JP3167690U

JP3167690U - 組立および固定が容易なｌｅｄ灯具

Info

Publication number: JP3167690U
Application number: JP2011000915U
Authority: JP
Inventors: 勤文王
Original assignee: 利得全股▲ふん▼有限公司; 王勤文
Priority date: 2010-05-20
Filing date: 2011-02-22
Publication date: 2011-05-12
Anticipated expiration: 2021-02-22
Also published as: TWM392298U; DE202011003031U1; KR20110011039U

Abstract

【課題】組立が容易で、所定位置に固定し易く、最良の構造強度を有する組立および固定が容易なＬＥＤ灯具を提供する。【解決手段】固定板１０、ベーパーチャンバ２０、ＬＥＤモジュール３０、上部カバー４０および固定デバイス７０を含む。固定板１０は、複数の取付孔１１を設けている。ベーパーチャンバ２０は、固定板１０に熱接触している放熱面、および放熱面から離れた吸熱面を有する。ＬＥＤモジュール３０は、吸熱面に熱接触した回路板３１、および回路板３１上に配置された複数のＬＥＤ３２を含む。上部カバー４０は、取付孔１１に対応する複数の穿孔４１、および複数のＬＥＤ３２に対応する収納空間を有する。固定デバイス７０は、複数の穿孔４１および取付孔１１を貫通して上部カバー４０および固定板１０を結合する。【選択図】図２

Description

本考案は、ＬＥＤ灯具に関し、特に、組立および固定が容易なＬＥＤ灯具に関する。

ＬＥＤは、省エネ、長寿命、小体積、即反応という長所を有し、従来の電球に代わり、各種照明器具および発光装置に広く用いられている。従来の白熱電球と異なり、ＬＥＤは、駆動集積回路により駆動される。ＬＥＤは、放熱モジュールを搭載して放熱を持続的に行なうことにより、ＬＥＤモジュールを高温下で稼動させないようにしている。

ベーパーチャンバは、よく用いられる放熱デバイスであり、扁平状の密閉カバー、密閉カバー内に成型された毛細管構造、および密閉カバー内に充填された作動液体を含む。密閉カバーは、吸熱面およびその反対側にある放熱面を有する。吸熱面は、電子発熱デバイスに接触し、ベーパーチャンバ内に作動液体の気液相変化により、電子発熱デバイスが発生した熱量を吸熱面から放熱面に伝導する。ベーパーチャンバは、熱接触面積が大きいため、作動液体の移動距離が短く、放熱効率が良好である。そのため、ＬＥＤ灯具の放熱ににベーパーチャンバがよく用いられている。

ベーパーチャンバの密閉カバーには、取付孔が設けられていないため、所定位置に配置する場合、ベーパーチャンバの周縁に凸縁を延伸成型し、凸縁上に固定孔を設ける必要があった。そのため、ベーパーチャンバの製造コストが増加するだけでなく、取付条件により異なる位置に固定孔を設けなければならず、大量生産には向いていなかった。

ベーパーチャンバは、もともとコストが高かったが、ＬＥＤ灯具の組立における固定という機能を兼ね備えさせると、面積の大きなベーパーチャンバを用いなければならず、コストがさらに増加してしまった。

特開２００７−１５５８９９公報

本考案の課題は、前述した問題点を解決することであり、本考案の目的は、組立が容易で、所定位置に固定し易く、最良の構造強度を有する組立および固定が容易なＬＥＤ灯具を提供することにある。

上述の目的を達成するため、本考案は、組立および固定が容易なＬＥＤ灯具を提供する。本考案の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具は、固定板、ベーパーチャンバ、ＬＥＤモジュール、上部カバーおよび固定デバイスを含む。固定板は、複数の取付孔を設けている。ベーパーチャンバは、固定板に熱接触している放熱面、および放熱面から離れた吸熱面を有する。
ＬＥＤモジュールは、吸熱面に熱接触した回路板、および回路板上に配置された複数のＬＥＤを含む。上部カバーは、取付孔に対応する複数の通孔、および複数のＬＥＤに対応する収納空間を有する。固定デバイスは、複数の通孔および取付孔を貫通して上部カバーおよび固定板を結合する。

