が
必要な分、全体の長さが長くなり、装置の大型化を招来
すると共に、部品数も多くなり、コスト高も招来する。
【0011】また、上記RFQ加速器56と後段RF加
速器57とがそれぞれ別体の真空チャンバ56a・57
a内に設けられているので、両者56・57のビーム軸
を合致させる作業が比較的難しい。即ち、RFQ加速器
56と後段RF加速器57をそれぞれ別体の真空チャン
バ56a・57a内で正確に位置決め固定し、さらに、
両真空チャンバ56a・57aを正確に位置決め固定す
る必要があるからである。また、両真空チャンバ56a
・57aを位置決め固定した後、地震等によって何れか
一方の真空チャンバの固定位置がずれると、両加速器5
6・57のビーム軸にずれが生じてしまうといった不都
合も生じる。
【0012】本発明は、上記に鑑みなされたものであ
り、その目的は、ビームの輸送効率を高めることがで
き、小型化および低コスト化が図れ、さらに、2つの加
速器間のビーム軸の合致作業が容易であり、ビーム軸の
ずれが生じ難い安定な構造の高周波型荷電粒子加速装置
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の高周波型荷電粒
子加速装置は、被加速荷電粒子の通過経路のまわりに配
置された4重極電極を備え、高周波電源より高周波電力
の供給を受けて共振し、上記荷電粒子ビームを集群して
加速する高周波4重極加速手段と、上記高周波4重極加
速手段の後段に配置され、高周波電源より高周波電力の
供給を受けて共振し、上記高周波4重極加速手段で加速
された荷電粒子ビームのエネルギーを可変する後段高周
波加速手段とを備えているものであって、上記の課題を
解決するために、以下の手段が講じられていることを特
徴とするものである。
【0014】即ち、上記高周波4重極加速手段と上記後
段高周波加速手段とが、高周波的に両加速手段を隔離す
るための隔離部材を介して、1つの真空容器内に一体的
に設けられている。
【0015】
【作用】上記の構成によれば、1つの真空容器内に、隔
離部材を介して高周波4重極加速手段と上記後段高周波
加速手段とが一体的に設けられているので、従来用いら
れていたベローズやゲートバルブが存在しない分、両加
速手段の間の距離が非常に短くなる。このため、高周波
4重極加速手段で集群された状態で加速された荷電粒子
ビームは、略、高周波4重極加速手段から出射された位
相範囲のままで、後段高周波加速手段に入射されること
になるので、両加速手段間のビームのマッチングが最適
に行われ、ビームの輸送効率が高まる。
【0016】また、従来用いられていたベローズやゲー
トバルブが不要となるため、全体の長さが短くなり、装
置の小型化が図れる。また、従来では2つ必要であった
真空容器が1つとなり、また、ベローズやゲートバルブ
も不要となるので、部品数の削減および低コスト化が図
れる。
【0017】また、上記高周波型荷電粒子加速装置で
は、従来よりも両加速手段のビーム軸を合致させる作業
が容易となる。即ち、従来では真空容器内における加速
手段の位置決めと、真空容器の位置決めとを正確に行う
必要があるが、本発明では、1つの真空容器内における
両加速手段の位置決めを正確に行うだけで、ビーム軸の
合致が可能となる。また、従来では、一方の真空チャン
バの固定位置がずれると、ビーム軸がずれてしまうが、
本発明では、一度、真空容器内で両加速手段のビーム軸
を合致させれば、地震等が生じてもビーム軸のずれが生
じ難い安定な構造となっている。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例について図1に基づいて説
明すれば、以下の通りである。
【0019】本実施例に係る高周波型荷電粒子加速装置
としての高周波型イオン加速装置(以下、RF加速装置
と称する)は、高エネルギーイオン注入装置に用いられ
るものであり、図1に示すように、高エネルギーイオン
注入装置のイオンビーム発生部1の後段に設置されてい
る。
【0020】上記イオンビーム発生部1は、イオン源物
質をイオン化してビームとして引き出すイオン源2、質
量分析により所望のイオンのみを選択的に取り出す分析
マグネット3、RF加速装置6へ入射するビーム量の効
率を高めるためにイオンビームをシャープに整形する静
電レンズ4、および上記各部位2〜4に電力を供給する
高電圧電源部5を有している。
【0021】上記RF加速装置6は、1つの真空チャン
バ(真空容器)7内に、高周波4重極加速手段としての
高周波4重極型線形加速器(以下、RFQ加速器と称す
る)8と、このRFQ加速器8の後段に配置される後段
高周波加速手段としての後段高周波加速器(以下、後段
