JP3165519U - スクラップレスフォーマー - Google Patents

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【課題】穴のあいた各種パーツ部品を長尺の素材からスクラップレスにて連続的に圧造でき、かつ構造を簡単化して小型化できるスクラップレスフォーマーを提供する。【解決手段】機体2側に支持されかつ長尺素材aの挿通孔31aを有し前面が受圧面となるグリップダイ31を有する金型機構3と、金型機構3に対して進退動するラム4に支持されるパンチ機構5と、金型機構3の後方に配設され、素材aをグリップダイ31の挿通孔31aから前方に所定量送り出す素材送り機構6とを備え、パンチ機構5を、ラム4に上下動可能に支持されるパンチプレート51と、該プレート51に下降位置でグリップダイ31と相対向するように装備される圧造パンチ52と、パンチプレート51に上昇位置でグリップダイ31と相対向するように装備される穴抜きパンチ53とから構成した。【選択図】図1

Description

本考案は、たとえば円筒状のベアリングレースや中心部に貫通孔を有する軸受などの穴のあいた各種パーツ部品を素材からスクラップレスにて連続的に圧造成形するスクラップレスフォーマーに関するものである。
従来、たとえば中心部に貫通穴を有する円筒状のベアリングレースをフォーマーにより連続的に圧造成形して製造する場合、まず、長尺の金属製素材を所定寸法に切断し、この切断素材を、第1圧造ステーションに移送し、該圧造ステーションにおいて、ダイとパンチとにより切断素材を所定の外径を有する円柱体に圧造成形し、次に、この円柱体を第2圧造ステーションに移送し、そのうえで該圧造ステーションおけるダイと打ち抜きパンチとにより、円柱体の中心部を打ち抜いて穴抜きし、これにより円筒状のベアリングレースを形成するようになされている。
ところが、上記したフォーマーによれば、長尺の素材から連続的にベアリングレースを製造できる反面、第2圧造ステーションにて円柱体の中心部を打ち抜いて穴抜きし、これにより円筒状のベアリングレースを形成するため、その穴抜き時に常に抜きカス(スクラップ)が発生し、不経済となる問題があった。また、フォーマーはそれぞれがダイとパンチを有する2つの圧造ステーションや、素材を各ダイに順次移送するためのチャック移送手段などを備えるため、フォーマーの構造が複雑で大型となり、大きな設備を必要とするものであった。
そこで、本考案は、穴のあいた各種パーツ部品を長尺の素材からスクラップレスにて連続的に圧造することができ、かつ、構造を簡単化して小型化でき、全体としてのコストを安価にできるスクラップレスフォーマーの提供を課題とする。
上記した問題を解決するため、本願の請求項1記載の考案は、機体側に支持されかつ長尺素材の挿通孔を有し前面が受圧面となる金型機構と、金型機構に対して進退動するラムに支持されるパンチ機構と、金型機構の後方に配設され、素材を金型機構の挿通孔から前方に所定量送り出す素材送り機構とを備える一方、パンチ機構は、ラムの前部に昇降手段を介して上下動可能に支持されるパンチプレートと、パンチプレートに該プレートが下降又は上昇した位置で金型機構の挿通孔と相対向するように装備される第1工程の圧造パンチと、パンチプレートに該プレートが上昇又は下降した位置で金型機構の挿通孔と相対向するように装備される第2工程の穴抜きパンチとから構成されて、第1工程の圧造パンチと金型機構とによる圧造にて素材の突出先端部分に該素材よりも大きな頭状成形部を一体成形し、かつ、頭状成形部の中心部を第2工程の穴抜きパンチと金型機構とにより打ち抜き加工して、スクラップを発生させずに穴のあいたパーツ部品と金型機構内に押し戻された素材とに分離するようにしたことを特徴とする
また、本願の請求項2記載の考案は、請求項1記載の金型機構が、中心部に素材の挿通を許す挿通孔を有する開閉可能な割型のグリップダイを備え、グリップダイはクランクシャフトにより駆動されるナックル機構により開閉動されて、頭状成形部の圧造時、ナックル機構によりグリップダイを固く閉じて素材を挟持し素材の後退を阻止するように構成されていることを特徴とする。
