JP3166794U - 回路保護素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁基板に可溶合金の感温体と発熱体を配置した回路保護素子において、リードの導出方向を規制し各リード間の絶縁維持を最適状態とし、リードフレーム材の利用率を向上させる回路保護素子を提供する。【解決手段】表面電極と裏面電極とを有する絶縁基板13の表面に感温体14および絶縁カバー15、裏面に発熱体16および3個の導出リードとを備え、表面電極と裏面電極間はスルーホールにより導通させた回路保護素子において、導出リードは2個の切欠状導出部材17a、bおよび単一のT字状導出部材17cからなり、全てを同一方向に平行配置して導出させる。それにより、導出リード用のリードフレーム材を有効利用する。【選択図】図1

Description

この考案は、Liイオン電池等の二次電池における保護装置として応用することができる回路保護素子に関する。
回路保護素子は、過電流や過昇温から電子機器を保護する素子であり、低融点合金をヒューズエレメントに用いた電流ヒューズや可溶合金型温度ヒューズが知られている。可溶合金型温度ヒューズの一類には、被保護回路に異常が検知された際に、内蔵する抵抗ヒータに通電して、強制的にヒューズエレメントを溶断させる抵抗ヒータ付き温度ヒューズと称される保護素子がある。
従来の抵抗ヒータ付き温度ヒューズは、絶縁基板の片面に第1電極、第2電極および第3電極を設け、第1電極と第3電極の間に低融点可溶合金片からなるヒューズ素子を接続し、第2電極と第3電極の間に抵抗体からなる発熱素子を接続し、各電極にリード部材を接続して、ヒューズ素子と発熱素子と各リード部材を同じ基板面に搭載した形状のものが特許文献1に開示されている。さらに、この抵抗ヒータ付き温度ヒューズをより小型化した形状として、特許文献2および特許文献3に示されるものがある。特許文献2では、複数個のスルーホールを形成した絶縁基板の両面に、該スルーホールを介して接続する複数の電極を設け、基板表面に低融点合金可溶体のヒューズ素子を搭載し、基板裏面に発熱素子とリード部材を搭載した形状が記載されている。同様に、特許文献3では、絶縁基板の片面にヒューズ素子の接続用電極を有し、この電極にヒューズ素子と2個のリード部材を接合し、残る一方の基板面に形成した電極に、膜抵抗からなる発熱素子と第3のリード部材を接合した形状の抵抗ヒータ付き温度ヒューズが開示されている。これら特許文献2および特許文献3の抵抗ヒータ付き温度ヒューズは、絶縁基板の表裏に設けた電極をスルーホールで接続することで、ヒューズ素子と発熱素子を、階層構造にしてヒューズ本体部分の短小化を図っている。
先に示した従来の抵抗ヒータ付き温度ヒューズは、何れも3個のリード部材のうち2個を対抗する方向に導出する形状となっており、その実装構造は、特許文献2および特許文献3に示されるように、保護回路基板に搭載されるFET等を温度ヒューズの左右両翼のリード部材で抱え込むようにして、温度ヒューズの本体部分をFET等の部品間に嵌め込んで装着され、回路部品間の空間を利用したコンパクトな実装構造が可能となっている。
特開平11−339615号公報 特開2003−217416号公報 特開2009−048850号公報
本考案は、絶縁基板上に複数の電極を設け、この電極と接続した発熱体と可溶金属感温体と導出リードを備え、少なくとも感温体を含む部分を絶縁封止した形状の回路保護素子において、リードの導出方向を規制すると同時に各リード間の絶縁維持の最適状態を得る実装スペースとすることを目的とし、それにより、リード用フレーム部材(フープ材)の利用率を向上させ、加工効率を図り、コスト低減を行うものである。