RF加速器)9とが一体的に設けられたものである。上
記RFQ加速器8と後段RF加速器9との間には、両加
速器8・9を高周波的に隔離するための隔離部材として
の仕切り板10が介在されている。上記仕切り板10の
中央には、ビーム通過孔が形成されている。
【0022】上記仕切り板10は、高周波電流に対して
抵抗の少ない材質、例えば銅により形成されている。ま
た、仕切り板10として、銅メッキを施した鉄板等を用
いることもできる。上記仕切り板10の内部には、水等
の冷媒の通路が形成されており、装置運転中の過熱を防
止するようになっている。
【0023】上記RFQ加速器8は、被加速荷電粒子ビ
ームとしてのイオンビームの通過経路のまわりに配置さ
れた4重極電極8aを備えている。この4重極電極8a
における各電極の対向面には、イオンの進行方向と直角
な方向に4重極電界を形成するためのモジュレーション
(波)が形成されている。また、上記RFQ加速器8の
ビーム入射部には、ビームを加速し易いように集群(バ
ンチ)するバンチ部が形成されている。
【0024】上記後段RF加速器9は、共振波長λの1
/4倍の長さを有する導体9aを備え、導体9aの一端
をショート、他端にビーム通過孔を有するドリフトチュ
ーブ9bを形成した2ギャップのλ/4共振器であり、
導体9aを渦巻き状にしたスパイラルレゾネータと呼称
されるものである。
【0025】上記真空チャンバ7には、図示しない高真
空ポンプの引口と、上記RFQ加速器8および後段RF
加速器9にそれぞれ高周波電力を供給するためのポート
とが設けられている。
【0026】上記の構成において、RF加速装置6の動
作を以下に説明する。
【0027】RF加速装置6のRFQ加速器8には、図
示しない高周波電源より所定の高周波電力が供給されて
おり、イオンの進行方向と直角な方向に4重極電界が形
成されている。イオンビーム発生部1から出射されたイ
オンビームは、先ず、このRFQ加速器8に入射し、該
RFQ加速器8のバンチ部でバンチされる。即ち、イオ
ンの位相が所定範囲内なるように揃えられる。そして、
バンチ部でバンチされたビームが、上記4重極電界によ
り集束されながら加速される。
【0028】上記RFQ加速器8で所定エネルギーに加
速されたビームは、RFQ加速器8から出射後、仕切り
板10のビーム通過孔を通過して直ちに後段RF加速器
9に入射される。両加速器8・9間の距離は非常に短
く、この間に従来のようにビームバンチの位相範囲が大
きく広がってしまうことはなく、バンチ構造のビーム
は、略、RFQ加速器8から出射された位相範囲のまま
で、後段RF加速器9に入射されることになる。
【0029】上記後段RF加速器9では、RFQ加速器
8と後段RF加速器9との位相関係を180°変化させ
ることにより、2つのギャップg1 ・g2 においてバン
チ構造のビームが加速、または減速される。この後、後
段RF加速器9から出射されたイオンビームは、照射部
にセットされているウェハ等のイオン照射対象物へ照射
される。
【0030】以上のように、本実施例のRF加速装置6
は、イオンビームの通過経路のまわりに配置された4重
極電極8aを備え、高周波電源より所定の高周波電力の
供給を受けて所定周波数で共振し、イオンビームをバン
チ(集群)して加速するRFQ加速器8と、上記RFQ
加速器8の後段に配置され、高周波電源より高周波電力
の供給を受けて共振し、上記RFQ加速器8で加速され
たイオンビームのエネルギーを可変する後段RF加速器
9とを備えているものであって、上記RFQ加速器8と
後段RF加速器9とが、高周波的に両加速器8・9を隔
離するための仕切り板10を介して真空チャンバ7内に
一体的に設けられている構成である。
【0031】これにより、RFQ加速器8と後段RF加
速器9との間の距離が非常に短くなり、バンチ構造のビ
ームは、略、RFQ加速器8から出射された位相範囲の
ままで、後段RF加速器9に入射されることになるの
で、RFQ加速器8と後段RF加速器9との間のビーム
のマッチングが最適に行われ、ビームの輸送効率が高ま
る。
【0032】また、従来、RFQ加速器と後段RF加速
器との間に設けられていたベローズやゲートバルブが不
要となるため、全体の長さが短くなり、装置の小型化が
図れる。また、従来では2つ必要であった真空チャンバ
が1つとなり、また、ベローズやゲートバルブも不要と
なるので、部品数の削減が図れ、低コスト化も図れる。
【0033】また、上記RF加速装置6では、従来より
も両加速器8・9のビーム軸を合致させる作業が容易で
ある。即ち、従来では真空チャンバ内における加速器の
位置決めと、真空チャンバの位置決めとが正確に行われ
ていないと両加速器のビーム軸を合致させることができ
