JP3165904U - 埋設ボックスの止水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】埋設ボックスの設置現場における埋設状況に対応した止水構造の選定、埋設後の保守点検時の分解清掃を容易にし、長期にわたり使用可能とする埋没ボックスの止水装置を提供する。【解決手段】埋設ボックスの底壁に貫挿装着し、雌ネジ2を形成してある排水口体1と、排水口体1に着脱自在にねじ止めする盲栓体10と、同じく排水口体1に着脱自在にねじ止めし、埋設ボックス内の貯留水を排水可能で、埋設ボックス外からの浸水を防止可能にする逆流防止弁体20とを備える。排水口体1には、盲栓体10あるいは逆流防止弁体20のいずれかを選択してねじ止め装着する。また、排水口体1は、埋設ボックスの構築用の内側型枠に設けた排水口形成用突部にほぼ水密状に嵌め合わせる水封内縁4を下部に設け、この水封内縁4は、排水口形成用突部の外周面に当接する断面略鋭角状に形成してある。【選択図】図1

Description

この考案は、通信、電力用等の各種ケーブルの分岐、収束その他のために地中に埋設されるマンホール、ハンドホール等の埋設ボックスにおいて内部に溜まる雨水、地下水等を排水し、あるいは地中からの地下水等の浸入を防止できるようにし、またその保守点検が容易な埋設ボックスの止水装置に関する。
従来から、この種のマンホール、ハンドホール等の埋設ボックスは、地表からの作業員の出入り、各種機器等の搬入等を可能とするよう地面上に開閉可能な蓋板を配して地中に埋設されることから、地表からは雨水等が、地下からは地下水がそれぞれ浸入するおそれがある。そのため、雨水等の排水用に底壁部分に排水口を設けることで内部に溜まった雨水等の排出を図るとしても、その排水口から別の地下水が浸入することになる。
このような点に鑑み、例えばハンドホールの構造に係る特許文献1、地中線ボックスに係る特許文献2、マンホールの排水装置に係る特許文献3等が提案されている。特許文献1に係るハンドホールの構造は、浮力によって上下動する球形弁を内装したハウジングをハンドホール本体の底面に貫通形成した穴に着脱可能に設けて成る。特許文献2に係る地中線ボックスにおける排水口は、小径部、大径部があるソケット継手の広い口である大径部側が下方となるように底面に設け、地下水位が低い場合には排水可能にし、地下水位が高い場合には穴に盲栓を挿入することで止水するとする。マンホールの排水装置に係る特許文献3は、マンホールの底部に形成した排水孔に取付けた筒体内に比重が1未満の球状フロートを上下動可能に配し、筒体の上部開口部に設けられた仕切板に形成した円孔に取付けたリング状のパッキンに球状フロートが接触することで円孔を閉塞するように構成して成る。
登録実用新案第3064433号公報 特開2002−238118号公報 特許第3171331号公報
ところが特許文献1のハンドホールにおける球形弁を内装したハウジング構造によると、ボックス外からの地下水等の逆流防止機能が得られても、ハウジング自体はハンドホール本体の底面に固定されているから、例えば止水のみとする場合、ハウジング自体を取り外して止水構造となっている例えば盲栓を取り付けることはできない。特許文献2の排水口によると、地下水位の高低に対応した排水口に対する盲栓の挿入取り付けで対応可能とするも、排水口を経てのハンドホール内への地下水等の浸入は確実には阻止できない。特許文献3の筒体に内装した球状フロートの上下動による逆流防止構成によっても、その筒体は底部に固定されているから特許文献1のハウジング構造のものと同様な不都合な点がある。
そこでこの考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、その目的は埋設ボックスの設置現場における例えば地下水位の高低の相違による埋設状況に対応した止水構造を選定でき、また現場への搬入前による浸入した雨水等の排水を可能にすると共に、埋設後の保守点検時の分解清掃を容易にし、長期にわたり使用可能とする埋設ボックスの止水装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、この考案にあっては、所定の埋設ボックスBの底壁にこの底壁を貫挿させて装着され、内周面に雌ネジ2が形成されている排水口体1と、この排水口体1に雄ネジ11によって着脱自在にねじ止めされる盲栓体10と、同じく雄ネジ22によって排水口体1に着脱自在にねじ止めされ、埋設ボックスB内の貯留水は排水可能で、埋設ボックスB外からの浸水を防止可能にする逆流防止弁体20とを備え、排水口体1に盲栓体10あるいは逆流防止弁体20のいずれかが選択してねじ止め装着されるようにしてなることを特徴とする。
