JP3164958B2 - 高炉炉口監視装置 - Google Patents
高炉炉口監視装置Info
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- JP3164958B2 JP3164958B2 JP02588694A JP2588694A JP3164958B2 JP 3164958 B2 JP3164958 B2 JP 3164958B2 JP 02588694 A JP02588694 A JP 02588694A JP 2588694 A JP2588694 A JP 2588694A JP 3164958 B2 JP3164958 B2 JP 3164958B2
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- Japan
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- furnace
- window glass
- blast furnace
- gate valve
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- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高炉や加熱炉等の高温、
高圧雰囲気内部のITVカメラによる監視装置に関する
ものである。
高圧雰囲気内部のITVカメラによる監視装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】高炉では炉況安定と低燃料比操業を目的
として装入装置の改善をはじめ、炉内情報を収集するた
めの種々の検出端が導入されてきた。上部ゾンデでは炉
内上部の半径方向の温度分布の収集が可能となり、炉頂
プロフィルメータではマイクロ波により、炉内原料の堆
積分布状況の把握が可能となってきた。これらの検出端
は炉内情報を間接的な物理量で検出するものであり、直
接炉内を観察する手段ではなかった。直接炉内を観察す
る手段としてITVカメラによる監視装置が開発され利
用されてきた。従来の高炉炉口部からの炉内監視装置を
図2について説明する。
として装入装置の改善をはじめ、炉内情報を収集するた
めの種々の検出端が導入されてきた。上部ゾンデでは炉
内上部の半径方向の温度分布の収集が可能となり、炉頂
プロフィルメータではマイクロ波により、炉内原料の堆
積分布状況の把握が可能となってきた。これらの検出端
は炉内情報を間接的な物理量で検出するものであり、直
接炉内を観察する手段ではなかった。直接炉内を観察す
る手段としてITVカメラによる監視装置が開発され利
用されてきた。従来の高炉炉口部からの炉内監視装置を
図2について説明する。
【0003】図2において1はITVカメラ、2はズー
ムレンズ、3は電動雲台、4は窓ガラス、5はITVカ
メラケース、7はマンホール、10は仕切弁、11はエ
アーシリンダーである。10の仕切弁は通常スイング弁
が採用され、5のITVカメラケースは水冷されてお
り、内部は冷却空気を循環させている。また4の窓ガラ
スは炉内面のダストによる汚損を洗浄する目的で、蒸気
パージされる。そしてマンホールには炉内からの輻射熱
とダストをパージする目的で、仕切弁の炉内側に周方向
に窒素パージされている。近年はITV技術の進歩によ
りITVカメラは、工業用ITVから低照度カメラや赤
外線カメラが採用されてきている。
ムレンズ、3は電動雲台、4は窓ガラス、5はITVカ
メラケース、7はマンホール、10は仕切弁、11はエ
アーシリンダーである。10の仕切弁は通常スイング弁
が採用され、5のITVカメラケースは水冷されてお
り、内部は冷却空気を循環させている。また4の窓ガラ
スは炉内面のダストによる汚損を洗浄する目的で、蒸気
パージされる。そしてマンホールには炉内からの輻射熱
とダストをパージする目的で、仕切弁の炉内側に周方向
に窒素パージされている。近年はITV技術の進歩によ
りITVカメラは、工業用ITVから低照度カメラや赤
外線カメラが採用されてきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の炉内監視装置で
は、高炉ガス捕集マンテル部分の取付高さにスペース制
限を受けること。連続した炉内観測が困難なこと。窓ガ
ラスが経年汚損して窓ガラスの清掃や取替え時には、仕
切弁のシールが不十分なために、高炉の操業を停止して
ITVカメラケースをはずさなければならないこと。窓
ガラス破損時には炉内圧力が高いため、高温高圧の高炉
ガスがITVカメラケースを通過して炉外へ噴出し、高
