JP3166791B2 - コンニャクの製造装置 - Google Patents
コンニャクの製造装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンニャクの製造装置に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンニャクの製造は精粉されたコ
ンニャク原料を50℃〜60℃の温水に投入して攪拌
し、ゲル状化させるとともに、該ゲル状化したものにカ
ルシウム等の凝固剤を温水に溶かした溶液を投入し、短
時間に攪拌、混練した後、型で成型し、その後煮沸して
から冷水に貯留する方法で行われている。
ンニャク原料を50℃〜60℃の温水に投入して攪拌
し、ゲル状化させるとともに、該ゲル状化したものにカ
ルシウム等の凝固剤を温水に溶かした溶液を投入し、短
時間に攪拌、混練した後、型で成型し、その後煮沸して
から冷水に貯留する方法で行われている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】従来のコンニャクの
製造方法ではコンニャク原料をゲル状化した後、温水に
溶かした凝固剤溶液を定量投入して短時間に攪拌、混練
するため、数百万円もする高価な攪拌、混練装置が必要
であるとともに、ゲル状化したコンニャク原料に凝固剤
溶液を均等に混合しなければならないため、攪拌、混練
装置の正確な作動や凝固剤溶液の定量投入等、多年の経
験と熟練がないと不良品ができてしまうという欠点があ
った。
製造方法ではコンニャク原料をゲル状化した後、温水に
溶かした凝固剤溶液を定量投入して短時間に攪拌、混練
するため、数百万円もする高価な攪拌、混練装置が必要
であるとともに、ゲル状化したコンニャク原料に凝固剤
溶液を均等に混合しなければならないため、攪拌、混練
装置の正確な作動や凝固剤溶液の定量投入等、多年の経
験と熟練がないと不良品ができてしまうという欠点があ
った。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
コンニャク原料に凝固剤溶液を均等に混合させることが
できるとともに、高価な攪拌混練装置を用いることな
く、熟練者でなくても楽に、不良品が発生しずらいコン
ニャクの製造装置を提供することを目的としている。
コンニャク原料に凝固剤溶液を均等に混合させることが
できるとともに、高価な攪拌混練装置を用いることな
く、熟練者でなくても楽に、不良品が発生しずらいコン
ニャクの製造装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は機枠と、この機枠に回動可能に取付けられ
たほぼ半円弧状の容器と、この容器の内壁面のほぼ中央
部に位置するように貫通された回転軸と、前記容器内に
収納された冷水、凝固剤、調味料、小さくカットされた
緑葉野菜、海草、キノコ等の添加物およびコンニャク原
料を攪拌する前記回転軸に取付けられた複数個の攪拌羽
根と、前記回転軸を回転させる駆動装置と、前記容器の
一側面の上部寄りの部位に取付けられた該容器内に蒸気
を供給する蒸気供給装置と、前記回転軸に所定間隔で配
置された複数個の切断羽根と、前記容器を回動させる回
動装置と、前記容器の他側面の上部に取付けられた温水
排出装置と、前記容器の他側面側の下部に設けた該容器
より落下する製品を収納する冷水貯留槽と、前記容器内
にコンニャク原料を投入するコンニャク原料供給装置
と、前記容器内に冷水を供給する冷水供給装置と、前記
容器内に凝固剤を供給する凝固剤供給装置とでコンニャ
クの製造装置を構成している。
に、本発明は機枠と、この機枠に回動可能に取付けられ
たほぼ半円弧状の容器と、この容器の内壁面のほぼ中央
部に位置するように貫通された回転軸と、前記容器内に
収納された冷水、凝固剤、調味料、小さくカットされた
緑葉野菜、海草、キノコ等の添加物およびコンニャク原
料を攪拌する前記回転軸に取付けられた複数個の攪拌羽
根と、前記回転軸を回転させる駆動装置と、前記容器の
一側面の上部寄りの部位に取付けられた該容器内に蒸気
を供給する蒸気供給装置と、前記回転軸に所定間隔で配
置された複数個の切断羽根と、前記容器を回動させる回
動装置と、前記容器の他側面の上部に取付けられた温水
