JP3166488U - 装置類の前面被覆装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡明な構成で、通信盤等の上部に転倒防止用の水平支持材を設置した被覆対象装置に容易にかつ確実に取り付け、その点検表示を明確にし、特に静電気の影響を排除し、更に容易に排熱可能な状態で被覆できる装置を提供する。【解決手段】被覆装置本体1と、その中に配した巻取機構2と、該巻取機構2で巻き上げられるように構成した放熱性カバーシート部材3と、被覆装置本体1を通信盤6の上部に配設した転倒防止用の水平支持材4に取り付けるための取付手段5とで構成する。取付手段5は一対の支分取付手段からなり、水平支持材4の一部を抱えてこれに固定し得る一対の支分固定部51、51及びこれより延長した被覆装置本体1との一対の支分連結部52、52で構成する。【選択図】図5

Description

本考案は、例えば、通信盤、配電盤、監視盤、操作盤又は制御盤等の点検作業を行う際に、隣接盤等の前面にカバーシートを垂下被覆して、点検区域を明確にしたり、また一定の装置に、その装置の有する種々の問題、例えば、他の装置その他に与える可能性のある磁気的、熱的又は電磁波的な問題を回避するために、対応する遮蔽機能を有するカバーシートをその前面に垂下して遮蔽する等、必要な表示、遮蔽又は保護等を図るために使用する装置類の前面被覆装置であって、特に発熱する通信盤等の装置類の前面に配して使用するのに適する装置類の前面被覆装置に関する。
従来は、例えば、制御盤の点検作業を行う場合には、隣接する制御盤に対する誤った操作を防止するために、それらの前面をガムテープ等で固定したカバーシートで被覆することが行われてきた。
このような制御盤へのカバーシートの被覆は、脚立等を利用して行う必要があるので、手間がかかり、かつなかなか厄介な作業となっていた。更には、その作業の過程で、当該の制御盤のスイッチ類に接触して誤動作をさせるおそれなどもあった。
その他、強い磁気を発する電動機や変圧器等、またはその開閉の際に強い電磁波を発する高圧用の開閉器等、あるいは高温を発する種々の炉等に隣接して、磁気や電磁波の影響で誤動作を生じ易いコンピュータその他のディジタル機器が設置されている場合、若しくは熱的な影響を受けたくない機器類が設置されている場合には、それぞれ磁気、電磁波又は熱の遮蔽手段が必要となるが、これらに関して簡易で使用しやすい遮蔽手段は提供されていなかった。
そこで、本件出願人は、これらの問題を解決すべく特許文献1の記載されている装置類の前面被覆装置を提案した。
この装置類の前面被覆装置は、被覆対象装置類の上端に設置し得る被覆装置本体と、上記被覆装置本体中に収納され、必要に応じて、上記保護対象装置類の前面に、引き出し垂下させ得るカバーシート部材と、上記被覆装置本体内に配備した巻き取り機構であって、上記カバーシート部材を必要に応じて被覆装置本体内に巻き取り収納し得る巻き取り機構と、で構成したものである。
この装置類の前面被覆装置は、前記配電盤、監視盤、操作盤又は制御盤等の上端に設置しておくことが可能であり、かつこれを予め該配電盤等の上端に設置しておけば、その被覆装置本体からカバーシート部材を単に引き出すことにより、該配電盤等の前面を該カバーシート部材で容易に被覆することができる。脚立等を利用する必要もなく、安全にかつ簡単にその作業を行うことができる。それぞれの被覆対象の要求(磁気的、熱的又は電磁波的な遮蔽)に対応してカバーシート部材として対応する性質を有するそれを構成しておけば、要求に応じた適切な被覆を行うことができる。
従ってこの特許文献1の装置によれば、前記の従来技術の問題点の多くが解決可能であり、実際に解決できたものであって、優れた技術であると云うことができる。しかしこの特許文献1に記載される装置では、現実には、厚みが薄く、その上端に、その倒れ防止等のためL形鋼等が配されている通信盤ではその上端に設置することが困難であり、有効に用い得ない問題があった。
登録実用新案第3063735号公報
本考案は、特許文献1を含めた従来の装置類の前面被覆装置の問題点を悉く解決しうる装置類の前面被覆装置を提供することを解決の課題とするものであり、特に特許文献1の装置でも容易に設置しがたい通信盤に設置して有効に用いることのできる装置類の前面被覆装置を提供することを解決の課題とする。
本考案の1は、被覆対象装置類の上端に設置する被覆装置本体と、
前記被覆装置本体を前記被覆対象装置の上端上に設置するための取付手段であって、該被覆対象装置の上端上にその転倒防止のために配設された水平支持材の全部又は一部を抱えてこれに固定し得る固定部及び該固定部から延長した該被覆装置本体との連結部で構成した取付手段と、
前記被覆装置本体中に収納され、前記被覆対象装置類の前面に引き出し垂下させ得る、静電防止性能を備えた放熱性カバーシート部材と、
前記被覆装置本体内に配備した巻取機構であって、上記放熱性カバーシート部材を該被覆装置本体内に巻き取り収納し得る巻取機構と、
で構成した装置類の前面被覆装置である。
本考案の2は、本考案の1の装置類の前面被覆装置において、
前記被覆対象装置類の上端上に配設された水平支持材が側面視で逆L型に配された山形鋼である場合に、
前記取付手段を支分固定部及び支分連結部からなる複数の支分取付手段で構成し、
前記支分取付手段の支分固定部を、
前記水平支持材をその後方から抱え得る、上板、後部直立板及び下板からなる側面視でコ字形の主材と、
