JP3166291U - 加減ゲーム器 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が単純であり、簡単な加減算によって多様な問題を解くことができ、難しすぎて興趣を殺ぐ心配もなく、老人や低学年の子供でも一人で気楽に遊ぶことが可能で、考える脳力を鍛え、頭脳の活性化を促す加減ゲーム器の提供。【解決手段】9個の数字駒2の表裏面に1〜9の数字を、数字駒2どうしで互いに異なるように、且つ表裏面では一致するように表示すると共に、表裏面を識別可能とし、1個の演算子駒3の表面に+符号を、裏面に−符号をそれぞれ表示し、ゲーム盤1の表面に、数字駒2を一つずつ、その表裏面のいずれかを上にして着脱自在に設置する数字駒設置部5を3段3列に設けると共に、演算子駒3をその表裏面のいずれかを上にして着脱自在に設置する演算子駒設置部7を設けてある。数字駒のいくつかを移動できない設定駒にし、他の数字駒を数字駒設置部に適宜配置して、演算子に応じた3桁3段の縦計算を完成させて遊ぶ。【選択図】図1

Description

本考案は、1〜9の数字を用い、加減算のいずれかを成立させて遊ぶ加減ゲーム器に関する。
従来、ゲーム板と、ゲーム板上に配置する複数の駒状部材とから成るゲームが種々知られている。
例えば、特許文献1には、複数のボール孔を形成したゲーム板と、ボール孔に嵌合可能な駒状の輪投げゲーム用補助具とから成るゲーム盤が記載され、ボールに対応させて数字がランダムに記されているが、数字はビンゴゲームなどの利用するもので、計算式を成立させて遊ぶものではない。このゲーム盤は、ボールをボール孔に入れるボールゲームと輪投げゲームを楽しむものである。
また、特許文献2には、碁盤目状に複数の穴を設けた盤本体と、両端部を盤本体の穴に差し込んで用いる棒状の駒とを備えたゲーム盤が記載されている。
しかし、このゲーム盤は、挟み将棋や碁などを対戦相手と共に楽しむものであって、一人で加減算の数式を成立させて楽しむものではない。ゲーム器であって加減算の成立を楽しむものは見出せない。
特開2009−268677号公報 特許第3876419号公報
本考案が解決しようとする課題は、ゲームとしての構成が単純で誰もが知っている簡単な加減算の算術を利用するだけで多数の問題を作成しこれを解く楽しみが生じるゲーム器の提供である。このゲーム器は難しすぎて興趣を殺ぐ心配もなく、老人や低学年の子供でも一人で気楽に遊ぶことが可能であり、考える脳力(能力)を鍛えて頭脳の活性化を促すことにも資する。
本考案の加減ゲーム器は、ゲーム盤と、9個の数字駒と、1個の演算子駒とを備える。
各数字駒には、1〜9の数字を一つずつ割り当て、各数字駒の表裏面に1〜9の数字を記す。すなわち、数字駒に表記される数字は、数字駒どうしでは互いに異なり、一方、一つの数字駒では、その表裏面に表記される数字が同じとなるように記される。さらに、数字駒の表裏面は色を違えるなど、表裏が明確に識別可能なものとする。
演算子駒には、その表面に+符号を、裏面に−符号をそれぞれ記す。
ゲーム盤には、数字駒設置部と演算子駒設置部を設ける。数字駒設置部は、ゲーム盤表面に3段3列に設ける。3段3列の数字駒設置部は演算しようとする3桁の数字を2段に重ね、その演算結果が第3段目となることを模したものである。
演算子駒は通常の積み重ねた加減算の場合と同様に、演算しようとする2段の3桁数字の2段目の左端箇所に設けることが多い。数字駒設置部には数字駒を一つずつ、その表裏面のいずれかを上にして着脱自在に設置でき、演算子駒設置部には演算子駒をその表裏面のいずれかを上にして着脱自在に設置できる。
