JP3167388B2 - 電磁比例弁 - Google Patents

電磁比例弁

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JP3167388B2
JP3167388B2 JP34210891A JP34210891A JP3167388B2 JP 3167388 B2 JP3167388 B2 JP 3167388B2 JP 34210891 A JP34210891 A JP 34210891A JP 34210891 A JP34210891 A JP 34210891A JP 3167388 B2 JP3167388 B2 JP 3167388B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁石へ供給する駆動
電流を制御して流量あるいは圧力を制御する電磁比例弁
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁比例弁として特公平
2−22272号公報に示される如きものがある。この
ものは、弁本体上に搭載したアンプユニットに、調整流
量又は調整圧力に対応した設定信号を発生する可変抵抗
器からなる複数の設定器と、この複数の設定器からの設
定信号のいずれか一つを外部信号に基づいて切換選択す
る切換選択手段と、切換選択手段から得られた設定信号
の立上り及び立下りについて個別に調整された上昇遅れ
変化及び下降遅れ変化を与える上昇下降遅れ時間調整手
段と、さらに上昇下降遅れ時間調整手段から出力される
設定信号に応じた駆動電流を電磁石に供給する増幅器と
を内蔵して設け、弁の用途に応じて複数の設定器や上昇
下降遅れ時間調整手段を調整操作し、最適の弁作動が得
られるよう有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この弁で
は、設定された調整流量又は調整圧力あるいはその上昇
下降遅れ時間を変更しようとするときには、その都度、
設定器の可変抵抗器や上昇下降遅れ時間調整手段を調整
操作しなければならないため、たとえば数種のワークを
加工する工作機械やプレス機械の作動制御用にこの弁が
設置されて、ワークに応じて各設定値を変更しなければ
ならない場合には、弁の設置場所による制約を受けつ
つ、このような調整操作を行なわなければならず、設定
値の変更が煩雑となる問題点があった。本発明は、かか
る問題点を解決するもので、調整流量又は調整圧力ある
いはその上昇下降遅れ時間を設定する設定値の変更を簡
易にし、設置する機械の最適な作動制御が得られるよう
にした電磁比例弁を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、弁
の調整流量又は調整圧力とその上昇下降遅れ時間を設定
するデータの複数組を書き換え可能に記憶する記憶素子
を備えると共に、外部からの信号に応じて選択される記
憶素子のデータの1組に応じた並列なデジタル信号を出
力する設定部と、設定部からの並列なデジタル信号を入
力してこの入力信号に応じたアナログ信号を出力するデ
ジタルアナログ変換部と、デジタルアナログ変換部から
のアナログ信号を入力し、この入力信号に応じた駆動電
流を電磁石に供給する増幅部とを有したアンプユニット
を弁本体あるいは電磁石上に搭載している。さらに本発
明では、弁の調整流量又は調整圧力とその上昇下降遅れ
時間を設定するデータを書き換え可能に記憶する記憶素
子を備えると共に、記憶素子のデータに応じた並列なデ
ジタル信号を出力する設定部と、設定部からの並列なデ
ジタル信号を入力してこの入力信号に応じたアナログ信
号を出力するデジタルアナログ変換部と、デジタルアナ
ログ変換部からのアナログ信号を入力し、この入力信号
に応じた駆動電流を電磁石に供給する増幅部とを有した
アンプユニットを弁本体あるいは電磁石上に搭載すると
共に、記憶素子にデータを書き込む書き込みユニットを
アンプユニットとは別体に設け、アンプユニットと隔て
て配される書き込みユニットからの書き込みデータをア
ンプユニットへ伝送する伝送手段を設けている。
【0005】
【作用】課題を解決するための手段として1番目に示し
た構成によると、調整流量又は調整圧力とその上昇下降
遅れ時間は、記憶素子に記憶させた複数組のデータの中
から選択された1組によって設定されるため、あらかじ
め必要となるデータを複数組記憶素子に記憶させておく
ことで、設定値を変更する際には、外部信号によってデ
ータの1組を選択して従来の如き調整作業を経ずに簡易
に変更できる。また、2番目に示した構成によると、調