前記水平支持材を抱えた主材の前方から該水平支持材の直立部の前面に圧接する圧接板及び該圧接板の下端から前方に延びる該主材の下板に当接する下部結合板からなる側面視でL型の弾性圧接部材と、
前記弾性圧接部材の圧接板を前記水平支持材の直立部に圧接させて該直立部を該圧接板と前記主材の後部直立板とで挟持状態にするべくその前面側から押圧する押圧手段及び前記水平支持材の直立部を前記圧接板と前記主材の後部直立板とで挟持状態にさせた上で、該圧接部材の下部結合板を該主材の下板に固定する下部固定手段からなる押圧固定部材と、
で構成し、
前記支分取付手段の支分連結部を、
前記主材の上板を前方に延長してなる前記被覆装置本体の上面との連結用の連結板で構成したものである。
本考案の3は、請求項2の装置類の前面被覆装置において、
前記押圧固定部材の前記押圧手段を、前記弾性圧接部材の圧接板の前面に直立する直立押圧板と、該直立押圧板の前面側から背後側に開口したナット部と、先端で前記弾性圧接部材の圧接板を押圧すべく、該ナット部に螺合する押圧ボルトとで構成し、
前記押圧固定部材の前記下部固定手段を、前記直立押圧板の下端から前方に延びる下部固定板と、該下部固定板の貫通孔、その下方の前記弾性圧接部材の下部結合板の貫通孔及び前記主材の下板の貫通孔を貫通してその下部のナット部材に螺合し、該下部固定板、該下部結合板及び該下板を結合するボルト部材とで構成したものである。
本考案の4は、本考案の3の装置類の前面被覆装置において、
複数の前記押圧固定部材の下部固定板の相互をそれら自体を側方に延長して結合したものである。
本考案の5は、本考案の1の装置類の前面被覆装置において、
前記被覆対象装置類の上端上に配設された水平支持材が側面視で逆L型に配された山形鋼である場合に、
前記取付手段を支分固定部及び支分連結部からなる複数の支分取付手段で構成し、
前記支分取付手段の支分固定部を、
前記水平支持材の水平片の上面に当接する上部結合板と、
前記上部結合板の前端に形成した該水平片の前端に係止する爪片、該上部結合板の後端に形成した該水平片の後端側に屈曲したボルト支持片及び該ボルト支持片のナット部に螺合した係止ボルトであって、前記爪片を前記水平片の前端に係止させた状態で、その先端を該水平片の後端に押し当てることにより、該爪片とで該水平片を抱持する係止ボルトからなる抱持部と、
で構成し、
前記支分取付手段の支分連結部を、
前記上部結合板の前端から前方に延長してなる前記被覆装置本体の上面との連結用の連結板で構成したものである。
本考案の6は、本考案の1の装置類の前面被覆装置において、
前記被覆対象装置類の上端上に配設された水平支持材が側面視で逆L型に配された山形鋼である場合に、
前記取付手段を支分固定部及び支分連結部からなる複数の支分取付手段で構成し、
前記支分取付手段の支分固定部を、
前記水平支持材の水平片の上面に当接し、当接した該水平片の直前及び直後に下向きのナット部材を配した上部抱持板と、
前記上部抱持板の後部側のナット部材の下端に、一端を、該ナット部材に螺合するボルト部材で固定し、該水平支持材の下部側を抱持すべく、途中を前記水平支持材の下方に位置させ、他端を前方のナット部材の下端に、該ナット部材に螺合するボルト部材で固定する下部抱持用バンド部材と、
前記下部抱持用バンド部材を前記水平支持材の下部側を抱持すべく配した状態で、該水平支持材の直立部の下端と前記上部抱持板の前部側のナット部材との中間部となる部位に配した中間ナット部材と、
前記中間ナット部材に螺合し、前記水平支持材のアングルの内隅にその先端を圧接して該水平支持材の水平片の上面を前記上部抱持板の下面に圧接させ、かつ直立部の後面及び下端を下部抱持用バンド部材に圧接状態にさせるボルト部材と、
で構成し、
前記支分取付手段の支分連結部を、
前記上部抱持板の前端から前方に延長してなる前記被覆装置本体の上面との連結用の連結板で構成したものである。
本考案の7は、本考案の1の装置類の前面被覆装置において、
前記被覆対象装置類の上端上に配設された水平支持材が側面視で逆L型に配された山形鋼である場合に、
前記取付手段を支分固定部及び支分連結部からなる複数の支分取付手段で構成し、
前記支分取付手段の支分固定部を、
前記水平支持材の水平片をその間に装入可能な側面視コ字形のコ字形抱持片と、
該コ字形抱持片の下片に螺合する、該コ字形抱持片の間に装入した水平支持材の水平片を該コ字形抱持片の上片側に圧接固定する保持用ボルトと、
で構成し、
前記支分取付手段の支分連結部を、
前記コ字形抱持片の上片の一側に結合し、その結合部位から前方に延長する連結板であって、前記被覆装置本体の上面との連結用の連結板で構成したものである。
本考案の8は、本考案の1、2、3、4、5、6、7の装置類の前面被覆装置において、
前記放熱性カバーシート部材を、網状のシート材で構成したものである。
本考案1の装置類の前面被覆装置によれば、被覆対象装置類の上端上に転倒防止用の水平支持材が配設されている場合に有用である。通常、このような水平支持材が被覆対象装置類の上端上に配設されている場合には、この種の前面被覆装置を配設することができない。この本考案の1の装置類の前面被覆装置によれば、該水平支持材の全部又は一部を抱えてこれに固定し得る固定部及び該固定部から延長した該被覆装置本体との連結部で構成した取付手段を備えているため、該取付手段をその固定部で該水平支持材に固定し、かつ該取付手段に、その連結部によって被覆装置本体をそのような転倒防止用の水平支持材を配した装置類に取り付けて使用することができる。
