JP3168383B2 - 射出成形金型装置 - Google Patents

射出成形金型装置

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JP3168383B2 JP24788994A JP24788994A JP3168383B2 JP 3168383 B2 JP3168383 B2 JP 3168383B2 JP 24788994 A JP24788994 A JP 24788994A JP 24788994 A JP24788994 A JP 24788994A JP 3168383 B2 JP3168383 B2 JP 3168383B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形金型装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、射出成形金型装置は、図10に
示すように、ランナー部41aを有する固定側金型P
と、成形品の突き出し機構Eを有する可動側金型Qとに
よって構成されている。本図では、型閉じ状態になって
おり、キャビティ部42a及びランナー部41a内に成
形樹脂が供給された状態を示している。このように従来
技術における構成は、両金型の最前面に位置する型板4
1,42が当接し、その間にキャビティ部42aが形成
されるもので、ランナー部41aからキャビティ部42
aに樹脂を供給して成形を行なうものである。このよう
な金型装置においては、型開きする際に、固定側型板4
1がランナーストリッパプレート43から分離する機構
になっているため、ランナー樹脂Rが固定側型板41に
密着したまま前方へ移動するのを防止するためのランナ
ーロックピン44が設けられている。
【0003】ランナーロックピン44は、一般に軸部4
4aの一端に逆テーパ状の突起からなるランナーロック
部44bと、他端に設けられたフランジ部44cとによ
って構成されている。このランナーロックピン44は、
固定側金型の取付け板45に設けられた段付き孔部45
a及びランナーストリッパプレート43に設けられた挿
通孔43aに挿通され、先端のランナーロック部44b
が、型板41の背面に設けられたランナー部41a内に
突出可能に取り付けられている。フランジ部44cの端
面は、固定側取付け板45に設けられたロケートリング
45によって脱落不能に押え付けられている。
【0004】可動側金型Qは、可動側取付け板47の前
面にスペーサブロック48が当接し、その前面に受け板
49が当接している。前述した可動側型板42は、受け
板49の前面に当接しており、前面に形成されたキャビ
ティ部42aには、エジェクタ機構Eのエジェクタピン
50の先端部が出没自在に位置している。エジェクタ機
構Eは、スペーサブロック48内に設けられたエジュエ
クタプレート51及びこれに立設されたエジェクタピン
50を備えている。
【0005】型開きの際には、可動側金型Qが後退する
のに対応して固定側型板41が前進しても、ランナー樹
脂Rはランナーロックピン44のランナーロック部44
bによってロックされているため、ランナーストリッパ
プレート43の前面側に残され、ランナーストリッパプ
レートが前進するとランナーロック部からランナー樹脂
がもぎとられるようにして落下する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したようにランナ
ーロックピンは、射出成形工程において重要な役割を果
たすものだけに、使用による損耗も著しい。このため、
定期的にランナーロックピンの交換を余儀なくされる
が、ランナーロックピンを交換するためには、射出成形
金型装置全体を射出成形機から取り外すことが必要とさ
れている。このためランナーロックピンの交換作業が面
倒であり、かつ交換に長時間を要し、射出成形金型装置
(及び射出成形機)の稼動率が低下する原因になってい
る。
【0007】そこで本発明の目的は、射出成形金型装置
を射出成形機から取り外すことなくランナーロックピン
を交換可能とすることにより、射出成形機及び射出成形
金型装置の稼動率の向上を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の射出成形金型装置は、以下の手段を採用し
たところに特徴がある。固定側金型と可動側金型とから
なり、固定側金型にはランナーロックピンが設けてある
射出成形金型装置において、固定側金型には、ランナー
ロックピンを固定側取付け板にその前方から着脱可能に
係合保持するランナーロックピン保持手段が設けてあ
る。
【0009】ランナーロックピン保持手段としては、固
定側取付け板にその前方からランナーロックピンが挿脱
可能に形成してある保持孔と、固定側取付け板にその前
