JP3182910B2 - 温度センサ - Google Patents

温度センサ

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JP3182910B2
JP3182910B2 JP24435592A JP24435592A JP3182910B2 JP 3182910 B2 JP3182910 B2 JP 3182910B2 JP 24435592 A JP24435592 A JP 24435592A JP 24435592 A JP24435592 A JP 24435592A JP 3182910 B2 JP3182910 B2 JP 3182910B2
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permanent magnet
temperature
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temperature sensor
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克秋 仙波
石川  浩
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば電力機器等の通
電部導体の異常過熱を検出するため等に使用される温度
センサに関する。
【0002】
【従来の技術】電力機器の通電部導体には高電圧印加さ
れ、しかも大電流が流れるために、その導体が異常過熱
されることがある。このため、その導体にサーモラベル
を貼って色の変化を遠方から観察して異常過熱の検出を
行ったり、サーモカメラを用いて導体の異常過熱状態を
検出したりする手段を採っている。この他、導体の温度
を計測するには熱電対、測温体およびサーミスタがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように電力機器
の導体の異常過熱を検出するには、第1にサーモラベ
ル、第2にサーモカメラがあるが、第1のサーモラベル
は安価であるけれども、色の変化を検出する方法を検討
しないと、常時監視ができない問題があるとともに耐久
性に劣る問題もある。
【0004】また、第2のサーモカメラの場合には高価
であるけれども、センサ部分の長期安定性に問題があ
る。さらに、熱電対、測温体やサーミスタの場合、導体
に電気的絶縁上のため直接取り付けられない問題があ
り、これら各温度センサはガスや絶縁物に伝達する温度
を計測するので、感度が低い問題があるとともに、他の
熱源の影響が大きい。
【0005】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、耐久性があるとともに、測定物への取り付けが容
易にでき、しかも測定物の温度が光線の有無により検出
できる温度センサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、非磁性材からなるボルトと、このボル
トの軸部をその頭部の一部に達するまでのくりぬき穴を
形成し、このくりぬき穴に嵌め込まれるとともに軸方向
の両端に第1,第2の凹部を軸方向に向けて形成され、
温度変化に応じて強磁性状態から常磁性状態に変化する
柱状の感温磁性体と、この感温磁性体の第1の凹部に嵌
め込まれて接着された第1の永久磁石と、前記感温磁性
体の第2の凹部に軸方向に向けて嵌め込まれ、前記第2
の凹部とくりぬき穴の間を軸方向に移動するとともに第
1の永久磁石と対向する磁極が同磁極となるように設け
られた第2の永久磁石と、前記ボルトの頭部に前記くり
ぬき穴と直交する方向に穿設された複数の光路と、この
光路に装着される光ファイバとからなることを特徴とす
るものである。
【0007】また、この発明は第2の永久磁石の軸方向
に貫通孔を形成し、この第2の永久磁石の貫通孔に一端
を固定した非磁性材からなるガイド体を挿通するように
したことを特徴するものである。
【0008】さらに、この発明は前記複数の光路のうち
使用しない光路に閉塞部材を装着するようにしたことを
特徴とするものである。
【0009】
【作用】感温磁性体が動作温度以下のときにはそれは強
磁性状態になって第1,第2永久磁石の磁力にはお互い
に影響を及ぼさない。このため、第2の永久磁石は移動
しないため、光ファイバからの光線は遮光されない。し
かし、感温磁性体が動作温度以上になると、第1,第2
の永久磁石の磁力は互いに影響し合うようになって、第
2の永久磁石は第1の永久磁石の反発力を受けて移動
し、光ファイバからの光線を遮光する位置にまで達す
る。また、第2の永久磁石が円滑に移動できるようにガ
イド体を設けた。さらに、光路から不要な光線が侵入し
ないように光路を閉塞する。
【0010】
【実施例】以下この発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1、図2において、1は六角ボルトで、この
六角ボルト1の軸部2は図示下部から上部に向かって
りぬき穴3を穿設する。このくりぬき穴3はその一部が
六角ボルト1の頭部4の位置まで達する。六角ボルト1
の頭部4には図2Aに示すように放射状の光路5a、、
5aa,5b、5bbおよび5c、5ccを前記くりぬ
