JP3167548U

JP3167548U - 揺り椅子

Info

Publication number: JP3167548U
Application number: JP2011000764U
Authority: JP
Inventors: 長貞林
Original assignee: 長貞林
Priority date: 2010-12-17
Filing date: 2011-02-15
Publication date: 2011-04-28
Anticipated expiration: 2021-02-15
Also published as: CA2732705A1; CA2732705C; TWM405807U; EP2465385A1; DE202011000576U1; EP2465385B1; US20120153692A1; US8336960B2

Abstract

【課題】支持性に優れ、揺れ動作が安定し、且つ定位安定性にも優れたリラックス揺り椅子を提供する。【解決手段】乗座部と固定ベース２と揺れ部３と定位部４とを有する。固定ベース２は、ベース２１と接合フレーム２２を有する。接合フレーム２２はベース２１上方の位置に垂直に設けられ、収容空間２３を有する。また、揺れ部３は、固定ベース２の収容空間２３に位置し、ベース板３１と中柱３２と前スイングシャフト３３と後スイングシャフト３４とを有し、固定ベース２の前後揺れに対応することができる。定位部４は、揺れ部３の揺れ可能状態又は定位状態を制御する。【選択図】図１

Description

本考案は、揺り椅子に関わり、特に、リラックス用揺り椅子に関する。

リラックス用椅子は、家でくつろぐために必要な家具である。座ることによって休息、リラックスして、疲れが取れる。この他、そのリラックス効果を増強するために、目下、揺れ効果を提供するリラックス椅子がある。例えば、アメリカ特許番号７０９０２９５号の明細書に記載の揺り椅子は、主に、シート下方にスイングシャフトを接合してベース中央の支柱と接合し、且つ、シートがスイングシャフトによりベースに対して揺れ動作を行うことができる。

しかし、構造は、椅子の支持重量を主にベース中央の支柱だけで支えており、且つベースが支柱上方の高い位置にあるので、椅子の揺れの安定性に欠けており、揺り椅子には定位設計がなされておらず、座る角度を定位することができず、座り心地が非常に悪い。

揺り椅子の揺れ角度を定位するため、現在、類似の自転車ブレーキのケーブルブレーキの位置決め構造を有し、ケーブルブレーキ構造は、制御端を具備し、通常人が容易に触れることができる部位に設置されており、人の手により制御端を操作することによって、ケーブルブレーキ中のケーブルを介して、スイングシャフト構造と組み合わされたロック部を制御し、且つロック部によりスイングシャフト構造をロック又はロック解除し、且つ揺り椅子の揺れ角度を定位又はロック解除を制御して揺り椅子を揺れ可能状態にする。しかし、構造は、設置が煩雑であり、且つ制御する際に手の力を入いれて引かなければならず、非常に不便で、且つロックがしっかりせず安定しない。

アメリカ特許番号７０９０２９５号の明細書

本考案の目的は、支持性に優れ、揺れ動作が安定し、且つ定位安定性にも優れたリラックス揺り椅子を提供することである。

本考案は、乗座部と固定ベースと揺れ部と定位部を有する。固定ベースは、着地可能であり、上座方向に対して前後側を有するベース、当該ベース前後側方向に対して垂直上方に設けられている接合フレーム、および、収容空間を有する。揺れ部は、固定ベースの収容空間に設けられ、ベース板、中柱、前スイングシャフト、および後スイングシャフトを有し、ベース板の前後側は接合フレームとそれぞれピンジョイントされ、中柱は差込孔を有しベース板の上方に垂直に設けられ上方に乗座部に固設されている接合部を有し、乗座部を連動させ、前スイングシャフトの上下は接合フレーム及びベース板前方にそれぞれピンジョイントされ、後スイングシャフトの上下は接合フレーム及びベース板後方にそれぞれピンジョイントされ、固定ベースの収容空間において固定ベースの前後に揺れる定位部は、揺れ部の揺れ状態または定位状態を制御する

