JP3165577U - バケット型ジョークラッシャのカバー構造 - Google Patents

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勝盛 伊藤
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Abstract

【課題】バケットがスラグや廃材等の被破砕物を掘削したり掬い込む際にそれらがバケット側板に衝合しても、カバーを変形させたり破損させたりすることがないバケット型ジョークラッシャのカバー構造を提供する。【解決手段】カバーが、バケットの側板の外側で離間して該側板と略平行に延びるカバー外壁面部と、該カバー外壁面部とバケットの側板との間を塞ぐカバー周壁面部10Bとからなっており、カバー周壁面部に、バケットの側板側から漸次隆起してカバー外壁面部の先端縁部につながる傾斜面11,12,13が形成されており、前方から衝合する被破砕物Sを前記傾斜面によりカバー外方へガイドしうることを特徴とする。【選択図】図4

Description

この考案は、スラグその他の廃材処理に使用されるバケット型ジョークラッシャのカバー構造の改良に関する。
従来、油圧ショベル等の作業機のアームに装着されるバケット型のジョークラッシャとして、例えば特開2009−45529の石を粉砕並びに選別するためのバケットでは、石のような材料のための入口開口部と出口開口部と、この入口開口部と出口開口部との間の前記石のような材料の流れ方向とを規定しているスコップ形状の本体と、この本体内に装着され、互いに対向した第1並びに第2のジョーと、この第1のジョーを第2のジョーに対して接離させて、これらジョー間を流れる前記石のような材料を粉砕するために、前記第1のジョーに少なくとも関連し、回動軸線を中心とした前記第1のジョーの第1の回動および並進の移動を与えるように、回動軸線を中心として回動する部材と前記第1のジョーとの間に偏心接続部を有する移動手段と、前記第1のジョーの第2の回動および並進の移動を与えるための、前記本体と前記第1のジョーとの間のトグル接続部とを具備し、このトグル接続部は、それぞれの枢支軸線を中心として回動するように、前記第1のジョーと本体とに枢支された支柱を有し、この支柱は、前記両枢支軸線を結ぶ線分が、前記支柱と第1のジョーとの間の枢支軸線と、前記回動軸線とを結ぶ線分に対して、90°より大きな角度で傾斜されるように、前記第1のジョーと本体との間に延び、このバケットは、セル状の構造体が形成された下部と、前記本体のそれぞれの側部に装着された補強プレートとを含んでいるバケットの構造が開示されている。
上記構成では、バケットの側板の外側にベルト伝動された第1のプーリーと第2のプーリーとが突設されており、その外側がカバーによって覆われている。
しかし、前記カバーは厚み方向の面がバケットの側板に対して略直角な扁平面になっているので、バケットの入口開口部から石を掬い込む際に、外側に弾かれた石が前記扁平面に衝合する虞れがあり、扁平面が窪んで変形したり、破損する虞れがあった。
また、特開2009−56423のバケット型ジョークラッシャでは、バケット底内面に、ジョー固定歯を設け、それに対向して、上部を油圧モーターにより駆動する偏心主軸に軸支し、下部をトッグルプレートで支持して、逆八字形の配置で、ジョー動歯により、被破砕物を破砕できるようにした油圧ショベルのアームに取り付けるバケット型ジョークラッシャにおいて、偏心主軸の一方側の油圧モーターと他方側のフライホイールとの中間部に、カウンタウェイトを設けてバランスを調整できるようにし、偏心主軸の回転により、ジョー動歯を被破砕物を上部から下部に押し下げるように往復動させながら、トッグルプレートを先上りの勾配に取り付けて、被破砕物をジョー固定歯に押しつけることにより、強力かつ微細に破砕できるようにしたバケット型ジョークラッシャの構造が開示されている。
