JP3166928B2 - 開閉ゲ−ト装置 - Google Patents

開閉ゲ−ト装置

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JP3166928B2
JP3166928B2 JP09812891A JP9812891A JP3166928B2 JP 3166928 B2 JP3166928 B2 JP 3166928B2 JP 09812891 A JP09812891 A JP 09812891A JP 9812891 A JP9812891 A JP 9812891A JP 3166928 B2 JP3166928 B2 JP 3166928B2
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弘四郎 飯野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開閉ゲ−ト装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の開閉ゲ−ト装置の構成を示
すブロック図、図6は開閉ゲ−ト装置の正面図である。
図において、1は駆動装置、2は遮断桿、3はバランス
ウエイトである。
【0003】駆動装置1は回転駆動部11と、ブレ−キ
部12と、クラッチ部13とを有している。回転駆動部
11はモ−タ111とモ−タ制御回路112とを含んで
構成されている。モ−タ111は、ブラシレスモータ等
で構成され、回転駆動軸115に遮断桿2を上昇または
下降させる駆動力を発生する。モ−タ制御回路112
は、図示しない制御装置から供給される上昇信号113
または下降信号114によりモ−タ111を正回転また
は逆回転させる。ブレ−キ部12は、回転駆動軸115
に接続された回転子121と、固定子コイル122とが
磁気結合する構成となっており、回転駆動部11の停止
中に、遮断桿2を上昇停止位置21または下降停止位置
22に保持する。クラッチ部13は、モ−タ保護のため
に設けられたもので、回転駆動部11側の回転駆動軸1
15に接続される入力側回転板131と、遮断桿2側の
回転駆動軸116に接続される出力側回転板132とを
有したフリクションクラッチとなっており、入力側回転
板131と出力側回転板132との間に一定値以上の回
転トルクが加わったときに、両者に滑りが生じるように
なっている。通常、回転駆動軸116は図示しない減速
機構部を介して遮断桿2に接続される。
【0004】遮断桿2は回転駆動軸116を中心として
回転し、上昇または下降する。駆動装置1の電源を切っ
た状態では、バランスウエイト3とのアンバランストル
クTf により遮断桿2は徐々に下降するようになってい
る。従って、駆動装置1の電源が停電した場合は、ブレ
−キ部12の保持が解除され、遮断桿2はアンバランス
トルクTf により徐々に下降する。
【0005】駆動装置1に上昇信号113が入力される
と、回転駆動部11から回転駆動軸115に与えられる
駆動力を受けて、遮断桿2が上昇する。このとき、ブレ
−キ部12の制動は解除されている。遮断桿2が上昇停
止位置21まで上昇し、上昇信号113が解除される
と、回転駆動部11の電源が遮断され、遮断桿2は上昇
停止位置21でブレ−キ部12により保持される。同様
に下降信号114が入力されると、回転駆動部11から
回転駆動軸115に与えられる駆動力を受けて、遮断桿
2が下降する。このとき、ブレ−キ部12の制動は解除
されている。遮断桿2が下降停止位置22まで下降し、
下降信号114が解除されると、回転駆動部11の電源
が遮断され、遮断桿2は下降停止位置22でブレ−キ部
12により保持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の開閉ゲート装置において、遮断桿2がアンバラ
ンストルクTfで下降できるのは、前述したように、駆
動装置1の電源を切った状態、即ち、モータ111が自
由回転できる状態にあって、かつ、ブレーキ部12によ
る制動が解除された場合である。モータ111に機械的
なロックが発生した場合、またはモータ制御回路112
の故障でロックと同等の故障モードとなった場合は、モ
ータ111が回転できないから、仮に、ブレーキ部12
による制動を解除したとしても、アンバランストルクで
は遮断桿2を下降させることができない。 クラッチ部1
3は、入力側回転板131と出力側回転板132との間
に一定値以上の回転トルクが加わったときに滑りが生ず
るようになっているが、アンバランストルクは、滑りを
生じる回転トルクよりも小さいから、アンバランストル
クでは、入力側回転板131と出力側回転板132との
間に滑りを生じない。
【0007】そこで、本発明の課題は、上述した従来の
問題点を解決し、回転駆動部がロックした場合にも遮断
桿を下降させ得る信頼性の高い開閉ゲ−ト装置を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述する課題解決のた
め、本発明は、駆動装置と、遮断桿とを有する開閉ゲ−
