JP3165675U - 弁当用容器 - Google Patents

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公 川瀬
公 川瀬
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Abstract

【課題】外周リブに固着されるシール材の破損を防止できる弁当用容器を提供すること。【解決手段】弁当用容器1は、一枚の湾曲したシート状の合成樹脂製とし、冷凍した食材を収納可能として、底壁5aまで下狭まり状に下方へ凹む皿状凹部5を、仕切り用リブ10を隔てて、複数並設させて構成されるとともに、食材を覆うように、外周縁の上方へ突出する外周リブ3の上面3aに、シール材を固着させて、冷凍貯蔵される。この弁当用容器1では、食事の際、容器ごと、電子レンジで加熱されるように使用される。この弁当用容器1には、一つの皿状凹部6の周囲の全周を外周リブ3とともに囲み、かつ、外周リブ3に連なる仕切り用リブ10が、上面11aの全面を外周リブ3の上面3aと高さを等しくして形成されて、弁当用容器1を積み重ねた際の支柱用リブ11と兼用として、配設されている。【選択図】図1

Description

本考案は、一枚の湾曲したシート状として形成される合成樹脂製の弁当用容器に関し、特に、冷凍した各種食材をそれぞれ皿状凹部に収納し、食材を食す際に、容器ごと、電子レンジで加熱して、食材を食すように使用する弁当用容器に関する。
従来、弁当用容器としては、一枚の湾曲したシート状として形成されるポリプロピレン等の合成樹脂製として、冷凍した食材を収納可能として、底壁まで下狭まり状に下方へ凹む皿状凹部を、仕切り用リブを隔てて、複数並設させて構成されていた(例えば、特許文献1,2参照)。この弁当用容器では、食材を覆うように、外周縁の上方へ突出する外周リブの上面に、シール材を固着させて、冷凍貯蔵され、そして、食材を食す際には、容器ごと、電子レンジで加熱解凍し、シール材を剥がして、食材を食していた。
意匠登録第1142579号公報 特開平11−314683号公報
しかし、従来の弁当用容器では、貯蔵時、積み重ねられて収納される場合があり、その際、上方に載った弁当用容器がずれれば、下方の弁当用容器に固着させたシール材に荷重がかかり、シール材が破れ、さらに、食材が潰されてしまう虞れがある。
特に、弁当用容器が、複数の食材を収納できるように、食材を収納する皿状凹部を、多数並設させていれば、外周リブで囲まれる弁当用容器自体の開口が大きくなって、一層、外周リブに固着させたシール材の面積が大きくなって、破損し易くなってしまう。
本考案は、上述の課題を解決するものであり、外周リブに固着されるシール材の破損を防止できる弁当用容器を提供することを目的とする。
本考案に係る弁当用容器は、一枚の湾曲したシート状として形成される合成樹脂製の弁当用容器で、かつ、
冷凍した食材を収納可能として、底壁まで下狭まり状に下方へ凹む皿状凹部を、仕切り用リブを隔てて、複数並設させて構成されるとともに、食材を覆うように、外周縁の上方へ突出する外周リブの上面に、シール材を固着させて、冷凍貯蔵され、
食材を食す際、容器ごと、電子レンジで加熱されるように使用される弁当用容器であって、
一つの皿状凹部の周囲の全周を、外周リブの一部とともに囲み、かつ、外周リブに連なる仕切り用リブが、上面の全面を外周リブの上面と高さを等しくし、外周リブから分岐するように形成されて、弁当用容器を積み重ねた際の支柱用リブと兼用として、配設されていることを特徴とする。
本考案に係る弁当用容器では、各皿状凹部内に食材を収納して、外周リブの上面にシール材を固着させ、そして、冷凍して、積み上げても、支柱用リブが配設されている。そのため、外周リブから離れたシール材の部位に、上方側の弁当用容器の荷重がかかっても、支柱用リブで支持される分、シール材の下方への落ち込みが抑制され、シール材の破れを防止できて、食材を潰すことを防止できる。
したがって、本考案に係る弁当用容器では、外周リブに固着されるシール材の破損を防止することができる。
