JP3165782U - 身体鍛錬具 - Google Patents

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【課題】歩行運動によってお尻からウエスト回りにかけて十分にシェイプアップすることができる身体鍛錬具を提供する。【解決手段】基台2と、基台2上に前後に離間して設けられると共に支軸3を介して回動自在に設けられ支軸3から左右方向に平行に延びる前後一対の回動フレーム4a、4bと、回動フレーム4a、4b間に一対平行に掛け渡して設けられると共に回動フレーム4a、4bに軸支されて回動フレーム4a、4bと共に平行リンクを構成する左右一対のサイドフレームと、サイドフレームに設けられ人体の足等を乗せるためのパット6a、6bと、回動フレーム4a、4bに設けられ回動フレーム4a、4bの回動に抵抗してパット6a、6b上の足等の歩行運動に負荷をかける負荷手段7とを備えたものである。【選択図】図1

Description

本考案は、歩行運動によってお尻からウエスト回りにかけてシェイプアップする身体鍛錬具に関するものである。
歩行運動ができる身体鍛錬具は、種々のものが知られている。これらの身体鍛錬具は、日常で行う歩行運動によってシェイプアップを図るため、運動が苦手な人でもなじみ易く、誰もが容易に運動できるという点で優れている。
実用新案登録第3147514号公報
しかしながら、従来の身体鍛錬具で行う歩行運動は、足を前後に動かすだけであるため、お尻からウエスト回りにかけて十分にシェイプアップすることは難しいという課題があった。
そこで、本考案の目的は、上記課題を解決し、歩行運動によってお尻からウエスト回りにかけて十分にシェイプアップすることができる身体鍛錬具を提供することにある。
上記課題を解決するために本考案は、基台と、該基台上に前後に離間して設けられると共に支軸を介して回動自在に設けられ支軸から左右方向に平行に延びる前後一対の回動フレームと、これら両回動フレーム間に一対平行に掛け渡して設けられると共に両回動フレームに軸支されて両回動フレームと共に平行リンクを構成する左右一対のサイドフレームと、これらサイドフレームのそれぞれに設けられ人体の足又は膝を乗せるためのパットと、前記回動フレームに設けられ回動フレームの回動に抵抗してパット上に乗せた足又は膝の歩行運動に負荷をかけるための負荷手段とを備えたものである。
前記負荷手段が、前記回動フレームのそれぞれに固定して設けられる前後一組のフックと、これら前後一組のフックに掛け渡して設けられるゴムバンド又はバネとを備え、少なくとも一方のフックが他方のフック側に延びて形成されて前記ゴムバンド又はバネの長さが前記回動フレーム間の間隔より短く形成されるとよい。
また、前記負荷手段を複数備え、負荷手段の前記フックに掛け渡すゴムバンド又はバネの数を調節することで前記負荷を調節するように形成されるとよい。
前記パットは後側より前側が高くなるように傾斜されるとよい。
前記回動フレームを軸支する支軸は、下方から上方に向かうにつれて斜め後方に傾斜されるとよい。
また、前記基台は、前後方向に延びる主フレームと、該主フレームの前後両端に設けられ前記パットの回動軌跡の外周端に沿って延びる円弧フレームとを備えるとよい。
本考案によれば、歩行運動によってお尻からウエスト回りにかけて十分にシェイプアップすることができる。
本考案に係る身体鍛錬具を上方かつ後方から視た斜視図である。 図1の平面図である。 使用状態を示す身体鍛錬具の平面図である。 図2の底面図である。 図2の左側面図である。 図2の前面図である。 図2の後面図である。 使用状態を示す身体鍛錬具の斜視図である。 身体鍛錬具の分解図である。 下方から視た身体鍛錬具の負荷手段の説明図であり、(a)は負荷手段に使用者から力が作用していない状態を示し、(b)は負荷手段に使用者から力が作用している状態を示す。
