JP3166709U - テープ台 - Google Patents
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Abstract
【課題】粘着テープを通常の切断端部およびスラッシュカットの両方の切断端部に切断処理することが可能であると共に安価なテープ台を提供する。【解決手段】粘着テープ52が巻き付けられたテープロール50を回転可能に保持するテープ台本体20と、テープロール50の巻端部から引き出した粘着テープ52を粘着させて保持するテープ保持部30と、該テープ保持部30に保持させた粘着テープ52を引き出して、所定長で切断する切断刃32とを具備し、テープ保持部30は、テープ台本体20に対して、切断刃32の刃渡り方向が粘着テープ52の引き出し方向に対して所定角度交差した位置で保持するように角度調整可能に組み付けられていることを特徴とするテープ台である。【選択図】図4
Description
本考案は、テープ台に関し、より詳細にはテープ端部をスラッシュカットする際に用いて好適なテープ台に関する。
商品等を流通させる際には、商品を個別に包装することが多い。このような商品の個別包装の形態の一例として、袋体に形成された薄手の合成樹脂フィルム内に商品を収容し、袋体の開口部付近を束ねて巾着袋状となるように締結した図10に示すような個別包装体100がある。図10に示すような個別包装体100においては、内部に収容されている商品を取り出そうとする場合、締結部材を丁寧に取り除いて内部の商品の取り出しをすれば、袋体に再び商品を収容することができる。しかしながら、締結部材として粘着テープ52が用いられていると、図10の右側に示すように粘着テープ52の切断端部52A,52Bどうしが互いに密着した状態になっているため、粘着テープ52の引き剥がしをきれいに行うことができない。はさみ等を用いて個別包装体100の締結部分(粘着テープ52の部分)を含む上端部分を切除することもできるが、はさみなどが近くに無いときは袋体を引き裂いて袋体の内部に収容されている商品を取り出すことが多い。このようにして取り出した商品は再度袋体に収容することができなくなってしまうという課題がある。
このような問題点を鑑み、粘着テープの一方の端部が他方の端部と密着しないように、あらかじめ粘着テープの端部を、粘着層どうしが向かい合うようにして折り曲げて粘着テープの端部の粘着層の露出を防ぎ、端部折りたたみ部分を粘着テープの引き剥がし端部にするためのテープ台の構成例が特許文献1,2に開示されている。
特許文献1,2に開示されているテープ台は、粘着テープの切断端部における粘着層どうしを対向させた状態で密着させて、切断端部における粘着層の露出をなくすと共につまみ代を形成しておくことで、粘着テープの引き剥がし端部の好適な処理形態を提供することができるとしている。
特許文献1,2に開示されているテープ台は、粘着テープの切断端部における粘着層どうしを対向させた状態で密着させて、切断端部における粘着層の露出をなくすと共につまみ代を形成しておくことで、粘着テープの引き剥がし端部の好適な処理形態を提供することができるとしている。
特許文献1,2に開示されているようなテープ台は、リンク機構や付勢部材を用いた可動部を有する構成であるため、テープ台の構造が複雑になり、故障の発生頻度が高くなるというおそれや、テープ台の製造コストが高騰してしまうといった課題がある。また、粘着テープの切断端部を通常の切断形状にするための一般的な構成を有するテープ台が別途必要になるという課題もある。
そこで本考案は、きわめて簡単な構成でありながらも、テープ体を通常の切断端部およびスラッシュカットの両方の切断端部に切断処理することが可能であると共に安価で提供することが可能なテープ台の提供を目的としている。
上記課題を解決するために本考案者は鋭意研究を行った結果、以下の構成に想到した。
すなわち、粘着テープが巻き付けられたテープロールを回転可能に保持するテープ台本体と、前記テープロールの巻端部から引き出した粘着テープを粘着させて保持するテープ保持部と、前記テープ保持部に保持させた粘着テープを引き出して、所定長で切断する切断刃と、を具備し、前記テープ保持部は、前記テープ台本体に対して、前記切断刃の刃渡り方向が前記粘着テープの引き出し方向に対して所定角度交差した位置で保持するように角度調整可能に組み付けられていることを特徴とするテープ台である。