ト装置であって、前記駆動装置は、前記遮断桿を上昇ま
たは下降させる回転駆動部と、前記遮断桿を上昇停止位
置及び下降停止位置に保持するブレ−キ部と、クラッチ
部とを有しており、前記クラッチ部は、前記回転駆動部
と前記ブレ−キ部との間に設けられ、前記回転駆動部に
接続された入力側回転子と、前記ブレーキ部に接続され
た出力側回転子とを有しており、前記入力側回転子及び
前記出力側回転子は、両者間の回転速度差による渦電流
により相互間に電磁結合が生じるように組合されている
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】クラッチ部は、回転駆動部とブレ−キ部との間
に設けられ、回転駆動部に接続された入力側回転子と、
ブレーキ部に接続された出力側回転子とを有しており、
入力側回転子及び出力側回転子は、両者間の回転速度差
による渦電流により相互間に電磁結合が生じるように組
合されているから、回転駆動部で発生した駆動力を、ク
ラッチ部の電磁結合を介して遮断桿に伝達し、遮断桿を
昇降させることができる。出力側回転子は、入力側回転
子の回転速度から両者間の回転速度差だけ差引かれた回
転速度で回転し、遮断桿はこの回転速度で上昇または下
降する。
【0010】クラッチ部は、回転駆動部とブレーキ部と
の間に設けられ、回転駆動部に接続された入力側回転子
と、ブレーキ部に接続された出力側回転子とを有してお
り、入力側回転子及び出力側回転子は、両者間の回転速
度差による渦電流により相互間に電磁結合が生じるよう
に組合されているから、回転駆動部がロックされた場合
において、ブレーキ部が解除されると、ブレーキ部に接
続された出力側回転子に対するブレーキ制動が解除され
る。この結果、出力側回転子は、遮断桿のアンバランス
トルクを受けて回転できるようになる。入力側回転子及
び出力側回転子は電磁結合されているから、出力側回転
子と入力側回転子との間に遮断桿の下降運動に抗する回
転トルクが発生する。このため、遮断桿は緩やかな速度
で下降する。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係る開閉ゲ−ト装置の構成を
示すブロック図、図2はそのクラッチ部の部分断面図、
図3は図2のA3 −A3 断面図である。図において、図
5と同一参照符号は同一性ある構成部分を示している。
14はクラッチ部である。
【0012】クラッチ部14は、回転駆動部11とブレ
−キ部12との間に設けられ、回転駆動部11側の回転
駆動軸115に接続された入力側回転子15と、ブレー
キ部12側の回転駆動軸116に接続された出力側回転
子16とを有しており、入力側回転子15及び出力側回
転子16は、両者間の回転速度差による渦電流により相
互間に電磁結合が生じるように組合されている。入力側
回転子15は銅、アルミニウム等の導電材料によって形
成されている。出力側回転子16は支持体161、マグ
ネット162〜167によって構成されている。17は
ケ−スである。支持体161及びケ−ス17は鉄等の磁
性材料によって形成されている。
【0013】回転駆動軸116にはアンバランストルク
Tf が加えられている。回転駆動部11が停止中は、回
転子121と固定子コイル122との磁気結合により回
転駆動軸116がブレ−キ部12により保持されるの
で、アンバランストルクTf は出力側回転子16に加わ
らないようになっている。
【0014】図3に基づいて回転駆動部11にロック等
の異常がない場合の駆動装置1の動作を説明する。遮断
桿2を上昇させるため入力側回転子15が矢印a方向に
回転されると、電磁誘導作用により入力側回転子15の
部分151に、入力側回転子15と出力側回転子16と
の回転速度差及びマグネット162〜167の発生する
磁束密度に従った渦電流が誘起する。この渦電流はマグ
ネット162〜167の発生する磁界との電磁作用によ
り、出力側回転子16を矢印bで示す方向に回転させる
回転トルクTd1を発生する。回転トルクTd1は出力側回
転子16に加わるアンバランストルクTf に抗する回転
トルクとなる。従って、出力側回転子16は入力側回転
子15の回転速度から回転トルクTd1を発生させる回転
速度差を差引いた回転速度で回転する。また、遮断桿2
を降下させるため入力側回転子15が矢印aの逆方向に
回転された場合は、出力側回転子16の回転方向が逆方
向になるだけで同様のことが行なわれる。これによっ
て、クラッチ部14の入力側回転子15と出力側回転子
16とが電磁結合状態となり、遮断桿2を上昇または下
降させるための回転トルクTd1を遮断桿2に供給でき
る。
【0015】回転駆動部11にロック等の異常が発生し
た場合の動作を説明する。回転駆動部11がロックした
場合、遮断桿2を上昇させることはできないが踏切事故
を誘発するおそれがないので問題とならない。遮断桿2
を下降させる場合を説明する。回転駆動部11がロック
されているから入力側回転子15は動かない。クラッチ
部14は、回転駆動部11とブレーキ部12との間に設
けられ、回転駆動部11に接続された入力側回転子15
