JP3168462B2 - 旋動式破砕機のセット調整装置 - Google Patents

旋動式破砕機のセット調整装置

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滋人 福村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旋動式破砕機のコ
ーンケーブ側を回転させて上下に移動し、マントルとの
隙間である破砕室断面積を調整する旋動式破砕機のセッ
ト調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の旋動式破砕機のセット調整装置
は、歯車を使用し、コーンケーブ側を回転させて上下に
移動するものであり、図3に示すようにコーンケーブ1
側の歯車2を、コーンケーブ1を固定するフレーム3と
上下に自由にスライドできるようにし、回転力だけをス
ライド部を介してコーンケーブ1を固定するフレーム3
に伝えていた。しかし、このセット調整装置では、歯車
2を固定することができない為、運転中の振動により、
歯車2やスライド部が偏摩耗したり、異音を発生するこ
とがあった。
【0003】また、歯車2を図4に示すようにフレーム
3に固定し、上下方向の移動代を上下方向に長い駆動用
歯車4で対応したものがある。しかし、このセット調整
装置では、セット調整範囲(常に使用する範囲)が限定
されるため、駆動用歯車4の全長に対し上下分解代とこ
のセット調整範囲との間で摩耗差が生じ、スムースな調
整ができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、コー
ンケーブ側の従動用歯車をアジャストフレームに固定支
持し、運転中の振動による歯車やスライド部の偏摩耗を
防止し、また、上下方向に長い駆動用歯車を使用しない
で、これを使用した場合の摩耗差のトラブルを解消する
ようにした旋動式破砕機のセット調整装置を提供しよう
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の旋動式破砕機のセット調整装置は、旋動式破
砕機のコーンケーブ側を回転させて上下に移動するセッ
ト調整装置において、コーンケーブを固定支持したアジ
ャストフレームに組み付けられた従動用歯車の回転に伴
う上下移動に追従できるように、駆動用歯車に追従機構
を組み合わせたことを特徴とするものである。
【0006】上記旋動式破砕機のセット調整装置におけ
る追従機構の1つは、駆動用歯車の回転軸と一体にスク
リューロッドを設けて、このスクリューロッドのねじピ
ッチとコーンケーブを固定支持したアジャストフレーム
の上下方向のピッチとを同期させ、アジャストフレーム
に組み付けられた従動用歯車と駆動用歯車との上下方向
の移動を一致させる機構であることを特徴とするもので
ある。
【0007】上記従動式破砕機のセット調整装置におけ
る追従機構の他の1つは、コーンケーブを固定支持した
アジャストフレームに組み付けられた従動用歯車の上下
両面を挟み且つ従動用歯車の上下移動に回転しながら上
下方向のみ追従するリングを駆動用歯車の上下にベアリ
ングを介して取り付け、従動用歯車が上下移動すること
によりリングを介して駆動用歯車がその回転軸と一体に
設けたガイドロッドに沿って上下移動し追従するように
なした機構であることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の旋動式破砕機のセット調
整装置の一実施形態を図1によって説明する。図1にお
いて、10は旋動式破砕機の機体で、下部胴体11内に
偏心旋回する主軸12が挿入された偏心スリーブ13
と、外端部に設けたVベルトプーリ15を介して図示せ
ぬ駆動装置によって駆動され、偏心スリーブ13をギヤ
ー14を介して回転させるピニオン軸16とを配設し、
前記主軸12のヘッドセンタ17上に冠着されたマント
ル18を、上部胴体19内に配設された截頭円錐筒状の
コーンケーブ20内で偏心旋回させて、上部から供給さ
れた岩石や鉱石等の原料を、コーンケーブ20とマント
ル18との間の破砕室21で挟圧破砕する。22は旋動
式破砕機の上部カバーで、この上部カバー22は内端部
をシール部材23を介してコーンケーブ20の環状鍔2
4の上面に接触させた上、後述するアジャストフレーム
25の上端に取り付けて、上方から供給される原料をコ
ーンケーブ20内に導く投入口を形成すると共にコーン
ケーブ20の支持機構27全体を被っている。然して本
発明のセット調整装置28は、コーンケーブ20側を回
転させて上下に移動するセット調整装置において、上部
胴体19に上下に移動可能に取り付けられたアジャスト
フレーム25に、コーンケーブ20を支持機構27によ
り固定支持し、前記アジャストフレーム25に組み付け
られた従動用歯車29の回転に伴う上下移動に追従でき
るように、サイクロ減速機30付モータ31により回転
せしめられる駆動用歯車32に追従機構33を組み合わ
せたことを特徴とするものである。前記追従機構33
は、本例の場合、駆動用歯車32の回転軸と一体にスク
リューロッド34を設けて、駆動用歯車32をサイクロ
減速機30付モータ31ごと上下させるスクリューロッ
ド34のねじピッチとコーンケーブ20を固定支持した
アジャストフレーム25の上下方向のピッチを同期さ
せ、アジャストフレーム25に組み付けられた従動用歯
車29と駆動用歯車32との上下方向の移動を一致させ
る機構である。35はスクリューロッド34を螺通支持
したナットである。
【0009】このように構成された旋動式破砕機のセッ
ト調整装置によれば、コーンケーブ20とマントル18
との隙間である破砕室21の断面積を調整すべく駆動用
歯車32をサイクロ減速機30付モータ31により正又
は逆回転して駆動し、該駆動用歯車32に噛合する従動
用歯車29を正又は逆回転して、アジャストフレーム2
5を上部胴体19に対して上方又は下方に移動し、該ア
ジャストフレーム25に支持機構27により固定支持し
たコーンケーブ20を上方又は下方に移動する。このコ