排出装置と、前記容器の他側面側の下部に設けた該容器
より落下する製品を収納する冷水貯留槽と、前記容器内
にコンニャク原料を投入するコンニャク原料供給装置
と、前記容器内に冷水を供給する冷水供給装置と、前記
容器内に凝固剤を供給する凝固剤供給装置とでコンニャ
クの製造装置を構成している。
【0006】
【作用】上記のように構成されたコンニャクの製造装置
は冷水に凝固剤を投入しているため、高濃度の凝固剤溶
液を作り出すことができる。また、この凝固剤溶液中に
コンニャク原料を投入して攪拌するため、容易に均一に
混合させることができる。
は冷水に凝固剤を投入しているため、高濃度の凝固剤溶
液を作り出すことができる。また、この凝固剤溶液中に
コンニャク原料を投入して攪拌するため、容易に均一に
混合させることができる。
【0007】
【参考例】以下、図面に示す参考例により説明する。
【0008】図1ないし図8の参考例において1は凝固
剤溶液形成工程で、この凝固剤溶液形成工程1は図2に
示すように容器2内に所定量の冷水3を入れるととも
に、該冷水に所定量の1価の陽イオンのナトリウム、カ
リウムあるいは2価の陽イオンのカルシウム等の凝固剤
4を投入して混合し、凝固剤溶液5を形成する。この場
合、水の温度が低い程、凝固剤が高濃度で溶解するた
め、なるべく低温の水を用いるとよい。
剤溶液形成工程で、この凝固剤溶液形成工程1は図2に
示すように容器2内に所定量の冷水3を入れるととも
に、該冷水に所定量の1価の陽イオンのナトリウム、カ
リウムあるいは2価の陽イオンのカルシウム等の凝固剤
4を投入して混合し、凝固剤溶液5を形成する。この場
合、水の温度が低い程、凝固剤が高濃度で溶解するた
め、なるべく低温の水を用いるとよい。
【0009】6は前記凝固剤溶液形成工程1で形成した
凝固剤溶液5中に図3に示すようにあらかじめ設定され
た量の調味料7、小さくカットした緑葉野菜、海草、キ
ノコ等の添加物8とコンニャクの原料9とを順次投入し
て混合物10を形成するコンニャク原料投入工程で、こ
のコンニャク原料投入工程6は凝固剤溶液5を軽く攪拌
しながら調味料7、添加物8およびコンニャク原料9を
少しずつ投入して混合物10を形成する。この場合、凝
固剤溶液5に投入する順序は、該凝固剤溶液5、調味料
7、添加物8等の種類に応じて任意に設定される。
凝固剤溶液5中に図3に示すようにあらかじめ設定され
た量の調味料7、小さくカットした緑葉野菜、海草、キ
ノコ等の添加物8とコンニャクの原料9とを順次投入し
て混合物10を形成するコンニャク原料投入工程で、こ
のコンニャク原料投入工程6は凝固剤溶液5を軽く攪拌
しながら調味料7、添加物8およびコンニャク原料9を
少しずつ投入して混合物10を形成する。この場合、凝
固剤溶液5に投入する順序は、該凝固剤溶液5、調味料
7、添加物8等の種類に応じて任意に設定される。
【0010】前記コンニャク原料9としては、コンニャ
クの精粉あるいは加熱済のコンニャク芋等が使用され
る。
クの精粉あるいは加熱済のコンニャク芋等が使用され
る。
【0011】11は前記コンニャク原料投入工程6で形
成された混合物10を攪拌しながら図4に示すように約
10分〜15分くらいかけて50℃〜60℃になるよう
に加熱する加熱工程で、この加熱工程11は容器2を蒸
気で暖め、混合物10を50℃〜60℃に加熱する方法
で行なわれる。
成された混合物10を攪拌しながら図4に示すように約
10分〜15分くらいかけて50℃〜60℃になるよう
に加熱する加熱工程で、この加熱工程11は容器2を蒸
気で暖め、混合物10を50℃〜60℃に加熱する方法
で行なわれる。
【0012】12は前記加熱工程11を経た加熱混合物
10Aを図5に示すように充分なゲル状化するまで放置
する熟成工程で、この熟成工程12は加熱混合物10A
の量等によって変化するが、一般に10分〜15分程で
混合物がゲル状化する。
10Aを図5に示すように充分なゲル状化するまで放置
する熟成工程で、この熟成工程12は加熱混合物10A
の量等によって変化するが、一般に10分〜15分程で
混合物がゲル状化する。
【0013】13は前記熟成工程12を経てゲル状化し
た混合物10Bを、図6に示すようにブロック状等に切
断する切断工程である。
た混合物10Bを、図6に示すようにブロック状等に切