方からランナーロックピンの取り外し用治具が挿脱可能
に形成してある治具挿入孔と、保持孔の内部にランナー
ロックピンの中間部と係合離脱可能に設けてあり保持孔
にランナーロックピンを挿入したときにランナーロック
ピンの中間部にばね力で係合するとともに治具挿入孔に
治具を挿入したときに治具に押圧されてランナーロック
ピンから離脱する係合部材とによって構成したものが適
用可能である。
【0010】また、ランナーロックピン保持手段として
は、ランナーロックピンを固定側取付け板にその前方か
ら着脱可能に螺合するねじ手段が適用可能であり、この
場合、ランナーロックピンにはランナーロック部の先端
に位置するドライバ嵌合用の凹部と、中間部に位置する
スパナ嵌合用の2面カット部との少なくとも一方を形成
することが望ましい。
【0011】
【作用】ランナーロックピンの交換は、固定側金型に設
けてあるランナーロックピン保持手段により、射出成形
金型装置を射出成形機から取り外すことなく行うことが
できる。
【0012】ランナーロックピン保持手段として、固定
側取付け板に設けられた保持孔と、この保持孔にランナ
ーロックピンを挿入したときにランナーロックピンの中
間部にばね力で係合する係合部材を備えたものを採用す
れば、ランナーロックピンを固定側取付け板の前方から
保持孔に挿入するだけで係合部材がランナーロックピン
の中間部にばね力で係合してランナーロックピンが固定
側取付け板の保持孔にに離脱不能に挿着される。ランナ
ーロックピンを固定側取付け板から取り外すときには、
治具挿入孔にランナーロックピンの取外し用治具を挿入
すれば、係合部材が治具に押圧されてランナーロックピ
ンから離脱してランナーロックピンが取り外し可能にな
る。
【0013】ランナーロックピン保持手段として、ねじ
手段を採用すれば、ランナーロックピンを回転するだけ
でランナーロックピンが固定側取付け板にその前方から
着脱可能となる。この場合、ランナーロックピンにドラ
イバ嵌合用の凹部とスパナ嵌合用の2面カット部との少
なくとも一方を形成すれば、ドライバ嵌合用凹部にドラ
イバを差し込むか、またはスパナ嵌合用の2面カット部
にスパナを嵌合してランナーロックピンを容易に回転で
きる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施例における要部を
拡大して示すもので、固定側取付け板1の前面にランナ
ーストリッパプレート2が接離可能に設けてあり、この
ランナーストリッパプレートの前面には、固定側型板3
が接離可能に設けてある。
【0015】固定側取付け板1の前面に所定深さに設け
られたリテーナ凹部1aには、ランナーロックピン保持
手段Hを構成するリテーナ4が埋設してある。リテーナ
4は、位置決めピン5によって位置決めされているとと
もに、取付けボルト6によって固定側取付け板1に離脱
不能に固定されている。
【0016】リテーナ4のほぼ中央部に前後に貫通する
ように穿設された保持孔4aには、ランナーロックピン
7の一端部が挿入してある。ランナーロックピン7の他
端部は固定側取付け板1の前方に突出し、ランナースト
リッパプレート2に穿設してある摺動孔2aを貫通し
て、先端部のランナーロック部7aは、ランナーストリ
ッパプレート2の前方に突出している。この保持孔4a
には、リテーナ4の背面における保持孔4aの近傍から
この保持孔の前端部よりやや後退した内面を突き破る斜
孔4bが設けてある。
【0017】斜孔4bの内部には、係合手段である鋼球
8及びこれを押圧する圧縮ばね9が挿置してある。鋼球
8はその一部が保持孔4aの中間部に出没可能に斜孔4
bに挿置されているとともに、ランナーロックピン7を
保持孔4aから抜き出しても斜孔4bからその外側に離
脱しないように斜孔4bに保持されている。この鋼球8
は圧縮ばね9のばね力によって前方へ押圧されて一部が
保持孔4aの中間部に突出し、保持孔4aの中間部でラ
ンナーロックピン7の中間部に形成された球面凹部7b
に係合されている。この結果、ランナーロックピン7が
前方に引っ張られても鋼球8にロックされて保持孔4a
から抜き出せなくなっている(ボールロック方式)。
【0018】保持孔4aの内周には、先端部に斜孔4b
の中央部と連通する治具挿入孔としての治具用溝部4c
が設けてある。ランナーストリッパプレート2に設けら
れた摺動孔2aには、背面から板厚の中程にかけて、背
面側を大きくするテーパ状に形成することによってラン
ナーロックピン7の進入を容易にしてある。
【0019】固定側型板3の前面は、後述の可動側型板
16の前面とともにパーティングライン面となるところ
であり、その背面すなわち反キャビティ形成面には、ラ
ンナー部3aが形成してある。ランナー部3aと後述の
キャビティ部16bとは、サブランナー部3b及びゲー
