JP3117789U - 面状光源装置 - Google Patents

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雅之 橋爪
朗 井上
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Abstract

【課題】蛍光体で波長変換された光の取出し効率を向上させることができると共に蛍光体の量及び表面積を増大させることのできる面状光源装置を実現する。
【解決手段】 表面が出光面12bと成された透光性材料より成る導光板12と、該導光板12の一端面12aの近傍に配置されたLED14を備え、上記導光板12の裏面12cにシート状の不織布18を配置すると共に、該不織布18を構成する繊維20の表面に蛍光体16を担持させ、さらに、上記LED14の外側方、不織布18の裏面、上記LED14の配置される導光板12の一端面12a以外の端面を、アルミニウム等より成る光反射部材24で覆った面状光源装置10。
【選択図】図1

Description

この考案は、液晶表示パネルのバックライトや操作スイッチ類の光源等に好適に用いることのできる面状光源装置に関する。
図12は、従来の面状光源装置の一例を示すものであり、該面状光源装置70は、透光性材料より成る導光板72と、該導光板72の一端面72aに沿って配置された光源としての発光ダイオード(LED)74を備えている。
また、上記LED74の外側方、導光板72の裏面、上記LED74の配置される導光板72の一端面72a以外の端面は、光反射部材76で覆われている。
上記導光板72の表面は出光面72bと成されており、該出光面72b上には、上記LED74から発光された光を、所定波長の可視光等の光に変換する波長変換用の蛍光体78が膜状に被着されている。この膜状の蛍光体78は、バインダー中に蛍光体78を混合して被着・焼成することにより形成される。
この面状光源装置70にあっては、LED74から放射された光が導光板72の一端面72aから導光板72内部に入射した後、出光面72bから略均一に出射して上記蛍光体78に照射されることにより、所定波長の可視光等の光に波長変換されて外部へ放射されるようになっている。
ところで、上記従来の面状光源装置70にあっては、蛍光体78で波長変換された光は、膜状の蛍光体78を透過する「透過光」となるため、波長変換された光が膜状の蛍光体78を透過して外部へ出射するまでの間に、その一部が蛍光体78によって吸収(自己吸収)されてしまい、光の取出し効率が良好ではなかった。
また、上記蛍光体78から放射される光の輝度は、一般に蛍光体78の量及び表面積に略比例するものであるが、上記従来の面状光源装置70にあっては、蛍光体78が導光板72の出光面72b上に膜状に被着されていることから、十分な量及び表面積の蛍光体78を確保することができなかった。
本考案は、従来の上記問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、蛍光体で波長変換された光の取出し効率を向上させることができると共に蛍光体の量及び表面積を増大させることのできる面状光源装置を実現することにある。
上記の目的を達成するため、本考案に係る面状光源装置は、蛍光体を励起する波長の光を放射する光源と、表面が出光面と成された導光板とを備え、上記導光板の裏面に、蛍光体を担持して成る繊維の集合体を配置したことを特徴とする。
また、本考案に係る他の面状光源装置は、蛍光体を励起する波長の光を放射する光源と、蛍光体を担持して成る繊維の集合体と、該繊維の集合体の上方に配置され、表面が出光面と成された光拡散板とを備えたことを特徴とする。
この場合、上記繊維の集合体を、光源からの距離が大きくなるに従って、徐々に光拡散板との距離が小さくなるよう配置しても良い。
上記繊維の集合体としては、不織布が好ましく、この場合、不織布を構成する繊維に蛍光体を担持させる。