排水口体1は、扁平な筒状を呈し、内周面に雌ネジ2が形成されていると共に、埋設ボックスBの底壁の内側面に位置する取付フランジ3が上部に、また、ボックス構築用の内側型枠P1における底壁部相当面に突柱状に設けられている排水口Hを形成する排水口形成用突部Tにその外側からほぼ水密状に嵌め合わせる水封内縁4が下部にそれぞれ設けられることで構成することができる。
水封内縁4は、排水口形成用突部Tの外周面に当接する断面略鋭角状に形成することができる。
逆流防止弁体20は、排水口体1の雌ネジ2にねじ込まれる雄ネジ22を外周に有する筒状の弁筐体21内に、通水口24が開口形成されている隔壁23を上部側に設けると共に、隔壁23上には上部フィルタ体27を着脱自在に配装し、弁筐体21の下部には着脱自在な下部フィルタ体35を配装し、下部フィルタ体35と隔壁23との間には、浮力によって上下動し、上昇時に通水口24に密着閉塞するよう比重が水より小さい球体状の開閉弁41を隔壁23下に上下動自在に配して成ることを特徴とする。
また、上部フィルタ体27は、フィルタ29を交換自在に格納する格納凹所31と盤面に多数の通水孔32とを有して、上下で相互に嵌合されることで着脱自在に分割形成されている対称構成された上下盤28から構成することができる。
下部フィルタ体35は、盤面に多数の通水孔36を有する底盤周縁上に弁筐体21の内周面あるいは弁筐体21の内側に形成した内筒38面に圧接する複数の嵌入支持片37を立設すると共に、内筒38下端縁に当接されるよう、嵌入支持片37にて囲繞された盤面上にフィルタ39を交換自在に配置することで構成することができる。
以上のように構成されたこの考案に係る埋設ボックスの止水装置にあって、埋設ボックスBの底壁に開口形成された排水口Hに装着した排水口体1は、底壁を閉塞する盲栓体10、あるいは開閉弁41の作動で埋設ボックスB内の貯留水を排水したり、埋設ボックスB外からの地下水等の浸入を阻止したりする逆流防止弁体20のいずれかを埋設現場においてでも選択して、ねじ止めにて装着させる。
排水口体1の水封内縁4は、埋設ボックスBを所定の型枠(P1)における排水口形成用突部Tに予め嵌め合わせ装着するとき、排水口形成用突部T外周に密着し、打設されるコンクリート材(トロ)の内方への浸入を阻止して雌ネジ2に付着させず、雄ネジ11,22の雌ネジ2に対するねじ込み操作を阻害させない。
盲栓体10、逆流防止弁体20はいずれも、選択、交換するとき、その雄ネジ11,22によって排水口体1の雌ネジ2に埋設ボックスB内方からのねじ込み作業の実施によって簡単、容易に装着させる。
埋設ボックスB内方からのねじ込みで排水口体1に装着される逆流防止弁体20は、埋設ボックスB自体内の作業で取り外し可能にし、上部フィルタ体27、下部フィルタ体35それぞれを弁筐体21から取り外させ、フィルタ29,39更には開閉弁41の清掃、交換を行わせる。
この考案は以上説明したように構成されているため、ハンドホール、マンホール等の埋設ボックスBの設置現場において、地下水位の高低の相違による埋設状況に対応して、埋設ボックスBの底壁を開放させることで埋設ボックスB内の貯留水を排水できるようにするか、盲栓体10の装着によって埋設ボックスB外からの地下水等の浸入を阻止するか、、逆流防止弁体20の装着によって地下水位の変動等による埋設ボックスB内からの排水あるいは埋設ボックスB外からの浸入阻止等の設置態様を選択可能にする。また、特に逆流防止弁体20は埋設ボックスB内部からの作業で取り外し、装着が可能であることで、その保守点検を容易にし、長期に渡る円滑な作動を可能にする。