き穴3に直交するように穿設する。光路5a、5aaか
ら5c、5ccにはタップ孔が形成されて、そのタップ
孔に光ファイバ6のコネクタ7が螺着される。なお、使
用しない光路5b、5bbと5c、5ccには不要な光
線が侵入しないように閉塞部材8が螺着される。9は六
角ボルト1のねじ部である。
【0011】10は温度センサ本体で、この温度センサ
本体10は次のように構成されている。11は両端から
軸方向に向けて第1,第2の凹部12,13が穿設され
た円柱状の感温磁性体で、この感温磁性体11はMn−
Zn系のソフトフェライトから構成されている。感温磁
性体11の第1の凹部12には円柱状の第1の永久磁石
14が例えば図示の磁極の向きで嵌め込まれて接着され
る。15は前記六角ボルト1のくりぬき穴3に装着され
る非磁性材からなる底蓋である。
【0012】また、感温磁性体11の第2の凹部13に
はパイプ状の第2の永久磁石16を嵌め込む。このと
き、第2の永久磁石16の下部の磁極が図示のように、
第1の永久磁石14の上部の磁極と同極性となるように
嵌め込む。17は非磁性材からなるガイド棒で、このガ
イド棒17は第2の永久磁石16の中空部内を挿通させ
る。ガイド棒17の一端は前記第1の凹部12と第2の
凹部13を連通させる孔18に嵌め込まれ、その他端は
六角ボルト1の頭部4内に嵌め込まれる。
【0013】次に上記のように構成された温度センサ本
体10を有する六角ボルト1を図示しない測定物である
導体に螺着させる。このとき、第2の永久磁石16は感
温磁性体11がキュリ−温度(動作温度)以下であると
強磁性状態を示すので、図2Bに示す位置からは移動し
ないが、キュリー温度以上になると、感温磁性体11は
常磁性状態になるため、第1,第2の永久磁石14,1
6は磁気反発力で、第2の永久磁石16が図示上方に移
動して光路5aと5aa間を塞ぐために、光線は遮光さ
れる。このように光ファイバ6に光線が透過してくる
か、ないかにより導体の温度が検出できる。
【0014】上記実施例において、ガイド棒17の他端
を自由端として例えば光路5aと5aa間を通る光線を
妨げないようにしても良い。すなわち、図2Bにおい
て、ガイド棒17の図示上部を切り取った状態にする。
このとき第2の永久磁石16が上部に移動したとき、ガ
イド棒17から外れないように切り取る。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
第1の永久磁石を感温磁性体で取り囲んだため、反発力
の温度による変化を大きくでき、動作温度(キュリー温
度)付近での第2の永久磁石に作用する力の変化が大き
く光線の透過、遮光の状態変化が安定した動作になって
測定物の温度を検出できるとともに、耐久性もあり、ま
た測定物への取り付けが容易にできる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】Aは六角ボルトの頭部の横断面図、Bは図1の
実施例の組み立てたときの縦断面図である。
【符号の説明】
1…六角ボルト 2…軸部 3…くりぬき穴 4…頭部 5a、5aa、5b、5bb、5c、5cc…光路 6…光ファイバ 11…感温磁性体 12…第1の凹部 13…第2の凹部 14…第1の永久磁石 16…第2の永久磁石 17…ガイド棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−103382(JP,A) 特開 昭50−34583(JP,A) 特開 平1−155224(JP,A) 実開 昭56−66835(JP,U) 特公 昭50−36590(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01K 7/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性材からなるボルトと、このボルトの
    軸部をその頭部の一部に達するまでのくりぬき穴を形成
    、このくりぬき穴に嵌め込まれるとともに軸方向の両
    端に第1,第2の凹部を軸方向に向けて形成され、温度
    変化に応じて強磁性状態から常磁性状態に変化する柱状
    の感温磁性体と、 この感温磁性体の第1の凹部に嵌め込まれて接着された
    第1の永久磁石と、 前記感温磁性体の第2の凹部に軸方向に向けて嵌め込ま
    れ、前記第2の凹部とくりぬき穴の間を軸方向に移動す
    るとともに第1の永久磁石と対向する磁極が同磁極とな
    るように設けられた第2の永久磁石と、 前記ボルトの頭部に前記くりぬき穴と直交する方向に穿
    設された複数の光路と、この光路に装着される光ファイ
    バとからなることを特徴とする温度センサ。
  2. 【請求項2】 第2の永久磁石の軸方向に貫通孔を形成
    し、この第2の永久磁石の貫通孔に一端が固定された非
    磁性材からなるガイド体を挿通することを特徴とする請
    求項1記載の温度センサ。
  3. 【請求項3】 前記複数の光路のうち使用しない光路に
    閉塞部材を装着するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の温度センサ。
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