さらに、本願の請求項3記載の考案は、請求項2記載の素材送り機構が、機体内に支持されかつ金型機構に対して進退動可能な筒状本体と、筒状本体内に内蔵され素材を挟持及び解除する内、外側テーパ体と、筒状本体を進退動させる送りレバーと、内、外側テーパ体の挟持を解除する挟持解除手段と、内、外側テーパ体の解除状態を維持する解除維持手段とを備える一方、パンチプレートには、圧造パンチの金型機構への前進による圧造終了時のタイミングで上記挟持解除手段を作動する解除操作ピンが設けられていることを特徴とする。
以上のように、本考案のスクラップレスフォーマーによれば、ラムに対しパンチプレートを昇降可能に設けると共に、このパンチプレートに第1工程の圧造パンチと第2工程の穴抜きパンチを上下に装備する構成とし、第1工程の圧造パンチで圧造した頭状成形部を金型機構の前面にそのまま位置させた状態で、第2工程の穴抜きパンチによりその頭状成形部の中心部を打ち抜き加工して、スクラップを発生させずに穴のあいたパーツ部品と金型機構に押し戻された素材とに分離するようにしたから、穴のあいた各種パーツ部品を長尺の素材からスクラップレスにて連続的に圧造成形することができ、しかも、フォーマーにおけるダイの個数を1個に減らすと同時に、ダイ間において素材を搬送するチャック移送手段をなくし、構造を簡素化して小型化でき、全体としてのコスト安価に提供できる。
また、金型機構として、中心部に素材の挿通を許す挿通孔を有する開閉可能な割型のグリップダイを備え、このグリップダイをクランクシャフトにより駆動されるナックル機構により開閉されるように構成すれば、頭状成形部の圧造時、ダイの構成部材であるグリップダイをナックル機構により固く閉じて素材の後退を確実強固に阻止できるのでこのましい。
さらに、素材送り機構として、機体内に支持されかつ金型機構に対して進退動可能な筒状本体と、筒状本体内に内蔵され素材を挟持及び解除する内、外側テーパ体と、筒状本体を進退動させる送りレバーと、内、外側テーパ体の挟持を解除する挟持解除手段と、内、外側テーパ体の解除状態を維持する解除維持手段とを設ける一方、パンチプレートに、圧造パンチの金型機構への前進による圧造終了時のタイミングで上記挟持解除手段による素材の挟持を解除する解除操作ピンを設けるように構成すれば、グリップダイが開放され、かつ、内、外側テーパ体により素材を挟持したうえで、送りレバーを前方側に揺動させることにより、筒状本体を定位置から金型機構側に前進させて素材をグリップダイから所定量前方に突出させることができ、また、圧造パンチの金型機構への前進による圧造終了時のタイミングで、パンチプレートに設けられた解除操作ピンにより挟持解除手段を作動して内、外側テーパ体による素材の挟持を解除することができ、これにより、内、外側テーパ体による素材の挟持を最適なタイミングで解除したうえで筒状本体を定位置に戻すことができるのでこのましい。
本考案に係るスクラップレスフォーマーの一部切欠側面図である。 同フォーマーの第1工程における圧造状態の説明図である。 同フォーマーの第2工程における穴抜き状態の説明図である。 同フォーマーの金型機構側の横断面図である。 素材送り機構の一部省略平面図である。 同A−A断面図である。 筒状本体の縦断面図である。 同B−B断面図である。 素材送り機構により素材を供給した状態の説明図である。 挟持解除手段による素材の挟持を解除した状態を示す説明図である。 圧造パンチの別の実施の形態を示す要部の縦断面図である。 同穴抜きパンチによる穴抜き説明図である。 同ベアリングレースの斜視図である。 さらに圧造パンチの別の実施の形態を示す縦断面図である。 同穴抜きパンチによる穴抜き説明図である。
以下本考案に係るスクラップレスフォーマーを図に基づいて説明する。
図1は、本考案に係るスクラップレスフォーマーを示し、該フォーマー1は、機体2側に支持されかつ長尺の金属製素材aの挿通孔31aを有し前面が受圧面となる金型機構3と、金型機構3に対して進退動するラム4に支持されるパンチ機構5と、金型機構3の後方に配設され、素材aを金型機構3の挿通孔31aから前方に所定量送り出す素材送り機構6とを備えている。