本考案に係る面状光源装置にあっては、繊維の集合体に蛍光体を担持せしめたことにより、蛍光体が立体的に担持されることとなり、この結果、蛍光体で波長変換される光を、蛍光体で反射された反射光として取り出すことができる。このため、蛍光体78で波長変換される光を透過光として取り出していた従来の面状光源装置70に比べ、光の取出し効率が向上する。
また、本考案の面状光源装置は、単位体積当たりの繊維の表面積が大きい繊維の集合体に蛍光体を担持せしめたことから、従来の面状光源装置70の如く、導光板72の出光面72b上に蛍光体78を膜状に被着した場合に比べ、蛍光体の量及び表面積を増大させることができる。
尚、繊維の集合体に担持された蛍光体に照射される光源の光の強度は、光源からの距離が大きくなるに従って小さくなるため、蛍光体で波長変換される光の強度にバラツキが生じ、その結果、出光面から放射される光に輝度ムラを生じることがある。
そこで、本考案に係る他の面状光源装置において、上記繊維の集合体を、光源からの距離が大きくなるに従って、徐々に光拡散板との距離が小さくなるよう配置すれば、光源からの距離が大きい箇所の蛍光体で波長変換された光は、殆ど減衰することなく直ちに光拡散板の出光面から放射されるため、出光面から放射される光の輝度ムラを抑制することができる。
多数の繊維が立体的に絡み合って形成された不織布を、上記繊維の集合体として用い、該不織布を構成する繊維に蛍光体を担持させた場合には、単位体積当たりの繊維の表面積が極めて大きいことから、従来の面状光源装置70の如く、導光板72の出光面72b上に蛍光体78を膜状に被着した場合に比べ、蛍光体の量及び表面積を飛躍的に増大させることができる。
以下、図面に基づき、本考案に係る面状光源装置の実施形態を説明する。
図1及び図2は、本考案に係る第1の面状光源装置10を示すものであり、この第1の面状光源装置10は、アクリル樹脂、ガラス、ポリカーボネート樹脂等の透光性材料より成る導光板12と、該導光板12の一端面12aの近傍に配置された光源としての複数のLED14を備えている。該LED14は、後述する蛍光体を励起する波長の紫外線や可視光等の光を放射するものであり、LED14に限らず、冷陰極管等を用いることもできる。
上記導光板12の表面は出光面12bと成されている。また、導光板12の裏面12cには、蛍光体16を担持して成る繊維の集合体としてのシート状の不織布18が配置されている。
不織布18は、図3及び図4に示すように、多数の繊維20が立体的に絡み合って形成されるものであり、繊維20間には多数の空隙22(図5参照)が形成されており、また、多数の繊維20が立体的に絡み合っているため、単位体積当たりの繊維20の表面積が極めて大きいものである。
蛍光体16は、不織布18を構成する繊維20の表面に被着・担持されているものであり、図6に示すように、繊維20の表面に、蛍光体16の粒子が多数被着されている。
尚、不織布18を構成する繊維20の繊維密度や、不織布18の厚さ、目付等を適宜調整することにより、不織布18を構成する繊維20の総表面積を任意に増減可能である。
上記繊維20は、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、フッ素樹脂等の樹脂繊維、レーヨン等のセルロース系の化学繊維、ガラス繊維、アルミナ、ボロン等の金属繊維、天然繊維等の短繊維から成り、その直径は1〜20μm、長さは0.5〜20mm程度である。
尚、長さが50〜100mm程度の長繊維から成る繊維20を用いることも勿論可能である。
上記蛍光体16は、紫外線や青色可視光等の光の照射を受けると、この光を所定波長の可視光等の光に波長変換するものであり、例えば以下の組成のものを用いることができる。
紫外線等の光を赤色可視光に変換する赤色発光用の蛍光体16として、MS:Eu(Mは、La、Gd、Yの何れか1種)、0.5MgF・3.5MgO・GeO:Mn、2MgO・2LiO・Sb:Mn、Y(P,V)O4:Eu、YVO4:Eu、(SrMg)3(PO4):Sn、Y:Eu、CaSiO:Pb,Mn等がある。
