JP3166199U - 通気式自動車用シートバック - Google Patents

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【課題】電源を使用せずに気体を流通させることができる上、再利用が可能で、環境を汚染させない通気式自動車用シートバックを提供する。【解決手段】通気式自動車用シートバックは、本体1、少なくとも1つの気体チャネル31、複数の通気孔45及び導風板5を備える。本体1は、体を支えるシートバック面42と、少なくとも1つの吸入口44が何れか1つに設けられている2つの側面と、吸入口44の側部に設けられた第1の結合部とを有する。気体チャネル31は、本体1に設けられ、吸入口44と連通する。通気孔45は、シートバック面42上に設けられ、気体チャネル31と連通する。導風板5は、第1の結合部と接続された第2の結合部を有する。【選択図】図1

Description

本考案は、自動車用シートバックに関し、特に、通気機能を有する自動車用シートバックに関する。
従来、特許文献1、特許文献2などには、長時間接触されるドライバの背中が暑苦しく感じないような自動車用シートバックが開示されている。確かに、特許文献1及び特許文献2では、付加的な電源によりファンを駆動させて風を発生させたり、付加的に車内に通風ダクトを取り付けたりし、ファンからの風又は冷気・熱気を自動車用シートバックに予め設けた気体チャネルにより案内する技術が開示されている。
しかし、上記の先行技術には、以下(1)〜(3)の欠点を有する。
(1)気流を発生させるためには、ファン、モータなどの多数の構造が必要になるため、自動車用シートバック構造の設計が複雑になるばかりでなく、取り付けに時間がかかり、コストが高い。
(2)通風ダクト、ファンなどを取り付けなければならないため、元々限られる車内空間は、利用可能な空間がさらに小さくなる。また、通風ダクトなどの部品が露出されるため、車内の見た目や運転性が悪くなる恐れがある。
(3)付加的な電源によりファンを駆動する場合、バッテリの費用がかかったり、電力を使い果たしたバッテリを廃棄するときに環境を汚染させたりする恐れがある。また、車体のバッテリを電源に用いると、エンジン、電子部品などの電圧が不安定になる場合もある。
台湾実用新案登録第261396号公報 台湾実用新案登録第373838号公報
本考案の目的は、電源を使用せずに気体を流通させる通気式自動車用シートバックを提供することにある。
本考案のもう一つの目的は、再利用が可能で、環境を汚染させない特性を有する通気式自動車用シートバックを提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の第1の形態によれば、本体、少なくとも1つの気体チャネル、複数の通気孔及び導風板を備える通気式自動車用シートバックであって、前記本体は、体を支えるシートバック面と、少なくとも1つの吸入口が何れか1つに設けられている2つの側面と、前記吸入口の側部に設けられた第1の結合部と、を有し、前記気体チャネルは、前記本体に設けられ、前記吸入口と連通し、前記通気孔は、前記シートバック面上に設けられ、前記気体チャネルと連通し、前記導風板は、前記第1の結合部と接続された第2の結合部を有することを特徴とする通気式自動車用シートバックが提供される。
また、前記導風板は、空気の吸入量を調整するために、第1の位置と第2の位置との間で揺動することが好ましい。
また、前記第1の結合部は、軸線で揺動するように、前記第2の結合部に枢着されることが好ましい。
また、前記第1の結合部は、球体を含み、前記第2の結合部は、選択的に当接される複数の凹部を含むことが好ましい。
また、前記本体は、前記気体チャネルに連通した少なくとも1つの吹出口が設けられた頂面を有することが好ましい。
また、前記本体上に枢着された一端を有し、前記吹出口の側部に接続された少なくとも1つの蓋体をさらに備えることが好ましい。
さらに、前記気体チャネルは、複数の隔板により画成されたL字状の複数の気体チャネルであることが好ましい。
本考案の通気式自動車用シートバックは、電源を使用せずに気体を流通させることができるとともに、再利用が可能で、環境を汚染させないという効果を奏する。
本考案の実施例1による通気式自動車用シートバックの導風板を開いたときの状態を示す斜視図である。 本考案の実施例1による通気式自動車用シートバックの導風板で吸入口を閉じたときの状態を示す斜視図である。 本考案の実施例1による通気式自動車用シートバックを示す側面断面図である。 本考案の実施例2による通気式自動車用シートバックを示す斜視図である。
図1〜図3を参照する。図1〜図3に示すように、本考案の実施例1による通気式自動車用シートバックは、本体1を有する。本体1は、支持部2、スポンジ層3、シートカバー4及び導風板5を有する。支持部2は、スポンジ層3により覆われている。支持部2には、第1の結合部が設けられている。シートカバー4は、スポンジ層3の外側を覆うことにより本体1を形成する。前述の本体1は、2つの側面41、シートバック面42及び頂面43を有する。シートバック面42は、体を支えるために用いる。2つの側面41は、車両ドアから遠い側の側面に、1つ以上の吸入口44が設けられている。支持部2の第1の結合部は、吸入口44の側部に位置する。
本体1のスポンジ層3内には扁平空間が設けられている。この扁平空間には、図1〜図3に示すように、複数のL字状の隔板Aにより、複数の気体チャネル31が画成されていることが好ましい。これらの気体チャネル31は、吸入口44と連通する。吸入口44が気体チャネル31の側部から延伸されているため、扁平長溝状を呈し、この扁平状の設計により高い導風効果を得ることができる。