すなわち、これはこの考案において、埋設ボックスBの底壁に貫挿装着され、雌ネジ2が形成されている排水口体1と、この排水口体1に着脱自在にねじ止めされる盲栓体10と、同じく排水口体1に着脱自在にねじ止めされ、埋設ボックスB内の貯留水を排水可能で、埋設ボックスB外からの浸水を防止可能にする逆流防止弁体20とを備え、排水口体1に盲栓体10あるいは逆流防止弁体20のいずれかが選択してねじ止め装着されるようにしたからである。これによって、埋設ボックスBの設置現場における地下水位の高低状況に対応して、常時の開放あるいは閉塞態様、埋設ボックスB外からの浸入を阻止した埋設ボックスB内からの排水の逆流阻止態様等の選定を可能にし、またメインテナンスを容易にする。
また、排水口体1は埋設ボックスBの底壁に開口形成の排水口Hに装着されるとき、そのコンクリート材による打設成形時の型枠(P1)における排水口形成用突部Tに予め嵌め合わせられるもので、その嵌め合わせ時には排水口形成用突部Tに断面で略鋭角状の水封内縁4が密着するから、打設されるコンクリート材の排水口体1内方への浸入を阻止し、雌ネジ2等にいわゆるトロ等が付着することがない。そのため、脱型後の付着コンクリート材の除去作業その他が不要であるばかりでなく、雌ネジ2面の螺旋形態が維持されていることで盲栓体10の雄ネジ11、逆流防止弁体20の雄ネジ22によるねじ込み操作を阻害せず、確実なねじ止め状態とする。
盲栓体10、逆流防止弁体20のいずれも、埋設ボックスBの内部からのねじ込み装着、その取り外しを可能にしているから、埋設ボックスB内部のみからの作業でこれらの保守点検が実施でき、貯留水の外部への排水を可能にし、また外部からの地下水等の浸入等を防止できる。
更には逆流防止弁体20における上部フィルタ体27、下部フィルタ体35は、排水口体1からの逆流防止弁体20の取り外しによって、弁筐体21から更に取り外し分解でき、例えば上部フィルタ体27では上下盤28相互間の分解によってフィルタ29を、下部フィルタ体35では内筒38からの嵌入支持片37による取り外し、分離によってフィルタ39及び開閉弁41を取り出し、その清掃、交換等の保守点検等を実施できるから、長期に渡る使用を可能にしている。
尚、上記の課題を解決するための手段、考案の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。この考案は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
この考案を実施するための一形態を示す一部切欠の分解斜視図である。 同じく排水口体に盲栓体を取り付けたときの要部断面図である。 同じく排水口体に逆流防止弁体を取り付けたときの要部断面図である。 同じく型枠によってハンドホールのベース体を構成するときの水抜き孔用の排水口体の取付状態を示す一部の拡大図を含む要部断面図である。 同じく埋設ボックスの概略正断面図である。
以下、図面を参照してこの考案を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1はハンドホール、マンホール等の埋設ボックスBの底壁に設けられる排水口体である。この排水口体1は扁平な筒状を呈し、内周面に雌ネジ2が形成されていると共に、底壁の内側面(底面)に位置する取付フランジ3が上部に、埋設ボックスB構築用の内側型枠P1における底壁部相当面に突柱状に設けられている排水口Hを形成する排水口形成用突部Tにその外側からほぼ水密状に嵌め合わせる水封内縁4が下部にそれぞれ設けられて成る。
筒状の本体部分は、後述する盲栓体10あるいは逆流防止弁体20をねじ込み保持するに十分な長さ(深さ)を有し、排水口栓10自体は例えばポリエステル樹脂等の合成樹脂材によって形成されている。
また図4に示すように、水封内縁4は本体部分の内方に出張るように形成されていて、ボックス構築用の内側型枠P1における排水口形成用突部Tに排水口体1自体が嵌め合わせられるとき、排水口形成用突部Tの外周面に密着して内外を遮断し、この水封内縁4によって雌ネジ2側にコンクリート材(いわゆるトロ)が浸入しないようにしている。そして、本体部分の下方に向かうように、すなわち図4に示すように、ボックス構成のためにコンクリート材を打設するときに上下反転の配置となる内側型枠P1、外側型枠P2における上方に向かうように、傾斜していて、その内周縁は断面でやや鋭利状となる先細状にし、排水口形成用突部Tの外径に比しやや小径にした内径となるようにしてある。こうすることで、上下反転配置の内側型枠P1における排水口形成用突部Tに排水口体1自体を嵌め合わせるとき、やや強制的にでも嵌め合わせることで排水口形成用突部Tの外周面に円滑に密着させ、内外を遮断できるようにしている。