また、紫外線等の光を緑色可視光に変換する緑色発光用の蛍光体16として、BaMgAl1627:Eu,Mn、ZnSiO4:Mn、(Ce,Tb,Mn)MgAl1119、LaPO4:Ce,Tb、(Ce,Tb)MgAl1119、YSiO:Ce,Tb、ZnS:Cu,Al、ZnS:Cu,Au,Al、(Zn,Cd)S:Cu,Al、SrAl:Eu、SrAl:Eu,Dy、SrAl1425:Eu,Dy、YAl12:Tb、Y(Al,Ga)12:Tb、YAl12:Ce、Y(Al,Ga)12:Ce等がある。
更に、紫外線等の光を青色可視光に変換する青色発光用の蛍光体16として、(SrCaBa)(PO)Cl:Eu、BaMgAl1627:Eu、(SrMg)7:Eu、Sr7:Eu、Sr:Sn、Sr(PO4Cl:Eu、BaMgAl1627:Eu、CaWO4、CaWO4:Pb、ZnS:Ag,Cl、ZnS:Ag,Al、(Sr,Ca,Mg)10(PO)Cl:Eu等がある。
上記赤色発光用の蛍光体16、緑色発光用の蛍光体16、青色発光用の蛍光体16を適宜選択・混合して用いることで、種々の色の発色が可能である。
また、青色の可視光を放射するLED14を用いて白色光を得る場合には、LED14から放射される光を補色としての黄色可視光に変換する黄色発光用の蛍光体16として、YAl12:Ce、YBO:Ce、BaMgAl1017:Eu,Mn、(Sr,Ca,Ba)(Al,Ga):Eu、BaSiO:Eu、(Sr,Ba)SiO:Eu、SiAlON:Eu等がある。
尚、蛍光体16は、有機、無機の蛍光染料や、有機、無機の蛍光顔料を含むものである。
上記LED14の外側方、不織布18の裏面、上記LED14の配置される導光板12の一端面12a以外の端面は、アルミニウム等より成る光反射部材24で覆われている。
この第1の面状光源装置10にあっては、LED14から放射された光が導光板12の一端面12aから導光板12内部に入射した後、導光板裏面12cに配置された不織布18に担持された蛍光体16に照射されることにより、所定波長の可視光等の光に波長変換される。この波長変換された光が導光板12内部を透過して、出光面12bから略均一に外部へ放射されるようになっている。
尚、LED14から放射された光の中で、導光板12の一端面12a側へ向かわなかった光を、LED14の外側方を覆う上記光反射部材24で反射させて導光板12の一端面12a側へ導くことができる。また、上記光反射部材24により、導光板12の一端面12a以外の端面から光が逃げるのを防止することができる。さらに、不織布18を透過した光を、不織布18の裏面を覆う上記光反射部材24で反射させて不織布18側へ導くことができる。
而して、上記第1の面状光源装置10にあっては、導光板12の裏面12cに不織布18を配置し、該不織布18を構成する繊維20の表面に蛍光体16を担持せしめたことから、蛍光体16が立体的に担持されることとなり、この結果、蛍光体16で波長変換される光を、蛍光体16で反射された反射光として取り出すことができる。このため、蛍光体78で波長変換される光を透過光として取り出していた従来の面状光源装置70に比べ、光の取出し効率が向上する。
また、本考案の第1の面状光源装置10は、単位体積当たりの繊維20の表面積が極めて大きい不織布18を構成する繊維20の表面に蛍光体16を担持せしめたことから、従来の面状光源装置70の如く、導光板72の出光面72b上に蛍光体78を膜状に被着した場合に比べ、蛍光体16の量及び表面積を飛躍的に増大させることができる。
以下において、上記不織布18に蛍光体16を担持させる方法について説明する。
先ず、ポリプロピレン等の高融点材料より成る繊維20を、ポリエチレン等の低融点材料より成る繊維26で被覆した所定長さの複合繊維28(図7参照)を多数準備し、カード法やエアレイ法等を用いて、これら多数の複合繊維28より成るシート状の集積体(ウェブ)を形成する。
次に、シート状の集積体を、上記複合繊維28を構成する低融点材料より成る繊維26の融点より高く、且つ、高融点材料より成る繊維20の融点より低い温度で加熱し、低融点材料より成る繊維26のみを溶融させると共に、粒子状の蛍光体16を上記集積体に吹き付ける。