本考案の回路保護素子は、上記の目的を達成するために、絶縁基板に可溶合金の感温体と、絶縁ガラス等の保護コートを含む発熱体と、3個のリードを配置し、少なくとも感温体の周囲に絶縁封止を施した回路保護素子において、全てのリードが同一方向に平行となるように配置したパッケージ形状とする。すなわち、回路保護素子の本体ケースの片側一辺にリードを集中配置した構造を提供する。したがって、本考案の回路保護素子は、片持ちリードフレームとなるので、必要なフープ材の使用量を、従来比の約半分に削減することができる。また、本考案に係る回路保護素子の組立に用いるリードフレームの形状は、リードを片側方向に集中させることで、部品サイズを小型化でき、同時にリードフレームからの該保護素子部の切り離し作業を容易にして、加工プロセスの効率化と組み立てコスト低減を実現する。さらに、保護装置への組み込みに関しても実装構造を簡素化し、取り付け作業の効率化に有利となる。
本考案の回路保護素子の一形態は、絶縁基板と、この基板の片面に形成した表面電極と、もう一方の面に形成した裏面電極を備え、表面電極には、温度に感応して溶断する感温体と、表面電極に対応する裏面電極を導通するスルーホールを含み、裏面電極には、発熱体と、3つの導出リードを含み、少なくとも感温体の周囲を絶縁封止した回路保護素子である。すなわち、複数の表面電極と複数の裏面電極を有する絶縁基板と、表面電極間に接続した感温体と、この感温体をカバーする絶縁封止部と、裏面電極間に配置した発熱体と、裏面電極に接続した3つの導出リードを備える。絶縁基板のスルーホールは、表面電極とこれと対応した裏面電極の間をそれぞれ導通している。この絶縁基板は、リードフレームを形成するフープ材と合体接合した後、棒状またはテープ状の可溶合金片からなる感温体が表面電極に接合され、感温体の表面にフラックスが塗布される。次に、この感温体上に絶縁封止を施す。その後、リードフレームの連結部を切り離して完成された回路保護素子とする。必要に応じて導出リードにリード・フォーミングを実施する場合には、リードフレームにフォーミング加工を施した後、連結部の切り離しを行うのが好ましい。
本考案の別形態の回路保護素子は、絶縁基板と、この基板の片面に形成した表面電極と、もう一方の面に形成した裏面電極を備え、表面電極には、温度に感応して溶断する感温体と、表面電極に対応する裏面電極を接続するスルーホールと、2つの導出リードを含み、裏面電極には、発熱体と、1つの導出リードを含み、少なくとも感温体の周囲を絶縁封止した回路保護素子である。すなわち、複数の表面電極と複数の裏面電極を有する絶縁基板と、表面電極間に配置した感温体と、この感温体をカバーする絶縁封止部と、表面電極に接続した2つの導出リードと、裏面電極間に配置した発熱体と、裏面電極に接続した1つの導出リードを備える。絶縁基板のスルーホールは、表面電極とこれに対応した裏面電極の間を導通している。この絶縁基板は、リードフレームを形成するフープ材と合体接合した後、棒状またはテープ状の可溶合金片からなる感温体が表面電極に接合され、感温体の表面にフラックスが塗布される。次に、この感温体上に絶縁封止を施す。その後、リードフレームの連結部を切り離して完成された回路保護素子とする。必要に応じて導出リードにリード・フォーミングを行う場合は、リード・フォーミング加工を施した後、連結部の切り離しを実施するのが好ましい。
本考案の回路保護素子に具備する3個のリードは、好ましくは第1および第2の切欠状導出部材と、T字状導出部材とからなり、全てを同一方向に平行配置して導出させ、絶縁基板の表裏両面電極部間は導通スルーホールを設けて接続すると共に、感温体の周囲を絶縁封止する。ここで、切欠状導出部材は導出部最大幅がw1、電極部との取付部幅がw2、および導出先端部幅がw3であり、T字状導出部材は導出部最大幅がw4であり、絶縁基板33の本体幅がw5であり、これら各幅の寸法関係をw1≧w2、w1≧w3およびw3≧w4にする。また、切欠状導出部材の導出部最大幅w1部分の断面積と、取付部幅w2または導出先端部幅w3部分の断面積との面積比を1:0.6〜1の範囲内にする。その際、特に切欠状導出部材およびT字状導出部材は、絶縁基板の本体幅w5の延長線を越えないようにするのが好ましい。
