JP3166086U - 植物育成用フレーム - Google Patents
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Abstract
【課題】オフィスにおける卓上などに手軽に設置可能であって、低コストで生産可能であり、見た目に美しい印象を与える、植物育成用のフレームを提供する。【解決手段】断面が略直角三角形の形状である三角柱状の箱体であって、箱体の対面する直角三角形の面を両側面13a,13bとし、箱体の直角に隣合う面を背面14及び底面とし、正面となる傾斜面16bは、上部の枠を形成する部分及び下部の植栽用ジェルの収納部5を形成する部分を除いて開放され、背面の内側全面を鏡面17として、植物育成用フレームを構成する。【選択図】図2
Description
本考案は、培地として吸水性ポリマーのジェルを利用した、植物育成用フレームに関するものである。
最近、オフィス空間での室内緑化が注目されている。室内緑化は、オフィスの景観を向上させるとともに、疲れた目や心を癒す効果がある。スペースに余裕のないオフィスであっても、植物を身近に置くことによって、室内緑化の効果を期待することが出来る。
現在、オフィスで身近に植物を導入するために通常行われているのは、鉢植えの植物を置くことである。しかし、スペースにあまり余裕のないオフィスに鉢植えを導入するには、以下のようないくつかの問題がある。
・鉢を置くスペースが必要になるので、わずかなスペースを利用した緑化に向いているとはいえない。
・水やりの手間や管理が負担となり、さらに水がこぼれないように鉢の受け皿などが必要である。
・鉢植えの植物では土がこぼれる可能性があり、オフィスを汚す心配がある。特に、誤って鉢を傾けたり倒してしまった場合に、後始末が負担となる。
・受け皿の存在や土がこぼれる可能性があることから、手軽に移動させにくい。
・土を用いると、害虫の発生や、腐敗などによる悪臭の発生の心配がある。
・鉢を置くスペースが必要になるので、わずかなスペースを利用した緑化に向いているとはいえない。
・水やりの手間や管理が負担となり、さらに水がこぼれないように鉢の受け皿などが必要である。
・鉢植えの植物では土がこぼれる可能性があり、オフィスを汚す心配がある。特に、誤って鉢を傾けたり倒してしまった場合に、後始末が負担となる。
・受け皿の存在や土がこぼれる可能性があることから、手軽に移動させにくい。
・土を用いると、害虫の発生や、腐敗などによる悪臭の発生の心配がある。
そこで、本願の発明者は、植物育成用の培地として土の代わりに吸水性ポリマーを利用した植栽用ジェルに注目した。植栽用ジェルとは、粉末性吸水性ポリマーに水を加えてジェル化したもの、吸水性の高い天然繊維や合成樹脂又は合成繊維などに吸水性ポリマーの粉末を一体化させたもの、スポンジ状の物質内部にジェル化した吸水性ポリマーを混入して不織布等で包み込んだものなどである。このような植栽用ジェルを土の代わりに使用すれば、上記した問題を解決することが出来る可能性がある。
植栽用ジェルに使用される植物用保水剤は、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3などに記載されている。また、特許文献4では、高吸水性樹脂のジェル層と植物の根が絡み合って一体化した植物マットが提案されている。
本願考案の目的は、オフィスにおける卓上などに手軽に設置可能な緑化用フレームを開発することである。具体的には、以下のような課題を解決することである。
・わずかなスペースでも設置可能な形状で、かつ低コストで生産可能な植物育成用のフレームであること。
・植物の水やりを含めた育成の手間や管理を軽減あるいは省力化でき、専門家でなくても、植物の育成が可能であること。
・安定感があり、かつ見た目に美しい印象を与えると共に、植物の伸長を妨げないような形状のフレームであること。
・わずかなスペースでも設置可能な形状で、かつ低コストで生産可能な植物育成用のフレームであること。
・植物の水やりを含めた育成の手間や管理を軽減あるいは省力化でき、専門家でなくても、植物の育成が可能であること。
・安定感があり、かつ見た目に美しい印象を与えると共に、植物の伸長を妨げないような形状のフレームであること。
本考案による植物育成用フレームは、断面が略直角三角形の形状である三角柱状の箱体であって、箱体の対面する直角三角形の面を両側面とし、箱体の直角に隣合う面を背面及び底面とし、正面となる傾斜面は、上部の枠を形成する部分及び下部の植栽用ジェルを収納する培地収納部の正面を形成する部分を除いて開放され、背面の内側全面を鏡面としてある。
また、この植物育成用フレームの正面に嵌め込む化粧フレームをさらに備えることができる。
この植物育成用フレームにおいて、望ましい横幅と奥行と高さの割合は、1:0,7〜1.7:0.1〜0.6の範囲である。この植物育成用フレームにおいて、望ましい高さは、100mm〜400mmの範囲である。
本考案による植物育成用フレームは、わずかなスペースでも設置可能であり、移動も容易である。また、植物の培地として植栽用ジェルを利用するので、清潔でかつ植物の育成の手間や管理を軽減できる。見た目がユニークで、室内の緑化効果が高く、装飾効果も高い。植物の伸長を妨げない。生産コストも比較的安価である。
以下、図面を参照して本考案による植物育成用フレームの実施形態について説明する。
図1は、本実施の形態による植物育成用フレーム1に植物3を植栽した状態を模式的に示した図であり、図2は、植物育成用フレーム1を、植物を除いた状態で分解して模式的に示した図であり、図3は、フレーム本体11の植物を除いた状態で切断して示す断面図である。
植物育成用フレーム1は、植物を育成するためのフレーム本体11と、フレーム本体11の前面に嵌め込む化粧フレーム12とを備えている。