この結果、高融点材料より成る繊維20の交差部分が、溶融した低融点材料より成る繊維26を介して接着することにより、シート状の不織布18が形成されると共に、粒子状の蛍光体16が、溶融した低融点材料より成る繊維26を介して、不織布18を構成する繊維20の表面に接着・担持される。
上記方法にあっては、高融点材料より成る繊維20を低融点材料より成る繊維26で被覆した複合繊維28を用い、低融点材料より成る繊維26のみを溶融させて接着剤として機能させることにより、不織布18の形成と、不織布18を構成する繊維20の表面への蛍光体16の担持を略同時に行うことができるので、極めて製造容易である。
尚、上記方法以外にも、例えば、蛍光体16の分散樹脂液中に不織布18を浸漬した後乾燥させたり、不織布18の上方から、蛍光体16の分散樹脂液を滴下させることにより、不織布18を構成する繊維20の表面に蛍光体20を被着・担持させても良い。
また、不織布18を加熱して、該不織布18を構成する繊維20の表面を溶融させた状態で蛍光体16を吹き付けることにより、不織布18を構成する繊維20の表面に蛍光体16を被着・担持させることもできる。
さらに、高温加熱した蛍光体16を不織布18に吹きつけ、不織布18を構成する繊維20を一部溶融させることにより、不織布18を構成する繊維20の表面に蛍光体16を被着・担持させても良い。
図8は、本考案に係る第2の面状光源装置30を示すものであり、この第2の面状光源装置30は、上端開口を有するケース部材32と、該ケース部材32の底面32aに配置された上記不織布18と、該不織布18の上方に配置されると共にケース部材32の上端開口を閉塞する光拡散板34と、ケース部材32内における上記不織布18の一端部18a近傍に配置された上記LED14を備えている。上記光拡散板34の表面は出光面34aと成されている。
上記ケース部材32は、アルミニウム等の光反射率の高い材料で構成されている。また、上記光拡散板34は、アクリル樹脂、ガラス、ポリカーボネート樹脂等の透光性材料より成る。
この第2の面状光源装置30にあっては、LED14から放射された光がケース部材32底面32aに配置された不織布18に担持された蛍光体16に照射されることにより、所定波長の可視光等の光に波長変換される。この波長変換された光が、不織布18の上方に配置された光拡散板34を透過して、出光面34aから略均一に外部へ放射されるようになっている。
上記の通り、ケース部材32は光反射率の高い材料で構成されているので、LED14から放射された光の中で、不織布18側に向かわなかった光や不織布18を透過した光を、上記ケース部材32で反射させて不織布18側へ導くことができる。
また、蛍光体16で波長変換された光の中で、光拡散板34側に向かわなかった光を、上記ケース部材32で反射させて光拡散板34側へ導くことができる。
而して、上記第2の面状光源装置30にあっては、ケース部材32の底面32aに不織布18を配置し、該不織布18を構成する繊維20の表面に蛍光体16を担持せしめたことから、蛍光体16が立体的に担持されることとなり、この結果、蛍光体16で波長変換される光を、蛍光体16で反射された反射光として取り出すことができる。このため、蛍光体78で波長変換される光を透過光として取り出していた従来の面状光源装置70に比べ、光の取出し効率が向上する。
また、本考案の第2の面状光源装置30は、単位体積当たりの繊維20の表面積が極めて大きい不織布18を構成する繊維20の表面に蛍光体16を担持せしめたことから、従来の面状光源装置70の如く、導光板72の出光面72b上に蛍光体78を膜状に被着した場合に比べ、蛍光体16の量及び表面積を飛躍的に増大させることができる。
図9は、本考案に係る第3の面状光源装置36を示すものであり、この第3の面状光源装置36は、不織布18の配置されるケース部材32の底面32aが、LED14からの距離が大きくなるに従って、徐々に光拡散板34との距離が小さくなる傾斜面と成されている点に特徴を有するものであり、その他の構成は、上記第2の面状光源装置30と実質的に同じである。この結果、ケース部材32の底面32aに配置される不織布18も、光源であるLED14からの距離が大きくなるに従って、徐々に光拡散板34との距離が小さくなるよう配置されることとなる。