と、ブレーキ部12に接続された出力側回転子16とを
有しており、入力側回転子15及び出力側回転子16
は、両者間の回転速度差による渦電流により相互間に電
磁結合が生じるように組合されているから、回転駆動部
11がロックされた場合において、ブレーキ部12が解
除されると、ブレーキ部12に接続された出力側回転子
16に対するブレーキ制動が解除される。この結果、
力側回転子16は、遮断桿2のアンバランストルクTf
を受けて矢印bの逆方向に回転する。この場合も、入力
側回転子15の部分151に電磁誘導作用による渦電流
が誘起される。この渦電流はマグネット162〜167
との電磁作用により、入力側回転子15を矢印aの逆方
向に回転させる回転トルクTd2を発生する。入力側回
転子15が固定されているから、出力側回転子16には
作用・反作用の関係で矢印a方向の回転トルク(−Td
2)が加えられる。回転トルク(−Td2)は出力側回
転子16に対してブレーキの働きをする。従って、出力
側回転子16はブレーキ作用を受けながら矢印aの逆方
向に回転し、遮断桿2を徐々に下降させる。このため、
回転駆動部11がロックした場合でも、遮断桿2を徐々
に下降させ得る信頼性の高い開閉ゲート装置を提供でき
る。
【0016】図4は本発明に係る開閉ゲ−ト装置の駆動
装置の具体的な実施例の部分断面図である。図において
図1と同一参照符号は同一性ある構成部分を示してい
る。本実施例はケ−ス17を共用し最も小型化した例を
示してある。モ−タ111は固定子117と回転子11
8とを有しており、回転子118はキ−119により回
転駆動軸115に接続され、駆動力を回転駆動軸115
に伝達している。回転駆動軸115はベアリング18
1、184により支持されている。入力側回転子15は
キ−119により回転駆動軸115に接続されている。
出力側回転子16及び回転子121はキ−120により
回転駆動軸116に接続されている。回転駆動軸16は
ベアリング182、183により支持されている。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る開閉ゲ
−ト装置において、クラッチ部は回転駆動部とブレ−キ
部との間に設けられ、回転駆動部に接続された入力側回
転子と、ブレーキ部に接続された出力側回転子とを有し
ており、入力側回転子及び出力側回転子は、両者間の回
転速度差による渦電流により相互間に電磁結合が生じる
ように組合されているので、回転駆動部がロックした場
合にも遮断桿を下降させ得る信頼性の高い開閉ゲ−ト装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る開閉ゲ−ト装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】クラッチ部の部分断面図である。
【図3】図2のクラッチ部のA3 −A3 断面図である。
【図4】本発明に係る開閉ゲ−ト装置の駆動装置の具体
的な実施例の部分断面図である。
【図5】従来の開閉ゲ−ト装置の構成を示すブロック図
である。
【図6】従来の開閉ゲ−ト装置の正面図である。
【符号の説明】
1 駆動装置 11 回転駆動部 111 モ−タ 112 モ−タ制御回路 113 上昇信号 114 下降信号 115、116 回転駆動軸 12 ブレ−キ部 121 回転子 122 固定子コイル 14 クラッチ部 15 入力側回転子 16 出力側回転子 2 遮断桿 3 バランスウエイト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−147556(JP,U) 実開 昭57−80179(JP,U) 実開 昭58−37786(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61L 1/00 - 29/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置と、遮断桿とを有する開閉ゲ−
    ト装置であって、前記駆動装置は、前記遮断桿を上昇ま
    たは下降させる回転駆動部と、前記遮断桿を上昇停止位
    置及び下降停止位置に保持するブレ−キ部と、クラッチ
    部とを有しており、前記クラッチ部は、前記回転駆動部
    と前記ブレ−キ部との間に設けられ、前記回転駆動部に
    接続された入力側回転子と、前記ブレーキ部に接続され
    た出力側回転子とを有しており、前記入力側回転子及び
    前記出力側回転子は、両者間の回転速度差による渦電流
    により相互間に電磁結合が生じるように組合されている
    ことを特徴とする開閉ゲ−ト装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR20200085894A (ko) 2018-02-06 2020-07-15 리즈무 도께이 고교 가부시키가이샤 소형 선풍기

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