フレーム本体11は、断面が略直角三角形の形状である三角柱状の箱体であって、対面する直角三角形の面を両側面13a及び13bとし、直角三角形断面の垂直に交わる辺を形成する面をそれぞれ背面14及び底面15とし、正面となる傾斜面は、上部の枠16aを形成する部分及び下部の植栽用ジェルを収納する培地収納部5の正面を形成する傾斜面16bを除いて開放されている。フレーム本体11の横幅と奥行と高さの割合は、1:0.7〜1.7:0.1〜0.6程度の割合であり、特に望ましい割合としては、1:1.666・・・・:0.65・・・である。実際の高さとしては、例えば、100mm〜400mmの範囲であり、特に望ましい高さの範囲は、250mm〜300mmである。
フレーム本体11をこのような形状や大きさにすることにより、卓上のような狭いスペースであっても設置可能なスリムでかつ安定感のある形状とすることができる。また、正面は開放されているので、植栽される植物がランのように縦に伸長する植物であっても、育成可能である。
フレーム本体11の底部には、両側面13a及び13bと、背面14と、底面15と、傾斜面16bとで囲まれた培地収納部5が形成されている。図3において、この培地収納部5に収納する植栽用ジェルを点線で示している。
フレーム本体11は、設置及び移動が容易にできるように、出来るだけ軽量であり、かつ防水機能に富む材質で作成する。例えば、フレーム本体11の全体をウレタン樹脂で構成し、防水加工を施すことが望ましい。また、培地収納部5を形成するフレーム本体11の内壁に、水やり管理のための目安となる水やり表示部7(ラインや矢印など)を設ける。これは、例えば、植栽用ジェルが水分の蒸発によりしぼんで、ラインが見えたら水やりを促すなど、専門家でなくとも、水やり管理が容易になるように設けられるものである。
フレーム本体11の背面内側は、全面を鏡面17とする。鏡面17は、鏡面体を取付けることにより、あるいは鏡面加工を施すことにより、鏡面とすることが出来る。鏡面17には植栽される植物が映り、視覚的に明るさや奥行やより多くの緑を印象づけることが出来る。また、植物の影になる部分は生育が十分でないおそれがあるが、この鏡面17に光が反射して植物の影になる部分にも光を当てることが可能になる。
植物を植えるために使用する植栽用ジェル4は、吸水性の高い天然繊維、合成樹脂または合成繊維などに吸水性ポリマーの粉末を一体化させて作成する。水を供給すると膨張し、水分が蒸発するにしたがってしぼんでくるので、上にも述べたように、水やり表示部7を設けて、水やりの管理を行う。本実施の形態による植物育成用フレームでは、土を一切使用せずに、植栽用ジェルのみを培地として用いているため、カビは発生せず清潔であり、においや土こぼれが気になる場所にも設置可能である。また、植栽用ジェルは、ゲル状で存在し土のようにこぼれたりくずれたりしないので、植物の植え替えが専門家でなくても手軽に行うことができる。
化粧フレーム12は、別途作成し、取替可能とすることにより、様々な形状や装飾や色彩を施すこができ、ユニークな広がりを持つフレームバリエーションを楽しむことが出来る。
本考案による植物育成用フレームは、オフィス空間のみならず、家庭内の空間や、病院・飲食店・販売店など、様々な空間において、スペースに余裕がなくても手軽に設置できる緑化用のツールとして効果が高い。
1 植物育成用フレーム
3 植物
4 植栽用ジェル
5 培地収納部
7 水やり表示部
11 フレーム本体
12 化粧フレーム
13a 13b 側面
14 背面
16a 上枠
16b 傾斜面
17 鏡面
3 植物
4 植栽用ジェル
5 培地収納部
7 水やり表示部
11 フレーム本体
12 化粧フレーム
13a 13b 側面
14 背面
16a 上枠
16b 傾斜面
17 鏡面
Claims (4)
- 断面が略直角三角形の形状である三角柱状の箱体であって、箱体の対面する直角三角形の面を両側面とし、箱体の直角に隣合う面を背面及び底面とし、正面となる傾斜面は、上部の枠を形成する部分及び下部の植栽用ジェルの収納する培地収納部の正面を形成する部分を除いて開放され、背面の内側全面を鏡面とした、植物育成用フレーム。
- 植物育成用フレームの正面に嵌め込む化粧フレームをさらに備えた、請求項1に記載の植物育成用フレーム。
- 横幅と奥行と高さの割合が、1:0,7〜1.7:0.1〜0.6の範囲である、請求項1に記載の植物育成用フレーム。
- 高さが、100mm〜400mmの範囲である、請求項1に記載の植物育成用フレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010007981U JP3166086U (ja) | 2010-12-07 | 2010-12-07 | 植物育成用フレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010007981U JP3166086U (ja) | 2010-12-07 | 2010-12-07 | 植物育成用フレーム |
Publications (1)
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JP3166086U true JP3166086U (ja) | 2011-02-17 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP3166086U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016000033A (ja) * | 2014-05-23 | 2016-01-07 | 株式会社節句田 | 植物展示キット |
-
2010
- 2010-12-07 JP JP2010007981U patent/JP3166086U/ja not_active Expired - Fee Related
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