また本考案の1の装置類の前面被覆装置によれば、装置類の前面を被覆するシート部材として、放熱性カバーシート部材を採用したので、熱を発生し、その放熱の必要のある装置類の前面をカバーする場合により有用である。
前記のように、本考案の1の装置類の前面被覆装置によれば、転倒防止用の水平支持材が配設してある装置類において、該水平支持材にこれを設置することが可能であり、前記のように設置しておけば、必要に応じて放熱性カバーシート部材を引き下げることにより該放熱性カバーシートによりその前面を被覆することができる。該放熱性カバーシート部材は、巻取機構の構成に応じた操作の仕方で引き下げ、その引き下げ状態を保持することができる。そしてその前面の被覆の必要がなくなれば、巻取機構の構成に応じた操作の仕方で該放熱性カバーシート部材を巻き取り引き上げすることができる。
従って、例えば、通信盤等の比較的薄型で転倒防止用の水平支持材が配してある装置類に前記のように設置しておき、その点検作業時等に、隣接する装置類の前面を被覆して点検領域を明確にする場合等は、脚立等を用いることなく、前記放熱性カバーシート部材を引き下げる操作をするのみでそれが行え、その作業が極めて簡単であり、その作業時に誤って被覆対象装置のスイッチ類を動かしてしまうようなおそれもない。必要がなくなれば該放熱性カバーシート部材を引き上げれば良いので極めて簡単である。
また該放熱性カバーシート部材は、放熱性を有し、かつ静電防止性能を備えたものであり、前記通信盤のように、熱を発し、その放熱が必要であるとともに、外部への静電気の影響を排除したい場合に極めて有用でもある。
なお、前記放熱性カバーシート部材としては、更にそれによって被覆される背後の機器類が目視できる必要のある場合、例えば、機器類の動作状態を確認したい場合等は、前記放熱性及び静電防止の性能を有する上で、更に透明であるシート部材を採用するのが都合が良い。この場合は、その両側部に適当な幅の警告線を施しておけば、これが被覆されていることが関係者にすぐに認識できる。またこの放熱性カバーシート部材には、必要に応じて、運転中、開閉厳禁、充電中等の警告表示を施しておくこともできる。
また前記放熱性カバーシート部材の下端にはバー部材を取り付け、かつこのバー部材にマグネット部材を付設することができる。
このように構成した場合には、引き出した放熱性カバーシート部材の下端のマグネット部材を被覆対象装置類の下部の磁性部材に吸着させることにより、カバーシート部材を被覆位置に確実に固定することができる。
前記巻取機構としては、前記放熱性カバーシート部材を必要に応じて巻き取り又は巻き出すことができるものであれば、特定構成の機構に限定されない。このような機能を有する種々の従来装置を自由に採用することができる。
前記巻取機構としては、例えば、前記放熱性カバーシート部材をバネ材の弾発力を利用して巻き上げる機構を採用することができる。この機構を採用した場合は、引き出しは、通常、使用者が、前記放熱性カバーシート部材の下端を手で掴んで引き出し又は前記放熱性カバーシート部材の下端の係合手段にフック付き棒のフックを係止して引き出し、この引き出し状態は、ラチェット機構によって保持するように構成するのが適当である。そしてこのラチェット機構による保持は、再度該放熱性カバーシート部材を引き出そうとすると解除され、これを放すと、前記バネ材の弾発力によって巻き上げられるように構成するのが適当である。
前記巻取機構のバネ材としては、ねじりコイルバネ又はゼンマイバネあるいはその他の適当なバネを自由に採用することができる。
本考案の2の装置類の前面被覆装置によれば、前記被覆対象装置類の上端上に配設された水平支持材が側面視で逆L型に配された山形鋼である場合に、これに、その被覆装置本体を、その取付手段の複数の支分取付手段を介して適切かつ確実に取り付けることができる。
本考案の3の装置類の前面被覆装置によれば、本考案の2のそれにおける水平支持材の抱持のための構成が簡明で確実なものとなる。
また本考案の4の装置類の前面被覆装置によれば、複数の押圧固定部材の間隔が、結合された下部固定板相互の間隔に固定され、これによって複数の支分取付手段間の間隔も一定の間隔に固定されることになる。そのためこの間隔を適切に設定しておくことにより、支分取付手段間の間隔を常時被覆装置本体のサイズに適合する間隔に保持できることになり、使い勝手が良好となるものである。
本考案の6の装置類の前面被覆装置によれば、取付手段による取り付けが確実なものとなり、本考案の5又は7の装置類の前面被覆装置によれば、取付手段の構成がより簡明であって、取り付け操作も極めて簡単なものとなる。
本考案の8の装置類の前面被覆装置によれば、放熱性カバーシート部材を容易に構成することができる。その材質として静電防止性能を有するものを採用すれば、その性能も容易に確保することができる。