金型機構3は、中心部に素材aの挿通を許す挿通孔31aを有し、常時は素材aの挿通を許し成形時に素材aの後退を止める開閉可能な割型のグリップダイ31を備えている。グリップダイ31は、円筒状で半割り状に分割され、常時はばね32,32より素材aの挿通を許すように拡径方向に付勢されている。半割り状のグリップダイ31はクランクシャフト33により駆動される2対1のナックル機構34により、成形時にグリップダイ31を閉じて素材を挟持し素材aの後退を止めるようになされている。また、金型機構3におけるグリップダイ31の下方前面には、後述する第2工程の穴抜きパンチ53との干渉を避ける逃し穴35が設けられている。
パンチ機構5は、図1に示すようにラム4の前部にシリンダーなどの適宜昇降手段(図示せず)を介して上下動可能に支持されるパンチプレート51と、パンチプレート51に装備される第1工程の圧造パンチ52と、第2工程の穴抜きパンチ53を備えている。圧造パンチ52は、図1に示すパンチプレート51が降下した位置でグリップダイ31と相対向するように配設され、該パンチ52の前面中心部には成形凹所52aが形成されている。穴抜きパンチ53は、素材径とほぼ同径で圧造パンチ52の下方位置に設けられ、パンチプレート51が上昇した位置でグリップダイ31の中心部と相対向するように配設されている。そして、穴抜き時には、素材径とほぼ同径とされた穴抜きパンチ53の先端部がグリップダイ31の挿通孔31a内に入り込むことにより穴抜きできるよう構成されている。また、パンチプレート51における圧造パンチ52の上方には、圧造パンチ52のグリップダイ31への前進による成形時、後述する素材送り機構6による素材aの挟持を解除する解除操作ピン54が前方に突出するように設けられている。
素材送り機構6は、図4に示すように機体2内に支持されかつ金型機構3に対して進退動可能な筒状本体61と、筒状本体61内に内蔵され素材aを挟持及び解除する内、外側テーパ体62,63と、筒状本体61を進退動させる送りレバー64と、内、外側テーパ体62,63の挟持を解除する挟持解除手段7と、内、外側テーパ体62,63の解除状態を維持する解除維持手段8とを備えている。
筒状本体61は、その後部に設けられる複数の支持杆65…65と機体2の支持板21との間に介装される複数の復帰用スプリング66…66により常時は金型機構3に対し後退した位置に付勢されている。また、図5〜図7に示すように筒状本体61の中間部には進退方向と半径方向に延びるL形孔61aが複数個(図では4個)形成されている。外側テーパ体63には、筒状本体の上記L形孔61aを貫通して半径方向外方に突出する突出ピン67が複数個(図では4個)突設されていると共に、該外側テーパ体63は筒状本体61の後端部内に設けられたガススプリング68…68などの付勢手段により常時金型機構3側に付勢されている。内側テーパ体62は、複数に分割された割型から構成され、図示していないがバネにより常時は拡径方向に付勢されている。そして、上記外側テーパ体63の付勢力を受けることにより上記バネに抗し縮径されて素材aを挟持するように構成されている。
挟持解除手段7は、図10に示すように機体2に揺動支持される解除レバー71と、該レバー71の上端部に当接され上記解除操作ピン54の金型機構3側への前進により後退される押圧軸72と、筒状本体61の前端部にこれを貫通する複数の摺動杆73…73を介して前後方向に所定量摺動可能に支持される摺動体74と、摺動体74と外側テーパ体と63の間に介装されるスペーサー75とを備えている。そして、解除レバー71はスプリング76により常時は金型機構3側に付勢され、上記押圧軸72による解除レバー71の後退方向への揺動により、摺動体74が筒状本体61の前端部に対し後退されてスペーサー75を介し外側テーパ体63をガススプリング68…68に抗して後退させ、内側テーパ体62の挟持を解除するように構成されている。解除維持手段8は、筒状本体61外周と機体2との間に回転可能に介装支持される回転レバー81をもつ筒状回転体82を備え、外側テーパ体63を後退させた時、回転レバー81を回転させて、突出ピン67…67をL形孔61a…61aの半径方向奥部に係合させることにより、解除状態を維持して内側テーパ体の拡径状態を維持して素材aの挟持解除状態を保つように構成されている。回転レバー81の駆動手段としては、ラム4の駆動機構にカム連動機構などを介して所定のタイミングで機械的に揺動させるようにしてもよいし、その他所定のタイミングで電気的に作動する電動シリンダーなどを用いてもよい。
