JP3167686B2 - 電磁比例弁 - Google Patents

電磁比例弁

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JP3167686B2
JP3167686B2 JP33182598A JP33182598A JP3167686B2 JP 3167686 B2 JP3167686 B2 JP 3167686B2 JP 33182598 A JP33182598 A JP 33182598A JP 33182598 A JP33182598 A JP 33182598A JP 3167686 B2 JP3167686 B2 JP 3167686B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁石へ供給する
駆動電流を制御して流量あるいは圧力を制御する電磁比
例弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁比例弁として特公平
2−22272号公報に示される如きものがある。この
ものは、弁本体に搭載したアンプユニットに、複数段の
調整流量又は調整圧力に対応した設定信号を発生する可
変抵抗器からなる複数の設定器と、この複数の設定器か
らの設定信号のいずれか一つを外部信号に基づいて切換
選択する切換選択手段と、切換選択手段から得られた設
定信号の立上り及び立下りについて個別に調整された上
昇遅れ変化及び下降遅れ変化を与える上昇下降遅れ時間
調整手段と、さらに上昇下降遅れ時間調整手段から出力
される設定信号に応じた駆動電流を電磁石に供給する増
幅器とを内蔵し、外部信号に基づく切換選択手段の作動
により設定器からの設定信号を選択使用して、電磁石へ
供給する駆動電流を複数段に変化させ流量又は圧力を複
数段に制御できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この弁で
は、設定された調整流量又は調整圧力あるいはその上昇
下降遅れ時間を変更しようとするとき、アンプユニット
内の設定器の可変抵抗器や上昇下降遅れ時間調整手段の
調整操作がなされるが、アンプユニットは弁本体に搭載
されているので、弁の設置場所が狭かったり手の届きに
くい所だったりする等の弁の設置場所による制約を受け
つつ前記調整操作を行わなければならないことから設定
の変更作業が煩雑となる問題点があった。本発明は、か
かる問題点を解決するもので、調整流量又は調整圧力あ
るいはその上昇下降遅れ時間の設定の変更作業を簡単に
行えるようにした電磁比例弁を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、弁
本体又は電磁石に搭載するアンプユニットに、複数段の
弁の調整流量又は調整圧力とその上昇下降遅れ時間を設
定するデータを書き換え可能に記憶する記憶素子を備え
記憶素子のデータに応じた信号を出力する設定部と、設
定部からの出力信号に応じた駆動電流を電磁石に供給す
る増幅部とを設けておき、記憶素子にデータを書き込む
書き込みユニットをアンプユニットとは別体に設け、ア
ンプユニットと書き込みユニットとを書き込みデータを
伝える信号線を介して着脱自在に接続するようにしてい
る。
【0005】このような構成によると、調整流量又は調
整圧力あるいはその上昇下降遅れ時間の設定を変更する
ために、これらを設定する記憶素子のデータの書き換え
が必要な場合には、信号線を介しアンプユニットと接続
した書き込みユニットによって記憶素子へ新たな設定に
要するデータを書き込んでデータを書き換えでき、書き
込みユニットはアンプユニットとは別体でこれとは隔て
て配置できるので、弁の設置場所とは隔てた作業しやす
い場所で書き込みユニットを扱うことができ、弁の設置
場所による影響を受けることが少なく変更作業を簡単に
行うようにできる。
【0006】
【実施例】以下、電磁比例弁を電流制御式方向流量制御
弁に適用した本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図1はこの弁の外観を示し、1は弁本体で、内蔵す
る弁体(図示せず)を作動可能に電磁石2A、2Bを備
