JP3166485B2 - 温度センサ - Google Patents

温度センサ

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JP3166485B2 JP13266794A JP13266794A JP3166485B2 JP 3166485 B2 JP3166485 B2 JP 3166485B2 JP 13266794 A JP13266794 A JP 13266794A JP 13266794 A JP13266794 A JP 13266794A JP 3166485 B2 JP3166485 B2 JP 3166485B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば電力機器等の通
電部導体の異常過熱を検出するため等に使用される温度
センサに関する。
【0002】
【従来の技術】電力機器の通電部導体には高電圧が印加
され、しかも大電流が流れるために、その導体が異常過
熱されることがある。このため、その導体にサーモラベ
ルを貼って色の変化を遠方から観察して異常過熱の検出
を行ったり、サーモカメラを用いて導体の異常過熱状態
を検出したりする手段を採っている。この他、導体の温
度を計測するには熱電対、測温体およびサーミスタがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように電力機器
の導体の異常過熱を検出するには、第1にサーモラベ
ル、第2にサーモカメラがあるが、第1のサーモラベル
は安価であるけれども、色の変化を検出する方法を検討
しないと、常時監視ができない問題があるとともに耐久
性に劣る問題もある。
【0004】また、第2のサーモカメラの場合には高価
であるとともに、センサ部分の長期安定性に問題があ
る。さらに、熱電対、測温体やサーミスタの場合、導体
に電気的絶縁上のため直接取り付けられない問題があ
り、これら各温度センサはガスや絶縁物に伝達する温度
を計測するので、感度が低い問題があるとともに、他の
熱源の影響が大きい。
【0005】上記のほかに近年、温度センサと光ファイ
バを用いて通電部導体の過熱状態を検出するものがあ
る。この1例を次に示す。図4(a),(b)におい
て、1は六角ボルトで、この六角ボルト1の軸部2には
図示下部から上部に向かってくりぬき孔3を穿設する。
このくりぬき孔3はその一部が六角ボルト1の頭部4の
位置まで達する。六角ボルト1の頭部4には図4(a)
に破線で示すように放射状の光路5a、、5aa,5
b、5bbおよび5c、5ccが前記くりぬき孔3に直
交するように穿設される。光路5a、5aaから5c、
5ccにはタップ孔が形成されて、そのタップ孔には投
光用ファイバ6aのコネクタ7aと受光用ファイバ6b
のコネクタ7bが螺着される。なお、使用しない光路5
b、5bbと5c、5ccには不要な光線が侵入しない
ように閉塞部材8が螺着される。9は六角ボルト1のね
じ部である。
【0006】10は温度センサ本体で、この温度センサ
本体10は次のように構成されている。11は両端から
軸方向に向けて第1,第2の凹部12,13が穿設され
た感温磁性体で、この感温磁性体11はMn−Zn系のソ
フトフェライトから構成されている。感温磁性体11の
第1の凹部12には第1の永久磁石14が例えば図示の
磁極の向きで嵌め込まれて接着される。15は前記六角
ボルト1のくりぬき穴3に装着される非磁性材からなる
底蓋である。
【0007】また、感温磁性体11の第2の凹部13に
は筒状の第2の永久磁石16を嵌め込む。このとき、第
2の永久磁石16の下部の磁極が図示のように、第1の
永久磁石14の上部の磁極と同極性となるように嵌め込
む。17は非磁性材からなる第2の永久磁石16の移動
用のガイド棒で、このガイド棒17は第2の永久磁石1
6の中空部内を挿通させる。ガイド棒17の一端は前記
第1の凹部12と第2の凹部13を連通させる孔18に
嵌め込まれて固定され、その他端は六角ボルト1の頭部
4内に嵌め込まれる。
【0008】次に上記のように構成された温度センサ本
体10を有する六角ボルト1を図示しない測定物である
通電部導体に螺着させる。このとき、第2の永久磁石1
6は感温磁性体11がキュリ−温度(動作温度)以下で
ある(すなわち、通電部導体の加熱が通常の場合)と強