本考案によるリード配置の片側集中化は、その製造プロセスにおいてリードフレームの両側配置が不要になり、その分フープ材の削減ができ、作業の簡素化と効率化に寄与する。
特に切欠部を設け素子本体ケース左右両側の導出リードとなる切欠状導出部材を外側に張り出すことにより、中央部の導出リードであるT字状導出部材との絶縁に必要な沿面距離が確保できる。
保護素子用リード配置のパッケージ形状は、回路保護素子の本体をFET等の制御素子の間に挟む形の実装構造にすることで、制御素子の異常時に動作して、搭載された保護回路基板の通電を遮断するのに好適な実装構造を保ったまま、実装面積を縮小することが可能となり、リード片側に対する一度のハンダ付け操作で実装作業を迅速に完了できるようになる。
本考案に係る実施例1の回路保護素子であり、図1(A)は絶縁カバーの一部を断面視した平面図、図1(B)は図1(A)のD−D断面図、および図1(C)は下面図である。 本考案に係る実施例1の変形例であり、導出リードにフォーミングを施した回路保護素子の側面図および下面図である。 本考案に係る実施例2の回路保護素子であり、図3(A)は絶縁カバーを省略して図示した平面図、図3(B)は図3(A)のD−D断面図、および図3(C)は下面図である。 本考案に係る保護素子の保護回路基板への実装構造を示す側面図である。 本考案に係る回路保護素子に使用するリードフレームの平面図である。 図5に示す本考案の回路保護素子用リードフレームと比較するために示す従来のリードフレームの平面図である。
本考案の実施例1の回路保護素子は、表裏両面に複数個の電極を有する絶縁基板を含み、この基板の表面に配置した感温体と、この感温体を覆う絶縁カバーと、裏面に配置した発熱体と、裏面電極に接続した3個の導出リードを具備した回路用保護素子において、3個のリードは第1および第2の切欠状導出部材と、T字状導出部材とからなり、全てを同一方向に平行配置して導出させる。絶縁基板の表裏両面電極間は導通スルーホールを設けて接続すると共に、絶縁カバーの周囲を樹脂封止するのが好ましい。ここで、切欠状導出部材は導出部最大幅がw1、電極との取付部幅がw2、および導出先端部幅がw3であり、T字状導出部材は導出部最大幅がw4であり、絶縁基板の本体幅がw5であり、これら各幅の寸法関係をw1≧w2、w1≧w3およびw3≧w4とするが、特にw1≧w2>w3かつw3≧w4とするのが好ましい。また、切欠状導出部材の導出部最大幅w1部分の断面積と、取付部幅w2および導出先端部幅w3部分の断面積との面積比を1:0.6〜1の範囲内にするが、特に好ましくは前記面積比が1:0.6以上0.9以下に加工する。その際、3個の導出リードが保護素子の本体幅w5の内側にはみ出さないように配置するのが好ましい。上記3個のリードは、図5に示すように第1および第2の2個の切欠状導出部材57a,57bと単一のT字状導出部材57cから成るリード部材セットの複数個が単一の連結部材で結合するリードフレームを使用して製造された回路保護素子である。さらに、本考案の回路保護素子は、各導出リードを所定の形状にリード・フォーミングでき、例えば、図2に示すようにガル・ウィング・リードフォーミングを施した回路保護素子を提供する。
本考案の実施例2の回路保護素子は、表裏両面に複数個の電極部を有する絶縁基板を含み、この基板の表面に配置した感温体と、この感温体を覆う絶縁カバーと、表面電極に接続した2個の導出リードと、裏面に配置した発熱体と、裏面電極に接続した1個の導出リードを具備した回路用保護素子において、表面電極に接続した2個の導出リードは第1および第2の切欠状導出部材からなり、裏面電極に接続した1個の導出リードはT字状導出部材からなる。導出リードは、全て同一方向に平行配置して導出させる。絶縁基板の表裏両面電極間は導通スルーホールを設けて接続すると共に、絶縁カバーの周囲を樹脂封止するのが好ましい。ここで、切欠状導出部材は導出部最大幅がw1、電極部との取付部幅がw2、および導出先端部幅がw3であり、T字状導出部材は導出部最大幅がw4であり、絶縁基板13の本体幅がw5であり、これら各幅の寸法関係をw1≧w2、w1≧w3およびw3≧w4とするが、特にw1≧w2>w3かつw3≧w4とするのが好ましい。