実施例1の装置類の前面被覆装置を通信盤の上部の水平支持材(山形鋼)に設置した状態を示す一部切欠正面図。 実施例1の装置類の前面被覆装置を通信盤の上部の水平支持材(山形鋼)に設置した状態を示す側面図。 実施例1の装置類の前面被覆装置の支分取付手段のみを通信盤の上方の水平支持材(山形鋼)に取り付けた状態を示す一部切欠正面図。 実施例1の装置類の前面被覆装置の支分取付手段のみを通信盤の上方の水平支持材(山形鋼)に取り付けた状態を示す側面図。 (a)は図2の上部の一部のみを示す拡大図、(b)は図4の上部の一部のみを示す拡大図。 取付手段のみを示す側面図。 (a)は主材及び連結板からなる部材の横向きの平面図、(b)は側面図、(c)は正面図、(d)は横向きの底面図。 (a)は弾性圧接部材の平面図、(b)はその右側方から見た図、(c)は(a)を下から見た図(正面図)。 (a)は下部固定板を連結した一対の押圧固定部材一部切欠平面図、(b)は一部切欠正面図、(c)は側面図。 (a)は通信盤の上部及びその上方に配された水平支持材(山形鋼)を示す一部切欠正面図、(b)は側面図。 (a)は実施例2の装置類の前面被覆装置を水平支持材(山形鋼)に取り付けた状態の一部を示す平面図、(b)は側面図。 実施例3の装置類の前面被覆装置を水平支持材(山形鋼)に取り付けた状態の側面図。 (a)は実施例4の装置類の前面被覆装置を水平支持材(山形鋼)に取り付けた状態の一部を示す平面図、(b)は側面図。
以下、考案を実施するための形態を実施例1〜4に基づき、かつ添付図を参照しつつ詳細に説明する。
<実施例1>
図1〜図6に示すように、この実施例1の装置類の前面被覆装置は、被覆装置本体1と、その中に配した巻取機構2と、巻取機構2で巻き上げられるように構成した放熱性カバーシート部材3と、該被覆装置本体1を通信盤6等の被覆対象装置(以下では通信盤6を例にとって説明する)の上部に配設した転倒防止用の水平支持材4に取り付けるための取付手段5とで基本的に構成したものである。
前記被覆装置本体1は、図1、図2及び図5に示すように、概略直方体状のケースを主体として構成したものであり、その前面には図示しないネームプレートを固設し、前面下部には放熱性カバーシート部材3の出入り用の開口部がスリット状に構成してある。またその上部及び背後側には前記取付手段5が構成してあり、該被覆装置本体1は、これによって通信盤6の上方に、その上方に配した転倒防止用の水平支持材4を介して、固設することができるようになっている。
前記巻取機構2は、前記放熱性カバーシート部材3をバネ材の弾発力を利用して巻き上げる機構として構成したものである。ラチェット機構が付設され、放熱性カバーシート部材3の引き出し状態はこれで保持されるようになっている。またこのラチェット機構による保持は、保持状態で若干放熱性カバーシート部材3を引き下げると解除され、バネ材の弾発力により引き上げられるようになっている。この巻取機構2は、上記放熱性カバーシート部材3のような帯状部材を巻き取る従来の一般的な構成である。
前記放熱性カバーシート部材3としては、この実施例1では、網状の帯電防止シート部材を採用した。またこの放熱性カバーシート部材3は、図1に示すように、帯状で両側部に警告線3a、3aを構成し、かつその最下端に沿って該放熱性カバーシート部材3の幅より若干長いバー部材3bを固設し、その下部中央に係止環3cを固設したものである。
前記取付手段5は、特に図3〜図6に示すように、通信盤6の上面上にその転倒防止のために配設された水平支持材4の一部を抱えてこれに固定し得る固定部及び該固定部から延長した前記被覆装置本体1との連結部で構成したものである。この実施例1の被覆対象である通信盤6の転倒防止用の水平支持材4は、後述するように、側面視で逆L型に配された山形鋼であり、該取付手段5は、これを介して該通信盤6に取り付けるものである。
この実施例1では、更に具体的には、該取付手段5は一対の支分固定部51、51及び一対の支分連結部52、52からなる一対の支分取付手段5A、5Aで構成するものとする。
前記各支分取付手段5Aの支分固定部51は、特に図5(a)、(b)及び図6に示すように、基本的に、側面視でコ字形の主材51Aと、側面視でL型の弾性圧接部材51Bと、同様に側面視でL型の押圧固定部材51Cとで構成したものである。
前記主材51Aは、特に図5(a)、(b)、図6及び図7に示すように、山形鋼で構成した前記水平支持部材4の水平片42に対応するサイズの上板511と、その後端から垂下する該水平支持部材4の直立部41に対応するサイズの後部直立板512と、該後部直立板512の下端から前方に延長した下板513からなる側面視でコ字形の部材であり、全体を金属で一体に構成したものである。
従って前記主材51Aは、図5及び図6に示すように、その全体で前記水平支持材4の一部をその後方から抱え得ることとなっている。また前記下板513は、図7(b)、(c)及び(d)に示すように、その下面側に二つのナット部材513n、513nが固設してあり、該下板513の対応する部位には上面側から、後述する前記押圧固定部材51Cの下部結合板515のボルト部材519B、519Bを螺合することができるように貫通孔が開口してある。
前記弾性圧接材51Bは、特に図5(a)、(b)、図6及び図8に示すように、前記水平支持材4の一部を抱えた主材51Aの前側から該水平支持材4の直立部41の前面に圧接する圧接板514と、該圧接板514の下端から前方に延びる下部結合板515からなる全体を金属で構成した部材である。該下部結合板515には、図5(a)、(b)及び図6に示すように、この弾性圧接材51Bを前記主材51Aにセットした際に、その下板513の貫通孔に対応する位置関係で貫通孔が開口してあるものである。
前記押圧固定部材51Cは、特に図5(a)、(b)、図6及び図9に示すように、前記弾性圧接部材51Bの圧接板514を前記水平支持材4の直立部41に圧接させて該直立部41を該圧接板514と前記主材51Aの後部直立板512とで挟持状態にするべくその前面側から押圧する押圧手段及び前記水平支持材4の直立部41を前記圧接板514と前記主材51Aの後部直立板512とで挟持状態にさせた上で、該弾性圧接部材51Bの下部結合板515を該主材51Aの下板513に固定する下部固定手段からなる部材である。この全体は金属で構成したものである。
