JP3168747B2 - N−シアノイミノ複素環式化合物 - Google Patents
N−シアノイミノ複素環式化合物Info
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- Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は血管拡張作用を有する新
規なシアナミド誘導体に関する。
規なシアナミド誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、血管拡張剤としては、ニトログリ
セリン、硝酸イソソルビッド、ジルチアゼム、ニフェジ
ピン、ニコランジルなどが知られているが、本発明の化
合物に構造が類似するものはない。
セリン、硝酸イソソルビッド、ジルチアゼム、ニフェジ
ピン、ニコランジルなどが知られているが、本発明の化
合物に構造が類似するものはない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、優れ
た血管拡張作用を有する新しいタイプの血管拡張剤を提
供することにある。
た血管拡張作用を有する新しいタイプの血管拡張剤を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、式
【0005】
【0006】(式中、Xは酸素原子または硫黄原子を示
し、Aは炭素原子数1〜5個のアルキレン基を示し、R
1は水素原子、炭素原子数1〜4個のアルキル基、炭素
原子数1〜4個のアルケニル基またはフェニル基を示
し、R2は水素原子、「アシルオキシ基もしくは水酸
基」で置換されていてもよい炭素原子数1〜6個のアル
キル基、炭素原子数1〜4個のアルケニル基、炭素原子
数1〜4個のアルコキシカルボニル基、フェニル基また
はベンジル基を示し、R3は水素原子、炭素原子数1〜
4個のアルキル基を示す。)で表されるN−シアノイミ
ノ複素環式化合物及びその塩である。
し、Aは炭素原子数1〜5個のアルキレン基を示し、R
1は水素原子、炭素原子数1〜4個のアルキル基、炭素
原子数1〜4個のアルケニル基またはフェニル基を示
し、R2は水素原子、「アシルオキシ基もしくは水酸
基」で置換されていてもよい炭素原子数1〜6個のアル
キル基、炭素原子数1〜4個のアルケニル基、炭素原子
数1〜4個のアルコキシカルボニル基、フェニル基また
はベンジル基を示し、R3は水素原子、炭素原子数1〜
4個のアルキル基を示す。)で表されるN−シアノイミ
ノ複素環式化合物及びその塩である。
【0007】本発明化合物は、例えば、以下に示す方法
によって製造することができる。すなわち、式
によって製造することができる。すなわち、式
【0008】
【0009】(式中、X、R1、R2及びR3は前記と同
意義である。)で表わされる化合物と式 Y−A−ON
O2(式中、Aは前記と同意義であり、Yは任意のハロ
ゲン原子を示す。)で表される化合物を、塩基存在下、
有機溶媒中反応させることにより製造することができ
る。ここで、塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、炭酸カリウムなどのアルカリ類、ジメチルアミ
ン、ジエチルアミン、ジイソプロピルアミン、ピロリジ
ン、ピペリジン、ピペラジン、N−メチルピペラジン、
モルホリンなどのアミン類、n−ブチルリチウム、リチ
ウムジイソプロピルアミドなどの有機金属類、ナトリウ
ムメトキシド、ナトリウムエトキシドなどのアルコラー
ト類及び水素化ナトリウムなどを用いることができる。
有機溶媒としてはメタノール、エタノール、ジクロルメ
タン、クロロホルム、N,N−ジメチルホルムアミド、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ベンゼン、トルエン
などを用いることができる。反応温度は5〜30℃、反
応時間は2〜5時間である。このようにして得られた式
(I)の化合物は、必要に応じて常法により塩酸塩、硝
酸塩、p−トルエンスルホン酸塩などにすることができ
る。
意義である。)で表わされる化合物と式 Y−A−ON
O2(式中、Aは前記と同意義であり、Yは任意のハロ
ゲン原子を示す。)で表される化合物を、塩基存在下、
有機溶媒中反応させることにより製造することができ
る。ここで、塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、炭酸カリウムなどのアルカリ類、ジメチルアミ
ン、ジエチルアミン、ジイソプロピルアミン、ピロリジ
ン、ピペリジン、ピペラジン、N−メチルピペラジン、
モルホリンなどのアミン類、n−ブチルリチウム、リチ