すなわち、粘着テープが巻き付けられたテープロールを回転可能に保持するテープ台本体と、前記テープロールの巻端部から引き出した粘着テープを粘着させて保持するテープ保持部と、前記テープ保持部に保持させた粘着テープを引き出して、所定長で切断する切断刃と、を具備し、前記テープ保持部は、前記テープ台本体に対して、前記切断刃の刃渡り方向が前記粘着テープの引き出し方向に対して所定角度交差した位置で保持するように角度調整可能に組み付けられていることを特徴とするテープ台である。
また、前記テープ保持部は、前記テープ台本体に対して、水平面内において回動可能に組み付けられており、対向する組付け面が磁気吸引力により任意の回転位置で位置決め可能に形成されていることを特徴とする。
また、前記テープ保持部は、前記テープ台本体と回動可能に嵌合しており、前記テープ保持部の回転方向に沿って配設されたクリック式回転位置決め部により位置決め可能に形成されていることを特徴とする。
また、前記テープ保持部と前記テープ台本体とは着脱可能であると共に、前記テープ保持部の回転方向に沿って凹凸嵌合部が形成されていて、前記凹凸嵌合部の嵌合状態を選択することにより、前記テープ保持部が前記テープ台本体に対して位置決め可能に形成されていることを特徴とする。
これらにより、粘着テープの端部を切断処理する際に、スラッシュカットを容易に行うことができる。また、テープ台本体に対して位置決めしたテープ保持部の状態を確実に維持させることができるため、粘着テープの引き出し方向における中心線に対する切断刃の交差角度のずれがなく、粘着テープの切断処理をきわめて容易に行なうことができる。
また、前記テープ保持部は、前記テープ台本体と回動可能に嵌合しており、前記テープ保持部の回転方向に沿って配設されたクリック式回転位置決め部により位置決め可能に形成されていることを特徴とする。
また、前記テープ保持部と前記テープ台本体とは着脱可能であると共に、前記テープ保持部の回転方向に沿って凹凸嵌合部が形成されていて、前記凹凸嵌合部の嵌合状態を選択することにより、前記テープ保持部が前記テープ台本体に対して位置決め可能に形成されていることを特徴とする。
これらにより、粘着テープの端部を切断処理する際に、スラッシュカットを容易に行うことができる。また、テープ台本体に対して位置決めしたテープ保持部の状態を確実に維持させることができるため、粘着テープの引き出し方向における中心線に対する切断刃の交差角度のずれがなく、粘着テープの切断処理をきわめて容易に行なうことができる。
本考案にかかるテープ台によれば、簡単な操作でテープをテープの引き出し方向に対して直交する切断端部とスラッシュカットされた切断部分との両方の切断端部形状に切断処理することが可能である。また、可動部がきわめて簡単な構成であるから故障のリスクが少なく、低コストでテープ台を提供することが可能である。
以下、本考案にかかるテープ台の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本実施形態にかかるテープ台10は、図1に示すように、合成樹脂製の長尺フィルム体の一面側が粘着層に形成された粘着テープ52が円筒状に形成された巻芯54に巻き付けられたテープロール50の巻端部から適宜長さに引き出した粘着テープ52を切断するためのものである。テープロール50は、アダプタ60を介してテープ台本体20に回転可能に保持された状態で装着される。
アダプタ60は、テープロール50の回転軸と同軸位置に形成された回転軸62を有する。アダプタ60は、アダプタ60の外周面の全周または一部を巻芯54の内周面に内接させるようにしてテープロール50に装着される。アダプタ60はアダプタ60の回転軸62をテープ台本体20の上面に形成された装着穴22に落とし込んでテープ台本体20に装着される。このようにしてアダプタ60は、テープロール50と共に回転軸62周りに回転可能に保持されることになる。
本実施形態にかかるテープ台10は、図1に示すように、合成樹脂製の長尺フィルム体の一面側が粘着層に形成された粘着テープ52が円筒状に形成された巻芯54に巻き付けられたテープロール50の巻端部から適宜長さに引き出した粘着テープ52を切断するためのものである。テープロール50は、アダプタ60を介してテープ台本体20に回転可能に保持された状態で装着される。
