JP3165531U - 消防用ホース - Google Patents

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Abstract

【課題】 消火活動時に於いて、消防用ホースを引きずったときや消防用ホース同士の連結作業時に消防用ホースの結合金具側を踏んだときに、消防用ホースのホース本体と結合金具との連結部分を保護できると共に、消防用ホースを掴む際に滑り難くして迅速な消火活動を行えるようにする。【解決手段】 ホース本体1の両端部と雌型及び雄型の結合金具2,3の竹の子状に形成したホース結合筒部7a,14aとをそれぞれ筒状の保護布4を介して金属製のかしめ用リング5により結合し、当該かしめ用リング5の外周面を保護具6で保護するようにした消防用ホースであって、前記保護具6が、少なくともかしめ用リング5の外周面に着けた合成樹脂製の筒状の滑り止めグリップ6Aから成る。【選択図】 図1

Description

本考案は、消火活動に使用される消防用ホースの改良に係り、特に、消火活動時に於いて、消防用ホースを引きずったときや消防用ホース同士の連結作業時に消防用ホースの結合金具側を足で踏んだときに、消防用ホースのホース本体と結合金具との連結部分を保護できると共に、消防用ホースを掴む際に滑り難くして迅速な消火活動を行えるようにした消防用ホースに関するものである。
一般に、消防用ホースは、長尺状のホース本体の両端部に雌型の結合金具及び雄型の結合金具をそれぞれ結合して成り、不使用時にはホース本体が偏平状に折り畳まれてロール状に巻き取った状態で保管、収納されている。
そして、火災現場に於いては、消防隊員がロール状に巻き取った状態の複数の消防用ホースを担いで所要の個所に運び、そこで各消防用ホースを真っ直ぐに引き伸ばした後、各消防用ホース同士を雌型の結合金具及び雄型の結合金具により連結して使用している。
図5は従来の消防用ホースの一例を示すものであり、当該消防用ホースは、長尺状のホース本体10と、ホース本体10の一端部に結合した雌型の結合金具11(受け金具)と、ホース本体10の他端部に結合され、前記雌型の結合金具11に着脱自在に連結される雄型の結合金具12(差し金具)とから構成されている(例えば、特許文献1の図1参照)。
また、雌型の結合金具11及び雄型の結合金具12は、外周面が竹の子状に形成されたホース結合筒部11a,12aを備えており、各ホース結合筒部11a,12aをホース本体10の両端部にそれぞれ挿入し、ホース本体10の両端部外周面に筒状の保護布13及び筒状の金属製のかしめ用リング14を順次嵌合し、前記かしめ用リング14をかしめ機でかしめることによって、ホース本体10の両端部に取り付けられている。
ところで、火災現場に於いては、引き伸ばした複数本の消防用ホース同士を雌型の結合金具11及び雄型の結合金具12により連結する際、消防用ホース同士の連結を迅速に行えるように、例えば、地面に置いた消防用ホースの保護布13部の雄型の結合金具12側を足で踏みつけて雄型の結合金具12を斜め上向きにし、その雄型の結合金具12に雌型の結合金具11を差し込むことによって、雌型の結合金具11と雄型の結合金具12との連結が行われている。
しかし、消防隊員が消防用ホースを足で踏みつけたときに、かしめ用リング14の末端部と保護布13が損傷したり、或いは損傷したかしめ用リング14により更に保護布13やホース本体10を損傷させるということがあった。
また、消火作業時には、消防隊員が消防用ホースを引きずりながら消火作業を行うため、かしめ用リング14と保護布が損傷したり、或いは損傷したかしめ用リング14により更に保護布13を損傷させるということがあった。
その結果、これらが原因となって消防用ホースの使用ができなくなることがあり、迅速な消火作業の妨げになることがあった。
尚、ホース本体10の損傷を防止するため、ホース本体10の端部外周面に筒状の保護布13を嵌合していても、その効果は必ずしも十分とはいえなかった。
特開2007−187271号公報