ゲーム盤の数字駒設置部を前記9個の数字駒で埋め、また、演算子設置部に演算子駒を配置し、9個の数字駒の中から数個を動かすことができない駒に設定(設定駒という)し、残りの駒を他の駒と取替え配置することにより、1,2段目の3桁2段の数字を演算子が示す演算によって3段目の答えとなるよう3桁2段の演算を成立させる努力をゲームとして楽しむ。表現を換えると、和算のように1+2=“3”では解答が1つであるが、洋算では“1”+“2”=3であると共に“2”+“1”=3も解であるように、解答が2個となる。つまり、考える脳力を生み出し鍛えるゲームである。
なお、設定駒は、成立した演算の3桁3段に整列している数字駒から、任意の箇所のものを任意に選定すればよい。換言すれば、成立している組み合わせ(ゲームの解)からゲームの問題を作り、それを伏せて演算の成立を遊ばせるということになる。したがって、あらかじめ作成した問題集(設定駒の数と位置を示したもの)のあることが好ましい。
以下の構成を採用してもよい。
色彩の違いによって数字駒の表裏面を識別可能としてある構成。
点字によって数字駒の数字や演算子駒の演算子(+符号、−符号)を表示した構成。
数字駒の数字や演算子駒の演算子を彫り込み(凹み)により形成した構成。
数字駒における表面の数字を凹部で記し、裏面の数字を凸部で記すことによって、数字駒の表裏面を識別可能とした構成。
数字駒、演算子駒はゲーム盤上で自立ないし静止して姿勢を維持できるものであればよいが、数字駒設置部、演算子設置部を凹部に形成して数字駒、演算子駒の下部をはめ込むようにしてもよく、凹凸の配置を逆にしてもよい。
この場合、数字駒及び演算子駒は角柱状(断面三角形、四角形、多角形)又は楕円柱状とし、数字駒設置部及び演算子駒設置部をこれらが嵌合可能な断面角形あるいは楕円形の凹部(穴)を形成してある構成。
数字駒あるいは演算子駒を数字駒設置部及び演算子駒設置部に嵌合した時、数字駒設置部及び演算子駒設置部を識別する音を発する構成。
数字駒及び演算子駒をそれぞれ数字駒設置部及び演算子駒設置部に磁力によって着脱自在に設置する構成。
数字駒及び演算子駒を、周縁部が両面側から肉薄とされた円盤形状としてある構成。
請求項1に係る考案によれば、「1〜9」の少ない数字と「+」及び「−」の演算子とを組み合わせて、簡単な加減算を行なうことにより、非常に多くの問題を作成することができ、また、一応の努力で解くことができるため、ゲーム内容が複雑すぎて敬遠されることもなく、単純すぎてすぐ飽きてしまう心配もない。老人や低学年の児童でも適当な困難性の知的ゲームを楽しむことが可能であり、考える脳力を鍛え、ストレス解消、頭脳の活性化、認知症の予防等への効果が期待できる。
また、対戦相手を必要とせずに一人で遊べるので、様々な場所で気軽にゲームを楽しむことができる。
1枚のゲーム盤と、10個の駒のみで構成されているので、構造が簡単で、価格も低廉で済み、多数の部品から成るゲームにくらべて部品を紛失しにくい。
請求項2に係る考案によれば、数字及び演算子が一般的な縦計算式(積み算)と同じように表示されるので、計算しやすい。
請求項3に係る考案によれば、設定駒を移動してしまうことを防止できる。
請求項4に係る考案によれば、色の識別によって数字駒の表裏面を明確に区別できるので、設定駒を移動してしまう不都合を防止しやすい。
請求項5に係る考案によれば、視覚に障害のある者もゲームを楽しむことができる。
請求項6に係る考案によれば、視覚に障害のある者が触覚により簡単に数字駒の表裏面を識別でき、ゲームをスムーズに進行させることができる。
請求項7に係る考案によれば、数字駒及び演算子駒を数字駒設置部及び演算子駒設置部に位置決めして移動しないように設置でき、ゲーム中に数字駒などが移動してしまう不都合が生じない。
請求項8に係る考案によれば、数字駒及び演算子駒を持ちやすく、数字駒及び演算子駒が回転して数字及び演算子の向きが変わってしまうことがない。