接合フレームは二つの平行配列のフレーム体を有し、ベースの前後方向に対して垂直にベース上方位置に設けられ、二つのフレーム体間に収容空間を有する。
接合フレームは、複数のシャフトをさらに有する。二つのフレーム体の前側および後側の上方、揺れ部の前記ベース板の前側および後側、ならびに、前スイングシャフトおよび後スイングシャフトの上方および下方には、それぞれピンジョイント部が設けられている。
フレーム体の前側のピンジョイント部と前スイングシャフトの上方のピンジョイント部とは第１前シャフトによりピンジョイントされる。
フレーム体の後側のピンジョイント部と後スイングシャフトの上方のピンジョイント部とは第１後シャフトによりピンジョイントされる。
前スイングシャフトの下方のピンジョイント部とベース板の前側のピンジョイント部とは第２前シャフトによりピンジョイントされる。
後スイングシャフトの下方のピンジョイント部とベース板の後側のピンジョイント部とは第２後シャフトによりピンジョイントされる。
乗座部は台座部と背もたれ部と肘掛部とをさらに有する。揺れ部は、中柱に接合されている接合部、および、当該接合部に固設されている連接柱をさらに有する。肘掛部は連接柱を介して中柱に接合される。
定位部は定位板と二つの調整ブロックと調整ポールとばねとハンドルとをさらに有する。定位板は、接合フレームに固設され、揺れ部の前後揺れ位置に対応し、揺れ部の前後揺れ方向に配列されている複数の定位孔を有する。
二つの調整ブロック中央には差込孔、および、結合貼り合せ可能斜面を有し、一方の調整ブロックは揺れ部の中柱に固設され、他方の調整ブロックは貫通孔を有し、調整ポール上に取付けられている。
調整ポールは、二つの調整ブロックの差込孔と中柱の差込孔を貫通し、一端はハンドルと接合し、他端は定位板の定位孔に対応する位置に定位孔に挿入可能な挿入部、および、ストップ片を有する。
ばねは、調整ポールの上に設けられ、二端がストップ片及び中柱にそれぞれと当接し、調整ポールに弾力を提供する。
中柱にはスリーブ管がさらに設けられ、スリーブ管は、差込孔、および、一端に形成されている開口を有する。開口側縁の１８０°の間隔にストップ縁をそれぞれ形成しする。
一方の調整ブロックは、中柱の前記スリーブ管の開口に対応する位置に固設され、他方の調整ブロックは、貫通孔を有し、ねじにより調整ポールの上に組み立てられている。調整ポールの回転により、ねじがスリーブ管の開口側縁のストップ縁に押し当てられ、二つの調整ブロックの斜面の位置が対応可能である。

以上により、本考案の乗座部の乗座重量は、接合フレームの二つのフレーム体により支持面が増加し、且つ揺れ部が接合フレームの収納空間において作動して、優れた支持性と揺れ動作の安定性を有する。又、乗座部は揺れ部を適切な角度まで揺らして、定位したいとき、定位部の調整ポール挿入部が対応位置の定位孔に確実に挿入されて定位され、定位安定性と操作の便利性を有する。

本考案の固定ベース、揺れ部、定位部の分解図である。図１の組み立て図であり、定位していない状態である。本考案の組み立て側面図である。本考案の定位部図である。本考案を組み立てた前方図であり、定位していない状態である。本考案の前方への揺れを示した図である。本考案の後方への揺れを示した図である。本考案の定位部の定位を示した図である。

（一実施形態）
図１〜５を参照すると、本考案が提供するリラックス揺り椅子は、乗座部１と固定ベース２と揺れ部３と定位部４とを有する。乗座部１は、台座部１１と背もたれ部１２と肘掛部１３とを有する。背もたれ部１２と台座部１１とはピンジョイントし、角度調整部１５が設置されて角度調整可能な構造を形成する。また、肘掛部１３は連結柱１４と接合され、揺れ部３が連動する。

固定ベース２は、ベース２１と接合フレーム２２とを有する。ベース２１は地面に設置可能であり、乗座方向に対して前部２１１、後部２１２を有する。接合フレーム２２は、二つの平行配列フレーム２２１、２２２を有し、ベース２１の前側２１１、後側２１２方向に対して垂直にベース２１の上方に設けられている。二つのフレーム２２１、２２２間には、収容空間２３を有する。二つのフレーム２２１、２２２の上方にはそれぞれ接合ポール２２３、２２４が設けられている。二つのフレーム２２１、２２２の前側および後側の上方には、それぞれピンジョイント部２２５〜２２８が設けられている。二つのフレーム２２１、２２２は、第１前シャフト２４および第１後シャフト２５により接合される。二つのフレーム２２１、２２２は、広い支持幅ａ（図５参照）を提供できる。