また、切欠状導出部材の導出部最大幅w1部分の断面積と、取付部幅w2および導出先端部幅w3部分の断面積との面積比を1:0.6〜1の範囲内にするが、特に好ましくは前記面積比が1:0.6以上0.9以下に加工する。その際、3個の導出リードが保護素子の本体幅w5の内側にはみ出さないように配置するのが好ましい。各導出リードは所定の形状にリード・フォーミングでき、例えば、図3に示すようにガル・ウィング・リードフォーミングした導出リードを有する回路保護素子を提供する。
本考案の実施例1の回路保護素子10は、図1に示すように、3個の表面電極11a,11b,11cと、4個の裏面電極12a,12b,12c,12dを有する絶縁基板13を含み、この基板の表面に配置した感温体14およびこの感温体14を覆う絶縁カバー15と、裏面電極12cと12dの間に配置した絶縁保護コートd付き発熱体16および3個の導出リード17a,17b,17cを備えている。絶縁基板13は、セラミック材、ガラス材、プラスチック材などの絶縁材からなり、これに焼結材またはめっき材からなる表面電極、裏面電極およびスルーホールを施している。表面電極11aは、絶縁基板13を貫通するスルーホールaによって裏面電極12aと導通し、同様に表面電極11bは、絶縁基板13を貫通するスルーホールbによって裏面電極12bと導通しており、さらに表面電極11cは、絶縁基板13を貫通するスルーホールcによって裏面電極12cと導通している。そして絶縁基板13の裏面電極12aと、12bと、12dとに、これと対応する図5に示したリードフレーム材50の切欠状導出部材57aおよび57bと、T字状導出部材57cを接合した後、表面電極11a、11b、11cに棒状またはテープ状の可溶合金片を橋絡接合して感温体14とし、感温体14の表面にフラックス(図示せず)を塗布して、この上に絶縁カバー15を被せて樹脂封止18を施した後、リードフレームの連結部を切り離して完成された回路保護素子とする。
実施例1は、図2に示すようにリード・フォーミングを施した回路保護素子20に変形しても良い。導出リードに所定のフォーミングを施す必要がある場合には、導出先端部、すなわち実装継ぎ手を形成するフット部を避けてフォーミングを施す。発熱体のヒータを取り付けた裏面電極22dに接続するT字状導出部材27cは、本体への接合端をT字状に加工してあるため、w4を小さく取っても充分な接合強度が保持できる。ここで回路保護素子20は、切欠状導出部材27aおよび27bと、T字状導出部材27cとを、全て同一方向に平行配置して導出させた錫めっき銅製リードフレーム材と、絶縁基板にアルミナ・セラミック基板とを用い、裏面電極22cと22dとの間に薄膜抵抗体を形成して発熱体26とし、裏面電極22aと切欠状導出部材27aとを接合し、裏面電極22dとT字状導出部材27cとを接合して、裏面電極22bと切欠状導出部材27bとを接合させ、3つの表面電極に感温体として、例えば134±5℃の溶融温度を有する可溶合金を接合する。前記感温体上には、ロジンにワックスと活性剤を配合したフラックスを塗布し、さらに、この上に内部保護の目的で樹脂製絶縁カバー25を被せて、エポキシ系樹脂で前記絶縁カバーの周囲を絶縁封止28して組み立て、その後、図2に示すようにリードフレーム材に角度45°のガル・ウィング・フォーミングを施し、リードフレーム材からリードを切り離したパッケージ構造とする。保護素子の本体ケース左右両側の導出リードである切欠状導出部材27a,27bには、それぞれ二箇所の切欠部29を設ける。この切欠部29は、リード間の絶縁を保ちながらリードが占有する実装面積を低減するのに有用である。前記切欠部は、本体ケース裏面の電極端部e1から基板端e2までの区間内L1に導出リード27a,27bの切欠部29を設け、さらに同リードの導出先端部e3のヒール部e4から基板端e2までの区間内L2にも切欠部29を設ける。