本体1の頂面43には、ドライバの頭部を支えるために用いるヘッドレスト11が取り付けられている。シートバック面42上には、気体チャネル31に連通した複数の通気孔45(これらの通気孔は、シートカバー表面に設けられたホールであり、好ましくは、シートカバーとスポンジ層とに開設された直径が少なくとも1mmであるホールである)が開設され、車両のエアコンから吹出された気体(気温が高いときは冷気が吹出され、気温が低いときは熱気が吹出される)が、気体チャネル31からスポンジ層3の孔(又はシートカバーと連通したホール)を通り、シートバック面42の表面(即ち、シートカバー表面のホール)の通気孔45から排出され、シートバック面42に接している人体の背中に吹き付けられる。
本体1の頂面43には、少なくとも1つの吹出口431が設けられている。吹出口431と気体チャネル31とは、互いに異なる吸入口44の端部と連通する。さらに好ましくは、本体1は、排気口と同じ数の蓋体432を有する。蓋体432は、独立した部品であり、排気口を覆うことができるように、一端部が本体1に隣接した吹出口431の側部に枢着されていることが好ましい。冷気が通気孔45を介してドライバの背中に当たると、冷気を介して背中の熱が吹出口431から排出される。このように、吸入口44から吸入された冷気は、背中の温度を下げてから吹出口431から排出される。シートバック面42に接している背中に冷気が吹きかけられて涼しくなるため、ドライバは快適に車両を長時間運転することができる。気温が低く、熱気を案内する場合は、気体チャネル及び通気孔に熱気が留まる時間が長くなり、ドライバの背中を暖かくすることができるように、吹出口431を蓋体で覆うことが好ましい。
導風板5は、吸入口44に対応した細長形状のプレートである。導風板5は、第2の結合部を有する。第2の結合部は、第1の結合部と接続されている。この結合方式の1つは、第2の結合部を軸棒として用い、軸棒に枢着させる軸孔として第1の結合部を用いることにより、導風板5を揺動可能に吸入口44の側部に設ける。好ましくは、導風板5とシートカバー側面41との間に導風槽6を画成し、吸入口44を導風槽6から離れたシートバック面42の側部に設けることにより、空気(例えば、自動車の冷気)を運転座席の前方から後部座席に向けて吹付けると、導風槽6から吸入口44に空気が案内され、気体チャネル31を通った空気が通気孔45から排出される。そのため、車両用シートバックは、本体内部から冷気が排出されて通気効果を得て、シートバックに接しているドライバの背中が暑苦しくなることを防ぐ。
本考案の実施例1による通気式自動車用シートバックの導風板5は、第1の位置と第2の位置との間を移動する非固定式であり、個人の必要に応じて吸入口44に対する導風板5の展開角度を変えることにより、車両のエアコンから放出される冷気の量を調整し、第2の結合部に第1の結合部を揺動可能に枢着し、第1の結合部と第2の結合部とを軸線で互いに揺動させることが好ましい。
ドライバは、背中に暑苦しさを感じたときに、図1に示すように、導風板5を第1の位置に移動し、吸入口44に対して導風板5が最大に開いた状態にし(即ち、最大の集風効果を得るために、吸入口44に対して90度にする)、車体から放出されるエアコンの気体を吸入口44に導入する。これにより、自動車シートバックは通気効果を得ることができる。また、ドライバは、吹きかけられる冷気が強すぎて背中が寒く感じたときは、導風板5を第2の位置へ移動させて吸入口44を覆い(図2参照)、車内の空気が吸入口44に入らないようにして車両のエアコンにより車内温度を調整する。
図4を参照する。図4に示すように、本考案の実施例2による通気式自動車用シートバックは、第1の結合部及び第2の結合部の接触部位に位置決め構造を有する。図4に示すように、この位置決め構造の一態様は、第1の結合部が球体21であり、第2の結合部が複数の凹部51である。球体21は、選択的に凹部51にそれぞれ当接され、導風板5が回転するときに、そのうちの1つの凹部51から他方の凹部51に球体21が変位する。このように、ドライバは、吸入口44に対する導風板5の展開角度を必要に応じて調整し、気体の吸入量を精確に制御することができる。当然、この位置決め構造は、第1の結合部と第2の結合部との接触部位で、導風板5を多段式で起こして開いたり、位置決めしたりするようにしてもよい。その他の実施形態では、シートカバーの表面から延伸された第1の布面として第1の結合部を用い、導風板5を覆う第2の布面として第2の結合部を用い、第1の布面と第2の布面とは、接触部で互いに縫い合わされてもよい。
上述したことから分かるように、本考案の通気式自動車用シートバックは、以下(1)〜(4)の長所を有する。
(1)従来技術のように動力として電池を用いないため、付加的な電源を使用せずに自動車用シートバックの冷気・熱気調整効果を得ることができる。そのため、バッテリの使用により発生する環境汚染の問題や、自動車のバッテリを電源に用いて電圧が不安定になる恐れがない。
(2)シートバックが冷気・熱気調整機能を得る方式は、シートバックの側面に扁平吸入口を設け、導風板を枢着するだけの非常に簡素な構造であるため、自動車の販売価格に転嫁される恐れがない。
(3)車両が元々有するエアコンの気流(冷気又は熱気)を導風板により調整することにより、車内で循環する冷気・熱気を再利用することができるため、シートバックの冷気・熱気の吹出し機能に既存のエネルギ源を再利用し、環境汚染を減らすことができる。
(4)シートバックの側面に設けた導風板は、使用しないときに閉じてシートバックの一部となるため、車内空間及び運転の安全性に悪影響を与えることがない上、内装の見た目にも悪影響を与えない。
当該分野の技術を熟知する当業者が理解できるように、本考案の好適な実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
1 本体
2 支持部
3 スポンジ層
4 シートカバー
5 導風板
6 導風槽
11 ヘッドレスト
21 球体
31 気体チャネル
41 側面
42 シートバック面
43 頂面
44 吸入口
45 通気孔
51 凹部
431 吹出口
432 蓋体
A 隔板