ト部3cとによって連通させてある。
【0020】次に、図2を参照してこの実施例における
ランナーロックピン7の交換要領について説明する。固
定側取付け板1にランナーロックピン7を取り付けると
きは、後述の可動側金型Qを後退させ、固定側型板3に
続いてランナーストリッパプレート2を前進(図1左方
へ移動)させ、両者の間隔を大きくし、固定側取付け板
の前方からランナーロックピン7の後端部を保持孔4a
に凹部1aの底面に達して停止するまで挿入する。この
とき、鋼球8が圧縮ばね9のばね力で押圧されてその一
部が斜孔4b内から保持孔4a内に突出し、鋼球8によ
ってランナーロックピン7の挿入が阻まれるが、圧縮ば
ね9のばね力に抗してランナーロックピン7を押し込む
と、この鋼球が後退し、ランナーロックピン7は、後端
部がリテーナ凹部1aの底面に達するまで挿入可能にな
る。
【0021】ランナーロックピン7の後端部を凹部1a
の底面に達して停止するまで挿入したら、この状態でラ
ンナーロックピンを保持孔4aの内部で回転すれば、ラ
ンナーロックピンの球面凹部7bと斜孔4bの開口部と
が一致し、ランナーロックピン7によって押し込まれて
いた鋼球8が圧縮ばね9のばね力によって押し出されて
ランナーロックピン7の球面凹部7bに係合する。これ
により、ランナーロックピン7は、前方向きの力を受け
ても鋼球8によってロックされて保持孔4aから抜き出
し不可能となる。
【0022】このようにランナーロックピン7を固定側
取付け板1に取り付けた状態で、可動側金型Qを前進さ
せて、ランナーストリッパプレート2を後退させると、
ランナーロックピン2の先端は摺動孔2aのテーパ部2
bに案内されて容易に挿着可能となる。
【0023】次に、ランナーロックピン7を固定側取付
け板1から取り外すときには、同様にランナーストリッ
パプレート2を前進させ、固定側取付け板1とランナー
ストリッパプレートとの間隔を大きくする。なお、ラン
ナーロックピン7を交換する際には、ランナーストリッ
パプレート2は、手動で所望の位置まで移動可能な構成
にしてある。
【0024】次に、ランナーロックピン取り外し用治具
10を用いて固定側取付け板1の前方から、治具用溝部
4cに治具の挿入部10aを挿入して、鋼球8を圧縮ば
ね9のばね力に抗して後退させる。この結果、鋼球8が
ランナーロックピン7の球面凹部7bから抜き出されて
ランナーロックピン7が保持孔4aから容易に抜き出し
可能となる。
【0025】次に本実施例における射出成形金型装置の
全体の構成の概要及びその動作について説明する。図3
は、既述の固定側金型Pと後述の可動側金型Qとが密着
し、型閉じ状態となっているところへ、成形樹脂が射出
された状態を示している。図示するように、固定側金型
Pには、既述の構成要素の他、固定側取付け板1に取り
付けられたスプルーブッシュ11及びこのスプルーブッ
シュを固定し、かつ成形機本体のノズルを案内するロケ
ートリング12を備えている。
【0026】可動側金型Qは、成形機本体のシリンダラ
ム(図示略)に固定された可動側取付け板13の前面に
スペーサブロック14が当接し、その前面に受け板15
が当接している。さらに受け板15の前面には可動側型
板16が当接している。
【0027】スペーサブロック14に形成されたスペー
ス14a内には、エジェクタ機構Eを構成するエジェク
タプレート17,18が設けてある。エジェクタプレー
トの前面には、エジェクタピン19が立設固定してあ
る。エジェクタピン19は、受け板15及び可動側型板
16に穿設してある透孔15a,16aに挿通し、型閉
じ状態になっているときには、その先端は可動側型板の
前面に形成してあるキャビティ部16bの底面と一致さ
せてある。この他エジェクタ機構Eには、エジェクタプ
レート17,18及びエジェクタピン19を進出させる
シリンダロッド及びこのシリンダロッドが後退したとき
に、前記両者を原位置に復帰させる復帰ばねとを備えて
いる(いずれも図示略)。
【0028】ここでは、型閉じ状態の下に、キャビティ
部16b及びランナー3a内に樹脂が充填され、成形品
S及びランナー樹脂Rが固化した状態になっている。こ
の状態で型開き動作に移行する。
【0029】次に、図4に示すように、可動側金型Q及
び固定側型板3が、ガイド軸20…に沿って後退する。
このとき成形品Sは固定側型板3と可動側型板16とに
挾まれた状態になって後退するのに対し、ランナー樹脂
Rはランナーロックピン7のランナーロック部7aによ
ってランナーストリッパプレート2の前面に保持されて
いるため、ゲート部3cの部分で切断されて、成形品S
及びランナー樹脂Rの両者が分離される。
【0030】さらに、図5に示すように、可動側金型Q
が後退すると、プラーボルト21…によって固定側型板
3とランナーストリッパプレート2とが所定間隔になる
