JP3165547U - 柱状led光源 - Google Patents

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Abstract

【課題】透光性を有する筒状外囲体内に複数のLEDを配置して構成した柱状LED光源において、筒状外囲体の外面の広汎な領域から光を放射することができる柱状LED光源を提供する。【解決手段】透光性の円筒状外囲体11と、該円筒状外囲体11の上端から下端に向かって配置される3個のLED12を備えた柱状LED光源10であって、上記LED12は、LEDチップ20を凹部17内に配置して、LEDチップ20を該LEDチップ20より高さが高い略リング状の枠部材14で囲繞する。また、上記枠部材14の上面に、蛍光体26を担持して成る円盤状の不織布28を配置し、さらに、上記不織布28の側周面28aを露出させて成る。【選択図】図1

Description

この考案は柱状LED光源に係り、特に、透光性を有する筒状外囲体内に複数のLEDを配置して構成した柱状LED光源に関する。
本出願人は先に、特開2010−3788号に示すLEDを提案した。このLED60は図13にに示すように、略リング状の枠部材64と、第1のリードフレーム66及び第2のリードフレーム68を有している。
上記枠部材64の底面64a及び底面開口を、第1のリードフレーム66の先端部66aで覆うことにより凹部67が形成されており、該凹部67内に露出した第1のリードフレーム66の先端部66aに、LEDチップ70をダイボンドすることにより、第1のリードフレーム66とLEDチップ70底面の一方の電極(図示せず)とを電気的に接続している。第1のリードフレーム66の後端部66bは、枠部材64を貫通して外方へ向かって水平方向に取り出されている。
また、第2のリードフレーム68は、上記枠部材64を貫通して凹部67内に露出する先端部68aと、枠部材64の外方へ向かって水平方向に取り出されている後端部68bを有しており、第2のリードフレーム68の先端部68aと、上記LEDチップ70上面の他方の電極(図示せず)とをボンディングワイヤ72を介して電気的に接続して成る。
上記枠部材64の上端には、枠部材64上端の内壁を薄くして形成した段部74が形成されており、該段部74上に、蛍光体76を担持して成る円盤状の不織布78(図14)が載置されている。
不織布78は、図15及び図16に示すように、多数の繊維80が立体的に絡み合って
形成されるものであり、繊維80間には多数の空隙82(図16参照)が形成されており、また、多数の繊維80が立体的に絡み合っているため、単位体積当たりの繊維80の表面積が極めて大きいものである。
図17に示すように、蛍光体76は、不織布78を構成する繊維80の表面に被着・担持されているものである。
而して、上記第1のリードフレーム66及び第2のリードフレーム68を介してLEDチップ70に電圧が印加されると、LEDチップ70が発光して、上記蛍光体76を励起させる光が放射される。この光が、LEDチップ70の上方に配置されている不織布78に担持された蛍光体76に照射され、所定波長の可視光に波長変換された後、外部へ放射されるのである。
特開2010−3788号公報
ところで、透光性を有する筒状外囲体内に複数のLEDを配置することにより柱状LED光源として使用することがあるが、特許文献1で提案された上記LED60を、図18に示すように、上下方向に3個並列接続した上で、透光性を有する筒状外囲体86内に配置して柱状LED光源90を構成した場合、各LED60のLEDチップ24が凹部67内に配置されると共に、蛍光体76を担持した不織布78が、枠部材64の上端内壁に形成した段部74上に配置されているので、蛍光体76で波長変換されて放射される可視光の殆どは図16における上方向へ向かって放射され、側方向や下方向へは光が殆ど放射されないことから、筒状外囲体86の外面の一部領域からしか光を放射することができなかった。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、透光性を有する筒状外囲体内に複数のLEDを配置して構成した柱状LED光源において、筒状外囲体の外面の広汎な領域から光を放射することができる柱状LED光源を実現することにある。
上記の目的を達成するため、本考案の請求項1に記載の柱状LED光源は、
透光性の筒状外囲体と、該筒状外囲体内の一端から他端に向かって配置される複数のLEDを備えた柱状LED光源であって、