また前記押圧固定部材51Cの前記押圧手段は、より具体的には、図3〜図6及び図9に示すように、前記弾性圧接部材51Bの圧接板514の前面に直立する直立押圧板516と、該直立押圧板516の前面側から背後側に開口したナット部517と、先端で前記弾性圧接部材51Bの圧接板514を押圧すべく、該ナット部517に螺合する押圧ボルト518とで構成し、前記押圧固定部材51Cの前記下部固定手段は、同図に示すように、前記直立押圧板516の下端から前方に延びる下部固定板519と、該下部固定板519に開口した貫通孔、その下方の前記弾性圧接部材51Bの下部結合板515の貫通孔及び前記主材51Aの下板513の貫通孔を貫通してその下部に配したナット部材513n、513nに螺合し、該下部固定板519、該下部結合板515及び該下板513を結合するボルト部材519B、519Bとで構成したものである。以上の下部固定板519、下部結合板515及び下板513の貫通孔が相互に対応関係にあるのは云うまでもない。
なお、以上の一対の押圧固定部材51C、51Cの下部固定板519は、特に図3及び図9に示すように、それら相互をそれら自体を側方に延長して形成した帯状部519bで接続して一体に構成したものである。
また前記各支分取付手段5Aの支分連結部52は、図4〜図7に示すように、前記主材51Aの上板511をその前端から前方に延長してなる連結板に構成したものである。連結対象は被覆装置本体1であり、その上面とボルトを用いて結合できるように対応するボルト用の開口部が開口してあり、かつ被覆装置本体1の対応する上面にはナット部材が埋め込み状態に配してある。
前記水平支持材4は、前記のように、山形鋼で構成したもので、特に図10(a)、(b)に示すように、通信盤6の上方に逆L型に配置され、L型の連結部材7及びボルト・ナットを用いて該通信盤6の天板部に固設され、更に図示しない手段を介して該通信盤6を設置した建物の躯体に結合されている。
従ってこの実施例1の装置類の前面被覆装置は、上方に転倒防止用の水平支持材4を配設した通信盤6の前面のカバー用に有効に使用することができる。
まず、対象の領域の各通信盤6の上方の水平支持材4に、この実施例1の装置類の前面被覆装置を設置しておく。
初めに取付手段5を水平支持材4に取り付ける。この取り付けは、図3及び図4に示すように、その支分取付手段5A、5Aを、通信盤6の天板の両端付近にそれぞれが位置する位置関係で行う。支分取付手段5A、5Aの間隔は、前記押圧固定部材51Cの一対の下部固定板519、519の間隔で決まる間隔である。該下部固定板519、519の間隔は、前記したように、帯状部519bで結合状態であり、その長さによって決まるが、その長さは、取付対象の通信盤6の幅寸法を考慮してに、支分取付手段5A、5Aが天板の両端付近に設置可能な寸法としておく。
特に図5及び図6に示すように、それぞれの支分取付手段5Aは、初めにその主材51Aのコ字形の内側に水平支持材4の該当部位が入るように位置決めし、その上板511の下面を水平支持材4の水平片42の上面に当接させ、支分取付手段5Aの後部直立板512の前面を水平支持材4の直立部41の後面に当接状態とする。
この後、弾性圧接材51Bの圧接板514を以上の水平支持材4の直立部41の前面に当接する位置関係に配置し、同時に、下部結合板515を主材51Aの下板513上に配置する。このとき、下部結合板515と下板513の貫通孔を上下一致させておく。更にその後、該弾性圧接材51Bの前側に押圧固定部材51Cを配置する。該押圧固定部材51Cは、その直立押圧板516を該弾性圧接材51Bの圧接板514の前面側に一定間隔で配置し、下部固定板519を該弾性圧接材51Bの下部結合板515上に配置する。このとき該下部固定板519はその貫通孔を該下部結合板515の貫通孔を上下一致させる。こうした上で、最上部の下部固定板519の貫通孔からボルト部材519B、519Bを挿入し、最下部の下板513の下部に配したナット部材513n、513nに螺合してそれらを結合固定する。更に前記押圧固定部51Cの直立押圧板516のナット部517には押圧ボルト518を螺合し、その先端で前記圧接板514を押圧し、該圧接板514と主材51Aの後部直立板512とによる水平支持材4の直立部41の挟持状態を確保する。
こうして、図3、図4及び図5(b)に示すように、一対の支分取付手段5A、5Aを水平支持材4に確実に取り付けた後、前記該被覆装置本体1を主材51A、51Aの上板511、511を延長した支分連結部52、52に連結する。該被覆装置本体1の上面の該当部位にはナット部材が埋め込み状態に配してあり、該被覆装置本体1の上面の該当する部位を該支分連結部52、52の下面に接合状態にし、その上面側からボルトを開口部を通じて該被覆装置本体1のナット部材に螺合し、該被覆装置本体1を該支分連結部52、52に確実に結合する。
こうして、図1、図2及び図5(a)に示すように、通信盤6の前面に前記放熱性カバー部材3を引き下ろし得る位置に、この実施例1の装置類の前面被覆装置が設置できたことになる。即ち、その被覆装置本体1を、前面下部の放熱性カバーシート部材3の出入り用のスリット状開口部が該通信盤6の前面より若干前方に出た位置に位置するように配置されたことになる。