揺れ部３は、固定ベース２の収容空間２３に設置され、ベース板３１と中柱３２と前後スイングシャフト３３、３４を有する。ベース板３１の前後側には前後ピンジョイント部３１１、３１２がそれぞれ設けられ、第２前シャフト３１３および第２後シャフト３１４に接合される。中柱３２は、ベース板３１上方に垂直に設けられ、上方には接合部３２１を有し、乗座部１の連接柱１４を固設し、乗座部１を揺れ部３と連動させる。中柱３２にはスリーブ管３２２が固設されている。スリーブ管３２２は、差込孔３２３を有し、一端に開口３２４が形成されている。開口３２４の側縁には１８０°の間隔でストップ縁３２５、３２６を形成する。前スイングシャフト３３および後スイングシャフト３４は、上方および下方にそれぞれピンジョイント部３３１、３３２、３４１、３４２が設置されている。前スイングシャフト３３の上方のピンジョイント部３３１と、接合フレーム２２の前側の上方のピンジョイント部２２５、２２７とは、第１前シャフト２４によりピンジョイントされている。前スイングシャフト３３の下方のピンジョイント部３３２と、ベース板３１の前側のピンジョイント部３１１とは、第２前シャフト３１３によりピンジョイントされている。後スイングシャフト３４の上方のピンジョイント部３４１と、接合フレーム２２の後側の上方のピンジョイント部２２６、２２８とは、第１後シャフト２５によりピンジョイントされている。後スイングシャフト３４の下方のピンジョイント部３４２と、ベース板３１の後側のピンジョイント部３１２とは、第２後シャフト３１４によりピンジョイントされている。揺れ部３は固定ベース２の前後に揺らす。

定位部４は、定位板４１と二つの調整ブロック４２、４３と調整ポール４４とばね４５とハンドル４４１とを有する。定位板４１は接合フレーム２２上に揺れ部３の前後揺れ位置に対応して固設され、揺れ部３の前後揺れ方向に定位孔４１１が複数配列されている。二つの調整ブロック４２、４３は中央に差込孔４２１、４３１をそれぞれ有し、結合貼り合せ可能な斜面４２２、４３２をそれぞれ有する。調整ブロック４２は、揺れ部３中柱３２のスリーブ管３２２の開口３２４に対応する側に固設されている。調整ブロック４３は貫通孔４３３を設置して、貫通孔４３３を通るネジ４３４により調整ポール４４に取付けられる。調整ポール４４は、二つの調整ブロック４２、４３の差込孔４２１、４３１と中柱３２の差込孔３２３とを貫通し、一端はハンドル４４１に接合され、他端は定位板４１の定位孔４１１に対応する位置に挿入部４４２が設けられている。調整ポール４４はストップ片４４３を有する。又、ばね４５が調整ポール４４上に設置され、両端部はそれぞれストップ片４４３及び中柱３２のスリーブ管３２２を押し付けて、調整ポール４４に弾力を提供する。

本考案では、調整ポール４４を回転すると、ねじ４３４とスリーブ管３２２の開口３２４側縁のストップ縁３２５を押し付け、二つの調整ブロック４２、４３の斜面４２２、４３２の位置がずれる。調整ポール４４の挿入部４４２が定位孔４１１から離れ、ばね４５を圧縮して揺れ部３を揺れ可能な状態にする。図６及び図７に示すように、本考案では、揺れ部３は固定ベース２の前後を揺らし、本考案の乗座部１の乗座重量は、接合フレーム２２の二つのフレーム体２２１、２２２により支持面が増加し、且つ揺れ部３が接合フレーム２２の収納空間２３において作動して、優れた支持性と揺れ動作の安定性を確保する。
図８に示すように、本考案の乗座部１は、揺れ部３を適切な角度まで揺らして、定位したいとき、調整ポール４４を回転し１８０°変位させ、二つの調整ブロック４２、４３の斜面４２２、４３２を貼り合せ、ねじ４３４をストップ縁３２６に押し付けて定位し、調整ポール４４がばね４５の弾性により変位して挿入部４４２を対応位置の定位孔４４１に挿入する。これにより、定位安定性と操作便利性を確保する。

以上より、本考案は揺れ動作と定位安定機能を有する。実施例は本考案の例に過ぎず、本考案を制限するものではない。本考案の本質に基づいた同様な変更も本考案の範囲内に属す。

１・・・乗座部
１１・・・台座部
１２・・・背もたれ部
１３・・・肘掛部
１４・・・連接柱
１５・・・背もたれ部角度調整部
２・・・固定ベース
２１・・・ベース
２１１・・・前側
２１２・・・後側
２２・・・接合フレーム
２２１・・・フレーム体
２２２・・・フレーム体
２２３・・・接合ポール
２２４・・・接合ポール
２２５〜２２８・・・ピンジョイント部
２３・・・収容空間
２４・・・第１前シャフト
２５・・・第２後シャフト
３・・・揺れ部
３１・・・ベース板
３１１・・・ピンジョイント部
３１２・・・ピンジョイント部
３１３・・・第２前シャフト
３１４・・・第２後シャフト
３２・・・中柱
３２１・・・接合部
３２２・・・スリーブ管
３２３・・・差込孔
３２４・・・開口
３２５・・・ストップ縁
３２６・・・ストップ縁
３３・・・前スイングシャフト
３３１・・・ピンジョイント部
３３２・・・ピンジョイント部
３４・・・後スイングシャフト
３４１・・・ピンジョイント部
３４２・・・ピンジョイント部
４・・・定位部
４１・・・定位板
４１１・・・定位孔
４２・・・調整ブロック
４２１・・・差込孔
４２２・・・斜面
４３・・・調整ブロック
４３１・・・差込孔
４３２・・・斜面
４３３・・・貫通孔
４３４・・・ネジ
４４・・・調整ポール
４４１・・・ハンドル
４４２・・・挿入部
４４３・・・ストップ片
４５・・・ばね

