JP3165777U - 交換可能な自転車の靴止め片の構造 - Google Patents
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Abstract
Description
一般的に、嵌め付き式ペダルは踏みまわし効率を約20%から30%ほど高めるといわれる。
ところが、嵌め付き式ペダルの関連製品の設計に於いて、構造の信頼性は使用者の安全を保障する最も重要な考え方であり、自転車の騎乗者がうまく嵌め付き式ペダルを操作できるかのキーポイント(key point)となるものは、靴底に取り付けられる止め片である。
図1に従来の自転車用靴の止め片の組み付け構造の一例を示す。符号100は止め片である。金属成分を主とした止め片100は長期間に亘って嵌め付き式ペダルの止め掛け(図面には示されていない)との結合と分離を繰り返すと、結合個所には必ず摩滅が発生し、摩滅した止め片100を直ちに交換せずに放置して乗車し続けると騎乗者が危険に晒される。
ところが、止め片100の前後の摩滅状況が同じくならないので、一体成形された止め片100は、その一部分だけを交換することができないため、全体を交換しなければならず、不経済である。
止め片100’を交換するときには、新しい止め片100’を靴底90の長孔91、92、93に締め付けて元の正確な位置に対応するように、新しい止め片100’を騎乗者個人の使い慣れた踏みまわしの姿勢及び角度に符合させなければならない。
従来技術に於いては、止め片100’を取付ける標的部材で定位片101を使用することが知られている。この定位片101は止め片100’と係合可能な構造になっていて、さらに方向の指示機能を有している。止め片100’を交換する場合には、取り外し不要な定位片101を用いて新しい止め片100’の設置角度を調整して、定位片101に嵌め付けられ、更にねじで以って靴底90に締め付けている。
ところが、この嵌合構造にあっては、止め片100’のほかに別に定位片101を造らなければならなく、型作り、製造及び組立等各工程がコストの負担を増加するので、完璧な解決方法ではない。
本考案の主要目的は上記問題を解決するため、摩耗個所によって選択性に交換可能な止め片の構造を提供し、資源の節約及び使用者がアクセサリーを買い添えるコストの低減に助力する。
さらに従来の定位片を使用せずに止め片の交換作業を正確に行える止め片を提供できるから、製造メーカ(maker)の型作り、製造及び組立のコストを低減できて、市場の競争力を高めることができる。
第一止め片主体10は第一締め付け部11及び第一定位部13を備える。
第一締め付け部11は少なくとも一つの第一通し孔111を備える。第一通し孔111はねじ15が通されて自転車用靴の靴底90の長孔91との締め付けに用いられる(図5を参照ください)。それによって第一止め片主体10を自転車用靴の靴底90に締め付け固定する。
第一締め付け部11の前端は第一定位部13の端に異なって前止め縁113を形成し、嵌め付き式ペダル80の前止め座81との結合に用いられる(図8を参照ください)。
第二止め片主体20は第二締め付け部21及び第一定位部13との結合に用いられる第二定位部23を備え、第二締め付け部21は少なくとも一つの第二通し孔211及び少なくとも一つの第三通し孔213を備える。
第二通し孔211及び第三通し孔213はそれぞれねじ25、27が通されて自転車用靴の靴底90の別の二つの長孔92、93との締め付けに用いられる。それによって第二止め片主体20を自転車用靴の靴底90に締め付け固定する。
第二締め付け部21の後端は第二定位部23の端に異なって後止め縁215を形成し、嵌め付き式ペダル80の後止め掛け82との結合に用いられる(図8を参照ください)。
第一止め片主体10の第一定位部13と第二止め片主体20の第二定位部23は単一角度だけをもって互いに結合定位することができ、かつ結合後の第一止め片主体10及び第二止め片主体20の如何なる一方が横方向の駆動力を受けた場合、その横方向駆動力は他の一方に伝達される。そのために、第一止め片主体10と第二止め片主体20がねじ15、25、27によってそれぞれ自転車用靴の靴底90の長孔91、92、93に締め付けられると、それの垂直方向は自転車用靴の靴底90に位置限定され、横方向は互いの連動関係になり、第一止め片主体10と第二止め片主体20は共同にねじ15、25、27の三点定位を受ける止め片構造に構成される。
ほかに、第二定位部23の形状は第一定位部13とまったく対応し、緊密に第一定位部13の凹溝を収容し、言い換えれば、第二定位部23には一対のアーム131を緊密に収容するアーム収容段231と、それらアーム131の末端定位塊133を収容する定位塊収容段233、及び定位突起135を収容する定位突起収容段235を具える。そのために、第一定位部13と第二定位部23は単一角度だけをもって互いに定位される。
11 第一締め付け部
111 第一通し孔
113 前止め縁
13 第一定位部
131 アーム
133 定位塊
135 定位突起
15 ねじ
20 第二止め片主体