えている。そして、この弁は図2のような記号で示す如
く、電磁石2Aの駆動により供給ポートPと出力ポート
A間をその駆動電流に応じた開度で絞り流通させ、また
電磁石2Bの駆動により供給ポートPと出力ポートB間
をその駆動電流に応じた開度で絞り流通させて駆動電流
に応じた出力ポートA、Bへの制御流量を得るようにし
た周知の構成から成っている。
【0007】3はアンプユニットで、複数の調整流量と
その上昇下降遅れ時間に応じた駆動電流を電磁石2A、
2Bに供給するよう弁本体1に搭載して設けている。4
は作動表示器で、電磁石2A、2Bに駆動電流を通電し
た弁体作動時の調整流量とその上昇下降遅れ時間を表示
するようアンプユニット3上に設けている。5は書き込
みユニットで、複数の調整流量とその上昇下降遅れ時間
を設定するデータを書き込み操作するための複数キーを
有した操作器7と、この操作器7で書き込み操作の際に
調整流量とその上昇下降遅れ時間を表示するデータ表示
器6とを有し、信号線8を介しコネクタ9にてアンプユ
ニット3と着脱可能に設けている。10は外部信号線
で、外部に設けた後述の切換選択器24とパターン選択
器25の信号をアンプユニット3へ導くよう設けてい
る。
【0008】アンプユニット3と書き込みユニット5
は、図3のブロック図に示す如く構成されている。図3
の書き込みユニット5において、11は入出力器で、入
力ポート11Aを操作器7と接続し出力ポート11Bを
データ表示器6と接続すると共に、データバス線11C
を共通バス線12と接続し、操作器7の操作により入力
される書き込みデータを共通バス線12へ出力しかつ共
通バス線12上のデータを入力してデータ表示器6へ出
力するよう設けている。
【0009】13は通信器で、通信端子13A、13B
を後述のアンプユニット3に設けた通信器14の通信端
子14A、14Bと信号線8を介し接続しており、この
通信器13は、通信器14から送信される直列信号を並
列信号に変換してバッファレジスタ13Eに出力した
り、バッファレジスタ13Eの並列信号を直列信号に変
換して通信器14へ送信する送受部13Dを有してい
る。そして通信器13のバッファレジスタ13Eはデー
タバス線13Cにより共通バス線12と接続している。
15はデータを書き換え可能に記憶する記憶素子で、デ
ータバス線15Aを共通バス線12と接続している。1
6は読み出し専用記憶素子17に記憶されたプログラム
に応じて作動するCPUで、データバス線16Aを共通
バス線12と接続し、記憶素子15と通信器13のバッ
ファレジスタ13Eあるいは入出力器11との間でデー
タに対応した並列なデジタル信号を共通バス線12を介
して送りデータの書き込み読み出しを行なうものであ
る。
【0010】図3のアンプユニット3において、通信器
14は、前述の書き込みユニット5における通信器13
と同様に構成されて、通信端子14A、14Bを有した
送受信部14Dとバッファレジスタ14Eとから成り、
データバス線14Cにより共通バス線19と接続してい
る。そして、通信器13、14と信号線8とコネクタ9
でデータの伝送手段を構成している。18は調整流量と
その上昇下降遅れ時間を設定するデータの複数組を書き
換え可能に記憶する記憶素子で、データバス線18Aを
共通バス線19と接続している。20は入出力器で、入
力ポート20Aを図1に示した外部信号線10を介して
アンプユニット3の外部に設けた後述する切換選択器2
4およびパターン選択器25と接続し、その出力ポート
20Bを作動表示器4と接続すると共に、データバス線
20Cを共通バス線19と接続し、切換選択器24とパ
ターン選択器25で操作される接点信号を共通バス線1
9へ出力し、また共通バス線19上の並列なデジタル状
のデータ信号を入力して作動表示器4へ出力するよう設
けている。
【0011】21はデジタルアナログ変換部で、データ
バス線21Aを共通バス線19と接続すると共にアナロ
グデータ線21Bを増幅部22に接続し、共通バス線1
9を介して入力される並列なデジタル状のデータ信号を
アナログ電圧に変換してアナログデータ線21Bへ出力
するよう設けている。増幅部22は、デジタルアナログ
変換器21のアナログデータ線21Bを内部に導くと共
に電磁石2A、2Bと接続し、デジタルアナログ変換器