整流量又は調整圧力あるいはその上昇下降遅れ時間の設
定を変更するために、これらを設定する記憶素子のデー
タの書き換えが必要な場合には、書き込みユニットによ
って記憶素子へ新たな設定に要するデータを書き込んで
データを書き換えでき、書き込みユニットはアンプユニ
ットとは別体でこれとは隔てて配置できるので、弁の設
置場所とは隔てた作業しやすい場所で書き込みユニット
を扱うことができ、弁の設置場所による影響を受けるこ
とが少なく変更作業が簡易にできる。
【0006】
【実施例】以下、電磁比例弁を電流制御式方向流量制御
弁に適用した本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図1はこの弁の外観を示し、1は弁本体で、内蔵す
る弁体(図示せず)を作動可能に電磁石2A、2Bを備
えている。そして、この弁は図2のような記号で示す如
く、電磁石2Aの駆動により供給ポートPと出力ポート
A間をその駆動電流に応じた開度で絞り流通させ、また
電磁石2Bの駆動により供給ポートPと出力ポートB間
をその駆動電流に応じた開度で絞り流通させて駆動電流
に応じた出力ポートA、Bへの制御流量を得るようにし
た周知の構成から成っている。3はアンプユニットで、
複数の調整流量とその上昇下降遅れ時間に応じた駆動電
流を電磁石2A、2Bに供給するよう弁本体1上に搭載
して設けている。4は作動表示器で、電磁石2A、2B
に駆動電流を通電した弁体作動時の調整流量とその上昇
下降遅れ時間を表示するようアンプユニット3上に設け
ている。5は書き込みユニットで、複数の調整流量とそ
の上昇下降遅れ時間を設定するデータを書き込み操作す
るための複数キーを有した操作器7と、この操作器7で
書き込み操作の際に調整流量とその上昇下降遅れ時間を
表示するデータ表示器6とから成り、信号線8を介しコ
ネクタ9にてアンプユニット3と着脱可能に設けてい
る。10は外部信号線で、外部に設けた後述の切換選択
器24とパターン選択器25の信号をアンプユニット3
へ導くよう設けている。
【0007】アンプユニット3と書き込みユニット5の
構成は図3に示す如きブロック図から成る。図3の書き
込みユニット5において、11は入出力器で、入力ポー
ト11Aを操作器7と接続し出力ポート11Bをデータ
表示器6と接続すると共に、データバス線11Cを共通
バス線12と接続し、操作器7の操作により入力される
書き込みデータを共通バス線12へ出力しかつ共通バス
線12上のデータを入力してデータ表示器6へ出力する
よう設けている。13は通信器で、通信端子13A、1
3Bを後述のアンプユニット3に設けた通信器14の通
信端子14A、14Bと信号線8を介し接続しており、
この通信器13は、通信器14から送信される直列信号
を並列信号に変換してバッファレジスタ13Eに出力し
たり、バッファレジスタ13Eの並列信号を直列信号に
変換して通信器14へ送信する送受部13Dを有してい
る。そして通信器13のバッファレジスタ13Eはデー
タバス線13Cにより共通バス線12と接続している。
15はデータを書き換え可能に記憶する記憶素子で、デ
ータバス線15Aを共通バス線12と接続している。1
6は読み出し専用記憶素子17に記憶されたプログラム
に応じて作動するCPUで、データバス線16Aを共通
バス線12と接続し、記憶素子15と通信器13のバッ
ファレジスタ13Eあるいは入出力器11との間でデー
タに対応した並列なデジタル信号を共通バス線12を介
して送りデータの書き込み読み出しを行なうものであ
る。
【0008】図3のアンプユニット3において、通信器
14は、前述の書き込みユニット5における通信器13
と同様に構成されて、通信端子14A、14Bを有した
送受信部14Dとバッファレジスタ14Eとから成り、
データバス線14Cにより共通バス線19と接続してい
る。そして、通信器13、14と信号線8とコネクタ9
でデータの伝送手段を構成している。18は調整流量と
その上昇下降遅れ時間を設定するデータの複数組を書き
換え可能に記憶する記憶素子で、データバス線18Aを
共通バス線19と接続している。20は入出力器で、入
力ポート20Aを図1に示した外部信号線10を介して
アンプユニット3の外部に設けた後述する切換選択器2
4およびパターン選択器25と接続し、その出力ポート
20Bを作動表示器4と接続すると共に、データバス線
20Cを共通バス線19と接続し、切換選択器24とパ
ターン選択器25で操作される接点信号を共通バス線1
9へ出力し、また共通バス線19上の並列なデジタル状
のデータ信号を入力して作動表示器4へ出力するよう設