本考案は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、消火活動時に於いて、消防用ホースを引きずったときや消防用ホース同士の連結作業時に消防用ホースの結合金具側を足で踏んだときに、消防用ホースのホース本体と結合金具(雄型の結合金具及び雌型の結合金具)との連結部分を保護できると共に、消防用ホースを掴む際に滑り難くして迅速な消火活動を行えるようにした消防用ホースを提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案の請求項1の考案は、ホース本体の両端部と雌型及び雄型の結合金具の竹の子状に形成したホース結合筒部とをそれぞれ筒状の保護布を介して金属製のかしめ用リングにより結合し、当該かしめ用リングの外周面を保護具で保護するようにした消防用ホースであって、前記保護具が、かしめ用リングの外周面に着けた合成樹脂製の筒状の滑り止めグリップから成ることに特徴がある。
本考案の請求項2の考案は、ホース本体の両端部と雌型及び雄型の結合金具の竹の子状に形成したホース結合筒部とをそれぞれ筒状の保護布を介して金属製のかしめ用リングにより結合し、当該かしめ用リングの外周面を保護具で保護するようにした消防用ホースであって、前記保護具が、かしめ用リングの外周面に着けた合成樹脂製の筒状の滑り止めグリップと、滑り止めグリップのホース本体寄りの端部外周面に着けた金属製のリングとから成ることに特徴がある。
本考案の請求項3の考案は、請求項1又は請求項2に記載の考案に於いて、滑り止めグリップが、筒状に形成したベース層とベース層の内周面に形成した接着剤層とから成り、接着剤層にホットメルト接着剤を使用したことに特徴がある。
本考案の請求項4の考案は、請求項1、請求項2又は請求項3に記載の考案に於いて、滑り止めグリップの外周面に環状の凹部又は凸部を並列状に形成したことに特徴がある。
本考案の請求項5の考案は、ホース本体の両端部と雌型及び雄型の結合金具の竹の子状に形成したホース結合筒部とをそれぞれ筒状の保護布を介して金属製のかしめ用リングにより結合し、当該かしめ用リングの外周面を保護具で保護するようにした消防用ホースであって、前記保護具が、かしめ用リングの外周面に合成繊維製の糸を密集状態で巻き付け、その糸を接着剤で固化して形成した筒状の保護層から成ることに特徴がある。
本考案の請求項6の考案は、ホース本体の両端部と雌型及び雄型の結合金具の竹の子状に形成したホース結合筒部とをそれぞれ筒状の保護布を介して金属製のかしめ用リングにより結合し、当該かしめ用リングの外周面を保護具で保護するようにした消防用ホースであって、前記保護具が、かしめ用リングの外周面に合成繊維製の糸を密集状態で巻き付け、その糸を接着剤で固化して形成した筒状の保護層と、保護層のホース本体寄りの端部外周面に着けた金属製のリングとから成ることに特徴がある。
本考案の請求項7の考案は、請求項5又は請求項6に記載の考案に於いて、合成繊維製の糸を原着糸としたことに特徴がある。
本考案の請求項1に係る消防用ホースは、ホース本体と雌型及び雄型の結合金具とを結合するかしめ用リングの外周面に合成樹脂製の滑り止めグリップから成る保護具を着けているため、消火活動時に於いて、消防隊員が消防用ホースを引きずっても、かしめ用リングが滑り止めグリップにより保護されているので、かしめ用リングの損傷とかしめ用リングの損傷による保護布の損傷を抑制することができる。
また、本考案の請求項1に係る消防用ホースは、消火活動時に於いて、消防用ホース同士の連結作業時に地面に置いた消防用ホースの保護布部の結合金具側を足で踏んで結合金具の向きを変えても、かしめ用リングが滑り止めグリップにより保護されているので、かしめ用リングの末端部と保護布の損傷を抑制することができる。
更に、本考案の請求項1に係る消防用ホースは、かしめ用リングの外周面に合成樹脂製の滑り止めグリップから成る保護具を着けているため、消火活動時に於いて、従来のかしめ用リングのみの消防用ホースよりも消防用ホースを掴む際に滑り難くなり、迅速な消火活動を行える。