上記LEDは、LEDチップを凹部内に配置して、LEDチップを該LEDチップより高さが高い部材で囲繞すると共に、上記部材の上方に、LEDチップの発光を所定波長の可視光に変換して放射する蛍光体を担持した不織布を配置し、さらに、上記不織布の側周面を露出させて成ることを特徴とする。
本考案の請求項2に記載の柱状LED光源は、
透光性の筒状外囲体と、該筒状外囲体内の一端から他端に向かって配置される複数のLEDを備えた柱状LED光源であって、
上記LEDは、LEDチップを凹部内に配置して、LEDチップを該LEDチップより高さが高い部材で囲繞すると共に、上記部材の上方に、LEDチップの発光を所定波長の可視光に変換して放射する蛍光体を担持した不織布を配置し、さらに、上記不織布の周縁部を上記部材の外端から外方へ突出させて成ることを特徴とする。
本考案の請求項3に記載の柱状LED光源は、
透光性の筒状外囲体と、該筒状外囲体内の一端から他端に向かって配置される複数のLEDを備えた柱状LED光源であって、
上記LEDは、LEDチップを凹部内に配置して、LEDチップを該LEDチップより高さが高い部材で囲繞すると共に、上記部材の上方に、LEDチップの発光を所定波長の可視光に変換して放射する蛍光体を担持した不織布を配置し、さらに、上記不織布の周縁部を、上記部材の外端から外方へ突出させると共に、該不織布の周縁部から下方へ垂下する垂下部を形成して成ることを特徴とする。
本考案の請求項4に記載の柱状LED光源は、請求項1乃至3の何れかに記載の柱状LED光源において、上記部材が、LEDチップを囲繞する枠部材であることを特徴とする。
本考案の請求項1に記載の柱状LED光源にあっては、透光性の筒状外囲体内に配置されるLEDのLEDチップを囲繞する部材の上面に蛍光体を担持して成る不織布を配置すると共に、該不織布の側周面を露出させたので、不織布の側周面近傍に担持された蛍光体から放射される可視光は、上記部材に遮られることがなく側方向や後方向を含む様々な方向へ放射され、その結果、筒状外囲体の外面の広汎な領域から光を放射することができる。
本考案の請求項2に記載の柱状LED光源にあっては、透光性の筒状外囲体内に配置されるLEDのLEDチップを囲繞する部材の上面に蛍光体を担持して成る不織布を配置すると共に、該不織布の周縁部を上記部材の外端から外方へ突出させたので、不織布の周縁部近傍に担持された蛍光体から放射される可視光は、上記部材に遮られることがなく側方向や後方向を含む様々な方向へ放射され、その結果、筒状外囲体の外面の広汎な領域から光を放射することができる。
本考案の請求項3に記載の柱状LED光源にあっては、透光性の筒状外囲体内に配置されるLEDのLEDチップを囲繞する部材の上面に蛍光体を担持して成る不織布を配置し、該不織布の周縁部を上記部材の外端から外方へ突出させると共に、上記周縁部から下方へ垂下する垂下部を形成したので、不織布の周縁部及び垂下部に担持された蛍光体から放射される可視光は、上記部材に遮られることがなく側方向や後方向を含む様々な方向へ放射され、その結果、筒状外囲体の外面の広汎な領域から光を放射することができる。
以下、図面に基づき、本考案に係る柱状LED光源10の実施形態を説明する。
本考案に係る柱状LED光源10は図1に示すように、樹脂やガラス等の透光性を備えた材料より成る上下方向に長尺な筒状外囲体としての円筒状外囲体11と、該円筒状外囲体11内において、円筒状外囲体11の上端(一端)から下端(他端)に向かって所定間隔で配置された3個のLED12を備えている。
上記LED12は、図2及び図3に示すように、樹脂やセラミック等の絶縁材料より成り、口径が下端から上端に向かって拡開する略リング状の枠部材14と、銅等より成る第1のリードフレーム16及び第2のリードフレーム18を有している。上記枠部材14が請求項1に記載の「部材」に該当する。
上記枠部材14の底面14a及び底面開口を、第1のリードフレーム16の先端部16aで覆うことにより凹部17が形成されており、該凹部17内に露出した第1のリードフレーム16の先端部16aに、LEDチップ20をダイボンドすることにより、第1のリードフレーム16とLEDチップ20底面の一方の電極(図示せず)とを電気的に接続している。第1のリードフレーム16の後端部16bは、枠部材14を貫通して外方へ取り出されている。
而して、凹部17内に露出した第1のリードフレーム16の先端部16aに、LEDチップ20を配置したことにより、LEDチップ20は、該LEDチップ20より高さが高い枠部材14によって囲繞されることとなる。