けている。21はデジタルアナログ変換部で、データバ
ス線21Aを共通バス線19と接続すると共にアナログ
データ線21Bを増幅部22に接続し、共通バス線19
を介して入力される並列なデジタル状のデータ信号をア
ナログ電圧に変換してアナログデータ線21Bへ出力す
るよう設けている。増幅部22は、デジタルアナログ変
換器21のアナログデータ線21Bを内部に導くと共に
電磁石2A、2Bと接続し、デジタルアナログ変換器2
1より入力されるアナログ電圧を増幅して、この電圧に
比例した電流を駆動電流として電磁石2A、2Bに供給
するよう設けている。なお、ここで増幅部22はデジタ
ルアナログ変換部21よりの正、負の出力電圧で電磁石
2A、2Bを選択駆動するよう設けている。23はCP
Uで、読み出し専用記憶素子26に記憶されたプログラ
ムにもとづき、共通バス線19を介し通信器14のバッ
ファレジスタ14Eや記憶素子18との間で並列なデジ
タル状の信号の書き込み、読み出しを行なったり、適宜
な演算を行いこれによって得られる並列なデジタル状の
信号をデジタルアナログ変換器21へ送ったりするもの
である。そして、共通バス線19に接続されているCP
U23、記憶素子18、読み出し専用記憶素子26、入
出力器20で設定部27を構成している。さらにアンプ
ユニット3の外部に設置した切換選択器24は、4つの
接点T1、T2、T3、T4を有し外部信号線10を介
して入出力器20の入力ポート20Aと接続し、これら
4つの接点T1、T2、T3、T4の1接点を閉じてそ
の接点に対応する調整流量とその上昇下降遅れ時間を記
憶素子18から読出し可能と成し、これら4つの接点の
開閉操作にて、たとえば図4に示す如き調整流量特性を
得るよう設けている。またパターン選択器25は、複数
の接点P1、P2、…、Pnを有して入出力器20の入
力ポート20Aと接続し、これら複数の接点P1、P
2、…、Pnの1接点を閉じてその接点に対応する調整
流量パターンを選択するよう設けている。
【0009】図5は記憶素子18に記憶の調整流量とそ
の上昇下降遅れ時間の様子を表すブロック図で、電磁石
2AのためのデータMi(i=1、2、…、n)と電磁
石2BのためのデータNi(i=1、2、…、n)とで
1組になった弁作動の1つのパターンを定めるパターン
データPiM(i=1、2、…、n)が複数組順次形成
されており、弁作動の複数のパターンがあらかじめ記憶
されて、前述のパターン選択器25のオンする接点Pi
に対応するパターンデータPiMが選択される。すなわ
ち、パターン選択器25のP1のオンでP1M、P2の
オンでP2M以下同様にPnのオンでPnMが選択され
る。そして、パターンデータPiMでは流量のデータF
1ai、F2ai、F1bi、F2bi(i=1、2、
…、n)とその上昇下降遅れ時間t1ai、t2ai、
t3ai、t1bi、t2bi、t3bi(i=1、
2、…、n)のデータを図5に示すような配置で番地順
に記憶している。ここでこれら各データにつき、添字i
が1のときで代表して、P1Mにより与えられる弁の制
御パターンを示した図4について説明すると、F1a1
は切換選択器24の接点T1のみがオンしたとき得よう
とする流量を与えるデータで、t1a1はこれに達する
までの遅れ時間に相当するデータである。F2a1は切
換選択器24の接点T1とT2が同時にオンしたとき得
ようとする流量を与えるデータで、t2a1はこれに達
するまでの遅れ時間に相当するデータである。t3a1
は切換選択器24の接点T1とT2が同時にオフしたと
き流量が零に達するまでの時間を与えるデータである。
また、F1b1は切換選択器24の接点T3のみがオン
したとき得ようとする流量を与えるデータで、t1b1
はこれに達するまでの遅れ時間に相当するデータであ
る。F2b1は切換選択器24の接点T3とT4が同時
にオンしたとき得ようとする流量を与えるデータで、t
2b1はこれに達するまでの遅れ時間に相当するデータ
である。t3b1は切換選択器24の接点T3とT4が
同時にオフしたとき流量が零に達するまでの時間を与え
るデータである。そして、P2MからPnMにおいても
各データの意味は同じである。
【0010】図6は本発明の電流制御式方向流量制御弁
の作動全般を示す流れ図である。図6において、処理が
開始されると、パターン選択器25の接点Piが全てオ
フのとき書き込みユニット5の操作器7に設けた書き込
みキー7Aの入力で書き込みが行なえるようになってい
る。なお、書き込みキー7Aの入力信号は書き込みユニ
ット5の入出力器11からCPU16により通信器13
のバッファレジスタ13Eへ送られ、送受信部13Dに