本考案の請求項2〜請求項4に係る消防用ホースは、上記効果に加えて更に次のような優れた効果を奏することができる。
即ち、本考案の請求項2に係る消防用ホースは、かしめ用リングの外周面に着けた保護具が滑り止めグリップ及び金属製のリングから成り、滑り止めグリップのホース本体寄りの端部外周面に金属製のリングを着けているため、消防用ホースを引きずったときに、かしめ用リングの損傷をより一層抑制することができるうえ、消防用ホース同士の連結作業時に消防用ホースの保護布部の結合金具側を足で踏みつけたときに、金属製のリングが支点となって結合金具が斜め上向きの姿勢となるので、かしめ用リングの末端部と保護布の損傷をより一層抑制することができる。
本考案の請求項3に係る消防用ホースは、滑り止めグリップが、筒状に形成したベース層とベース層の内周面に形成した接着剤層とから成り、接着剤層にホットメルト接着剤を使用しているため、かしめ用リングの外周面に滑り止めグリップを簡単且つ容易に着けることができる。
本考案の請求項4に係る消防用ホースは、滑り止めグリップの外周面に環状の凹部又は凸部を並列状に形成しているため、消防隊員が消防用ホースを掴んだときに、より一層滑り難くなって消火作業をより迅速に行える。
本考案の請求項5に係る消防用ホースは、かしめ用リングの外周面に着けた保護具が、かしめ用リングの外周面に合成繊維製の糸を密集状態で巻き付け、その糸を接着剤で固化して形成した筒状の保護層から成るため、請求項1に係る消防用ホースと同じ作用効果を奏することができる。
本考案の請求項6に係る消防用ホースは、かしめ用リングの外周面に着けた保護具が、合成繊維製の糸及び接着剤から形成した筒状の保護層と、筒状の保護層のホース本体寄りの端部外周面に着けた金属製のリングとから成るため、消防用ホースを引きずったときに、かしめ用リングの損傷をより一層抑制することができるうえ、消防用ホース同士の連結作業時に保護布部の結合金具側を足で踏みつけたときに、金属製のリングが支点となって結合金具が斜め上向きの姿勢となるので、かしめ用リングの末端部と保護布の損傷をより一層抑制することができる。
本考案の請求項7に係る消防用ホースは、保護層を形成する合成繊維製の糸に原着糸を使用しているため、例えば、消火活動を終了した後、消防用ホースを撤収する際に錯綜した多数の消防用ホースを簡単且つ容易に識別することができ、至極便利である。また、消防用ホースを色により識別する場合でも、消防用ホースに新たに色付けをする必要もない。
本考案の第1の実施形態に係る消防用ホースを示し、消防用ホースのホース本体と雌型及び雄型の結合金具の結合部分を示す一部省略破断正面図である。 本考案の第2の実施形態に係る消防用ホースを示し、消防用ホースのホース本体と雌型及び雄型の結合金具の結合部分を示す一部省略破断正面図である。 本考案の第3の実施形態に係る消防用ホースを示し、消防用ホースのホース本体と雌型及び雄型の結合金具の結合部分を示す一部省略破断正面図である。 本考案の第4の実施形態に係る消防用ホースを示し、消防用ホースのホース本体と雌型及び雄型の結合金具の結合部分を示す一部省略破断正面図である。 従来の消防用ホースの一部省略破断正面図である。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本考案の第1の実施形態に係る消防用ホースを示し、当該消防用ホースは、長尺状のホース本体1と、ホース本体1の一端部に結合される雌型の結合金具2と、ホース本体1の他端部に結合されて前記雌型の結合金具2に着脱自在に連結される雄型の結合金具3と、ホース本体1の両端部外周面に被せた筒状の保護布4と、ホース本体1の両端部に雌型及び雄型の結合金具2,3をそれぞれ結合するための金属製のかしめ用リング5と、かしめ用リング5の外周面を保護する保護具6とから構成されている。
前記ホース本体1は、合成繊維製のたて糸と合成繊維製のよこ糸とを筒状に織成したジャケットの内周面に、合成樹脂製又はゴム製のライニング層を形成したものであり、不使用時には偏平状に折り畳まれてロール状に巻き取られている。