また、支柱用リブの上面が、外周リブの上面から連なるように、シール材に対して接触しており、支柱用リブで囲まれた皿状凹部に収納された食材が、支柱用リブ、外周リブ、及び、シール材によって、密封された状態に近似した状態となり、加熱解凍する際、支柱用リブで囲まれた皿状凹部と、これに隣接する皿状凹部と、の食材の臭いの行き来を、極力、抑制することができる。
そして、本考案に係る弁当用容器では、支柱用リブを、平面視として逆L字状若しくはL字状に形成するとともに、Lの字の縦棒と横棒との交差部位を、外周リブで囲まれるエリアの中心付近に配置させて、配設することが望ましい。
このような構成では、支柱用リブが、外周リブで囲まれた弁当用容器の全体の開口において、中心付近から放射状の相互に直交方向の二方向に延びるように、配設され、安定して、外周リブに固着されたシール材を、障子の桟のように、下面側から支持することができる。そして、この支柱用リブは、各皿状凹部の仕切り用リブの全てでなく、弁当用容器の開口の略1/4程度のエリアを囲むように、配設されるだけであり、収納する食材を、全て高い支柱用リブで囲うものではないことから、食す際の食材が見易く、食欲を阻害せず、また、食事中の食材の残りも把握し易くなって、食べ残しを防止し易い。
さらに、本考案に係る弁当用容器では、各皿状凹部に、底壁における外周縁から離れた中央付近を上方に隆起させ、かつ、隆起させた上面を平らにさせる底上げ部、を設けて構成することが望ましい。
このように構成されていれば、各皿状凹部に収納した食材における電子レンジで加熱され難い中央を、底上げ部により、上方に持ち上げて浅くすることができて、加熱し易くなり、各皿状凹部に収納された食材を、それぞれ、中央付近や外周縁付近との加熱状態にバラツキを生じさせずに、均等に加熱することができる。また、底上げ部は、各皿状凹部の剛性を向上させることにも、寄与できる。
さらに、本考案に係る弁当用容器では、外周リブを、略長方形の環状に形成して、弁当用容器の平面視を長方形形状として構成するとともに、
皿状凹部を、開口面積を大きくした大皿状凹部と、大皿状凹部より開口面積を小さくした中皿状凹部と、中皿状凹部より開口面積を小さくした複数の小皿状凹部と、から構成し、
支柱用リブを一つとして、
支柱用リブで囲まれる皿状凹部を、大皿状凹部とし、長方形形状の開口を設けて、弁当用容器の平面視の長方形形状における四つの隅部の内の一つの隅部側に、配置させ、
中皿状凹部を、長方形形状の開口を設けて、弁当用容器の平面視の長方形形状における四つの隅部の内の大皿状凹部を設けた隅部と対角となる隅部側に、配置させ、
複数の小皿状凹部を、弁当用容器の平面視の長方形形状における四つの隅部の内の、大皿状凹部と中皿状凹部とを設けた両隅部を連結する対角線とクロスする対角線上の二つの隅部側に、配置させることが望ましい。
このような構成では、中皿状凹部を大皿状凹部の前後左右に隣接する場合に比べて、開口面積の大きな大皿状凹部や中皿状凹部の各々の前後左右に隣接する位置に、開口面積を小さくした小皿状凹部を隣接させて、開口面積を小さくした小皿状凹部の周囲の仕切り用リブを接近させて配設することができる。すなわち、大皿状凹部を設けた隅部に隣接する両隅部をそれぞれ囲うように、中皿状凹部や小皿状凹部の周囲の仕切り用リブが配設されて、このような仕切り用リブは、支柱用リブと外周リブとを連結し、支柱用リブ自体を補強しつつ、弁当用容器の平面視の中心を基準とした前後左右において、バランスよく配置されることとなる。その結果、支柱用リブと仕切り用リブとにより、弁当用容器の剛性(強度)のバランスがとり易くなって、弁当用容器の平面視の長方形形状における前後左右で対向する縁側の両隅部を、それぞれ、把持して、捻っても、均等に捻ることができる。換言すれば、食材を食す際に、四隅のいずれ側を持っても、撓みを抑えて弁当用容器を持ち上げることができて、安定して、食事をすることができることとなる。