この後は、たとえば、順次点検作業を行う場合に、現在の点検作業の対象となっている通信盤6以外の通信盤6については、それぞれ前記被覆装置本体1の前面下部に開口した開口部から下端の突出している放熱性カバーシート部材3を引き下げ、それらの前面をカバーする。こうして点検領域を明瞭にし、誤った操作の発生を予め回避することができることになる。
前記放熱性カバーシート部材3の引き下げ操作は、フック付き棒8を利用して行うのが都合が良い。このフック付き棒8は、図1に示すように、グリップ部8aと、これから延長した棒部8bと、棒部8bの上端に配したフック8cとからなるものであり、最上部まで引き上げた状態にある前記放熱性カバーシート部材3を、これを利用して適当な高さまで極めて容易に引き下げることができる。
グリップ8aを握って、棒部8b先端のフック8cを前記放熱性カバーシート部材3の下端に固設したバー部材3bの下部中央の係止環3cに移動させ、かつこれに係止し、そうした上で、引き下げれば、前記放熱性カバーシート部材3は、前記巻取機構2のバネ材の作用力に抗して、引き下げることができる。ある程度の高さまで引き下げた後は、前記バー部材3bを掴んで手で引き下げる。最後までフック付き棒8を使用して引き下げても良いが、途中から下方は手で引き下げる方が取り扱い易い。
通信盤6の前面最下部まで放熱性カバーシート部材3を引き下げ、その引き下げ動作を停止させれば、前記ラチェット機構が働いて該放熱性カバーシート部材3はその引き下げ位置で固定される。
従って極めて簡単な操作で、脚立などを用いることなく、必要な通信盤6の前面に放熱性カバーシート部材3を引き下げ、これをカバーすることができる。またこのカバー操作の際、即ち、放熱性カバーシート部材3の引き下げ操作の際に、該放熱性カバーシート部材3と他の部材との摩擦による静電気が発生するおそれがあるが、該放熱性カバーシート部材3は静電防止機能を有するシート部材を採用しているので、静電気の帯電の問題の発生を未然に防止することができる。これによって通信盤6内部の回路に悪影響を与える可能性をなくすることができる。
またこの放熱性カバーシート部材3は、網材で構成することによって文字通り放熱性であり、通信盤6から発生する熱を良好に放熱することができる。
こうして放熱性カバーシート部材3で被覆されると、点検作業の行われている通信盤6とそうでないものとが容易に識別でき、誤った操作の原因となりうる条件を除去することができる。このとき、該放熱性カバーシート部材3として、更に透明であるシート部材を採用したので、通信盤6の表面を視認することができる。また透明シート部材を採用していても、その両側部に警告線3a、3aを構成してあるので、放熱性カバーシート部材3による被覆のあることが見落とされることはないようになっている。
放熱性カバーシート部材3による被覆の必要がなくなった場合は、該放熱性カバーシート部材3を若干引き下げる操作をすると、前記巻取機構2のラチェット機構による固定状態が解除され、バネ材による引き上げ作用が行われることとなる。このとき、バネ材による引き上げ動作に全く任せても良いが、その場合には勢い良くあがりすぎるおそれがあるので、前記フック付き棒8を利用してその引き上げ動作を制限し、緩やかに上昇するようにするのが、装置自体を痛めないために好都合である。
<実施例2>
図11は、実施例1の装置類の前面被覆装置の取付手段5に代えて取付手段15を用いた例であり、その点を除いては前記実施例1と全く同様である。従って以下に取付手段15についてのみ説明する。
前記取付手段15は、実施例1のそれと同様に、一対の支分固定部151、151及び一対の支分連結部152、152からなる一対の支分取付手段15A、15Aで構成する金属部材である。
前記支分取付手段15Aの支分固定部151は、前記水平支持材4の水平片42の上面に当接する上部結合板1511と、前記上部結合板1511の前端に形成した該水平片42の前端に係止する爪片1511n、該上部結合板1511の後端に形成した該水平片42の後端側に屈曲したボルト支持片1511t及び該ボルト支持片1511tのナット部に螺合した係止ボルト1511Bからなる抱持部1512とで構成するものである。
前記爪片1511nは、上部結合板1511の前端付近の中央部に舌片状の切り込みを入れて形成したものである。
また前記係止ボルト1511Bは、前記の通りであるが、更に前記爪片1511nを前記水平支持材4の水平片42の前端に係止させた状態で、その先端を該水平片42の後端に押し当てることにより、該爪片1511nとで該水平片42を抱持することができる位置関係となるように配するものである。
前記支分取付手段15Aの支分連結部152は、前記上部結合板1511の前端から前方に延長してなる前記被覆装置本体1の上面との連結用の連結板に構成したものである。
従ってこの取付手段15によれば、これを水平支持材4に容易に取り付けることができる。また被覆装置本体1は、その上面を前記支分連結部152の下面に当接させ、その状態をボルト等を用いて容易に固定することができる。
<実施例3>
図12は、実施例1の装置類の前面被覆装置の取付手段5に代えて取付手段25を用いた例であり、その点を除いては前記実施例1と全く同様である。従って以下に取付手段25についてのみ説明する。
前記取付手段25は、実施例1のそれと同様に、一対の支分固定部251、251及び一対の支分連結部252、252からなる一対の支分取付手段25A、25Aで構成するものである。