ーンケーブ20の上方又は下方への移動によりアジャス
トフレーム25に組み付けられた従動用歯車29が回転
しながら上方又は下方へ移動するが、駆動用歯車32の
回転軸と一体のスクリューロッド34のねじピッチが前
記アジャストフレーム25の上下方向のピッチと同期し
ているので、スクリューロッド34の回転により駆動用
歯車32の上方又は下方への移動を前記従動用歯車29
の上方又は下方への移動と一致させることができる。
【0010】次に本発明の旋動式破砕機のセット調整装
置の他の実施形態を図2によって説明する。図2におい
て、符号10〜32は図1の実施形態と同一物を示すの
で、その説明を省略する。この図2に示されるセット調
整装置28における追従機構36は、コーンケーブ20
を支持機構27により固定支持したアジャストフレーム
25に組み付けられた従動用歯車29の上下両面を挟み
且つ従動用歯車29の上下移動に回転しながら上下方向
のみ追従するリング37を駆動用歯車32に対し回転可
能にベアリング36を介して上下両面にて取り付け、従
動用歯車29が上下移動することによりリング37を介
して駆動用歯車32がその回転軸と一体に設けたガイド
ロッド39に沿って上下移動し追従するようになした機
構である。
【0011】上記のように構成された旋動式破砕機のセ
ット調整装置によれば、コーンケーブ20とマントル1
8との隙間である破砕室21の断面積を調整すべく駆動
用歯車32をサイクロ(登録商標)減速機30付モータ
31により正又は逆回転して駆動し、該駆動用歯車32
に噛合する従動用歯車29を正又は逆回転して、アジャ
ストフレーム25を上部胴体19に対して上方又は下方
に移動し、該アジャストフレーム25に支持機構27に
より固定支持したコーンケーブ20を上方又は下方に移
動する。このコーンケーブ20の上方又は下方への移動
により、アジャストフレーム25に組み付けられた従動
用歯車29が回転しながら上方又は下方へ移動するが、
これに追従するリング37が駆動用歯車32に対し回転
可能にベアリング38を介して上下両面にて取り付けら
れているので、駆動用歯車32は従動用歯車29の上方
又は下方への移動によりリング37を介してガイドロッ
ド39に沿って上方又は下方へ移動する結果、駆動用歯
車32は従動用歯車29と共に上方又は下方へ移動す
る。
【0012】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明の旋動式
破砕機のセット調整装置は、駆動用歯車に、従動用歯車
の上下移動に追従できる追従機構を組み合わせたもので
あるから、従動用歯車はアジャストフレームに固定支持
できて、運転中振動による歯車やスライド部の偏摩耗を
防止できる。また、追従機構を組み合わせた駆動用歯車
により従動用歯車を回転し、コーンケーブ側を上下させ
るので、駆動用歯車には従来のように上下方向に長い駆
動用歯車を用いる必要がなく、この長い駆動用歯車を使
用した場合の摩耗差を解消できる。従って、本発明の旋
動式破砕機のセット調整装置によれば、コーンケーブと
マントルとの隙間である破砕室断面の調整をスムースに
且つ精度よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の旋動式破砕機のセット調整装置の一実
施形態を示す図である。
【図2】本発明の旋動式破砕機のセット調整装置の他の
実施形態を示す図である。
【図3】従来の旋動式破砕機のセット調整装置の一例を
示す概略図である。
【図4】従来の旋動式破砕機のセット調整装置の他の例
を示す概略図である。
【符号の説明】
10 旋動式破砕機 18 マントル 19 上部胴体 20 コーンケーブ 21 破砕室 25 アジャストフレーム 28 セット調整装置 29 従動用歯車 32 駆動用歯車 33 追従機構 34 スクリューロッド 35 ナット 36 追従機構 37 リング 38 ベアリング 39 ガイドロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 英明 千葉県八千代市上高野1780番地 川崎重 工業株式会社 八千代工場内 (56)参考文献 実開 平6−39133(JP,U) 特公 昭42−2224(JP,B1) 特許150128(JP,C2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 2/00 - 2/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋動式破砕機のコーンケーブ側を回転さ
    せて上下に移動するセット調整装置において、コーンケ
    ーブを固定支持したアジャストフレームに組み付けられ
    た従動用歯車の回転に伴う上下移動に追従できるよう
    に、駆動用歯車に追従機構を組み合わせたことを特徴と
    する旋動式破砕機のセット調整装置。
  2. 【請求項2】 追従機構が、駆動用歯車の回転軸と一体
    にスクリューロッドを設けて、このスクリューロッドの
    ねじピッチとコーンケーブを固定支持したアジャストフ
    レームの上下方向のピッチとを同期させ、アジャストフ
    レームに組み付けられた従動用歯車と駆動用歯車との上
    下方向の移動を一致させる機構であることを特徴とする
    請求項1記載の旋動式破砕機のセット調整装置。
  3. 【請求項3】 追従機構が、コーンケーブを固定支持し
    たアジャストフレームに組み付けられた従動用歯車の上
    下両面を挟み且つ従動用歯車の上下移動に回転しながら
    上下方向のみ追従するリングを駆動用歯車の上下にベア
    リングを介して取り付け、従動用歯車が上下移動するこ
    とによりリングを介して駆動用歯車がその回転軸と一体
    に設けたガイドロッドに沿って上下移動し追従するよう
    になした機構であることを特徴とする請求項1記載の旋
    動式破砕機のセット調整装置。
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