ウムジイソプロピルアミドなどの有機金属類、ナトリウ
ムメトキシド、ナトリウムエトキシドなどのアルコラー
ト類及び水素化ナトリウムなどを用いることができる。
有機溶媒としてはメタノール、エタノール、ジクロルメ
タン、クロロホルム、N,N−ジメチルホルムアミド、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ベンゼン、トルエン
などを用いることができる。反応温度は5〜30℃、反
応時間は2〜5時間である。このようにして得られた式
(I)の化合物は、必要に応じて常法により塩酸塩、硝
酸塩、p−トルエンスルホン酸塩などにすることができ
る。
【0010】ところで、式(II)の化合物は新規な化合
物であり、公知の化合物から例えば以下のようにして製
造することができる。すなわち、式
物であり、公知の化合物から例えば以下のようにして製
造することができる。すなわち、式
【0011】
【0012】で表される化合物と、式
【0013】
【0014】(式中、X、R1、R2及びR3は前記と同
意義である。)で表される化合物を有機溶媒中、溶媒の
還流温度で1〜10時間(好ましくは2時間程度)反応
させることにより製造することができる。上記の反応に
おいては、塩基を加えると反応を加速することができ
る。塩基としてはトリエチルアミン、ジメチルアミン、
ジエチルアミン、ジイソプロピルアミン、ピロリジン、
ピペリジン、ピペラジン、N−メチルピペラジン、モル
ホリンなどのアミン類を用いることができる。また、前
記有機溶媒としてはメタノール、エタノール、ジクロル
メタン、クロロホルム、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ベンゼン、トル
エンなどを用いることができる。
意義である。)で表される化合物を有機溶媒中、溶媒の
還流温度で1〜10時間(好ましくは2時間程度)反応
させることにより製造することができる。上記の反応に
おいては、塩基を加えると反応を加速することができ
る。塩基としてはトリエチルアミン、ジメチルアミン、
ジエチルアミン、ジイソプロピルアミン、ピロリジン、
ピペリジン、ピペラジン、N−メチルピペラジン、モル
ホリンなどのアミン類を用いることができる。また、前
記有機溶媒としてはメタノール、エタノール、ジクロル
メタン、クロロホルム、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ベンゼン、トル
エンなどを用いることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明の化合物は強い血管拡張作用を示
したため、抗狭心症剤あるいは抗高血圧症剤として有用
である。
したため、抗狭心症剤あるいは抗高血圧症剤として有用
である。
【0016】
実施例1(R)−2−(N−シアノイミノ)−3−(3−ニトロ
オキシプロピル)−4−メトキシカルボニルチアゾリジ
ン (化合物1)
オキシプロピル)−4−メトキシカルボニルチアゾリジ
ン (化合物1)
【0017】
【0018】(1)(R)−2−アミノ−3−メルカプ
トプロパノイックアシッド メチルエステル塩酸塩1
7.2g、S,S’−ジメチル−N−シアノジチオイミ
ノカルボネート14.6g及びトリエチルアミン10.
1gをエタノール50mlに溶解し、還流下5時間攪拌
した。反応溶媒を留去後、エーテル30mlで洗浄して
(R)−2−(N−シアノイミノ)−4−メトキシカル
ボニルチアゾリジン15.1gを得た。 (2)上記(1)で得た化合物1.9g及び3−ニトロ
キシプロピルブロマイド2.1gをN,N−ジメチルホ
ルムアミド20mlに溶解し、次いで、炭酸カリウム
1.4gを加え、室温で 時間攪拌した。反応液に水を
加え、ジクロルメタンで抽出した。抽出液を水洗し、乾
燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=
1:1)に付し、得られた粗結晶をメタノール−エーテ
ル混合液から再結晶して標記化合物2.2gを得た。
m.p.85〜86℃ NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
2.12(2H,m),3.35(1H,m),3.5
8(1H,dd,J=3Hz,12Hz),3.77
(1H,dd,J=10Hz,12Hz),3.78
(3H,s),3.83(1H,m),4.53(2
H,t,J=6Hz),4.76(1H,dd,J=3
Hz,10Hz)
トプロパノイックアシッド メチルエステル塩酸塩1
7.2g、S,S’−ジメチル−N−シアノジチオイミ
ノカルボネート14.6g及びトリエチルアミン10.