図1、図2及び図4に示すように、身体鍛錬具1は、基台2と、基台2上に前後に離間して設けられると共に支軸3を介して回動自在に設けられ支軸3から左右方向に平行に延びる前後一対の回動フレーム4a、4bと、これら両回動フレーム4a、4b間に一対平行に掛け渡して設けられると共に両回動フレーム4a、4bに軸支される左右一対のサイドフレーム5a、5bと、これらサイドフレーム5a、5bのそれぞれに設けられ人体の足又は膝を乗せるためのパット6a、6bと、回動フレーム4a、4bに設けられ回動フレーム4a、4bの回動に抵抗してパット6a、6b上に乗せた足又は膝の歩行運動に負荷をかけるための負荷手段7と、回動フレーム4a、4bの回動回数をカウントすると共に使用者の運動量を表示するカウンタ8とを備える。
基台2は、前後方向に延びる主フレーム9と、主フレーム9の前後両端に設けられパット6a、6bの回動軌跡の外周端に沿って延びる円弧フレーム10a、10bとを備える。図4及び図9に示すように、主フレーム9は断面長円形に形成された金属製(アルミ、ジュラルミン等の軽金属製)の扁平丸パイプからなる。円弧フレーム10a、10bは、周方向の中央部に主フレーム9の端部を挿入する接続部11を有する。接続部11は、主フレーム9の端部に図示しないボルトを介して脱着可能に取り付けられるようになっている。また、円弧フレーム10a、10bには、周方向に複数の支持脚12が設けられている。支持脚12は、樹脂等の軟質材からなり、身体鍛錬具1を載置した床等が傷つかないようにすると共に、身体鍛錬具1の振動を吸収するようになっている。図5、図6及び図7に示すように、前側の円弧フレーム10aは、後側の円弧フレーム10bより上下方向に厚く形成されており、身体鍛錬具1を水平な床上に載置したとき、主フレーム9の前側が後側より高くなるように主フレーム9を傾斜させるようになっている。
図8に示すように、基台2には、後述する回動フレーム4a、4bの回動範囲を規制するためのストッパ13が設けられている。ストッパ13は、主フレーム9の後部に上方に突出して設けられた突起からなり、後側の回動フレーム4bに干渉してその回動範囲を規制するようになっている。
図4及び図9に示すように、回動フレーム4a、4bは、断面長円形に形成された金属製(アルミ、ジュラルミン等の軽金属製)の扁平丸パイプからなる。回動フレーム4a、4bの両端には、その端部を覆う樹脂製の端末部材14が取り付けられている。回動フレーム4a、4bは、後述するパット6a、6bの前後の可動範囲(使用者の歩幅)が人間の腰幅程度となるように長さを設定されており、使用者が自然な動きで歩行運動できるようになっている。また、回動フレーム4a、4bの左右方向の中央には、支軸3が一体に取り付けられている。支軸3は基台2の主フレーム9に回動自在に支持されており、回動フレーム4a、4bを上下に延びる軸回りに回動自在に支持するようになっている。また、支軸3は、主フレーム9が上述のように傾斜されることで下方から上方に向かうにつれて斜め後方に傾斜されるようになっており、回動フレーム4a、4bを傾斜した軸回りに回動させるようになっている。
サイドフレーム5a、5bは、断面矩形の矩形パイプからなる。サイドフレーム5a、5bの前後両端には、下方に延びる連結軸15が設けられている。前側の連結軸15は、前側の回動フレーム4aに回動自在に軸支されており、後側の連結軸15は、後側の回動フレーム4bに回動自在に軸支されており、サイドフレーム5a、5bは、前後の連結軸15を介して前後の回動フレーム4a、4bに回動自在に連結されるようになっている。
また、前後の回動フレーム4a、4bと左右のサイドフレーム5a、5bは平行リンクを構成しており、前後の回動フレーム4a、4bは常に互いに平行な姿勢を維持しつつ支軸3を中心として回動し、左右のサイドフレーム5a、5bは常に前後に延びる同じ姿勢を維持しつつ弧状の軌跡で前後に移動するようになっている。
図5、図6及び図7に示すように、パット6a、6bは後側より前側が高くなるように傾斜されており、パット6a、6b上の足等が前方へ移動するとき、その力を効率よく受けるようになっている。