アダプタ60は、テープロール50の回転軸と同軸位置に形成された回転軸62を有する。アダプタ60は、アダプタ60の外周面の全周または一部を巻芯54の内周面に内接させるようにしてテープロール50に装着される。アダプタ60はアダプタ60の回転軸62をテープ台本体20の上面に形成された装着穴22に落とし込んでテープ台本体20に装着される。このようにしてアダプタ60は、テープロール50と共に回転軸62周りに回転可能に保持されることになる。
テープ台本体20にはテープ保持部30が取り付けられている。テープ保持部30には、テープロール50から所定長さに引き出された粘着テープ52を任意の位置で切断するための切断刃32が取り付けられている。また、テープ保持部30の上面には、粘着テープ52の切断時に粘着テープ52の粘着面の一部を粘着させて保持する貼着保持部33が設けられている。本実施形態においては、切断刃32とテープ貼着保持部33とは金属板により一体プレス成形されたものが用いられている。テープ保持部30の上面には、切断刃32の両端部位置から起立する起立部38が形成されている。起立部38は、不意に切断刃32に接触しないようにするための怪我防止対策である。
図1、図2に示すように、テープ台本体20にはテープ保持部30との組付け面に凸部24が形成されている。凸部24の上端部には磁石26が取り付けられている。またテープ保持部30には、テープ台本体20との組付け面に凹部34が形成されていて、凹部34の頂部内面には磁石36が取り付けられている。これら磁石26,36は、いずれも互いに吸着する極性配置となるように公知の方法により取り付けられている。本実施形態においては、磁石26の上面をN極とし、磁石36の下面をS極となるようにしたが、この極性配置の組み合わせとは逆の組合せとしても良い。
本実施形態では、このように形成された凸部24、凹部34および磁石26,36によって、テープロール50から引き出した粘着テープ52の中心軸線AXに対する切断刃32の刃渡り方向の交差角度を調整すると共に所定角度に交差させた角度状態を維持する切断刃角度調整部が構成されていることになる。
以上のように形成されたテープ台本体20とテープ保持部30は、テープ台本体20の凸部24に、テープ保持部30の下面に形成した凹部34を差し込むだけで組み付けることができる。嵌合部である凸部24と凹部34とを嵌合させた際に、テープ保持部30をテープ台本体20へ差し込む際にクリック感が得られるように凸部24の外周面および凹部34の内周面にスナップフィット部(図示せず)を形成しておけば好適である。これにより、テープ台本体20とテープ保持部30との着脱が容易であると共に、組み付けられたテープ台本体20とテープ保持部30とが不意に離脱することを防止することができる。
このようにして組み立てられたテープ台10は図1および図3に示す状態になる。なお、図1、図3に示す状態は、テープロール50の巻端部から引き出した粘着テープ56の中心軸AXに対して切断刃32の刃渡り方向の角度が直角となる、いわゆる通常のテープ台10として使用する状態が示されている。図3(A)はテープ台10の平面図であり、図3(B)は、図3(A)中の破線部で囲んだ部分と粘着テープ52の切断端部52A,52Bの形状を示す拡大平面図である。
このようにして組み立てられたテープ台10は図1および図3に示す状態になる。なお、図1、図3に示す状態は、テープロール50の巻端部から引き出した粘着テープ56の中心軸AXに対して切断刃32の刃渡り方向の角度が直角となる、いわゆる通常のテープ台10として使用する状態が示されている。図3(A)はテープ台10の平面図であり、図3(B)は、図3(A)中の破線部で囲んだ部分と粘着テープ52の切断端部52A,52Bの形状を示す拡大平面図である。
これに対してテープロール50から引き出した粘着テープ52の切断端部52A,52Bの形状をスラッシュカット部に形成する場合には、図4に示すようにテープ保持部30を凸部24周りに回転(水平面内に回転)させて、テープロール50から引き出した粘着テープ52の中心軸AXに対する切断刃32の刃渡り方向の角度が所望の角度状態となるように適宜調整することができる。図4は、粘着テープ52の切断端部52A,52Bをスラッシュカット部に形成するときのテープ台10の状態を示す平面図であり、図4(B)は、図4(A)中の破線部で囲んだ部分と粘着テープ52の切断端部52A,52Bの形状を示す拡大平面図である。