断する切断工程である。
【0014】14は前記切断工程13で切断されたブロ
ック形状のゲル状混合物10Cを図7に示すように熱湯
を用いて煮沸する煮沸工程で、この煮沸工程14は、例
えば5分程行えばよい。
ック形状のゲル状混合物10Cを図7に示すように熱湯
を用いて煮沸する煮沸工程で、この煮沸工程14は、例
えば5分程行えばよい。
【0015】15は前記煮沸工程14を経たものを図8
に示すように冷水が収納された冷水貯留槽16に投入し
て貯留する貯留工程である。
に示すように冷水が収納された冷水貯留槽16に投入し
て貯留する貯留工程である。
【0016】
【異なる参考例および本発明の実施例】次に図9ないし
図21に示す異なる参考例および本発明の実施例につき
説明する。なお、これらの参考例および本発明の実施例
の説明に当って、前記第1の参考例と同一構成部分には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
図21に示す異なる参考例および本発明の実施例につき
説明する。なお、これらの参考例および本発明の実施例
の説明に当って、前記第1の参考例と同一構成部分には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0017】図9および図10の第2の参考例におい
て、前記第1の参考例と主に異なる点はコンニャク原料
投入工程6Aで、このコンニャク原料投入工程6Aは図
10に示すように、凝固剤溶液5を軽く攪拌しながらコ
ンニャク原料9だけを順次投入して混合物10を形成し
た点で、このようなコンニャク原料投入工程6Aを用い
てコンニャクの製造方法を行なってもよい。
て、前記第1の参考例と主に異なる点はコンニャク原料
投入工程6Aで、このコンニャク原料投入工程6Aは図
10に示すように、凝固剤溶液5を軽く攪拌しながらコ
ンニャク原料9だけを順次投入して混合物10を形成し
た点で、このようなコンニャク原料投入工程6Aを用い
てコンニャクの製造方法を行なってもよい。
【0018】図11および図12の第3の参考例におい
て、前記第1の参考例と主に異なる点は熟成工程12A
で、この熟成工程12Aは加熱工程11で加熱された加
熱混合物10Aを、図12に示すような所定の形状の型
枠17に入れて行なった点で、このような熟成工程12
Aを行なうことにより、切断工程13が不用なコンニャ
クの製造方法にできる。
て、前記第1の参考例と主に異なる点は熟成工程12A
で、この熟成工程12Aは加熱工程11で加熱された加
熱混合物10Aを、図12に示すような所定の形状の型
枠17に入れて行なった点で、このような熟成工程12
Aを行なうことにより、切断工程13が不用なコンニャ
クの製造方法にできる。
【0019】図13ないし図17は本発明のコンニャク
の製造装置18で、このコンニャク製造装置18は機枠
19と、この機枠19に回動可能に取付けられたほぼ半
円弧状の容器20と、この容器20の内壁面の中心部に
位置するように貫通し、両端部が前記機枠19のほぼ中
央両側部の軸受部21、21に支持された回転軸22
と、この回転軸22に所定間隔で取付けられた前記容器
20内を攪拌する複数個の攪拌羽根23と、前記回転軸
22に所定間隔で取付けられた前記容器20内でゲル状
化した混合物10Bを切断する複数個の切断羽根24
と、前記回転軸22を回転させる駆動装置25と、前記
容器20の一側上部寄りの部位の外側に形成した蒸気ル
―ム26と、この蒸気ル―ム26内に設置された前記容
器20内に蒸気を供給する蒸気ノズル27と、この蒸気
ノズル27の蒸気供給口28に着脱可能に接続されるボ
イラ―等の蒸気発生器29からの蒸気を蒸気調整弁30
を介して供給する蛇腹状の接続パイプ31と、前記容器
20の他側上部の外側に形成した温水排出槽32と、こ
の温水排出槽32と対応する部位である前記容器20の
他側上部に形成した多数個の透孔33と、前記容器20
を回動させる前記容器20の一端部に固定された大歯車
34、この大歯車34と噛合うように前記機枠19に取
付けられたウォ―ムギヤ35、このウォ―ムギヤ35を
回転させる回転ハンドル36とからなる回動装置37
と、前記容器20内に冷水を供給する前記機枠19の上
部に取付けられた冷水供給装置38と、前記容器20内