上記構成では、フライホイールを覆うカバーが示されているが、この場合も前記カバーは厚み方向の面がバケットの側板に対して略直角な扁平面になっているので、同様にバケットの入口開口部から外側に弾かれた石によって前記扁平面が窪んで変形したり、破損する虞れがあった。
特開2009−45529号公報 図4〜6、図8参照 特開2009−56423号公報 図2参照
この考案は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その主たる課題は、
バケットがスラグや廃材等の被破砕物を掘削したり掬い込む際にそれらがバケット側板に衝合しても、カバーを変形させたり破損させたりすることがないバケット型ジョークラッシャのカバー構造を提供することにある。
この考案は、上記課題を解決するために、請求項1の考案では、
建設機械のアームに取り付けられたバケットに固定されたジョー固定歯と、該ジョー固定歯に対峙して上部を偏心軸に軸支し下部をトッグル機構で支持するジョー動歯とを設けており、前記バケットの側板の外側に偏心軸を回転させる回転装置が突出しており、バケットの側板の外側で前記回転装置を覆うカバーを設けたバケット型ジョークラッシャのカバー構造において、
カバーが、バケットの側板の外側で離間して該側板と略平行に延びるカバー外壁面部と、該カバー外壁面部とバケットの側板との間を塞ぐカバー周壁面部とからなっており、
カバー周壁面部に、バケットの側板側から漸次隆起してカバー外壁面部の先端縁部につながる傾斜面が形成されており、
前方から衝合する被破砕物を前記傾斜面によりカバー外方へガイドしうることを特徴とする。
請求項2の考案では、
前記バケット開口側となる前面のカバー周壁面部の先端縁部が、カバー外壁面部の先端縁部より前方へ離間した位置でバケットの側板に接しており、
該前方のカバー周壁面部の先端縁部からカバー外壁面部の先端縁部の間に傾斜面が形成されてなることを特徴とする。
請求項3の考案では、
前記バケット開口側となる前面のカバー外壁面部の先端縁部が略円弧状からなり、カバー周壁面部の先端縁部が同心大径の略円弧状に形成され、
カバー周壁面部の先端縁部とカバー外壁面部の先端縁部との間が一連の傾斜面に設定されていることを特徴とする。
請求項3の考案では、
前記バケット開口側となる前面のカバー外壁面部の先端縁部が略多角形状からなり、カバー周壁面部の先端縁部が大きい相似形の略多角形状に形成され、
カバー周壁面部の前方が、カバー周壁面部の先端縁部とカバー外壁面部の先端縁部との角部間を結ぶ稜線で囲まれた四角形状の傾斜面が組み合わされて形成されていることを特徴とする。
請求項4の考案では、
前記バケット開口側となる前面のカバー外壁面部の先端縁部が略多角形状からなり、
カバー周壁面部の前方が、カバー周壁面部の先端縁部の任意の個所とカバー外壁面部の先端縁部の角部とを結ぶ稜線で囲まれた三角形状又は多角形状の傾斜面が組み合わされて形成されていることを特徴とする。
請求項5の考案では、
前記カバー外壁部の中途位置に前部が略半円形で後部が略方形状の隆起部が形成されており、
該隆起部の厚み方向の面が内側から外方へ向かって漸次傾斜する傾斜面に形成されていることを特徴とする。
この考案のバケット型ジョークラッシャのカバー構造では、カバー周壁面部のバケット開口側となる面が、開口側から後方へ傾斜する傾斜面となっているので、被破砕物を掘削したりバケットに掬い込む際に、被破砕物が外側に衝合しても前記傾斜面で受けてバケットの外側に逃がすので、カバーの変形や破損と共に内蔵された駆動機構を保護することができる。
バケット型ジョークラッシャの側面図である。 同平面図である。 同斜視図である。 (a)は図5のカバー、(b)図6のカバー、(c)は図7のカバー、(d)は図8のカバーの各正面図である。 カバーの斜視図である。 異なるカバーの実施例の斜視図である。 別のカバーの実施例を示す斜視図である。 更に別のカバーの実施例を示す斜視図である。 バケット型ジョークラッシャの内部構造を示す側面図である。 油圧ショベルを用いた使用状態を示す側面図である。