図4、図9及び図10(a)に示すように、負荷手段7は、前後の回動フレーム4a、4bのそれぞれに固定して設けられる前後一組のフック16a、16bと、これら前後一組のフック16a、16bに掛け渡して設けられるゴムバンド17とを備えて構成される。前後一組のフック16a、16bは、それぞれ他方のフック16b、16a側に延びて形成されている。すなわち、前側のフック16aは前側の回動フレーム4aから後方に延びて形成されており、後側のフック16bは後側の回動フレーム4bから前方に延びて形成されている。ゴムバンド17は、前後に延びる伸縮部18と、伸縮部18の両端に設けられフック16a、16bに掛けるためのリング部19とを備える。ゴムバンド17は、前後のフック16a、16b間に若干伸張した状態で掛け渡されており、前後の回動フレーム4a、4b間の間隔よりも短く形成されている。また、身体鍛錬具1は、複数の負荷手段7を備え、前後のフック16a、16bに掛け渡すゴムバンド17の数を調節することで負荷を調節するようになっている。
また、負荷手段7の上方の回動フレーム4a、4bには、負荷手段7のゴムバンド17を覆うカバー20が設けられている。カバー20は、ゴムバンド17が万一切れた場合でもゴムバンド17が使用者に向かって飛ばないようにするためのものであり、平面視略半円形の板状に形成されている。
図3及び図5に示すように、カウンタ8は、前側の回動フレーム4aより前方の基台2に設けられた永久磁石21と、回動フレーム4a、4bが回動したとき永久磁石21上を通過するように前側の回動フレーム4aに設けられたカウンタ本体22とからなる。カウンタ本体22は、永久磁石21上を通過したときの磁気を検出する磁気検出部(図示せず)と、磁気検出部が磁気を検出した回数に基づいて概ねの歩行距離を算出する計算部(図示せず)と、前記回数を歩数として表示すると共に前記計算部で算出した歩行距離を表示する表示部23とを備える。
次に本実施の形態の作用について述べる。
身体鍛錬具1を使用する場合、まず、鍛錬したい部位に応じて左右のパット6a、6b上に使用者の足又は膝等を乗せる。このとき、図10(a)に示すように、負荷手段7の前後一組のフック16a、16bとゴムバンド17は前後に直線状に延びている。次に、パット6a、6b上に乗せた足又は膝を前後に動かす。使用者の力は、パット6a、6b及びサイドフレーム5a、5bを介して前後の回動フレーム4a、4bに伝わり、図8及び図10(b)に示すように、これら回動フレーム4a、4bが支軸3を中心として回動する。このとき、前側の回動フレーム4aに設けられたフック16aと後側の回動フレーム4bに設けられたフック16bは互いに離反する方向に傾き、前後のフック16a、16b間に掛け渡されたゴムバンド17が伸張される。これにより、前後の回動フレーム4a、4bにその回動方向とは反対方向の付勢力が作用する。この付勢力は回動フレーム4a、4b及びサイドフレーム5a、5bを介してパット6a、6b上の使用者の足又は膝等に伝達され、運動の負荷となる。また、左右のパット6a、6bは、前後の回動フレーム4a、4bと左右のサイドフレーム5a、5bとによって移動を規制されているため、前後に延びる姿勢を維持しつつ円弧状の軌跡で前後に移動する。パット6a、6b上に足又は膝を乗せている使用者の左右の足は交互にクロスするように運動をし、所謂モデル歩きとなる。使用者はモデル歩きをすることで、脚の筋肉をしっかりと鍛えながら腰及び骨盤を動かすことができ、お尻からウエスト回りにかけてシェイプアップすることができる。
このように、基台2と、基台2上に前後に離間して設けられると共に支軸3を介して回動自在に設けられ支軸3から左右方向に平行に延びる前後一対の回動フレーム4a、4bと、これら両回動フレーム4a、4b間に一対平行に掛け渡して設けられると共に両回動フレーム4a、4bに軸支されて両回動フレーム4a、4bと共に平行リンクを構成する左右一対のサイドフレーム5a、5bと、これらサイドフレーム5a、5bのそれぞれに設けられ人体の足又は膝等を乗せるためのパット6a、6bと、回動フレーム4a、4bに設けられ回動フレーム4a、4bの回動に抵抗してパット6a、6b上に乗せた足又は膝等の歩行運動に負荷をかけるための負荷手段7とを備えて身体鍛錬具1を構成したため、モデル歩きでのエクササイズを容易にでき、脚の筋肉をしっかりと鍛えながら腰及び骨盤を動かすことができ、お尻からウエスト回りにかけて十分にシェイプアップできる。また、室内の狭いエリアでウォーキングのトレーニングができる。
負荷手段7が、回動フレーム4a、4bのそれぞれに固定して設けられる前後一組のフック16a、16bと、これら前後一組のフック16a、16bに掛け渡して設けられるゴムバンド17とを備え、前後一組のフック16a、16bがそれぞれ他方のフック16b、16a側に延びて形成されてゴムバンド17の長さが前後の回動フレーム4a、4b間の間隔より短く形成されるものとしたため、負荷手段7を簡易な構造で安価に構成できる。