また、前記雌型の結合金具2は、ホース本体1の一端部に挿入される外周面が竹の子状に形成されたホース結合筒部7a及びホース結合筒部7aに連設されてホース結合筒部7aよりも大径に形成された筒状の受け口部7bを備えた受け金具7と、受け金具7の受け口部7bの外周面に螺着された筒状の締め輪8と、締め輪8内に嵌合された環状の爪座9と、爪座9に等角度ごとに配設されて爪座9の内方へ突出可能な円弧状の複数の爪10と、締め輪8と爪10との間に介設されて各爪10を内方へ附勢する板バネ11と、受け金具7内に装着されたシール用のパッキン12と、締め輪8の外周面に嵌合されたリング状の保護タイヤ13とから成り、従来公知のものと同様構造に構成されている。
更に、前記雄型の結合金具3は、ホース本体1の他端部に挿入される外周面が竹の子状に形成されたホース結合筒部14a及びホース結合筒部14aに連設されて先端部外周面に雌型の結合金具2の爪10に係止される環状の係止突状14bを形成した筒状の差込み部14cを備えた差込み金具14と、差込み部14cに軸線方向へスライド自在に外嵌されて差込み金具14の係止突条14bと雌型の結合金具2の爪10との係合を外す筒状の押し輪15とから成り、従来公知のものと同様構造に構成されている。
そして、前記保護布4は、合成繊維製のたて糸と合成繊維製のよこ糸とを筒状に織成したものであり、ホース本体1の両端部外周面に被せられてホース本体1の両端部を保護するものである。この保護布4には、ホース本体1のジャケットと同じものが使用されている。
前記かしめ用リング5は、アルミ材により筒状に形成されており、ホース本体1の両端部と雌型の結合金具2及び雄型の結合金具3のホース結合筒部7a,14aとをそれぞれ保護布4を介して結合するものである。
即ち、かしめ用リング5を用いてホース本体1と雌型の結合金具2及び雄型の結合金具3とを結合する場合、ホース本体1の両端部を雌型の結合金具2及び雄型の結合金具3のホース結合筒部7a,14aにそれぞれ被せ、更にホース本体1の両端部外周面に保護布4を被せ、更にその上からかしめ用リング5を嵌合してそのかしめ用リング5をかしめ機(図示省略)でかしめることによって、ホース本体1と各結合金具2,3との結合が行われている。
前記保護具6は、熱可塑性合成樹脂材により筒状に形成された滑り止めグリップ6Aから成り、かしめ用リング5の外周面に着けられてかしめ用リング5と保護布4の損傷を抑制すると共に、消防用ホースを掴んだときに滑り難くするものである。
具体的には、滑り止めグリップ6Aは、熱可塑性合成樹脂材(例えば、熱可塑性ポリウレタン樹脂)により筒状に形成したベース層とベース層の内周面に形成したホットメルト接着剤から成る接着剤層とから二層構造に構成されており、滑り止めグリップ6Aをかしめ用リング5の外周面に被せた後、滑り止めグリップ6Aを加熱圧着機(図示省略)で加熱圧着することによって、かしめ用リング5の外周面に着けられている。
また、滑り止めグリップ6Aの外周面には、環状の凹部6aが並列状に形成されている。この環状の凹部6aは、滑り止めグリップ6Aをかしめ用リング5の外周面に加熱圧着により着けるときに、一緒に形成されている。
尚、この実施形態に於いては、滑り止めグリップ6Aの外周面に環状の凹部6aを並列状に形成したが、他の実施形態に於いては、滑り止めグリップ6Aの外周面に環状の凹部6aに替えて環状の凸部(図示省略)を並列状に形成するようにしても良い。
而して、上述した消防用ホースに於いては、ホース本体1と雌型及び雄型の結合金具2,3とを結合するかしめ用リング5の外周面に合成樹脂製の滑り止めグリップ6Aから成る保護具6を着けているため、消火活動時に於いて、消防隊員が消防用ホースを引きずっても、かしめ用リング5が滑り止めグリップ6Aにより保護されているので、かしめ用リング5の損傷を抑制することができる。
また、消火活動時に於いて、消防用ホース同士の連結作業時に地面に置いた消防用ホースの保護布4部の結合金具2又は3側を足で踏んで結合金具2又は3の向きを変えても、かしめ用リング5が滑り止めグリップ6Aにより保護されているので、かしめ用リング5の末端部と保護布4の損傷を抑制することができる。
