JP3164798U - シート切断装置 - Google Patents

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利明 三好
利明 三好
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Abstract

【課題】粘着シート等の如く表裏摩擦係数の異なるシートを巾方向に切断する場合において、切断刃とシート端面の接触摩擦を減少させ、シート端が伸ばされることなく耳立ちのない巻取ロールを得るようにするシート切断装置を提供する。【解決手段】送られてくる粘着シート等の如き表裏摩擦係数の異なるシートSを切断刃3により巾方向に切断するシート切断装置において、前記切断刃3をシートSの摩擦係数小なる面側S"から刃を入れる如く該面に対向して刃先を配置せしめる。摩擦係数が小なる面S″を表面側としてこの面側から切断刃を入れるときは刃とシートの抵抗が少なく、従って摩擦によるシートの伸びが少なく耳立ちが発生しない巻取ロールを得ることができる。【選択図】図4

Description

本考案はシート切断装置に係り、特に表裏面の加工程度又は状態あるいは粘着性を異にするなど表裏摩擦係数の異なるシートを幅方向に切断するのに好適なシート切断装置に関するものである。
製膜工程又はスリッター等、リワインダーでシートの端及び巾方向にスリットするため従来よりレザー刃やシャーカット刃等が通常、使用されている。しかし、このスリットのときスリットされたシートを巻取る場合、スリットした部分が伸ばされて巻重ねてゆくと、図5に示すように耳部分aが大きく(通常耳立ちと云われている)なり、巻かれたシートロールRが不良となることが多い。
そのため、レザー刃の進入方向,材質,厚み等やシャーカット刃においても刃先の角度,下刃とのかみ合い深さ,上刃と下刃の接圧等の最適条件を見出してスリットすることが行われているが、シートの物性により非常に難しく、問題となっている。
このことは、粘着テープの巾方向におけるスリット切断においても同様で、テープ切断後に、該テープを巻き上げる際に切断面が凹凸状になることが指摘され、これを改善するべくロール状に巻き上げられた粘着テープの幅方向の切断面を切削することが提案されている(例えば特許文献1参照)。しかし、この提案に係る切断面の切削は切断とは別に行われるため面倒さを免れない。
特開平7−310060号公報
本考案は上述の如き実状に対処し、その改善を図るべく切断刃の刃入れと、シートの摩擦係数との関連を検討し、その結果、特に粘着シートの如く表面が粘着性があり、裏面が非粘着性のシートについては粘着面から刃を突っ込むとシートの巻取りにおいて耳立ちが発生し、逆に非粘着面から刃を突っ込むと耳立ちが発生しないことが分かった。
そしてこれは粘着面から刃を突っ込むと、粘着面と刃の突っ込んだ側面が接触しその摩擦によりスリットされたシート面が伸ばされるが、反対に非粘着面から刃を突っ込むと、刃とシート端面の接触する摩擦が減り、シート端が伸ばされず巻取ロールとして耳立ちが発生しないことによることが判明した。
本考案はかかる知見に基づき特に表裏摩擦係数の異なるシートの切断においてシートの摩擦係数と切断刃の突っ込み方向との関係を見出すことにより耳立ちをなくし、良好な巻取りロールを得ることを目的とするものである。
即ち、上記目的に適合し好効果を生む本考案の特徴は、送られてくる表裏摩擦係数の異なるシートを切断刃により巾方向に切断するシート切断装置において、前記切断刃を送られるシートの摩擦係数小なる面側から刃を入れる如く該面に対向して刃先を配置せしめた構成にある。ここで、表裏摩擦係数の異なるシートには粘着シートあるいは表裏の加工程度又は状態を異にするシートが含まれる。
本考案は以上のように表裏摩擦係数の異なるシートを切断する装置において、切断刃をシートの摩擦係数小なる面側から刃先を入れる如く配置構成せしめたものであるから、刃を突っ込むとき、刃とシート端面の抵抗が少なく、摩擦によるシートの伸びが少なくなって巻取ったロールに従来の如き耳立ちが発生せず良好な巻取ロールを得ることができる。