この時、導出リード27a,27bの最大幅をw1、導出リード27a,27bの本体への取付部幅をw2、導出リード27a,27bの導出先端部幅をw3とし、導出リード27cの最大幅をw4、保護素子の本体ケース幅をw5とするとき、各幅の寸法をw1≧w2>w3かつw3≧w4とする。なおかつw1の断面積を1とするとき、w2とw3の断面積が0.6以上0.9以下の面積比に加工して、導出リード27a,27b,27cが保護素子の本体幅w5の内側にはみ出さないように配置する。これにより、切欠部を設けてもリードの強度を損なうことなく、リード間に必要な沿面距離を保って、リード幅の広い部分w1で通電による過度の自己発熱を抑制して実装面積を低減することができる。
本考案の実施例2の回路保護素子30は、図3に示すように、3個の表面電極31a,31b,31cと2つの裏面電極32c,32dを有する絶縁基板33を含み、この基板33の表面に配置した感温体34と、この感温体34を覆う絶縁カバー35と、表面電極31a,31bに接続した2個の導出リード37a,37bと、裏面電極32cと32dの間に配置した絶縁保護コートd付き発熱体36と、裏面電極22dに接続した1個の導出リード37cを備えている。絶縁基板33は、セラミック材、ガラス材、プラスチック材などの絶縁材からなり、これに焼結材またはめっき材からなる表面電極、裏面電極およびスルーホールを施している。表面電極31cは、絶縁基板33を貫通するスルーホールcによって裏面電極32cと導通している。そして絶縁基板33の表面電極31aと31bに、これと対応する図5に示したリードフレーム材50の切欠状導出部材57aおよび57bを接合し、裏面電極32dにT字状導出部材57cとを接合した後、表面電極部31a、31b、31cに棒状またはテープ状の可溶合金片を橋絡接合して感温体34とする。感温体34の表面にフラックス(図示せず)を塗布して、この上に絶縁カバー35を被せ樹脂封止38を施した後、リードフレームの連結部を切り離して完成された回路保護素子とする。回路保護素子30の各導出リードは所定の形状にリード・フォーミングでき、例えば、図3に示すようにガル・ウィング・リードフォーミングした導出リードを有する回路保護素子を提供する。実施例2の回路保護素子30は、先に示した実施例1と導出リードの配置、裏面電極およびスルーホールの配置が異なり、それ以外の構成は実施例1と同一であるので詳細な説明を省略する。
本考案の回路保護素子は、上述した通り各導出リードを所定形状にリード・フォーミング加工することにより、図4に示すように回路保護素子40を所定の保護回路基板42に実装する際に、回路保護素子40の本体をFET等の制御素子41a,41bの間に挟み込む形に表面実装することができ、制御素子の異常を感知動作し搭載された保護回路基板の通電を遮断するのに好適な実装構造を保ったまま、実装面積と導出リードが占有する空間を縮小することが可能となる。
特に本考案の回路保護素子は、導出リードが片側方向に平行して導出させるので、製造過程でのリードフレームも単一の連結で間に合わせられるので、構造の簡素化と作業性の改善に寄与する。本考のリードフレーム50を示す図5および従来のリードフレーム600を示した図6は、必要とされるリードフレームのフープ材を比較したものである。加えて、本考案の回路保護素子は、部品サイズの小型化や薄型化が要求される分野の保護装置にも有効である。
10,20,30,40・・・回路保護素子、
11a,11b,11c,31a,31b,31c・・・表面電極、
12a,12b,12c,12d,22a,22b,22c,22d,32c,32d・・・裏面電極、
13,23,33・・・絶縁基板、 14,34・・・感温体、
15,25,35・・・絶縁カバー、 16,26,36・・・発熱体、
17a,17b,27a,27b,37a,37b,57a,57b・・・切欠状導出部材(導出リード)、
17c,27c,37c,57c・・・T字状導出部材(導出リード)、
18,28,38・・・絶縁封止、 29・・・切欠部、