磁性状態を示すので、移動しないが、キュリー温度以上
(通電部導体が過熱状態)になると、感温磁性体11は
常磁性状態になるため、第1,第2の永久磁石14,1
6は磁気反発力で、第2の永久磁石16が感温磁性体1
1から飛び出して図示上方に移動し、光路5aと5aa
間を塞ぐために、光線は遮光される。このように光ファ
イバ6に光線が透過してくるか、ないかにより導体の温
度上昇が検出できるようになる。
【0009】上記のように構成された温度センサでは、
通電部導体の過熱状態を光線の遮断により検出する投光
用光ファイバと受光用ファイバが一直線状に配置される
構成になっている。このような構成の光ファイバではこ
れを束ねて図示しない光電アンプまで導くときに光ファ
イバを小さく曲げなくてはならないため、コネクタ7
a,7b部分の強度が弱くなる。このため、コネクタ部
分を補強する必要があるために、補強材の選定や補強の
ためにようする作業が必要になる。特に温度センサは小
型化されているために、光ファイバやコネクタ部分の補
強材の選定や補強作業に困難が伴う。
【0010】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、コネクタ部分の補強を行わないようにして、光フ
ァイバの取り扱いを容易した温度センサを提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、第1発明は、温度変化に応じて強磁
性状態から常磁性状態に変化する感温磁性体、この感温
磁性体の軸方向に穿設された第1の凹部に嵌め込まれて
接着された第1の永久磁石、前記感温磁性体の軸方向に
穿設された第2の凹部に嵌め込まれて、その第2の凹部
の軸方向に移動可能となるようにするとともに第1の永
久磁石と対向する磁極が同磁極となるように設けられた
第2の永久磁石を備えた温度センサ本体と、非磁性材か
らなり、内部に前記温度センサ本体が収納される穴部を
有するセンサケース本体と、このセンサケース本体の穴
部に収納された温度センサ本体の軸方向に向け、かつそ
の温度センサ本体の外周部に沿ってセンサケース本体に
穿設された投光および受光路と、この投光および受光路
端部が前記センサケース本体の穴部に連通される部分に
配設され、投光路からの光線が受光路にセンサケース本
体の穴部を通過して入光するようにした光反射体と、前
記投光および受光路に装着される投光用および受光用光
ファイバとからなり、前記感温磁性体が常磁性状態のと
きには第2の永久磁石により光反射体からの光線を遮光
するようにしたことを特徴とするものである。
【0012】第2発明は、前記光反射体は45°の傾斜
面を有する反射光部材で形成したことを特徴するもので
ある。
【0013】
【作用】温度センサ本体を構成する感温磁性体の周囲の
温度が動作温度以下のときにはそれは強磁性状態になっ
ていて第1,第2永久磁石の磁力にはお互いに影響を及
ぼさない。このため、第2の永久磁石は温度センサ本体
から飛び出すことはないため、投光用光ファイバからの
光線は投光路を経て光反射体で反射され、穴部を通って
再び光反射体で反射されて受光路を経て受光用光ファイ
バに導かれる。その後、感温磁性体の周囲の温度が動作
温度以上になると、第1,第2の永久磁石の磁力は互い
に影響し合うようになって、第2の永久磁石は第1の永
久磁石の反発力を受けて移動して、センサケース本体の
空間部に入り込んできて、光反射体で反射された光線を
遮断して受光路に光線を導かなくなる。また、45°の
反射部材を設けたので、光線を90°屈曲させることが
できる。
【0014】
【実施例】以下この発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1(a),(b),(c)において、図4
(a),(b)と同一部分には同一符号を付して示す。
図1において、21は非磁性材からなるセンサケース本
体で、このセンサケース本体21には円形状の穴部22
を形成する。この穴部22には図2に示す温度センサ本
体10をそのガイド棒17が当接する位置まで装入して
固定する。穴部22の中心から少し外れた位置に投光用
および受光用ファイバを装着する投光路23および受光
路24を穴部22に沿って平行に穿設する。投光路23
および受光路24は穴部22の底部の位置まで穿ち、穴
部22の底部の位置で投光路23および受光路24を連