上記LEDチップ20は、窒化ガリウム系半導体結晶等で構成されており、後述する蛍光体を励起させる波長の紫外線や青色可視光等の光を発光するものである。
また、第2のリードフレーム18は、上記枠部材14を貫通して凹部17内に露出する先端部18aと、枠部材14の外方へ取り出されている後端部18bを有しており、第2のリードフレーム18の先端部18aと、上記LEDチップ20上面の他方の電極(図示せず)とをボンディングワイヤ22を介して電気的に接続して成る。
上記第1のリードフレーム16の先端部16aと、第2のリードフレーム18の先端部18aは、上下方向に所定の間隙を設けて対向配置されることにより、相互に絶縁されている。
上記枠部材14の上面14bには、蛍光体26を担持して成る円盤状の不織布28(図4)が配置されている。この結果、LEDチップ20の上方に、蛍光体26が担持された不織布28が配置され、また、枠部材14の上面開口が上記円盤状の不織布28によって閉塞されることとなる。尚、不織布28は枠部材14の上面14bに接着等の手段を介して固着されている。
また、不織布28を、枠部材14の上面14bに配置した結果、図1及び図2に示すように、上記不織布28の側周面28aは、枠部材14に当接することなく露出している。
上記不織布28は、図4〜図7に示すように、多数の繊維30が絡み合ってシート状と成され、繊維30間に多数の空隙32(図6参照)が形成されており、また、多数の繊維30が立体的に絡み合っているため、単位体積当たりの繊維30の表面積が極めて大きいものである。
上記繊維30は、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、フッ素樹脂等の樹脂繊維、レーヨン等のセルロース系の化学繊維、ガラス繊維等の短繊維から成り、その直径は1〜50μm、長さは0.5〜20mm、繊維密度は30〜100g/cm程度である。光の透過性の観点から、透光性材料で繊維30を構成することが好ましい。
尚、長さが50〜100mm程度の長繊維から成る繊維30を用いることも勿論可能である。
上記繊維30の繊維密度や、不織布の厚さ、目付等を適宜調整することにより、不織布を構成する繊維30の総表面積を任意に増減可能である。
上記不織布28に、蛍光体26を分散・添加した透光性の結合剤34を含浸することにより、不織布28を構成する繊維30の表面に、結合剤34を介して蛍光体26を被着・担持させると共に、繊維30間の空隙32に、蛍光体26が添加された結合剤34を充填させている。
図6に示すように、繊維30の表面に被着される蛍光体26の量は、空隙32に充填された結合剤34中の蛍光体26の量よりも多くなっており、さらに、空隙32に充填された結合剤34中の蛍光体26の分布状態は、繊維30に近づくに従って蛍光体24の量が多くなっている。
尚、図6においては、繊維30間の全ての空隙32に結合剤34が充填されている場合を例示したが、これに限定されるものではなく、結合剤34が充填されていない空隙32があっても良い。
上記透光性の結合剤34としては、例えば、シリコン樹脂等の有機材料、ゾルゲルガラス等の無機材料を使用することができる。
上記不織布28に蛍光体26を担持させる方法の一例として以下の方法を用いることができる。
先ず、所定長さのシート状の不織布28を準備すると共に、粒子状の蛍光体26が分散・添加された液状の結合剤34を液槽(図示せず)内に満たしておく。
次に、上記不織布28を、液槽内の結合剤34中に浸漬した状態で真空雰囲気中に導入して脱気処理を行うことにより、繊維30間の空隙32内の空気と結合剤34とを置換させる。
この結果、不織布28を構成する繊維30間の空隙32に、蛍光体26が添加された結合剤34が充填される。
尚、結合剤34に分散・添加された蛍光体26は、液状の結合剤34中で移動するが、固体である繊維30に衝突して移動が妨げられる結果、上記の通り、繊維30表面に被着される蛍光体26の量は、空隙32に充填された結合剤34中の蛍光体26の量よりも多くなり、さらに、空隙32に充填された結合剤34中の蛍光体26の分布状態は、繊維30に近づくに従って蛍光体26の量が多くなる。
その後、不織布28を所定温度で所定時間加熱して、液状の結合剤34を固化させれば良い。
例えば、結合剤34が熱硬化性樹脂であるシリコン樹脂の場合には、80〜150℃で2〜4時間加熱する。
また、結合剤34が液状のゾルゲルガラス材料の場合には、80〜120℃で0.5〜1時間加熱することにより、ゾルゲルガラス材料を加水分解、重合反応させて固体であるゾルゲルガラスを形成する。