また、身体鍛錬具1が負荷手段7を複数備え、負荷手段7のフック16a、16bに掛け渡すゴムバンド17の数を調節することで負荷を調節するように形成されるものとしたため、簡易な構造で容易に負荷を調節できる。
パット6a、6bは後側より前側が高くなるように傾斜されるものとしたため、パット6a、6b上の足等が前方へ移動するとき、その力を効率よくパット6a、6bで受けることができ、自然な感覚で歩行運動ができる。また、使用者が身体鍛錬具1の後方から左右のパット6a、6b上に乗るとき、使用者の足又は膝等を安定して受けることができる。
回動フレーム4a、4bを軸支する支軸3は、下方から上方に向かうにつれて斜め後方に傾斜されるものとしたため、使用者が、パット6a、6bから受ける負荷を登坂時の負荷のように自然な負荷として知覚でき、自然な感覚で歩行運動ができる。
基台2は、前後方向に延びる主フレーム9と、主フレーム9の前後両端に設けられパット6a、6bの回動軌跡の外周端に沿って延びる円弧フレーム10a、10bとを備えるものとしたため、パット6a、6bがいずれの位置にあるときでも使用者を安定して支持でき、安定性を損なうことなく身体鍛錬具1をコンパクトにできる。
なお、フック16a、16bはそれぞれ他方のフック16b、16a側に延びて形成されるものとしたが、ゴムバンド17の長さが回動フレーム4a、4b間の間隔より短く形成されていればよく、いずれか一方のフック16a、16bのみが他方のフック16b、16a側に延びるものであってもよい。
また、ゴムバンド17に代えてコイルバネ等のバネ(図示せず)を用いてもよい。またさらに、伸びやすさの異なる複数種類のゴムバンド17又はバネを用意し、前後のフック16a、16b間に掛け渡すゴムバンド17又はバネの数と種類とを適宜選択することで負荷を調節するものとしてもよい。
1 身体鍛錬具
2 基台
3 支軸
4a 回動フレーム(前側)
4b 回動フレーム(後側)
5a サイドフレーム(左側)
5b サイドフレーム(右側)
6a パット(左側)
6b パット(右側)
7 負荷手段
9 主フレーム
10a 円弧フレーム(前側)
10b 円弧フレーム(後側)
16a フック(前側)
16b フック(後側)
17 ゴムバンド

Claims (6)

  1. 基台と、該基台上に前後に離間して設けられると共に支軸を介して回動自在に設けられ支軸から左右方向に平行に延びる前後一対の回動フレームと、これら両回動フレーム間に一対平行に掛け渡して設けられると共に両回動フレームに軸支されて両回動フレームと共に平行リンクを構成する左右一対のサイドフレームと、これらサイドフレームのそれぞれに設けられ人体の足又は膝を乗せるためのパットと、前記回動フレームに設けられ回動フレームの回動に抵抗してパット上に乗せた足又は膝の歩行運動に負荷をかけるための負荷手段とを備えたことを特徴とする身体鍛錬具。
  2. 前記負荷手段が、前記回動フレームのそれぞれに固定して設けられる前後一組のフックと、これら前後一組のフックに掛け渡して設けられるゴムバンド又はバネとを備え、少なくとも一方のフックが他方のフック側に延びて形成されて前記ゴムバンド又はバネの長さが前記回動フレーム間の間隔より短く形成された請求項1記載の身体鍛錬具。
  3. 前記負荷手段を複数備え、負荷手段の前記フックに掛け渡すゴムバンド又はバネの数を調節することで前記負荷を調節するように形成された請求項2記載の身体鍛錬具。
  4. 前記パットは後側より前側が高くなるように傾斜された請求項1〜3のいずれかに記載の身体鍛錬具。
  5. 前記回動フレームを軸支する支軸は、下方から上方に向かうにつれて斜め後方に傾斜された請求項1〜4のいずれかに記載の身体鍛錬具。
  6. 前記基台は、前後方向に延びる主フレームと、該主フレームの前後両端に設けられ前記パットの回動軌跡の外周端に沿って延びる円弧フレームとを備える請求項1〜5のいずれかに記載の身体鍛錬具。
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