21より入力されるアナログ電圧を増幅して、この電圧
に比例した電流を駆動電流として電磁石2A、2Bに供
給するよう設けている。なお、ここで増幅部22はデジ
タルアナログ変換部21よりの正、負の出力電圧で電磁
石2A、2Bを選択駆動するよう設けている。
【0012】23はCPUで、読み出し専用記憶素子2
6に記憶されたプログラムにもとづき、共通バス線19
を介し通信器14のバッファレジスタ14Eや記憶素子
18との間で並列なデジタル状の信号の書き込み、読み
出しを行なったり、適宜な演算を行いこれによって得ら
れる並列なデジタル状の信号をデジタルアナログ変換器
21へ送ったりするものである。そして、共通バス線1
9に接続されているCPU23、記憶素子18、読み出
し専用記憶素子26、入出力器20で設定部27を構成
している。
【0013】さらにアンプユニット3の外部に設置した
切換選択器24は、4つの接点T1、T2、T3、T4
を有し外部信号線10を介して入出力器20の入力ポー
ト20Aと接続し、これら4つの接点T1、T2、T
3、T4の1接点を閉じてその接点に対応する調整流量
とその上昇下降遅れ時間を記憶素子18から読出し可能
と成し、これら4つの接点の開閉操作にて、たとえば図
4に示す如き複数段に流量を制御する調整流量特性を得
るよう設けている。またパターン選択器25は、複数の
接点P1、P2、…、Pnを有して入出力器20の入力
ポート20Aと接続し、これら複数の接点P1、P2、
…、Pnの1接点を閉じてその接点に対応する調整流量
パターンを選択するよう設けている。
【0014】図5は記憶素子18に記憶の調整流量とそ
の上昇下降遅れ時間の様子を表すブロック図で、電磁石
2AのためのデータMi(i=1、2、…、n)と電磁
石2BのためのデータNi(i=1、2、…、n)とで
1組になった弁作動の1つのパターンを定めるパターン
データPiM(i=1、2、…、n)が複数組順次形成
されており、弁作動の複数のパターンがあらかじめ記憶
されて、前述のパターン選択器25のオンする接点Pi
に対応するパターンデータPiMが選択される。すなわ
ち、パターン選択器25のP1のオンでP1M、P2の
オンでP2M以下同様にPnのオンでPnMが選択され
る。そして、パターンデータPiMでは調整流量のデー
タF1ai、F2ai、F1bi、F2bi(i=1、
2、…、n)とその上昇下降遅れ時間t1ai、t2a
i、t3ai、t1bi、t2bi、t3bi(i=
1、2、…、n)のデータを図5に示すような配置で番
地順に記憶している。
【0015】ここでこれら各データにつき、添字iが1
のときで代表して、P1Mにより与えられる弁の制御パ
ターンを示した図4について説明すると、F1a1は切
換選択器24の接点T1のみがオンしたとき得ようとす
る調整流量を与えるデータで、t1a1はこれに達する
までの遅れ時間に相当するデータである。F2a1は切
換選択器24の接点T1とT2が同時にオンしたとき得
ようとする調整流量を与えるデータで、t2a1はこれ
に達するまでの遅れ時間に相当するデータである。t3
a1は切換選択器24の接点T1とT2が同時にオフし
たとき調整流量が零に達するまでの時間を与えるデータ
である。また、F1b1は切換選択器24の接点T3の
みがオンしたとき得ようとする調整流量を与えるデータ
で、t1b1はこれに達するまでの遅れ時間に相当する
データである。F2b1は切換選択器24の接点T3と
T4が同時にオンしたとき得ようとする調整流量を与え
るデータで、t2b1はこれに達するまでの遅れ時間に
相当するデータである。t3b1は切換選択器24の接
点T3とT4が同時にオフしたとき調整流量が零に達す
るまでの時間を与えるデータである。そして、P2Mか
らPnMにおいても各データの意味は同じである。
【0016】図6は本発明の電流制御式方向流量制御弁
の作動全般を示す流れ図である。図6において、処理が
開始されてパターン選択器25の接点Piが全てオフの
入力待ち状態のとき、書き込みユニット5の操作器7に
設けた書き込みキー7Aの入力があると、判断101に
より処理103に進み書き込みが行なわれる。なお、書
き込みキー7Aの入力信号は書き込みユニット5の入出
力器11からCPU16により通信器13のバッファレ