図示にあっては、この本体部分の下部外周に、取付フランジ3に略平行し、対向している支持フランジ5を互いに排水口体1自体の内外方向に向けて水封内縁4と一体的にして設けてあり、取付フランジ3と共に排水口体1自体のコンクリート材との一体的な埋め込みが図れるようにしてある。また、この支持フランジ5の外側面には、例えば接着剤等をやや肉厚状に塗布することで、コンクリート材と合成樹脂材製の排水口体1との一体的結合を確実にする結着材層6を形成してある。
また、排水口体1には、排水口Hを閉塞する盲栓体10が着脱自在にねじ込まれるようにしてある。この盲栓体10は図示例のように、排水口体1の雌ネジ2にネジ込まれる雄ネジ11を外周に有し、天盤部上面に形成した凹部内に回転用ツマミ12をほぼ直径方向に沿って突部状に設けて成る。
一方、逆流防止弁体20は図1、図3に示すように、排水口体1の雌ネジ2にねじ込まれる雄ネジ22を外周に有する筒状の弁筐体21内に、通水口24が開口形成されている隔壁23を上部側に設けると共に、隔壁23上には上部フィルタ体27を着脱自在に配装し、弁筐体21の下部には着脱自在な下部フィルタ体35を配装し、下部フィルタ体35と隔壁23との間には、浮力によって上下動し、上昇時に通水口24に密着閉塞するよう比重が水より小さい球体状の開閉弁41を隔壁23下に上下動自在に配して成る。
隔壁23は、上部フィルタ体27を格納する上部フィルタ室26と、開閉弁41を収納している弁体収納室部分とを弁筐体21内で上下に区画していると共に、中央に位置させて通水口24が開口されていて、この通水口24の内縁には開閉弁41がしっくりと当接する弾性材製のパッキン材25が嵌め込まれている。
上部フィルタ体27は、例えば繊維質材から成る円板状のフィルタ29を交換自在に格納する格納凹所31と盤面に例えば略円形状の多数の通水孔32とを有して、上下で相互に嵌合されることで着脱自在に分割形成されている対称構成された上下盤28から成る。そして、この上下盤28の少なくともいずれか一方の外周面に、例えば対称的に対状に突設形成した支持突部33を、上部フィルタ室26内側面に形成したL字形の支持溝34内に嵌め入れるよう、押し込み、回転させることで上部フィルタ体27を上部フィルタ室26内に着脱自在に収納できるようにしてある。
下部フィルタ体35は、盤面に例えば多重の円周上に沿っている略円弧状の多数の通水孔36を有する底盤周縁上に弁筐体21の内周面あるいは弁筐体21の内側に形成した内筒38面に圧接する複数の嵌入支持片37を立設すると共に、内筒38下端縁に当接されるよう、嵌入支持片37にて囲繞された盤面上に、例えば繊維質材から成る円板状のフィルタ39を交換自在に配置して成る。
このように形成された逆流防止弁体20において、雄ネジ22によって排水口体1にねじ止め固定されると、埋設ボックスB外からの例えば地下水は下部フィルタ体35を経て弁筐体21内に浸入されると、開閉弁41を浮力によって持ち上げ通水口24を閉塞することで、通水口24を経た地下水等の埋設ボックスB内への浸入を阻止する。また、地下水位に比しこの逆流防止弁体20が高位置にあると、開閉弁39は下部フィルタ体35側に下降することで通水口24を開口し、埋設ボックスB内の貯留水等を通水口24を経て埋設ボックスB外に排水する。
この逆流防止弁体20自体は、排水口体1に対するねじ止めの解除によって埋設ボックスB内から取り外すことができ、支持突部33と支持溝34とのスライド回転、引き抜きによって上部フィルタ体27を上部フィルタ室26から取り出し、上下盤28相互間の分解によってフィルタ29を取り出してこのフィルタ29の清掃、交換等ができる。同様に、下部フィルタ体35を弁筐体21の下部から取り外し、フィルタ39を取り出してこのフィルタ39の清掃、交換等ができる。こうして、逆流防止弁体20において、排水口体1から取り外すことで、地下水、貯留水等によって汚損等がされているフィルタ29,39及び開閉弁41等の清掃、交換等のメインテナンスを可能にしている。