さらにまた、本考案に係る弁当用容器では、外周リブを、略長方形の環状に形成して、弁当用容器の平面視を長方形形状として構成する場合、支柱用リブを、二つとしてもよく、この場合には、支柱用リブを、弁当用容器の平面視の長方形形状における一方の長辺側で隣接する両隅部を、それぞれ、囲うように、配設する。そして、二つの支柱用リブの間に、支柱用リブで囲まれる皿状凹部より小さな開口面積とした少なくとも一つの中間皿状凹部を、介在させるとともに、弁当用容器の平面視の長方形形状における他方の長辺側で、支柱用リブと隣接して、支柱用リブで囲まれる皿状凹部より小さな開口面積とした少なくとも三つの外縁側皿状凹部を、弁当用容器の平面視の長方形形状における他方の長辺に沿って、並設させてもよい。
このような構成でも、複数の外縁側皿状凹部の周囲の仕切り用リブが、弁当用容器における長方形形状の他方の長辺側の外周リブと、各支柱用リブと、を連結し、かつ、支柱用リブ相互も、中間皿状凹部の周囲の仕切り用リブにより、連結されることとなる。そのため、このような構成では、開口面積を大きくした支柱用リブで囲まれる皿状凹部が、二つ配設されても、それぞれ、外周リブで囲まれる隅部側に配置され、かつ、支柱用リブ自体が、複数の外縁側皿状凹部や中間皿状凹部の周囲の仕切り用リブにより、補強される状態となることから、弁当用容器のねじりに対する剛性を確保できて、食材を食す際に、弁当用容器の四隅のいずれ側を持っても、撓みを抑えて弁当用容器を持ち上げることができて、安定して、食事をすることができることとなる。
そして、本考案の弁当用容器では、支柱用リブで囲まれる皿状凹部を、一つ、若しくは、二つとして、ご飯類の主食を収納する部位として形成すれば、それらの皿状凹部に主食を収納し、他の皿状凹部に主菜や副菜を収納して冷凍貯蔵した後、加熱解凍する際、既述したように、支柱用リブで囲まれた皿状凹部と、これに隣接する皿状凹部と、の食材の臭いの行き来を、極力、抑制することができる。その結果、このような構成の弁当用容器では、加熱解凍して食材を食す際、ご飯類の主食を、主菜や副菜の臭いの影響を抑制して、食すことができる。
本考案における実施形態の弁当用容器の斜視図である。 実施形態の弁当用容器の平面図である。 実施形態の弁当用容器の縦断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。 実施形態の弁当用容器の縦断面図であり、図2のIV−IV部位に対応する。 実施形態の弁当用容器の使用時の状態を示す縦断面であり、図2のV−V部位に対応する。 他の実施形態の弁当用容器の斜視図である。 図6に示す弁当用容器の平面図である。 図6に示す弁当用容器の使用時の状態を示す縦断面図であり、図7のVIII−VIII部位に対応する。
以下、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1〜4に示すように、実施形態の弁当用容器1は、ポリプロピレン等の合成樹脂製として、射出成型等により、一枚の湾曲したシート状として形成されている。
そして、この弁当用容器1は、平面視として、略長方形形状として、外周縁に上方へ突出する環状の外周リブ3を突設させ、その内側に、冷凍した食材F1〜F6を収納可能に、底壁5aまで下狭まり状に下方へ凹む皿状凹部5を、仕切り用リブ10を隔てて、複数並設させて構成されている。外周リブ3の頂部の上面3aは、平らに形成されて、外周リブ3で囲まれる弁当用容器1の開口4を覆うように、ポリ塩化ビニル製やポリエステル製等の薄い合成樹脂フィルムからなるシール材15が、溶着等を利用して、固着されることとなる。
実施形態の場合、皿状凹部5は、開口面積を大きくした一つの大皿状凹部6と、大皿状凹部6より開口面積を小さくした一つの中皿状凹部7と、中皿状凹部7より開口面積を小さくした複数(実施形態では四個)の小皿状凹部8と、から構成され、計六個、配設されている。
そして、この弁当用容器1では、一つの皿状凹部5(実施形態では大皿状凹部6)の周囲の全周を外周リブ3の一部とともに囲み、かつ、外周リブ3に連なる仕切り用リブ10が、上面11aの全面を外周リブ3の上面3aと高さを等しくし、外周リブ3から分岐するように形成されて、弁当用容器1を積み重ねた際の支柱用リブ11と兼用として、配設されている。