一方、送りレバー64は、機体2における上記筒状本体61の後部に揺動可能に設けられる。そして、ラム4が金型機構3に対し離れた後退位置で、グリップダイ31が開放され、かつ、素材送り機構6が後退位置で素材aを挟持した状態のもとで、送りレバー64が前方側へ揺動されることにより筒状本体61を金型機構3側に前進させ、グリップダイ31から素材aを所定量前方に突出させる。また、第1工程による圧造が終了したタイミング、つまり外側テーパ体63が後退して内側テーパ体62による素材aの挟持が解除されかつその解除状態が解除維持手段7により維持された状態で、送りレバー64の後方側への揺動により筒状本体61を金型機構3との近接位置から元の定位置に後退させるようになされている。送りレバー64の駆動手段としても、ラム4の駆動機構にカム連動機構などを介して所定のタイミングで揺動させるようにしてもよいし、電動シリンダーなどを用いてもよい。
次に、以上のように構成したスクラップレスフォーマーを用いてベアリングレースを製造する場合の動作について説明する。
まず、図1及び図4に示すように、ラム4が金型機構3に対し離れた後退位置(スタート位置)にあり、また、グリップダイ31が開放され、かつ、筒状本体61が後退した定位置で素材aを挟持した状態のもとで、送りレバー64を前方側に揺動させ、図9に示すように筒状本体61を金型機構3側に前進させてグリップダイ31から素材aを所定量前方に突出させる。また、素材aを所定量前方に突出させたとき、グリップダイ31を閉じて素材aを強固に挟持する。
次に、図2に示すようにラム4を前進させて第1工程の圧造パンチ52とグリップダイ31とにより圧造し、素材aの先端に大径の円柱体(頭状成形部)bを一体成形する。このとき、図2及び図10に示すようにラム4に設けられた解除操作ピン54が金型機構3側へ前進して押圧軸72に当接し押圧軸72を後退させる。この押圧軸72の後退により、解除レバー71が後方に揺動されて、摺動体74及びスペーサー75を介し外側テーパ体63をガススプリング68,68に抗して後退させ、内側テーパ体62を拡径させて内側テーパ体62による素材aの挟持を解除する。そして、外側テーパ体63を後退させた時、解除維持手段8の回転レバー81を一方向に回転させ該レバー81と一体に筒状回転体82を回転させる。この筒状回転体82の回転により突出ピン67…67と共に外側テーパ体63を回転させ、突出ピン67…67をL形孔61a…61aの半径方向奥部に係合させる。これにより、内側テーパ体62による素材aの挟持を解除した状態を維持する。そして、この内側テーパ体62による素材aの挟持が解除維持された状態のもとで、送りレバー64を後方側へ揺動させることにより復帰用スプリング66…66により筒状本体61を金型機構3との近接位置から元の定位置に後退させる。
一方、第1工程の成形を終えた後、ラム4は後退して最初のスタート位置側に戻ると共に、昇降手段によりパンチプレート5をラム4に対し上昇させて、第2工程の穴抜きパンチ53をグリップダイ31と相対向させる。
その後、図3に示すように、ナックル機構によりグリップダイ31を開き、ラム4を前進させて第2工程の穴抜きパンチ53を円柱体bの中心部への打ち込むことにより、中心部が貫通された円筒体、つまりベアリングレースBと、金型機構3内に押し戻された素材aとに分離するのである。
そして、第2工程の穴抜きパンチ53によるベアリングレースBの形成終了後、解除維持手段8の回転レバー81を他方向に回転させて該レバー81と一体に筒状回転体82を回転させ、この筒状回転体82の回転により突出ピン67…67と共に外側テーパ体63を回転させて突出ピン67…67をL形孔61a…61aの前後方向部分に移動させる。これにより、ガススプリング68,68による付勢力で突出ピン67…67をL形孔61a…61aの前後方向部分の前端位置に係合させると共に、外側テーパ体63を内側テーパ体62側に付勢して内側テーパ体62を縮径させ、内側テーパ体62にて素材aを挟持させることになる。また、第2工程の穴抜きを終えた後、ラム4は後退して最初のスタート位置側に戻ると共に、昇降手段によりパンチプレート5をラムに対し下降させて、第1工程の圧造パンチ52をグリップダイ31と相対向させることにより、ベアリングレースBの製造の1動作が終了することになる。
その後は、上記した動作を繰り返し行うことによりベアリングレースBを、スクラップを発生させることなく連続的に製造することができる。