通させる。その連通部25、26は図1(b)の図示左
端に穿設した閉塞部材埋め込み用の穴部27、28と一
体的に形成する。連通部25、26には光反射部材か、
反射栓29の端面に形成した45°の傾斜面を持つ反射
部を設ける。これにより、投光路23から入射してきた
光線は、光反射部材か、45°の傾斜面を持つ反射部で
反射されて穴部22を通って再び光反射部材か、45°
の傾斜面を持つ反射部で反射されて受光路24に入る。
30、31はセンサケース本体21の取り付け用のねじ
穴である。
【0015】図3は上述のように構成した温度センサ3
2に投光用および受光用ファイバ33、34を取り付
け、そのファイバ33、34を光ファイバ用光電スイッ
チのアンプ部35に接続した温度監視システムである。
アンプ部35には自己診断接点出力部36、警報接点出
力部37が設けられている。警報接点出力部37は通電
部導体が過熱状態になったとき、温度センサ本体10の
第2の永久磁石16が光線を遮断したことを検出して出
力する接点である。38はDC電源である。
【0016】上記のように温度センサを構成したことに
より、センサケ−ス本体21の一方の面に光ファイバ3
3、34を平行に配置でき、しかも光ファイバ33、3
4を固定するに必要な長さを確保でき、かつ同一方向に
光ファイバ33、34を引き出すことができるので、光
ファイバの取扱いが容易になった。
【0017】また、光ファイバを同一方向に引き出すよ
うにするために、センサケ−ス本体21内に光反射部材
となる45°の傾斜面を持つ反射部を設けて光線を90
°屈曲させるだけでの構造で達成できる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
コネクタ部分の補強を行わなずに、光ファイバの取り扱
いを容易し、しかもセンサを小形化して測定物への取り
付けが容易にできる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すもので、(a)は正
面図、(b)は平面図、(c)は側面図。
【図2】温度センサ本体の斜視図。
【図3】光電型温度監視システム構成図。
【図4】(a)は平面図、(b)は分解斜視図。
【符号の説明】
10…温度センサ本体 11…感温磁性体 14…第1の永久磁石 16…第2の永久磁石 17…ガイド棒 21…センサケ−ス本体 22…穴部 23…投光路 24…受光路 29…反射栓 32…温度センサ 33、34…投光用および受光用ファイバ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01K 7/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度変化に応じて強磁性状態から常磁性
    状態に変化する感温磁性体、この感温磁性体の軸方向に
    穿設された第1の凹部に嵌め込まれて接着された第1の
    永久磁石、前記感温磁性体の軸方向に穿設された第2の
    凹部に嵌め込まれて、その第2の凹部の軸方向に移動可
    能となるようにするとともに第1の永久磁石と対向する
    磁極が同磁極となるように設けられた第2の永久磁石を
    備えた温度センサ本体と、非磁性材からなり、内部に前
    記温度センサ本体が収納される穴部を有するセンサケー
    ス本体と、このセンサケース本体の穴部に収納された温
    度センサ本体の軸方向に向け、かつその温度センサ本体
    の外周部に沿ってセンサケース本体に穿設された投光お
    よび受光路と、この投光および受光路端部が前記センサ
    ケース本体の穴部に連通される部分に配設され、投光路
    からの光線が受光路にセンサケース本体の穴部を通過し
    て入光するようにした光反射体と、前記投光および受光
    路に装着される投光用および受光用光ファイバとからな
    り、前記感温磁性体が常磁性状態のときには第2の永久
    磁石により光反射体からの光線を遮光するようにしたこ
    とを特徴とすることを特徴とする温度センサ。
  2. 【請求項2】 前記光反射体は45°の傾斜面を有する
    反射光部材で形成したことを特徴する請求項1記載の温
    度センサ。
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