すなわち、請求項１の考案は、複数の取付孔を設けた固定板と、前記固定板に熱接触している放熱面、および前記放熱面から離れた吸熱面を有するベーパーチャンバと、前記吸熱面に熱接触した回路板、および前記回路板上に配置された複数のＬＥＤを含むＬＥＤモジュールと、前記取付孔に対応する複数の通孔、および前記複数のＬＥＤに対応する収納空間を有する上部カバーを設け、前記複数の通孔および前記複数の取付孔を貫通して前記上部カバーおよび前記固定板を結合する複数の固定デバイスとを含むことを特徴とする組立および固定が容易なＬＥＤ灯具である。。

請求項２の考案は、請求項１に記載の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具において、前記上部カバーと前記固定板との間に配置され、前記ベーパーチャンバおよび前記ＬＥＤモジュールを、前記上部カバーと前記固定板との間に挟持し、表面に前記収納空間に対応するように環状溝が成型され、もう１つの表面に前記ベーパーチャンバを配置する凹溝が設けられ、前記凹溝の中央に前記ＬＥＤモジュールが配置される支持開口が設けられている密閉板を、さらに含むことを特徴とする。

請求項３の考案は、請求項２に記載の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具において、前記密閉板は、前記複数の取付孔および前記複数の通孔に対応する位置に穿孔を設けていることを特徴とする。
請求項４の考案は、請求項３に記載の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具において、前記上部カバーの前記収納空間内に配置され、周縁に前記環状溝と相互に嵌合する凸縁を成型している透光カバーをさらに含むことを特徴とする。
請求項５の考案は、請求項４に記載の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具において、前記透光カバーは、前記ＬＥＤモジュールに面した表面にレンズ部を成型していることを特徴とする。

請求項６の考案は、請求項５に記載の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具において、前記密閉板と前記透光カバーとの間に設けられ、周縁は前記密閉板の前記環状溝内に嵌入され、開口部が設けられ、前記開口部の形状およびサイズは前記密閉板の前記支持開口に対応している支持板を、さらに含むことを特徴とする。
請求項７の考案は、請求項６に記載の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具において、前記密閉板は、プラスチックまたはゴム材料からなり、前記支持開口の面積が前記回路板より小さく、前記ＬＥＤが前記支持開口から露になることを特徴とする。

請求項８の考案は、請求項７に記載の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具において、前記固定板は、金属材料からなり、四つの角に複数の固定孔が設けられていることを特徴とする。
請求項９の考案は、請求項８に記載の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具において、前記複数の取付孔は、ネジ穴で、前記固定デバイスがネジであることを特徴とする。
請求項１０の考案は、請求項８に記載の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具において、前記複数の取付孔は、穿孔で、前記固定デバイスがリベットであることを特徴とする。

本考案の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具によれば、固定デバイスで固定板および上部カバーを結合させることにより、固定板と上部カバーとの間にベーパーチャンバおよびＬＥＤモジュールを挟持することができ、組立および固定が非常に容易である。また、固定板および上部カバーを結合固定させることで、ベーパーチャンバ上に凸縁および固定孔を余分に成型する必要がなくなり、コストを削減し、大量生産することができる。固定板は、上部カバーと相互に結合するだけでなく、所定位置に固定することもできるため、ベーパーチャンバを固定するのと異なり、構造強度が良好である。

本考案の一実施形態による組立および固定が容易なＬＥＤ灯具を示す分解斜視図である。固定デバイスにより固定された固定板およびカバー体を示す分解斜視図である。本考案の一実施形態による組立および固定が容易なＬＥＤ灯具を示す斜視図である。本考案の一実施形態による組立および固定が容易なＬＥＤ灯具を示す断面図である。

以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
図１〜４を参照する。図１は、本考案の一実施形態による組立および固定が容易なＬＥＤ灯具を示す分解斜視図である。図２は、固定デバイスにより固定された固定板およびカバー体を示す分解斜視図である。図３は、本考案の一実施形態による組立および固定が容易なＬＥＤ灯具を示す斜視図である。図４は、本考案の一実施形態による組立および固定が容易なＬＥＤ灯具を示す断面図である。図１〜４に示すように、本考案の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具１は、固定板１０、ベーパーチャンバ２０、ＬＥＤモジュール３０、上部カバー４０、密閉板５０および透光カバー６０を含む。

固定板１０は、ベーパーチャンバ２０、ＬＥＤモジュール３０および密閉板５０を挟むように上部カバー４０と相互に取付が行なわれる。本実施形態において、固定板１０は、正方形を呈して、表面に複数の取付孔１１を設けている。取付孔１１は、ネジ穴で、固定デバイス７０（図２ではネジ）を螺接固定してもよい。また、取付孔１１は穿孔で、固定デバイス７０がリベット、またはボルトとナットのセットでもよい。固定板１０の四つの角には、所定の位置または物に固定するのに用いられる固定孔１２がそれぞれ設けられている。