以下、この考案のバケット型ジョークラッシャの好適実施例について図面を参照して説明する。
本実施例のバケット型ジョークラッシャ1は、図9及び図10に示すように、油圧ショベル20のアーム21に取付けられるバケット1が、バケット前方の投入口側に設けた掬込み部1Aと、掬込み部1Aの後方に設けたクラッシャー部1Bと、バケット後端の排出口4とを有している。
クラッシャー部1Bには、バケット1内に固定されたジョー固定歯5と、該ジョー固定歯5に対峙して上部を偏心軸7に軸支し下部をトッグル機構8で支持するジョー動歯6とを有している。
ここで、図中、符号81はトッグルプレート、84はテンションロッドである。
また、該ジョー動歯6の駆動装置としてピストン式油圧モータ9の出力軸に設けられた駆動プーリーP1と、前記偏心軸7に設けられた従動プーリーP2と、両プーリー間に掛け渡される無端ベルトBとからなっている(図1及び図2参照)。
[バケット]
バケット1は、前述の通り、掬込み部1Aとクラッシャー部1Bとからなっている。
クラッシャー部1Bにはジョー固定歯5とジョー動歯6とからなる破砕機構を内蔵しており、破砕機構の投入側となる掬込み部1Aに砕石やスラグその他の被破砕物を掬い込むための入口開口部3を有し、破砕機構の排出側となる他方に出口開口部4を有し、入口開口部3から出口開口部4まで貫通する破砕通路を有する公知形状からなっている。
このバケット1の底面30は、掬い込み部1Aの底面となる底面前部31が先端が上方位置にあって徐々に下降する傾斜面となっている。
また、本実施例では、掬込み部1Aの底面上に、バケットの投入口先端から後述のジョー固定歯の歯板の先端に連なるように湾曲面からなる掬い面部1aが設けられた二重底構造となっている。
バケット1はブラケットとアームとの枢着個所を支点にして回転するので、上記掬い面部1aによってスムーズに被破砕物を掬い上げ破砕機構に投入することができる。
次に、クラッシャー部1Bの底面は、前記底面前部31につながって後方に延びる底面本体32であって、前記傾斜面の下端から上方に折れ曲がる前方脚部33を設けて略水平に延びる底上げ面を有している。
前方脚部33は、本実施例では断面略V形状からなっており、また底面本体32の後端には断面略横倒コ字状の後方脚部34が突設されており、前方脚部33と後方脚部34とはほぼ同じ高さとなっている。
本実施例では前方脚部33と後方脚部34とは底面30の左右両側の底面縁部に沿って設けられた枠体からなっている。
そして、底面の後端は上向きに傾斜して排出口となる出口開口部4の左右の縁部となっている。
また、前方脚部33と後方脚部34の形状は前記実施例に限定されるものではなく、下方に突出する形状であればよい。
なお、図中、符号43は前方脚部33の外側に取り付けられる前方ライナー、符号44は後方脚部34の外側に取り付けられる後方ライナーである。
[駆動構造]
前記偏心軸7は、バケット1の一方の側板2の入口開口部3寄りで外方へ突出し、該突出部分にフライホイールとなる大径の従動プーリーP2が固定されている(図2参照)。
前記偏心軸7は、従動プーリーP2の断面円形の回転軸にその中心と偏心した位置により大径の断面円形の偏心部7aが一体に取り付けられた公知構造からなっている(図9参照)。
なお、従動プーリーP2と同軸で対応する側板2’の外側には対となるフライホイールP3が取り付けられている。
なお、図中Wは、従動プーリーP2やフライホイールP3に固着されたカウンターウエイトである。
また、前記一方の側板2に沿って、前記偏心軸7から出口開口部4側に離間した位置で側板2の内側にピストン式油圧モータ9が固定されている。
このピストン式油圧モータ9には、油圧ショベルの所定の油圧回路が接続されており、油圧ショベルのオペレータが油圧を正逆制御してピストン式油圧モータ9を正逆回転させることができる。