て直列データに変換されてアンプユニット3の通信器1
4へ伝送され通信器14の送受信部14Dにて並列デー
タに変換されバッファレジスタ14EよりCPU23に
よって読み出される。そして、判断100でパターン選
択器25の接点の1つが選択されると処理104でこれ
に応じたパターンデータPiMが選択され判断105で
切換選択器24の接点がオンすれば処理106で選択さ
れたパターンに応じて電磁石を駆動するよう設けてい
る。
【0011】図7は図6における処理103の書き込み
の処理過程を詳しく示す流れ図である。図7において、
まず201でアンプユニット3の記憶素子18に記憶さ
れたパターンデータP1MからPnMを形成する各デー
タが番地ごとに順次書き込みユニット5の記憶素子15
へ書き込まれる。すなわち、CPU23は始端番地のF
1a1から終端番地のt3bnまでのデータを順次通信
器14のバッファレジスタ14Eへ送り、これが送受信
部14Dで直列データに変換されて書き込みユニット5
の通信器13へ伝送され通信器13の送受信部13Dに
て並列データに変換されバッファレジスタ13EからC
PU16がこれを記憶素子15の所定の始端番地から終
端番地に書き込む。次いで判断202で操作器7の編集
キー7Bの入力で処理203のデータ書き込みがなされ
る。判断204のTransキー7Fの入力で処理20
1とは逆に記憶素子15のデータが順次記憶素子18の
もとの番地へと書き込まれる。このときには処理201
と逆にCPU16により記憶素子15の始端番地から終
端番地までのデータが順次通信器13に送られ直列デー
タに変換されて通信器14へ送られこれをCPU23が
記憶素子18に順次書き込みするよう設けている。
【0012】図8は図7における処理203のデータ書
き込みの処理過程をさらに詳しく示す流れ図である。図
8において、CPU16は記憶素子15に書き込まれた
データを記憶素子15の始端番地から1番地ごとに読み
出して入出力器11へ書き込み、判断306で操作器7
のデータキー7Dによりデータ入力があれば処理307
で入出力器11に書き込まれたデータをデータキー7D
によりキー入力されたデータに書き換え、またデータ入
力がなければ入出力器11へ書き込まれたデータはその
ままにされる。判断308でENTキー7Cの入力によ
り入出力器11に書き込まれあるいは書き換えられたデ
ータは記憶素子15のもとの番地に書き込まれる。そし
て判断304で中止キー7Eが入力されると、この処理
は終了するが、中止キー7Eが入力されなければ終端番
地までのデータを書き換え可能に設けている。
【0013】図9は図6における処理106の電磁石駆
動の処理過程をさらに詳しく示す流れ図である。図9に
おいて、判断401は切換選択器24の接点T1又はT
3を選択する入力待ちの状態で、T1のみがオンされる
と電磁石2Aが選択されて処理が402へ移る。処理4
02でCPU23は、デジタルアナログ変換部21が出
力するアナログ電圧が零ボルトから時間t1ai間に流
量F1aiに相当する電圧VF1aiに達する変化率△
V1/△Tを演算し、微小電圧△V1変化するための並
列信号を微小時間△Tごとにデジタルアナログ変換部2
1へ出力し、時間t1ai経過後には電圧VF1aiに
相当する一定の並列信号を出力している。この様子は図
10に示してあり、デジタルアナログ変換部21が出力
するアナログ電圧はVF1aiに達するまで階段状に変
化する。そして、判断403でT2がさらにオンされる
と処理が404へ移る。処理404でCPU23は、デ
ジタルアナログ変換部21が出力するアナログ電圧が流
量F1aiに相当する電圧VF1aiから流量F2ai
に相当する電圧VF2aiに達する変化率△V2/△T
を演算し、微小電圧△V2変化するための並列信号を微
小時間△Tごとにデジタルアナログ変換部21へ出力
し、時間t2ai経過後には電圧VF2aiに相当する
一定の並列信号を出力している。続いて、判断405で
T1とT2が共にオフすると処理が406へ移る。処理
406でCPU23はデジタルアナログ変換部21が出
力するアナログ電圧が流量F2aiに相当する電圧VF
2aiから時間t3ai間に零ボルトに達する変化率△
V3/△Tを演算し、微小電圧△V3変化するための並
列信号を微小時間△Tごとにデジタルアナログ変換部2
1へ出力し、時間t3ai経過後には電圧零ボルトに相
当する一定の並列信号を出力するよう設けている。ま
た、判断401でT3のみがオンされると電磁石2Bが
選択されて処理が407へ移る。電磁石2Bのための処
理407から処理411の過程では、電磁石2Aのため