請求項9に係る考案によれば、数字駒を配置すると音が生じたり、その位置に応じて異なった音が生じるなどするので、視覚に障害のある者でも数字駒及び演算子駒を嵌め込んだ箇所(数字駒設置部及び演算子駒設置部)を識別できると共に、音が発生することによっていっそうゲームの興趣を高めることができる。
請求項10に係る考案によれば、数字駒及び演算子駒がゲーム盤から落下しにくく、また、小型化しやすいので、携帯用に便利である。
請求項11に係る考案によれば、数字駒及び演算子駒が嵩張らず、数字駒及び演算子駒を移動させる際に周縁部に隙間があるので摘みやすい。
実施例1を示す加減ゲーム器の分解斜視図である。 実施例1を示す加減ゲーム器の断面図である。 実施例1に係るゲーム盤の平面図である。 実施例1に係るゲーム盤の断面図である。 実施例1に係る数字駒の斜視図である。 実施例1に係る数字駒を示し、(イ)は平面図、(ロ)は底面図である。 実施例1に係る演算子駒を示し、(イ)は表面図、(ロ)は裏面図である。 実施例1の加減ゲーム器の遊び方を説明する設問盤面の平面図である。 図10の設問盤面に対応する解答盤面の平面図である。 実施例1の加減ゲーム器の遊び方を説明する別の設問盤面の平面図である。 図11の設問盤面に対応する解答盤面の平面図である。 実施例2を示す加減ゲーム器の要部斜視図である。 実施例3を示す加減ゲーム器の要部斜視図である。 実施例4に係る数字駒の斜視図である。 実施例5に係る数字駒の斜視図である。 実施例6を示す加減ゲーム器の要部斜視図である。 実施例7に係る数字駒の平面図である。 実施例8を示す加減ゲーム器の平面図である。 実施例8に係る数字駒及び演算子駒の断面図である。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図11は、本考案の実施例1を示す。
実施例1の加減ゲーム器は、図1に示すように、ゲーム盤1と、9個の数字駒2と、1個の演算子駒3とを備える。ゲーム盤1、数字駒2、及び演算子駒3は、カヤ、柘植、栂等の比較的硬い木材を素材とするのが、質感の上からも、間伐材利用や建材再利用のような環境上の観点からも望ましいが、合成樹脂等で作ることもできる。
ゲーム盤1は、一辺が15cm〜20cmで、厚みが1・0cm〜1.5cm程度の矩形板より成る。
図3に示すように、ゲーム盤1の表面には、約4cm四方の升目4が3段3列に表示され、升目4の中心部にそれぞれ数字駒設置部5が形成されている。即ち、9個の数字駒設置部5が3段3列に配置されることになる。数字駒設置部5は、一辺が升目4よりやや狭く(3.5cm〜3.8cm)、深さが7〜8mmで、四隅が角取りされた矩形穴より成る(図4)。
また、2段目の升目4と3段目の升目4との境界線6は左側方へ大きく延長され、境界線6の左側端部の上方において、2段目の升目4の左側には、演算子駒設置部7が設けられる。演算子駒設置部7は、数字駒設置部5と同様の矩形穴より成る。
図5に示すように、数字駒2は、数字駒設置部5の断面よりもわずかに小さい断面を有し、高さが5cm程度の四角柱より成る。数字駒設置部5へ差し込みやすいように、数字駒2の稜線は角取り(面取り)してある。また、玩具安全基準にも配慮している。
また、図6に示すように、各数字駒2の表裏面に「1〜9」の数字のいずれか一つを顔料で表示してある。9個の数字駒2には「1〜9」の数字が一つずつ割り当てられており、各数字駒2には、数字駒2どうしで数字が互いに異なるように、且つ表裏面では同じ数字となるように表示してある。また、数字駒2に表示した「6」及び「9」の下には、互いに間違えないように識別用のアンダーラインを表示してある。
さらに、図6の(イ)に示すように数字駒2の表裏面の一方を彩色することにより、表裏面を識別できるようにしてある。