1gをエタノール50mlに溶解し、還流下5時間攪拌
した。反応溶媒を留去後、エーテル30mlで洗浄して
(R)−2−(N−シアノイミノ)−4−メトキシカル
ボニルチアゾリジン15.1gを得た。 (2)上記(1)で得た化合物1.9g及び3−ニトロ
キシプロピルブロマイド2.1gをN,N−ジメチルホ
ルムアミド20mlに溶解し、次いで、炭酸カリウム
1.4gを加え、室温で 時間攪拌した。反応液に水を
加え、ジクロルメタンで抽出した。抽出液を水洗し、乾
燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=
1:1)に付し、得られた粗結晶をメタノール−エーテ
ル混合液から再結晶して標記化合物2.2gを得た。
m.p.85〜86℃ NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
2.12(2H,m),3.35(1H,m),3.5
8(1H,dd,J=3Hz,12Hz),3.77
(1H,dd,J=10Hz,12Hz),3.78
(3H,s),3.83(1H,m),4.53(2
H,t,J=6Hz),4.76(1H,dd,J=3
Hz,10Hz)
【0019】実施例2〜12 実施例1と実質的に同様にして以下の化合物を得た。実
施例22−(N−シアノイミノ)−3−(2−ニトロオキシエ
チル)−4−メチルオキサゾリジン (化合物2) NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
1.40(3H,d,J=5Hz),3.52(1H,
m),3.79(1H,m),4.20(2H,m),
4.67(2H,t,J=6Hz),4.76(1H,
m) 実施例32−(N−シアノイミノ)−3−(3−ニトロオキシプ
ロピル)−4−メチルオキサゾリジン (化合物3) NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
1.36(3H,d,J=6Hz),2.06(2H,
quintet,J=6Hz),3.31(1H,d
t,J=6Hz,15Hz),3.54(1H,dt,
J=6Hz,15Hz),4.14(2H,dd,J=
5Hz,11Hz),4.53(2H,t,J=6H
z),4.72(1H,m) 実施例42−(N−シアノイミノ)−3−(2−ニトロオキシエ
チル)−5−メチルオキサゾリジン (化合物4) NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
1.57(3H,d,J=6Hz),3.45(1H,
dd,J=6Hz,7Hz),3.69(2H,m),
3.96(2H,t,J=7Hz),4.68(2H,
t,J=5Hz),5.01(1H,m) 実施例52−(N−シアノイミノ)−3−(3−ニトロオキシプ
ロピル)−5−メチルオキサゾリジン (化合物5) NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
1.55(3H,d,J=6Hz),2.06(2H,
quintet,J=6Hz),3.38(1H,t,
J=9Hz),3.47(2H,t,J=6Hz),
3.89(1H,t,J=9Hz),4.54(2H,
t,J=6Hz),5.00(1H,m)
施例22−(N−シアノイミノ)−3−(2−ニトロオキシエ
チル)−4−メチルオキサゾリジン (化合物2) NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
1.40(3H,d,J=5Hz),3.52(1H,
m),3.79(1H,m),4.20(2H,m),
4.67(2H,t,J=6Hz),4.76(1H,
m) 実施例32−(N−シアノイミノ)−3−(3−ニトロオキシプ
ロピル)−4−メチルオキサゾリジン (化合物3) NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
1.36(3H,d,J=6Hz),2.06(2H,
quintet,J=6Hz),3.31(1H,d
t,J=6Hz,15Hz),3.54(1H,dt,
J=6Hz,15Hz),4.14(2H,dd,J=
5Hz,11Hz),4.53(2H,t,J=6H
z),4.72(1H,m) 実施例42−(N−シアノイミノ)−3−(2−ニトロオキシエ
チル)−5−メチルオキサゾリジン (化合物4) NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
1.57(3H,d,J=6Hz),3.45(1H,
dd,J=6Hz,7Hz),3.69(2H,m),
3.96(2H,t,J=7Hz),4.68(2H,
t,J=5Hz),5.01(1H,m) 実施例52−(N−シアノイミノ)−3−(3−ニトロオキシプ