に凝固剤4を供給する前記機枠19の上部に取付けられ
た凝固剤供給装置39と、前記容器20内にコンニャク
原料9を供給する前記機枠19の上部に取付けられたコ
ンニャク原料供給装置40と、前記容器20の他方の下
部に設置された冷水貯留槽41とから構成されている。
の製造装置18で、このコンニャク製造装置18は機枠
19と、この機枠19に回動可能に取付けられたほぼ半
円弧状の容器20と、この容器20の内壁面の中心部に
位置するように貫通し、両端部が前記機枠19のほぼ中
央両側部の軸受部21、21に支持された回転軸22
と、この回転軸22に所定間隔で取付けられた前記容器
20内を攪拌する複数個の攪拌羽根23と、前記回転軸
22に所定間隔で取付けられた前記容器20内でゲル状
化した混合物10Bを切断する複数個の切断羽根24
と、前記回転軸22を回転させる駆動装置25と、前記
容器20の一側上部寄りの部位の外側に形成した蒸気ル
―ム26と、この蒸気ル―ム26内に設置された前記容
器20内に蒸気を供給する蒸気ノズル27と、この蒸気
ノズル27の蒸気供給口28に着脱可能に接続されるボ
イラ―等の蒸気発生器29からの蒸気を蒸気調整弁30
を介して供給する蛇腹状の接続パイプ31と、前記容器
20の他側上部の外側に形成した温水排出槽32と、こ
の温水排出槽32と対応する部位である前記容器20の
他側上部に形成した多数個の透孔33と、前記容器20
を回動させる前記容器20の一端部に固定された大歯車
34、この大歯車34と噛合うように前記機枠19に取
付けられたウォ―ムギヤ35、このウォ―ムギヤ35を
回転させる回転ハンドル36とからなる回動装置37
と、前記容器20内に冷水を供給する前記機枠19の上
部に取付けられた冷水供給装置38と、前記容器20内
に凝固剤4を供給する前記機枠19の上部に取付けられ
た凝固剤供給装置39と、前記容器20内にコンニャク
原料9を供給する前記機枠19の上部に取付けられたコ
ンニャク原料供給装置40と、前記容器20の他方の下
部に設置された冷水貯留槽41とから構成されている。
【0020】上記構成のコンニャクの製造装置18は、
水平状態に位置させた容器20内に所定量の冷水を冷水
供給装置38で供給した後、所定量の凝固剤4を容器2
0内に凝固剤供給装置39で供給する。この時、駆動装
置25を作動させて回転軸22を回転させ、攪拌羽根2
3で攪拌する。
水平状態に位置させた容器20内に所定量の冷水を冷水
供給装置38で供給した後、所定量の凝固剤4を容器2
0内に凝固剤供給装置39で供給する。この時、駆動装
置25を作動させて回転軸22を回転させ、攪拌羽根2
3で攪拌する。
【0021】次に調味料や添加物を選択的に容器20内
に投入するとともに、コンニャク原料供給装置40で容
器20内にコンニャク原料9を所定量投入する。この時
には攪拌羽根23を回転させているため、均一に混合さ
れる。
に投入するとともに、コンニャク原料供給装置40で容
器20内にコンニャク原料9を所定量投入する。この時
には攪拌羽根23を回転させているため、均一に混合さ
れる。
【0022】次に蒸気調整弁30を開放して蒸気を接続
パイプ31、蒸気ノズル27を介して容器20内に供給
する。この蒸気の供給時には容器20の一側面が下方に
位置するように回動装置37で回動させることにより、
蒸気が容器20内に効率よく供給され、容器20内の混
合物10を50℃〜60℃に攪拌しながら加熱する。
パイプ31、蒸気ノズル27を介して容器20内に供給
する。この蒸気の供給時には容器20の一側面が下方に
位置するように回動装置37で回動させることにより、
蒸気が容器20内に効率よく供給され、容器20内の混
合物10を50℃〜60℃に攪拌しながら加熱する。
【0023】容器20内の混合物10が50℃〜60℃
に加熱されると駆動装置25を停止させるとともに蒸気
の供給を停止し、加熱された混合物10Aが充分にゲル
状化するまで放置する。
に加熱されると駆動装置25を停止させるとともに蒸気
の供給を停止し、加熱された混合物10Aが充分にゲル
状化するまで放置する。
【0024】容器20内で混合物が充分にゲル状化した
所で駆動装置25を作動させて回転軸21を1回転さ
せ、切断羽根24でゲル状化した混合物10Bを切断す
る。