前記支分取付手段25Aの支分固定部251は、上部抱持板2511と、下部抱持用バンド部材2512と、中間ナット部材2513と、ボルト部材2514とで構成したものである。
前記上部抱持板2511は、前記水平支持材4の水平片42の上面に当接し、当接した該水平片42の直前及び直後に下向きのナット部材2511nを配した板状金属部材である。
前記下部抱持用バンド部材2512は前記上部抱持板2511の後部側のナット部材2511nの下端に、一端を、該ナット部材2511nに螺合するボルト部材で固定し、該水平支持材4の下部側を抱持すべく、途中を前記水平支持材4の下方に位置させ、他端を前方のナット部材2511nの下端に、該ナット部材2511nに螺合するボルト部材で固定するように構成したものである。
前記中間ナット部材2513は、前記下部抱持用バンド部材2512を前記水平支持材4の下部側を抱持すべく配した状態で、該水平支持材4の直立部41の下端と前記上部抱持板2511の前部側のナット部材2511nとの中間部となる部位に配したものであり、その軸芯が、該水平支持材4のアングルの内隅に向かって伸びる状態に配したものである。
前記ボルト部材2514は、前記中間ナット部材2513に螺合し、前記水平支持材4のアングルの内隅にその先端を圧接して該水平支持材4の水平片42の上面を前記上部抱持板2511の下面に圧接させ、かつ直立部41の後面及び下端を下部抱持用バンド部材2512に圧接状態にさせるものであり、そのように長さ寸法を設定する。
また前記支分取付手段25Aの支分連結部252は、前記上部抱持板2511の前端から前方に延長してなる前記被覆装置本体1の上面との連結用の連結板に構成したものである。
従ってこの取付手段25によれば、これを水平支持材4に容易に取り付けることができる。また被覆装置本体1は、その上面を前記支分連結部252の下面に当接させ、その状態をボルト等を用いて容易に固定することができる。
<実施例4>
図13は、実施例1の装置類の前面被覆装置の取付手段5に代えて取付手段35を用いた例であり、その点を除いては前記実施例1と全く同様である。従って以下に取付手段35についてのみ説明する。
前記取付手段35は、実施例1のそれと同様に、一対の支分固定部351、351及び一対の支分連結部352、352からなる一対の支分取付手段35A、35Aで構成するものである。
前記支分取付手段35Aの支分固定部351は、側面視コ字形のコ字形抱持片3511と、該コ字形抱持片3511の下片に螺合する保持用ボルト3511Bとで構成する金属部材である。
前記コ字形抱持片3511は、そのコ字形の空間にわずかの余裕を持って前記水平支持材4の水平片42を装入可能な部材であり、他方、前記保持用ボルト3511Bは、そのように水平支持材4の水平片42を装入したコ字形抱持片3511の下片に螺合して該水平片42を該コ字形抱持片3511内に固定する手段である。
また前記支分取付手段35Aの支分連結部352は、前記コ字形抱持片3511の上片の一側に結合し、その結合部位から前方に延長する連結板に構成した部材である。
従ってこの取付手段35によれば、これを水平支持材4に容易に取り付けることができる。また被覆装置本体1は、その上面を前記支分連結部352の下面に当接させ、その状態をボルト等を用いて容易に固定することができる。
1 被覆装置本体
2 巻取機構
3 放熱性カバーシート部材
3a 警告線
3b バー部材
3c 係止環
4 水平支持材
41 水平支持材の直立部
42 水平支持材の水平片
5 取付手段
5A 支分取付手段
51 支分固定部
51A 主材
51B 弾性圧接部材
51C 押圧固定部材
511 主材の上板
512 主材の後部直立板
513 主材の下板
513n 下板のナット部材
514 弾性圧接部材の圧接板
515 弾性圧接部材の下部結合板
516 押圧固定部材の直立押圧板
517 直立押圧板のナット部
518 押圧ボルト
519 押圧固定部材の下部固定板
519B ボルト部材
519b 帯状部
52 支分連結部
6 通信盤
7 連結部材
8 フック付き棒
8a グリップ部
8b 棒部
8c フック
15 取付手段
15A 支分取付手段
151 支分固定部
1511 上部結合板
1511n 爪片
1511t ボルト支持片
1511B 係止ボルト
152 支分連結部
25 取付手段
25A 支分取付手段
251 支分固定部
2511 上部抱持板
2511n ナット部材
2512 下部抱持用バンド部材
2513 中間ナット部材
2514 ボルト部材
252 支分連結部
35 取付手段
35A 支分取付手段
351 支分固定部
3511 コ字形抱持片
3511B 保持用ボルト
352 支分連結部

Claims (8)

  1. 被覆対象装置類の上端に設置する被覆装置本体と、
    前記被覆装置本体を前記被覆対象装置の上端上に設置するための取付手段であって、該被覆対象装置の上端上にその転倒防止のために配設された水平支持材の全部又は一部を抱えてこれに固定し得る固定部及び該固定部から延長した該被覆装置本体との連結部で構成した取付手段と、
    前記被覆装置本体中に収納され、前記被覆対象装置類の前面に引き出し垂下させ得る、静電防止性能を備えた放熱性カバーシート部材と、
    前記被覆装置本体内に配備した巻取機構であって、上記放熱性カバーシート部材を該被覆装置本体内に巻き取り収納し得る巻取機構と、