その結果、この消防用ホースは、消防用ホースを引きずったときや消防用ホース同士の連結作業時に結合金具2又は3側を足で踏みつけても、かしめ用リング5の末端部と保護布4の損傷を抑制することができる。
更に、この消防用ホースは、かしめ用リング5の外周面に合成樹脂製の滑り止めグリップ6Aから成る保護具6を着けているため、消火活動時に於いて、従来のかしめ用リングのみの消防用ホース(図5に示す消防用ホース)よりも消防用ホースを掴む際に滑り難くなり、迅速な消火活動を行える。然も、滑り止めグリップ6Aの外周面に環状の凹部6aを並列状に形成しているため、消防用ホースを掴んだ際により一層滑り難くなり、消火作業をより迅速に行える。
図2は本考案の第2の実施形態に係る消防用ホースを示し、当該消防用ホースは、長尺状のホース本体1と、ホース本体1の一端部に結合される雌型の結合金具2と、ホース本体1の他端部に結合されて前記雌型の結合金具2に着脱自在に連結される雄型の結合金具3と、ホース本体1の両端部外周面に被せた筒状の保護布4と、ホース本体1の両端部に雌型及び雄型の結合金具2,3をそれぞれ結合するための金属製のかしめ用リング5と、かしめ用リング5の外周面を保護する保護具6とから構成されており、前記保護具6が、かしめ用リング5の外周面に着けた合成樹脂製の筒状の滑り止めグリップ6Aと、滑り止めグリップ6Aのホース本体1寄りの端部外周面に着けた金属製のリング6Bとから成るものである。
この消防用ホースに於いては、保護具6以外の部材(ホース本体1、雌型の結合金具2、雄型の結合金具3、保護布4、かしめ用リング5)は、図1に示す消防用ホースと同じ構造及び同じ形状に形成されており、図1に示す消防用ホースと同じ部材・部位には同一の参照番号を付し、その詳細な説明を省略する。
前記保護具6は、熱可塑性合成樹脂材により筒状に形成された滑り止めグリップ6Aと、滑り止めグリップ6Aのホース本体1寄りの端部外周面に着けた金属製のリング6Bとから成り、かしめ用リング5の外周面に着けられてかしめ用リング5と保護布4の損傷を抑制すると共に、消防用ホースを掴んだときに滑り難くするものである。
具体的には、滑り止めグリップ6Aは、熱可塑性合成樹脂材(例えば、熱可塑性ポリウレタン樹脂)により筒状に形成したベース層とベース層の内周面に形成したホットメルト接着剤から成る接着剤層とから二層構造に構成されており、滑り止めグリップ6Aをかしめ用リング5の外周面に被せた後、滑り止めグリップ6Aを加熱圧着機(図示省略)で加熱圧着することによって、かしめ用リング5の外周面に着けられている。
また、滑り止めグリップ6Aの外周面には、環状の凹部6aが並列状に形成されている。この環状の凹部6aは、滑り止めグリップ6Aをかしめ用リング5の外周面に加熱圧着により着けるときに、一緒に形成されている。
一方、金属製のリング6Bは、アルミ材により環状に形成されており、滑り止めグリップ6Aのホース本体1寄りの端部外周面に嵌合されてかしめ機(図示省略)でかしめることによって、滑り止めグリップ6Aの端部外周面に着けられている。
図2に示す消防用ホースは、図1に示す消防用ホースと同様の作用効果を奏することができる。
特に、この消防用ホースは、滑り止めグリップ6Aのホース本体1寄りの端部外周面に金属製のリング6Bを着けているため、消防用ホースを引きずったときに、かしめ用リング5の損傷をより一層抑制することができるうえ、消防用ホース同士の連結作業時に保護布4部の結合金具2又は3側を足で踏みつけたときに、金属製のリング6Bが支点となって結合金具2又は3が斜め上向きの姿勢となるので、かしめ用リング5の末端部と保護布4の損傷をより一層抑制することができる。