所で駆動装置25を作動させて回転軸21を1回転さ
せ、切断羽根24でゲル状化した混合物10Bを切断す
る。
【0025】しかる後、容器20内に蒸気を前述のよう
に供給してゲル状化した混合物10Bを所定時間煮沸
し、煮沸した所で蒸気の供給を停止するとともに、接続
パイプ31を外し、回動装置37を操作して容器20を
回動させる。この容器20の回動によって、容器20内
の温水42は透孔33を通して温水排出槽32内へ入り
込み外部へ排出されるとともに、煮沸したゲル状化した
混合物10Dは冷水貯留槽41内へ落下される。
に供給してゲル状化した混合物10Bを所定時間煮沸
し、煮沸した所で蒸気の供給を停止するとともに、接続
パイプ31を外し、回動装置37を操作して容器20を
回動させる。この容器20の回動によって、容器20内
の温水42は透孔33を通して温水排出槽32内へ入り
込み外部へ排出されるとともに、煮沸したゲル状化した
混合物10Dは冷水貯留槽41内へ落下される。
【0026】図18ないし図21の実施例において、前
記図13ないし図17の実施例と主に異なる点は、容器
20Aを蒸気通路43が形成された円筒形状に形成する
とともに、回転によって容器20A内の攪拌ができ、油
圧シリンダー等による上昇によって容器20A内でゲル
状化した混合物10Bを切断する攪拌切断装置44を設
置した点で、このように構成したコンニャクの製造装置
18Aにしても同様な作用効果が得られる。
記図13ないし図17の実施例と主に異なる点は、容器
20Aを蒸気通路43が形成された円筒形状に形成する
とともに、回転によって容器20A内の攪拌ができ、油
圧シリンダー等による上昇によって容器20A内でゲル
状化した混合物10Bを切断する攪拌切断装置44を設
置した点で、このように構成したコンニャクの製造装置
18Aにしても同様な作用効果が得られる。
【0027】
【本発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発
明にあっては次に列挙する効果が得られる。
明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0028】(1)機枠と、この機枠に回動可能に取付
けられたほぼ半円弧状の容器と、この容器の内壁面のほ
ぼ中央部に位置するように貫通された回転軸と、前記容
器内に収納された冷水、凝固剤、調味料、小さくカット
された緑葉野菜、海草、キノコ等の添加物およびコンニ
ャク原料を攪拌する前記回転軸に取付けられた複数個の
攪拌羽根と、前記回転軸を回転させる駆動装置と、前記
容器の一側面の上部寄りの部位に取付けられた該容器内
に蒸気を供給する蒸気供給装置と、前記回転軸に所定間
隔で配置された複数個の切断羽根と、前記容器を回動さ
せる回動装置と、前記容器の他側面の上部に取付けられ
た温水排出装置と、前記容器の他側面側の下部に設けた
該容器より落下する製品を収納する冷水貯留槽と、前記
容器内にコンニャク原料を投入するコンニャク原料供給
装置と、前記容器内に冷水を供給する冷水供給装置と、
前記容器内に凝固剤を供給する凝固剤供給装置とで構成
されているので、従来のように高価な混練機を用いなく
ても容易にコンニャクを製造することができる。したが
って、安価な設備で楽に製造することができる。
けられたほぼ半円弧状の容器と、この容器の内壁面のほ
ぼ中央部に位置するように貫通された回転軸と、前記容
器内に収納された冷水、凝固剤、調味料、小さくカット
された緑葉野菜、海草、キノコ等の添加物およびコンニ
ャク原料を攪拌する前記回転軸に取付けられた複数個の
攪拌羽根と、前記回転軸を回転させる駆動装置と、前記
容器の一側面の上部寄りの部位に取付けられた該容器内
に蒸気を供給する蒸気供給装置と、前記回転軸に所定間
隔で配置された複数個の切断羽根と、前記容器を回動さ
せる回動装置と、前記容器の他側面の上部に取付けられ
た温水排出装置と、前記容器の他側面側の下部に設けた
該容器より落下する製品を収納する冷水貯留槽と、前記
容器内にコンニャク原料を投入するコンニャク原料供給
装置と、前記容器内に冷水を供給する冷水供給装置と、
前記容器内に凝固剤を供給する凝固剤供給装置とで構成
されているので、従来のように高価な混練機を用いなく
ても容易にコンニャクを製造することができる。したが