図10は、本考案に係る第4の面状光源装置38を示すものであり、この第4の面状光源装置38は、ケース部材32内における不織布18の両端部18a,18b近傍にLED14,14が配置され、また、LED14,14からの距離が大きくなるに従って、不織布18の配置されるケース部材の底面32aが、その両端から中央に向かって徐々に、光拡散板34との距離が小さくなる傾斜面と成されている点に特徴を有するものである。この結果、ケース部材32の底面32aに配置される不織布18も、光源であるLED14,14からの距離が大きくなるに従って、その両端から中央に向かって徐々に、光拡散板34との距離が小さくなるよう配置されることとなる。
而して、不織布18に担持された蛍光体16に照射されるLED14の光の強度は、LED14からの距離が大きくなるに従って小さくなるため、蛍光体16で波長変換される光の強度にバラツキが生じ、その結果、出光面34aから放射される光に輝度ムラを生じることがある。
しかしながら、上記第3の面状光源装置36、第4の面状光源装置38にあっては、ケース部材32の底面32aに配置される不織布18が、光源であるLED14からの距離が大きくなるに従って、徐々に光拡散板34との距離が小さくなるよう配置されているので、
LED14からの距離が大きい箇所の蛍光体16で波長変換された光は、殆ど減衰することなく直ちに出光面34aから放射されるため、出光面34aから放射される光の輝度ムラを抑制することができる。
図11は、本考案に係る第5の面状光源装置40を示すものであり、この第5の面状光源装置40は、上端開口を有し、その底面から上方に向かって孔径が徐々に拡大する略漏斗形状のケース部材42と、該ケース部材42の底面42aに配置されたLED14と、ケース部材42の底面42及び内周面42bに配置された上記不織布18と、該不織布18の上方に配置されると共にケース部材32の上端開口を閉塞する光拡散板34を備えている。
上記ケース部材32は、アルミニウム等の光反射率の高い材料で構成されている。
この第5の面状光源装置40にあっては、LED14から放射された光が、ケース部材42の底面42a及び内周面42bに配置された不織布18に担持された蛍光体16に照射されることにより、所定波長の可視光等の光に波長変換される。この波長変換された光が、不織布18の上方に配置された光拡散板34を透過して、出光面34aから略均一に外部へ放射されるようになっている。
上記の通り、ケース部材42は光反射率の高い材料で構成されているので、LED14から放射された光の中で、不織布18側に向かわなかった光や不織布18を透過した光を、上記ケース部材42で反射させて不織布18側へ導くことができる。
また、蛍光体16で波長変換された光の中で、光拡散板34側に向かわなかった光を、上記ケース部材42で反射させて光拡散板34側へ導くことができる。
而して、上記第5の面状光源装置40にあっては、ケース部材42の底面42a及び内周面42bに不織布18を配置し、該不織布18を構成する繊維20の表面に蛍光体16を担持せしめたことから、蛍光体16が立体的に担持されることとなり、この結果、蛍光体16で波長変換される光を、蛍光体16で反射された反射光として取り出すことができる。このため、蛍光体78で波長変換される光を透過光として取り出していた従来の面状光源装置70に比べ、光の取出し効率が向上する。
また、本考案の第5の面状光源装置40は、単位体積当たりの繊維20の表面積が極めて大きい不織布18を構成する繊維20の表面に蛍光体16を担持せしめたことから、従来の面状光源装置70の如く、導光板72の出光面72b上に蛍光体78を膜状に被着した場合に比べ、蛍光体16の量及び表面積を飛躍的に増大させることができる。
上記第1の面状光源装置10乃至第5の面状光源装置40において、例えば、青色可視光を放射するLED14と、LED14から放射される青色可視光を黄色可視光に変換する蛍光体16を用いれば、LED14から放射された青色可視光と蛍光体16から放射された黄色可視光とが混色して白色光が放射され、液晶表示パネルのバックライト等として好適に使用することができる。