上記ピストン式油圧モータ9の出力軸が前記側板2から外方へ突出し、該突出部分に小径の駆動プーリーP1が固定されている。
これにより、従動プーリーP2と駆動プーリーP1とは側板2の外側に並んで配置され、従動プーリーP2と駆動プーリーP1の間に無端ベルトBが掛け渡されており、無端ベルトBには平ベルトが使用された平ベルト伝動構造となっている。
本実施例では上記構成からなるので、破砕機構は、まずバケット1内に組み込んだ油圧モータ9の出力軸に接続された駆動プーリーP1から平ベルトBを使って、偏心軸7に取り付けた従動ホイールP2を回転させる。
偏心軸7は偏心して回転するもので、ジョー動歯6の排出側に設けたトッグル機構8に組合せ、ジョー動歯6の排出側に往復揺動運動を与える。
被破砕物が硬いスラグである場合には、偏心軸7は常に破砕時の強い衝撃荷重を受けるが、フライホイールの従動プーリーP2は、ジョー動歯6の復時のエネルギーを蓄え、これを圧縮破砕時に放出することで、大きな負荷変動を緩和する。
また、無端ベルトBには平ベルトを採用することで、スラグ中に含有する金属などの硬い異物を噛み込んだ時に受ける大きな衝撃負荷を一瞬の伸びやスリップで緩和することができる。
更に、ベルト駆動を作用することは、駆動用油圧モータの出力軸への負荷を低減し、軸廻りからの油漏れのリスクを低くしている。
ベルト駆動は、高速で回転する油圧モータ9の出力軸の回転数を偏心軸7で本実施例では約1/4から1/5の範囲で減速することで逆に油圧モータ9の出力軸トルクを4から5倍に上げたことになり、駆動廻りの設計をコンパクトにできる。
[カバー]
前述のように、バケットの側板2の外側前方に偏心軸7と油圧モータ9の出力軸が突出しており、偏心軸7には従動プーリーP2が連結され、同時に破砕エネルギーを蓄えるためのフェイスホイール状のカウンターウエイトWが取り付けられている。
また、前記側板2の外側後方には、油圧モータ9の出力軸に連結された駆動プーリーP1が連結されており、無端ベルトBによりベルト伝動されている。
そして、図1から図3に明瞭なように、プーリーP1、P2と無端ベルトBの保護及び保安のためにカバー10が取り付けられている。
バケットの反対側の側板2’には、前記偏心軸7の他方端が外方へ突出しており、フライホイールP3が連結され同時にカウンターウエイトWが取り付けられる。
本実施例では、上記フライホイールP3の保護及び保安のために、同様のカバー10’が取り付けられている。
上記カバー10’は、反対側のカバー10と同一形状であってもよいし、フライホイールP3を覆うだけの短い形状であってもよい。
前記カバー10(10’も同じ)は、バケットの側板2から外方へ離間して略平行に延びるカバー外壁部10Aと、該カバー外壁部10Aとバケットの側板2との間を塞ぐカバー周壁面部10Bとからなっている。
そして、上記カバー周壁面部10Bの前面側となるバケットの入口開口3側となる面には、バケットの側板2側から漸次隆起してカバー外壁面部10Aの先端縁部につながる傾斜面11が形成されている。
この傾斜面11は、前方から衝合する被破砕物をカバー周壁面部10Bに対して直角の面で受けず、傾斜面で受けてカバー10の外方へガイドすることができる。
図4(a)及び図5に示すカバー10は、カバー10の前方のカバー周壁面部10Bを一連の傾斜面11に設定したものである。
即ち、バケット開口側となる前面のカバー周壁面部10Bの先端縁部E2が、カバー外壁面部10Aの先端縁部E1より前方へ離間した位置でバケットの側板2に接しており、該前方のカバー周壁面部10Bの先端縁部E2からカバー外壁面部10Aの先端縁部E1の間に傾斜面11が形成されている。
即ち、本実施例では、外壁面部10Aの先端縁部E1の形状を略円弧形状とし、周壁面部10Bの先端縁部E2を前記外壁面部10Aの先端縁部E1と略同心大径の略円弧形状に設定してカバー10の外壁面部10Aより前方に離間した位置で側板2に接するように取付け、一連の略C字状の傾斜面11としている。