固定板１０は、銅、アルミニウムなどの金属材料からなるため、ベーパーチャンバ２０の吸熱面２２がＬＥＤモジュール３０の発生した熱量を吸収し、ベーパーチャンバ２０の放熱面２１が固定板１０に熱接触して吸熱面２２の吸収した熱量を固定板１０に伝導する。そのため、金属製の固定板１０は、ベーパーチャンバ２０の放熱面積を増加させ、ベーパーチャンバ２０の熱伝導効率を向上させることができる。

固定板１０は、材料が金属に限定されるものではない。ＬＥＤ灯具１の重量を削減する場合、固定板１０は強化プラスチックなどの適当な材料からなってもよい。
ベーパーチャンバ２０は、固定板１０に熱接触している放熱面２１、および放熱面２１から離れた吸熱面２２を有する。吸熱面２２は、ＬＥＤモジュール３０に熱接触している。本実施形態において、ベーパーチャンバ２０は、正方形を呈している。内部構造については、従来技術であるため、説明を省略する。

ＬＥＤモジュール３０は、吸熱面２２に熱接触した回路板３１、および回路板３１上に配置された複数のＬＥＤ３２を含む。本実施形態において、ＬＥＤモジュール３０は、長方形を呈している。複数のＬＥＤ３２は、回路板３１上でアレイ状に配置され、通電すると光線を照射し照明を提供する。

上部カバー４０は、プラスチックまたは金属材料からなり、固定板１０の取付孔１１に対応する複数の穿孔４１、および複数のＬＥＤ３２に対応する収納空間４２を有する。図１に示すように、上部カバー４０は、円形を呈し、中央に楕円形を呈した収納空間４２を設け、収納空間４２の周囲に複数の穿孔４１を設けている。上部カバー４０は、周縁が湾曲されて凸縁４３（図４参照）を形成している。これにより、ベーパーチャンバ２０、ＬＥＤモジュール３０および密閉板５０を収納する収納空間が形成される。

密閉板５０は、上部カバー４０内に配置され、底面に上部カバー４０の収納空間４２に対応するように環状溝５１が成型され、頂面にベーパーチャンバ２０を配置する凹溝５２が設けられている。凹溝５２は、中央にＬＥＤモジュール３０を配置する支持開口５３を設け、周囲に複数の取付孔１１および穿孔４１に対応する穿孔５４を設けている。

本実施形態において、密閉板５０は、上部カバー４０に対応して円形を呈し、上部カバー４０の凸縁４３が形成した収納空間内に収納される。密閉板５０は、プラスチックまたはゴム材料からなり、ＬＥＤ灯具１内に外部の水分が入らないように隔絶している。ここで重要なのは、密閉板５０の厚さが上部カバー４０の凸縁４３の高さとほぼ同じで、環状溝５１の位置および形状が上部カバー４０の収納空間４２に対応しているということである。これにより、透光カバー６０の凸縁６１が環状溝５１と相互に嵌合し、収納空間４２内に配置される。密閉板５０は、ベーパーチャンバ２０を配置する凹溝５２を有する。凹溝５２は、長方形で、形状がＬＥＤモジュール３０の回路板３１に対応する支持開口５３を中央に設けている。支持開口５３の面積が回路板３１より小さいため、ＬＥＤ３２が支持開口５３から露になるが、回路板３１は、支持開口５３を通り抜けることはできない。

このように、ＬＥＤモジュール３０が密閉板５０内に配置される。密閉板５０の周縁にある穿孔５４の数量、位置およびサイズは、固定デバイス７０（図２のネジ）が挿着されるよう、上部カバー４０の穿孔４１および固定板１０の取付孔１１に対応している。以上の技術に熟知している場合、面積の小さい密閉板５０で、穿孔５４を用いず固定板１０と上部カバー４０との組合せにより両者を挟み付け、密閉効果を得ることも可能である。

図２および図３に示すように、複数の固定デバイス７０は、それぞれ上部カバー４０の穿孔４１および固定板１０の取付孔１１を貫通して上部カバー４０および固定板１０を固定することにより、ベーパーチャンバ２０、ＬＥＤモジュール３０および密閉板５０を、上部カバー４０と固定板１０との間に挟持する。