ジスタ13Eへ送られ、送受信部13Dにて直列データ
に変換されてアンプユニット3の通信器14へ伝送され
通信器14の送受信部14Dにて並列データに変換され
バッファレジスタ14EよりCPU23によって読み出
される。入力待ち状態でパターン選択器25の接点Pi
の1つがオンされると判断100で処理104に進み、
この接点に応じたパターンデータPiMが選択され、さ
らに判断105で切換選択器24の接点がオンすれば、
処理106により前記選択されたパターンに応じて電磁
石が駆動される。
【0017】図7は図6における処理103の書き込み
の処理過程を詳しく示す流れ図である。図7において、
まず処理201でアンプユニット3の記憶素子18に記
憶されたパターンデータP1MからPnMを形成する各
データが番地ごとに順次書き込みユニット5の記憶素子
15へ書き込まれる。すなわち、CPU23は始端番地
のF1a1から終端番地のt3bnまでのデータを順次
通信器14のバッファレジスタ14Eへ送り、これが送
受信部14Dで直列データに変換されて書き込みユニッ
ト5の通信器13へ伝送され通信器13の送受信部13
Dにて並列データに変換されバッファレジスタ13Eか
らCPU16がこれを記憶素子15の所定の始端番地か
ら終端番地に書き込む。次いで操作器7の編集キー7B
の入力があると判断202で処理203に進みデータ書
き込みがなされる。次いで、判断204によるTran
sキー7Fの入力検出で処理201とは逆に記憶素子1
5のデータが順次記憶素子18のもとの番地へと書き込
まれる。このときには処理201と逆にCPU16によ
り記憶素子15の始端番地から終端番地までのデータが
順次通信器13に送られ直列データに変換されて通信器
14へ送られ、これらはCPU23により記憶素子18
に順次書き込まれる。
【0018】図8は図7における処理203のデータ書
き込みの処理過程をさらに詳しく示す流れ図である。図
8において、CPU16は記憶素子15に書き込まれた
データを記憶素子15の始端番地から1番地ごとに読み
出して入出力器11へ書き込み、判断306で、操作器
7のデータキー7Dによりデータ入力があれば処理30
7に進んで入出力器11に書き込まれたデータをデータ
キー7Dによりキー入力されたデータに書き換え、また
データ入力がなければ入出力器11へ書き込まれたデー
タはそのままにされ、次いで、ENTキー7Cの入力に
より判断308で処理309に進み入出力器11に書き
込まれあるいは書き換えられたデータが記憶素子15の
もとの番地に書き込まれる。そして判断304で中止キ
ー7Eが入力されると、この処理は終了するが、中止キ
ー7Eが入力されなければ終端番地までのデータが書き
換え可能とされる。
【0019】図9は図6における処理106の電磁石駆
動の処理過程をさらに詳しく示す流れ図である。図9に
おいて、判断401は切換選択器24の接点T1又はT
3を選択する入力待ちの状態で、T1のみがオンされる
と電磁石2Aが選択されて処理を402へ進める。処理
402でCPU23は、デジタルアナログ変換部21が
出力するアナログ電圧が零ボルトから時間t1ai間に
流量F1aiに相当する電圧VF1aiに達する変化率
△V1/△Tを演算し、微小電圧△V1変化するための
並列信号を微小時間△Tごとにデジタルアナログ変換部
21へ出力し、時間t1ai経過後には電圧VF1ai
に相当する一定の並列信号を出力する。この様子は図1
0に示してあり、デジタルアナログ変換部21が出力す
るアナログ電圧はVF1aiに達するまで階段状に変化
する。
【0020】そして、判断403でT2がさらにオンさ
れると処理が404へ進む。処理404でCPU23
は、デジタルアナログ変換部21が出力するアナログ電
圧が流量F1aiに相当する電圧VF1aiから流量F
2aiに相当する電圧VF2aiに達する変化率△V2
/△Tを演算し、微小電圧△V2変化するための並列信
号を微小時間△Tごとにデジタルアナログ変換部21へ
出力し、時間t2ai経過後には電圧VF2aiに相当
する一定の並列信号を出力する。続いて、判断405で
T1とT2が共にオフすると処理が406へ進む。
【0021】処理406でCPU23はデジタルアナロ