これにより、前記傾斜面11のいずれかに被破砕物Sが衝合しても、傾斜面11は衝合方向に対して鈍角で外向きに傾斜しているので、衝合時の衝撃を弱めながら、傾斜方向に被破砕物Sをガイドすることができる。
図4(b)及び図6に示すカバー10は、カバー10の前方の周壁部10Bを複数の傾斜面の組合せ形状とした場合を示す。
即ち、バケット開口側となる前面のカバー外壁面部10Aの先端縁部E1が略多角形状からなり、カバー周壁面部10Bの先端縁部E2が大きい相似形の略多角形状に形成されている。
カバー周壁面部10Bの前方が、カバー周壁面部10Bの先端縁部E2の角部とカバー外壁面部10Aの先端縁部E1との角部間を結ぶ稜線Lで囲まれた四角形状の傾斜面12となり、この傾斜面12が複数組み合わされて連続する傾斜面で覆うことができる。
この場合も、前記傾斜面12に被破砕物Sが衝合しても、傾斜面11は衝合方向に対して鈍角で外向きに傾斜しているので、衝合時の衝撃を弱めながら、傾斜方向に被破砕物Sをガイドすることができる。
ここで稜線Lは、鋭角に角張らせると被破砕物により損傷する虞れがあるので、鈍角としたり、先端を湾曲させることが好ましい。
次に、図4(c)及び図7に示すカバー10は、バケット開口側となる前面のカバー外壁面部10Bの先端縁部E1の形状とカバー周壁面部10Bの先端縁部E2の形状が異なる場合を示す。
図示例では、カバー外壁面部10Bの先端縁部E1が多角形状で、カバー周壁面部10Bの先端縁部E2が異なる多角形状の場合を示す。
この場合、カバー周壁面部10Bの前方が、カバー周壁面部10Bの先端縁部E2の任意の角部とカバー外壁面部10Aの先端縁部E1の角部とを結ぶ稜線Lで囲まれた三角形状又は多角形状の傾斜面13となり、この三角形状又は多角形状の傾斜面13が複数組み合わされて連続する傾斜面で覆うことができる。
上記実施例では、カバー前方のカバー周壁面部10Bは、その前面が傾斜面からなっているが、バケットの側板2と接する部分に側板2から直角に延びる垂直面16を設けて側板2への取付を容易にしてもよい。
また、バケットの側板2と接する部分に側板2から直角に延びる垂直面は、カバー周壁面部10Bの上方又は下方に向かって幅広となるように配置してもよい。
図4(d)及び図8に示すカバー10では、カバー周壁面部10Bの上方及び又は下方は、被破砕物が前方から衝合しても後方に傾斜しているため、中央部分と異なって側板2に対して直角であっても、衝合方向に対して鈍角で外向きに傾斜する傾斜面16となるので、衝合時の衝撃を弱めながら、カバー外方へ被破砕物Sをガイドすることができる。
また、本実施例では、カバー外壁部10Aの中途位置には、偏心軸7の突出部などの駆動機構の突出部分に対応して隆起部15が形成されている。
図示例の場合、隆起部15は、前部が略半円形で後部が略方形状に形成されている。
該隆起部15の半円形状の稜線15Aに対する厚み方向の面15aが円弧状に湾曲し、方形状の上下の稜線15Bが、内側から外方へ向かって漸次傾斜する傾斜面15bに形成されている。
従って、第1傾斜面11は被破砕物を上向きで後方にガイドし、第2傾斜面12は上方で外向きにガイドする。
また、第3傾斜面13は被破砕物を下向きで後方にガイドし、第4傾斜面14は下方で外向きにガイドすることができる。
これにより被破砕物によるカバー10の厚み方向の面に対し、被破砕物の動きを制御し、直接の衝合は生ぜず、変形や破損を防止することができる。
上記構成は、カバー10’においても同様の構成とすることができる。
上記実施例では、中間折曲線が中間位置に1本設けられ、該中間折曲線を中心に上下に分けた場合を例示したが、中間折曲線が放射状に延びる複数本、例えば2本とした場合、前記実施例の斜上折曲線と斜下折曲線の2本のみからなって、カバーの先端の厚み方向の面を上中下の3つに分けて傾斜面としてもよい。
その他、この考案は上記実施例に限定されるものではなく、要するにこの考案の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