21 第二締め付け部
211 第二通し孔
213 第三通し孔
215 後止め縁
23 第二定位部
231 アーム収容段
233 定位塊収容段
235 定位突起収容段
25、27 ねじ
80 嵌め付き式ペダル
81 前止め座
82 後止め掛け
90 自転車用靴の靴底
91、92、93 長孔
Claims (6)
- 交換可能な自転車の靴止め片の構造であって、
少なくとも一つの第一通し孔を備え、第一通し孔はねじが通されて自転車用靴の靴底の長孔に締め付けることに用いられ、第一止め片主体を自転車用靴の靴底に締め付け固定する第一締め付け部と、第一定位部を備える第一止め片主体と、
少なくとも一つの第二通し孔と少なくとも一つの第三通し孔を備え、第二通し孔と第三通し孔はそれぞれねじが通されて自転車用靴の靴底のほかの二つの長孔に締め付けることに用いられ、第二止め片主体を自転車用靴の靴底に締め付け固定する第二締め付け部と、第一定位部との結合に用いられる第二定位部を備える第二止め片主体とを備え、
第一止め片主体の第一定位部と第二止め片主体の第二定位部は単一角度だけをもって互いに定位することができ、かつ結合後の第一止め片主体及び第二止め片主体の如何なる一方が横方向の動力を受けた場合、その横方向の動力は他方に伝達されることを特徴とする交換可能な自転車の靴止め片の構造。 - 前記第一止め片主体の第一定位部は概してW字形に現れ、それの両側は一対のアームで、各アームの末端にはアームの延伸方向と垂直する突起塊を備え、かつ第一定位部の中央二本のアームの間には定位突起が突き出し、第二定位部には一対のアームを緊密に収容するアーム収容段と、それらアームの末端定位塊を収容する定位塊収容段、及び定位突起を収容する定位突起収容段を具え、そのために、第一定位部と第二定位部は単一角度だけをもって互いに定位されることを特徴とする請求項1記載の交換可能な自転車の靴止め片の構造。
- 前記第一定位部と第二定位部はそれぞれ円形でない嵌め溝及びほぞでもよく、両者は単一角度だけをもって互いに定位することができることを特徴とする請求項1記載の交換可能な自転車の靴止め片の構造。
- 前記円形でない嵌め溝及びほぞは一対の緊密に組み合わせられる矩形の嵌め溝及びほぞ部であることを特徴とする請求項3記載の交換可能な自転車の靴止め片の構造。
- 前記第一締め付け部の前端は第一定位部の端に異なって前止め縁を形成し、嵌め付き式ペダルの前止め座との結合に用いられ、第二締め付け部の後端は第二定位部の端に異なって後止め縁を形成し、嵌め付き式ペダルの後止め掛けとの結合に用いられ、かつ後止め縁の幅は後止め掛けの幅より大であることを特徴とする請求項1記載の交換可能な自転車の靴止め片の構造。
- 前記第一締め付け部の前端は第一定位部の端に異なって前止め縁を形成し、嵌め付き式ペダルの前止め座との結合に用いられ、第二締め付け部の後端は第二定位部の端に異なって後止め縁を形成し、嵌め付き式ペダルの後止め掛けとの結合に用いられ、かつ後止め縁の幅は後止め掛けとちょうどよく合うように設計されることを特徴とする請求項1記載の交換可能な自転車の靴止め片の構造。
Priority Applications (1)
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JP2010007705U JP3165777U (ja) | 2010-11-25 | 2010-11-25 | 交換可能な自転車の靴止め片の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010007705U JP3165777U (ja) | 2010-11-25 | 2010-11-25 | 交換可能な自転車の靴止め片の構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3165777U true JP3165777U (ja) | 2011-02-03 |
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ID=54877011
Family Applications (1)
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JP2010007705U Expired - Lifetime JP3165777U (ja) | 2010-11-25 | 2010-11-25 | 交換可能な自転車の靴止め片の構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3165777U (ja) |
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2010
- 2010-11-25 JP JP2010007705U patent/JP3165777U/ja not_active Expired - Lifetime
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