図3は本考案の第3の実施形態に係る消防用ホースを示し、当該消防用ホースは、長尺状のホース本体1と、ホース本体1の一端部に結合される雌型の結合金具2と、ホース本体1の他端部に結合されて前記雌型の結合金具2に着脱自在に連結される雄型の結合金具3と、ホース本体1の両端部外周面に被せた筒状の保護布4と、ホース本体1の両端部に雌型及び雄型の結合金具2,3をそれぞれ結合するための金属製のかしめ用リング5と、かしめ用リング5の外周面を保護する保護具6とから構成されており、前記保護具6が、かしめ用リング5の外周面に合成繊維製の糸を密集状態で巻き付け、その糸を接着剤で固化して形成した筒状の保護層6Cから成るものである。
この消防用ホースに於いては、保護具6以外の部材(ホース本体1、雌型の結合金具2、雄型の結合金具3、保護布4、かしめ用リング5)は、図1に示す消防用ホースと同じ構造及び同じ形状に形成されており、図1に示す消防用ホースと同じ部材・部位には同一の参照番号を付し、その詳細な説明を省略する。
前記保護具6は、かしめ用リング5の外周面に合成繊維製の原着糸(糸の製造段階で顔料で着色した糸)を密集状態で且つ不規則に巻き付け、その原着糸を接着剤で固化して形成した筒状の保護層6Cから成り、かしめ用リング5の外周面に着けられてかしめ用リング5と保護布4の損傷を抑制すると共に、消防用ホースを掴んだときに滑り難くし、更に消防用ホースの識別を容易に行えるようにしたものである。
具体的には、前記保護層6Cを形成する原着糸には、繊度が3300dtex以上で嵩高加工及び撚糸加工が施されたものが使用されている。
また、保護層6Cを形成する接着剤には、例えば、合成ゴム系接着剤や樹脂系接着剤等が使用されている。
図3に示す消防用ホースは、図1に示す消防用ホースと同様の作用効果を奏することができる。
特に、この消防用ホースは、保護具6を形成する糸に原着糸を使用しているため、消火活動を終了した後、消防用ホースを撤収する際に錯綜した多数の消防用ホースを簡単且つ容易に識別することができ、至極便利である。また、消防用ホースを色により識別する場合でも、消防用ホースに新たに色付けをする必要もない。更に、原着糸は、繊維自体が着色されているため、鮮やかな色合いが長持ちすることになる。
図4は本考案の第4の実施形態に係る消防用ホースを示し、当該消防用ホースは、長尺状のホース本体1と、ホース本体1の一端部に結合される雌型の結合金具2と、ホース本体1の他端部に結合されて前記雌型の結合金具2に着脱自在に連結される雄型の結合金具3と、ホース本体1の両端部外周面に被せた筒状の保護布4と、ホース本体1の両端部に雌型及び雄型の結合金具2,3をそれぞれ結合するための金属製のかしめ用リング5と、かしめ用リング5の外周面を保護する保護具6とから構成されており、前記保護具6が、かしめ用リング5の外周面に合成繊維製の糸を密集状態で巻き付け、その糸を接着剤で固化して形成した筒状の保護層6Cと、筒状の保護層6Cのホース本体1寄りの端部外周面に着けた金属製のリング6Bとから成るものである。
この消防用ホースに於いては、保護具6以外の部材(ホース本体1、雌型の結合金具2、雄型の結合金具3、保護布4、かしめ用リング5)は、図1に示す消防用ホースと同じ構造及び同じ形状に形成されており、図1に示す消防用ホースと同じ部材・部位には同一の参照番号を付し、その詳細な説明を省略する。
前記保護具6は、かしめ用リング5の外周面に合成繊維製の原着糸を密集状態で且つ不規則に巻き付け、その原着糸を接着剤で固化して形成した筒状の保護層6Cと、筒状の保護層6Cのホース本体1寄りの端部外周面に着けた金属製のリング6Bとから成り、かしめ用リング5の外周面に着けられてかしめ用リング5と保護布4の損傷を抑制すると共に、消防用ホースを掴んだときに滑り難くし、更に消防用ホースの識別を容易に行えるようにしたものである。
具体的には、前記保護層6Cを形成する原着糸には、繊度が3300dtex以上で嵩高加工及び撚糸加工が施されたものが使用されている。
また、保護層6Cを形成する接着剤には、例えば、合成ゴム系接着剤や樹脂系接着剤等が使用されている。
一方、金属製のリング6Bは、アルミ材により環状に形成されており、保護層6Cのホース本体1寄りの端部外周面に嵌合されてかしめ機(図示省略)でかしめることによって、保護層6Cの端部外周面に着けられている。