グ変換部21が出力するアナログ電圧が流量F2aiに
相当する電圧VF2aiから時間t3ai間に零ボルト
に達する変化率△V3/△Tを演算し、微小電圧△V3
変化するための並列信号を微小時間△Tごとにデジタル
アナログ変換部21へ出力し、時間t3ai経過後には
電圧零ボルトに相当する一定の並列信号を出力する。ま
た、判断401でT3のみがオンされると電磁石2Bが
選択されて処理が407へ進む。この、電磁石2Bのた
めの処理407から処理411の過程では、電磁石2A
のための処理402から処理406で行なわれる演算と
同様の演算が流量F1bi、F2biと上昇下降遅れ時
間t1bi、t2biについてなされデジタルアナログ
変換部21への出力がなされる。
【0022】次にかかる構成の作動を説明する。アンプ
ユニット3の記憶素子18に図5の如くデータが書き込
まれており、パターン選択器25の接点P1がオンされ
た状態において、切換選択器24の各接点T1、T2、
T3、T4の操作に応じて弁は図4の如き複数段の流量
が得られるよう電磁石2A、2Bが駆動されて作動が行
なわれる。なお、このとき書き込みユニット5はコネク
タ9がはずされてアンプユニット3と切りはなされてい
る。そして、この流量パターンを変更しようとする時に
は接点P1をオフすると電磁石2Aあるいは2Bの駆動
が終わったとき、図6の流れ図の如く接点Pi(i=
1、2、…、n)の入力待ちとなるから、新たな接点P
2、P3、P4、…、Pnのいずれかをオンすることで
その接点に応じたパターンデータP2M、P3M、P4
M、…、PnMが選択できる。このため、あらかじめ予
測される複数のパターンを示すデータをPiM(i=
1、2、…、n)として入力しておくことで、単に接点
Pi(i=1、2、…、n)の選択によって異なった流
量パターンを選択して用いることができ、流量パターン
の変更をきわめて簡易に行なうことができる。
【0023】また、記憶素子18の内容を書き換えて、
さらに別の流量パターンを得ようとするときには、パタ
ーン選定器25のオンしている接点Pi(i=1、2、
…、n)をオフにして得られる前記入力待ち状態で、書
き込みユニット5をコネクタ9の接続でアンプユニット
3と接続したのち、操作器7の書き込みキー7Aを入力
することで、図7および図8に示すよう書き込みを行な
うことができる。そして書き込み終了後、再びコネクタ
9をはずして書き込みユニット5をアンプユニット3か
ら切り離し、接点Pi(i=1、2、…、n)の入力で
弁作動をさせることができる。
【0024】この書き込み時には、書き込みユニット5
とアンプユニット3は信号線8により両者を隔て置くこ
とができるので、たとえば弁が狭い所や高い所など書き
込み作業しにくい所にあっても、そこから隔てた作業性
のよい場所から書き込み操作でき、従来の如く弁の設置
場所に制約されることなく流量パターンの変更を容易に
行なうことができる。そして、流量パターンは記憶素子
18に書き込まれるデータで設定できるので、従来の如
く複数の可変抵抗器を調整して設定する場合と比較して
作業経験を必要とせず、未熟練の作業者でも容易に最適
の流量パターンに設定できる。また、書き込みユニット
5は常時はアンプユニット3と分離しておけば良いの
で、複数の弁に対しても1台の書き込みユニット5で対
応できる利点がある。
【0025】なお、本実施例ではパターン選択器25の
接点Piのオンに応じてパターンデータPiMを選択し
ているが、パターン選択器25の複数の接点P1、P
2、…、Pnのオン、オフを組合せたいわゆるBCDコ
ードやBINコードにて、そのコードに対応したパター
ンデータPiMを選択するようにしても良い。また、増
幅部22は、デジタルアナログ変換部21よりの正、負
の出力電圧で電磁石2A、2Bを選択駆動するようにし
たが、デジタルアナログ変換部21に2チャンネル設
け、一方のチャンネルの正の出力電圧で電磁石2Aを、
他方のチャンネルの正の出力電圧で電磁石2Bを選択駆
動するようにしても良い。そして書き込みユニット5と
アンプユニット3の間の信号の伝送は、通信器13、1
4による直列伝送に限らず、たとえば書き込みユニット
5の共通バス線12とアンプユニット3の共通バス線1