図4(B)に示すような切断端部52A,52B形状に切り分けた粘着テープ52を用いて、図10に示したような個別包装体100の締結部材に適用した状態を図5に示す。図5からも明らかなように、締結部分である粘着テープ52の切断端部52A,52Bが明確になると共にそれぞれの切断端部52A,52Bのつまみ代が十分あるため、粘着テープ52の粘着層どうしが引き剥がし易くなり、粘着テープ52をきれいに取り外すことができる点で好都合である。
テープ台本体20の凸部24およびテープ保持部30の凹部34には互いに吸着しあう磁石26,36が配設されているので、所要長さに引き出した粘着テープ52を切断する程度の力では、粘着テープ52の引き出し方向における中心軸AXに対する切断刃32の刃渡り方向の交差角度がずれてしまうことはない。すなわち粘着テープ52は、常に、図4(B)に示すような状態の切断端部52A,52Bとなるように切断処理することができる。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態にかかるテープ台10の一例を示す右側面図である。本実施形態においては、第1実施形態におけるテープ台10と同じ構成については、同じ符号を用いることによりここでの詳細な説明は省略している。
本実施形態は第1実施形態の変形例である。具体的には、テープ台本体20とテープ保持部30の右側面にテープロール50から引き出した粘着テープ52の中心軸Xと切断刃32の刃渡り方向との交差角度を表示する角度表示部70が配設されている点が第1実施形態と異なる構成である。他の部分の構成は第1実施形態におけるテープ台10と同様にすることができる。
図6は、第2実施形態にかかるテープ台10の一例を示す右側面図である。本実施形態においては、第1実施形態におけるテープ台10と同じ構成については、同じ符号を用いることによりここでの詳細な説明は省略している。
本実施形態は第1実施形態の変形例である。具体的には、テープ台本体20とテープ保持部30の右側面にテープロール50から引き出した粘着テープ52の中心軸Xと切断刃32の刃渡り方向との交差角度を表示する角度表示部70が配設されている点が第1実施形態と異なる構成である。他の部分の構成は第1実施形態におけるテープ台10と同様にすることができる。
本実施形態における角度表示部70は、テープ保持部30の右側面に配設された目盛り71および数値部72と、テープ台本体20の右側面に配設された指示部73とにより構成されているが、目盛り71および数値部72をテープ台本体20に配設し、指示部73をテープ保持部30に配設しても良い。本実施形態に示した構成を採用することにより、粘着テープ52の切断端部52A,52Bの形状を数値で特定することができるため好都合である。
(第3実施形態)
図7は、第3実施形態にかかるテープ台を示す右側面図とA−A線における断面図である。
本実施形態においては、テープ保持部30とテープ台本体20とに、テープ保持部30を回転させる方向に沿って配設されたクリック式回転位置決め部80により位置決め可能に形成されている。この形態を採用することにより磁石26,36の配設を省略することもできる。クリック式回転位置決め部80は、テープ台本体20に形成された凸部24の外周面に所要間隔をあけて配設された球状体82と、テープ保持部30の凹部34の内周面において、球状体82の外周面に倣った形状に形成された球状体嵌合部84と球状体嵌合部84の配設間部分に形成された乗り上げ部86とにより構成されている。
図7は、第3実施形態にかかるテープ台を示す右側面図とA−A線における断面図である。
本実施形態においては、テープ保持部30とテープ台本体20とに、テープ保持部30を回転させる方向に沿って配設されたクリック式回転位置決め部80により位置決め可能に形成されている。この形態を採用することにより磁石26,36の配設を省略することもできる。クリック式回転位置決め部80は、テープ台本体20に形成された凸部24の外周面に所要間隔をあけて配設された球状体82と、テープ保持部30の凹部34の内周面において、球状体82の外周面に倣った形状に形成された球状体嵌合部84と球状体嵌合部84の配設間部分に形成された乗り上げ部86とにより構成されている。
