JP3165451U - 柄入り合皮生地 - Google Patents

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Abstract

【課題】この考案は、柄の表現の自由度が大きく、立体感のある凹凸を備えたこれまでにない新規な外観を有する柄入り合皮生地を提供することを目的とする。【解決手段】上述の課題を解決するため、この考案の柄入り合皮生地1は、表皮2と、表皮2の下の第1起毛生地3aと、第1起毛生地3aの下の第2起毛生地3bを有し、表面には第1起毛生地3aが表れる部分5aおよび第2起毛生地3bが表れる部分5bが設けられていて、3種類以上の異なる表面状態によって柄を構成する。【選択図】図1

Description

この考案は、表面に柄が表わされた合皮生地に関する。
天然皮革に類似した外観を有する合成皮革(合皮)は、すでに広く普及している。皮革の銀面層のような緻密な繊維構造の表皮と起毛繊維層を重ね、レーザで部分的に表皮を除去することにより、模様を付すことも行われている。特許文献1には、サーバシステムにて決定された柄加工データに従ってレーザ加工機を駆動し、表面層の一部を除去するとこによって、合成皮革に柄加工することが記載されている。
特開2001−314672号
特許文献1に記載されているような合皮は、柄が付されているが、表皮およびその下の層という2種類の層の表面の相違による柄しか表わせない。また、表皮は極めて薄い素材であるため、これを除去しても段差は小さく、ほとんど平面にしか見えない。特許文献1の0035段落にも、除去により形成される凹部は深さ0.01mmないし深さ0.5mmと記載している。合皮に使用される表皮の厚さを考慮すれば、現実には0.3mm以下になると考えられる。
したがって、合皮に柄を付すにしても表現が限定され、他の素材に比べて単調な外観しか得られない。また、立体感のある表現もできない。この考案は、表現の自由度が大きく、これまでにない新規な外観を有する柄入り合皮生地を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、この考案の柄入り合皮生地は、表皮と、表皮の下の第1起毛生地と、第1起毛生地の下の第2起毛生地を有し、表面には第1起毛生地が表れる部分および第2起毛生地が表れる部分が設けられている。これに第2起毛生地の下の第3起毛生地を加えて、第3起毛生地が表れる部分を設けてもよい。さらに、表皮を両面に設けて、両面に柄を表わすこともできる。
この考案の合皮生地は、柄の自由度が高く、変化に富んだ外観を得ることができる。また、大きな凹凸により、深みや立体感のある外観および触感を得ることができる。
柄入り合皮生地を示す斜視図である。 柄入り合皮生地の第1の実施例を示す断面図である。 柄入り合皮生地の第2の実施例を示す断面図である。
この考案を実施するための形態について図面に基づいて説明する。図1は柄入り合皮生地を示す斜視図である。
合皮生地1は表皮2と複数の起毛生地を重ねた構造を有する。表皮2は合皮の最上面に置かれる層であり、布地や不織布に合成樹脂を付したもので、天然皮革の外観を再現したものである。表皮はすでに普及している。厚さは0.3〜0.4mm程度である。起毛生地は2層以上5層以下で設けられ、この例では、第1起毛生地3aと第2起毛生地3bの2層である。表皮2の下に第1起毛生地3aが設けられ、さらに第1起毛生地3aの下に第2起毛生地3bが設けられる。この起毛生地3はポリエステルなどを素材とするもので、厚さは0.7mm程度である。このような起毛生地もすでに合皮で使用されているが、複数の起毛生地を重ねて使用した例はない。第1起毛生地3aと第2起毛生地3bは異なるものを選択する。たとえば、色や起毛の形態を変えることにより変化を付けることができる。
表皮2および起毛生地は接着剤によって貼り付けられ、多層構造の合皮生地が形成されている。
この合皮生地の表面には、表皮2の表れる表皮露出部4の外に、第1起毛生地3aが表れる第1起毛生地露出部5aおよび第2起毛生地3bが表れる第2起毛生地露出部5bが設けられている。これによって柄が形成される。
第1起毛生地露出部5aおよび第2起毛生地露出部5bはレーザ加工機によって、表皮2および第1起毛生地3aを除去することによって形成できる。さらに、第2起毛生地が表れる第3起毛生地露出部も同様に形成できる。レーザの出力を変えることによって、レーザ加工の深さを簡単に制御できるので、表皮2のみを除去する出力でレーザ照射された部位は第1起毛生地露出部5aとなり、さらに強い出力でレーザ照射された部位は第1起毛生地3aも取り除かれて第2起毛生地露出部5bになる。コンピュータによって制御されるレーザ加工機は普及しており、加工データを選択することによって、精密な模様が自由に表現される。
図1の例においても、表皮露出部4、第1起毛生地露出部5aおよび第2起毛生地露出部5bによって3種類の表面状態の違いによる模様が形成されるので、変化に富んだ柄が得られる。また、第2起毛生地露出部5bは表皮露出部4よりも1mm程度の深さでくぼんでおり、凹凸感も顕著である。
この皮革生地は、さまざまな製品に使用できる。たとえば、ソファーなどの家具に使用できる。天然皮革のような煩雑な手入れが不要で、水分や汚れにも強い合皮であるので、自動車のシートの素材などにも使用できる。さらに、靴やベルト、あるいはコースターやキーホルダのタグ部などにも適用できる。
第1の実施例について説明する。図2は、柄入り合皮生地の第1の実施例を示す断面図である。この例では、表皮2、第1起毛生地3a、第2起毛生地3bが積層されているのに加え、第2起毛生地3bの下に第3起毛生地3cが設けられ、さらに第3起毛生地3cの下にウレタンシート6が設けられている。表皮2の厚さは0.3mm程度、起毛生地3a,3b,3cはそれぞれ0.7mm程度、ウレタンシート6は1〜1.3mm程度である。したがって、合皮生地1の全体の厚さは3.5mm程度となり、従来の合皮生地に比べて十分な厚みがあるので、コースターやキーホルダなどのノベルティ商品などへの適用に向いている。
表面は、表皮露出部4、第1起毛生地露出部5aおよび第2起毛生地露出部5bに加え、第3起毛生地3cが表れる第3起毛生地露出部5cも形成されるので、表現の幅がより広くなり、変化に富んだ柄を表わすことができる。また、凹凸もより立体的になり、深みのある表現ができる。
第2の実施例について説明する。図3は、柄入り合皮生地の第2の実施例を示す断面図である。この例では、厚さ中心にウレタンシート6が設けられ、その両面に表皮2および2層の起毛生地3が配置されている。従って、両面に独立した柄を表わすことができる。たとえば、コースターなどに適用した場合、両面に異なる模様を施すことができる。
1.柄入り合皮生地
2.表皮
3.起毛生地
4.表皮露出部
5.起毛生地露出部
6.ウレタンシート

Claims (3)

  1. 表皮と、表皮の下の第1起毛生地と、第1起毛生地の下の第2起毛生地を有し、表面には第1起毛生地が表れる部分および第2起毛生地が表れる部分が設けられている柄入り合皮生地。
  2. 表皮と、表皮の下の第1起毛生地と、第1起毛生地の下の第2起毛生地と、第2起毛生地の下の第3起毛生地を有し、表面には第1起毛生地が表れる部分、第2起毛生地が表れる部分および第3起毛生地が表れる部分が設けられている柄入り合皮生地。
  3. 表皮を両面に有する請求項1または請求項2に記載の柄入り合皮生地。
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