Claims (7)

  1. 本体、少なくとも1つの気体チャネル、複数の通気孔及び導風板を備える通気式自動車用シートバックであって、
    前記本体は、体を支えるシートバック面と、少なくとも1つの吸入口が何れか1つに設けられている2つの側面と、前記吸入口の側部に設けられた第1の結合部と、を有し、
    前記気体チャネルは、前記本体に設けられ、前記吸入口と連通し、
    前記通気孔は、前記シートバック面上に設けられ、前記気体チャネルと連通し、
    前記導風板は、前記第1の結合部と接続された第2の結合部を有することを特徴とする通気式自動車用シートバック。
  2. 前記導風板は、空気の吸入量を調整するために、第1の位置と第2の位置との間で揺動することを特徴とする請求項1に記載の通気式自動車用シートバック。
  3. 前記第1の結合部は、軸線で揺動するように、前記第2の結合部に枢着されることを特徴とする請求項2に記載の通気式自動車用シートバック。
  4. 前記第1の結合部は、球体を含み、
    前記第2の結合部は、選択的に当接される複数の凹部を含むことを特徴とする請求項3に記載の通気式自動車用シートバック。
  5. 前記本体は、前記気体チャネルに連通した少なくとも1つの吹出口が設けられた頂面を有することを特徴とする請求項1に記載の通気式自動車用シートバック。
  6. 前記本体上に枢着された一端を有し、前記吹出口の側部に接続された少なくとも1つの蓋体をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の通気式自動車用シートバック。
  7. 前記気体チャネルは、複数の隔板により画成されたL字状の複数の気体チャネルであることを特徴とする請求項1に記載の通気式自動車用シートバック。
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