9にそれぞれバッファを設け、このバッファ間をバス線
で接続し並列的に信号を伝送しても良く、また、光信号
を直列伝送して用い光ファイバーケーブルで接続しても
良い。また、本実施例では電磁比例弁を方向流量制御弁
に適用したが、流量制御弁や圧力制御弁にも適用できる
ことは勿論であり、かつアンプユニットは電磁石に搭載
しても良い。
【0026】
【発明の効果】このように本発明によると、調整流量又
は調整圧力あるいはその上昇下降遅れ時間の設定を変更
するときには、信号線を介しアンプユニットと接続した
書き込みユニットによって記憶素子へ新たな設定に要す
るデータを書き込むようにしており、書き込みユニット
はアンプユニットとは別体でこれとは隔てて配置できる
ので、弁の設置場所とは隔てた作業しやすい場所で書き
込みユニットを扱うことができ、弁の設置場所による影
響を受けることが少なく変更作業を簡単に行うようにで
きる。
【0027】また、調整流量又は調整圧力とその上昇下
降遅れ時間の設定はアンプユニットに設けた記憶素子に
記憶させるデータに基づき与えられるので、従来例の如
くこの設定を与えるために可変抵抗器による調整などの
熟練を要する微妙な調整作業が不要にできて取扱いの簡
易な電磁比例弁を提供できると共に、書き込みユニット
は必要時にアンプユニットと接続すれば良くて、複数の
弁に対しても1台の書き込みユニットで対応でき、経済
的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電流制御式方向流量制
御弁の外観図である。
【図2】図1で示される電流制御式方向流量制御弁の機
能を示す記号図である。
【図3】本発明の一実施例におけるアンプユニットと書
き込みユニットを構成する電気回路のブロック図であ
る。
【図4】本発明の一実施例を示す電流制御式方向流量制
御弁の作動説明図である。
【図5】図3で示すアンプユニットに設けた記憶素子に
調整流量とその上昇下降遅れ時間が記憶された様子を表
すブロック図である。
【図6】図3における作動全般を示す流れ図である。
【図7】図6の書き込みの処理過程をさらに詳しく示す
流れ図である。
【図8】図7のデータ書き込みの処理過程をさらに詳し
く示す流れ図である。
【図9】図6の電磁石駆動の処理過程をさらに詳しく示
す流れ図である。
【図10】デジタルアナログ変換部が出力する階段状の
アナログ電圧の状態を示すグラフである。
【符号の説明】
1弁本体 2A、2B電磁石 3アンプユニット 5書き込みユニット 18記憶素子 21デジタルアナログ変換部 22増幅部 27設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−106483(JP,A) 特開 昭59−134237(JP,A) 特開 平2−129482(JP,A) 特開 平2−42288(JP,A) 特開 平2−113183(JP,A) 特開 昭61−45179(JP,A) 実開 平4−30378(JP,U) 実開 平2−125282(JP,U) 特公 平3−13458(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/00 - 31/11

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの信号に応じて電磁石へ供給す
    る駆動電流を複数段に変化させ駆動電流に応じた複数段
    に流量又は圧力を制御できる電磁比例弁であって、複数
    段の弁の調整流量又は調整圧力とその上昇下降遅れ時間
    を設定するデータを書き換え可能に記憶する記憶素子を
    備え記憶素子のデータに応じた信号を出力する設定部
    と、設定部からの出力信号に応じた駆動電流を電磁石に
    供給する増幅部とを有したアンプユニットを弁本体ある
    いは電磁石に搭載すると共に、記憶素子にデータを書き
    込む書き込みユニットをアンプユニットとは別体に設
    け、アンプユニットと書き込みユニットとを書き込みデ
    ータを伝える信号線を介して着脱自在に接続することを
    特徴とした電磁比例弁。
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