ロピル)−5−メチルオキサゾリジン (化合物5) NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
1.55(3H,d,J=6Hz),2.06(2H,
quintet,J=6Hz),3.38(1H,t,
J=9Hz),3.47(2H,t,J=6Hz),
3.89(1H,t,J=9Hz),4.54(2H,
t,J=6Hz),5.00(1H,m)
【0020】実施例62−(N−シアノイミノ)−3−(2−ニトロオキシエ
チル)−4−ジメチルオキサゾリジン (化合物6) m.p.77〜79℃(アセトン−ヘキサンから再結
晶) NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
1.41(6H,s),3.52(2H,t,J=6H
z),4.33(2H,s),4.69(2H,t,J
=6Hz)実施例7(S)−2−(N−シアノイミノ)−3−(2−ニトロ
オキシエチル)−4−フェニルオキサゾリジン (化合物
7) NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
3.21(1H,m),3.76(1H,m),4.5
0(1H,m),4.55(2H,t,J=5Hz),
5.08(2H,m),7.22〜7.57(5H,
m) 実施例8(S)−2−(N−シアノイミノ)−3−(2−ニトロ
オキシエチル)−4−ベンジルオキサゾリジン (化合物
8) m.p.124〜125℃(ジクロロメタン−エーテル
から再結晶) NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
2.77(1H,dd,J=8Hz,13Hz),3.
18(1H,dd,J=4Hz,13Hz),3.47
(1H,m),3.87(1H,m),4.21(2
H,m),4.50(1H,m),4.65(2H,
m),7.11〜7.47(5H,m) 実施例9(S)−2−(N−シアノイミノ)−3−(2−ニトロ
オキシエチル)−4−イソプロピルオキサゾリジン (化
合物9) m.p.96〜97℃(ジクロロメタン−エーテルから
再結晶) NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
0.93(3H,d,J=7Hz),0.99(3H,
d,J=7Hz),1.40〜1.77(3H,m),
3.49(1H,m),3.78(1H,m),4.1
9(2H,m),4.62(2H,m),4.70(1
H,m)
チル)−4−ジメチルオキサゾリジン (化合物6) m.p.77〜79℃(アセトン−ヘキサンから再結
晶) NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
1.41(6H,s),3.52(2H,t,J=6H
z),4.33(2H,s),4.69(2H,t,J
=6Hz)実施例7(S)−2−(N−シアノイミノ)−3−(2−ニトロ
オキシエチル)−4−フェニルオキサゾリジン (化合物
7) NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
3.21(1H,m),3.76(1H,m),4.5
0(1H,m),4.55(2H,t,J=5Hz),
5.08(2H,m),7.22〜7.57(5H,
m) 実施例8(S)−2−(N−シアノイミノ)−3−(2−ニトロ
オキシエチル)−4−ベンジルオキサゾリジン (化合物
8) m.p.124〜125℃(ジクロロメタン−エーテル
から再結晶) NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
2.77(1H,dd,J=8Hz,13Hz),3.
18(1H,dd,J=4Hz,13Hz),3.47
(1H,m),3.87(1H,m),4.21(2
H,m),4.50(1H,m),4.65(2H,
m),7.11〜7.47(5H,m) 実施例9(S)−2−(N−シアノイミノ)−3−(2−ニトロ
オキシエチル)−4−イソプロピルオキサゾリジン (化
合物9) m.p.96〜97℃(ジクロロメタン−エーテルから
再結晶) NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
0.93(3H,d,J=7Hz),0.99(3H,
d,J=7Hz),1.40〜1.77(3H,m),
3.49(1H,m),3.78(1H,m),4.1
9(2H,m),4.62(2H,m),4.70(1
H,m)
【0021】実施例10(R)−2−(N−シアノイミノ)−3−(2−ニトロ
オキシエチル)−4−メトキシカルボニルチアゾリジン
(化合物10) m.p.86〜87℃(ジクロロメタン−エーテルから
再結晶) NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
3.58(1H,dd,J=3Hz,12Hz),3.