そして、数字駒2は、ゲーム盤1の数字駒設置部5のいずれか一つに、表裏面のいずれかを上にして着脱自在に嵌合することができる(図2)。
演算子駒3は、数字駒2と同様の四角柱より成り、図7の(イ)に示すようにその表面には「+」符号が、図7の(ロ)に示すように裏面には「−」符号がそれぞれ表示されている。
演算子駒3は、図2に示すように、ゲーム盤1の演算子駒設置部7に、表裏面のいずれかを上にして着脱自在に嵌合することができる。
数字駒2及び演算子駒3が四角形柱より成り、数字駒設置部5及び演算子駒設置部7は矩形穴なので、数字駒設置部5及び演算子駒設置部7に嵌合した数字駒2及び演算子駒3は回転する心配がない。
この加減ゲーム器は次のように用いる。
例えば、図8に示すように、演算子駒3を演算子駒設置部7に、表面(「+」符号を表示した面)を上にして嵌合する。
また、1段目左列の数字駒設置部5に「3」を表示した数字駒2を、2段目中央列の数字駒設置部5に「6」を表示した数字駒2を、3段目右列の数字駒設置部5に「5」を表示した数字駒2を、それぞれ彩色した面を上にして嵌合する。彩色した面が上になっている数字駒2は、移動させてはいけない駒(設定駒という)であることを意味する。この盤面が設問となる。
遊技者は、残りの数字駒2(「3」、「6」、「5」を表示した数字駒2を除いた数字駒2)を、空いている数字駒設置部5に、彩色されていない面を上にして置き換えながら嵌合し、1段目の3桁の数字と2段目の3桁の数字とを加えた答えが、3段目の3桁の数字になるよう加算式を成立させる。
図8に示す設問の解答を図9に示す。この設問に対しては、一段目右列の数字駒2(「8」を表示した数字駒2)と二段目右列の数字駒2(「7」を表示した数字駒2)を入れ替えた解答もある。つまり、洋算の考え方も採り入れている。
図10に、別の設問盤面を示す。この設問では、演算子駒3を、裏面(「−」符号を表示した面)を上にして演算子駒設置部7に嵌合し、3段目左列の数字駒設置部5に「1」を表示した数字駒2を、3段目中央列の数字駒設置部5に「2」を表示した数字駒2を、3段目右列の数字駒設置部5に「5」を表示した数字駒2を、それぞれ設定駒として嵌合配置してある。
従って、遊技者は、残りの数字駒2を1段目及び2段目の数字駒設置部5に、彩色されていない面を上にして嵌合し、1段目の3桁の数字から2段目の3桁の数字を引いた答えが、3段目の3桁の数字になるよう減算式を成立させる。
図10の設問に対応する解答は1通りしかなく、その解答盤面を図11に示す。
なお、彩色した面を上にして嵌合する数字駒2(設定駒)の数は3個に限るものではなく、4個以上とすることも、2個以下とすることもでき、設問によって解答の数も変化する。
設問盤面は解答盤面を元にして、設定駒を種々、すなわち、その個数と種類(表示されている数字)種々取り替えることにより作成する。設問盤面では、設定駒の位置と演算子駒の向き(+符号か、−符号か)だけが表示される。
図12は、本考案の実施例2を示す。
実施例2の数字駒2及び演算子駒3は、三角柱状としてある。従って、数字駒2及び演算子駒3を差し込むゲーム盤1の数字駒設置部5及び演算子駒設置部7も、断面三角形の穴とする。
また、実施例2では、三角形の頂点と数字の向きとの関係から「6」と「9」とを区別できるので、前記した識別用のアンダーラインを表示する必要はない。
図13に示す実施例3では、数字駒2及び演算子駒3を楕円柱状とし、数字駒設置部5及び演算子駒設置部7を断面楕円形の穴としてある。
図14に示す実施例4では、数字駒2及び演算子駒3を高さ方向中央部がやや細くくびれた略砂時計形状としてある。
実施例2〜実施例4において、その他の構成及び遊び方は、実施例1と同じである。
図15は、本考案の実施例5を示す。