切断装置の1例として空中切り切断の場合を示し、(イ)は概要図、(ロ)は切断部の状態図である。 切断装置の他の例としてグルーブド切断の場合を示し、(イ)は概要図、(ロ)は切断部の状態図である。 切断装置の更に他の例としてシャーカット切断の場合を示し、(イ)は概要図、(ロ)は切断部の状態図である。 空気切りの場合の本考案切断部と従前の切断部との対比を示し、(イ)は本考案切断部、(ロ)は従前の切断部である。 グルーブド切断における本考案切断部と従前の切断部の対比を示し、(イ)は本考案切断部、(ロ)は従前の切断部である。 従来の巻取ロールの耳立ち発生状況を示す説明図である。
以下、更に添付図面にもとづいて本考案装置の具体的形態を説明する。図1〜図3は本考案切断刃を設置する切断装置例であり、図1においては前工程より送られてくるシートSをガイドロール1,2を介して誘導しつつ両ロール1,2の中間部で空中に配設された切断刃3、図ではレザー刃の刃先により(ロ)図に示す態様でシートSを切断する構成を有している。
一方、図2に示すグルーブド切断では切断刃3として同じくレザー刃が使用されているが、シートSが外周に溝5を有するグルーブドローラ(溝ローラ)4の外周に添接して送られ、該ローラ4の外周位置に配設された切断刃3により(ロ)図に示すように切断刃3の刃先を溝4内に突っ込んで切断するようになっている。
更に、図3に示すシャーカット切断では切断刃3として外周に下刃7を有するローラと該下刃7に対向して設けられた回転する上刃6よりなる一対の切断刃が用いられ、シートSを下刃7側ローラの外周に添接して回転する上下両刃6,7の間に挿通して上刃6により切断するようになっている。
本考案は特にこれら各切断装置において、例えば表面と裏面の加工程度又は状態が異なるシートあるいは粘着シート等、表面と裏面の摩擦係数が異なるシートを切断する場合の切断刃の配置構成に特徴を有しており、従来は表面が粘着面,裏面が非粘着面であるシート等を切断するときには通常、摩擦係数の大なる面S′、例えば粘着シートの場合には粘着面が表面側、非粘着面がガイドロールに接触する裏面側として送られることから図4,図5の各(ロ)に示すように摩擦係数の大なる面から切断刃3が入れられて巻取られるようになっていたが、本考案においては図4,図5の各(イ)に示す如く摩擦係数の少ない面S″を表面側として、この面から切断刃3を入れてシートSの切断を行う構成となっている。
上記各(ロ)図の如く表面の摩擦係数の大なる面S′、例えば粘着面側より切断刃を入れる従来の切断では上面の粘着層と刃の側面が接触し、この接触面の摩擦の大きさによりシートの切断面が伸ばされ耳立ちが発生するが、上記本考案の如く摩擦抵抗の小なる面S″を表面側としてこの面側から切断刃を入れるときは刃とシートの抵抗が少なく、従って摩擦によるシートの伸びが少なく耳立ちが発生しない巻取ロールを得ることができる。
なお、上記の如く摩擦係数の小なる面側から切断刃を入れるときは、シートを送るに際して摩擦係数の小なる面S″を表面側とすることが好ましく、この場合にはガイドロールあるいはグルーブドローラ表面にシート反対面である裏面側の摩擦の大なる面S′、例えば粘着面が接触することになるのでローラ表面を梨地仕上げあるいはテフロン(登録商標)加工等の非粘着処理を施し、非粘着性としておくことが好ましく、かつ効果的である。
以上のようにして本考案は切断刃をシートの摩擦係数小なる面S″側から入れる如く該面に刃先を対向させて切断刃を配置するが、切断刃を入れる面は必らずしも表面側とは限らず、空中切りの如き場合には摩擦係数小なる面が裏面側であれば切断刃を裏面側に配置することも可能である。
かくしてシートの摩擦係数小なる面側から切断刃を入れることにより、シート端が伸ばされず耳立ちが発生しない切断を行うことができる。
S:シート
S′:摩擦係数大なる面
S″:摩擦係数小なる面
1:ガイドロール
2:ガイドロール
3:切断刃
4:グルーブドローラ(溝ローラ)
5:溝
6:上刃
7:下刃
R:巻取ロール
a:耳立ち

Claims (3)

  1. 送られてくる表裏摩擦係数の異なるシートを切断刃により巾方向に切断するシート切断装置において、前記切断刃をシートの摩擦係数小なる面側から刃を入れる如く該面に対向して刃先を配置せしめたことを特徴とするシート切断装置。
  2. 表裏摩擦係数の異なるシートが粘着シートである請求項1記載のシート切断装置。
  3. 表裏摩擦係数の異なるシートが表面と裏面の加工程度又は状態を異にするシートである請求項1記載のシート切断装置。
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