炉の操業がトラブル休止になること等の問題点があっ
た。
は、高炉ガス捕集マンテル部分の取付高さにスペース制
限を受けること。連続した炉内観測が困難なこと。窓ガ
ラスが経年汚損して窓ガラスの清掃や取替え時には、仕
切弁のシールが不十分なために、高炉の操業を停止して
ITVカメラケースをはずさなければならないこと。窓
ガラス破損時には炉内圧力が高いため、高温高圧の高炉
ガスがITVカメラケースを通過して炉外へ噴出し、高
炉の操業がトラブル休止になること等の問題点があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、高炉炉頂部の炉内監視用マンホールの炉外
側上部に下記順序で設けられた、マンホールを開閉する
仕切弁と、窓ガラス面パージ用フランジと、窓ガラス
と、冷却機能を有するケースに収納され窓ガラスを通し
て炉内を監視するためのITVカメラとからなる高炉炉
口監視装置であって、前記ITVカメラのケースが耐圧
構造であり、前記仕切弁が電動仕切弁であり、電動仕切
弁の炉内側に弁体パージ用のリング状窒素ガス配管を設
けるとともに、窓ガラス面パージ用フランジにより蒸気
洗浄および窒素パージが可能であり、炉内観測時におい
て前記窓ガラス面パージ用フランジにより窒素パージす
るようにしたことを特徴とする高炉炉口監視装置を提供
することにある。
決するため、高炉炉頂部の炉内監視用マンホールの炉外
側上部に下記順序で設けられた、マンホールを開閉する
仕切弁と、窓ガラス面パージ用フランジと、窓ガラス
と、冷却機能を有するケースに収納され窓ガラスを通し
て炉内を監視するためのITVカメラとからなる高炉炉
口監視装置であって、前記ITVカメラのケースが耐圧
構造であり、前記仕切弁が電動仕切弁であり、電動仕切
弁の炉内側に弁体パージ用のリング状窒素ガス配管を設
けるとともに、窓ガラス面パージ用フランジにより蒸気
洗浄および窒素パージが可能であり、炉内観測時におい
て前記窓ガラス面パージ用フランジにより窒素パージす
るようにしたことを特徴とする高炉炉口監視装置を提供
することにある。
【0006】
【作用および実施例】本発明の実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図1において1はITVカメラ、2はズ
ームレンズ、3は電動雲台、4は窓ガラスで耐熱仕様は
800℃のものを採用、5はITVカメラケース、6は
電動仕切弁、7はマンホール、8は電動仕切弁体パージ
用のリング状窒素ガス配管用電動弁、9は窓ガラス面の
蒸気洗浄および窒素パージ用フランジである。本発明で
は高炉ガス捕集マンテル部分における取付高さスペース
制限を受けることに対して、スイング弁から耐熱仕様の
電動仕切弁を採用することにより、所要高さスペース内
での収納設置を可能にしている。次に高炉炉内圧2.5
〜3.0kg/cm2 、炉頂ガス温度350℃の高炉操
業条件に対して、窓ガラスは800℃の耐熱強度仕様の
ものを採用し、炉内からの輻射熱とダストをパージする
ために、リング状窒素ガス配管を電動仕切弁体の炉内側
に設置し、圧力7.0kg/cm2 程度の高圧窒素ガス
を吹き込んで、窒素ガスのカーテン効果により電動仕切
弁体をパージすることと、炉内観測時には窓ガラス面の
窒素パージを同時に行なうことにより連続観測を可能に
している。
細に説明する。図1において1はITVカメラ、2はズ
ームレンズ、3は電動雲台、4は窓ガラスで耐熱仕様は
800℃のものを採用、5はITVカメラケース、6は
電動仕切弁、7はマンホール、8は電動仕切弁体パージ
用のリング状窒素ガス配管用電動弁、9は窓ガラス面の
蒸気洗浄および窒素パージ用フランジである。本発明で
は高炉ガス捕集マンテル部分における取付高さスペース
制限を受けることに対して、スイング弁から耐熱仕様の
電動仕切弁を採用することにより、所要高さスペース内
での収納設置を可能にしている。次に高炉炉内圧2.5
〜3.0kg/cm2 、炉頂ガス温度350℃の高炉操
業条件に対して、窓ガラスは800℃の耐熱強度仕様の
ものを採用し、炉内からの輻射熱とダストをパージする
ために、リング状窒素ガス配管を電動仕切弁体の炉内側
に設置し、圧力7.0kg/cm2 程度の高圧窒素ガス
を吹き込んで、窒素ガスのカーテン効果により電動仕切
弁体をパージすることと、炉内観測時には窓ガラス面の
窒素パージを同時に行なうことにより連続観測を可能に
している。
【0007】次に従来は窓ガラスは蒸気洗浄および窒素
パージが可能なフランジに取付けられており、フランジ
自体が仕切弁とITVカメラケースに挟まれる構造で取