図15には、数字駒2のみを示しているが、実施例5の数字駒2及び演算子駒3は、数字、演算子及びアンダーライン8を彫り込みによって表示してある。また、数字駒2の表裏面は、数字を表示した彫り込みの内部を彩色することにより識別可能となっている。
このように彫り込みによって表示すると、繰り返し使用しても数字及び演算子が擦れて消える心配がない。
その他の構成は、実施例1〜実施例4のいずれかと同じである。
図16は、実施例6を示す。
実施例6では、ゲーム盤1の数字駒設置部5及び演算子駒設置部7を断面矩形の凸部とし、数字駒2及び演算子駒3の表裏面に、数字駒設置部5及び演算子駒設置部7と着脱自在に嵌合する断面矩形の凹陥部9を形成してある。また、凹陥部9の底において、数字駒2の表裏面に「1」〜「9」の数字のいずれかを表示するとともに、演算子駒3の表裏面に「+」符号及び「−」符号をそれぞれ表示してある。
その他の構成は、実施例1〜実施例5のいずれかと同様である。
図17は、本考案の実施例7を示す。
実施例7では、数字駒2及び演算子駒3を断面長方形の角柱とし、数字駒設置部5及び演算子駒設置部7を断面長方形の穴としてある。
数字駒2の表裏面には「1」〜「9」の数字を点字によって表示し、演算子駒3の表面には「+」符号を、裏面には「−」符号をそれぞれ表示してある。なお、図17に示す駒は、「6」を表示した数字駒2である。
点字では、「1」〜「9」の数字の場合、表示面の下部に符号が表記されることはないので、表示面の上下方向を間違えることはない。
また、数字駒2の表裏面は、一方に数字を凹部で表示し、他方に数字を凸部で表示することによって、触覚により識別可能としてある。
ゲーム盤1上における数字駒設置部5及び演算子駒設置部7の配置は、実施例1と同様である。従って、ゲーム盤1の上下方向は、演算子駒設置部7を2段目の数字駒設置部5の左側に配置してあることによって判別できる。
その他の構成及び使用方法は、実施例1,4,6のいずれかと同じである。
なお、実施例1〜実施例7において、数字駒2や演算子駒3を数字駒設置部5及び演算子駒設置部7に嵌合した時、数字駒設置部5及び演算子駒設置部7から音を発するようにすると、子供や老人のゲームに対する興味をそそって飽きさせない。この場合、「○段△列」のように、数字駒設置部5や演算子駒設置部7の位置を特定する音声を発すると、視覚障害者にも数字駒2あるいは演算子駒3をどこに差し込んだのか明確になって便利である。
また、数字駒設置部5及び演算子駒設置部7の断面、並びに、数字駒2及び演算子駒3の断面あるいは凹陥部9の断面を、五角形、六角形等としても良い。
図18及び図19は、本考案の実施例8を示す。
ゲーム盤1は、鉄を含有する金属製とし、図18に示すように、その表面には、実施例1と同様に3段3列の升目4及び境界線6が表示されている。各升目4の内側は数字駒設置部5となっている。
また、2段目の数字駒設置部5の左側には、円形の演算子駒設置部7を表示してある。
数字駒2及び演算子駒3は、数字駒設置部5及び演算子駒設置部7よりやや小さい直径のプラスチック製の円盤より成る。
数字駒5の表裏面には「1」〜「9」の数字のいずれかを表示してある。数字駒2の表裏面は、一方に数字を赤色系で表示し、他方には黒色系で表示することによって識別可能となっている。また、演算子駒3の表面には「+」符号を、裏面には「−」符号をそれぞれ表示してある。なお、数字駒2、演算子駒3は内部にLEDなどの発光体と電池を格納して、数字や演算子を照明によって浮き上がらせてもよい。この場合、駒の内部に格納する電池に換えて電池をゲーム1に収め、それぞれの駒設置部5,7に配置した電極から電力を受けて発光体が発光する構造としてもよい。