換言すれば、仕切り用リブ10の内で支柱用リブ11以外のものは、その上面10aを支柱用リブ11の上面11aより高さを低くして、皿状凹部5(中皿状凹部7や小皿状凹部8)を形成可能に、底壁5aの外周縁から上方に突出するように、形成されている。
また、この支柱用リブ11は、平面視として逆L字状に形成されるととも、Lの字の縦棒と横棒との交差部位11bを、外周リブ3で囲まれるエリアの中心O付近に配置させて、配設されている。なお、実施形態の場合、図2に示すように、交差部位11bは、中心Oを超えた若干右方側で、かつ、手前側から若干後方側に離れた位置に、配設されている。
そして、実施形態の弁当用容器1では、支柱用リブ11で囲まれる皿状凹部5が、大皿状凹部6とし、長方形形状の開口を設けて、弁当用容器の平面視の長方形形状における四つの隅部Cの内の一つの隅部C1側に、配置され、また、中皿状凹部7が、長方形形状の開口を設けて、弁当用容器1の平面視の長方形形状における四つの隅部Cの内の大皿状凹部6を設けた隅部C1と対角となる隅部C2側に、配置されている。さらに、二個ずつの小皿状凹部8,8が、弁当用容器1の平面視の長方形形状における四つの隅部Cの内の、大皿状凹部6と中皿状凹部7とを設けた両隅部C1,C2を連結する対角線L1とクロスする対角線L2上の二つの隅部C3,C4側に、前後方向に並設されて、配置されている。
また、実施形態の弁当用容器1では、各皿状凹部5が、底壁5aにおける外周縁から離れた中央付近を上方に隆起させ、かつ、隆起させた上面を平らにさせる底上げ部5b、を設けて構成されている。実施形態の場合、底上げ部5bの高さhは、約1.5mmとしている(図3参照)。
実施形態の弁当用容器1では、各皿状凹部5内に食材F1〜F6を収納して、外周リブ3の上面3aにシール材15を固着させ、そして、冷凍して、積み上げても、支柱用リブ11が配設されている。そのため、図5の示すように、外周リブ3から離れたシール材15の部位に、上方側の弁当用容器1Uの荷重がかかっても、支柱用リブ11で支持される分、シール材15の下方への落ち込みが抑制され、シール材15の破れを防止できて、食材F1〜F6を潰すことを防止できる。
したがって、実施形態の弁当用容器1では、外周リブ3に固着されるシール材15の破損を防止することができる。
また、実施形態の弁当用容器1では、支柱用リブ11の上面11aがシール材15と接触しており、支柱用リブ11で囲まれた大皿状凹部6に収納された食材F1が、支柱用リブ11、外周リブ3、及び、シール材15によって、密封された状態に近似した状態となり、加熱解凍する際、支柱用リブ11で囲まれた大皿状凹部6と、これに隣接する中皿状凹部7や小皿状凹部8と、の食材F1と食材F2〜F6との臭いの行き来を、極力、抑制することができる。なお、実施形態では、支柱用リブ11の上面11aには、シール材15が固着されていないが、適宜、シール材15を固着させてもよい。
そして、実施形態の弁当用容器1では、支柱用リブ11を、平面視としてL字状に形成するととも、Lの字の縦棒と横棒との交差部位11bを、外周リブ3で囲まれるエリアの中心O付近に配置させて、配設している。
そのため、このような構成では、支柱用リブ11が、外周リブ3で囲まれた弁当用容器1の全体の開口4において、中心O付近から放射状の相互に直交方向の二方向に延びるように、配設され、安定して、外周リブ3に固着されたシール材15を、障子の桟のように、下面側から支持することができる。そして、この支柱用リブ11は、各皿状凹部5の仕切り用リブ10の全てでなく、弁当用容器1の開口4の略1/4強のエリアを囲むように、配設されるだけであり、収納する食材F1〜F6を、全て高い支柱用リブ11で囲うものではないことから、食す際の食材F1〜F6が見易く、食欲を阻害せず、また、食事中の食材の残りも把握し易くなって、食べ残しを防止し易い。