図4に示す消防用ホースは、図3に示す消防用ホースと同様の作用効果を奏することができる。
特に、この消防用ホースは、保護層6Cのホース本体1寄りの端部外周面に金属製のリング6Bを着けているため、消防用ホースを引きずったときに、かしめ用リング5の損傷をより一層抑制することができるうえ、消防用ホース同士の連結作業時に保護布4部の結合金具2又は3側を足で踏みつけたときに、金属製のリング6Bが支点となって結合金具2又は3が斜め上向きの姿勢となるので、かしめ用リング5の末端部と保護布4の損傷をより一層抑制することができる。
1はホース本体、2は雌型の結合金具、3は雄型の結合金具、4は保護布、5はかしめ用リング、6は保護具、6Aは滑り止めグリップ、6Bは金属製のリング、6Cは保護層、6aは凹部、7aは雌型の結合金具のホース結合筒部、14aは雄型の結合金具のホース結合筒部。

Claims (7)

  1. ホース本体(1)の両端部と雌型及び雄型の結合金具(2),(3)の竹の子状に形成したホース結合筒部(7a),(14a)とをそれぞれ筒状の保護布(4)を介して金属製のかしめ用リング(5)により結合し、当該かしめ用リング(5)の外周面を保護具(6)で保護するようにした消防用ホースであって、前記保護具(6)が、かしめ用リング(5)の外周面に着けた合成樹脂製の筒状の滑り止めグリップ(6A)から成ることを特徴とする消防用ホース。
  2. ホース本体(1)の両端部と雌型及び雄型の結合金具(2),(3)の竹の子状に形成したホース結合筒部(7a),(14a)とをそれぞれ筒状の保護布(4)を介して金属製のかしめ用リング(5)により結合し、当該かしめ用リング(5)の外周面を保護具(6)で保護するようにした消防用ホースであって、前記保護具(6)が、かしめ用リング(5)の外周面に着けた合成樹脂製の筒状の滑り止めグリップ(6A)と、滑り止めグリップ6Aのホース本体(1)寄りの端部外周面に着けた金属製のリング(6B)とから成ることを特徴とする消防用ホース。
  3. 滑り止めグリップ(6A)が、筒状に形成したベース層とベース層の内周面に形成した接着剤層とから成り、接着剤層にホットメルト接着剤を使用したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の消防用ホース。
  4. 滑り止めグリップ(6A)の外周面に環状の凹部(6a)又は凸部を並列状に形成したことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の消防用ホース。
  5. ホース本体(1)の両端部と雌型及び雄型の結合金具(2),(3)の竹の子状に形成したホース結合筒部(7a),(14a)とをそれぞれ筒状の保護布(4)を介して金属製のかしめ用リング(5)により結合し、当該かしめ用リング(5)の外周面を保護具(6)で保護するようにした消防用ホースであって、前記保護具(6)が、かしめ用リング(5)の外周面に合成繊維製の糸を密集状態で巻き付け、その糸を接着剤で固化して形成した筒状の保護層(6C)から成ることを特徴とする消防用ホース。
  6. ホース本体(1)の両端部と雌型及び雄型の結合金具(2),(3)の竹の子状に形成したホース結合筒部(7a),(14a)とをそれぞれ筒状の保護布(4)を介して金属製のかしめ用リング(5)により結合し、当該かしめ用リング(5)の外周面を保護具(6)で保護するようにした消防用ホースであって、前記保護具(6)が、かしめ用リング(5)の外周面に合成繊維製の糸を密集状態で巻き付け、その糸を接着剤で固化して形成した筒状の保護層(6C)と、保護層(6C)のホース本体(1)寄りの端部外周面に着けた金属製のリング(6B)とから成ることを特徴とする消防用ホース。
  7. 合成繊維製の糸を原着糸としたことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の消防用ホース。
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