上記ゾルゲルガラスは、金属アルコキシドや金属アセチルアセトネート、金属カルボキシレート等の金属有機化合物を出発物質として、その加水分解、重合反応を利用して合成されるものであり、溶液状態から出発するため、任意の形状のガラスに成形容易である。
上記ゾルゲルガラス材料は、一般式M(OR)n(M:金属元素、R:アルキル基、n:金属の酸化数)の金属有機化合物、水(加水分解のため)、溶媒としてメタノール、DMF(ヂメチルフォルムアミド)、加水分解・重合反応の調整剤としてアンモニアで構成することができ、このゾルゲルガラス材料を加水分解、重合反応させることにより、ゲル化し、硬いガラス状の無機質膜形成が生じてゾルゲルガラスが形成されるのである。
上記蛍光体26は、LEDチップ20から発光される紫外線や青色可視光等の光を、所定波長の可視光に変換して放射するものである。
上記蛍光体26としては、例えば以下の組成のものを用いることができる。
紫外線を赤色可視光に変換する赤色発光用の蛍光体26として、MS:Eu(Mは、La、Gd、Yの何れか1種)、0.5MgF・3.5MgO・GeO:Mn、2MgO・2LiO・Sb:Mn、Y(P,V)O4:Eu、YVO4:Eu、(Sr,Mg)3(PO4):Sn、Y:Eu、CaSiO:Pb,Mn等がある。
また、紫外線を緑色可視光に変換する緑色発光用の蛍光体26として、BaMgAl1627:Eu,Mn、ZnSiO4:Mn、(Ce,Tb,Mn)MgAl1119、LaPO4:Ce,Tb、(Ce,Tb)MgAl1119、YSiO:Ce,Tb、ZnS:Cu,Al、ZnS:Cu,Au,Al、(Zn,Cd)S:Cu,Al、SrAl:Eu、SrAl:Eu,Dy、SrAl1425:Eu,Dy、YAl12:Tb、Y(Al,Ga)12:Tb、YAl12:Ce、Y(Al,Ga)12:Ce等がある。
更に、紫外線を青色可視光に変換する青色発光用の蛍光体26として、(SrCaBa)(PO)Cl:Eu、BaMgAl1627:Eu、(Sr,Mg)7:Eu、Sr7:Eu、Sr:Sn、Sr(PO4Cl:Eu、BaMgAl1627:Eu、CaWO4、CaWO4:Pb、ZnS:Ag,Cl、ZnS:Ag,Al、(Sr,Ca,Mg)10(PO)Cl:Eu等がある。
また、青色可視光を発光するLEDチップ20を光源に用いて白色光を得る場合において、LEDチップ20から放射される青色可視光を緑色可視光に変換する緑色発光用の蛍光体26として、Y(Al,Ga)12:Ce、SrGa:Eu、CaScSi12:Ce、α−SiAlON:Eu、β−SiAlON:Eu等がある。
さらに、青色可視光を発光するLEDチップ20を光源に用いた場合において、LEDチップ20から放射される青色可視光を赤色可視光に変換する赤色発光用の蛍光体26として、(Sr,Ca)S:Eu、(Ca,Sr)Si:Eu、CaSiN:Eu、CaAlSiN:Eu等がある。
上記赤色発光用の蛍光体26、緑色発光用の蛍光体26、青色発光用の蛍光体26を適宜選択・混合して用いることで、種々の色の発色が可能である。
尚、蛍光体26は、有機、無機の蛍光染料や、有機、無機の蛍光顔料を含むものである。
図1に示すように、円筒状外囲体11内に上下方向に配置された3個のLED12は、第1のリードフレーム16の後端部16b同士を電気的に接続すると共に、第2のリードフレーム18の後端部18b同士を電気的に接続することにより並列接続されている。尚、図示は省略するが、3個のLED12を直列接続しても勿論良い。
また、円筒状外囲体11の内面と、各LED12の第1のリードフレーム16の後端部16b、第2のリードフレーム18の後端部18bとは、図示しない接着剤を介して接続されている。
上記LED12は、第1のリードフレーム16及び第2のリードフレーム18を介してLEDチップ20に電圧が印加されると、LEDチップ20から上記蛍光体26を励起する紫外線や青色可視光等の光が発光する。この光が、LEDチップ20の上方に配置されている不織布28に担持された蛍光体26に照射され、所定波長の可視光に波長変換されて放射されるのである。
而して、本考案の柱状LED光源10にあっては、円筒状外囲体11内に配置されるLED12のLEDチップ20を囲繞する枠部材14の上面14bに蛍光体26を担持して成る不織布28を配置すると共に、該不織布28の側周面28aを露出させたので、不織布28の側周面28a近傍に担持された蛍光体26から放射される可視光は、上記枠部材14に遮られることがなく側方向や後方向を含む様々な方向へ放射され、その結果、円筒状外囲体11の外面の広汎な領域から光を放射することができる。