球状体82は、テープ保持部30を回転させる際の力により弾性変形可能な材料により形成され、凸部24の外周面に一部を露出させた状態で埋設されているか、図示しない付勢部材により球状体嵌合部84に球状体82を押圧させる方向の付勢力が付与され、付勢力に抗して凸部24の中心側に移動可能な状態で凸部24の外周面に一部を露出させた状態で配設されている。使用者がテープ保持部30を回転させることにより、球状体82は球状体嵌合部84から乗り上げ部86を乗り越えて隣接する球状体嵌合部84に移動する。これにより粘着テープ52の引き出し方向の中心軸線AXに対する切断刃32の交差角度を所要の交差角度に設定した状態でテープ台本体部20に対してテープ保持部30を位置決めした状態で保持することができる。
本実施形態においては、球状体82を凸部24の外周面の周方向に沿って均等間隔に配設した形態を示しているが、球状体82は単数を含めた適宜個数を配設した形態としても良い。また、球状体82をテープ保持部30の凹部34側に配設し、球状体保持部84および乗り上げ部86を凸部24側に配設することも可能である。この場合、球状体82を付勢手段により付勢する場合には、本実施形態とは反対方向に付勢力を作用させるのはもちろんである。
また、テープ台本体20とテープ保持部30の組立構造は、第1実施形態と同様にスナップフィット部によるものが好適である。
本実施形態においては、球状体82を凸部24の外周面の周方向に沿って均等間隔に配設した形態を示しているが、球状体82は単数を含めた適宜個数を配設した形態としても良い。また、球状体82をテープ保持部30の凹部34側に配設し、球状体保持部84および乗り上げ部86を凸部24側に配設することも可能である。この場合、球状体82を付勢手段により付勢する場合には、本実施形態とは反対方向に付勢力を作用させるのはもちろんである。
また、テープ台本体20とテープ保持部30の組立構造は、第1実施形態と同様にスナップフィット部によるものが好適である。
(第4実施形態)
図8は、第4実施形態にかかるテープ台10を示す右側面図である。
本実施形態においては、テープ台本体20とテープ保持部30との嵌合部である凸部24と凹部34の平面形状が星型形状に形成されている点が特徴である。嵌合部をこのような星型形状に形成すれば、第1実施形態のように互いに吸引しあう磁石26,36を用いてテープ台本体20とテープ保持部30とを固定する必要がない点で好都合である。
図8は、第4実施形態にかかるテープ台10を示す右側面図である。
本実施形態においては、テープ台本体20とテープ保持部30との嵌合部である凸部24と凹部34の平面形状が星型形状に形成されている点が特徴である。嵌合部をこのような星型形状に形成すれば、第1実施形態のように互いに吸引しあう磁石26,36を用いてテープ台本体20とテープ保持部30とを固定する必要がない点で好都合である。
また、平面視形状が星型形状をなす凸部24と凹部34の外周縁における突出部分の個数を調整することにより、テープロール50の巻端部から引き出した粘着テープ56の中心軸Xと切断刃32の刃渡り方向との交差角度を所要間隔で切り替えすることができる点においても好都合である。本実施形態においては凸部24と凹部34に互いに吸着する磁石を配設していないが、第1実施形態と同様にして磁石26,36を配設することもできる。
(第5実施形態)
図9は、第5実施形態にかかる第5実施形態にかかるテープ台のテープ保持部を示す平面図である。
本実施形態においては、テープ台本体20とテープ保持部30のそれぞれに歯車90,92が配設されていて、歯車90,92の動作により粘着テープ52の引き出し方向の中心線AXに対する切断刃32の交差角度を調整可能にしている。図9では、テープ台10の右側面からテープ台本体20に取り付けられた歯車90外周面の一部を露出させて回転可能な状態で配設し、テープ保持部30の平面中心軸と同軸に形成した連結軸94に固定した歯車92を歯車90に噛合させた構成としている。
図9は、第5実施形態にかかる第5実施形態にかかるテープ台のテープ保持部を示す平面図である。
本実施形態においては、テープ台本体20とテープ保持部30のそれぞれに歯車90,92が配設されていて、歯車90,92の動作により粘着テープ52の引き出し方向の中心線AXに対する切断刃32の交差角度を調整可能にしている。図9では、テープ台10の右側面からテープ台本体20に取り付けられた歯車90外周面の一部を露出させて回転可能な状態で配設し、テープ保持部30の平面中心軸と同軸に形成した連結軸94に固定した歯車92を歯車90に噛合させた構成としている。