    で構成した装置類の前面被覆装置。
  2. 前記被覆対象装置類の上端上に配設された水平支持材が側面視で逆L型に配された山形鋼である場合に、
    前記取付手段を支分固定部及び支分連結部からなる複数の支分取付手段で構成し、
    前記支分取付手段の支分固定部を、
    前記水平支持材をその後方から抱え得る、上板、後部直立板及び下板からなる側面視でコ字形の主材と、
    前記水平支持材を抱えた主材の前方から該水平支持材の直立部の前面に圧接する圧接板及び該圧接板の下端から前方に延びる該主材の下板に当接する下部結合板からなる側面視でL型の弾性圧接部材と、
    前記弾性圧接部材の圧接板を前記水平支持材の直立部に圧接させて該直立部を該圧接板と前記主材の後部直立板とで挟持状態にするべくその前面側から押圧する押圧手段及び前記水平支持材の直立部を前記圧接板と前記主材の後部直立板とで挟持状態にさせた上で、該圧接部材の下部結合板を該主材の下板に固定する下部固定手段からなる押圧固定部材と、
    で構成し、
    前記支分取付手段の支分連結部を、
    前記主材の上板を前方に延長してなる前記被覆装置本体の上面との連結用の連結板で構成した請求項1の装置類の前面被覆装置。
  3. 前記押圧固定部材の前記押圧手段を、前記弾性圧接部材の圧接板の前面に直立する直立押圧板と、該直立押圧板の前面側から背後側に開口したナット部と、先端で前記弾性圧接部材の圧接板を押圧すべく、該ナット部に螺合する押圧ボルトとで構成し、
    前記押圧固定部材の前記下部固定手段を、前記直立押圧板の下端から前方に延びる下部固定板と、該下部固定板の貫通孔、その下方の前記弾性圧接部材の下部結合板の貫通孔及び前記主材の下板の貫通孔を貫通してその下部のナット部材に螺合し、該下部固定板、該下部結合板及び該下板を結合するボルト部材とで構成した請求項2の装置類の前面被覆装置。
  4. 複数の前記押圧固定部材の下部固定板の相互をそれら自体を側方に延長して結合した請求項3の装置類の前面被覆装置。
  5. 前記被覆対象装置類の上端上に配設された水平支持材が側面視で逆L型に配された山形鋼である場合に、
    前記取付手段を支分固定部及び支分連結部からなる複数の支分取付手段で構成し、
    前記支分取付手段の支分固定部を、
    前記水平支持材の水平片の上面に当接する上部結合板と、
    前記上部結合板の前端に形成した該水平片の前端に係止する爪片、該上部結合板の後端に形成した該水平片の後端側に屈曲したボルト支持片及び該ボルト支持片のナット部に螺合した係止ボルトであって、前記爪片を前記水平片の前端に係止させた状態で、その先端を該水平片の後端に押し当てることにより、該爪片とで該水平片を抱持する係止ボルトからなる抱持部と、
    で構成し、
    前記支分取付手段の支分連結部を、
    前記上部結合板の前端から前方に延長してなる前記被覆装置本体の上面との連結用の連結板で構成した請求項1の装置類の前面被覆装置。
  6. 前記被覆対象装置類の上端上に配設された水平支持材が側面視で逆L型に配された山形鋼である場合に、
    前記取付手段を支分固定部及び支分連結部からなる複数の支分取付手段で構成し、
    前記支分取付手段の支分固定部を、
    前記水平支持材の水平片の上面に当接し、当接した該水平片の直前及び直後に下向きのナット部材を配した上部抱持板と、
    前記上部抱持板の後部側のナット部材の下端に、一端を、該ナット部材に螺合するボルト部材で固定し、該水平支持材の下部側を抱持すべく、途中を前記水平支持材の下方に位置させ、他端を前方のナット部材の下端に、該ナット部材に螺合するボルト部材で固定する下部抱持用バンド部材と、
    前記下部抱持用バンド部材を前記水平支持材の下部側を抱持すべく配した状態で、該水平支持材の直立部の下端と前記上部抱持板の前部側のナット部材との中間部となる部位に配した中間ナット部材と、
    前記中間ナット部材に螺合し、前記水平支持材のアングルの内隅にその先端を圧接して該水平支持材の水平片の上面を前記上部抱持板の下面に圧接させ、かつ直立部の後面及び下端を下部抱持用バンド部材に圧接状態にさせるボルト部材と、
    で構成し、
    前記支分取付手段の支分連結部を、
    前記上部抱持板の前端から前方に延長してなる前記被覆装置本体の上面との連結用の連結板で構成した請求項1の装置類の前面被覆装置。
  7. 前記被覆対象装置類の上端上に配設された水平支持材が側面視で逆L型に配された山形鋼である場合に、
    前記取付手段を支分固定部及び支分連結部からなる複数の支分取付手段で構成し、
    前記支分取付手段の支分固定部を、
    前記水平支持材の水平片をその間に装入可能な側面視コ字形のコ字形抱持片と、
    該コ字形抱持片の下片に螺合する、該コ字形抱持片の間に装入した水平支持材の水平片を該コ字形抱持片の上片側に圧接固定する保持用ボルトと、
    で構成し、
    前記支分取付手段の支分連結部を、
    前記コ字形抱持片の上片の一側に結合し、その結合部位から前方に延長する連結板であって、前記被覆装置本体の上面との連結用の連結板で構成した請求項1の装置類の前面被覆装置。
  8. 前記放熱性カバーシート部材を、網状のシート材で構成した請求項1、2、3、4、5、6、7の装置類の前面被覆装置。
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