この場合、LED14から放射される青色可視光の一部は、不織布18に担持された蛍光体16に照射されることなく、直接、導光板12の出光面12b方向、光拡散板34の出光面34a方向に向かうこととなる。この青色可視光は、蛍光体16に照射されることによる減衰を生じることがないため強度が大きく、斯かる強度の大きい青色可視光が、蛍光体16から放射された黄色可視光と混色して白色光が生成されるため、高輝度な白色光を得ることができる。
上記においては、繊維の集合体として、不織布18を用いた場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、多数の繊維を織り込んで形成した織布を用い、該織布を構成する繊維に蛍光体を担持させても良い。この織布も、不織布18には及ばないものの、単位体積当たりの繊維の表面積が大きいものである。
また、上記においては、不織布18を構成する繊維20の「表面」に蛍光体16を担持せしめた場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、透明樹脂等より成る透光性の繊維20に粒子状の蛍光体16を練り混むことにより、不織布18を構成する繊維20に蛍光体16を担持させても良い。
この場合、例えば、未硬化状態の透明樹脂中に、粒子状の蛍光体を所定量混合した後、透明樹脂を延伸、硬化させ、その後、所定の長さに切断することにより、蛍光体16が練り混まれた多数の繊維を形成し、斯かる蛍光体16が練り混まれた多数の繊維を用いて不織布18を形成すれば良い。
本考案に係る第1の面状光源装置の概略断面図である。 本考案に係る第1の面状光源装置の平面図である。 蛍光体を担持した不織布を模式的に示す斜視図である。 蛍光体を担持した不織布を模式的に示す部分拡大図である。 不織布を構成する繊維を模式的に示す拡大図である。 不織布を構成する繊維を模式的に示す断面図である。 複合繊維を示す概略断面図である。 本考案に係る第2の面状光源装置の概略断面図である。 本考案に係る第3の面状光源装置の概略断面図である。 本考案に係る第4の面状光源装置の概略断面図である。 本考案に係る第5の面状光源装置の概略断面図である。 従来の面状光源装置を示す概略断面図である。
符号の説明
10 第1の面状光源装置
12 導光板
12b 出光面
14 LED
16 蛍光体
18 不織布
20 繊維
24 光反射部材
30 第2の面状光源装置
32 ケース部材
34 光拡散板
34a 出光面
36 第3の面状光源装置
38 第4の面状光源装置
40 第5の面状光源装置
42 ケース部材

Claims (4)

  1. 蛍光体を励起する波長の光を放射する光源と、表面が出光面と成された導光板とを備え、上記導光板の裏面に、蛍光体を担持して成る繊維の集合体を配置したことを特徴とする面状光源装置。
  2. 蛍光体を励起する波長の光を放射する光源と、蛍光体を担持して成る繊維の集合体と、該繊維の集合体の上方に配置され、表面が出光面と成された光拡散板とを備えたことを特徴とする面状光源装置。
  3. 上記繊維の集合体を、光源からの距離が大きくなるに従って、徐々に光拡散板との距離が小さくなるよう配置したことを特徴とする請求項2に記載の面状光源装置。
  4. 上記繊維の集合体が不織布であり、該不織布を構成する繊維に蛍光体を担持させたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の面状光源装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007105739A1 (ja) * 2006-03-14 2007-09-20 Display Tech 21, Corporation バックライト装置と液晶表示装置
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