64(1H,m),3.80(1H,dd,J=10H
z,12Hz),3.89(3H,s),4.14(1
H,m),4.65(2H,t,J=5Hz),4.7
3(1H,dd,J=3Hz,10Hz) 実施例11(4S,5S)−2−(N−シアノイミノ)−3−(2
−ニトロオキシエチル)−4−ヒドロキシメチル−5−
フェニルオキサゾリジン (化合物11) m.p.109〜110℃(ジクロロメタン−イソプロ
ピルエーテルから再結晶) NMR(DMSO−d6,200MHz) δ(pp
m):3.66(2H,m),3.73(2H,m),
4.15(1H,m),4.75(2H,m),5.3
8(1H,t,J=6Hz),5.70(1H,d,J
=7Hz),7.37〜7.63(5H,m) 実施例12(4S,5S)−2−(N−シアノイミノ)−3−(2
−ニトロオキシエチル)−4−アセトキシメチル−5−
フェニルオキサゾリジン (化合物12) m.p.90〜91℃(ジクロロメタン−エーテルから
再結晶) NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
2.14(3H,s),3.75(2H,m),4.1
6(1H,m),4.23(1H,dd,J=3Hz,
15Hz),4.51(1H,dd,J=3Hz,12
Hz),4.71(2H,t,J=5Hz),5.49
(1H,d,J=6Hz),7.28〜7.52(5
H,m)
オキシエチル)−4−メトキシカルボニルチアゾリジン
(化合物10) m.p.86〜87℃(ジクロロメタン−エーテルから
再結晶) NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
3.58(1H,dd,J=3Hz,12Hz),3.
64(1H,m),3.80(1H,dd,J=10H
z,12Hz),3.89(3H,s),4.14(1
H,m),4.65(2H,t,J=5Hz),4.7
3(1H,dd,J=3Hz,10Hz) 実施例11(4S,5S)−2−(N−シアノイミノ)−3−(2
−ニトロオキシエチル)−4−ヒドロキシメチル−5−
フェニルオキサゾリジン (化合物11) m.p.109〜110℃(ジクロロメタン−イソプロ
ピルエーテルから再結晶) NMR(DMSO−d6,200MHz) δ(pp
m):3.66(2H,m),3.73(2H,m),
4.15(1H,m),4.75(2H,m),5.3
8(1H,t,J=6Hz),5.70(1H,d,J
=7Hz),7.37〜7.63(5H,m) 実施例12(4S,5S)−2−(N−シアノイミノ)−3−(2
−ニトロオキシエチル)−4−アセトキシメチル−5−
フェニルオキサゾリジン (化合物12) m.p.90〜91℃(ジクロロメタン−エーテルから
再結晶) NMR(CDCl3,200MHz) δ(ppm):
2.14(3H,s),3.75(2H,m),4.1
6(1H,m),4.23(1H,dd,J=3Hz,
15Hz),4.51(1H,dd,J=3Hz,12
Hz),4.71(2H,t,J=5Hz),5.49
(1H,d,J=6Hz),7.28〜7.52(5
H,m)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 国際公開92/17462(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 263/28 C07D 277/18 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (1)
- 【請求項1】 式 【化1】 (式中、Xは酸素原子または硫黄原子を示し、Aは炭素
原子数1〜5個のアルキレン基を示し、R1は水素原
子、炭素原子数1〜4個のアルキル基、炭素原子数1〜
4個のアルケニル基またはフェニル基を示し、R2は水
素原子、「アシルオキシ基もしくは水酸基」で置換され
ていてもよい炭素原子数1〜6個のアルキル基、炭素原
子数1〜4個のアルケニル基、炭素原子数1〜4個のア
ルコキシカルボニル基、フェニル基またはベンジル基を
示し、R3は水素原子、炭素原子数1〜4個のアルキル
基を示す。ただし、R 1 、R 2 、R 3 のいずれもが水素原
子である場合を除く。)で表されるN−シアノイミノ複
素環式化合物及びその塩。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00716393A JP3168747B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | N−シアノイミノ複素環式化合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00716393A JP3168747B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | N−シアノイミノ複素環式化合物 |
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