なお、解除レバー71の揺動手段としては、上記した構成の他、たとえばラム4の駆動機構にカム連動機構などを介して所定のタイミングで揺動させるようにしてもよいし、電動シリンダーなどを用いてもよい。
また、ベアリングレースBを圧造する場合の第1工程の圧造パンチ52の構造としては、上記した実施の形態の他、たとえば図11〜図13に示すように圧造パンチ52における凹所52aの中心部に成形ピン52bを突設した構造として、穴抜きパンチ53による穴抜きを容易ににしたり、或いは、図14及び図15に示すように圧造パンチ52における凹所52aの中心部に、成形ピン52bと先端がアール状の筒体52cとストリッパー52dなどを内蔵する構造として、内面に玉受面を有するベアリングレースBを圧造成形できるようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、ベアリングレースBを製造する場合について説明したけれども、何らベアリングレースBに限定されるものではなく、たとえば軸受部品など穴のあいたパーツ部品に広く適用できるものである。
また、素材送り機構6としては、上記した構成のものに限らず、たとえば素材aを挟持する開閉可能な挟持体を備え、かつ挟持体を前後方向に移動させるリニア移動手段などを用いてもよい。
なお、長尺の素材aとは、圧延加工などにより形成された棒状素材は勿論、コイル巻き状態から引き出されて供給される線状素材などを含む概念である。
1 スクラップレスフォーマー
2 機体
3 金型装置
4 ラム
5 パンチ機構
6 素材送り機構
7 挟持解除手段
8 解除維持手段
31 グリップダイ
31a 挿通孔
33 クランクシャフト
34 ナックル機構
51 パンチプレート
52 圧造パンチ
53 穴抜きパンチ
54 解除操作ピン
61 筒状本体
62 内側テーパ体
63 外側テーパ体
a 素材
b 円柱体(頭状成形部)
B ベアリングレース

Claims (3)

  1. 機体側に支持されかつ長尺素材の挿通孔を有し前面が受圧面となる金型機構と、金型機構に対して進退動するラムに支持されるパンチ機構と、金型機構の後方に配設され、素材を金型機構の挿通孔から前方に所定量送り出す素材送り機構とを備える一方、パンチ機構は、ラムの前部に昇降手段を介して上下動可能に支持されるパンチプレートと、パンチプレートに該プレートが下降又は上昇した位置で金型機構の挿通孔と相対向するように装備される第1工程の圧造パンチと、パンチプレートに該プレートが上昇又は下降した位置で金型機構の挿通孔と相対向するように装備される第2工程の穴抜きパンチとから構成されて、第1工程の圧造パンチと金型機構とによる圧造にて素材の突出先端部分に該素材よりも大きな頭状成形部を一体成形し、かつ、頭状成形部の中心部を第2工程の穴抜きパンチと金型機構とにより打ち抜き加工して、スクラップを発生させずに穴のあいたパーツ部品と金型機構内に押し戻された素材とに分離するようにしたことを特徴とするスクラップレスフォーマー。
  2. 金型機構は、中心部に素材の挿通を許す挿通孔を有する開閉可能な割型のグリップダイを備え、グリップダイはクランクシャフトにより駆動されるナックル機構により開閉動されて、頭状成形部の圧造時、ナックル機構によりグリップダイを固く閉じて素材を挟持し素材の後退を阻止するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のスクラップレスフォーマー。
  3. 素材送り機構は、機体内に支持されかつ金型機構に対して進退動可能な筒状本体と、筒状本体内に内蔵され素材を挟持及び解除する内、外側テーパ体と、筒状本体を進退動させる送りレバーと、内、外側テーパ体の挟持を解除する挟持解除手段と、内、外側テーパ体の解除状態を維持する解除維持手段とを備える一方、パンチプレートには、圧造パンチの金型機構への前進による圧造終了時のタイミングで上記挟持解除手段を作動する解除操作ピンが設けられていることを特徴とする請求項2記載のスクラップレスフォーマー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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