Claims

乗座部と、
着地可能であり、上座方向に対して前後側を有するベース、当該ベース前後側方向に対して垂直上方に設けられている接合フレーム、および、収容空間を有する固定ベースと、
前記固定ベースの前記収容空間に設けられ、ベース板、中柱、前スイングシャフト、および後スイングシャフトを有し、前記固定ベースの前記収容空間において前記固定ベースの前後に揺れる揺れ部と、
前記揺れ部の揺れ状態または定位状態を制御する定位部と、
を備え、
前記中柱は、差込孔を有し、前記ベース板の上方に垂直に設けられ、上方には前記乗座部が固設されている接合部を有し、前記乗座部を連動させ、
前記ベース板の前後側は前記接合フレームとそれぞれピンジョイントされ、前記前スイングシャフトの上下は前記接合フレーム及び前記ベース板前方にそれぞれピンジョイントされ、前記後スイングシャフトの上下は前記接合フレーム及び前記ベース板後方にそれぞれピンジョイントされることを特徴とする揺り椅子。
前記接合フレームは、二つの平行配列のフレーム体を有し、前記ベースの前後方向に対して垂直に前記ベース上方位置に設けられ、二つの前記フレーム体間に前記収容空間を有することを特徴とする請求項１記載の揺り椅子。
前記接合フレームは、複数のシャフトをさらに有し、
二つの前記フレーム体の前側および後側の上方、前記揺れ部の前記ベース板の前側および後側、ならびに、前記前スイングシャフトおよび前記後スイングシャフトの上方および下方には、それぞれピンジョイント部が設けられ、
前記フレーム体の前側のピンジョイント部と前記前スイングシャフトの上方のピンジョイント部とは第１前シャフトによりピンジョイントされ、
前記フレーム体の後側のピンジョイント部と前記後スイングシャフトの上方のピンジョイント部とは第１後シャフトによりピンジョイントされ、
前記前スイングシャフトの下方のピンジョイント部と前記ベース板の前側のピンジョイント部とは第２前シャフトによりピンジョイントされ
前記後スイングシャフトの下方のピンジョイント部と前記ベース板の後側のピンジョイント部とは第２後シャフトによりピンジョイントされることを特徴とする請求項２記載の揺り椅子。
乗座部は台座部と背もたれ部と肘掛部とをさらに有し、
前記揺れ部は、前記中柱に接合されている接合部、および、当該接合部に固設されている連接柱をさらに有し、
前記肘掛部は前記連接柱を介して前記中柱に接合されることを特徴とする請求項１から請求項３のいずれか一に記載の揺り椅子。
前記定位部は定位板と二つの調整ブロックと調整ポールとばねとハンドルとをさらに有し、
前記定位板は、前記接合フレームに固設され、前記揺れ部の前後揺れ位置に対応し、前記揺れ部の前後揺れ方向に配列されている複数の定位孔を有し、
二つの前記調整ブロック中央には差込孔、および、結合貼り合せ可能斜面を有し、一方の前記調整ブロックは前記揺れ部の前記中柱に固設され、他方の前記調整ブロックは貫通孔を有し、前記調整ポール上に取付けられ、
前記調整ポールは、二つの前記調整ブロックの前記差込孔と前記中柱の前記差込孔を貫通し、一端は前記ハンドルと接合し、他端は前記定位板の前記定位孔に対応する位置に前記定位孔に挿入可能な挿入部、および、ストップ片を有し、
ばねは、前記調整ポールの上に設けられ、二端が前記ストップ片及び前記中柱にそれぞれと当接し、前記調整ポールに弾力を提供することを特徴とする請求項１から請求項３のいずれか一に記載の揺り椅子。
前記中柱にはスリーブ管がさらに設けられ、前記スリーブ管は、差込孔、および、一端に形成されている開口を有し、開口側縁の１８０°の間隔にストップ縁をそれぞれ形成し、
一方の前記調整ブロックは、前記中柱の前記スリーブ管の前記開口に対応する位置に固設され、
他方の前記調整ブロックは、貫通孔を有し、ねじにより前記調整ポールの上に組み立てられ、前記調整ポールの回転により、前記ねじが前記スリーブ管の前記開口側縁の前記ストップ縁に押し当てられ、二つの前記調整ブロックの斜面の位置が対応可能であることを特徴とする請求項５記載の揺り椅子。