次にこれの使用の一例を説明すると、図4に示すように、所定の型枠P1,P2を使用して埋設ボックスBを構成するとき、内側型枠P1の外方に外側型枠P2を配した状態で、これらを上下に反転させ底壁部分が上方に位置するようにしてこれらの型枠P1,P2相互間にコンクリート材を打設する。このコンクリート材の打設時において、型枠P1,P2の底壁部分外面が上方に向けられることで排水口Hを形成する排水口形成用突部Tが上方に向けられたものとなり、その状態で、取付フランジ3を底壁面に当接させるように排水口体1を排水口形成用突部Tに嵌め合わせ装着する。このとき、排水口体1の水封内縁4を排水口形成用突部Tの外周面に密着させる。その後、コンクリート材を打設し、所定期間の養生を経て製品とするのであり、製品における底壁には、排水口体1が埋め込み状に一体化されている。
製品の出荷に際し、排水口体1には盲栓体10がねじ止めされており、埋設現場への搬入、組立、埋設後において、埋設ボックスBの底壁部位の高さと埋設場所の地下水位の高さとの相違その他を計測判定し、地下水位が低い場合には、排水口Hを経ての地下水の浸入がないから、盲栓体10を取り外すことで埋設ボックスB内に貯留された雨水等の排水を可能にする。逆に、地下水位が高い場合には、排水口Hを経て地下水が浸入されるから盲栓体10をねじ止めし、浸入を防止する(図2参照)。また、逆流防止弁体20を排水口体1に取り付け、セットすることで、地下水位との高低差によって、埋設ボックスB外からの浸入は阻止し、埋設ボックスB内の雨水等の排水を可能にするのであり(図3参照)、このように埋設場所の状況に応じて盲栓体10あるいは逆流防止弁体20等を選定使用する(図1参照)。
B…埋設ボックス H…排水口
P1…内側型枠 P2…外側型枠
T…排水口形成用突部
1…排水口体 2…雌ネジ
3…取付フランジ 4…水封内縁
5…支持フランジ 6…結着剤層
10…盲栓体 11…雄ネジ
12…回転用ツマミ
20…逆流防止弁体 21…弁筐体
22…雄ネジ 23…隔壁
24…通水口 25…パッキン材
26…上部フィルタ室 27…上部フィルタ体
28…上下盤 29…フィルタ
31…格納凹所 32…通水孔
33…支持突部 34…支持溝
35…下部フィルタ体 36…通水孔
37…嵌入支持片 38…内筒
39…フィルタ 41…開閉弁

Claims (6)

  1. 所定の埋設ボックスの底壁にこの底壁を貫挿させて装着され、内周面に雌ネジが形成されている排水口体と、この排水口体に雄ネジによって着脱自在にねじ止めされる盲栓体と、同じく雄ネジによって排水口体1に着脱自在にねじ止めされ、埋設ボックス内の貯留水は排水可能で、埋設ボックス外からの浸水を防止可能にする逆流防止弁体とを備え、排水口体に盲栓体あるいは逆流防止弁体のいずれかが選択してねじ止め装着されるようにしてなることを特徴とする埋設ボックスの止水装置。
  2. 排水口体は、扁平な筒状を呈し、内周面に雌ネジが形成されていると共に、埋設ボックスの底壁の内側面に位置する取付フランジが上部に、また、ボックス構築用の内側型枠における底壁部相当面に突柱状に設けられている排水口を形成する排水口形成用突部にその外側からほぼ水密状に嵌め合わせる水封内縁が下部にそれぞれ設けられた請求項1に記載の埋設ボックスの止水装置。
  3. 水封内縁は、排水口形成用突部の外周面に当接する断面鋭角状に形成してある請求項2に記載の埋設ボックスの止水装置。
  4. 逆流防止弁体は、排水口体の雌ネジにねじ込まれる雄ネジを外周に有する筒状の弁筐体内に、通水口が開口形成されている隔壁を上部側に設けると共に、隔壁上には上部フィルタ体を着脱自在に配装し、弁筐体の下部には着脱自在な下部フィルタ体を配装し、下部フィルタ体と隔壁との間には、浮力によって上下動し、上昇時に通水口に密着閉塞するよう比重が水より小さい球体状の開閉弁を隔壁下に上下動自在に配して成る請求項1乃至3のいずれかに記載の埋設ボックスの止水装置。
  5. 上部フィルタ体は、フィルタを交換自在に格納する格納凹所と盤面に多数の通水孔とを有して、上下で相互に嵌合されることで着脱自在に分割形成されている対称構成された上下盤から成る請求項4に記載の埋設ボックスの止水装置。
  6. 下部フィルタ体は、盤面に多数の通水孔を有する底盤周縁上に弁筐体の内周面あるいは弁筐体の内側に形成した内筒面に圧接する複数の嵌入支持片を立設すると共に、内筒下端縁に当接されるよう、嵌入支持片にて囲繞された盤面上にフィルタを交換自在に配置して成る請求項4または5に記載の埋設ボックスの止水装置。
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