まで移動し、図示しないストップピンによって停止す
る。
【0031】図6に示すように、固定側型板3が限度い
っぱいに前進すると、ランナーストリッパプレート2が
前方に移動し、ランナー樹脂Rは前方へ移動して落下す
る。これと同時に可動側金型Qでは、図7に示すよう
に、エジェクタシリンダの突出しロッド22が進出して
エジェクタ機構Eを作動させる。この結果、エジェクタ
ピン19が進出してキャビティ部16b内の成形品Sが
突き落とされる。ここでキャビティ部16bやランナー
部3aの清掃をして次の射出成形のための型閉じ動作に
移り、同様に成形工程を繰り返す。
【0032】上記実施例では、説明の都合上、キャビテ
ィ部を1個にしてあるが、複数のキャビティ部を備えた
ものとしても同様の動作が行われる。
【0033】次に他の実施例について説明する。図8に
示すように、本実施例における射出成形金型装置の基本
的構成は、前記実施例と同様であるが、ランナーロック
ピン保持手段H1としてねじ手段を採用し、ランナーロ
ックピンを着脱するための手段として、ランナーロック
ピンを回転させるためのドライバ嵌合用凹部やスパナ嵌
合用の2面カット部を備えたところに特徴を有する。
【0034】ランナーロックピン37は、前端にランナ
ーロック部37aを有し、中間部が摺動部37bとなっ
ている。摺動部37bと段差を境にした後端部には、ね
じ手段H1を構成するおねじ部37cが設けてある。摺
動部37bには背向する平行部からなるスパナ嵌合用の
2面カット部37dが設けてある。またランナーロック
部37aには溝状のドライバ嵌合用凹部37eが設けて
ある。
【0035】これに対し、固定側取付け板31には、ラ
ンナーロックピン37のおねじ部37cを螺合可能なめ
ねじからなる保持孔31aが設けてある。ランナースト
リッパプレート32の摺動孔32aは、前記実施例と同
様に背面側にランナーロックピン37を案内容易にする
テーパ部32bが設けてある。固定側型板33の構成は
前記実施例と同一であるが、ランナー部33a内に突出
したランナーロック部37aにドライバ嵌合用凹部37
eが設けてあるため、ランナー樹脂Rとの接触面積が大
きくなり、両者間の結合が強固になっている。
【0036】次に本実施例におけるランナーロックピン
37の交換要領について説明する。図9に示すように、
本実施例におけるランナーロックピン37の交換は、固
定側型板31とランナーストリッパプレート32との間
隔を大きくとり、ランナーストリッパプレートの前方か
ら摺動孔32aにドライバDを通し、ランナーロックピ
ンのドライバ嵌合用凹部37eにドライバの先端部を合
わせ、ランナーロックピンを回転すれば、ランナーロッ
クピンを固定側取付け板31にその前方から着脱でき
る。
【0037】ランナーロックピン37を回転する他の手
段として、固定側取付け板31とランナーストリッパプ
レート32との間隔を開けた状態で、図示しないスパナ
を2面カット部37dに嵌合してランナーロックピン3
7を回転するようにしてもよい。本実施例では、ランナ
ーロックピン37をドライバDで回すようにするか、ま
たはスパナで回すようにするかは任意であり、両者を任
意に使い分けるようにしてもよい。本実施例における射
出成形の動作は前記実施例と同様であるので省略する。
【0038】
【発明の効果】本発明は、固定側金型にランナーロック
ピン保持手段を備えているので、ランナーロックピンを
交換する際に、射出成形金型装置を射出成形機から取り
外すことなくランナーロックピンを交換可能となり、ラ
ンナーロックピンを交換する際の射出成形金型装置の休
止時間が短縮されて射出成形機の稼動率が向上する。
【0039】また、ランナーロックピン保持手段として
ランナーロックピンを保持孔に挿入したときに、ばね力
で押圧された係合部材によってこれを保持するようにす
れば、ランナーロックピンの着脱がきわめて容易になる
ので、ランナーロックピンの交換が極めて容易になる。
【0040】さらに、ランナーロックピン保持手段とし
て、ねじ手段を採用すれば、構成が簡単になり、低コス
トである。この場合、ランナーロックピンにドライバ嵌
合用の凹部とスパナ嵌合用の2面カット部との少なくと
も一方を形成すれば、ドライバまたはスパナによってラ
ンナーロックピンを容易に回転でき、ランナーロックピ
ンの着脱を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部の断面図である。
【図2】本発明の一実施例におけるランナーロックピン
の抜き出し作業状態を示す説明図である。
【図3】本発明における射出成形金型装置の型閉じ状態
を示す説明図である。
【図4】本発明における射出成形金型装置のゲート切り
の状態を示す説明図である。
【図5】本発明における射出成形金型装置の型板同志の