って、安価な設備で楽に製造することができる。
【0029】(2)前記(1)によって、冷水に凝固剤
を投入し凝固剤溶液を形成しているので、濃度の高い凝
固剤溶液を作ることができる。したがって、凝固剤溶液
とコンニャク原料との混合を容易にできる。
を投入し凝固剤溶液を形成しているので、濃度の高い凝
固剤溶液を作ることができる。したがって、凝固剤溶液
とコンニャク原料との混合を容易にできる。
【0030】(3)前記(1)によって、凝固剤溶液中
にコンニャク原料を投入し攪拌するのでコンニャク原料
に均一に楽に凝固剤を混合することができるとともに、
従来不可能であった小さくカットした緑葉野菜、海草、
キノコ等の添加物が混合されたコンニャクの製造ができ
る。
にコンニャク原料を投入し攪拌するのでコンニャク原料
に均一に楽に凝固剤を混合することができるとともに、
従来不可能であった小さくカットした緑葉野菜、海草、
キノコ等の添加物が混合されたコンニャクの製造ができ
る。
【0031】(4)前記(1)によって、製造したコン
ニャクは多孔質状にできるので、料理時に味つけが容易
にできる。したがって、コンニャク料理の多様化を図る
ことができる。
ニャクは多孔質状にできるので、料理時に味つけが容易
にできる。したがって、コンニャク料理の多様化を図る
ことができる。
【0032】(5)請求項2も前記(1)〜(4)と同
様な効果が得られる。
様な効果が得られる。
【図1】コンニャクの製造方法の第1の参考例を示す工
程図。
程図。
【図2】凝固剤溶液形成工程の説明図。
【図3】コンニャク原料投入工程の説明図。
【図4】加熱工程の説明図。
【図5】熟成工程の説明図。
【図6】切断工程の説明図。
【図7】煮沸工程の説明図。
【図8】貯留工程の説明図。
【図9】第2の参考例を示す工程図。
【図10】コンニャク原料投入工程の説明図。
【図11】第3の参考例を示す工程図。
【図12】熟成工程の説明図。
【図13】本発明のコンニャクの製造装置の縦断面図。
【図14】本発明のコンニャクの製造装置の側面図。
【図15】本発明のコンニャクの製造装置の平面図。
【図16】本発明のコンニャクの製造装置の容器を回動
させる時の説明図。
させる時の説明図。
【図17】本発明のコンニャクの製造装置の容器の回動
状態の説明図。
状態の説明図。
【図18】本発明のコンニャクの製造装置の異なる実施
例の一部破断側面図。
例の一部破断側面図。
【図19】本発明のコンニャクの製造装置の異なる実施
例の横断面図。
例の横断面図。
【図20】攪拌羽根を上昇させた状態の説明図。
【図21】容器を回転させた状態の説明図。
1:凝固剤溶液形成工程、 2:容器、 3:冷水、 4:凝固剤、 5:凝固剤溶液、 6、6A:コンニャク原料投入工程、 7:調味料、 8:添加物、 9:コンニャクの原料、 10:混合物、 10A:加熱混合物、 10B:ゲル状化した混
合物、 10C:ブロック状のゲル状混合物、 11:加熱工程、根 12、12A:熟成工
程、 13:切断工程、 14:煮沸工程、 15:貯留工程、 16:冷水貯留槽、 17:型枠、 18、18A:コンニャクの製造装置、 19:機枠、 20、20A:容器、 21:軸受部、 22:回転軸、 23:攪拌羽根、 24:切断羽根、 25:駆動装置、 26:蒸気ル―ム、 27:蒸気ノズル、 28:蒸気供給口、 29:蒸気発生器、 30:蒸気調整弁、 31:接続パイプ、 32:温水排出槽、 33:透孔、 34:大歯車、 35:ウォ―ムギヤ、 36:回転ハンドル、 37:回動装置、 38:冷水供給装置、 39:凝固剤供給装置、 40:コンニャク原料供
給装置、 41:冷水貯留槽、 42:温水、 43:蒸気通路、 44:攪拌切断装置。
合物、 10C:ブロック状のゲル状混合物、 11:加熱工程、根 12、12A:熟成工
程、 13:切断工程、 14:煮沸工程、 15:貯留工程、 16:冷水貯留槽、 17:型枠、 18、18A:コンニャクの製造装置、 19:機枠、 20、20A:容器、 21:軸受部、 22:回転軸、 23:攪拌羽根、 24:切断羽根、 25:駆動装置、 26:蒸気ル―ム、 27:蒸気ノズル、 28:蒸気供給口、 29:蒸気発生器、 30:蒸気調整弁、 31:接続パイプ、 32:温水排出槽、 33:透孔、 34:大歯車、 35:ウォ―ムギヤ、 36:回転ハンドル、 37:回動装置、 38:冷水供給装置、 39:凝固剤供給装置、 40:コンニャク原料供