なお、実施形態では、支柱用リブ11を左手前の隅部C1を囲うように形成したが、右手前の隅部C3を囲うように形成すれば、平面視として、L字状となることから、支柱用リブ11は、平面視として、逆L字状若しくはL字状に形成することができる。
さらに、実施形態の弁当用容器1では、各皿状凹部5に、底壁5aにおける外周縁から離れた中央付近を上方に隆起させ、かつ、隆起させた上面を平らにさせる底上げ部5b、を設けて構成している。
そのため、このように構成されていれば、各皿状凹部5に収納した食材F1〜F6における電子レンジで加熱され難い中央を、底上げ部5bにより、上方に持ち上げて浅くすることができて、加熱し易くなり、各皿状凹部5に収納された食材F1〜F6を、それぞれ、中央付近や外周縁付近との加熱状態にバラツキを生じさせずに、均等に加熱することができる。また、底上げ部5bは、各皿状凹部5の剛性を向上させることにも、寄与できる。
さらに、実施形態の弁当用容器1では、外周リブ3を、略長方形の環状に形成して、弁当用容器1の平面視を長方形形状として構成するとともに、皿状凹部5を、開口面積を大きくした大皿状凹部6と、大皿状凹部6より開口面積を小さくした中皿状凹部7と、中皿状凹部7より開口面積を小さくした複数の小皿状凹部8と、から構成している。さらに、この弁当用容器1では、支柱用リブ11で囲まれる皿状凹部5を、大皿状凹部6とし、長方形形状の開口を設けて、弁当用容器1の平面視の長方形形状における四つの隅部Cの内の一つの隅部C1側に、配置させ、かつ、中皿状凹部7を、長方形形状の開口を設けて、弁当用容器1の平面視の長方形形状における四つの隅部Cの内の大皿状凹部6を設けた隅部C1と対角となる隅部C2側に、配置させている。そして、この弁当用容器1では、複数(二つずつ)の小皿状凹部8,8を、弁当用容器1の平面視の長方形形状における四つの隅部Cの内の、大皿状凹部6と中皿状凹部7とを設けた両隅部C1,C2を連結する対角線L1とクロスする対角線L2上の二つの隅部C3,C4側に、配置させている。
このような構成では、中皿状凹部7を大皿状凹部6の前後左右に隣接させる場合に比べて、すなわち、中皿状凹部7を大皿状凹部6に隣接するように、後方側や右方側(この場合には、中皿状凹部7の長方形形状の短辺相互を前後方向に向ける状態となる)に配置させる場合に比べて、開口面積の大きな大皿状凹部6や中皿状凹部7の各々の前後左右に隣接する位置に、開口面積を小さくした小皿状凹部8を隣接させて、開口面積を小さくした小皿状凹部8の周囲の仕切り用リブ10(このリブ10は剛性を向上させることができる)を接近させて配設することができる。換言すれば、大皿状凹部6を設けた隅部C1に隣接する両隅部C3,C4をそれぞれ囲うように、中皿状凹部7や小皿状凹部8の周囲の仕切り用リブ10が配設されて、このような仕切り用リブ10は、支柱用リブ11と外周リブ3とを連結し、支柱用リブ11自体を補強しつつ、弁当用容器1の平面視の中心Oを基準とした前後左右において、バランスよく配置されることとなる。その結果、支柱用リブ11と仕切り用リブ10とにより、弁当用容器1の剛性(強度)のバランスがとり易くなって、弁当用容器1の平面視の長方形形状における前後左右で対向する縁側の両隅部相互、例えば、隅部C1,C4側と隅部C3,C2側とを、それぞれ、把持して、捻ったり、あるいは、隅部C1,C3側と隅部C2,C4側とを、それぞれ、把持して、捻っても、均等に捻ることができる。
換言すれば、実施形態の弁当用容器1では、食材F1〜F6を食す際に、隅部C1,C2,C3,C4のいずれ側を持っても、撓みを抑えて弁当用容器1を持ち上げることができて、安定して、食事をすることができることとなる。
また、支柱用リブを、平面視として逆L字状若しくはL字状に形成して、Lの字の縦棒と横棒との交差部位を、外周リブで囲まれるエリアの中心付近に配置させる場合、実施形態のように、一つとせずに、複数、設けてもよい。例えば、実施形態のように、平面視で長方形形状とした弁当用容器1では、四つの隅部C1,C2,C3,C4のそれぞれを囲うように、四つ、あるいは、三つの隅部をそれぞれ囲うように、三つ、あるいは、二つの隅部をそれぞれ囲うように、二つ、としてもよい。