尚、上記の通り、不織布28を構成する繊維30間には多数の空隙32が形成されていると共に、繊維30間の空隙32に充填される結合剤34は透光性を有しているので、LEDチップ20から放射された光の一部は、繊維30表面で反射された後、空隙32及び結合剤34中を通過して様々な方向へ進むため、不織布28の側周面28a近傍に担持された蛍光体26にもLEDチップ20の光を照射することができる。
図8及び図9は、上記柱状LED光源10の第1の変形例を示すものであり、該第1の変形例は、LED12の不織布28の周縁部28bが枠部材14の外端14cから外方へ突出している点に特徴を有し、その他の構成は図1の上記柱状LED光源10と実質的に同一である。
而して、柱状LED光源10の第1の変形例にあっては、LED12のLEDチップ20を囲繞する枠部材14の上面14bに蛍光体26を担持して成る不織布28を配置すると共に、該不織布28の周縁部28bを枠部材14の外端14cから外方へ突出させたので、不織布28の周縁部28bに担持された蛍光体26から放射される可視光は、上記枠部材14に遮られることがなく側方向や後方向を含む様々な方向へ放射され、その結果、円筒状外囲体11の外面の広汎な領域から光を放射することができる。
尚、上記の通り、不織布28を構成する繊維30間には多数の空隙32が形成されているので、LEDチップ20から放射された光の一部は、繊維30表面で反射された後、空隙32中を通過して様々な方向へ進むため、不織布28の周縁部28bからもLEDチップ20の光を放射することができる。
この柱状LED光源10の第1の変形例は、LED12の不織布28の周縁部28bが枠部材14の外端14cから外方へ突出している分、 図1の柱状LED光源10より側方向や後方向からの光の出射量を多くすることができる。
図10〜図13は、上記柱状LED光源10の第2の変形例を示すものであり、該第2の変形例は、LED12の不織布28の周縁部28bが枠部材14の外端14cから外方へ突出すると共に、上記周縁部28bから下方へ垂下する垂下部28cが形成されている点に特徴を有するものである。
而して、この柱状LED光源10の第2の変形例にあっても、LEDチップ20を囲繞する枠部材14の上面14bに蛍光体26を担持して成る不織布28を配置し、該不織布28の周縁部28bを枠部材14の外端14cから外方へ突出させると共に、上記周縁部28bから下方へ垂下する垂下部28cを形成したので、不織布28の周縁部28b及び垂下部28cに担持された蛍光体26から放射される可視光は、上記枠部材14に遮られることがなく側方向や後方向を含む様々な方向へ放射され、その結果、円筒状外囲体11の外面の広汎な領域から光を放射することができる。
また、この柱状LED光源10第2の変形例は、不織布28の周縁部28bから下方へ垂下する垂下部28cを形成している分、 図8の柱状LED光源10より側方向や後方向からの光の出射量を多くすることができる。
上記においては、不織布28を、LEDチップ20を囲繞する枠部材14の上面14bに接触させて配置した場合を例示したが、これに限定されるものではなく、若干の間隙を設けて枠部材14の上方に不織布28を配置しても良い。もっとも、枠部材14の上面14bに不織布28を配置した場合の方が、不織布28とLEDチップ20間の距離が小さく、LEDチップ20の光を不織布28に担持された蛍光体26により多く照射できるので好ましい。
また上記においては、LED12の不織布28が円盤状の場合を例示したが、これに限定されるものではなく、四角盤等の角盤状の不織布等、他の盤状の不織布28を用いることも勿論できる。
また、上記においては円筒状外囲体11を用いた場合を例示したが、角筒状の外囲体であっても良い。さらに、円筒状外囲体11内に配置するLED12は3個だけに限定されるものではなく、複数個であれば良い。
上記3個のLED12は、不織布28が円筒状外囲体11の上端(一端)側に配置されている場合を例示したが、これに限定されるものではなく、不織布28を円筒状外囲体11の下端(他端)側に配置しても良く、さらには、何れかのLED12の不織布28を上端(一端)側に配置し、他のLED12の不織布28を下端(他端)側に配置するようにしても良い。
尚、図示は省略するが、上記円筒状外囲体11の内面に、酸化チタン等より成る微粒子状の光拡散剤が被着形成しても良く、この場合には、LED12から放射された光を円筒状外囲体11内面に被着形成した光拡散剤で様々な方向へ拡散して外部へ放射できることから、円筒状外囲体11の外面全体から光を略均一に放射することができる。