1 バケット
2、2’ 側板
3 入口開口部
4 出口開口部
5 固定歯
6 ジョー動歯
7 偏心軸
8 トッグル機構
9 ピストン式油圧モータ
10、10’ カバー
10A カバー外壁部
10B カバー周壁面部
11〜13 傾斜面
16 上部垂直面
20 油圧ショベル
21 アーム
30 バケットの底面
31 底面前部
32 底面本体
33 前方脚部
34 後方脚部
43 前方ライナー
44 後方ライナー
81 トッグルプレート
84 テンションロッド
B 無端ベルト
L 稜線
P1 駆動プーリー
P2 従動プーリー
P3 フライホイール

Claims (7)

  1. 建設機械のアームに取り付けられたバケットに固定されたジョー固定歯と、該ジョー固定歯に対峙して上部を偏心軸に軸支し下部をトッグル機構で支持するジョー動歯とを設けており、前記バケットの側板の外側に偏心軸を回転させる回転装置が突出しており、バケットの側板の外側で前記回転装置を覆うカバーを設けたバケット型ジョークラッシャのカバー構造において、
    カバーが、バケットの側板の外側で離間して該側板と略平行に延びるカバー外壁面部と、該カバー外壁面部とバケットの側板との間を塞ぐカバー周壁面部とからなっており、
    カバー周壁面部に、バケットの側板側から漸次隆起してカバー外壁面部の先端縁部につながる傾斜面が形成されており、
    前方から衝合する被破砕物を前記傾斜面によりカバー外方へガイドしうることを特徴とするバケット型ジョークラッシャのカバー構造。
  2. バケット開口側となる前面のカバー周壁面部の先端縁部が、カバー外壁面部の先端縁部より前方へ離間した位置でバケットの側板に接しており、
    該前方のカバー周壁面部の先端縁部からカバー外壁面部の先端縁部の間に傾斜面が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載のバケット型ジョークラッシャのカバー構造。
  3. バケット開口側となる前面のカバー外壁面部の先端縁部が略円弧状からなり、カバー周壁面部の先端縁部が同心大径の略円弧状に形成され、
    カバー周壁面部の先端縁部とカバー外壁面部の先端縁部との間が一連の傾斜面に設定されていることを特徴とする請求項2に記載のバケット型ジョークラッシャのカバー構造。
  4. バケット開口側となる前面のカバー外壁面部の先端縁部が略多角形状からなり、カバー周壁面部の先端縁部が大きい相似形の略多角形状に形成され、
    カバー周壁面部の前方が、カバー周壁面部の先端縁部とカバー外壁面部の先端縁部との角部間を結ぶ稜線で囲まれた四角形状の傾斜面が組み合わされて形成されていることを特徴とする請求項2に記載のバケット型ジョークラッシャのカバー構造。
  5. バケット開口側となる前面のカバー外壁面部の先端縁部が略多角形状からなり、
    カバー周壁面部の前方が、カバー周壁面部の先端縁部の任意の個所とカバー外壁面部の先端縁部の角部とを結ぶ稜線で囲まれた三角形状又は多角形状の傾斜面が組み合わされて形成されていることを特徴とする請求項2に記載のバケット型ジョークラッシャのカバー構造。
  6. カバーの前方のカバー周壁面部の中央部分に傾斜面が形成され、カバー周壁面部の上部又は下部にバケットの側板から略直角に立ち上がる垂直面が形成され、該垂直面はバケット後方へ向かって傾斜してなることを特徴とする請求項1から4のいずれに記載のバケット型ジョークラッシャのカバー構造。
  7. カバー外壁部の中途位置に前部が略半円形で後部が略方形状の隆起部が形成されており、
    該隆起部の厚み方向の面が内側から外方へ向かって漸次傾斜する傾斜面に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のバケット型ジョークラッシャのカバー構造。
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