の処理402から処理406で行なわれる演算と同様の
演算が流量F1bi、F2biと上昇下降遅れ時間t1
bi、t2biについてなされデジタルアナログ変換部
21へ出力するよう設けている。
【0014】次にかかる構成の作動を説明する。アンプ
ユニット3の記憶素子18に図5の如くデータが書き込
まれており、パターン選択器25の接点P1がオンされ
た状態において、切換選択器24の各接点T1、T2、
T3、T4の操作に応じて弁は図4の如き流量が得られ
るよう電磁石2A、2Bが駆動されて作動が行なわれ
る。なお、このとき書き込みユニット5はコネクタ9が
はずされてアンプユニット3と切りはなされている。そ
して、この流量パターンを変更しようとする時には接点
P1をオフすると電磁石2Aあるいは2Bの駆動が終わ
ったとき、図6の流れ図の如く接点Pi(i=1、2、
…、n)の入力待ちとなるから、新たな接点P2、P
3、P4、…、Pnのいずれかをオンすることでその接
点に応じたパターンデータP2M、P3M、P4M、
…、PnMが選択できる。このため、あらかじめ予測さ
れる複数のパターンを示すデータをPiM(i=1、
2、…、n)として入力しておくことで、単に接点Pi
(i=1、2、…、n)の選択によって異なった流量パ
ターンを選択して用いることができ、流量パターンの変
更をきわめて簡易に行なうことができる。
【0015】また、記憶素子18の内容を書き換えて、
さらに別の流量パターンを得ようとするときには、パタ
ーン選定器25のオンしている接点Pi(i=1、2、
…、n)をオフにして、書き込みユニット5をコネクタ
9の接続でアンプユニット3と接続したのち、操作器7
の書き込みキー7Aを入力することで書き込みが得ら
れ、図7および図8に示すよう書き込みを行なうことが
できる。そして書き込み終了後、再びコネクタ9をはず
して書き込みユニット5をアンプユニット3から切り離
し、接点Pi(i=1、2、…、n)の入力で弁作動を
させることができる。この書き込み時には、書き込みユ
ニット5とアンプユニット3は信号線8により両者を隔
て置くことができるので、たとえば弁が狭い所や高い所
など書き込み作業しにくい所にあっても、そこから隔て
た作業性のよい場所から書き込み操作でき、従来の如く
弁の設置場所に制約されることなく流量パターンの変更
を簡易に行なうことができる。そして、流量パターンは
記憶素子18に書き込まれるデータで設定できるので、
従来の如く複数の可変抵抗器を調整して設定する場合と
比較して作業経験を必要とせず、未熟練の作業者でも容
易に最適の流量パターンに設定できる。また、書き込み
ユニット5は常時はアンプユニット3と分離しておけば
良いので、複数の弁に対しても1台の書き込みユニット
5で対応できる利点がある。
【0016】なお、本実施例ではパターン選択器25の
接点Piのオンに応じてパターンデータPiMを選択し
ているが、パターン選択器25の複数の接点P1、P
2、…、Pnのオン、オフを組合せたいわゆるBCDコ
ードやBINコードにて、そのコードに対応したパター
ンデータPiMを選択するようにしても良い。また、増
幅部22は、デジタルアナログ変換部21よりの正、負
の出力電圧で電磁石2A、2Bを選択駆動するようにし
たが、デジタルアナログ変換部21に2チャンネル設
け、一方のチャンネルの正の出力電圧で電磁石2Aを、
他方のチャンネルの正の出力電圧で電磁石2Bを選択駆
動するようにしても良い。そして書き込みユニット5と
アンプユニット3の間の信号の伝送は、通信器13、1
4による直列伝送に限らず、たとえば書き込みユニット
5の共通バス線12とアンプユニット3の共通バス線1
9にそれぞれバッファを設け、このバッファ間をバス線
で接続し並列的に信号を伝送しても良く、また、光信号
を直列伝送して用い光ファイバーケーブルで接続しても
良く、光信号を直列伝送するために光ファイバーケーブ
ルを用いずに無線で直接光信号を伝送することも必要に
応じて適用できる。また、本実施例では電磁比例弁を方
向流量制御弁に適用したが、流量制御弁や圧力制御弁に
も適用できることは勿論であり、かつアンプユニットは
電磁石上に搭載しても良い。
【0017】
【発明の効果】このように本発明によると、アンプユニ
ットを弁本体又は電磁石に搭載し、調整流量又は調整圧
力とその上昇下降遅れ時間の変更をアンプユニットに設
けた記憶素子に記憶させた複数組のデータの中から外部
信号で適宜な1組を選択したり、新たな設定に要するデ
ータをアンプユニットに設けた記憶素子へアンプユニッ
トとは隔てた場所から書き込みユニットにより書き換え