付けられていた。長期間使用されるに伴ない蒸気洗浄や
窒素パージが行なわれるものの、どうしてもガラス面は
経年汚損してしまう。従って窓ガラスの清浄または取り
替えを行なう場合には、仕切弁のシールが不十分なため
に高炉の操業を停止してITVカメラケースをはずさな
ければならなかった。
パージが可能なフランジに取付けられており、フランジ
自体が仕切弁とITVカメラケースに挟まれる構造で取
付けられていた。長期間使用されるに伴ない蒸気洗浄や
窒素パージが行なわれるものの、どうしてもガラス面は
経年汚損してしまう。従って窓ガラスの清浄または取り
替えを行なう場合には、仕切弁のシールが不十分なため
に高炉の操業を停止してITVカメラケースをはずさな
ければならなかった。
【0008】本発明では蒸気洗浄および窒素パージ用フ
ランジと、ITVカメラケースをフランジ構造で接続可
能とし、ITVカメラケースの内側に窓ガラスを取付け
る構造としている。従って高炉の操業中でも電動仕切弁
を閉じることにより窓ガラスを取外して清掃や取り替え
を可能としている。一方窓ガラスは耐熱仕様や機械的強
度を充分考慮して採用されてきているが、従来は普通構
造のITVカメラケースを使用しているために、窓ガラ
ス破損時には炉内圧力が高いため高温高圧の高炉ガス
が、ITVカメラケースを通過して炉外へ噴出して、高
炉の操業がトラブル休止になる危険があった。本発明で
は万が一窓ガラスが破損しても高炉操業を継続する手段
を提供するものである。すなわち冷却機能を有する耐圧
構造のITVカメラケースを高炉炉口監視装置に採用す
ることにより、窓ガラスが破損してもITVカメラケー
スの耐圧シール構造により、炉内ガスをシールして高炉
操業を継続せしめることが可能となった。
ランジと、ITVカメラケースをフランジ構造で接続可
能とし、ITVカメラケースの内側に窓ガラスを取付け
る構造としている。従って高炉の操業中でも電動仕切弁
を閉じることにより窓ガラスを取外して清掃や取り替え
を可能としている。一方窓ガラスは耐熱仕様や機械的強
度を充分考慮して採用されてきているが、従来は普通構
造のITVカメラケースを使用しているために、窓ガラ
ス破損時には炉内圧力が高いため高温高圧の高炉ガス
が、ITVカメラケースを通過して炉外へ噴出して、高
炉の操業がトラブル休止になる危険があった。本発明で
は万が一窓ガラスが破損しても高炉操業を継続する手段
を提供するものである。すなわち冷却機能を有する耐圧
構造のITVカメラケースを高炉炉口監視装置に採用す
ることにより、窓ガラスが破損してもITVカメラケー
スの耐圧シール構造により、炉内ガスをシールして高炉
操業を継続せしめることが可能となった。
【0009】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の方法によ
れば、高炉炉口監視装置を高炉ガス捕集マンテル部分に
おける取付高さスペース制限に対して、所要高さスペー
ス内での収納設置を可能にせしめ、且つ連続観測を可能
にし、高炉の操業中でも窓ガラスを取外して清掃や取り
替えを可能とし、万が一窓ガラスが破損しても高炉操業
を継続する手段を提供しており、安全で長期安定した高
炉の炉内観測に寄与するものである。
れば、高炉炉口監視装置を高炉ガス捕集マンテル部分に
おける取付高さスペース制限に対して、所要高さスペー
ス内での収納設置を可能にせしめ、且つ連続観測を可能
にし、高炉の操業中でも窓ガラスを取外して清掃や取り
替えを可能とし、万が一窓ガラスが破損しても高炉操業
を継続する手段を提供しており、安全で長期安定した高
炉の炉内観測に寄与するものである。
【図1】本発明の実施した装置の説明図
【図2】従来の高炉炉口部からの炉内監視装置の説明図
1 ITVカメラ 2 ズームレンズ 3 電動雲台 4 窓ガラス 5 ITVカメラケース 6 電動仕切弁 7 マンホール 8 電動仕切弁体パージ用のリング状窒素ガス配管用電
動弁 9 窓ガラス面の蒸気洗浄および窒素パージ用フランジ 10 仕切弁(スイング弁) 11 エアーシリンダー
動弁 9 窓ガラス面の蒸気洗浄および窒素パージ用フランジ 10 仕切弁(スイング弁) 11 エアーシリンダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 7/18 H04N 7/18 D
Claims (1)
- 【請求項1】 高炉炉頂部の炉内監視用マンホールの炉
外側上部に下記順序で設けられた、マンホールを開閉す
る仕切弁と、窓ガラス面パージ用フランジと、窓ガラス
と、冷却機能を有するケースに収納され窓ガラスを通し
て炉内を監視するためのITVカメラとからなる高炉炉