そして、例えば、図6〜8に示すような弁当用容器1Aのように、外周リブ3を、略長方形の環状に形成して、弁当用容器1Aの平面視を長方形形状として構成する場合、支柱用リブ11A,11Aを、二つとしてもよく、この場合には、支柱用リブ11Aを、弁当用容器1Aの平面視の長方形形状における一方の長辺側で隣接する両隅部C1,C3を、それぞれ、囲うように、配設している。なお、これらの支柱用リブ11Aの各交差部位11bも、それぞれ、弁当用容器1Aの外周リブ3で囲まれるエリアの中心O付近に配置されている。
また、二つの支柱用リブ11A,11Aの間には、支柱用リブ11Aで囲まれる皿状凹部(大皿状凹部)16より小さな開口面積とした少なくとも一つの中間皿状凹部17が、介在されるとともに、弁当用容器1Aの平面視の長方形形状における他方の隅部C4,C2側の長辺側で、支柱用リブ11A,11Aと隣接して、支柱用リブ11Aで囲まれる大皿状凹部16より小さな開口面積とした少なくとも三つの外縁側皿状凹部18を、弁当用容器1Aの平面視の長方形形状における隅部C4,C2側の長辺に沿う左右方向に沿わせて、並設させている。
なお、この弁当用容器1Aでも、実施形態の弁当用容器1と同様に、ポリプロピレン等の合成樹脂から形成され、食材F1〜F5を各皿状凹部5に収納させた後、シール材15を外周リブ3の上面3aに固着させて、冷凍貯蔵され、そして、電磁レンジで加熱解凍して、シール材15を剥がし、そして、食材F1〜F5を食すこととなる。そして、この弁当用容器1Aでも、支柱用リブ11A,11Aにより、ずれても、シール材15の破れや食材F1〜F5の潰れを防止できる。
そしてまた、このような弁当用容器1Aでは、複数(図例では三個)の外縁側皿状凹部18の周囲の仕切り用リブ10Aが、弁当用容器1Aにおける長方形形状の他方の隅部C2,C4側の長辺側の外周リブ3と、各支柱用リブ11A,11Aと、を連結し、かつ、支柱用リブ11A,11A相互も、中間皿状凹部17の周囲の仕切り用リブ10Bにより、連結されることとなる。そのため、このような構成では、開口面積を大きくした支柱用リブ11Aで囲まれる大皿状凹部16が、二つ配設されても、それぞれ、外周リブ3で囲まれる隅部C1,C3側に配置され、かつ、支柱用リブ11A,11A自体が、複数の外縁側皿状凹部18,18,18や中間皿状凹部17の周囲の仕切り用リブ10A,10Bにより、補強される状態となることから、弁当用容器1Aのねじりに対する剛性を確保できて、食材F1〜F5を食す際に、弁当用容器1の四隅C1,C2,C3,C4のいずれ側を持っても、撓みを抑えて弁当用容器1Aを持ち上げることができて、安定して、食事をすることができることとなる。
なお、図例の弁当用容器1Aでは、外縁側皿状凹部18を三つ配設させた場合を示したが、相互を区画する仕切り用リブ10Aを支柱用リブ11Aや仕切り用リブ10Bに連結させて、外縁側皿状凹部18を、四つ以上、隅部C4,C2側の長辺に沿う左右方向に、並設させてもよい。
また、本考案の弁当用容器1,1Aでは、支柱用リブ11,11A,11Aで囲まれる皿状凹部6,16を、一つ、若しくは、二つとして、ご飯類の主食F1を収納する部位として形成することが望ましい。このように構成すれば、それらの皿状凹部6,16に主食F1を収納し、他の皿状凹部7,8,17,18に主菜F2や副菜F3〜F6を収納して冷凍貯蔵した後、加熱解凍する際、既述したように、支柱用リブ11,11A,11Aで囲まれた皿状凹部6,16と、これに隣接する皿状凹部7,8,17,18と、の食材F1と食材F2〜F6との臭いの行き来を、極力、抑制することができる。その結果、このような構成の弁当用容器1,1Aでは、加熱解凍して食材を食す際、ご飯類の主食F1を、主菜F2や副菜F3〜F6の臭いの影響を抑制して、食すことができる。
1,1A…弁当用容器、
3…外周リブ、
3a…(外周リブの)上面、
5…皿状凹部、
6…大皿状凹部、
7…中皿状凹部、
8…小皿状凹部、