図１および図４に示すように、ＬＥＤ灯具１内に外部の水分または粉塵が入り込まないよう、上部カバー４０の収納空間４２上に透光カバー６０を装着する。透光カバー６０は、透明なプラスチックまたは樹脂材料からなり、周縁に密閉板５０の環状溝５１と相互に嵌合する凸縁６１、およびＬＥＤ３２に隣接するレンズ部６２を成型している。レンズ部６２は、ＬＥＤ３２の照射する光線を屈折させ、照射角度を均等に広範囲にわたるようするのに用いられる。

密閉板５０と透光カバー６０との間の接触面上に支持板８０を選択的に設けることができる。支持板８０を設けることにより、ＬＥＤモジュール３０が確実に密閉板５０上に挟持される。そのため、密閉板５０が長期間用いられて変形したとしてもＬＥＤモジュール３０は密閉板５０の支持開口５３から脱落することはない。支持板８０の形状は、密閉板５０の環状溝５１とほぼ同じであるため、支持板８０の周縁および透光カバー６０の凸縁６１がともに密閉板５０の環状溝５１内に嵌入することができる。支持板８０の中央には、密閉板５０の支持開口５３に対応するように開口部８１が設けられている。開口部８１の形状およびサイズは、支持開口５３に対応しているため、ＬＥＤモジュール３０の回路板３１を支持し、ＬＥＤモジュール３０が開口部８１から脱落することを防ぐことができる。

本考案では好適な実施形態を前述の通りに開示したが、本考案の特徴を損なうものでなければ、これらは決して本考案を限定するものではなく、当該技術を熟知する者は誰でも、本考案の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。

１ＬＥＤ灯具
１０固定板
１１取付孔
１２固定孔
２０ベーパーチャンバ
２１放熱面
２２吸熱面
３０ＬＥＤモジュール
３１回路板
３２ＬＥＤ
４０上部カバー
４１穿孔
４２収納空間
４３凸縁
５０密閉板
５１環状溝
５２凹溝
５３支持開口
５４穿孔
６０透光カバー
６１凸縁
６２レンズ部
７０固定デバイス
８０支持板
８１開口部

Claims

複数の取付孔を設けた固定板と、
前記固定板に熱接触している放熱面、および前記放熱面から離れた吸熱面を有するベーパーチャンバと、
前記吸熱面に熱接触した回路板、および前記回路板上に配置された複数のＬＥＤを含むＬＥＤモジュールと、
前記取付孔に対応する複数の通孔、および前記複数のＬＥＤに対応する収納空間を有する上部カバーを設け、
前記複数の通孔および前記複数の取付孔を貫通して前記上部カバーおよび前記固定板を結合する複数の固定デバイスと、を含むことを特徴とする組立および固定が容易なＬＥＤ灯具。
前記上部カバーと前記固定板との間に配置され、前記ベーパーチャンバおよび前記ＬＥＤモジュールを、前記上部カバーと前記固定板との間に挟持し、表面に前記収納空間に対応するように環状溝が成型され、もう１つの表面に前記ベーパーチャンバを配置する凹溝が設けられ、前記凹溝の中央に前記ＬＥＤモジュールが配置される支持開口が設けられている密閉板を、さらに含むことを特徴とする請求項１に記載の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具。
前記密閉板は、前記複数の取付孔および前記複数の通孔に対応する位置に穿孔を設けていることを特徴とする請求項２に記載の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具。
前記上部カバーの前記収納空間内に配置され、周縁に前記環状溝と相互に嵌合する凸縁を成型している透光カバーを、さらに含むことを特徴とする請求項３に記載の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具。
前記透光カバーは、前記ＬＥＤモジュールに面した表面にレンズ部を成型していることを特徴とする請求項４に記載の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具。
前記密閉板と前記透光カバーとの間に設けられ、周縁は前記密閉板の前記環状溝内に嵌入され、開口部が設けられ、前記開口部の形状およびサイズは前記密閉板の前記支持開口に対応している支持板を、さらに含むことを特徴とする請求項５に記載の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具。
前記密閉板は、プラスチックまたはゴム材料からなり、前記支持開口の面積が前記回路板より小さく、前記ＬＥＤが前記支持開口から露になることを特徴とする請求項６に記載の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具。
前記固定板は、金属材料からなり、四つの角に複数の固定孔が設けられていることを特徴とする請求項７に記載の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具。
前記複数の取付孔は、ネジ穴で、前記固定デバイスがネジであることを特徴とする請求項８に記載の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具。
前記複数の取付孔は、穿孔で、前記固定デバイスがリベットであることを特徴とする請求項８に記載の組立および固定が容易なＬＥＤ灯具。