口監視装置であって、前記ITVカメラのケースが耐圧
構造であり、前記仕切弁が電動仕切弁であり、電動仕切
弁の炉内側に弁体パージ用のリング状窒素ガス配管を設
けるとともに、窓ガラス面パージ用フランジにより蒸気
洗浄および窒素パージが可能であり、炉内観測時におい
て前記窓ガラス面パージ用フランジにより窒素パージす
るようにしたことを特徴とする高炉炉口監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02588694A JP3164958B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 高炉炉口監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02588694A JP3164958B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 高炉炉口監視装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07216422A JPH07216422A (ja) | 1995-08-15 |
JP3164958B2 true JP3164958B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=12178274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02588694A Expired - Fee Related JP3164958B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 高炉炉口監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3164958B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19856473A1 (de) * | 1998-11-27 | 2000-05-31 | Tony Manjah | Schutz- und Reinigungsvorrichtung für Objektive |
JP2002172613A (ja) * | 2000-12-04 | 2002-06-18 | Kitagawa Iron Works Co Ltd | ミキサ内監視窓の仕切部材清掃方法およびその装置 |
KR100968873B1 (ko) * | 2008-05-23 | 2010-07-09 | 주식회사 포스코 | 고로용 관측구 |
CN102062542B (zh) * | 2010-11-01 | 2012-09-05 | 天津市电视技术研究所 | 小型加热炉高温工业电视探头保护动平衡机构 |
KR101505273B1 (ko) * | 2013-04-09 | 2015-03-23 | 현대제철 주식회사 | 분리형 냉각 유닛을 갖는 모니터링 장치 및 이를 갖는 연속 소둔 설비 |
CN111154936A (zh) * | 2020-02-20 | 2020-05-15 | 天津市德力达电子科技有限公司 | 结构短巧型气动进退带清扫防护装置 |
KR102362990B1 (ko) * | 2020-11-06 | 2022-02-15 | 동국제강주식회사 | 전기로 내 용강량 측정장치 및 이를 이용한 전기로 내 용강량 측정방법 |
CN114323098A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-04-12 | 北京科技大学 | 太空防护舱探测系统及探测方法 |
EP4450921A1 (en) | 2023-04-21 | 2024-10-23 | Saint-Gobain Isover | Method and system for measuring thickness of a floating batch of materials |
-
1994
- 1994-01-31 JP JP02588694A patent/JP3164958B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07216422A (ja) | 1995-08-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010206 |
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