したりして行なうので、設定の変更に際し電磁比例弁の
弁本体を設置する場所からの制約を受けつつ変更作業す
るような事態を排除できて、設定の変更が簡単にできる
効果を有する。また、調整流量又は調整圧力とその上昇
下降遅れ時間の設定はアンプユニットに設けた記憶素子
に記憶させるデータに基づき与えられるので、従来例の
如くこの設定を与えるために可変抵抗器による調整など
の熟練を要する微妙な調整作業が不要にできて取扱いの
簡易な電磁比例弁を提供できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電流制御式方向流量制
御弁の外観図である。
【図2】図1で示される電流制御式方向流量制御弁の機
能を示す記号図である。
【図3】本発明のアンプユニットと書き込みユニットを
構成する電気回路のブロック図である。
【図4】本発明の一実施例を示す電流制御式方向流量制
御弁の作動説明図である。
【図5】図3で示すアンプユニットに設けた記憶素子に
調整流量とその上昇下降遅れ時間が記憶された様子を表
すブロック図である。
【図6】図3における作動全般を示す流れ図である。
【図7】図6の書き込みの処理過程をさらに詳しく示す
流れ図である。
【図8】図7のデータ書き込みの処理過程をさらに詳し
く示す流れ図である。
【図9】図6の電磁石駆動の処理過程をさらに詳しく示
す流れ図である。
【図10】デジタルアナログ変換部が出力する階段状の
アナログ電圧の状態を示すグラフである。
【符号の説明】
1弁本体 2A、2B電磁石 3アンプユニット 5書き込みユニット 18記憶素子 21デジタルアナログ変換部 22増幅部 27設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−106483(JP,A) 特開 昭59−134237(JP,A) 特開 平2−129482(JP,A) 特開 平2−42288(JP,A) 特開 平2−113183(JP,A) 特開 昭61−45179(JP,A) 実開 平4−30378(JP,U) 実開 平2−125282(JP,U) 特公 平3−13458(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/00 - 31/11

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁石へ供給する駆動電流を制御して流
    量あるいは圧力を制御する電磁比例弁であって、弁の調
    整流量又は調整圧力とその上昇下降遅れ時間を設定する
    データの複数組を書き換え可能に記憶する記憶素子を備
    えると共に、外部からの信号に応じて選択される記憶素
    子のデータの1組に応じた並列なデジタル信号を出力す
    る設定部と、設定部からの並列なデジタル信号を入力し
    てこの入力信号に応じたアナログ信号を出力するデジタ
    ルアナログ変換部と、デジタルアナログ変換部からのア
    ナログ信号を入力し、この入力信号に応じた駆動電流を
    電磁石に供給する増幅部とを有したアンプユニットを弁
    本体あるいは電磁石上に搭載したことを特徴とする電磁
    比例弁。
  2. 【請求項2】 記憶素子にデータを書き込む書き込みユ
    ニットをアンプユニットとは別体に設けて書き込みデー
    タを書き込みユニットからアンプユニットへ送ることを
    特徴とする請求項1の電磁比例弁。
  3. 【請求項3】 電磁石へ供給する駆動電流を制御して流
    量あるいは圧力を制御する電磁比例弁であって、弁の調
    整流量又は調整圧力とその上昇下降遅れ時間を設定する
    データを書き換え可能に記憶する記憶素子を備えると共
    に、記憶素子のデータに応じた並列なデジタル信号を出
    力する設定部と、設定部からの並列なデジタル信号を入
    力してこの入力信号に応じたアナログ信号を出力するデ
    ジタルアナログ変換部と、デジタルアナログ変換部から
    のアナログ信号を入力し、この入力信号に応じた駆動電
    流を電磁石に供給する増幅部とを有したアンプユニット
    を弁本体あるいは電磁石上に搭載すると共に、記憶素子
    にデータを書き込む書き込みユニットをアンプユニット
    とは別体に設け、アンプユニットと隔てて配される書き
    込みユニットからの書き込みデータをアンプユニットへ
    伝送する伝送手段を設けたことを特徴とする電磁比例
    弁。
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