離間状態を示す説明図である。
【図6】本発明における射出成形金型装置のランナー樹
脂の突き落し状態を示す説明図である。
【図7】本発明における射出成形金型装置の成形品突き
出し状態を示す説明図である。
【図8】本発明の他の実施例を図1に対応して示した要
部の断面図である。
【図9】本発明の他の実施例におけるランナーロックピ
ンの着脱作業状態を示す説明図である。
【図10】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
P 固定側金型 Q 可動側金型 1,31 固定側取付け板 2,32 ランナーストリッパプレート 3,32 固定側型板 3a,33a ランナー部 4a,31a 保持孔 4c 治具挿入孔 7,37 ランナーロックピン 7a,37a ランナーロック部 8 係合部材(鋼球) 10 取外し用治具 32c 2面カット部 32e ドライバ嵌合用の凹部 H,H1 ランナーロックピン保持手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/26 - 45/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側型板を有する固定側金型と、この
    固定側金型の上記固定側型板と対向する可動側型板を有
    するとともに当該可動側型板が上記固定側型板と接離す
    るように上記固定側金型に対して進退する可動側金型と
    で構成してあり、上記固定側金型には、上記固定側型板
    の後方に位置する固定側取付け板と、この固定側取付け
    板と上記固定側型板との間に位置して上記可動側金型と
    の型閉じ状態において上記固定側型板との間にランナー
    部を形成するランナーストリッパプレートと、上記固定
    側取付け板にその前方に突出すように固定してあるとと
    もに先端部には上記可動側金型との型閉じ状態において
    上記ランナーストリッパプレートを貫通して上記ランナ
    ー部に位置するランナーロック部が形成してあるランナ
    ーロックピンとが設けてある射出成形金型装置におい
    て、 上記固定側金型には、上記ランナーロックピンを上記固
    定側取付け板にその前方から着脱可能に係合保持するラ
    ンナーロックピン保持手段が設けてあることを特徴とす
    る射出成形金型装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記ランナーロック
    ピン保持手段は、上記固定側取付け板にその前方から上
    記ランナーロックピンが挿脱可能に形成してある保持孔
    と、上記固定側取付け板にその前方から上記ランナーロ
    ックピンの取り外し用治具が挿脱可能に形成してある治
    具挿入孔と、上記保持孔の内部に上記ランナーロックピ
    ンの中間部と係合離脱可能に設けてあり上記保持孔に上
    記ランナーロックピンを挿入したときに上記ランナーロ
    ックピンの中間部にばね力で係合するとともに上記治具
    挿入孔に上記治具を挿入したときに上記治具に押圧され
    て上記ランナーロックピンから離脱する係合部材とを備
    えていることを特徴とする射出成形金型装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記ランナーロック
    ピン保持手段は、上記ランナーロックピンを上記固定側
    取付け板にその前方から着脱可能に螺合するねじ手段で
    あることを特徴とする射出成形金型装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、上記ランナーロック
    ピンには、上記ランナーロック部の先端に位置するドラ
    イバ嵌合用の凹部と、中間部に位置するスパナ嵌合用の
    2面カット部との少なくとも一方が形成してあることを
    特徴とする射出成形金型装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9658005B2 (en) 2010-11-18 2017-05-23 Hamilton Sundstrand Corporation Heat exchanger system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9658005B2 (en) 2010-11-18 2017-05-23 Hamilton Sundstrand Corporation Heat exchanger system

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