なかったのに対し、上記RF加速装置6では、1つの真
空チャンバ7内における両加速器8・9の位置決めを正
確に行うだけで、両加速器8・9のビーム軸を合致させ
ることができる。また、従来では、地震等によって何れ
か一方の真空チャンバの固定位置がずれると、両加速器
のビーム軸がずれてしまうが、上記RF加速装置6で
は、一度、真空チャンバ7内で両加速器8・9のビーム
軸を合致させれば、地震等が生じてもビーム軸のずれが
生じ難い安定な構造となっている。
【0034】尚、上記実施例では、高周波型荷電粒子加
速装置を高エネルギーイオン注入装置に適用した例を示
したが、他の装置にも適用可能である。また、上記実施
例では、後段高周波加速手段としてスパイラルレゾネー
タが用いられているが、これに限定されるものではな
く、例えば、ドリフトチューブを複数有し、各ドリフト
チューブ間のギャップで加速を行う構成のドリフトチュ
ーブライナック等の他の高周波加速器を用いることもで
きる。上記実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を
明らかにするものであって、そのような具体例にのみ限
定して狭義に解釈されるべきものではなく、本発明の精
神と特許請求の範囲内で、いろいろと変更して実施する
ことができるものである。
【0035】
【発明の効果】本発明の高周波型荷電粒子加速装置は、
以上のように、被加速荷電粒子の通過経路のまわりに配
置された4重極電極を備え、高周波電源より高周波電力
の供給を受けて共振し、上記荷電粒子ビームを集群して
加速する高周波4重極加速手段と、上記高周波4重極加
速手段の後段に配置され、高周波電源より高周波電力の
供給を受けて共振し、上記高周波4重極加速手段で加速
された荷電粒子ビームのエネルギーを可変する後段高周
波加速手段とを備えているものであって、上記高周波4
重極加速手段と上記後段高周波加速手段とが、高周波的
に両加速手段を隔離するための隔離部材を介して、1つ
の真空容器内に一体的に設けられている構成である。
【0036】それゆえ、高周波4重極加速手段と後段高
周波加速手段との間の距離が非常に短くなり、両加速手
段間のビームのマッチングが最適に行われ、ビームの輸
送効率が高まる。
【0037】また、従来用いられていたベローズやゲー
トバルブが不要となるため、全体の長さが短くなり、装
置の小型化が図れる。また、従来では2つ必要であった
真空容器が1つとなり、また、ベローズやゲートバルブ
も不要となるので、部品数の削減および低コスト化が図
れる。
【0038】また、1つの真空容器内における高周波4
重極加速手段および後段高周波加速手段の位置決めを正
確に行うだけで、ビーム軸の合致が可能となり、従来よ
りも両加速手段のビーム軸を合致させる作業が容易とな
る。また、従来では、一方の真空チャンバの固定位置が
ずれると、ビーム軸がずれてしまうが、本発明では、一
度、真空容器内で両加速手段のビーム軸を合致させれ
ば、地震等が生じてもビーム軸のずれが生じ難い等の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、高周波型
イオン加速装置を用いた高エネルギーイオン注入装置の
要部の構成を示す概略構成図である。
【図2】従来例を示すものであり、高周波型イオン加速
装置を用いた高エネルギーイオン注入装置の要部の構成
を示す概略構成図である。
【符号の説明】 1 イオンビーム発生部 6 高周波型イオン加速装置 7 真空チャンバ(真空容器) 8 高周波4重極型線形加速器(高周波4重極加速手
段) 8a 4重極電極 9 後段高周波加速器(後段高周波加速手段) 10 仕切り板(隔離部材)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加速荷電粒子の通過経路のまわりに配置
    された4重極電極を備え、高周波電源より高周波電力の
    供給を受けて共振し、上記荷電粒子ビームを集群して加
    速する高周波4重極加速手段と、 上記高周波4重極加速手段の後段に配置され、高周波電
    源より高周波電力の供給を受けて共振し、上記高周波4
    重極加速手段で加速された荷電粒子ビームのエネルギー
    を可変する後段高周波加速手段とを備えているものであ
    って、 上記高周波4重極加速手段と上記後段高周波加速手段と
    が、高周波的に両加速手段を隔離するための隔離部材を
    介して、1つの真空容器内に一体的に設けられているこ
    とを特徴とする高周波型荷電粒子加速装置。
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