図19に示すように、数字駒2及び演算子駒3の周縁部は指でつまみ易いよう両面側から肉薄となっており、数字駒2及び演算子駒3の内部には磁石10を埋設してある。
従って、数字駒2及び演算子駒3はそれぞれ磁力によって数字駒設置部5及び演算子駒設置部7に吸着させることができる。このため、加減ゲーム器を移動させても部品が散乱しにくく、数字駒2及び演算子駒3が薄くて嵩張らないことと相俟って携帯しやすい。
ただし、この場合、数字駒や演算子駒を幼児や認知能力の不十分な人が万一にでも飲み込まない大きさで対応(玩具安全基準に配慮)し、本来の用途以外には使用しないものとする。
なお、実施例7を除く各実施例では、演算子駒設置部7をゲーム盤1の他の位置に設けることもできるが、演算子駒設置部7を2段目の数字駒設置部5の左側に設けると、盤面の表示が加減算の縦計算式のように見えるので計算しやすい。
ゲーム盤1、数字駒2及び演算子駒3の大きさは、遊技者の年齢等に応じて適宜変えることができる。
1 ゲーム盤
2 数字駒
3 演算子駒
4 升目
5 数字駒設置部
6 境界線
7 演算子駒設置部
9 凹陥部
10 磁石

Claims (11)

  1. ゲーム盤と、9個の数字駒と、1個の演算子駒とを備え、各数字駒に1〜9の数字を一つずつ割り当てることによって、各数字駒の表裏面に1〜9の数字を、数字駒どうしで互いに異なるように、且つ表裏面では同じ数字となるように表示すると共に、数字駒の表裏面を識別可能とし、演算子駒の表面に+符号を、裏面に−符号をそれぞれ表示し、ゲーム盤の表面に、数字駒を一つずつ、その表裏面のいずれかを上にして着脱自在に設置する数字駒設置部を3段3列に縦横を整列させて設けると共に、演算子駒をその表裏面のいずれかを上にして着脱自在に設置する演算子駒設置部を設けてあり、ゲーム盤と9個の数字駒とにより表示される1,2段目の3桁2段の数字を演算子が示す演算によって3段目の答えとなるよう、設定された所定の数字駒以外の数字駒を置き換え配置することによって、加減算のいずれかを成立させて遊ぶことを特徴とした加減ゲーム器。
  2. 演算子設置部を2段目の数字駒設置部の左側方に設けてあることを特徴とした請求項1に記載の加減ゲーム器。
  3. 数字駒に表示された数字の上下を識別可能としてあることを特徴とした請求項1に記載の加減ゲーム器。
  4. 色彩の違いによって数字駒の表裏面を識別可能としてあることを特徴とした請求項1又は2に記載の加減ゲーム器。
  5. 点字によって数字、+符号、及び−符号を表示してあることを特徴とした請求項1又は2に記載の加減ゲーム器。
  6. 表裏面の一方に数字を凹部で表示し、他方に数字を凸部で表示することによって、数字駒の表裏面を識別可能としてあることを特徴とした請求項1に記載の加減ゲーム器。
  7. 数字駒及び演算子駒をそれぞれ数字駒設置部及び演算子駒設置部に嵌合によって着脱自在に設置することを特徴とした請求項1に記載の加減ゲーム器。
  8. 数字駒及び演算子駒を角柱状又は楕円柱状とし、数字駒設置部及び演算子駒設置部に数字駒の各々及び演算子駒を嵌合可能な断面角形あるいは楕円形の穴を形成してあることを特徴とした請求項7に記載の加減ゲーム器。
  9. 数字駒あるいは演算子駒を数字駒設置部及び演算子駒設置部に配置した時、数字駒設置部及び演算子駒設置部を識別できる音を発することを特徴とした請求項1に記載の加減ゲーム器。
  10. 数字駒及び演算子駒をそれぞれ数字駒設置部及び演算子駒設置部に磁力によって着脱自在に設置することを特徴とした請求項1に記載の加減ゲーム器。
  11. 数字駒及び演算子駒を、周縁部が両面から肉薄となる円盤形状としてあることを特徴とした請求項10に記載の加減ゲーム器。
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