給装置、 41:冷水貯留槽、 42:温水、 43:蒸気通路、 44:攪拌切断装置。
Claims (2)
- 【請求項1】 機枠と、この機枠に回動可能に取付けら
れたほぼ半円弧状の容器と、この容器の内壁面のほぼ中
央部に位置するように貫通された回転軸と、前記容器内
に収納された冷水、凝固剤、調味料、小さくカットされ
た緑葉野菜、海草、キノコ等の添加物およびコンニャク
原料を攪拌する前記回転軸に取付けられた複数個の攪拌
羽根と、前記回転軸を回転させる駆動装置と、前記容器
の一側面の上部寄りの部位に取付けられた該容器内に蒸
気を供給する蒸気供給装置と、前記回転軸に所定間隔で
配置された複数個の切断羽根と、前記容器を回動させる
回動装置と、前記容器の他側面の上部に取付けられた温
水排出装置と、前記容器の他側面側の下部に設けた該容
器より落下する製品を収納する冷水貯留槽と、前記容器
内にコンニャク原料を投入するコンニャク原料供給装置
と、前記容器内に冷水を供給する冷水供給装置と、前記
容器内に凝固剤を供給する凝固剤供給装置とからなるこ
とを特徴とするコンニャクの製造装置。 - 【請求項2】 機枠と、この機枠に回動可能に取付けら
れた外周部に蒸気通路が形成された円筒状の容器と、こ
の容器内で回転して攪拌するとともに容器外へ排出する
上昇によって切断することができる攪拌切断装置と、前
記蒸気通路へ蒸気を供給する蒸気供給装置と、前記容器
を該容器内の製品を外部に排出できるように回動させる
回動機構と、前記容器から排出される製品を受けること
ができる該容器の下部に配置された冷水貯留槽と、前記
容器内に冷水を供給する冷水供給装置と、前記容器内に
コンニャク原料を供給するコンニャク原料供給装置と、
前記容器内に凝固剤を供給する凝固剤供給装置とからな
ることを特徴とするコンニャクの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07881792A JP3166791B2 (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | コンニャクの製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07881792A JP3166791B2 (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | コンニャクの製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05236887A JPH05236887A (ja) | 1993-09-17 |
JP3166791B2 true JP3166791B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=13672397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07881792A Expired - Fee Related JP3166791B2 (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | コンニャクの製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3166791B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004357645A (ja) * | 2003-06-09 | 2004-12-24 | Daisen Sangyo:Kk | 包装済みコンニャク |
-
1992
- 1992-02-29 JP JP07881792A patent/JP3166791B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05236887A (ja) | 1993-09-17 |
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