41a,41b・・・制御素子、 42・・・保護回路基板、
a,b,c・・・導通スルーホール、 d・・・絶縁保護コート
e1・・・電極端部、 e2・・・基板端、
e3・・・導出先端部、 e4・・・ヒール部、
L1・・・電極端部から基板端に至る区間、
L2・・・ヒール部から基板端に至る区間、
w1・・・切欠状導出部材の導出部最大幅、
w2・・・切欠状導出部材の取付部幅、
w3・・・切欠状導出部材の導出先端部幅、
w4・・・T字状導出部材の導出部最大幅、
w5・・・本体幅、
50・・・リードフレーム、 600・・・従来のリードフレーム。

Claims (8)

  1. 表裏両面に複数個の電極を有する絶縁基板と、この基板上に配置した感温体および発熱体と、3個の導出リードとを具備し、前記絶縁基板の少なくとも1個の表裏両面電極間は導通スルーホールを設けて接続すると共に前記感温体の周囲を絶縁封止した回路用保護素子において、全ての前記導出リードを同一方向に平行配置して導出させたことを特徴とする回路保護素子。
  2. 表裏両面に複数個の電極を有する絶縁基板と、この基板上に配置した感温体および発熱体と、3個の導出リードとを具備し、前記絶縁基板の少なくとも1個の表裏両面電極間は導通スルーホールを設けて接続すると共に前記感温体の周囲を絶縁封止した回路用保護素子において、前記3個の導出リードは2個の切欠状導出部材と単一のT字状導出部材からなり、全ての導出リードを同一方向に平行配置して導出させたことを特徴とする回路保護素子。
  3. 表裏両面に複数個の電極を有する絶縁基板と、この基板の表面に配置した感温体およびこの感温体を覆う絶縁カバーと、裏面に配置した発熱体および3個の導出リードとを具備し、前記感温体または前記発熱体に通電するための導通スルーホールを前記絶縁基板の表裏両面電極間に設けて接続すると共に前記感温体の周囲を絶縁封止した回路用保護素子において、前記3個の導出リードは2個の切欠状導出部材と単一のT字状導出部材からなり、全ての導出リードを同一方向に平行配置して導出させたことを特徴とする回路保護素子。
  4. 表裏両面に複数個の電極を有する絶縁基板と、この基板の表面に配置した感温体および2個の導出リードと、前記感温体を覆う絶縁カバーと、裏面に配置した発熱体および1個の導出リードとを具備し、前記発熱体に通電するための導通スルーホールを前記絶縁基板の表裏両面電極間に設けて接続すると共に前記感温体の周囲を絶縁封止した回路用保護素子において、前記導出リードは2個の切欠状導出部材と単一のT字状導出部材からなり、全ての導出リードを同一方向に平行配置して導出させたことを特徴とする回路保護素子。
  5. 前記切欠状導出部材は導出部最大幅がw1、前記電極部との取付部幅がw2、および導出先端部幅がw3であり、前記T字状導出部材は導出部最大幅がw4であり、これら各幅の寸法関係をw1≧w2>w3かつw3≧w4にしたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載の回路保護素子。
  6. 前記切欠状導出部材の導出部最大幅(w1)部分の断面積と、前記取付部幅(w2)および前記導出先端部幅(w3)部分の断面積との面積比を1:0.6〜0.9の範囲内にすると共に前記切欠状導出部材および前記T字状導出部材が前記絶縁基板の本体幅(w5)の延長線を越えないことを特徴とする請求項5に記載の保護素子。
  7. 前記2個の切欠状導出部材および前記単一のT字状導出部材はそれぞれ複数個がセットとして単一の連結部材に結合されたリードフレームを用いたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載の回路保護素子。
  8. 前記リードをガル・ウィング・リードフォーミングしたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載の回路保護素子。
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