10,10A,10B…仕切り用リブ、
11,11A…支柱用リブ、
11a…(支柱用リブの)上面、
11b…交差部位、
15…シール材、
O…中心、
L1,L2…対角線、
F1,F2,F3,F4,F5,F6…食材、
F1…主食、
F2…主菜、
F3〜F6…副菜。

Claims (6)

  1. 一枚の湾曲したシート状として形成される合成樹脂製の弁当用容器で、かつ、
    冷凍した食材を収納可能として、底壁まで下狭まり状に下方へ凹む皿状凹部を、仕切り用リブを隔てて、複数並設させて構成されるとともに、前記食材を覆うように、外周縁の上方へ突出する外周リブの上面に、シール材を固着させて、冷凍貯蔵され、
    前記食材を食す際、容器ごと、電子レンジで加熱されるように使用される弁当用容器であって、
    一つの前記皿状凹部の周囲の全周を、前記外周リブの一部とともに囲み、かつ、前記外周リブに連なる前記仕切り用リブが、上面の全面を前記外周リブの上面と高さを等しくし、前記外周リブから分岐するように形成されて、前記弁当用容器を積み重ねた際の支柱用リブと兼用として、配設されていることを特徴とする弁当用容器。
  2. 前記支柱用リブが、平面視として逆L字状若しくはL字状に形成されるとともに、前記Lの字の縦棒と横棒との交差部位を、前記外周リブで囲まれるエリアの中心付近に配置させて、配設されていることを特徴とする請求項1に記載の弁当用容器。
  3. 前記各皿状凹部が、底壁における外周縁から離れた中央付近を上方に隆起させ、かつ、隆起させた上面を平らにさせる底上げ部、を設けて構成されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の弁当用容器。
  4. 前記外周リブが、略長方形の環状に形成されて、前記弁当用容器の平面視が長方形形状として構成されるとともに、
    前記皿状凹部が、開口面積を大きくした大皿状凹部と、該大皿状凹部より開口面積を小さくした中皿状凹部と、該中皿状凹部より開口面積を小さくした複数の小皿状凹部と、から構成され、
    前記支柱用リブが一つとして、
    前記支柱用リブで囲まれる皿状凹部が、前記大皿状凹部とし、長方形形状の開口を設けて、前記弁当用容器の平面視の長方形形状における四つの隅部の内の一つの隅部側に、配置され、
    前記中皿状凹部が、長方形形状の開口を設けて、前記弁当用容器の平面視の長方形形状における四つの隅部の内の前記大皿状凹部を設けた隅部と対角となる隅部側に、配置され、
    複数の前記小皿状凹部が、前記弁当用容器の平面視の長方形形状における四つの隅部の内の、前記大皿状凹部と前記中皿状凹部とを設けた両隅部を連結する対角線とクロスする対角線上の二つの隅部側に、配置されていることを特徴とする請求項2乃至請求項3のいずれか1項に記載の弁当用容器。
  5. 前記外周リブが、略長方形の環状に形成されて、前記弁当用容器の平面視が長方形形状として構成され、
    前記支柱用リブが、二つとして、前記弁当用容器の平面視の長方形形状における一方の長辺側で隣接する両隅部を、それぞれ、囲うように、配設され、
    二つの前記支柱用リブの間に、前記支柱用リブで囲まれる皿状凹部より小さな開口面積とした少なくとも一つの中間皿状凹部が、介在されるとともに、
    前記弁当用容器の平面視の長方形形状における他方の長辺側で、前記支柱用リブと隣接して、前記支柱用リブで囲まれる皿状凹部より小さな開口面積とした少なくとも三つの外縁側皿状凹部が、前記弁当用容器の平面視の長方形形状における他方の長辺に沿って、並設されていることを特徴とする請求項2乃至請求項3のいずれか1項に記載の弁当用容器。
  6. 前記支柱用リブで囲まれる皿状凹部が、一つ、若しくは、二つとして、ご飯類の主食を収納する部位として形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の弁当用容器。
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