使用者はテープ台10の右側面から露出した歯車90を回転操作することにより、歯車90に噛合する歯車92を回転させ、歯車92が固定された連結軸94と共にテープ保持部30(切断刃32)を粘着テープ52の引き出し方向の中心線AXに対する切断刃32の刃渡り方向の交差角度を所要角度状態に設定することができる。なお、図9では、テープ台本体20の右側面から歯車90の一部を露出させているが、歯車90を操作することができれば歯車90の露出部位は限定されるものではない。
以上に本実施形態にかかるテープ台10に構成について詳細に説明したが、本考案は以上の実施形態に限定されるものではない。例えば、第1実施形態においては、嵌合部である凸部24と凹部34に互いに吸着する磁極配置となるように磁石26,36を配設しているが、凸部24または凹部34のいずれか一方に磁石を配設し、他方には磁石に代えて磁性体を配設または他方を磁性体により形成しても同様の効果を得ることができると共に、さらに低コストのテープ台10を提供することが可能になる。
また、以上の実施形態においては、切断部30の上面に配設した鋸刃状の切断刃32の両端縁部分は切断刃32よりも高い起立部38を形成した実施形態について説明している。ところが、この起立部38により、粘着テープ52の引き出し方向における中心軸AXに対する切断刃32の刃渡り方向の交差角度に制約が生じることもある。具体的には、粘着テープ52の切断端部52A,52Bの形状を細長いテーパ状にしようとする場合は、起立部38が粘着テープ52と干渉してしまうことがある。粘着テープ52の切断端部52A,52Bを細長いテーパ形状とする場合には、起立部38をなくし、テープ保持部30の上面において可及的に幅広寸法となる位置に切断刃32を配設すればよい。
さらには、以上に説明した実施形態を適宜組み合わせた構成であっても本考案の技術的範囲に属するのはもちろんである。
さらには、以上に説明した実施形態を適宜組み合わせた構成であっても本考案の技術的範囲に属するのはもちろんである。
10 テープ台
20 テープ台本体
24 凸部
26,36 磁石
30 テープ保持部
32 切断刃
34 凹部
50 テープロール
52 粘着テープ
52A,52B 切断端部
80 クリック式回転位置決め部
82 球状体
84 球状体嵌合部
86 乗り上げ部
90,92 歯車
100 個別包装体
20 テープ台本体
24 凸部
26,36 磁石
30 テープ保持部
32 切断刃
34 凹部
50 テープロール
52 粘着テープ
52A,52B 切断端部
80 クリック式回転位置決め部
82 球状体
84 球状体嵌合部
86 乗り上げ部
90,92 歯車
100 個別包装体
Claims (4)
- 粘着テープが巻き付けられたテープロールを回転可能に保持するテープ台本体と、
前記テープロールの巻端部から引き出した粘着テープを粘着させて保持するテープ保持部と、
前記テープ保持部に保持させた粘着テープを引き出して、所定長で切断する切断刃と、を具備し、
前記テープ保持部は、前記テープ台本体に対して、前記切断刃の刃渡り方向が前記粘着テープの引き出し方向に対して所定角度交差した位置で保持するように角度調整可能に組み付けられていることを特徴とするテープ台。 - 前記テープ保持部は、前記テープ台本体に対して、水平面内において回動可能に組み付けられており、対向する組付け面が磁気吸引力により任意の回転位置で位置決め可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載のテープ台。
- 前記テープ保持部は、前記テープ台本体と回動可能に嵌合しており、前記テープ保持部の回転方向に沿って配設されたクリック式回転位置決め部により位置決め可能に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のテープ台。
- 前記テープ保持部と前記テープ台本体とは着脱可能であると共に、前記テープ保持部の回転方向に沿って凹凸嵌合部が形成されていて、
前記凹凸嵌合部の嵌合状態を選択することにより、前記テープ保持部が前記テープ台本体に対して位置決め可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載のテープ台。
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