本考案に係る柱状LED光源を模式的に示す概略断面図である。 本考案に係る柱状LED光源を構成するLEDを模式的に示す概略断面図である。 本考案に係る柱状LED光源を構成するLEDの不織布を取り外した状態を模式的に示す平面図である。 本考案に係る柱状LED光源を構成するLEDにおける蛍光体を担持した不織布を模式的に示す斜視図である。 本考案に係る柱状LED光源を構成するLEDにおける蛍光体を担持した不織布を模式的に示す部分拡大図である。 本考案に係る柱状LED光源を構成するLEDにおける蛍光体を担持した不織布を模式的に示す要部拡大図である。 本考案に係る柱状LED光源を構成するLEDにおける蛍光体を担持した不織布を模式的に示す要部拡大断面図である。 本考案に係る柱状LED光源の第1の変形例を模式的に示す概略断面図である。 本考案に係る柱状LED光源の第1の変形例を構成するLEDを模式的に示す概略断面図である。 本考案に係る柱状LED光源の第2の変形例を模式的に示す概略断面図である。 本考案に係る柱状LED光源の第2の変形例を構成するLEDを模式的に示す概略断面図である。 本考案に係る柱状LED光源の第2の変形例を構成するLEDの蛍光体を担持した不織布を模式的に示す斜視図である。 従来のLEDを模式的に示す概略断面図である。 従来のLEDにおける蛍光体を担持した不織布を模式的に示す斜視図である。 従来のLEDにおける蛍光体を担持した不織布を模式的に示す部分拡大図である。 従来のLEDにおける不織布を構成する繊維を模式的に示す拡大図である。 従来のLEDにおける不織布を構成する繊維を模式的に示す拡大断面図である。 従来のLEDを筒状外囲体内に配置して柱状LED光源を構成した場合を模式的に示す概略断面図である。
10 柱状LED光源
11 円筒状外囲体
12 LED
14 枠部材
14a 枠部材の底面
14b 枠部材の上面
14c 枠部材の外端
16 第1のリードフレーム
16a 第1のリードフレームの先端部
16b 第1のリードフレームの後端部
17 凹部
18 第2のリードフレーム
18a 第2のリードフレームの先端部
18b 第2のリードフレームの後端部
20 LEDチップ
22 ボンディングワイヤ
26 蛍光体
28 不織布
28a 不織布の側周面
28b 不織布の周縁部
28c 不織布の垂下部
30 繊維
32 空隙
34 結合剤

Claims (4)

  1. 透光性の筒状外囲体と、該筒状外囲体内の一端から他端に向かって配置される複数のLEDを備えた柱状LED光源であって、
    上記LEDは、LEDチップを凹部内に配置して、LEDチップを該LEDチップより高さが高い部材で囲繞すると共に、上記部材の上方に、LEDチップの発光を所定波長の可視光に変換して放射する蛍光体を担持した不織布を配置し、さらに、上記不織布の側周面を露出させて成ることを特徴とする柱状LED光源。
  2. 透光性の筒状外囲体と、該筒状外囲体内の一端から他端に向かって配置される複数のLEDを備えた柱状LED光源であって、
    上記LEDは、LEDチップを凹部内に配置して、LEDチップを該LEDチップより高さが高い部材で囲繞すると共に、上記部材の上方に、LEDチップの発光を所定波長の可視光に変換して放射する蛍光体を担持した不織布を配置し、さらに、上記不織布の周縁部を上記部材の外端から外方へ突出させて成ることを特徴とする柱状LED光源。
  3. 透光性の筒状外囲体と、該筒状外囲体内の一端から他端に向かって配置される複数のLEDを備えた柱状LED光源であって、
    上記LEDは、LEDチップを凹部内に配置して、LEDチップを該LEDチップより高さが高い部材で囲繞すると共に、上記部材の上方に、LEDチップの発光を所定波長の可視光に変換して放射する蛍光体を担持した不織布を配置し、さらに、上記不織布の周縁部を、上記部材の外端から外方へ突出させると共に、該不織布の周縁部から下方へ垂下する垂下部を形成して成ることを特徴とする柱状LED光源。
  4. 上記部材が、LEDチップを囲繞する枠部材であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の発光ダイオード。


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WO2014082260A1 (zh) * 2012-11-29 2014-06-05 Simm Mingji 发光二级管封装结构

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